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#2-11 吃音と、歌とマイクと放送と
2026-10-21 25:00

#2-11 吃音と、歌とマイクと放送と

吃音だからといって、不安になっていたもの。それは歌でした。歌い出しの言葉がちゃんと出るのか!?という不安です。あと、僕の吃音を増幅してくるマイク。そして学校の放送。今では不安は減りましたが、歌は下手なので、音楽への憧れは憧れのまま残っています。憧れるのがやめられません・・

音楽のコーナー「めくるめくライナーノーツ」では、ザ・リバティーンズの最高にして衝撃のファーストアルバム「up the bracket」を紹介します。


お便りお待ちしています↓

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サマリー

吃音のある話者が、歌い出しやマイク、学校放送で感じてきた不安を振り返る。カラオケでは最初に声が出るか緊張し、マイクは小さな詰まりまで増幅するため、歌の上手さ以前に発声できるかが課題だったという。後半の音楽コーナーでは、ザ・リバティーンズのアルバム『アップ・ザ・ブラケット』を取り上げ、荒々しい演奏と優れた曲、ピートとカールのツインボーカルの魅力を語る。ライナーノーツや音楽雑誌を通じて音楽の聴き方が深まり、過去に憧れたものは実現できなくても力を与えてくれると締めくくる。

吃音と歌い出しの不安
こんにちは、田中嘉人のスタマースタジオです。 この番組は、吃音の人である私が、
吃音のことや喋ることについて、あれこれ、一人で語っていく番組です。 はい、で、ついに出ました。
さないまさふみさんの生きているという伝説の写真人名を刻んだ、写真集、復刊。
ねえ、これ5,000円そこそこで買えるわけですから、 これは買いましたねー。
まだ、外側を包んでいるビニール袋を開けていません。 これがね、ずっと欲しかったんですけど、
ねえ、やっぱ、 当時の、出た時のやつが、もうすごい値段が上がっちゃってて、
全然買えなかったですから、 これはね、
嬉しい。そして、 私、こう写真が好きなんですが、
好きになったのはまだ、好きになってからまだ2、3年なんですよね。 で、それでさないまさふみさんの写真集もすごい好きなんですけど、
これね、 やっぱ好きなものは繋がっているって話になるんですけど、
あの、クルリ。 私、音楽は昔から好きで、ずっと好きで、クルリが好きなんですけど、
そのクルリのね、 写真を撮っているのがね、このさないまさふみさんだということを最近、
最近、あっ!って気づいて、 印象に残っているのは、
初期の青い空っていうシングルの 写真ですねー。
なんか、トンネルかどっかで、出口が見えている状態で、 クルリの3人が写っているっていうのだった気がするんですよ。
ちょっと調べたりして確認してないから、 ちょっとあれですけど、それがね、すごく印象に残っていて、
で、また最近、これ今最新アルバムの前のアルバムですけど、 感覚は道しるべっていうアルバムね。
そのアルバムの写真とかブックレットの写真とかも、 さないまさふみさんなので、
昔から引き付けられてはいたんだなーっていうのを、 すごい感じました。
で、またさらにね、 中村和義さんというミュージシャンも好きなんですけど、
それもさないまさふみさんが写真撮ってますね。
再構築っていう、今までの名曲を再録音したやつ、 リレコーディングしたやつを、もう何年前だろう、
7,8年前に出したんですけど、その限定版を買ったんですよね。 ピンバッジがいっぱい入ってるやつ。
で、なんかでかい、どのくらい? とにかくでかい正方形の箱に入ってて、
中に写真集っぽい冊子が入ってたんですけど、 それもね、さないまさふみさんでしたから、
もうずーっと昔から触れては、目に触れてはいたんですよね。 というふうにね、好きなものは繋がっているという話です。
はい。 今日もよろしくお願いします。
はい、そんなふうにね、昔から音楽は好きなんですけど、 喫音の私にとって、
最初はね、すごくハードルが高くて、 何かって言うとね、
もう歌ですよね、歌。 歌もね、
こう、どもっちゃうんじゃないかっていう。 なんかでも喫音の人だと、結構喋るときは喫音出ちゃうけど、
歌は平気なんだみたいな人もいると思うんですよね。 それで、なんか歌うことには自信持ってたりね。
それでミュージシャンになろうとしたりとかっていうのも聞いたことありますけど、 でも私はもう歌もね、
もうダメ。 どこがダメかというと歌い出しですよ。
