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2024年4月12日。そろそろ過去になりますが、今日は仕事帰りに渋谷に行きまして、
ユーロライブという会場で毎月第2金曜から5日間開催されている渋谷落語初日の会に行きまして、
創作落語ネタ下ろし、しゃべっちゃいなよという会で、これは創作落語、落語家さんが自分で作った新作のネタですよね。
新作のお話を人前で初めて披露する。それをネタ下ろしって言うんですけど、人前で初めて披露するという、そういう会で。
4人の落語家さんがそれぞれ、この会のために新作を作ってきて、それを順番に披露して。
もう一人、鳥野ココンテコマ辞書だけ、以前この企画から生まれて、今、寄せとかでバンバンかけて鉄板ネタになってきた十字打ちという、
そのネタを披露するという、そういうコンセプトをネタだったので。ココマ辞書の鳥野師匠だけは、以前からやってるネタなんだけど、
その前に出てくる4人のメンバーは、今日この日のために作ってきて、この日初めて人前に出す、そういうネタをやるという会なんですよね。
だから、演者さん自身は自分が作ってきたネタが果たしてウケるのかどうか、うまくできるのかどうかというところで緊張感もありますし、
ますしで見ているお客さんも鳥 の駒実証はネタが決まっている
けど他の4人がどんなネタをやって くるかとか全然想像がつかない
のでもう本当にお客さん側もちょっと 緊張感とワクワクとありながら
この回独自の雰囲気があっていつも 面白い回なんですけど今日出てた
メンバーが三遊亭群馬さん縦川 断吉さん縦川ダンスさん滝川小八
で鳥がココンって駒実証だったん ですけど今日の新作落語は特に
ですねやっぱり滝川小八賞のですね ハンサムっていうネタなんですけど
ハンサムっていうねおとぎ話で ハンサムな王子様が魔法でカエル
の姿に変身させられてお姫様の キスで魔法が解けるみたいな話
がありますけどあれをモチーフ りした新作落語でとにかくね他の
演者と比べてめちゃくちゃ短くて 本当に数分で終わる話で鳥の駒
実証が小八さんがすごく短くて びっくりしたみたいなこと言って
たんですけどそれぐらいもうさっと 終わったんですけどそのさっと
終わった中でものすごい数の爆 笑を起こしていてものすごい勢い
でブワーッと渦巻くように笑い を起こしてさっと帰っていって
ものすごい小八師匠の技量という かパワーを見せられた一石でした
詳しくは説明できないんですけど フレーズとか発想も面白いんですけど
小八師匠は独自の世界観であったり フレーズとかをお客さんに叩き
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込むための間であったりテンポ であったり声の抑揚とかここは
バーンと出してここはちょっと 軽めに軽いトーンの声で出して
みたいなそのなんて言うんでしょう ねシュールな世界観をお客さん
にできるだけスムースに飲み込 ませるためのテンポ感とかリズム
感みたいなものが本当にすごい 小八師匠でしか体現できないような
ものを持っていてそれで数分間圧倒 されっぱなしみたいなそういう
一石で小八師匠の腕力を見たような パワーを見たような一石でやら
れましたねそれがあと個人的に 好きだったのはたてかわだんきち
さんという古典もやるんですけど 新作作るとめちゃめちゃ変な話
をいっぱい作ってるそういう人 なんですけど今回は水道工事で
あるご家庭の水が出なくなった から水道工事の人がいろいろ調べ
たら水道管になんかゲル状のもの が詰まっててそれを掻き出して
あったら水が流れるようになって よかったなと思って業者さんが
帰って家で一人で晩酌とかして 寝てたら家のピンポンを押す音
が聞こえて夜中になんだろうと思 ってガチャッとあげたら昼の工事
で水道管から掻き出したゲル状 のものがやってきて水道管に詰
まってたところを助けていただ いてありがとうございますと恩返し
がしたいんですって言ってゲル 状のものが恩返しをしに来る話
なんですよ何言ってんだろうって 思いますよねそういう落語なんですよ
いやマジでねこれがゲル状のもの っていうフレーズで押し切るような
一石だったんですけどでもゲル 状のものがだんだん愛おしく思
えてくるような不思議な話でしかも 手も足も目も鼻も口もないっていう
描写があるんで本当にただのベターン としたゲル状のものなんですけど
それが話しかけてきたりしてちょっと ずつかわいく見えてくるっていう
