例えば、会計謎解きみたいな本を書けないですかっていうご相談いただいたんですね。 で、メール見直して、やっぱり当時からも謎解きっていうコンセプトはもうできてましたね。
なるほどね。はいはい。そうなんですよ。3月の時点で。 3月の時点であって、で、その後、私は4月に返信してすいませんでしたと。
で、あのオフィスにですね、伺って、はじめましてって言って会って、で、どういう感じですかっていうので、いろいろディスカッションをさせてもらう中で、
やっぱりその、私の元々ビジネスインサイダーの連載が謎解きっぽいし、会計とか勉強しても結構わからないんですよねというようなご相談の中で、
最初ね、コンセプト探偵とかだったんですよ。探偵と助手みたいなのがいて、面白い。助手がなんかいろいろ探してくるけれども、なかなか解けないから、で、それが探偵が解いていくみたいな、
2人登場人物で、ということを一番最初考えましたね。そこからいろいろ設定変わって今に至るというような感じです。
面白いですね。その探偵助手のコンセプトは、その編集者の野巻さんがこういうのどうですかってご提案されたってことなんですか。
そうですね。そういう例えばどうですかとか、やりましたね。だから、あ、でもそれディスカッションしながらですかね。探偵が一人でやるよりも、助手がいた方が話が立体的になって面白くないですかみたいな話になって、
やったりとかする中で、そのコンセプトでいきましょうっていう風になりましたね。結構な割合が探偵助手でやったりして、
で、とはいえやっぱり文章力これ相当ないときついですよと。たまにビジネス本でもなんか小説系のがあるじゃないですか。
ありますあります。僕も好きでちょっとパッと具体名出ないけど何冊か、はい、ビジネス型小説読んだことあります。
そうですよね。で、例えば有名なところで言うと北野由加さんが書かれた転職の思考法って、あれ小説になってるんですね。
北野さんあれ一冊目なんですよ確か。で、例えばああいう本もありますね。ああいうのいいですねって言いつつも編集者からとはいえ、相当文章力ないときついですみたいなことをおっしゃって、
まあそりゃそうだよね。当然思うじゃないですか。書いたことないですしみたいな。でも、嫌われる勇気みたいな感じのあれ確か対話型なんですよね。
なんか老人と青年みたいな2人がアドラシミ学についていろいろ話を深めていくみたいな。
あれだともう2人しか出てこないし、あんまり情景描写とかいらないんで、いけるかもしれないっていうことをお伝えして、すると対話式で山崎はじめさんが、
まさにこの今日のそもそものテーマですけど、投資神託の本を書いてるんですね。それが確か編集者と山崎さんの対話型なんですよ。
それ僕も読んだ気がしますね。どうやったら普通の僕でも資産作れますかみたいな疑問を持った編集者の主人公が山崎さんに聞きに行くっていう話ですよね。
まさにです。で、あれがやっぱり対話式の本がすごく広がったきっかけの一冊らしいですね。
ですからAmazonレビューも確かあれ1000を超えてるぐらいなんで、多分今でも投資の本のバイブルの一冊に多分なってると思うんですけども、
確かに、今僕も本手元でザザッと見てますけど、さっきおっしゃったネットのどなたかが言ってた、
なんとかですわみたいな、そんな女性感出そうとせんでええやろみたいなセリフって本当に全くないというか。
いや多分ゼロじゃないですかね。
ないですよね。
一昔前は結構その女性らしい喋り方みたいなのがなんか普通に漫画とか書籍に入ってた感じですよね。
ありますあります。
それはもうそもそもなかったですし、その方がいいかなと思ってやって読み直したら、
全然これいけるんじゃないかっていうので、まあ違和感なくてかスムーズにいけましたね。
そうですね、ああというかそうか、だから元の時点だと男性の想定だったから、
その男性感を強く出した言葉遣いっていうのがほぼ元からなかったってことですよね。
もともとフランクで、まあちょっとその外資系金融とか外資系コンサルティングとかって、
部下に対してもフランクな敬語みたいなのがあったりするんですよね。
だからそこのコンセプト、先輩はフランクな敬語で話すみたいな。
