SONOSTA 知ってもお金持ちにならないがお金を知ることは楽しい遊び 投資金融経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、ゴード会社エンドオブオーシャン代表でお金にまつわる人間心理に興味があるまさきと
金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップのファイナンス支援をしたり経済メディアで寄稿をしたりしているしげです。
はい、よろしくお願いします。 よろしくお願いいたします。
それではですね、第2回目は雇用というテーマについてお話ししていきたいなと思います。
で、まあそれこそAIと雇用っていう話ってもうこの数年よく取り沙汰されるじゃないですか。
はい。
はい。で、まあいろんな報告書なりなんなりというのが出てくるんですけど、
これもですね、1回目でも取り上げたAIで仕事がなくなる論の嘘っていう回で取り上げられてた事例の紹介なんですけど、
2015年12月野村総合研究所が研究結果を発表したと国内の仕事について自動化可能な確率を試算した結果20年以内に
労働人口全体の49%がAIやロボットによって代替される可能性が高いみたいなレポートが出たと。
でも多分聞いたことありますよね、おそらく。
そうですね、会計士とか弁護士とかが上位に来てたような気がしますけど、代替される職業として。
そうですね、このですね、このレポートの中身なのかな。
例えばこの観点が野村総合研究所の人曰く、自動化しやすい職業の特徴として創造性が不要であること、
ソーシャルインテリジェンス、これは他社と強調するとかそういうスキルが不要であること、
臨機応変な対応が不要でマニュアル的な提携型業務であること、
みたいなこの3つが代替されやすい仕事だと言ってるんですね。
なるほど。
まあまあ、それだけ聞くとそうなのかなって感じなんですけど、
実際そのレポートの中で挙げられている代替可能性が高い仕事とか可能性が低い仕事っていうのを見てると、
なんかよく見るとですね、この著者のこの本の海老原さんも言ってるんですけど、
結構なんか代替可能性高いっていうところって、
なんか同じような仕事を複数個なんか分割してないですかみたいなことを言ってる話があるんですね。
はい。
例えばなんか石油生成オペレーター、セメント生産オペレーターとか、
はい。
なので、結局まあいろいろあるんですけど、
なんか全てがAIになるかっていうとそんなことはないが、
やっぱその特に手足に関わる部分なんかはやっぱりそんなすぐ変わんないんじゃないみたいな話とかあったりしますと。
で、やっぱ究極はコスト、企業の観点からしたらコストの話だという話があって、
そのリプレイスすることにかかるコストが、
それによって削減できるコストを上回ることが明白というか、
そういう期待値が持てるっていう段階でやっぱ初めて大体って進むじゃないですか。
はい。
やっぱその辺がまだそんなに特にサービス業とかリアル型のところで言うと、
なんていうんですかね、そのさっきのレポートであったようなこれは代替されてなくなりますと。
そんなすぐ単純な話じゃねえよみたいなことがあっています。
はいはい。
はい。っていうのが一個ありましたね。
うん。
はい。この辺はなんかどう思います?
私もあんまり大体できるところもあると思うんですけど、
ちょっと以前まさきさんにお伝えしたかもしれないですが、
私、さっき言った町内会みたいな、地域の小学校をベースにした町内会みたいなのがありまして、
そこですね、毎月いろんな子どもたちを連れたイベントがありまして、
今月田植えがあるんですけども、2月に餅つき大会をやったんですよね、小学校の校庭を借りて。
で、ウスとかキネを別の町内会から借りて、餅つき大会をやったと。
で、その餅つき大会とか、田植えとか稲刈りとか、あとキャンプ行ったりみたいなのが年間通して10回ぐらいイベントあるんですよ。
で、そのイベントごとに毎回村長っていうリーダー役を決めるんですよね。
で、私その餅つき大会の2月にやった大会の村長だったんですよ。だからリーダーなんですよね。
で、餅つきやるんですけど、学校の生徒が200人ぐらい来るんですよ、餅つきで。
すごいじゃないですか、200人。しかも3年ぶりに餅つき大会やるんですよ。
だからノウハウほとんど消えてるんですよ。
で、そもそも200人来る餅つき大会に餅米どんだけ必要なんだみたいなことから始まって、
餅を当然作るんで、蒸す必要がありますし、付き場みたいなのがあって、付く必要がありますし、
200人来るんで、受付とかもするわけなんですよね。
で、当然その餅つきの募集文書を考えて、当日路地回りをやったりとか、雨降ったらどうするかを考えることがめっちゃ多いんですよ。
で、当日大人だけで40人は稼働したんですよ、餅つき餅つきの。
で、当然メンバーの中にお医者さんが3人ぐらいいたんで、餅を喉詰まらせたらダメですから、
お医者がちゃんとスタンバイしてとか、始まる前にちゃんと医者の先生がですね、
それは小学校の親御さんなんですけども、ちゃんと説明をして、何かあったら大丈夫、何かやってくださいみたいなのをやったりとか、
