1. 起業のデットファイナンス
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2025-01-08 12:34

#18 【ゲスト回】専門家が見るデットファイナンスを取り巻く環境

今回はiU客員教授の佐藤さんと「スタートアップとデットファイナンスを取り巻く環境」についてクロストークしました。

ベンチャーデット、RBF(レベニューベースドファイナンス)、BNPL、ファクタリングなど、拡がりを見せる多様なファイナンス手段や日本のデットファイナンス環境について雑談しました。


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「起業のデットファイナンス」は、年間500名以上から相談を受けるデットファイナンス専門のINQ代表の若林が、起業家のリアルなお金のお悩みを解決していく番組です。エクイティ調達が当たり前だった中、注目を集める「融資」。この番組では「どう借りるか?」という問いを通じて、起業家が事業成長に集中できる環境づくりを支援します。


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✅パーソナリティー▼若林哲平(⁠株式会社INQ⁠ ⁠代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,200件87億円超の資金調達を支援するチームを統括。⁠⁠https://x.com/wakaba_office⁠⁠


▼稲荷田和也(JobTales株式会社 代表取締役)「スタートアップと社会をなめらかに繋げる」をミッションに、スタートアップのコミュニケーションを支援。スタートアップ専門のポッドキャスト制作「StartPods」プロデューサー。⁠https://x.com/oinariiisan⁠⁠


▼制作StartPods(JobTales株式会社)⁠⁠https://www.jobtales.co.jp⁠


サマリー

スタートアップ企業家のデットファイナンスの最新状況と多様化について議論されているエピソードです。特に、RBFやファクタリングなどの新しい資金調達手段の増加が成長のボトルネックを解消する可能性があることが強調されています。スタートアップの資金調達環境については、デッドファイナンスとエクイティファイナンスの融合が進んでいると言われています。また、日本はシードアーリーの起業がしやすい国であり、今後の企業成長に期待が寄せられています。