だからね、今でも覚えてますけど、高校生ぐらいの時に、
友達とカラオケ、友達とカラオケ行って、もうすごい緊張しちゃう。 しちゃった。
こと覚えてますね。 だからもうイントロの間、もう心臓がバクバクして、
歌い出しが、 ちゃんと声が出るかっていう。
そこなんですよ。 そこがね、すごい緊張しちゃいましたね。
でも歌い出しが出れば、 その後気持ちよく歌えたりするんですけどね。
もうとにかくね、 これもきっと喫音がもたらず精神的なものだと思うんですけど、
歌も歌でもどもっちゃうんじゃないかみたいな、 その不安がすごかったんですよ。
とにかく。 でも音楽には憧れがあったしね。
マイクと学校放送への緊張
あとね、カラオケもそうなんですけど、 マイクに向かって何か言うっていうのが、
すごい怖いというか、心配だったりするんですよね。 あのマイクに慣れないという。
なんか、あれマイクって、 声が増幅されて、反響して聞こえる感じ。
自分の声が反響して聞こえる感じ。 あれがね、なんかすごい怖かったんですよ。
で、喫音になっちゃう部分。 バッとかって言ったり。
そのちょっとした息遣いとか、ちょっとした詰まりも、 マイクが拾って、増幅して反響してくるんですね。
で、自分の耳に外側からまた入ってくるんですね。
それでね、心を折られちゃうっていうか、 心折れるんですよ。
なんか瞬間的に。 そう。
やっぱ自分の声とか、自分の詰まってるのとか、 つっかえてるのを、自分ですごい聞こえちゃうのが、
嫌でしたね。 っていうのが多分マイクが苦手だった、
原因だと思うんですけど。
で、あとはね、よし喋るぞとかっていう、 これはマイクに向かうってことなんですけど、
反響とか、自分が喋った声がその場で自分に聞こえなかったとしても、 増幅されなかったとしても、
例えばこのポッドキャストの収録みたく、 マイクに向かって話してはいるけど、響かないみたいなね。
それでもね、緊張しちゃうんですよ。 だからポッドキャスト収録も最初は慣れないで、
もうほんと、緊張、一人で部屋でやってますから緊張はしないんですけど、
これから声を吹き込むんだっていう、 それがね、
それを、その緊張感を乗り越えないと喋れなかったりしましたね。
でね、これが、子供の頃もそうですけど、 大人になってから私学校の先生なんですが、困るのがね、放送。
あれ放送嫌ですよね。 今でも覚えてます。子供の頃なんか収録とかの時かな。
読書感想文、 なんと選ばれちゃったんですよ。
で、読書感想文選ばれた人は、放送で読むみたいな。
えええええ!? なんでそんなことするの?っていう。
ね、だって、朗読と、
マイクに向かって喋るっていう、善行に効かせるっていう、 もう喫音の僕にとっての最悪の条件が3つ揃ってるわけですからね。
本当に憂鬱だったの覚えてますね。
なんかあの放送室の前で、 給食の時間か、
待ってた時のことはまだ覚えてるんですけど、 その後の記憶が一切ないですね。
放送室の、なんか小学校の時の放送室の中の様子とかも全然覚えてない。
放送委員会なんか絶対入るわけないし。
そう。で、教員になってからも緊張するんですよ、放送。
今結構ね、克服っていうか、大丈夫になってきたかなぁ。
なんかあの、ピンポンパンポーンっていうのを鳴らすボタンがあるんですけど、
それを押して、チャイムみたいなやつが鳴ってから、
しばらく無音みたいなね、最初の言葉が出ないから。
で、その間に早く言わなきゃっていう焦りがすごいんですよね。
そう。で、やっぱ教員になってから独特の緊張感は、
分かりやすくちゃんと言わないと伝わんないし、
大事な連絡だしとかね、ちゃんと伝えるためにはと思ってちゃダメだみたいなね。
噛んだりしないように言えなきゃみたいな、そういうプレッシャーですよね。
ツッカイツッカイだと何言ってるか分かんないしね。
それでやっぱりね、放送系、それもね、苦しみましたね。
ちょっと、音楽が好きだから、それにまつわる声を出すシーンで、
ちょっと喫音で苦労したっていう、そういう話からはずれましたけど、
発声を越えて歌の上手さへ
やっぱり憧れはありましたからね。
マイクに向かって喋ったり歌えるようになったりしたいと。
だからでも、大学の時は音楽のサークルに入って、
遊びでね、バンドみたいなことをやって歌ったりはしてましたけど、
だから自分の歌の下手さとかに感覚がいかないんですよね。
ちゃんと声が出ればいいっていう。
まず発声というか、発声ができるかどうかにすごい注意が行っちゃって気になっちゃってるから、
歌の上手さとか下手さに全然意識がいかない。
で、だんだんマイクに向かって声が出せるようになってきて初めて、
