2022-01-14 34:23

Ep.011 ゲスト鷹鳥屋明さんと語る(前編)~ダイナミックな中東経済のおもしろさ~

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中東で一番有名な大分人こと、鷹鳥屋明さんをゲストにお迎えして、中東のリアルな経済状況や投資感覚、税制やその背景事情などを楽しく語っていただきました。

◆参考リンク

中東の民族衣装の差異と着用法 | 鷹鳥屋明 | 遅いインターネット

[新刊案内] 2021.06.08 | 私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか? | 星海社

投資促進機関 | サウジアラビア – 中東 – 国・地域別に見る – ジェトロ

外資に関する奨励 | サウジアラビア – 中東 – 国・地域別に見る – ジェトロ

アラムコIPO、サウジ国民も「乗り遅れるな」 – WSJ

アラムコ時価総額2兆ドル回復 原油高受けAppleを猛追

イスラム債の実態に関する調査研究

イスラーム金融(Islamic Finance) | シティユーワ法律事務所

シャリーアとは – コトバンク

イスラーム銀行の発展と政治・経済的環境

サウジアラビアの人口・就業者・失業率の推移 – 世界経済のネタ帳

サウジアラビアの変革。 障害となる国民の「レンティアメンタリティ」とは

図録 サウジアラビアの人口ピラミッド

世界の平均年齢 国別ランキング・推移 – Global Note

アラブの大富豪はいつまでその生活を続けられるのか

トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|地域別活動|中近東

新型「ランドクルーザー」の納期はなぜ長いのか あの地域との深い関係とは

所得税ゼロのドバイ、コロナ抑制で外国人殺到 – WSJ

サウジ消費税3倍に引き上げ 原油安、改革に逆風

7月からVATを15%に引き上げなど、痛みを伴う財政政策発表(サウジアラビア) | ビジネス短信 – ジェトロ

代表なくして課税なしとは – コトバンク

寄付や逮捕でたびたび注目、サウジアラビアの王子はいったい何人いるの?(THE PAGE) – Yahoo!ニュース

◆ゲスト

鷹鳥屋 明 (Akira Takatoriya) @Shams_Qamar_JP

1985年生まれ。大分県出身。筑波大学第一学群人文学類歴史学専攻卒。メーカーや商社、NGOに勤務。日立製作所時代にサウジアラビアに滞在。その後バーレーン、カタール、UAE、ヨルダン、パレスチナを巡り中東世界へ興味を持つ。中東情勢を学びながら日本と中東をつなげるべく、メディアを活用し日本文化のアラブ向け宣伝活動を行う。SNS上でのアラブ人フォロワー数は約10万人。著書に『私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?』(星海社新書)がある。