すごい面白くてシュールな一石 ですごい楽しかったですねこの
しゃべっちゃえねよという企画 は林屋彦一師匠という新作派の
落語家さんが旗振り役になって 三級達人さん渋谷落語のキュレーター
の三級達人さんと一緒にアフター トークとかもしたりするんですけど
その中で落語にはいろんなものが あって例えば柴浜というような
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人情話の大ネタとかをやるとそういう ものを手掛けると見事だとか立派
だとかいうふうに言われちゃうん だけどでも彦一師匠的には例えば
ゲル状のものが恩返しにやって くるという一般的な人にとって
は広くポピュラーなものになる かというとなんじゃそれと思われる
かもしれないが狭い範囲で刺さる 人にはめちゃくちゃ刺さって面白い
と感じてもらえるようなそういう ふうなネタをちゃんと人前で出せる
ような場っていうのは必要だよね そういうものが評価される場っていう
のも必要だよねって話を彦一師匠 はされててそういう意味でも渋谷
落語のネタ卸しの回っていうのは めちゃめちゃ面白い場所になってる
なっていうふうに思いましたね ゲル状のものが恩返しに来る話
っていうのがすげえ面白かったね って言い合える場所っていうのが
いわゆる伝統芸能の中の一箇所 どこかにあるっていうのはすごい
面白いなというふうに思いました 明日も一応渋谷落語行こうと思
ってて明日は14時の回と17時の回 とあるうちの17時の回は比較的
スタンダードな古典の上手い人 でもスタンダードの中でも個性
っていうのはちゃんとあるんです けどね演者のでもどちらかという
とスタンダードに古典をやって それぞれの演者さんの出しが効いてる
みたいなそういう回なんですよ 17時の回は14時からの回がちょっと
クセ物揃いの回でもう個性に打ち のめされてものすごい濃厚な味わい
のメンツが揃ってるんで僕は明日 は14時の回に行こうかなと思って
て鳥田三優手青森さんっていう やばい二つ目さんなんですけど
今日も渋谷落語の僕が今日見に 行った喋っちゃえねえの回の前の
回に出ててその時に神憂心座っていう すごいでかい長い話の前半だけ
やったらしいんですよなんとなく xの投稿を見てると明日の僕が
見に行こうと思ってる回で青森さん が神憂心座の後編をやるんじゃない
かなと思っててということはすごい 二日出番があってそれですごい
長い話のパート1パート2をやる みたいなそういうことを二つ目
のそんなにまだキャリアとして は浅い段階で仕掛けてくるっていう
その時点でもう結構熱いんですけど やるなみたいなやっぱり三優手
青森さんっていうね多分今生で 見る値打ちが一番ある生で今日
何をやってくるんだろうっていう ふうに楽しみにしながら見に行く
値打ちを今一番感じる二つ目さん の一人ではあるので若手の中では
そういうふうな楽しみワクワク 感を感じる落岡さんの一人では
あるので明日は神憂心座の下段 やるのかな神憂心座の後半をやる
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のかしら神憂心座って僕ちゃんと 聞いたことないからそれだったら
ちょっと他の落岡さんの音源とか 聞いて予習していくのもいいかも
しれませんけどとか言いながら 全然違うネタやるかもしれない
しねそれも楽しみにしながら明日 だから14時の回が柳谷小舟さん
というもうひょうひょうとした 淡々とした口調ながらところどころ
に変なフレーズを入れてくる若手 徒で古今亭文育師匠というすごい
やばい上手い師匠ものすごいしっとり とした語り口から入ってきてもの
すごい緩急メリハリをきかして 古典のポテンシャルを最大限に
押し広げてぶつけてくるような 師匠そして開楽亭ブラック師匠
という落語界の地下の帝王みたいな 人ですよねで鳥ヶ三遊亭青森さん
というここまで文育師匠とかブラック 師匠みたいな実力派ベテランを
見た後にこの若手二つ目の青森 さんがじゃあその大ネタをやる
のかみたいなそういう意味でめちゃ めちゃ楽しそうな番組なんでちょっと
明日それを見に行こうかなという ふうに思ってますが本当渋谷落語
マジ面白いんですけどなんかあんまり 落語を初めての人にも見てもらいたい
んですけどねぜひお客さんもっと 入っていいイベントだなと毎月
思ってるんでぜひ皆さんお時間が あれば今月の渋谷落語は行って
みてくださいそんな感じでとりあえず 今日は以上ですおやすみなさい