私もめちゃくちゃ初めての時は緊張して、一緒に収録していた流郷さんに何回も撮り直していいですか?撮り直していいですか?とか言って。最初はそんなもんでしたね。大変でしたというところで。
そんな菅田さんと品田さんに今日お話を伺っていく本日のゲストトークですが、実はテーマがございます。プロフェッショナルは問いかけから始める不確実性の高い課題への取り組み方をテーマにしてお二人にお伺いしていこうと思っております。
まずはですね、菅田さんと品田さんのこれまでのキャリアとかスパイスファクトリーではどんなプロジェクトに携わっているのかなというところからまず伺っていきたいと思います。ではまず菅田さんから簡単にですね、今までどんなキャリアを歩んできたのかとかスパイスファクトリーでどんなことを取り組んでいるのかなどお伺いできますでしょうか。
こんにちは、菅田です。私は2021年4月の大学4年生になりたての時にまずインターン生としてスパイスに参加しました。そこからWebエンジニアとしてのキャリアが開始しました。そのままインターン期間約1年ほどですね、減ってからそのまま大学卒業と同時に正式入社しました。
これまで振り返ってみると参画したプロジェクトは5つあって、様々な方と一緒にサービス開発っていう現場に携わることを経験してきました。もちろんその5つの中でプロジェクトごとにやっぱり開発体制っていうのはそれぞれちょっとずつ違ったりとかするんですけど、それぞれに応じて自分が必要だと思った役割を考えて担うようには意識してきました。
主な業務としては要件定義だったり設計だったりとか実装とか、そういったいわゆる開発って言われるような業務だったりとか、タスクだったり進捗っていうところの管理だったり、いわゆるマネジメント業務みたいに言われる部分で、いろんなプロジェクトでそういうのを経験してきたという形です。
ありがとうございます。要件定義から入ってるってことは結構上流から入ってるんですね、今。
もちろんそのプロジェクトのフェーズにもよるんですけど、例えばもう既にリリースしてて、こういう新しい機能欲しいんだけどっていう、そういうもちろんその機能としてどうあるべきかみたいなところだったりとかが、もちろんそのプロジェクトごとにもよるんですけど、そういうところで本当に必要なものっていうのはちゃんと理解して一緒に考えていくっていうところは個人的には意識してやってるところはあります。
ありがとうございます。次にしなどさんにキャリアを聞いていきたいなと思いますので、簡単にスパイスファクトリーに入る前のしなどさんのキャリアから教えていただけると嬉しいです。
私はファーストキャリア、実家が塾をやってるんですけども、そこの塾講師を3年ほどやるところから始まってます。塾なので生徒さんに何かこう教えたりだとか、私は中学生までは全教科を教えるみたいなことをやってたので、ひたすら教えたりしてました。
そこからベンチャー企業にちょっと頑張って修行に行きたいみたいな気持ちが出てきて、そこで教育業界向けの人材紹介だったりコンサルティングとかする企業に行って3年くらいそこで働きました。
2年目くらいから同社初の自社事業をやるってことになって、そこの唯一の専属担当みたいな形で新規開拓営業やったりマーケやったりCSやったり、外部の開発会社との連携が発生したのでそこでエンジニアさんとコミュニケーション取ったりみたいなことをやっていて、そこの中でユーザーインタビューとかをやる機会があって、そこでUXデザインと初めて会いました。
で、UXデザイン今後やっていきたいなと思い3年前にスパイスに入社しました。スパイスでは比較的教育業界のクライアントさんであったりだとか公共系のクライアントさんが多いんですけども、そこに限らず幅広いお客様を中心にUXデザインだったり、それ以外の周辺の例えばPMだったりだとかライティングやったりだとかCSやったりみたいなところでかなり幅広くいろいろやらせていただいています。
そうですね。IXDの組織の中でグループリーダーの一人としてマネジメントに関わらせていただいたりとかもしています。
ありがとうございます。このUXデザインに出会ったとき、そこまでモチベーションが上がるそのUXデザインにチャレンジしてみたいなって思った何か出来事のきっかけとかって何かあったりするんですか?
お客様とそれこそユーザーインタビューをしている中で、こういう悩みがあるんだとか、自分が作っているプロダクトに関してここはすごい評価してくれているけど、ここは使いづらさを感じているんだっていうのが間近に感じられて、なおかつそれを改善できる立ち位置にいるっていうところがすごくいいなと思いまして、これはもっと突き詰めていきたいってなりました。
今、IXDと言われているデザイン事業部門で、デザインオプスっていうデザイン組織で動いている様々な取り組みがあると思うんですけれども、品田さんはデザインオプスの中ではどんな取り組みに関わっているんですか?