◆パーソナリティ

00:07
SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び、投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、まさきと、しげいです。
はい。この2人でお届けしてまいりますが、今回もなんとゲストに来ていただいております。
ゲストの鷹鳥屋明さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ちょっと、じゃあいきなりんで振ってきょうしかないんですが、鷹鳥屋さん、まあ皆さんご存じかなと思いますが、
軽く自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
はい。日本人のサラリーマンで、たまに中東にちょくちょく行ってですね、なぜか向こうで有名になってしまった鷹鳥屋明と申します。
最近、私はアラブの王様たちとどのように付き合ってるかという本を出して、
ありがたいことに、いろいろお誘いを受けて、今回もお誘いを受けて出演させていただきました。
今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがたいですね、ほんとに。
軽くですね、関係性というかお話ししておくと、僕はですね、5年前ぐらいですかね、
とあるイベントにて、あそこにいるちょっと目立つ服装されている方は誰だろうかなというところから、
その後ですね、ちょろちょろといろんな場でお話をするようになりまして、
僕は年齢36なんですけど、年齢がたまたま一緒だったと思いますけど、
何か時々ご一緒させていただいたりしているという感じなんですけど、しげさんは。
そうですね、私は実は先月ですかね、まさきさんのご紹介もあって、
タカトリヤさんと初めてご一緒したと思ったんですけども、こんな奇跡があるんですかね。
iPhone見てたらですね、7年前の写真が出てきまして、
8年前か、2013年の写真が出てきて、そこにですね、タカトリヤさんがピースする写真が出てきたんですよね。
僕もこんなことあるのかと思って、言ったら共通の知人、友人がいて、
その時に飲み会があって、そこでタカトリヤさんが中東の格好をされているというのがたまたま映って、
あの時実はご一緒してたんだということをですね、気づきまして、
今伺うとまさきさんよりも前に私もタカトリヤさんと会ってたみたいな、
iPhoneにそれが残ってたという、そんな奇跡がありましたね。びっくりです。ありがたいご縁です。
いやーすごいですよね。まさかね、8年も前に会っているとは。
それはびっくりですよ。
ちなみに当時からもちゃんとね、いつものタカトリヤさんの戦闘服と言いますか、
戦闘服?
なんていうんですかね、民族の衣装ですかね。
せっかくなので、正式名称あれはなんて言うんでしたっけ。
03:04
赤白の千鳥格子のやつはシュマグと言って、
輪っかはアガール、イガールと思うんですけど、
イガールって言ったほうがわかりやすいかもしれない。
真っ白い服はソーブっていうオバキュー服ですね。
あれをいつも着て、とことこといろんなところに練り歩いてる感じですね。
いやーすごいですよね。
本当日本国内で今の服を着ていらっしゃる方を、
もちろん海外の方はたまに見たかもしれませんけど、
日本人で着ていらっしゃるのは僕はタカトリヤさん以外見たことはありません。
そうですね、ドバイとかサウジアラビアに行った友人から、
空港にタカトリヤさんがいっぱいいたよって言うの、
それ俺じゃねえんだよって。
そうじゃないよみたいな感じの。
いやーすごいですよね。
やっぱりね、気持ちも高ぶる感じですね、そういう服装のほうがっていうか。
やっぱモードは変わりますね、間違いなく。
仕事してる時よりかは話したりパフォーマンスをするというか、
ちょっと心持ちが変わりますね。
なるほど。僕そういうイメージで、
戦闘服という例を使ったんです。
確かに確かに。
気持ち変えるみたいな。
それは間違いじゃないです。
なるほどですね。
ちなみにね、タカトリヤさんさっき自己紹介でおっしゃっていただいてましたけど、
お仕事は別にサラリーマンをされている。
