2024-07-19 15:26

#204 農業のキホンのキ【土作り】 "太陽熱養生"解説

農業は、なんと言っても土作りが基本!! ここが出来ていれば、何を育てても美味しくできる。
ハーティッチファームの土は、祖父の代から脈々と70年以上育んできた土ですので、何を作ってもそれなりに美味しく出来ます😆

その土を、更に元気なものにすべく私の代から取り組んでいるのが【太陽熱養生】というやり方。
これは、土の消毒ではなく、土の中の微生物多様性を作り土を元気にする方法です✨ 悪い菌を消毒で殺すのではなく、良い菌とのバランスで生態系を良い状態に保つ、とても自然的に理に適っている方法です💕

このやり方で、ハーティッチファームの土もレベルアップしました!

【お知らせ】
そんな土で作った、美味しいナス🎶
梅雨が明けて、いよいよ本格的なナスシーズン突入ですので、皆さんもの夏野菜のナスをお楽しみ下さい✨
https://heartich-farm.com/item-detail/744188

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#土作り
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#ハーティッチファーム

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00:05
おはようございます。野菜がつなぐひととひと ハーティッチファーム代表もとです。本日も農業と学びで心も懐も豊かにするチャンネル、始めていきたいと思います。
この番組は、国内最大手エンジニアリング企業で、17年間世界を飛び回っていた企業選手香川基文が、40歳を機に脱サラ収納した経験をもとに、
農業、ビジネス、キャリア、学びなどについて話しチャンネルです。 はい、おはようございます。
関東は梅雨明けしましたね。 いやー、最後のね、これこそ、どのぐらいですか?最後の数日、ほんと4,5日っていうイメージですけど。
梅雨っぽいなーって思うような天気が続きましたが、 それ以外の時はほんと真夏日みたいな暑さが続いたりして、
なんか、全然梅雨らしくない天気でしたが、 いやーとうとうね、明けちゃいましたね。
イメージで言うと、やっぱり去年の梅雨と似ているような、そんなね印象がありますね。去年もね、ほんとあの覚えてらっしゃる方いるかと思いますが、
梅雨に入ったと思ったら、まぁちょっと雨降ってましたけど、その後ほとんど雨が降らず。え?こんなに早く、もう梅雨明け?みたいなね。
そんな感じで、ただその後チラチラッチラチラッと雨が続いて、やっぱり7月の後半ぐらいに梅雨明けしたみたいなそんな感じでしたが、
今年もね、ほんとあの7月頭頃とかね、すごい暑い日が続いて、最後のほんと4,5日ぐらいはチラチラッと、
関東はね、少なくとも豪雨とかじゃなくて、チラチラッという雨が数日続いて、いい感じだなと思ってたらもう明けちゃったみたいな。
圧倒的に雨の量が少ない気がしますね、やっぱり。と言ってもね、なんか降ったところはドーッと降ったみたいな、そういう話も聞くし、
いやーほんとね、こうやって雨が少ない梅雨がだんだんと普通になってきちゃうのかなと、農家としては心配になっちゃいますね、ほんとに。
でね、この後ですよ。
まあ去年みたいな感じだなーなんて言ってると、そうすると去年のような暑さのね、やっぱり夏が来るんかなと。
いやー去年よりも暑いなんていうね、予報もあるぐらいですから、去年より暑かったらどうしますか?
私ほんと溶けちゃいますよ、ほんとに。
茄子も溶けちゃいますよ、木の上で。
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ほんとね、去年もね、木の上になっている茄子が焼けたっていうね、状態があったんですよ、あの真夏の暑い時。
それが、今年もそれより暑いとなると、どうですかね。
実はね、今年はもうすでに、あの7月の暑いタイミングで、梅雨の最中のあの暑さの時ですよ。
すごい暑い日だったじゃないですか。
もうあそこでね、茄子焼けたんですよ、一回。
ちょっと周りの葉っぱを取りすぎたっていうのもあるのかもしれないですけど。
でもね、太陽にジラジラ、ジリジリって言うんですかね、照らされて。
