SONOSTA 知ってもお金持ちにならないが、お金を知ることは楽しい遊び 投資、金融、経済を楽しみながら考えるポッドキャストです。
語るのは、私、行動会社End of Ocean代表で、お金にまつわる人間心理に興味があるまさきと 金融業界で10年以上働いた後、今はスタートアップファイナンスの支援をしたり、経済メディアに寄稿したりしているしげえです。
はい、この2人でお届けします。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
で、今月はシェアリングエコノミーをテーマにお話ししていきたいと思います。
シェアリングエコノミーって近年聞く機会が増えたっていう方も多いんじゃないかと思うんですけど、
正直ですね、僕もそこまであまりわかっているわけではないというか、詳しいわけではなかったんですが、結構なんか最近ここが興味があるというか、
自分でもちょいちょい使うみたいなこともあったりしたので、今月はこれをテーマで取り上げたいと思ってます。
今回、第1回はまず、そもそもシェアリングエコノミーって何なのかっていう話をちょっとしていきたいと思います。
一応これ僕が調べた範囲とかで語っているので、間違っている可能性もあると思うんですけど、その説はご容赦ください。
なんかおかしいなと思った方はぜひ調べていただいて、間違ってたら違うぞとか教えていただけるとありがたいです。
ということなんですけど、シェアリングエコノミー、僕がいろいろ調べた中であんまりまず明確な定義がないということがわかりました。
みんな適当、適度とかイメージで使ってるんですね、シェアリングエコノミーって言葉自体は普及してますけど。
そうですね、だからどっちかっていうと概念的というか、ある意味それぞれの立場の人が自分が思うシェアリングエコノミーはこうだっていう話をされている
という感じを僕は持ちました。こうだって言ってるわけじゃなくて、僕はこう思ったということですね。
で、例えばそのシェアリングエコノミーとかで検索してみると、上の方に出てくるので言うと、こちらの組織がですね、
一般社団法人シェアリングエコノミー協会さんという団体さんがあります。
こちら概要欄とか見てみると、シェアリングエコノミーの発展のために日本で作られた一般社団法人であると。
いろんな企業さんですとか、代表の方とか、事業者としてシェアリングエコノミーに関わってる方とか、行政関係とか、
いろんな方々が関わっている団体と僕は認識してます。なので、日本でシェアリングエコノミーっていう文脈で調べたら、
こちらの出してる情報をチェックしていくっていうのは多分結構いいと思ってて。
このシェアリングエコノミー協会さん曰く、そのサイトに書いてある定義を読み上げると、シェアリングエコノミーとはインターネットを介して、
個人と個人、企業等の間で、物、場所、技能などを売買、貸し借りするなどの経済モデルです、という書き方をしてます。
なるほどですね。
どうですかしげさん、このフレーズとか聞いて納得感って言うと変だな。
まだシェアリングエコノミーってこういうものだよねっていう認識とだいたい合ってます。
そうですね。2つあって、まず1点目がインターネットを介してっていうのがあるので、やっぱりこれがかなり大きいのかなと思ってます。
インターネットがない時代だと、なかなかシェアリングエコノミーができなかったっていうことだと思うんですね。
もう1つは、物、場所、技能っていうところで、技能が入ってるのが結構面白いなと思いました。
なるほど。
物のシェアはね、シェアリングエコノミーって言われる前から、Yahoo!オークションとかネットで販売とか、eBayとかもあったりしたと思うんですけども。
場所で言うと、やっぱりAirbnbを筆頭に、それのビジネスも伸びてきましたねと。
技能ってこれ何なんだっていうと、やっぱりココナラですかね。
スキルシェアって言い方してますけど、物や場所だけじゃなくて、個人が持ってる技能とかもシェアしていく。
しかもそれをインターネットを介してやっていくっていうところが、個人的には定義としてポイントになってるかなという気はしましたね。
なるほど。いや、確かに今もこのしげさんに言われたポイントが確かにと思いました。
一応他にもどういうシェアリングエコノミーの定義があるかっていうのを調べてみたんですけど、
こちら日本の官庁ですね、デジタル庁。今、昨今ね、結構話題になることも多い庁長ですけど、
こちらのホームページというか、そこを見てみるとこんな定義がされてます。
シェアリングエコノミー、個人等が保有する活用可能な資産等スキルや時間等の無形のものを含むとじを、