なので後輩に対して敬語なのに、むしろ後輩の方がちょっとなんていうかその人懐っこいような感じにしてるっていうのはあって、
それを女性としてやった時になんか全然違和感なくばっていけたっていう感じでしたね。
面白い、なるほど、いいですね、そういうことがあったのか。
いやなんかすごい今のは聞いてて面白かったです。
そしてですね、あごめんなさい、今ここまで20分ぐらいになるんですけど、
何一つその決算書に関する話をまだしてないっていう、
ちょっとなのでもうちょっと、すいませんあの会話とかキャラの話ばっかりしちゃったんで、
ちょっとすいません中身の話をお願いします。
中身ですね、ありがとうございます。
皆さま本屋に行ったらわかるんですけど、もう決算書の方めちゃくちゃ多いんですよね。
本屋で言うとやっぱり会計、英語、プログラミングのこの3種の人気はめちゃくちゃレッドオーシャンです。
そういった中でこの本がどういう新たな価値を提供できるのかっていうところのコンセプトを結構考えて、
一つは謎解きですと。
しかもクイズとかじゃない、クイズ形式の本もあるんですけど、
人によっては何か答えるのがめんどくさいとか思う人もいらっしゃるかもしれない中で、
読めばわかるっていうところです。
もう一つ目がファイナンス的な視点ですね。
そこはメルカリの分析が一緒に持ってきたその意図的にそこで、
メルカリは売り上げも増えてるけども、
当期巡礼期はマイナス続いてますと。
何なら5期連続、標準の中ではマイナスになっているというところで、
でもこれってどう見ればいいんですかと。
株価を見ればいいのか。
でも株価じゃなくて自家総額なんです。
ファイナンス的な視点なんです。
だから株式市場では自家総額が1兆円近くなってて高いですねと。
そのためには実は未来を見通す必要があって、
会計は過去、ファイナンスは未来を見るっていうところを、
最初から最後まで一気通貫、そのコンセプトはずらしてないというところですね。
だから利益が高い低いで一気一流をするのではなくて、
もう少し未来思考でみましょうよっていうところをコンセプトに置いてる本になってるんで、
会計を学ぶ本ではないっていうのが一つ置いてるポイントになりますね。
そうですよね。
まさにそこで謎解きっていう概念。
さっきのお話だと編集者の方が最初から謎解きっていう概念を持ってこられたっていう話があったと思うんですけど、
そこの部分で、いわゆる決算書とか市場で評価されてる株価とか、
そういった部分に、そういった知識とか考え方がないと、
なんでこうなるんだろうっていうのがよくわからないっていう部分が謎だから、
そこを解くっていう、そういう理解であってます?
まさにそういう意味の謎解きで、結構ちょっと読んでたらまどろっこしいところがあるかもしれない。
最初のメルカリの一章で言うと、このままじゃ倒産するんじゃないですか。
赤字もよがってるしということに対して、そもそも企業ってどうすれば倒産するかってわかりますかっていう問いかけを
宮田さんがするわけなんですね。
そういった中で、そもそも倒産って何なんだっけっていうところとか、謎を結構問いかけていく。
もしくは中村さんが、あれなんでこうなってるんでしたっけって問いかけていくと。
実はこれはコンセプトが2つあるんですよ。こういうスタイルにしたコンセプトですね。
1つは、私がビジネスインサイドの連載を始めた初期の頃に、
友人が読んでくれて、その友人の方から村上さんの記事が読んでてすごい面白かったですと。
なんで面白いかっていうと、なんか玉木さんの対を読んでるような感じで読み進めていきましたみたいな感じでありがたいことに言われてですね。
当然僕はその対を読んでましたから。
我々このポッドキャストね、前に出ていただいてますからね、玉木さんに。
そもそもゲストに来てもらってますからね。
そこのところについては、対を意識したわけではなかったですけども、
やっぱりどう体験していくかっていう読書体験の中で文脈で意識した。
その意識の仕方っていうのが2つ目の話なんですけども、
論理的な文章を書く方法っていう本だったけど、そういう本があるんですよ。
なるほど。
そういうロジカルライティング的な考え方ってことですか?