で、水が、水分が少ないと焼けちゃうんですよね、やっぱり木の上で。
なっている状態で茄子が、太陽に当たっている部分が、茶色く焼けただれちゃうんです。
ほんとにね、怖いですね。
ほんとやばいですね、この暑さ。
まあちょっとね、いい感じで、あの夕方のね、
ああいう雨を浴びながら、それでも暑い太陽を浴びながらで、スクスクと茄子が育ってくれればいいですが、
さてさてどうなることやらということでございますが、
まあ今日はね、そういう意味も含めて、純粋にね、農業の作業のネタをね、お話しようかなと思います。
まあ相変わらず私、ハウスの長梨栽培の土作りの準備を毎日毎日しておりますが、
今も埃まみれの、奇跡的に、あの昨日配信したような、奇跡的に治ったトラクターの上で配信しております。
ほんとね、ほんと土ぼこりにまみれて、ほんと真っ白なトラクターになってるんですけど。
今日ね、作業すれば、とりあえず一段落するかなと思うので、今日はね、作業で作業を終わらせたいなと思ってるんですが、目標の作業は、
このね、最終的に今やっている作業、太陽熱養生っていうもののね、お話をね、しようかと思います。
昨日の配信で簡単にお話ししましたが、太陽熱養生というのは、何をやっているかと言いますと、
透明のビニールで土を覆って、その土の中を温室状態のような、熱すぎず寒すぎずのような状態に保って、
その土の中の微生物の多様性を増やしていく、そういうやり方の土の処理です。
これね、いろいろな土の作り方があるんですけど、
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以前、ハーティッチファンでは、この土を作るのに、あるシーズンの前の土作りの時に、
土を消毒するというやり方をしていたんですね。
化学薬剤をまいて、それを土と混ぜて、その薬剤は水と反応すると、化学的な消毒成分を出して、
土の中の菌を全部殺すというやり方をしていたんです。
それによって、例えば病気を出すような悪い菌も退治して、病気の出にくい土にするという、そういうやり方なんですけれども、
私の父の代とかもそれをやっていたし、私も収納当初は、農業を始めた当初は、
私の父のやり方を見て、化学薬剤で土を消毒するというやり方をしていたんですね。
なんですが、そこでちょっと気になったのは、私は悪い菌も殺してるんですけど、
いい菌も殺しちゃってるんですよ。その消毒というやり方は。
じゃあ本当に病気がそれによって、土の中の生き物を殲滅するわけですよね。
それによって、本当に病気が出ない綺麗な土になるかというと、ならないんですよね。
というのは、その薬剤が効く範囲というのは、トラクターで薬を混ぜ込んだ土の表面の、
例えば20センチから深くても30センチとか、それぐらいの範囲なんで、
それよりも深い範囲にいる土の奥底にいる菌というのは死なないし、
結構そういうところに潜んでいる悪い菌の病気がですね、
結局栽培中に出てきて、病気になる。茄子の木が病気になるということが結構あったんですね。
という意味で、私はその科学的な消毒方法をやってて、いたちごっこだと思った。
そこで色々調べるうちに、たどり着いたのが、この太陽熱養生という方法なんですけど、
これはどういうことをやっているかというと、
そのビニール囲った温室のような暖かい状態の土の中で、色々な菌を増やすんですね。増やしてるんですよ。
なんで、極端な話、悪い菌も殺せてないんです。殺してるわけじゃない。
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ただ、何をやっているかというと、その準備段階で他の良い菌ですね。
有用な菌を投入しながら、土作りをすることで、悪い菌よりも良い作用を及ぼす菌の方の生態系のバランスというかね、
それを増やして、悪い菌を抑えているという状態なんですね。
これって、とても理にかなっているというか、自然界の状態にかなっている。
人間の体だって一緒ですよね。腸の中は悪玉菌、善玉菌がいて、そのバランスによって体調が作用される。
決して悪い菌がゼロになることはないんだけれども、良い菌を増やすことで、悪い菌を抑えることができる。
こっちの方がね、とても自然的で、理にかなっている方法だなと思って、私はこっちを採用するようにしています。