インターネット上のマッチングプラットフォームを介して、他の個人等も利用可能とする経済活性化活動とこんな定義があります。
なるほどですね。
面白いですね。さっきシェアリングエコノミー協会さんだと経済モデルって書いてて、
こちらだと最後活動っていう言い方をしてて、面白いなと思いました。
そうですね。こちらだとマッチングプラットフォームっていう書き方を名言してて、ちょっとそれも面白いなって思いました。
確かにですね。マッチングプラットフォームってありますね。
でもやっぱりインターネットっていうのがシェアリングエコノミーは当然ポイントになってきて、
例えば私が、何でしょう、昔の受験勉強ノウハウ、まさきさんの方ですけども、使って近所の塾でバイトしましょうかとか、
やったら別にシェアリングエコノミーって何でもないと思うんですけども、
確かに。
これをインターネットを介してそういうプラットフォームで英語を教えますとか、
数学を教えますっていう風になると、これスキルのシェアリングになってるっていう、おそらくそういうことですよね。
なるほど、そうか。そういうことですね。そうかそうか。確かに。
という感じで、2つ大きい組織というか、有名なところではこんな定義がありましたというご紹介でした。
あとですね、デジタル庁のホームページに活用ハンドブックっていうのが置いてあって、
これ結構ページ数があるPDFなんで、リンク置いとくので興味ある方はぜひ見ていただければと思うんですけど、
これもデジタル庁さんが作ってると思うんですけど、
例えばシェアリングエコノミーの市場規模であるとか、
あと結構地域課題を解決するためにシェアリングエコノミーをどう使っていくかっていう、
そういう観点で割と書かれてるなっていうのが僕の認識ですね。
地方自治体の課題とか、実際それを解決するためのサービスにこんなのがあるよっていうので、
企業サービス一覧みたいなのが書いてあって、さっき名前出たAirbnbもありますし、
あとAirclosetとか、ああそうですね、ココナラもありますね、とかスペースマーケットとか、
なんかそんな感じで、あとループってあれですよね、あのキックボードのあのループだと思うんですけど、
とか、そういうの企業名とかもいろいろ書かれてたりすると、
あと具体的にそれってどういうサービスなんだっていう紹介とか、
どの領域で使うか、例えば防災とか観光とかモビリティとか、
まあそういうタグで整理されてたりすると、
まあそんな資料になってるので、
まあ実際その国とか行政がどういうふうに捉えて、
どういうふうな企業を認識してるかみたいなのを認識する上で、
このPDFとか結構参考になるなと思いました。
なるほど。ちょっと私も今、このデジタル庁の
活用ハンドブック。
ハンドブック拝見してるんですけども、
これはよく見ると裏で、裏と言いますか、表か分からないですけど、
シェアリングエコノミー協会が多分作ってるっていう感じですね。
そうですね、確かに。
なんですけど、これあれですね、官庁の資料と思えないほどポップというか、
絵がたくさん、色使いも綺麗ですし、
硬くないというか、めちゃめちゃ読みやすい。
そうですよね。
皆さん、たぶん調べ物とかで薬床の方が出してるパワポとか見たことある人は、
結構絶望感が、たぶんあまり詳しく言わないですけど、
なんとなく想像つくと思うんですけど、
全然そういうのじゃなくて、
普通にこのまま印刷して冊子として見られるぐらいの
そうですね。
かなりセンスのいいデザイナーが全体を作ってることを想像するぐらい、
分かりやすいですし、タグ付けみたいなのが左上のページにありますけど、
めちゃめちゃ見やすいですよね。
ですね。なので、もちろんデジタル庁さんとかって、
その行政のデジタル化とか効率化とか分かりやすさとか、
いろんなことを旗振り役だからっていうのももちろんあると思うんですけど、
やっぱりシェアリングエコノミー協会さんとかも含めて、
デザインできちんと伝わるようにしていこうっていう、
目標とか実行するっていう部分の思いみたいなのは感じるなと思いました。
確かに。
というところまで来て、いろいろ定義とかも見てきたんですけど、
ここは完全に次、僕の意見なんですけど、
そうは言っても、さっきインターネットとか話が出てきたんですけど、
シェアリングエコノミーって言われても、やっぱり僕まだなんか、
自分の中で完全にピンときてない部分結構あるんですよね。
何がシェアリングエコノミーで何がそうじゃないのかっていう、
その境目とかね、結構分かんないなと思ってて、
例えばですけど、タイムズカーシェアとかあるじゃないですか。
ありますね。
乗れるやつ。僕も結構使うことがあって、
これは第2回目で話そうかなと思ってるんですけど、
例えばタイムズカーの場合は、