そうですね、某エンタメ企業でIPとかをいろいろさせていただいております。
そうなんですよね。
そこがやっぱり僕の中では生き方として、
よく今サラリーマンをしながら副業とか兼業みたいないろんな話とかもありますけど、
ある意味それの一つの極北みたいな。
振り切った感のところでそうですね。
いやー。
でもそこがあれなんですよね。
僕も著書配読させていただいたんですけど、
ありがとうございます。
もう素晴らしい本なんですけど、
それを読むとあれですよね。
いかにサラリーマンだったタカトリヤ青年が中東の風に包まれていくかみたいなのがわかっていくので。
ありがとうございます。
そのリアル感がすごい良いなと思いながら。
ありがとうございます。
今ちょっと気づいたんですけども、先ほど安崎さんと同い年っていう話があったと思います。
私写真8年前っていうことは、当時タカトリヤさん20代の半ばから後半ぐらいからもうそういう格好とか今の服装を着られて、
そういう活動を会社員で働きながらやられたっていうことですね。
7,8年前から当時メーカーに勤めてた時代からそれやってたわけですね。
かなりそう思うと20代でそういう活動されてるっていうのは結構尖ってるんですよね、今思うと。
06:01
でもそれがある意味、こいつ7,8年前からやってたんだっていう証明になるからいいですね。
確かにそうですね。
昨日、今日じゃないですもんね、本当に。
長年やられてるっていうのは感じました、写真見て私も。
ありがとうございます。
というそのタカトリヤさんに今日お越しいただいたんですけれども、
一応ですね、この番組はタイトルはお金の話ということになってるんですけれども、
せっかくなのでというか、それは一つそうしてるのは僕がそれに興味あるっていうこと、
とましげさんは金融とか特にプロフェッショナルとしていろんなお仕事されてたりっていうところもあって、
この辺をいろんな角度から掘ってお話できるとすごい楽しいよなというところからこのポッドキャストは始まってるんですけど、
そんなわけですね、今日は中東で一番有名な、
日本人って言ってもタカトリヤさんご自身はあんまり言わないんですよね。
言わない、言わないっすね。
よくおっしゃってるんですよね。
はい。
そこが大変謙虚でいらっしゃると思うんですけど。
私は事実しか言わないようにしてるので。
すいません、なのでそれに期限を許して、中東で一番有名な大分人でいらっしゃるタカトリヤさんに。
ありがとうございます。
中東の方々って、やっぱりどういう金銭感覚を持ってらっしゃるのかみたいなのって、結構率直に興味あったりするんですよね。
もちろんね、著書にもいろんな、それこそ王族の方でいらっしゃったりとか、いろんな方のお話が出てくるんですけどね。
スーパーカー乗ってる話とかもあるんですけど。
もちろんいろんな方がいらっしゃるだろうなとは思いつつですね。
全体って言っちゃったらあれだな。
例えば国とか地域とかによってこういう特徴あるよとか、こういう共通項あるよみたいな話ってあるんじゃないかなと僕は勝手に予想してて。
もしそういうのがあったらお伺いしてみたいなっていう。
例えて言うなら、日本人だったらあんまり借金はしないで、みんななるべく貯蓄する人が多いよねとか、
投資はやらないで、キャッシュレスはちょっとなみたいな。
それは人口比率で高齢者の方が多いからとかもあるかもしれないですけど。
例えば日本だったらそんな感じだなって僕は思いますけど。
中東のって言っちゃうと隠れは起きないんですけど、こういう話あるよみたいなのをお伺いできたら面白いなと思っております。
でも基本的にそんな特段変わらないというところを、同じ人間だからっていうところであるんですけど、
個人センサー判別という話もしながら、やっぱりちょっと面白いのは、
意外と投資とか結構積極的にやってるなっていうイメージはありますね。
それは個人の方が。
個人の方ですね。
あと国家としてという点で言うと、投資庁みたいなものがありまして。
09:05
投資庁。
要は石油とか天然ガスとか天然資源で稼いだお金を、いかにして運用していくかっていう象徴がありまして。
大事ですよね。
