SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び、投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、まさきと、しげいです。
はい。この2人でお届けしてまいりますが、今回もなんとゲストに来ていただいております。
ゲストの鷹鳥屋明さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ちょっと、じゃあいきなりんで振ってきょうしかないんですが、鷹鳥屋さん、まあ皆さんご存じかなと思いますが、
軽く自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
はい。日本人のサラリーマンで、たまに中東にちょくちょく行ってですね、なぜか向こうで有名になってしまった鷹鳥屋明と申します。
最近、私はアラブの王様たちとどのように付き合ってるかという本を出して、
ありがたいことに、いろいろお誘いを受けて、今回もお誘いを受けて出演させていただきました。
今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがたいですね、ほんとに。
軽くですね、関係性というかお話ししておくと、僕はですね、5年前ぐらいですかね、
とあるイベントにて、あそこにいるちょっと目立つ服装されている方は誰だろうかなというところから、
その後ですね、ちょろちょろといろんな場でお話をするようになりまして、
僕は年齢36なんですけど、年齢がたまたま一緒だったと思いますけど、
何か時々ご一緒させていただいたりしているという感じなんですけど、しげさんは。
そうですね、私は実は先月ですかね、まさきさんのご紹介もあって、
タカトリヤさんと初めてご一緒したと思ったんですけども、こんな奇跡があるんですかね。
iPhone見てたらですね、7年前の写真が出てきまして、
8年前か、2013年の写真が出てきて、そこにですね、タカトリヤさんがピースする写真が出てきたんですよね。
僕もこんなことあるのかと思って、言ったら共通の知人、友人がいて、
その時に飲み会があって、そこでタカトリヤさんが中東の格好をされているというのがたまたま映って、
あの時実はご一緒してたんだということをですね、気づきまして、
今伺うとまさきさんよりも前に私もタカトリヤさんと会ってたみたいな、
iPhoneにそれが残ってたという、そんな奇跡がありましたね。びっくりです。ありがたいご縁です。
いやーすごいですよね。まさかね、8年も前に会っているとは。
それはびっくりですよ。
ちなみに当時からもちゃんとね、いつものタカトリヤさんの戦闘服と言いますか、
戦闘服?
なんていうんですかね、民族の衣装ですかね。
せっかくなので、正式名称あれはなんて言うんでしたっけ。
でもそれがある意味、こいつ7,8年前からやってたんだっていう証明になるからいいですね。
確かにそうですね。
昨日、今日じゃないですもんね、本当に。
長年やられてるっていうのは感じました、写真見て私も。
ありがとうございます。
というそのタカトリヤさんに今日お越しいただいたんですけれども、
一応ですね、この番組はタイトルはお金の話ということになってるんですけれども、
せっかくなのでというか、それは一つそうしてるのは僕がそれに興味あるっていうこと、
とましげさんは金融とか特にプロフェッショナルとしていろんなお仕事されてたりっていうところもあって、
この辺をいろんな角度から掘ってお話できるとすごい楽しいよなというところからこのポッドキャストは始まってるんですけど、
そんなわけですね、今日は中東で一番有名な、
日本人って言ってもタカトリヤさんご自身はあんまり言わないんですよね。
言わない、言わないっすね。
よくおっしゃってるんですよね。
はい。
そこが大変謙虚でいらっしゃると思うんですけど。
私は事実しか言わないようにしてるので。
すいません、なのでそれに期限を許して、中東で一番有名な大分人でいらっしゃるタカトリヤさんに。
ありがとうございます。
中東の方々って、やっぱりどういう金銭感覚を持ってらっしゃるのかみたいなのって、結構率直に興味あったりするんですよね。
もちろんね、著書にもいろんな、それこそ王族の方でいらっしゃったりとか、いろんな方のお話が出てくるんですけどね。
スーパーカー乗ってる話とかもあるんですけど。
もちろんいろんな方がいらっしゃるだろうなとは思いつつですね。
全体って言っちゃったらあれだな。
例えば国とか地域とかによってこういう特徴あるよとか、こういう共通項あるよみたいな話ってあるんじゃないかなと僕は勝手に予想してて。
もしそういうのがあったらお伺いしてみたいなっていう。
例えて言うなら、日本人だったらあんまり借金はしないで、みんななるべく貯蓄する人が多いよねとか、
投資はやらないで、キャッシュレスはちょっとなみたいな。
それは人口比率で高齢者の方が多いからとかもあるかもしれないですけど。
例えば日本だったらそんな感じだなって僕は思いますけど。
中東のって言っちゃうと隠れは起きないんですけど、こういう話あるよみたいなのをお伺いできたら面白いなと思っております。