やるんですけど、それやるときに分かったんですけど、AIじゃ大体無理ですね。
そういう餅つき大会をAIじゃ大体できないですね。
で、一応僕、チャットGPT使ったんですよ。200人集める餅大会を開催したいです。どうすればいいんですか?みたいなのをやるんですよね。
すると、チャットGPTにありがちですけど、意味があるかないか分からないような文章がわーくるんですよ。
で、極めて抽象的なんですよ。なんで、あんまり役に立たないんですよね。
で、役に立ったことは何かっていうと、以前は学校に、小学校と一緒に協力してるんで、
全校生徒500人くらいいますよ。500人に対して、400人くらいいる中で、紙で参加書みたいなのを配って、
そこに参加する場合は名前と学年と参加する人数みたいなのを書いて、紙を切って、それをどことこに提出してくださいみたいなのをやって、
それを集めたらそれを一個ずつ移すみたいな作業をやってたんですよね。
それを今年はQRコードにして、QRコードの裏にGoogleフォームズを入れて、
参加者誰か、何名か、家どこか、緊急連絡先みたいな感じでやったら、Googleフォームズみたいなのバッとリストできるじゃないですか。
で、ちょっとExcelで数式組んで、それで参加者名簿を作るみたいなのは、ITじゃないですか、それってAIっていうのは。
そうです。AIじゃないです。ただのITですね。
ただのIT。ただ、その進化めっちゃでかいんですよ。今までは紙でやってましたから、転記のミスなくなりますし。
あと、Notionを同時に導入しまして、情報多いんで、Notionを全部管理してみたいなところをやって、
もうそれめっちゃ国立ったんですけど、ただリアルイベントでの物理的に人がいるものっていうのは、
AIじゃやっぱり大体きついなと思いましたね。
そうですね。さっき言った手足の問題っていうこともあるし、
あと、この本にも出てくるんですけど、結局やっぱり営業とかに関しても、
対面で相手の心をつかむみたいなことが重要になってくるみたいな場合は、結局やっぱり人間はいるよねみたいな話だったりするし、
かつ、あと今のシンゲさんの例って、やっぱり営利企業の活動じゃないじゃないですか。
そのコミュニティの活動だから、非営利活動ないし、コミュニティの連帯間とかの活動、一種祭りだと僕は思うんですけど、
そうなってくると、果たして生産性を上げるみたいなこととか、代替してもらうっていうことを求めてるかっていうと、
そうじゃない部分もあるんですよね。働くことに価値があったりすると思うんですよ、たぶん。
そのことによって共同体へのコミットメントを示してるみたいな。
そうですね。
なので、そうですね。そういうことに関しては、さっき言った通りITで無駄を省くはできるかもしれないけど、
なんかその人間の思考なり交渉みたいな部分は、たぶんリプレイする仕様もないし、することはたぶん求められてないんだろうなっていう気はしますね。
もちろんさっき前の回でしゃべった通り、タウベするときにお米に関するクイズを作る必要があるので、
それをチャットGPTで生成するのは滅茶苦茶になってましたけど、
ただ当日バスを盛り上げるためにどう話すかとか、どう子供に話を振るかみたいな、AIは厳しいじゃないですか。
そうですね。
その辺はやっぱりリアルになればなるし、コミュニティ活動とかはやっぱりちょっとAIは役に立ちますけどね。
むしろITだと思うんですね、僕はそこは。
ですよね。というような話はあるんですが、ただこれさっき言った通りで、
その手の部分って大体難しいみたいな、例えばそういう話もある一方で、
それこそこの1年以内ぐらいの間に様々出てきたAI関連のソフトウェアなりサービスとかって結構すごいインパクトあるなと。
チャットGPTなんかは使ってる人も多いと思いますけど、そのちょっと前に話題になったミッドジャーニーとかステイブルディフュージョン、画像生成のAIとか、
やっぱりその辺のインパクトって、それまでってさっきの野村総合研究所の調査もあった通り、
人間の創造性がある部分って大体できないですよねみたいなことを言ってたんだけど、そうでもないっていうものによるけど、
例えばニュースにもなりましたけど、ミッドジャーニーとかで生成した絵を、
なんですかね、アートのコンテストに出したら優勝しちゃったとかニュースがありましたけど、
だからそれってもちろんベースとしてはですよ、当然学習している材料はそれまで人間の人たちが描いた絵なんだから、
AIそのものが創造性なんか発揮してないじゃないかって言われたらそうなんだけど、
でも結果、人がそれをソフトとして使って出てきたアウトプットが創造性が高いって評価されちゃってる時点で、
創造性の仕事っていう部分はもう大体できちゃってるじゃんっていう、まあ全てではないけど、
一部それがもう出てきちゃってるっていうのは事実だから、
やっぱそうなってくると、雇用って言った時に、そこら辺の創造性って不可侵だと思われてた部分が、
まあそれちょっとアートとかだから雇用なのかはよくわかんないんですけど、
まあ仕事を奪う論で言うと、このなんか、
蛇原さんが本を書いた2017年ではまだその辺って範疇の外だと思ってたような話が、