PIFとか言うんですけどね、いろいろ。パブリックインベストメントファンドとかそういう言い方もするんですが、
そういうところがあって、お金を運用していって、その利益で国家運営の足しにしていくっていうのが結構多いですね。
面白いね。
で、印鑑の人も結構投資されてたりとか、政府系ファンドもあるように個個人でそれぞれ投資したりとか。
最近よく聞くのは、暗号通貨買ってる友人が結構多いなっていう印象がすごくありますね。
そうなんですね。
買ってますね。
暗号通貨の上下上げ下げがあるじゃないですか。
その度にインスタとかツイッターで悲痛な叫び声を上げてたりとかしてて。
いくら振っとんだとか言って悲しみとかこんな感じの投稿とかしてると、
買ってるんだなこの人たちとかやっぱ思いますね。
あれなんですかね、多分日本の投資で言うと、一般人がすると日本の国内株への投資が基本多くて、
アメリカとかなかなかしない、買ってる人も投資しないかなと思うんですけども、
中東の方がいる株式投資とかっていうのは、やっぱりどっちかというとグローバルなところでやるのか、
ちょっと国内の中東地域の金融事情はよくわかってはないんですけども、そことかイメージあったりしますでしょうか。
そうですね、いろんな海外の株買ったりとか、証券会社経由でやってる人とかもやっぱいますね、もちろん。
なるほど、グローバルで投資するって感じなんですね。
そうですね、たまにこれはちょっと特殊なのかもしれませんけど、
世界最大ともいえるオイルカンパニーのアラムコ、サウジアラムコっていう会社が、
上場した時の株のごく少数を国民に分け与えるっていうこともやってましたね。
0.0000なんかみたいな感じの、すごい細かく刻まれたやつを、
サウジ国民全体に売れる?売ってあげてたのかな?いや、あれ、配ってたのかな?どっちかな?
すみません、ちょっと記憶が曖昧になってるんですけど、たぶん買ったのかな?
なんか、サウジ国民が買えるようにっていう、なんか、福利厚生じゃないですけど、
そういうサービスとかやってましたね。
0.0000パーとしても、確かサウジアラムコ自家倉200兆円超えてるんで、
1パーで2兆円ですよね。0.0000パーで2000億。
ということは0.01パーでも200億ですから、それぞれ大変でも結構大きい金額ですよね。
12:08
国民に、いや、配ってないかな?たぶん国民に買える権利をあげたのかな?どっちかだったと思います。
すみません、ちょっとそこ、うろ覚えで申し訳ないです。
そういう形で、いろんな特典とかもあったりとか、いろんな運用をやったりとか、
あと不動産投資やってる人もいますね。
一時期問題になってたんですけど、不動産買って、そこが開発区になったりとか、
政府買い上げになった時に高値で買うみたいなのがあるんですね。
例えば、日本でいうと新幹線とか新しく通るからその土地の値段が上がるみたいな。
ありますよね。
開発プロジェクトに入る、価格が入るからみたいな、そういう土地転がしみたいな感じも、
ちょっと社会問題にも一時期なってたんですけど、そういうのがあったりもしますね、やっぱり。
なるほど。日本もね、バブルが90年代にありましたし、そういうのがどこでもあるんですね。
はい。
なんか今ちょっとふと思ったのは、例えば宗教的背景、
例えばちょっと違ってたら訂正していただきたいんですけど、
例えばイスラム教とかって、お金を貸して利子は取っちゃいけないみたいな教義としてありますよね。
そうですね。通称イスラム金融というやつでは。
そうですね。なんかそういう教義的な部分で、
例えば金融というか、その個人がお金を投資なり何かで増やすみたいなことに、
その文化的にそりゃいかんやろみたいなのってあんまりないんですか。
えっと、なんといえば言いますか、
シャリアっていう生活とかイスラム教徒はどうやって生きるべきかっていう規定みたいなものがあるんですね。
その中でも、こういう形でやればなんとかなるよねみたいな感じで、
ヨーロッパ型の金融システム、ヨーロッパとか欧米型の金融システムに合致するような仕組みに、
うまく組み替えてるっていうのはありますね。
要は利子じゃなくてこれは手数料ですとか、
もちろんそれが果たして本当に正しいかどうかっていうのは、