スタートアップとデットファイナンスの現状
起業のデットファイナンス、年間500名以上の企業家から相談を受けるデットファイナンス支援のINQの代表、若林が、スタートアップ企業家のリアルなお金の悩みを解決していく番組です。
こんにちは、INQの若林です。今回は前回に引き続き、日本政策金融高校に詳しい佐藤さんをお迎えしてお話を伺ってまいります。
佐藤さん、前2回ゲストとして、日本政策金融高校についてと資本性論について、わりと真面目にお話をいただきましてありがとうございます。
そうですね、らしくなかったですね。
いや、とんでもないです。
ここから軽く雑談に入っていきたいなと思うんですけど。
僕の出現を招こうという機会ですか。
出現を引き出そうという。結構、うっかりいろいろ喋っちゃう方が。
いやいや、僕結構喋らない。硬いタイプです。
特にマイク回っている時はね。録音回っている時はね、あまり喋らないです。
そうですよね。イベントとかでは結構オフレコを投影してくださって。
いろいろ言いますからね。なのでイベントは要チェックと宣伝ですね。
また年明けとかぜひやらせてください。
リアルイベントの動画で配信していないものは。
アーカイブが残らないですね。
また違った佐藤さん見れるかもしれないですね。
2024年4月から新規開業資金というのが最大7200万円みたいなのが結構SNSで踊って
一発で7200万円借りれるんやみたいなふうに思う人もいたりして。
実際はそうではないわけですけど、それでも結構支店で決済できる金額に近い金額とかを支店の方々も出していただけるようなケースも増えてきて
インク率自体は上がってきているということ。
資金調達手段の多様化
あとはデッドファイナンス自体が結構多様化しているような気がしますよね。
RBFも馴染んできたし、ファクタリングもあるし。
よく調達を考えるときにエクイティファイナンスとデッドファイナンスって対策対象表で見たときに右側の話ばっかりするんですけど
実は当然左側もあってアセットファイナンスっていう考え方もあると。
アセットファイナンスって当然対策バランス取れているので、だいたいデッドファイナンスに紐づくじゃないですか。
その辺の多様化が急速に進んでいるなという気はしますよね。
なるほどですね。
だからかなりステージが進んだ会社さんだとアセット自体が金融機関が取り扱うのに相応しいボリュームになってくるから
従って使えるみたいなことになるんですけど
アセットファイナンスの要素みたいを持った調達方法がちょっと早いフェーズに降りてきたっていう感じなのかなとか思うんですけどね。
確かにそうかもしれないですね。
本来的にはRBFとかファクタリングの領域って金融機関の短期資金だったじゃないですか。
一昔前だと。
ただ一昔前っていうかあれか、バブル崩壊までかな。
バブル崩壊後やっぱ短期資金が出にくくなっていって
そのせいでそれに対応する資金がない。
事業が成長すればするほど当然売替金は増すし在庫の必要性は出てくるし
だけど本当に資金量がボトルネックになって成長できないみたいな時にどうしたらいいかっていう解決方法を
見事にRBFなりファクタリングがになってしまったなっていう感じはありますよね。
金融機関的にはもっと短期出せればよかったのになって
ちょっと若干思ってるようなとこもあるかもしれないですね。
なるほどですね。
例えば広告さんとか短期資金は対応してないっていうのは一応建前上はそうじゃないですか。
建前上っていうか預金業務もやってないので
基本短期資金って預金業務に紐づくものなので
預金業務もやってないからできないっていうだけですね。
一応出すとき閉鎖期間が短いっていう意味の短期はやれるんですよ。
なるほど。
ただ理屈はいわゆる薬状返済なのでその期間で返せるみたいな。
補助金とかだとちょっと伸びちゃったりするじゃないですか。
ああいうちょっと伸びた分を伸ばせるみたいなことはできない状況になっちゃうんで。
短期は制度的には馴染んでないっていう。
なるほどですね。
例えばRBFとかワランドをつけないベンチャーデッドと呼ばれるものだったりとか
あるいはファクタリング、債券の早期現金化みたいな
いろんな手法というかよりどころで皆さんファイナンスするっていう
そういうプレーヤーが増えていらっしゃってるかなと思いますと
フィボットさんのフレックスキャピタルだったり
ヨイさんのRBFだったりマネーフォワード決済さんとか
あとはラクーンフィナンシャルさんとかが
請求代行も絡めたRBFみたいなものをやってらっしゃったりとか
ロボットペイメントさんとかもそうですし
結構枚挙に行き止まりがないかなというふうに思うんですけど
なんかこういうファイナンスの多様な
ファイナンスの活用みたいなものについては
佐藤さんどうお考えですか
すごいいいと思いますよ
調達手段が多様化することによって
成長のボトルネックが排除されていくのであれば
それは非常にいいことだなと思います
加えて審査スピードが早いですよね
データドリブンでやってるせいで
その回出せる金額はちょっと各大門の部分しか出せないから
そこは大変かもしれないけれども
そうなると金融機関の役割って何になるのかなみたいな
高校みたいな設計金融機関の役割って
今後10年20年割としても50年とかっていったらどうなるのかなって
ちょっとそんなことを最近センチメンタルに考えますようになりましたね
日本におけるデットファイナンスの重要性
センチメンタル ジャーニーしてるんですね