でも基本的にそんな特段変わらないというところを、同じ人間だからっていうところであるんですけど、
個人センサー判別という話もしながら、やっぱりちょっと面白いのは、
意外と投資とか結構積極的にやってるなっていうイメージはありますね。
それは個人の方が。
個人の方ですね。
あと国家としてという点で言うと、投資庁みたいなものがありまして。
投資庁。
要は石油とか天然ガスとか天然資源で稼いだお金を、いかにして運用していくかっていう象徴がありまして。
大事ですよね。
PIFとか言うんですけどね、いろいろ。パブリックインベストメントファンドとかそういう言い方もするんですが、
そういうところがあって、お金を運用していって、その利益で国家運営の足しにしていくっていうのが結構多いですね。
面白いね。
で、印鑑の人も結構投資されてたりとか、政府系ファンドもあるように個個人でそれぞれ投資したりとか。
最近よく聞くのは、暗号通貨買ってる友人が結構多いなっていう印象がすごくありますね。
そうなんですね。
買ってますね。
暗号通貨の上下上げ下げがあるじゃないですか。
その度にインスタとかツイッターで悲痛な叫び声を上げてたりとかしてて。
いくら振っとんだとか言って悲しみとかこんな感じの投稿とかしてると、
買ってるんだなこの人たちとかやっぱ思いますね。
あれなんですかね、多分日本の投資で言うと、一般人がすると日本の国内株への投資が基本多くて、
アメリカとかなかなかしない、買ってる人も投資しないかなと思うんですけども、
中東の方がいる株式投資とかっていうのは、やっぱりどっちかというとグローバルなところでやるのか、
ちょっと国内の中東地域の金融事情はよくわかってはないんですけども、そことかイメージあったりしますでしょうか。
そうですね、いろんな海外の株買ったりとか、証券会社経由でやってる人とかもやっぱいますね、もちろん。
なるほど、グローバルで投資するって感じなんですね。
そうですね、たまにこれはちょっと特殊なのかもしれませんけど、
世界最大ともいえるオイルカンパニーのアラムコ、サウジアラムコっていう会社が、
上場した時の株のごく少数を国民に分け与えるっていうこともやってましたね。
0.0000なんかみたいな感じの、すごい細かく刻まれたやつを、
サウジ国民全体に売れる?売ってあげてたのかな?いや、あれ、配ってたのかな?どっちかな?
すみません、ちょっと記憶が曖昧になってるんですけど、たぶん買ったのかな?
なんか、サウジ国民が買えるようにっていう、なんか、福利厚生じゃないですけど、
そういうサービスとかやってましたね。
0.0000パーとしても、確かサウジアラムコ自家倉200兆円超えてるんで、
1パーで2兆円ですよね。0.0000パーで2000億。
ということは0.01パーでも200億ですから、それぞれ大変でも結構大きい金額ですよね。
国民に、いや、配ってないかな?たぶん国民に買える権利をあげたのかな?どっちかだったと思います。
すみません、ちょっとそこ、うろ覚えで申し訳ないです。
そういう形で、いろんな特典とかもあったりとか、いろんな運用をやったりとか、
あと不動産投資やってる人もいますね。
一時期問題になってたんですけど、不動産買って、そこが開発区になったりとか、
政府買い上げになった時に高値で買うみたいなのがあるんですね。
例えば、日本でいうと新幹線とか新しく通るからその土地の値段が上がるみたいな。
ありますよね。
開発プロジェクトに入る、価格が入るからみたいな、そういう土地転がしみたいな感じも、
ちょっと社会問題にも一時期なってたんですけど、そういうのがあったりもしますね、やっぱり。
なるほど。日本もね、バブルが90年代にありましたし、そういうのがどこでもあるんですね。
はい。
なんか今ちょっとふと思ったのは、例えば宗教的背景、
例えばちょっと違ってたら訂正していただきたいんですけど、
例えばイスラム教とかって、お金を貸して利子は取っちゃいけないみたいな教義としてありますよね。
そうですね。通称イスラム金融というやつでは。
そうですね。なんかそういう教義的な部分で、
例えば金融というか、その個人がお金を投資なり何かで増やすみたいなことに、
その文化的にそりゃいかんやろみたいなのってあんまりないんですか。
えっと、なんといえば言いますか、
シャリアっていう生活とかイスラム教徒はどうやって生きるべきかっていう規定みたいなものがあるんですね。
その中でも、こういう形でやればなんとかなるよねみたいな感じで、
ヨーロッパ型の金融システム、ヨーロッパとか欧米型の金融システムに合致するような仕組みに、
うまく組み替えてるっていうのはありますね。
要は利子じゃなくてこれは手数料ですとか、
もちろんそれが果たして本当に正しいかどうかっていうのは、
裏回り評議会とか宗教者たちがちゃんと吟味した上で決めるんですけど、
ただ、これは利子ではなくて手数料みたいな感じでうまくバランスを取る、
そういうやり方をやってるのって、
実はなんだかんだ言って、西洋の仕組みの中に組み込めるような形にはなってます。
個人であっても国家みたいな単位であっても、