裏回り評議会とか宗教者たちがちゃんと吟味した上で決めるんですけど、
ただ、これは利子ではなくて手数料みたいな感じでうまくバランスを取る、
そういうやり方をやってるのって、
実はなんだかんだ言って、西洋の仕組みの中に組み込めるような形にはなってます。
個人であっても国家みたいな単位であっても、
お金を使ってお金を増やすっていうこと自体は別にいいんじゃないという。
あくまでよく言われるのが、
イスラムは商人の宗教ですみたいな感じがあるので、
取引の中で生まれた手数料っていう点だったらOKみたいな感じですよね。
15:06
おそらく私の微かな記憶ですけど、
お金がお金を生むっていう仕組みはあまりよろしくないって考えなんで、
お金を通じて一旦別のものに返して、
それで手数料とかってなれば、それはそんなに悪くないっていう。
一旦何かに返すっていう意味で、
不動産とか株とかの方がまだやりやすいかもしれないですね。
普通の融資とかになっちゃうと、
モロモロの感じの貸しとかで儲けるですから、
それが買い返しにして、おっしゃる通り手数料とかそういう感じですね。
違う形で、利子という言葉を使うのが適当ではないですけど、
うまく回るようにしてるという。
そうじゃなかったら国際金融の中に組み込めてないですからね、そもそも。
そうですよね。
私もタカトリヤさんの本を読ませてもらって結構印象的だったのが、
やっぱり石油王がそもそも存在しないっていう本はすごく印象的で、
かつ一方で国として儲かったのを国民に再分配というか、
そういうところはしっかりしてるっていうのがなるほどなと思ったんですけど、
同時に結構印象的だったのが、失業、若年失業と言いますか、
石油で儲かってるけれども就職先がなかなかなくて、
そこをどうするかみたいなところが結構整備してるっていうのを書いてて、
個人的にすごく印象的だと思います。やっぱり国だけ儲かっててもダメで、
ちゃんと国民に手に職というか職業をしっかりどうやっていくか。
日本の場合って比較的未だに新卒一括採用が非常に強くて、
おそらく欧米とかの特にヨーロッパとかの若年失業率に比べてかなり日本は低くて、
新卒一括採用から漏れるとそもそも苦しいみたいな。
嫌がれないというか。
別の厳しい側面があるんですけど、今のお話で言うとやっぱり今、
サウジとしては国として儲かっててもやっぱりその若年失業者含めて、
職業のところが新たにどうビジネスを作っていくかって結構力を入れてるような
僕、本読んで印象だったんですけど、そのあたりってどうでしょうか。
そうですね。石油化学産業だけって実はそんなに人を、
雇用を爆裂生み出せるっていうわけではないですね。
だって石油のプラント回してればある程度やっぱ動くわけでして、
むしろメーカーとかサービス業とかそっちの方だったら
雇用って結構生まれるんですね、普通は。
ところが、そこの部分が今まで産業基盤としてそんなになかったので、
石油で稼いだお金で今国内でいろんなもの、そもそもいろんなものを全部輸入してたんですね。
オイルで出てきたお金で、すべて食品から電化製品、車、
18:00
いろんなものを全部輸入してたのを、自国でも作れるようにしようよっていうところで、
今動いて、その労働力は若い人たちでやっていかないといけないよねっていうところの流れで、
産業育成に所信でるという一連のこの流れがある。
なるほど、だから国として石油事業があるんで、
お金がありますっていうだけじゃやっぱダメなんですね。ちゃんと輸入、お金があるから輸入すればいいっていう、
全部外製化じゃやっぱりダメで、内製化していかないと国として、
上手く次世代につなげられないっていうところなんですね。
そこにやっぱちょっとそろっと書いたんですけど、やっぱり失業率高くなる若い人いっぱいいるって言って、
あぶれちゃった人たちで、だいたい体制批判とか、
こういうの起こすんですよね。そういうリスクもあるんですね。
そうなると、そうなると王国転覆じゃないですけど、
俺たちの政権やばくない?みたいな感じで突き上げが来て変わってしまうっていう怖さがあるので、
そこの部分も備えてるっていうのがあると思います。
なるほど、そう思うと国の運営って難しいですね。
はじ取り本当難しいと思いますね。