はい、私はプロセスユニットというユニットに所属していまして、会社の業務プロセスの標準化であったりですとか、あとはチームのオンボーディング、オフボーディングをいかに滑らかにするかというところに携わっています。
ありがとうございます。ノートでもデザインオプスの話は公開されているんですけど、結構皆さんに見られているので、気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひノートも見ていただけると嬉しいです。
それではお二人のキャリアをお伺っていたところで、今回のテーマに入っていきたいと思います。
まずはですね、テイクイニシアチブのコアバリューでお二人は受賞されたと思うんですけれども、そこの観点でですね、お話を深掘りしていきたいと思います。
まずですね、テイクイニシアチブというコアバリューについてなんですが、課題を発見し行動しようという日本語訳がついておりまして、お二人の目の前に仕事や課題があったときにですね、
まずはこれ自分がやるべきだなとか、これはチームとして絶対に取り組むべきだというふうに感じる瞬間ってあると思うんですけれども、これに対して自分が自ら働きかけて動いていくっていう瞬間って、例えばどんな場面であったりしましたか、津畑さん。
私は様々な場面であるかなというふうに思って、例えばちょっとエンジニアの技術的な話になってしまうので、ちょっと分かりにくかったら恐縮なんですけど、そのレビューの出し方、エンジニアが実装して機能を作るにあたってソースコードっていうのを変更したりとか書いていったりするんですけど、
そういうのを他のメンバーにレビュー、要は見てもらっていいかどうかっていうのをチェックしてもらうみたいなレビューっていうのがあるんですけど、そういうのの出し方一つとっても、コードを変更した単位っていうのをコミットって言ったりするんですけど、そういうコミット単位でそのコミットの仕方だったりとか、そういう細かいレベルでもなんか単純に気になった部分っていうのを他のメンバー含め話して、動作確認もそうですね、こういうふうに動かして確認したよみたいなところだったりのその共有の仕方、
他のメンバーとやっぱり一緒に働いていくので、様々なところでそのチームとしての取り組み方みたいなのを整理していくっていうところは私から具体的に働きかけて、変えたというかそういうふうにしていこうよみたいなふうに働きかけた部分として具体的にあるかなとは思ったりしました。
質問にあったチームで取り組むべきだと思ってやっぱり働きかけるっていう感覚はなんか僕としては少ないっていうのがあって、そういうのはなんか僕の多分基本というか当たり前みたいに多分置いているのとして単純に良いものを作るっていうのがやっぱ大事だと思ってて、そこに対して必要だと思ったことを僕として発信していってるだけかなっていうか、その発信することを大事にしてるみたいなところがあるなって今思っていて、
結果的にその自分が良いものを作るためにこういうのが大事だなって思ったことを一緒に働いているメンバーに伝えるっていうのは当たり前にやってるから、それが結果働きかけという形に見えるんだろうなっていうふうに思ったりしてます。
あとはその良いものを作るっていうのもあるんですけど、普段働いていく中でそのプロジェクトごとになんか何かしら自分の中で違和感だったり居心地の悪さみたいな感じることが皆さんもあるかもしれないですけど、僕はあって、なんかそういうのをなんか逃がさないというか、逃がさないというか、このなんか感覚、この状況嫌だなみたいな違和感を逃さないようにするのは心がけてるかもしれないなと思ってて、
結局その違和感っていうのって課題かもしれないし、そういう違和感に対してそのままにしないというか、違和感ある状態をどうしたらいいかっていうのを自分の中で考えたものを単純にまたそれを他の人に伝えていくというか、自分だけで解決できることであればそれは単純に自分の中で消化するかもしれないですけど、そういうのを他の人と共有して伝えていくことで結果的にそういう働きかけっていうかチームに広がっていく、いってるのかなっていうふうに思いました。
ありがとうございます。ちなみにすごくすごくいいことを言ってる。
本当ですか?
谷様って感じだけど、いいものを作るためのこだわりっていうのをすごく津形さんから感じたんですけれども、単純にいいものを作るためにっていう責任感って自分の中で最初から持ってましたか?
そうですね。最初から持ってました。やっぱ結局エンジニアになって何ができるってそのやっぱり動くものを作れるだと思ってて、それが本当にいいものじゃなかったら作る意味って正直ないっていうか自己満で終わってしまうみたいなところはあるから、ユーザーファーストとかっていう言葉も社内では掲げてると思うんですけど、結局その使う人にとって意味があったり価値があったりいいなって思うものをやっぱり作らないと意味がないと思ってるので、そこっていうのは僕の中でベースとして当たり前にあるものっていうような感覚です。
受賞コメントの中にもいつもこう責任感強く誠実に取り組む姿勢やそのものづくりへのこだわりみたいなところが評価されたコメントが入っていたので、津形さんの教授が皆さんに広がって伝播しているみたいなところは非常に今回の受賞にもつながっていたのかなと思って、今津形さんのコメントを聞きながら思っていましたが、品田さんこれ聞いてみてどうですか?津形さんのお話が。
いやもうかっこよすぎて何も言うことないです。
ちょっと照れますね。
照れますね。
ありがとうございます。それではですね、品田さんにも同じく聞いていきたいなと思いますが、品田さんもこの目の前の仕事や課題に対して自分がやるべきだなとか、これは自分が働きかけなきゃとか感じた瞬間ってどんな場面でありましたか?