この1年ぐらいで急に、そこもターゲットに入ってきちゃったっていうのは非常に興味深いなと、個人的には思いましたね。
最近ちょうどその話題になってましたけど、AIグラビアみたいな話があるじゃないですか。
うん、ありますね。
ちょうどニュースあってましたよね。何か某雑誌出版社がそれを普通にウェブとかに載せたんですけど、
まあそれを取りやめになったと。
ああ、なったんですか。
取りやめになったんですよ。で、何でかっていうと、結局機械学習してるんで、
もともとはそういった大量に実際の人が、グラビアのモデルの人がたくさんいらっしゃるわけじゃないですか。
そうですね。
それをベースに作られた、機械学習して作られた、生成されたAIグラビアっていうときに、
そういう人たちの権利はどうなるんですかっていうやっぱり。
まあその著作権なり、そういった各種の権利をうまくハンドルするための握りがない中で、
そうです。でも間違いなく機械学習それ使ってるはずじゃないですか、いろんな。
そうですね。
でもそれって当然、普通の著作権あるんで、
そうですね。
そうしたらそれ払う必要があるんですけど、そんなもん機械学習のためにすごいデータ入れてるんで、
しかもそれが本当に法的に手当てされて使ってる許可も取ってるか不明ですし、
そうですね。
取ってない可能性が高いと思いますけど普通に考えて。
確かその辺も興味ある方は調べていただければいいと思いますけど、
国によって結構その法律であったり、そのベース、AIの学習のベースにこういったデータを使う事実体とか、
そこから作った生成物の権利がどうなるかみたいなのって結構国によっても違ったりするけど、
僕の見た範囲では日本は比較的法律上はその辺が割と別に緩いと。
だから後はその辞めた出版社とかもそうですけど、それを表に出しちゃうと自分たちのこれからの仕事上の評判とか仕事のしやすさしにくさに、
多分支障が出てくるから辞めようっていう話かなという風に思ってまして、
多分法的にダメかダメじゃないかで言ったら多分セーフなことが多いと思うんですよ。
おそらくね。
なるほど。
まあということなんで、だから逆にそれって名の知れた企業だと、
法律上よりもどっちかというと道義的に突っ込まれることってそうそうできないっていう話って多いと思うんですけど、
三原さんゲームしてたら感動してるんですよ。超上手いみたいな。
ここでこの動きできるの?みたいな感じが、リアルな人間と本当に対戦してるような感じになって。
面白い。
プロゲーマーがことごとく負けてましたね。
そのレベル8にですね。
レベル8にことごとくプロゲーマー負けてましたね。
ただやっぱり5,6戦やってくると、癖が分かってきて、さすがにプロゲーマークラスは勝てるようになってたんですけど。
面白い。
でもやっぱそれが昔の超反応な、めちゃめちゃな野球というと時速200キロ投げるみたいな強さじゃなくて、
普通に時速160キロ投げながら変化球とか、ここで駆け引きをちゃんと、対人間とやってくるような駆け引きをちゃんと演出してくるみたいな感じで、
ゲームがこう進化したかったのが結構面白かったですね。
だからそれこそ昔の格ゲーとかのコンピューターのその人間ではできない、なんかそれずるだろっていう動きって、
人間にとっては何の参考にもならなかった動きなんだけど、
今のストリートファイター6のAIの動きは人間にも参考になるっていうことですね。
そうです。そうなんですよ。
こういう動きちょっとやってみようとか。
そうなんですよ。
それ面白いですよね。
格闘ゲームって結構心理戦があるんで、こう攻めたら大体こう来るからこっちこう行くよみたいな、それが対人間って面白いんですけど、
それをAIがやってくるっていう感じなんですよ。
そうですね。
確かに。だからそういう意味で言うと、それをもし一般産業とかにもう少し広げるんだったら、いわゆるトレーニングパートナー的な意味でのAIとかっていうのは、
そうですね。
だいぶ可能性ありますよね。
だから今とかもあれかもしれないですよね。例えばわかんないですけど、ハブさんと将棋するなときにハブさんの寄付を全部読み込まして、ハブさんっぽい将棋打ってくださいっていう風にやったら、
多分そういうトレーニングとかってやってそうな気がしますけどね。
できるのかもしれないですね。
そこまで手間をかける必要があるのかっていうのはちょっとわかんないけど、
それはわからないけど、でもさっき言った通り、完全にAIの出してくる、将棋とかの手とかも、
ブラックボックスすぎて何が何だかよくわからんっていうのになると、参考にならないケースも多いのかもしれない。
エンタメとしては面白いのかもしれないけど、人の参考になるかはよくわかんないけど、さっきのストリートファイターの話とか、今のハブさんっぽいとかもそうなのかもしれないですけど、
人間の実現できるような良い先生みたいな使い方だと、そんなに嫌にならなかったりとか面白いなって思える可能性もありますよね。
だから英語とかもね、僕やったことないですけど、最近AIの英語とか出てきてます。
AI英会話とかありますよ。まさに人間の先生いらないっていう。
で、こっちはね、ミスっても別に相手がAIだから禁せず、いくらでも練習できるみたいなのは確かにすごいなっていう感じですよね。