これシェアリングエコノミーに入るの入らないのっていうと、
しげさん直感的にはどう思います。
なんか昔からあるビジネスし、
シェアリングエコノミーかって言われたらちょっと違うような印象は持ってますけどね。
そうですよね。僕もそう思ってて、
何でかって言うと、さっきの定義とかで言うと、
例えば個人とか企業の有給資産みたいなものを活用して、
それをマッチングしていくっていうのが僕シェアリングエコノミーなのかなと、
インターネット使って。
それで言うと、タイムズカーはインターネットはもう中心にあるアプリとかで、
使う仕組みは間違いないんだけど、別に有給資産じゃなくて、
そもそも貸す用の車じゃんっていう話がおそらくシェアリングエコノミーって、
さっきの定義には入らないと思うんですけど、
僕が読んだ書籍で、タイムズカーのことを詳しく、
説明っていうか、ちょっと言い方半分宣伝みたいな書籍を見つけて読んだんですけど、
堂々とシェアリングエコノミーって書いてあるんですよ。
なるほど。
つまり、そこから僕が何を思ったかって言うと、
例えばシェアリングエコノミー協会さんとかはこういう風なものだって定義してるんだけど、
さっき言った通り、結構みんな使いたいようにシェアリングエコノミーっていうものを
使ってるっていうのが現実なんじゃないかなと思いましたっていう。
そうですよね。
いわゆる個人の有給資産とかインターネットのプラットフォームっていう定義を使うと、
シェアリングエコノミーとして、やっぱりこの10年間伸びてきた会社、
さっきのハンドブックにもある会社を見ると、やっぱりC to Cが多い印象ではあるんですよね。
C to Cっていうのは個人から個人ですね。
個人から個人ですね。
Airbnb、一番分かりやすいですね。
個人の空いてる部屋を貸すとか、法人が持ってるケースもありますけど、当然。
まあまあまあ。
海外でいうUberも、そうですね、個人が持ってる車で相乗りするみたいなところ。
そうですね。
じゃあ、今あったタイムズカーみたいな、いわゆるB to C、法人が資産として持ってて、
それを貸し出すっていうのは、これどうなんですかっていう時に、
ちょっとシェアリングじゃないんじゃないかと直感的に思ってしまうと。
ただ一方で、この活用ハンドブックを見てるとですね、i傘っていうサービスがあるんですね。
傘のレンタルっていうか、傘借りられるやつか。
傘のシェアリングですね。
そうそうそう。
結構大きい駅とか渋谷とかに行くとね、その傘が置いてあって、
私も以前ですね、ちょっと傘のシェアリング事業にスタートアップでちょっとだけ支援で入ったことがあったんですけども、
なるほど。
年間のビニール傘の廃棄の量が半端ないんですよね。
はいはい。
日本の合計年間ビニール傘廃棄数とか捨てられてる数とかがやばいって話ですね。
そうなんですよ。確か数千万本とかそんなレベルなんですよ。
本当に。
だと思います。
でね、すごく台風とかあった時って、ボロボロに折れた傘がその辺に捨てられたりしてるじゃないですか。
はいはい。転がってますね。
どう考えれば駄目だと思うんですけど、放置されてしまってます。
それに対して、i傘とかはその傘を一旦借りて、戻すところもいろんな場所があるんで返せばいいみたいな。
わかりやすいシェアリングになってるんですけども、当然C2Cでもないですし。
これタイムズカーと一緒ですよね。
タイムズカーと一緒ですよね。
そうですよね。
なので、とはいえi傘ってシェアリングビジネスですよねって言われれば、まさに傘をシェアしてるって意味で。
違和感なくスッとシェアリングって入ってくる。名前、社名がね、i傘でシェアリングっていうことではあるんで。
っていうのが思うんですけれども、そういうと後期で言うと別にB2BとかC2Cとかは関係なくて、
タイムズもある意味、そういうシェアリングとして捉え直してもいいのかなっていう気はしなくはないように感じてきましたね。
そうですね。シェアリングエコノミーの競技に入るかっていうと入んない気はするけど、
もうちょっと抗議に言えば入るかもしれないっていう気はしますよね。
そうですね。
で、例えばあと次の例として、もうメルカリとか。
これはまさにC2Cでいらないものを売って買ってってできるサービスだと思うんですけど、
僕、冷静に考えた時にメルカリってものを販売するわけじゃないですか。個人から個人に。
でもそれってシェアなのかっていうのがいまいちよくわかんなくて、だって法的には所有権を移転してるわけじゃないですか、完全に。
僕が持ってるこの本を、例えばシゲさんというか他社にメルカリで売ったら、
これ僕の本じゃなくてシゲさんの本になって、僕はシゲさんからお金をもらうわけですけど、
