長々となりましたけれども、ということで野村さんのことをまだ知らないリスナーの方がたくさんいらっしゃるかなと思いますので、簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい、新卒で大手企業のソフトバンクという会社に入ってですね、当時iPhoneを売っていたのがソフトバンクだけで、めちゃめちゃかっこいいなこの機械ということで入社して、そこから販売職とか営業職とか
ウェブ系の会社に転職したりですとか、いろいろ経験を経て、2010何年とかから人事職。そこからはウェブIT系の企業さんばっかりで、大体6年くらい採用とか組織作りとかいろいろやったんですけど、直近でいくとCHROをガバテック系のサーズ企業でさせていただいたりですとか、
あとディープテックの企業さんで人事のリーダーさせてもらったりですとか、そういった経験を経て、今回スパイスファクトリーのCHROに就任させていただいたというような流れになります。
はい、ありがとうございます。ちなみに、なぜ人事の道に行くキャリアを決められたんでしょうか。どこか節目があったんですか。
新卒で入った会社で、ある意味販売職という形でキャリアをスタートしたので、店舗に従業員の方がいっぱいいるじゃないですか。
メンバーにミッションの持たせ方とか、お話を対話を通してモチベーションが変わるだけで、店舗1店舗の売り上げが数千万単位で変わるっていうのを経験したんですよ。
これって別に技術とか知識とか経験とかじゃなくて、うまくいくことは入社1週間でトップセールスマンになれるんですよ。
これ、ただ気持ちが変わっただけで、こんなに売り上げてお金に変化が出るってすごい面白いなと思って、それを極めようと思って、研修とか首突っ込んだりとかもしてたんですけど、人材紹介行ったりですとか、
恋愛アドバイザーみたいなのをやってたこともあって、人の気持ちで意識変容、行動変容で結果が変わるとか社会が変わるとかっていうのが面白いなと思って、たどり着いたのが人事職っていう感じですね。
いや面白いですね。恋愛アドバイザーの話はまた別の機会に紹介したいなと思っていますが、人のモチベーションや気持ちの部分だったりとかで、そんなに売り上げが変わったりとかするんだっていうところはちょっと驚きですけれども、
そんなちょっとですね、人事職に関連する今回はCHROについて聞いていければなというふうに思っておりますが、ちなみに野村さんとスパイスファクトリーとの出会いについてちょっとだけ話そうと思うんですけど、私たちの出会いですもんね結構ね。
そうイコールね。
野村さんの元前職のお知り合いの方とちょっと一緒に飲もうよみたいなってなった時に、私初めましてで、うちのメンバーももう一人いたんですけど、初めましてで飲み会で楽しく飲みまして、その時は別にお友達っていうか仲良く飲みましたねみたいな感じだったんですけど、
その後ご縁があってね、なんかお仕事、お互いのケイパビリティというか持ってる知見がお互いに行きそうだよねみたいな話になって、いやーなんかご縁ですね。
そうですね、元々あの、かの有名なユニコーン企業で最も顔が広いデザイナーさんのつながりで、りささんとただただ飲んで酔っ払って私がすぐ帰るっていう。
そうそう、すぐ帰った。
で、そこからなんかPRで困ってて当時、ガバテックの役員やってた時に、そやそやと思ってお声掛けさせていただいて、お話したらめちゃめちゃ筋の良い提案資料をいただいたんです、初手で。
これ結構感動体験で。
ありがとうございます。
こんな感動体験できる人と一緒にお仕事したいなみたいな、そこからがスタートな気がします。
そうですね、で、その後にガバテック企業でCHRをやられてた野村さんが、実は結構人事領域的にも広く活躍されてて、組織開発の部分がかなり知見があるっていう話をちょっと聞いたときに、結局スパイスファクトリーがちょっとここから組織開発しっかりしていきたいよねっていうフェーズと結構マッチして、
