そうですね。
あとやっぱ音楽体験としては新しかったですね。
例えば私iTunesあと今で言うAppleのミュージックですけど。
はいはい。
昔買った曲があってその曲を聴いたりとかはまあちょいちょいするんで。
まあそれはそれで懐かしいんですけど。
はいはい。
スポティファイの聴き放題ストリーミングっていうのはもう全曲行けるんで。
はいはい。
勝手にシャッフルだとしてもなんか知らない曲を自然と入ってくるみたいな感じの。
あー確かに。
そうですね。
それはまさにこのサブスクでかつリストがいっぱいあってどんどんリコメンドしてくれるっていうシステムがあるからこそ成立する聴き方ってことですよね。
そうなんですよ。
昔統計があったんですけど。
はい。
30歳を超えると新しい音楽を聴かなくなるっていう傾向があるデータが出たんですよ。
いやーわかるわ。
わかります?
多分あんま聴いてないと思います今新しいの。
で私は全くそうで。
YouTubeとかたまに音楽聴くとしても結局知ってる曲を懐かしむっていう聴き方なんですね。
いやほんとそう。そうなんすよ。
昔学生時代聴いたとか懐かしいな社会人のこれ聴いたなみたいな。
そうなんすよ。
だから全く新しい曲入ってこないんですけどスポティファイのシャッフル機能は自然と新しい曲が入ってきたこの曲いいじゃんみたいな聴き方ができるので。
あーなるほど。
音楽体験全然いわゆるiTunesiPodの頃と全く違うなっていうのはわかりましたね。
今聴いてて僕もやっとわかりました。何が違うんだろうって思ってたんですけど買うだと知ってる曲を買うだからもう自分が好きだから買うにしかならないけど。
こうやって流れてくるんだったら新しく出会うっていう体験ができるんですもんね。
そうなんですよね。
これは全然違うな。
そうなんですよ。だからそれなんでその体験に価値があってみんなスポティファイ聴いてる。
ただこれちなみにアップルでもアマゾンでもYouTubeでも似たようなことは確かできるんで。
ですよね。YouTubeのお金払って音楽聴くやつとかあとAmazon Music Unlimitedとか入ってる人も結構いるかもしれないけどほぼ一緒ですよ。
ほぼ一緒ですから。なのでここでポイントが4億人のユーザーそのうち有料会員が1.8億人いる中でスポティファイって儲かってるんですかっていう大きな議論があるんですよね。
なるほど。そうですよね。確かに。会社としてとかビジネスとして儲かってるのかっていうのは確かに気になりますけど、そのあたりは実際どうなんでしょうか。
結論を先に言うと、2016年に創業して。
2006年。
2006年に創業して、2021年最新の期で初めて営業黒字化して利益率1%。
当期純利益で見ればまだ赤字という感じで。
4億人のユーザーを抱えてまだ利益がちゃんと出てないっていうのは、いかに厳しいマーケットかっていうのを痛感しましたね。
なるほど。ちなみに当たりますけどスポティファイってもうとっくに上場してるんですよね。
スポティファイ上場してますよ。2017年か8年ぐらいしてますね。
まあまあでもとっくにと言ってもまだ4年ぐらいってことですよね。
そうですね。
なんか一般論として上場してるのに赤字だったら株主とか文句言いますよね。
そうなんですよね。一応スポティファイはまずユーザー数が右肩上がりっていうのがまず大きいですね。
結局プラットフォームビジネスに近しいんで、いかにマーケットシェアを取るか。
あとストリーミングのマーケットも年々伸びてるんですよね。
実は音楽業界って2010年ぐらいまで右肩下がりだったんですよ。
それが2012年以降になって、実は音楽業界が右肩上がりに上ってきたんですよ。
面白い。業界が右肩上がり下がりっていうのはその業界全体の振り上げというか、
ビジネス規模的な話ですよね。
ビジネス規模的にずっと2010年まで完全に右肩下がり。
それはいわゆるレコード会社とかの物理的なCD販売がずっと落ち続けたんですよね。
ですよね。
今はどうなってるかっていうと2012年を境目ぐらいに右肩上がりに実は増えてて、
それのドライバーは明らかにストリーミングなんですよ。
ストリーミングでみんな課金するんで、
結局CDを年間1枚も買わなかった人が毎月1000円払うと年間で1万2000円ですよね。
そうですね。確かに。
アルバム4枚分ぐらい買ってることになるんですよね。
買ってますね。確かに。
となると実は世界でそういう動きになってるんで、
マーケットが回復をしてる。
ただ先ほどあったように、
Apple、Amazon、GoogleといったGAFAがSpotifyの強豪なので、
サービスも似てくるし、金額も結局900円ぐらいでみんな前後してるわけなんですね。
そうですよね。
なのでいわゆる経済学という完全競争に近しい。
そのうち競争がすごく厳しくてなかなか利益出せない。
利益出すためには値段上げたいけど値段上げたら他社に取られるし。
だからもうギリギリ。
かつ何が厳しいかっていうと、
Apple、Amazon、Googleっていうのは他のサービスがありますよね。
確かに言われてみればそうですね。
明らかに音楽保管サービスなんですよ。
はい、確かに。
AppleにとってはApple Music聴いてもらうのも大事なんですけど、
それ以上にiPhoneが売れることが大事になりますし、
Amazonにとってはそれ以上に、
もしかしたらそのECとかAWSとかっていう文脈で使ってもらうの大事。
その中で音楽もサービスもありますよ。
GoogleのYouTubeも一緒ですね。
まあそうですね。
ただSpotifyは音楽がメインの事業で勝負してるという、
そういったところがなかなか利益が出づらい。
4億人いても利益が出づらいという課題があるということですね。
だから他の事業でカバーするから
ここは損かぶっても人気取れればいいということができないってことですよね。