それがですね、実はですね、ロジカルライティングの本じゃないんですよ。
どういうことかっていうと、文章には2種類あると。
それはエッセイ的な感想文とクイズ文だっていうこと書いてるんですね。
例えば僕は今日は朝散歩に行きました。歩いていたら素敵な花を見かけました。
ちょっと見かけてみたら、もうこんな季節なのかっていうのを感じた。
朝からいい気分がしたっていうのは、エッセイ的な感じじゃないですか。
それはそれでそういう文章ですと。
そういう文章を書くのが苦手な人っていうのはやっぱりいると思うし、
そこってすごくセンスがいますね。そういう日々見ているものに対して観察。
僕そういう本苦手ですと。でも論理的な文章っていうのはそういうのはいらないですと。
大事なのはクイズ文です。
クイズ文は何かというと、なぜ何段なんだろうかっていう問いかけをまず持ってきましょうと。
それに対する答えを一つ目、二つ目、三つ目。
だから何々ってのはこうなんですっていう風にやって、
クイズ文の疑問文を最初に持っていけば、
それに回答をしとけば論理的にはおかしくなっていないはずで、
クイズ文があるのに回答しなければおかしい。
けれどもそれさえあれば目的地を見失わずに文章を書けますよねっていうことを説明している本だったんですよね。
今たぶん見つけたんですけど、このいーまひろあきさんの伝わるシンプル文章術って本ですかね。
それじゃないんですよ。
最大考えはクイズ文で書くって書いてあるけど、これでもないのか。
でももしかしたら一緒の著者ですかね。
もしかしたら、もしかしたら同じ著者の違う本かもしれないですね。
ありましたありました。非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門という本ですね。
著者は一緒ですね。
いーまさんですが、一緒ですね。
じゃあたぶん言ってることは一緒ですね。
たぶん僕それ読んだのは2008年の本なんで、だから私読んだのは13年くらい前ですか。
社会人初期の頃読んで、もうすごく衝撃的だったんですよ。
なるほどと、こう書けばいいのかと。
やっぱり結構そういう文章ってあるじゃないですか。なぜこうなんだろうかみたいな。
私の文章多分ビジネスインサイダー読んでもらうと分かると思うけど、そうなってるケースが結構多いんですよね。
自ら課題を設定して解いていく。
それをベースにやってるんで、この本って書きやすかったんです。
例えば、そもそも何を赤字だけどなんで企業って倒産しないんだっけ。
どうすれば競争するんだっけみたいな話とか。
2章のソフトバンクループでいうと、5兆円も利益上げてるのに、
なんで通信会社のソフトバンクがそんなに利益上げてるのみたいな。
そもそもソフトバンクってどういう会社だっけ。利益の構成どうなってるんだっけっていうのが、
自然と謎解きになってるっていうのが、僕が好きなクイズ文とマッチしたっていうのがラッキーでしたね。
おもしろいですね。そういうことか。なるほどなるほど。
じゃあちょっと、しげさんが10年以上前に衝撃を受けて、
こういうスタイルで文章を書いてみようって思って続けてきたことの蓄積で記事書かれてたっていうことが、
まさにその流れがそのままこの本の執筆にも生きてると。
そうですね。で、とはいえ僕は以前読んだ、
僕は文章本の本を読むのが好きなんですけど、
以前読んだ文章本では、問いかけは対応しないっていうのをアドバイスで書いたりしてたんで、
なるほどと、問いかけばっかりでもダメなのかっていうふうに思ったんですけど、
この本の場合は2人いるんで、先輩からの問いかけもいけるし、
後輩からの問いかけもいけるっていうので、会話のキャッチボールが比較的しやすかったのはラッキーでしたね。
うんうん、いやでもほんとそれはそうだと思ってて、
今日この収録の最初の方で、本のスタイルで読者に対してクイズを出すっていう本もビジネス系多いよねって話あったじゃないですか。
で、僕は正直そういう本あんま好きじゃないんですよ。
どれがいいですかって考えさせるのめんどくさいんで。
分かります。
自分に義務を課されてるのに考えないで読み進めたら、なんかお前は義務を果たしてないじゃないかみたいな、
そういう印象を持っちゃうんですけど、
この決算書謎解きトレーニングはまさに中村さんと宮田さんが質問して会話し合ってるっていうのを
僕横で読んでるとか聞いてるだけなんで、
全然なんか本当に会話を聞いてるっていう感覚だから、全然引っかかりがないんですよね。
ありがとうございます。
だからそういう視点で多分読んでくださると、
だから謎解きなんだっていうタイトルがわかると思うんですけど、
なんかクイズみたいな感じの会計クイズとかもあったりはするんで、
そういう感じで謎解きって思われてしまうと結構タイトルと違うんじゃないかと思う読者もいらっしゃるかなという気はしてますね。
あとは好みですかね、その問題は。
だからあれですね、もしこの放送を聞いて興味持ってくださった方、別にいいなり買えとは言わないんで、