これシェアなんすかねっていう。
どう思います?直感的にとかでも何でもいいんですけど。
そうですね。メルカリについては、やっぱり有給資産という文脈で、家で読まないけどある本があったりして、
それを今まで、例えばフル本屋とか、またはブックオフに売るとか、当然あったような話だと思うんですけども、
それは例えば、もう使わないゲーム機とかっていうのを放っとくと捨てるだけだけれども、
それをインターネット上を通じて別の人に売って再利用されるっていうような意味で、
所有権を移ってはいるんですけど、社会全体でシェアするみたいな考えとしては捉えれるかなと思ってまして。
なるほど。
先日ちょっと面白かったのが、フェイスブックで繋がってる人がつぶやいてたんですけども、
子供さんが壊れたスイッチのコントローラーを。
スイッチってニンテンドースイッチですね。
ニンテンドースイッチです。ゲーム機のスイッチをもらったと。
で、それをメルカリで売ったら1500円だったらしいんですよね。
で、中古のスイッチのコントローラーを2400円で買ったと。
実質900円ですと。なんで循環経済が起きていいですねっていう言い方をしてて、
なんで壊れたスイッチのコントローラーが1500円で売れるかっていうと、
それを修理できる人がいるじゃないですか。修理キット持ったりしてるんで。
なるほど。
それを多分1500円で仕入れた人は修理してきれいにして3000円とかで売ると思うんですよね。
そういう意味でなんていうか、ある意味サーキュラーエコノミーみたいな形してますけど、
循環する。社会全体でリソース、資源をシェアするっていう考え方はあるのかなっていう気はしましたね。
なるほど。だからシェアというかスコープというか、
それを社会全体で新しく物質から新しい製品を作らなくても今あるものの修理とか、
その所有権の移転とかによって、そこで資源の節約じゃないけど、
そういうことができてれば、抗議にはシェアリングエコノミーなんじゃないかと。
そうですね。
そんな感じですかね。
これがインターネットがなかったり、あったとしてもなかなか回転が見つからないときに、
壊れた任天堂スイッチのコントローラー欲しい人いますかって言って、
身の回りで探すのはかなりきついと思うんですよね。
いや、難しいと思います。
それがメルカリっていうプラットフォームがあるおかげで、それを欲しいという人もいらっしゃって。
なるほど。
そういう意味では有限な資源をきちんとシェアするっていうふうに、一応捉えられるかなとか。
洋服とかも買ったけど似合わないとかサイズが違ってほぼ新品ですみたいな。
はいはい。
そういうところを知人友人の範囲を超えて、ある意味売ることによって、
それをシェアというかちょっと分からないですけども、という捉えることはできなくはないかなと思いますね。
なるほどなるほど。
という感じで今2つほど事例に入れてきましたが、
そんなわけで結構シェアリングエコノミーって言っても考えると難しかったりもするけど、
いろいろ調べながら、自分はこうなんじゃないかみたいな考えていくっていうことでもいいのかなみたいなことを思ったんですけど、
そもそもシェアリングエコノミーって言葉に至る前に、シェアってなんだっていう話をちょっと思ったんですよね。
そうですよね。
単純に単語として、我々が日常でシェアっていうと、例えば3つぐらい意味があると思うんですけど、
今ここで言ってるものの共有とかっていうののシェアもあるし、
あとソーシャルメディアとかでこのニュースをシェアするとかいう言い方もするじゃないですか。
するますね。
あと例えば経営とか売り上げの分析みたいな時に、売り上げのシェアでA社が何パー、B社が何パーみたいな、
割合みたいな言い方もすると思うんですけど、
だからまずシェアって言葉って結構、言葉自体が含む範囲広いよなみたいなのがまず1個あるなってふっと思ったんですけど、
そもそもただ今回の話でシェアリングエコノミーとかにつながるシェアで言うと、
それについて分析というか論じてる書籍とか読むといいのかなと思って、
手に取った書籍がそのままです。シェアっていう本が。
これあれですね、正直言うとしげさんから教えてもらって読んだんですけど、
2010年、レイチェル・ボッツマン&ルー・ロジャースっていう方が書いた本ですね。
この方々は何なんだ、
エコノミストか。
そうですね、企業家ですね。
企業家っていう方々が2010年に書いた書籍で、
この書籍でもうすでにエアビーとかも存在してたのかな、サービスとして。そうですよね。
一番最初、2010年の出た本、日本語訳が2010年の12月に出た本なんですけれども、
このうちでもエアビーが一番初に出てきてるんですよね。かなり早い状態ですね。
