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yunyantokyo
生地も自分で作られているんですか。
小麦粉?
matsui
小麦粉です。
yunyantokyo
プリプリっとしていて、すごくいい食感ですね。
このような食感にするのに、大切なポイントはありますか?
matsui
茹で方はありますかね。
逆に、ちょっと茹ですぎなんじゃないかと思うぐらい、僕は茹でて
それで水分を含ませる、というのはあると思います。
yunyantokyo
それでプリプリなんですね。
ワンタンみたいなプリッとした食感。
matsui
水餃子みたいでしょ。
クリスマスにやるトルテリーニ・イン・ブロードっていう、
それもラビオリの一種なんですけど、
ちょっと話が飛びますが、
クリスマスのシーズンになると去勢した鶏肉が出るんですよ、市場に。
それで出汁をとって、そのスープでラビオリを食べるんですけど、
まさに水餃子みたいな感覚で食べるんです。
yunyantokyo
去勢した鶏って、
matsui
日本でもやってるとこはいっぱいありますね。
yunyantokyo
それは、太らせて脂肪をつけるために?
matsui
そうですね、脂肪をつけて大きくするためですが、
もちろんそれは鶏によって、できるもの、できないものがあります。
yunyantokyo
あとウサギの食材についてお聞かせください。
うさぎは、なんとなくフランス料理っていうイメージが強いんですけど、
イタリアでも結構食べられてる感じなんですかね。
matsui
そうですね、ウサギは本当に向こうではポピュラーで、
日本のスーパーで鶏肉が売られているように、パックされて売ってます。
日本だとウサギって高価なので売れないんですが、
向こうはそこまで高くないですし、
普通に食べますね。
yunyantokyo
日本では、ウサギの食材はあまり馴染みがありませんよね。
フレンチを食べに行った時に出てくるお肉、
そんな感じはしていましたけど、
matsui
ジビエとか。
yunyantokyo
日本に
ウサギっているんですか?
matsui
野ウサギがいますね。でもその場は結構肉が赤いので、
もうちょっと癖があったりします。
yunyantokyo
先ほどお話を伺って、
レストランのスタッフにムスリムがいらっしゃって、
その人に配慮して豚肉を使わないで料理を作っていたっていうのが
素敵なエピソードだなと思いました。
イタリアの家族の絆の深さみたいなものを感じることができたんですが、
その辺もう少し何か詳しくお聞かせいただいてもいいですか?
matsui
はい。
その方は洗い場の人なので、仕事で豚肉を口にすることは決してないと思うんです。
ただ、オーナーがそのような細やかな配慮をしている、というのが僕には驚きで、
イタリアにいると、いろんな国の方と働くことが多かったので、
宗教のこととか、日本でしか働いていなかった僕は
あまり、そういうことを考えたこともなかったですし、
ラマダンが明けたら、明日は午後8時13分に夜ご飯を食べなきゃいけないとか、
今日は8時16分だとか、
レストランだと8時ってめちゃくちゃ忙しい時間なんですけど、
忙しい時に「ご飯まだか?」みたいなことを当たり前に言ってくる感じとかが、
それに対して日本だったら「忙しいんだからそんなこと言うなよ」って言われると思うんですけど、
そういうことじゃなく「作ってやれよ」っていう家族思いの感じ、
ちゃんとスタッフの背景のことも考えてる、っていうのを僕が言ってたのって2007年とかなんですけど、
20年近く前でしっかりそれをやれてるっていうのは驚きましたね。
yunyantokyo
やっぱりそういう意味ではやっと日本もそういういろんな多様な文化に対する理解とか、
そういったものがようやくわかり始めたのかなと思うんですけど、