あ、こんな下手だったんだっていうのに気づくというね。
だからスタートラインに立つまでが喫音っていうのがあるとね、
長いというか、余計なハードルというかね、
普通の人は歌が上手くなくて下手なことに悩むと思うんですけど、
その悩みに達するまでも結構時間かかるというね。
だからマイクって緊張するなって喫音の人にとっては特に緊張するなっていうことなんですけどね。
人前で喋るっていうこととマイクを持つっていうことが僕にとっては二重の不安になってたんですよね。
だから自声のほうが、マイク通さないほうが息をしっかり吸ってお腹から声出すみたいなほうが、
だから仕事しててもね、子供の前で話すときはよかったりするんですけど、
でもマイクに慣れちゃったほうが楽は楽ですよね。
というね、喫音の僕にとっての苦手なシーンですね。
不安だったシーン。他にもたくさんあると思うんですけど、
でもやっぱ歌はいいですからね。歌とか音楽はいいですよね。
だからそういうのが喫音によってコンプレックスによって思いっきりできないというかね、
そういうふうにならないといいなというふうに思いますね。
はい、そんな話です。
はい、この番組ではお便りも募集しております。
番組の感想やツッコミ、あとは喋ることとか、
について思うこととかね、あとは自分も喫音なんですけどみたいな、
そういうのありましたら、ぜひぜひ送っていただけるととっても嬉しいです。
送っていただけたら、ぜひ紹介させていただきたいと思っております。
ぜひよろしくお願いします。
ザ・リバティーンズ『アップ・ザ・ブラケット』
はい、それでは次は音楽のコーナーです。
めくるめくライナーノーツ。
今日紹介するのは、ザ・リバティーンズのファーストアルバムです。
アップ・ザ・ブラケット。
放題がね、リバティーンズ宣言っていう、ちょっとわけのわからない。
放題はね、結構よくあることですけど、
セカンドアルバムの放題がね、確かリバティーンズ革命か、
リバティーンズ宣言・リバティーンズ革命という、
ファーストとセカンドの放題ですけどね、
このリバティーンズがね、また衝撃だったんですよ。
もう良すぎてね。
これ2002年のアルバムですけど、
いわゆるロックンロール・リバイバルと呼ばれた
バンドたちの中の一つですが、
まあでもね、このリバティーンズ、
ストロークスもそうですけどズバ抜けてたっていうね、
そういうのを覚えてますね。
このライナーノーツを書いたのは山崎陽一郎さんと、
あと唐澤雅子さんのダブルライナーノーツ。
このライナーノーツからもね、
二人の書きぶりからもね、
音楽ジャーナリストたちの熱が伝わってきますよね。
すごいぞっていう、
そういうのがね、よくこの当時、
やっぱライナーノーツからも感じましたね。
熱量を文章から感じましたよ。
それでね、
よりバンドやアルバムが好きになるっていうのがよくありましたね。
音楽だけじゃなく文章っていうのもね、
すごい力を持ってるなとは思うんですが、
そこでね、今週の一節ですね、
これ山崎陽一郎さんの文章これなんですが、
これがどういうふうにすごいか、
それがね、分かる文章だと僕は思います。
このような一節です。
みんなやられたと思いますよこれ。
とにかく曲なんですよ。
曲がいい。
この唐沢雅子さんの方は、
センセーショナルでセクシーでロマンティックでソヤなバンドっていう風に書いてますけど、
演奏が荒っぽくてね、
そんな上手いとは言えないんですよ。
でもやっぱね、曲が良すぎてね、
ソングライティングがすごすぎるっていうところと、
あとはロンドンの不良少年たちが音を鳴らしてるっていうね、
イギリスの仮想階級の若者のこの当時のね、
リアルな光景を歌ってるとかね、
そういうもう本当にザロックンロールザパンクっていう感じなんですよ。
山崎陽一郎さんは色んな音楽性が感じられるっていうところも説明してますけどね。
でも最終的にはリバティンズとソロックスを持っていれば、
このガレージロックンロールは別にいいんじゃないかみたいなことを書いてますね。
これなんですよ。多分この文章なのかな。
この文章で僕もそんな、当時詳しくなかったですから、
リバティンズとソロックスがすごいんだっていう。
でもそうね、リバティンズ派だったかな。
これね、とにかくかっこいいんですよ。
で、1枚のアルバム30分ちょっとでね、
1曲が2分ないとかでどんどんどんどん名曲が続いていくんですよね。
それでね、山崎陽一郎さんは、
ツインボーカルと音楽雑誌の発見
このリバティンズの本質が最もトータルで表現されているのは
ボーイズ・イン・ザ・バンドっていう曲だっていう風に書いてますけど、