しかもあれですもんね、さっき僕ちょろっと人口比率、年齢構成みたいな話しましたけど、
諸国の方が例えば日本とかより全然若いですよね。
末広がりで、何%だったかな、35歳以下の人口が50%以上あるんじゃなかったかな。
35歳以下、ごめんなさい、以上だったらおかしいわ。
ごめんなさい。
35歳以下の若い人たちが確か国民の半分近く占めてるはずですね。
国とかによりますけど。
日本は今平均年齢、全人口48歳のはずなんですよね。
結構高齢ですよね、平均が48歳ですからね。
我々まだ若手なんですよ、日本全体で見れば。
我々3人平均より下ですもんね。
50%以上が35歳以下ってなると平均年齢は相当若いですよね。
若いですね、すごく。若い国家ですし、
やっぱり人口ボーナス的な観点から見ても、若い人がこれから挑んでいくっていうところは、
マーケットとしてはいいんかな。
働く人がちゃんといて、働く場所がないと機能しないわけですから。
そこの部分を何とか盛り上げていきたい、作っていきたいっていう思いが間違いないことがあるので。
そういう意味では、タガトリエさんの印象としては、
中東の国々のところって、若者に結構活気があるんですよね。
日本でいうと、老職男子とかも言われたりとか、あんまりガツガツしてないとか、
例えばあまり出世したくないみたいな考えがある程度一部であったりとか、
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いろんな価値観の多様化がしてるんですけど。
いや、そこは偉くない。
そんなに日本みたいなブラック企業とは言いませんけど、
長時間長い間働いて、何とかしてキャリアを作っていって、
出世競争勝ち残ろうみたいな感じの、そういう動きってのはそんなにないと思いますね。
なるほど。
良くも悪くも、王政王族で成り立っている国なので、
ある程度、能力とか知識とかいろんなものを使って大臣クラスまでなる人にはいるんですけど、
結局一番トップは王族、王皇貴族が上層にいるので、
ある程度天井はあると思いますね。
テクノロートみたいな感じで大臣までなる方っていうのは実はちらほらいたりとかして、
純粋な自国民っていうのは優遇されるんですよ。
例えば他の国から来たアラブ系とアラブ系のハーフとかって、
参与国同士ならいいんですけど、非参与国だったら、
例えばシリアとサウジアラビアとか、ヨルダンとカタールとかのハーフっていうのは、
どうしてもちょっと立場が弱いというか。
純粋な自国民よりかはちょっと、
出世とかポジションの争いとかで不利になるので。
その分、能力とか技術をすごい身につけてやるっていう、
勤勉になっていく傾向もあったりしますね。もちろん個人差は大きいですけど。
おもしろいですね。
そういう状況の中で、もちろんいろんな方がいらっしゃるし、
同じ年齢でもいろんな方はいらっしゃると思うんですけど、
例えばお金はこれに増やした、例えば所得が増えたり、
何らかの方で増えたりしたら、これにお金使いたいんだよねみたいなのってあったりするんですか、傾向として。
どうだろう。車に使ってる印象すごいありますね。
車ですか。
車とか、意外とまだ消費の考え方が、経験。
日本っていい車買って、いい腕時計してとか、そういう感じじゃないじゃないですか。
綺麗なめちゃくちゃいいハイブランドのやつで、
全身固めて、高級車乗って、そういうわかりやすい感じの部分っていうところは、
まだ実は中東でだいぶ受け入れられてて、もちろんそうじゃない人もいるんですけどね。
金持ちながら製品な方もいらっしゃいますけど。
そういうわかりやすさを結構出してる感はちょっとありますね。
スポーツカーとか、まあ典型的な。
そうですね。あとは立派なお家にする。
24:01
結婚するときによく、旦那様側が用意するものに、
良い車、良い住居、良い家具、敷居を揃えて、奥様を迎えるみたいなことをやる地域もあるので、
そこで良いものをどれだけ揃えられるかが、男の器が問われるってところもあったりします。
なるほど。
そういう感が結構強い人というか、カルチャーの中にいる人にとっては、
それにまずお金を増やしたら、そこに使わなきゃみたいなのが結構使いたいっていうか、