実際ちょっと野村さんにアドバイスいただきながら、ちょっと組織を良くする方向性を模索していったみたいなところでちょっとお力になってもらったりとかっていうところで徐々にご縁をつなぎながら、今に至るというような感じですね。
そうですね、厳密には組織開発経験は知見はめっちゃあるとかじゃなくて、なんか一生懸命頑張ってた。
いっぱい考えて一生懸命頑張ってたっていう感じ。
それが野村さんのノウハウとなり。
なるべくすぐ使い回したくなる。
うまくいったことをこすって。
改善性をね。
何回も使いたくなる。
持たせてね。
ありがとうございます。それではですね、ここからは本題に入っていければと思っております。
CHROってどんなことをする人なのかという、まさに今日のテーマなんですけれども、改めて多分知らない方もいらっしゃると思うんですね。
組織にCHROという役職がそもそもいないとかいう企業もあると思いますので、改めて野村さんからCHROってどんな役割なのか、ちょっと簡単に教えていただけますか。
CHROって人事職の上位互換みたいなイメージ持たれる方すごい多いと思うんですけど、それはなんか手段としてプロであれとは思うんですけどもちろん。
そういうわけでもなくてですね、経営戦略ってあるじゃないですか、ボードが作る。それを実行するのに最適な組織をずっと維持し続ける、担保し続けるので、要は経営戦略変わるじゃないですか。
次に変わるのこう、だから今のうちにこうしとこうっていう、ずっと維持し続ける役割がCHROのお仕事かなというふうに考えています。
なんか結構幅広いなって思うんですけど、干渉範囲的にはどのぐらいの業務領域なんですか?例えば具体的に言うと。
会社のフェーズとか戦略をどう変えていくかとかにもよるんですけど、一番最初シリーズAとかっていうともう完全に採用で、それこそCXを採用とかシード機シリーズA機とかで上位というか戦略を作っていく人の採用とかになりますし、
シリーズBとかCとかってなっていくとある程度プロダクト事業ができ始めるから、じゃあそうなると中にいる人も変わってきて、じゃあ育成とか教育とかマネジメントとか制度設計とかっていう風になってきて、
シリーズCとかIPO前後になると、次その既存のカルチャーと新しい風を入れていくとか、グローズフェーズに入るから新卒入れようとか、じゃあここの専門性のある人、ジェネラリストじゃなくて、を取っていこうとかってなると、どうしても既存のこれまで称賛されていたものがはまらないとか、これまでの評価制度がはまらないとか、カルチャーがもっと複合的な多様性のあるカルチャーに変化するとかあるじゃないですか。
それが馴染むように、既存の社員と新しい風が馴染むように制度設計とかインナーブランディングとか、そういったところをやりつつ。
ロームは法廷基準を守るっていうのをずっと越し淡々とやるんですけど、IPO時期になるとそのロームの力が強くなって、そこに投資をしだしたりとか、そういう感じでフェーズとか戦略とかによって仕事手段が結構変わると思ってて。
全部をプロであるというか、リードできる必要はないんですけど、どう考えるか、どのフェーズに何が必要なのか、何があればこの経営戦略が健全に進むのかを、ちゃんと問題を提起して、課題をこうやって優先順位につけて、正しいところに投資活動を人っていう人ができれば、それがCHROのお仕事かなと思います。
そうかもしれない。
なんか気づいてない人の方が多そうだし、私も今聞いて、あ、そうなんだみたいな。
もちろん感謝はし合ったりとか、リスペクトの文化はもちろんあるので感謝は伝える機会はあるんですけど、自分が正直かとか真っ直ぐかとかって分からなくないですか。
外に行かないと分からないですよね。
そうですよね。さっきね、ポジティブな部分をちょっと聞きましたけど、ネガティブなところも素直に聞いていきたいなと思うんですけど、ここはちょっともうちょっと伸ばしていきたいな、ちょっともうちょっと伸びしろあるな、みたいな感じる点とかってありますか。
これはしたたかさみたいな。なんかさっき言ったようにその意見も素晴らしい。俺も素晴らしい。やってくれてまずありがとうみたいな文化なんですけど、もうちょっとなんか逆にしたたかになってもいいかなと思って。