それは何でそうなのかっていうところまでは追求しなかったですけどね。
で、僕が好きなのは2曲目のデス・オン・ザ・ステアンスですね。
これがね、このリバティンズツインボーカルです。
で、このピートとカールね。
ピートとカールが交代で歌うのがいいんですよ。
ハモるとこもいいんだけどね。1番と2番でね。
あとはメロディとサビでね。交代すんのがいいんですよね。
これ前、この番組でもシーズン1でちょっと言ったと思うんですけど、
そこがね、グッとくるんですよ。
でね、これもね、別に僕が
この2人の交代の瞬間最高だなって思ったわけではなく、
これもね、ロッキングオンかなんかの文章で読んだんですよね。
そう、このね。
その交代の瞬間がね、すごくかっこいい曲が
デス・オン・ザ・ステアンスなんですよね。
これは1番はメロディもサビも全部カールが歌ってると思うんですよ。
で、サビが終わって
伸ばしてる時にピートの2番のメロが入ってくるっていうね。
そこがね、最高なんですよね。
多分これライブ映像とかで見るともっと最高で、
そのやっぱりね、交代の瞬間がね、ちょっと感動的でありかっこよく最高なんですよね。
そう、というのをね、これもさっきも言いましたけど、
自分の力で知ったわけではなく、音楽雑誌を読んで
へぇーと思って、そこをそう見たら、おぉーってなったっていうね。
でね、やっぱりもう後半になると、今再形成してますけど、
この2000年代の時のね、ファースト・セカンドを出していくと、
ちょっとだんだんその頃バンドが崩壊していくんですよね。
で、やっぱライブとかでピートがライブに立てなくなってきちゃったりするんですよ。
そうなってくると、そういう2人で歌ってた曲もカールが1人で歌ってるんですよね。
それがね、切ないというかね、
あぁーって、終わっちゃうんだなこのバンドはって当時思ったのを覚えてます。
そう、まあ再形成しましたけどね。
はい、そうでこのリバティンズの影響を強く受けたのが、
あのアンディー・モリですよ。アンディー・モリも大好きですね。
アンディー・モリも解散はしましたけれども、
アンディー・モリ、日本のバンドですよ。
日本のバンドで小山田壮平さんという、僕と同年代、多分同い年なのかな?
その人がやってたバンド。これもね、和製リバティンズと呼ばれましたけど。
で、あとこのアンディー・モリが影響を受けているものが、写真ですよね。
メメント・モリっていう、藤原真也さんという写真家の本ですよね。
もう繋がってくるんですよ、やっぱり。僕の好きなものが。
まあいいや。そう、というね。
いや、このザ・リバティンズ、こればっかり聞いてましたもんね、当時ね。
もう30分すぐ経っちゃうんですから。
そう、というね。
憧れが過去から与える力
やっぱ数々の衝撃のファーストアルバムありますけど、
このリバティンズのファーストはすごかったですよね。
今でも聞くと当時の気持ちを思い出しますね。
はい、ということで今日はザ・リバティンズのファーストアルバム
アップ・ザ・ブラケットを紹介しました。
めくるめくるアイナノーツでした。
そういう過去が、過去は元気をくれますね。
何言ってんだってことですけど、こういう昔ハマったものとかってやっぱ
その時の気持ちを思い出させてくれるから元気もらえますね、またね。
これあれですよ、久しぶりにもう一回聴いてみるかとかしてないんですよ、今回は。
このリバティンズのアップ・ザ・ブラケットは。
でも久しぶりにこのライナーノーツを読んだら、やっぱりね、そこに込められた熱量でね。
あ、そうそうそうそうって。
もうそれだけで曲っていうかアルバム1枚聴いた感じになるんですから。
それほど何回も聴いたってことですけどね。
あとはそのいろんな憧れも思い出しますよね。
でも憧れるのやめましょうって、あれありますけどね。
でも憧れるのやめない方がいいと思うんですよね。
憧れで終わらないで実現させようみたいなことだと思うんですけど。
でも憧れで終わって実現できないことっていうのもね。
結構年が経つと輝いてくるなと思うので。
それはそれで悪くないんじゃないかなと思ったりします。
はい、これ何の話でしょうか。
ということでね、もうちょっとエンディングで話すことも思い浮かばないのでこの辺で終わりたいと思います。
今日もここまで聞いてくださった方、もしいらっしゃいましたら本当にどうもありがとうございます。
ここで終わりたいと思います。
田中よしとのスタマースタジオでした。
ありがとうございました。
25:00

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