ちょっと本屋さんとか行って軽く立ち読みしてみたらいいんじゃないかなってちょっと思いましたね。
そうですね。立ち読みしてみればね、どういう感じなのかっていうのが見えたりしますし、
これ微妙なんですけどね、ちゃんと特に中村さんの表情3パターンあるんで、
それぞれですね、表情を見ながら多少感情が伝わるっていう、そういう仕組みにはなってますね。
でもこの工夫もすごくいいなと思ってて。
ありがとうございます。
2人の会話風景を見て、脳内で再現してるみたいなことによって、
伝わってきて理解が深まっていくっていう部分がすごいあると思うんで。
ありがとうございます。そう言ってもらえると本当に嬉しいですね。まさにコンセプトがそうなってました。
まさにさっきそのクイズ文というか、問いと答えっていう展開があるって話で、
まさにこの中村さんと宮田さんで言うと、中村さんが最初知識ほぼゼロ、宮田さんはよく知ってる。
だから最初の段階って中村さんが、例えばなんで倒産しないんですかとか何でもいいんですけど、
よくわからんっていう観点で質問して、宮田さんが教えてあげるっていう風になってくるんだけど、
だんだん後半になるにつれて中村さんも自習して少しずつビジネスとかいろんな会社とか、
ファイナンスのことを学んでって少しずつ成長してくるんで、
そうなってくると今度は宮田さんが、これわかりますかっていう、
なんでしょうね、修行的な感じでクイズを出すっていうパターンがちょいちょい出てくるじゃないですか。
さっきおっしゃったクイズ文っていうのも、実は言う人とか割合がちょっとずつ変わってくっていう部分があるなと思ってて、
まさにその辺もなんでしょうね。本の中を通じて、その問いかけが誰がどういう中身をっていうのも含めて、
変化がわかってくっていう感じがすごいあるなと思ってて。
本当にありがとうございます。かなり細かい機微っていうか変化なんですけど、
徐々に中村さんが成長してるんですよね。これわかりづらいんですけども。
まさに今おっしゃった通りで、そういうところですね。
ちょっと意識をして、ただざっと読むとその辺がわかりづらいんですけども、
まさに役割が、特に7章が一番わかりやすいですけども、
最初に全部中村、今では宮田さんが分析したのを一旦中村さんに分析をしてもらうと。
しかも中村さんは途中まですごくいい分析できてるけれども、やっぱりちょっと足りないところ。
それは7章だけほぼ唯一バランシーとの分析をしっかりしてるんですけども、
そのノレンの説明を宮田さんが最後するという、そういった構成になってますね。
なんで、いわゆるビジネスっていうヒーローズジャーニーみたいなのがあるじゃないですか。
旅に出て戻っていくみたいな。で、そういうのを成長やっていく。
そこのところを毎回最初の章ごとの導入と最後のまとめみたいなところを一応入れて、
徐々に成長していきましょうっていうのも、結構6月か7月ぐらいのコンセプトでも作ってはいて、
とはいえ、なんかそういうコンセプトはすごくテンション上がったんですけど、
これめっちゃむずいなと思いながら、なんか今の出来がいいのか悪いのかちょっと分からないですけど、
なった感じではありますね。
いや、でもそこは確かに、まさにさっきね、ついの本の話出ましたけど、
まさにそのヒーローズジャーニーもそうですけど、やっぱりその、
あれは特にね、ついとかで書かれてるのは、ゲームにおいてプレイヤーが旅に出て、
いろんな経験して成長して、最後戻ってきたときに自分の成長の差分が分かる、
みたいなことが成長だよね、みたいな話があるんですけど、
まさにこの本でいうとこの中村さんが学習、対話と学習で成長していった結果、
最後、別にこれオチ、ネタバレじゃないと思うんですけど、
エピローグとしてね。
最後転職するんですよね。
はい、そうですね。
自分でよく考えた上で、転職して納得して、
次の仕事頑張るっていう風に終わるんですけど、
まさにそれも、その成長の旅のね。
そうですね。ネタバレでも全くないというか、なんか大したネタバレでもないですからね。
いや、ほら、なんかね、フィクションだとこうネタバレを言うと怒られるじゃないですか、
たとえばシン・エヴァンゲリオンの最後はこうだよね、見てない人に言うと怒るみたいな。
誰もそれ期待して読んでないですからね、この中村さんのストーリーは。
確かにそういうのが一番ありますね、はい。
はい、いやあ、そこはすごい良いなと思って読みました。
ありがとうございます。
でも今改めて、はい、あの著者の方にお伺いして、すごくそこが僕の中でも、はい、分かって良かったです。
はい、ということで、あ、まあいい感じのお時間になってきたので、
じゃあ今回は一旦終わります。
また次回これについて引き続きお伺いしたいと思います。
はい、ではここまで聞いていただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。