これの本当に難しいところも、菌を増やすためには、その餌だったりとか、菌が増えるための餌、あるいはその水分、これがちゃんとないと増えないんですけど、
この土への水分の上げ方、これがね結構肝なんですよね。
トラクターで、その土に水分を混ぜた後にマルチを仕組むんですけど、そのためにね、できるだけ水分はね、多く与えたいんです。
ビチャビチャはダメですよ。あんまり多く与えると逆に菌も窒息しちゃうんでダメですけど、菌たちが増えるようなぐらいの土の水分に与えたいんですけど、結構それが少ないと菌が増えないんですよ、水分が少ないと。
なので水分を与えながら、でも与えすぎると、その菌が死んじゃうというのもそうですけど、トラクターでその後土を耕しながらマルチを敷くときに、透明のビニールを敷くときに、そのね、土がね柔らかすぎて、トラクターが言うこと聞かなくなる時があるんですよね。
特に水分なんて全面に均一にできるわけじゃないので、そのね水分がちょっと多めに入っちゃったエリアとかは、もう土がヌルヌルで、これでねトラクターの操作がすごい難しいんですよね。
まあそういう水分の上げ方の問題、難しさもあるんですけど、まあそういう感じで水分をね適度に上げながら、そのマルチで覆って、良い菌も悪い菌もいるけれども、それを増やしながら良い菌を優勢にさせて、優勢、勢いをねつけさせていくっていうそういうやり方をしています。
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これによってね、そのビニールの中で菌たちがね動いて、二酸化炭素を出したりとか、あるいは昨日説明したように菌自身が粘液を出したりとかしながら、土の間をね土を粘液で固めながら、その間に二酸化炭素が入り込んでって隙間を余計作るみたいな感じで、
ふかふかの土を作るようなそういうやり方です。これによってね、本当今までハーティッチファームの土は結構硬いところもあったんですよ。要はトラクターで本当に高い30センチぐらいしか柔らかくなくて、棒を刺すとですね40センチぐらいのところで硬くて、もうそれ以上入らないみたいなところもあったんですけど、
このやり方をうまーくちゃんとやれると、棒がね本当に1メーターぐらい普通にズブズブって入るようになったんですよね。私もそれびっくりして、今までね40センチ以上なんて棒入ったことなかったんです。硬くてなんですけど、その棒がズブズブっと入るようになって、
そうするとね、それだけ柔らかいってことは根っこも下にね土の中にどんどん伸びやすいんで、やっぱり根っこが広がるほど上も元気な木になるってことで、とてもね土としてはね良い環境づくりにできてるんじゃないかなと思ってます。
まあそういうね良い土があってこそ美味しい野菜ができるってことで、まずは土づくり。これがね農業の大原則、基本だと思ってるんで。ここはね、毎日毎日暑い中、真っ黒になりながらトラクターでほんと泥だらけになりながらやってますけど、ここはねとりあえず最初本当にシーズンの一番最初の肝のところは
抑えながら仕事をやっていきたいなと思っています。
まあこうやってあの土づくりから頑張って作っている美味しい茄子ですね。梅雨も明けましたし、ぜひともね夏野菜の茄子を皆さんにも食べていただければなと思いますので、ポチッとねECサイトを覗いていただければなと思います。
またねこちらにECサイト、カシューナスの路地栽培の方ですけど貼っておきますので、あ、最近ナス食べてないなって思った人はポチッとしてみてください。
ほんとね夏でも冷たーくして煮浸し、揚げ浸しみたいなやつとかね、ご飯がスルスル進んじゃいますからね。はい食べてみてください。
昨日はね私はね焼きナスにしてそれをね白だしと一緒につけたもので冷たーくしてね食べましたけど、もうそれだけでねほんとお酒のおつまみにもペロペロいっちゃいますよね。
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ということで皆さんも夏の味をお楽しみいただければなと思います。
今日もここまで聞いていただいてありがとうございました。
それじゃあ良い一日をお過ごしください。またねー。
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