そうしなきゃっていうプレッシャーみたいなのがあるんですかね。
まあ少なくとも向こうで軽自動車乗ってったら、すげえバカにされるか煽られるかどっちかでしょうね。
マジっすか。
本当にありますよ。
車でいうと、確か本にも書かれてましたけど、トヨタのお話が本にありましたけど、結構日本車とかは、
中東の国には存在感ある感じなんですか。
そうですね。トヨタ車はまだまだ強いですね。
あと砂漠でも巡行できるような、走れるような車って、
すごく重要視される傾向が強いので、特にランドクルーザーはもうすごく人気が高い。
ランドクルーザーですね。
砂漠走れるっていうのが一つの。
最近は郊外でしかないんですけど、ランドクルーザーとか、
車を砂漠の傾斜、思いっきり傾斜角のところに走らせて転がりながら運転させる遊びみたいなものもありますからね。
グルグル転がってますよ。
傾斜角で回ってそのままひっくり返ったりとか、
グルグル転がったりとかするっていうのもありますし。
結構危なくないですか、それ。
まあでもみんな若い人はよくやってたりするっていうのはありますし。
めちゃくちゃ激しいドリフトをするっていう遊びもすごい流行ってましたね。
面白い。あれなんですかね、今聞いてると、
車とかもそうですけど、流行ってたことも年齢が若いっていうか、
10代後半から20代前半ぐらいまでの人がどこの国でも、
多分アメリカでも日本でもヨーロッパとかでも、
大人になるにつれてはしなくなっていくじゃないですか。
だんだんそういうことをやる年でもないよなって言っても悪くなっていくんで。
それで言うと若いっていうさっきの話と繋がるなーって思いました。
若いですね。若いがゆえにするようになるんでしょうね。
それはちょっと思います。
ハイブランド思考というところがまだ価値観として結構大きいとした時に、
やっぱりお金を増やしたい、だから投資をして、
27:01
ガンガンお金を増やしていくんだっていうようなモチベーションは、もちろん人によると思うんですけども、
やっぱりそういったハイブランドで固めるような人たちは結構大きい感じじゃないですかね。
そうですね。
やってますね。
どうなんでしょうね。例えば仕事で得られる年収みたいなのと、
投資とかで得られるバランスみたいなのって。
バランスは圧倒的に働いてるところの給料のほうが圧倒的に多いと思いますよ。
やっぱり。 給料多いんですか?
根本的な話なんですけど、所得税がないっていうところでしょうかね。
知らなかった。 所得税がないですね。中東の一部の、
特に山陽国で見られるんですけど、所得税がかからない。ついでに言うと3,4年くらい、
3年前か、は消費税なかったんですよね。 むしろ今あるんですね。
今あります。ここ最近出てきて、コロナで値上がりましたね。
5%だったかな、サウジアラビアだったら。 一気に抜きましたね、日本を。
5%から急に15%いったんじゃないかな、確か。 5%だったかな、何%だったかな。
でもバーンって跳ね上がったんですよね。
付加価値税っていう、通称VAT、バットっていうね。
それが入ってきて、ある意味これ内田の小筒みたいなもんですからね。
そのあたりね、日本の場合は当然、
選挙を通じて、そういうふうな消費税を上げるかどうかって決まりますけど、
国が言ったらそうなりますっていう、そういう仕組みなんです。
何だっけ、2018年に5%、2020年にコロナっていう理由もあって、
15%でバーンって、いきなり跳ね上がったっていう。
問題なのは、この前財務省の大臣か偉い人が言ってたのは、
ごめん、コロナだったけどこのままでいくわ、みたいな感じになって、
税率がそのままになってるんですよ。
だから徐々に、所得税とかいろんな税率が増えてきたときに、
またちょっとぐるっと戻ると、代表なくして課税なしみたいな感じになっちゃうかもしれないねっていう、
別のラインの怖さがまた出てくるので。
またその王国の存在意義が問われるって形になりかねないので、
そこの税金の取り方とかバランスについても、実はかなり問題になってて、
例えばアラブ小国連邦のドバイとかだとお酒とか飲めたりするんですけど、
取税率がめちゃくちゃ高かったりするんですよ。
100%確か超えてたはずで、取税は。