したたかというか自分が主人公としてお仕事していただいてもいいんじゃないかなと思ってて。
僕これやりたいからやらせてくれみたいな。なんかそういう人がもっといてもいいかなとは思います。これやったらこうなるから、どうしても社会を良くするためにはこれ今必要やねん、たかぎさんみたいなプレゼンがもっとあってもいいんじゃないかなとは思ってます。
確かに。みんな優しいところがいいところでもあり、そこのちょっとグイッと一歩踏み込むみたいな。
そうそうそう。周りになんか迷惑じゃないかなとか、この人忙しさやから声かけづらいなとかじゃなくて、うまいこと効率よく声かけながら、なんか意外と社内でこれ私もやりたかってみたいな人ってめっちゃいて。なんかやろうとすると。それがもうちょっと活性化するといいなと思ってます。
そうですね。皆さんちょっと聞いている方がいたらちょっとスパイスになってるかもしれないので、ちょっと主人公がねちょこちょこ生まれ出すかもしれないですけど。まあラジオがきっかけで、あ、そうだったんだって自分がそう見られてたかもとか、自分もそう思ってたけどやっぱりそうだったかって気づいてる方もね、もしかしたらいるかもしれませんということで、ここからはですね少し未来のお話にもう少しフォーカスしていければと思ってます。
じゃあ野村さんが考えるこれからのスパイスファクトリーの組織像についてですね、どんなチーム、どんな文化を目指していきたいと考えていますかというところをちょっと伺っていければと思います。
難しいんですけど、
結構難しいですよね。
めちゃめちゃ解があるわけではないんですが、イメージとしてはシンプルにしていきたいと思ってて、最低限の仕組みとかなんかこうコアの標準化されたルールとかだけ研ぎ澄まして設置して、あとなんかいかなる変化にもすぐ気づけたりとか、そこに合わせてすぐ戦略変えれたりとかするように、
なるべく各自の特徴を持っていろんな方向向いてて、いったい多様性がもっともっと武器になるような、そういうチームにしたいなぁとは思っているので、ちょっと抽象度が高いんですけど、
全然大丈夫です。
なんかそんな風に考えてますね。軽く早くシンプルにという感じです。
ちなみに、そんな未来を実現していく上で、今準備段階っていうところは結構大きいかなと思うんですけれども、聞いている社内のメンバーにちょっと協力してほしいなみたいなこととかってあったりしますか?もし聞いているメンバーがいたら。
皆さんのさっき言ったような意思とか生き方とか価値観とかっていうのを、ぜひ武器にしていきたいと思っているので、そういう意味で全員とお話しさせていただきたいですし、勝手にワンワンとか入れるかもしれないけど、あんまり鬱陶しがらずに参加って押していただけると嬉しいなと思って。
まず何を考えているか知りたいし、何なら各個人の業務におけるめっちゃ細かい大切にしていることとか、課題感とかも全部知りたい。そこから事業に必要な要素分解とか、この機能を残そうとか、これ強くしようとか、これちょっとなくしてその代わりにこうしようとかっていうのを見出していきたいので。
個人能力と会社の経営史みたいなところの説中部分を、例えば目標制度だったり目標管理だったりOKRだったりっていうところに乗っけていきたいので、まずはみんなを一人一人を知りたいって感じです。
ちなみにちょっと余談なんですけど、ラジオ始めて結構経ったんですけど、結構いろんな方がメンバー社内のメンバーもね出演していただいて、結構自分の考えをまとめるのに苦戦したみたいな自分の思いとか、結構そこってはっきりしている人とこれからまだ準備段階の方といると思うんですけど、
この自分のやりたいこととか意思とか、そういったものをはっきりさせていくために必要なことって何なんですかね。
なんかはっきり喋れるからいいとかでもないしね、なんか考えてればよくて、なぜならそれが行動に出るから、なんか無言でアウトプットで見せる人もいると思うし、なんか喋っただけでも意味はそんなにないので、でも何かがそこに何かがあればいいんじゃなかろうか。