こんにちは、こえラボの岡田です。今回は環境コンサルタントの小堀貴弘さんにお話を伺いたいと思います。小堀さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。栃木県小山市在住の小堀と申します。どうぞ今日はよろしくお願いします。
お願いします。まずはこの環境コンサルタントとしてどんなことをされてらっしゃるのか、簡単に教えていただけるでしょうか。
工場さんとか病院とか魔納場とか、事業活動で生じるごみに対して、経営者様が思ってらっしゃる理想の答えに沿ってサービスを提供しているような人間になります。
やっぱり企業さんによって考え方はそれぞれ違ったりとかするもんなんですかね。
そうですね、わざと今理想の答えって言ったところに岡田さんすごい食いついていただいてるんですけど、お客さんによってはこの廃棄物をとにかく安く処理したいっていうお客さん。
この廃棄物を生かしてまた何かビジネスにつなげたいとか、経営者様ごとによってこの一つの廃棄物一つ一つに対する思いが違うので、
組み取ってじゃあこういう道があるんじゃないですかっていうようなご提案をさせていただいているっていうのが私になります。
小森さんがそういうふうにその経営者に合わせていろいろご提案できるのは何かいろいろ今までの経験が関係してたりするんでしょうかね。
そうですね、自分で望んで得られた経験もあれば運良くそう俺ができるようになったっていう部分もあるんですけど、
大まかに5年5年5年ずつあって、初めの5年で企業の研究職としていろんな科学技術を実験を通じて学ぶ機会があって、
その後の5年は実際に1日100トン弱ぐらいを毎日焼却するような焼却炉とした破砕工場とか、
自分が立ち上げに携わった懇連工場みたいな、その廃棄物の処理場での実務経験。
重機に乗ったりとかしたような、現実的に何ができるかっていう肌感覚で分かったような体験と、
そこからさらに博士号を取得してもう1回アカデミックな道に進んでですね、勉強し直して理論を学ぶっていうことをしていて、
幅広くたまたま経験できたことも含めて、自分の幅を持ってやらせてもらえてるのが今に生きてるということですね。
なるほど。だから現場も知ってるし、理論知ってるし、そういった研究もやったりとか、
いろいろそういったことができる人って意外と実はいらっしゃらないということなんですかね。
そうですね。この分野は特にそうで、やっぱり研究は専門的に国の機関だったりとか大学さんでやってらっしゃる人が多いですし、
実際に現場でされてる方っていうのはもうバリバリのど方のような形で、
もうとにかく体を動かして凄く処理を進めているような方たちが多いので、
両方やったことがあるっていう、ある意味で中途半端な存在ではあるんですけど、両方知ってますっていう人は少ないですね。
じゃあ理論だけでわかるけど、現場のことはあまりどうなってるのかわからない人もいるし、
現場はやってるけど、その理論をなかなか自分で取り入れようっていうふうには思わない人たちもいるから、
だから間を取り持つっていうのは凄く重要なポジションなのかなという感じがしますね。
そうですね。一番大事なのは、そもそも会話が成り立たないところがあって、
言葉がちょっとずつ違うので、そこを繋げるっていうところだけでも私の価値はあるのかなというふうに思うんですね。
今はどうですか。やっぱり企業さんにこういったやり方があるよって、それぞれの理想があるっていう、先ほどもおっしゃいましたけど、
そういったところをそれぞれの企業に合わせてご提案されるっていうのがメインのお仕事になってるんですかね。
そうですね。もうこういうふうにやりたいんですけどっていうふうに初めに言っていただいたらそれに沿いますし、
なんかないですかねみたいなざっくりとした時もあるんですけど、CO2下げたいんですとかいう時もありますけど、
それに合わせてこういうやり方ないですかねとかいうことを提案してますね。
そうなんですね。この番組は経営者の志という番組ですので、ぜひ小堀さんの志についても教えていただけるでしょうか。
ちょっと恥ずかしい話なんですけど、環境分野との出会いは中学校の3年生の時の京都議定書のニュースを聞いたことでして、
そこから将来二酸化炭素を削減できるような仕事に就きたいなっていうところで、自分の今の道が始まってます。
そうなんですね。そこからどういうふうにして今つながっていくんですかね。
そこからなんとなく当時もう明確にこういうビジョンがあったわけではなくて、なんとなく環境っていうテーマだったりとかキーワードが見えるものに対して
ふらふらと道を選んでいることの積み重ねで少なくとも学生時代は終えていて、
でも結果的に下水道工学というか下水道処理の研究を通じて、まず初めに環境分野の水質保全みたいなところに出会ったっていうのがきっかけになりますね。
そこからもう本当キャリア始まって、いろいろな分野でそれぞれ経験を積んでいらっしゃるので、今の小森さんがいらっしゃるという感じなんですね。
そうですね。
これからはこういった世界を作っていきたいとか、こういう人と出会っていきたいとか、そういった思いっていかがでしょうかね。
一番最近力を入れてるというか思いを持ってやっているものが、廃棄物になっているものをできるだけ生かす。
人によってはゴミであるかもしれないけども、それは人によっては価値があるものかもしれないというものをどんどんつなげていきたいというふうに思っています。
特にそれを地域地域で循環させることで、地域でまた新しく仕事が生まれたりとか、それの雇用によってまた若者が出ていかなかったりとか、活性化も含めて資源を通じた町おこしみたいなこともできたらいいなというふうに思っています。
そうなんですね。これ、今現在ではそういったゴミとして出るものを活用できるっていう部分は、できてる部分もあったりとかするんですかね。
もちろんあります。一番身近な例だと、食品廃棄物が堆肥になっててまた肥料になるとかいう、もう一部確立されているものもありますし、
例えば一回使い終わった鉄の製品がスクラップになって、また溶かされて鉄鋼メーカーによってまた鉄で戻ったりとか、一部のものに関しては循環はしてたりはするんですけど、
まだまだできてないものがあるので、できるだけ狭い範囲で循環させたり。
やっぱりそうですね、部分部分ではできてるけど、全体としてそれがしっかり循環するようになることで、やっぱり企業の活動も活性化するし環境にもつながっていくっていうことなんですかね。
そうですね、循環することによって新しいお仕事が生まれるっていうことと、あと一部そもそも考え方変えなきゃいけないところがあって、今は消費をすることで利益が生まれやすい構造なんだけども、
長く使うことによって利益が生まれやすい構造を作れれば自然とそうなっていくと思うんですよね。