私も津形さん同様様々な場面であるなというふうに思っていて、なんかすごい大きい何かというよりかは日々ちょこちょこいろいろあるなというところで、なんか誰かがここ困ってそうだなと思ったらここもうちょっとこうするといいんじゃないみたいな感じで動いたりだとか、ここもうちょっとアップデートするとよくなるだろうなみたいなところでちょっと動いたりみたいなことは本当日々ありますというところで、
例えば本当に小さいところで言うと、このチャンネルにこういうリマインダーワークフローがあればみんな楽になるじゃんみたいなところであったりだとか、このプロジェクトの進行だとアサイン変わったからこういうふうにアレンジすると社内もやりやすいしお客さんもやりやすいじゃんみたいなところで提案して社内が動いていたりだとか、そういうことの積み重ねを日々やっている気がします。
そのマインドとか、自立駆動の精神、これもう自分でやっちゃおうとか、これは誰かにお願いしても良くしてもらおうとかって、そういうマインドとかその考え方とかって、品田さんはなんかどこから来てるんですかね。
私は割とすごく単純なので、目の前の人であったりその先の人が幸せであってほしいなとか、ちょっとでも喜んでほしいなとか、ありがとうって言われたいみたいなところがかなり大きいと思っていて、そうですね、そういう人がちょっとでも楽になるために自分が動くんだみたいなところはあるかなと思いました。
品田さんは結構その目の前にいる人の喜びとかを結構大事にしているような感じなんですね。そうですね。ありがとうございます。そんな2人、矜持を持ってたりかっこいいところがあったりとか、人の喜びを実現させるために動いているマインドがあったりとか、すごい素敵なお2人なんですけれども、
お2人がその役割を超える、越境したりとか、そのエンジニア、デザイナーだけではなくて、このプロジェクトや組織の中で、まあ越境や横断して動いていく中で、気づきがあったな、動いてよかったな、みたいなところをお伺いできればなと思うんですけれども、須田さんいかがですか。
そもそも僕の中でその役割、そのエンジニアだとかデザイナーだとかっていう感覚が正直僕はそんなに多分ないなっていうふうに思っていて、例えば分かりやすいところで言うと、なんかそのエンジニアがその実装する対象として何を作るかっていうところを考えるにあたって、まあ作る対象ですね、どう作るかっていうところもそうなんですけど、何を作るかっていうところを考えるときに、なんかそのUIだったりUXっていうそのデザイン設計だったり、その画面としてのその構造みたいな、
UXって言われる部分も結局次続きで考えるのが自然だと思ってて、例えばその機能を作りたいとか、その進め方っていうところとかを含めても、どう進めたら一番いいのかみたいなところを考えるのも自然につながっていると感じてて、結局一つのものをいいものを作っていくって考えたときに、なんかそこって別に区切れないなっていうか、区切る必要がないというかっていう感覚で、一応なんかその役職なんですかって言われたらエンジニアですみたいに言うんですけど、
そこっていうのはあんま関係ないと思ってて、役割とかテリトリーっていうのを意識しない方がむしろいいものが作れるし、それは無意識感に多分そう捉えてるから、自然とそういう、もちろんクライアントワークであればクライアント含めみんなで巻き込んでいいものを作っていくし、そこで働くメンバーがなんかすごく不満を持ってしまってたら、それって多分うまくいかないので、そういうのにいろんな観点を持って全体でいいものを作っていくところに向かっていければ、
なんかっていうふうに考えているのかなって自分としては思っています。
ありがとうございます。
しなださんにも同じ質問かなと思っていて、役割を超えてですね、プロジェクトや組織の中で影響とか横断して動く中で、しなださんはどんな学びを得てきたのかなっていうところを聞きたいんですけど、いかがですか?
UXデザイナー以外のロールの方々が考えられていることだとか、あとは抱えているものがちょっと解像度上がったのかなというのが一番大きな学びかなと思っています。
具体的にはとある案件でPMとUXデザイナーとブリッジと3つのロールをやらせていただいたことがあって、PMやったことなかったですし、ブリッジもやったことなかったんですけども、それぞれ業務をやっていく中で、例えばPMであれば単にスケジュールや進行管理するだけじゃなくて、
社内の信頼を得たりだとか社外の信頼を得たりだとかがすごい主要なんだなぁみたいなところに気づけたりですとか、あとはブリッジの業務をやる中でフィリピンのエンジニアとコミュニケーションを取るにあたって、そもそもコミュニケーションの前提が違う前提でいろいろ話していかないと、あれこれって当然これやってもらえるものじゃないの?みたいなところが上がってこなかったり、お互いフラストレーションを感じちゃうんで、そういったところの前提揃えるのがめっちゃ大事だなぁというところに気づけたりだとか、
実際業務やってみないとわからないところは多々あるなぁと思ったので、そこが一番大きい学びだったなぁと思ってます。