そういう罪の税金、新タックスって言うんでしたっけ。
そういうのとかにどんどんお金を貸してたりとか。
30:00
僕久々に代表なくして課税なしのことは聞きましたけど。
石で習ったような気がするな、それっていう。
アメリカの独立戦争のときのあれですよね、イギリスに対する代表がないのか課税してくるっていう。
今そう言いながらGoogleで調べましたけど、懐かしいなって思いながら。
そうならざるを得るかもしれないっていうところの怖さがあるので。
だからそこの税金の取り方とか貸せ方っていうのは、
例えばタバコとかお酒とかそっちの方にどんどん貸していくと、
同時に普通の消費税とかも導入したりしてるので、
そこの部分のバランスの取り方、課税取りもまた同時に問われてるというところがあります。
これもしご存知だったら教えていただきたいんですけれども、
例えば日本で言うと、言うてその税金の透明性とかはあるじゃないですか。
予算こんだけで、これだけお金使えます、このために税収これで使えますとかっていうのは、
非常に可視化されてると思うんですけど、
中東の国とかその辺はもう結構ブラックボックスな感じがする。
それでも流れ程度、国民まで情報を知ってるっていう。
いくら入っていくら出たっていうところの詳細なやつが出てるかっていうと、
他歳入とかそういう部分のところはあるかもしれませんけど、
そこの省庁の予算とかも確か出るはずなんですよ。
それと同時に、皇太子府とか王族の費用とかもあるので、
そこの部分の細かい内訳とかは出てないんじゃないですかね。
聞いたことがないですね。
出さないほうが多分、都合がいいですしね、国としても。
そこを全部。
それどころか、合弁を日本企業とかと組んだりするじゃないですか。
その時にBSPLCFとか、対策対象票とか、
そういうの見せてくれって言っても、
いや、なんでそんなの見せなきゃいけないの?みたいな感じの。
そうそう。なんで見せなきゃいけないの?みたいな。
そういうやりとりとかあるぐらい、
総益計算書なんで見せなきゃいけないの?とか、そういうのもあったりする。
なるほど。だからアカウンタビリティというか、
説明責任みたいなところに対しては、
多分そんなに意識がないっていうところなんですかね。
あと一時期ちょっと問題になってたのが、
王族とかが王子の名前を使って銀行から借り入れをして、
踏み倒すっていう事件も昔結構あったんですね。
なるほど。
だから王子には貸すなみたいな感じの、
外銀の方々の暗黙のルールというか、
共有みたいなものがあったりとかして。
なるほど。
それに今もう一点伺いたいなと思ったのが、
この本でも書かれてたと思うんですけども、
33:00
結構メール詐欺みたいなのが多いみたいな感じで書かれてるじゃないですか。
最初にタカトリヤさんもそういうメール来て、
これ本当に大丈夫かなみたいな感じで、
いろいろ調べて、
ドメインとか調べて大丈夫だろうなっていうところでやってるんですけど、
これ詐欺やってる人が、
誰がやってるんですか、中東の人たちがやってるのか、
全然関係ない人たちが中東の名前を借りてやってるのかっていうのが。
そうですね。両方のパターンが考えられると思います。
本当にアラブの方がやってるケースもあれば、
例えばインドとかエジプトとかの周辺国の人が、
アラブの金マンのとある人からそういうお誘いが来ましたっていうのを
予想ってやるタイプもあります。
そっちもあるんですね。
あります。
すると、中東の人たちにとってはただの迷惑ですけど、
金持ち税みたいな感じでどうしてもそういう人がやっちゃうっていう感じですね。
そうですね。
そういういろんなものがありますね。
いろんなお金事情があって、非常に興味深いですね。
面白いな。
じゃあ、いろいろバーッて聞いちゃったんですけど、
とりあえずいい感じのお時間になってきたので、
今回は一旦ここまでということで、また続きは次回お伺いしたいと思います。
では、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
34:23

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