ジャーニーしてますね
あれにでも日本で前回か前々回も言った通り
世界で一番デッドファイナンスしやすい国じゃないですか
スタートアップ環境ってどうしてもガラパゴス的に
国の文化に基づいて発展していくんじゃないかなって僕は思ってるんですよ
悪いって言ってる意味じゃなくて
例えばシリコンバレーみたいなものが日本にできるんだ
日本に作るんだ
それもすごい素晴らしいことだし
ぜひやってほしいことではあるんだけれども
ただ現実問題世界中見渡して
シリコンバレーを再現できた場所はどこにもないんですよね
となるとやはり文化 文化っていうか人とかって
そこに紐づくものがあって
そうすると日本のスタートアップ環境は日本の何かに紐づいてきて
じゃあ日本の今までの経済とか金融環境ってなんだとかっていうと
基本的にはデッドファイナンスが今まで見てきたところがあるとなると
デッドファイナンスの重要性っていうのはこと日本において
日本のスタートアップにおいては
今後も重要な立ち位置を占めてしまうんじゃないかな
ポジショントークみたいなところになっちゃうと思うんですけど
だからそんな気はしてるんですよね
そうですよね
僕最近江戸時代の金融の本を読んでるんですけど
これ今で言ったデッドファンドじゃんとか
これって今で言うファクタリングじゃんみたいなのとか
これ今で言うRBFみたいなもんじゃんみたいな
そういう金融手法が江戸時代からあったんだなみたいなことを
すごく発見としてあるんですけど
そういう意味では脈々と実は日本の消臭感に
デッドファイナンスとエクイティファイナンスの融合
有志デッドファイナンスってものが息づいてるんじゃないかなと感じたりするんですけど
しかも江戸時代からずっと関西経済で上から出てくる
そのルールをうまく逸脱しないように
逸脱してるけど逸脱してないように見せるような
そこでルールの中でうまくやるみたいな国民性みたいなのが見えますよね
確かに一時期五層千段方式だって言われて
懐かしいですね
金融機関が保護されつつみたいなところで
でも金融機関からの資金
供給された資金で皆さん行動経済成長してきたりしたわけですもんね
そういったところと米国から来たエクイティファイナンスみたいなもの
別に米国から来たとは言わない
前からあったものではあるけれども
特に盛んになった
米国の最近の急成長を押し上げたエクイティファイナンスが
エクイティファイナンスって感じですね
卓球に読みされたみたいなね
そこに影響を受けたエクイティファイナンスとか
今まさに融合しているような状況で
一時期はスタートアップ界隈ではエクイティに偏っていた
時期があったかもしれないですけど
ちょうど今バランスの揺り戻しというか
両方使っていこうよっていうような雰囲気に
企業化自身もなってますもんね
そうですね 今までがあまりにはアンバランスだったな
ヘッド編長型すぎたなって
故に当初はもう従業員が独立するときしか
創業式が出せないみたいな
そういう世界観が50年前とかあったわけじゃないですか
戦後から高度成長期あたりって
それがエクイティが出たことによって
若いうちからもしくは優秀な人
アイデアがある人
そういった人たちが早期に出るようになってきたっていうのは
とても素晴らしいことだし
まだアンバランスすぎるから
エクイティが成長してほしいなっていう気は
すごいしてますね
日本の起業環境
そうですね
ただかといって
アメリカほど極ぶりできるかっていうと
そこは結構きついかなっていう気も
若干してるっていう
難しいですよね
でも改めて
日本って一番ネットファイナンス
創業初期は少なくともしやすい国っていうのは
本当にそうだなと思いますし
いろんな海外で起業してる方とかにも
チラッと聞くと
やっぱりそれは間違いなく
逆に起業しやすい国だなって思うんですけど
リスクも少なく
そうですね
海外の人には
世界で一番シードアーリーしやすい国って言ってたよね
客層は厳しいし
資金は創業期出るしみたいな
日本の資本産業がシードアーリーの起業を
海外に出していくみたいになるんじゃないかみたいな
そんなことはないんですけど
今後企業の数自体も10Xして
企業から大きくなっていく企業も
10Xされてっていうことを
スタートアップ育成5カ年計画とかでは
言っているわけですけど
そのまさに三角形の横というか
底辺のところを広げていくところが
まさに有志であり
高校さんが担っているところかなと思うんですけど
そうですね
裾野が広がらないと高さが出ないので
これはもう抽象的に
どんな分野でも言われているような法則ですよね
そうですよね
まさに上の三角形の頂点を引き上げるところっていうのは
まさにリスクマネーというか
エグイティファイナンスによるところなのかなと
VCさんが担っているところなのかなというね
そういう形で
もちろんデッドも大型の調査点いっぱいありますけど
レーターステージにおいては
シードアンリーみたいなところで言うと
そういう役割分担なのかなという感じがします
そうですね
いろいろごちゃ混ぜになって
結果として三角形の面積が大きくなれば
そういうことですね
最高ですよね
佐藤さんここまで計3回にわたってご出演いただきまして
ありがとうございました
企業のデッドファイナンスでは
今後も素晴らしいゲストの方を招きした対談も
お届けできればと考えておりますので
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