お金を使ってお金を増やすっていうこと自体は別にいいんじゃないという。
あくまでよく言われるのが、
イスラムは商人の宗教ですみたいな感じがあるので、
取引の中で生まれた手数料っていう点だったらOKみたいな感じですよね。
おそらく私の微かな記憶ですけど、
お金がお金を生むっていう仕組みはあまりよろしくないって考えなんで、
お金を通じて一旦別のものに返して、
それで手数料とかってなれば、それはそんなに悪くないっていう。
一旦何かに返すっていう意味で、
不動産とか株とかの方がまだやりやすいかもしれないですね。
普通の融資とかになっちゃうと、
モロモロの感じの貸しとかで儲けるですから、
それが買い返しにして、おっしゃる通り手数料とかそういう感じですね。
違う形で、利子という言葉を使うのが適当ではないですけど、
うまく回るようにしてるという。
そうじゃなかったら国際金融の中に組み込めてないですからね、そもそも。
そうですよね。
私もタカトリヤさんの本を読ませてもらって結構印象的だったのが、
やっぱり石油王がそもそも存在しないっていう本はすごく印象的で、
かつ一方で国として儲かったのを国民に再分配というか、
そういうところはしっかりしてるっていうのがなるほどなと思ったんですけど、
同時に結構印象的だったのが、失業、若年失業と言いますか、
石油で儲かってるけれども就職先がなかなかなくて、
そこをどうするかみたいなところが結構整備してるっていうのを書いてて、
個人的にすごく印象的だと思います。やっぱり国だけ儲かっててもダメで、
ちゃんと国民に手に職というか職業をしっかりどうやっていくか。
日本の場合って比較的未だに新卒一括採用が非常に強くて、
おそらく欧米とかの特にヨーロッパとかの若年失業率に比べてかなり日本は低くて、
新卒一括採用から漏れるとそもそも苦しいみたいな。
嫌がれないというか。
別の厳しい側面があるんですけど、今のお話で言うとやっぱり今、
サウジとしては国として儲かっててもやっぱりその若年失業者含めて、
職業のところが新たにどうビジネスを作っていくかって結構力を入れてるような
僕、本読んで印象だったんですけど、そのあたりってどうでしょうか。
そうですね。石油化学産業だけって実はそんなに人を、
雇用を爆裂生み出せるっていうわけではないですね。
だって石油のプラント回してればある程度やっぱ動くわけでして、
むしろメーカーとかサービス業とかそっちの方だったら
雇用って結構生まれるんですね、普通は。
ところが、そこの部分が今まで産業基盤としてそんなになかったので、
石油で稼いだお金で今国内でいろんなもの、そもそもいろんなものを全部輸入してたんですね。
オイルで出てきたお金で、すべて食品から電化製品、車、
ガンガンお金を増やしていくんだっていうようなモチベーションは、もちろん人によると思うんですけども、
やっぱりそういったハイブランドで固めるような人たちは結構大きい感じじゃないですかね。
そうですね。
やってますね。
どうなんでしょうね。例えば仕事で得られる年収みたいなのと、
投資とかで得られるバランスみたいなのって。
バランスは圧倒的に働いてるところの給料のほうが圧倒的に多いと思いますよ。
やっぱり。 給料多いんですか?
根本的な話なんですけど、所得税がないっていうところでしょうかね。
知らなかった。 所得税がないですね。中東の一部の、
特に山陽国で見られるんですけど、所得税がかからない。ついでに言うと3,4年くらい、
3年前か、は消費税なかったんですよね。 むしろ今あるんですね。
今あります。ここ最近出てきて、コロナで値上がりましたね。
5%だったかな、サウジアラビアだったら。 一気に抜きましたね、日本を。
5%から急に15%いったんじゃないかな、確か。 5%だったかな、何%だったかな。
でもバーンって跳ね上がったんですよね。
付加価値税っていう、通称VAT、バットっていうね。
それが入ってきて、ある意味これ内田の小筒みたいなもんですからね。
そのあたりね、日本の場合は当然、
選挙を通じて、そういうふうな消費税を上げるかどうかって決まりますけど、
国が言ったらそうなりますっていう、そういう仕組みなんです。
何だっけ、2018年に5%、2020年にコロナっていう理由もあって、
15%でバーンって、いきなり跳ね上がったっていう。
問題なのは、この前財務省の大臣か偉い人が言ってたのは、
ごめん、コロナだったけどこのままでいくわ、みたいな感じになって、
税率がそのままになってるんですよ。
だから徐々に、所得税とかいろんな税率が増えてきたときに、
またちょっとぐるっと戻ると、代表なくして課税なしみたいな感じになっちゃうかもしれないねっていう、
別のラインの怖さがまた出てくるので。
またその王国の存在意義が問われるって形になりかねないので、
そこの税金の取り方とかバランスについても、実はかなり問題になってて、
例えばアラブ小国連邦のドバイとかだとお酒とか飲めたりするんですけど、
取税率がめちゃくちゃ高かったりするんですよ。
100%確か超えてたはずで、取税は。
そういう罪の税金、新タックスって言うんでしたっけ。
そういうのとかにどんどんお金を貸してたりとか。