ただ、ちょっと僕これ現状で読んでないんでわかんないですけど、
たぶんシェアリングエコノミーっていう言葉はこの本にはないですよね。
なかったと思いますね、まだ。
その言葉が少なくともまだない時代。
ちょっとこれもごめんなさい、日本語のアレになりますけど、
この中で言う、さっき言ってたシェアリングエコノミーに近い言葉として使われてるのが、
共同型消費っていう言葉が日本語では使われてますね。
ちょっと英語わかんないな、なんだろう、シェアリングコンサンプションみたいな、そんな感じなのかな。
わかんないですけど。
音だとわかりにくいですけど、この共同型っていうのがですね、
協力する、人を助ける、協力するの協に労働の同ですね。
共同するの共同型消費ということが書かれてて、
この本の中にですね、その共同型消費の3分類みたいなのが書かれてますというのがあります。
その3分類、軽く言うと、1つがプロダクトサービスシステム、PSSっていうものだと。
2つ目が再配分市場だと。
3つ目が共同型ライフスタイルだという言い方をしてます。
それぞれ具体例何なのっていう話で言うと、
プロダクトサービスシステムって1個目のやつは、一言で言うと所有より利用だという話ですね。
なので、カーシェアリングとかも入るし、あと僕なるほどって思ったのはコインランドリーもそうって書いてあって、
確かにねっていう。
確かにコインランドリーって街に置いてある洗濯乾燥機をお金払って時間だけ使うっていう仕組みなんで、
なるほど、プロダクトサービスシステムなんだなと思いました。
2つ目、再配分市場っていうのがまさにさっき話をしたメルカリとかですよね。
自分が持ってていらないものを誰かに売ると。
だからこれも、個人間取引みたいのははるか昔からあるわけですけど、
それを多分インターネット的にしていくっていうのが今回でいうシェアリングエコノミーの文脈なのかなと。
3つ目の共同型ライフスタイルっていうのの例として挙げられてるのがAirbnbとか、
あとソーシャルレンディングみたいなのも例として書かれてました。
ソーシャルレンディングっていうのは個人間でのお金の貸し借りというか、
そうですね。
P2Pって言われるパーソントパーソンでのお金の貸し借りですね。
そうですよね。なのでここに関して言うと、
人と人の信頼の蓄積と可視化が重要だみたいな書き方をしてて、
すなわちそれってインターネットとすごく相性がいいんだみたいな、そんな書き方をしてました。
この本、僕読んでこの3分類めちゃくちゃわかりやすいなと思ったんですよね。
すごい納得して、2010年のこの本でこんなわかりやすく書かれてるんだっていうのがまず整理としてあったんですけど、
逆に言うとそこからいつの間にかシェアリングエコノミーという文脈になってきて、
結構いろんなものがシェアリングエコノミーっていうわけでポイポイ入るようになった結果、
逆にさっき僕が言った通りちょっとわかりにくくなってないかっていう気がしました。
だから僕この本がすごいなと思ったのが、2010年にこの本が出て、
たぶん現状はその1年ぐらい前に出てると思うんですけども、
2010年、9年の時期っていうのは、そもそもスマートフォンがそんなに普及しない頃なんですよ、まだ。
2007年にアメリカのiPhone出て、2008年で日本でiPhone発売された。
で、Uberとかメルカリを考えてもらったらわかるんですけども、
スマートフォンがほぼ前提のサービスなんですよね。
はいはい、確かに。
Uberをパソコンで使えなくはないですけど、
いや、想像できないです。どうやるんだろう。
し、メルカリを、昔ヤフオクとかありましたけど、やっぱりスマホですぐ写真撮ってすぐアップロードして売れるみたいな強みなんですけど、
スマホってまだそんなにスマホが普及する前の段階で、
やっぱシェアの可能性をここまで説明して予見してたっていうのを、
この本で発売した当初に読んだ、2010年に読んだんですね。
ときに、やっぱ当時そこまで想像つかなかったですよね。
後から2015、2016年になると、そういえばシェアって読んだけど、
シェアリングエコノミーとか言われるようになって、本当にこういう世界来たんだっていうのは結構驚きましたね。
たしかに、いやいやいや、そう。
この著者たちの、何ですかね。
先見の銘って言いますか。
本当そうですね。
すごいですよね。
市場とか技術とか人々の心の動き方に関するものの見方がすごく優れてるなと思ってて、
やっぱ改めてなんか、このシェアって名著だなと思いました。
ですよね。
なので、本当に今回シェアリングエコノミーっていうのを論じるときに、
この本ちゃんと読んでみてよかったなっていうのがやったの感想ですけどね。
まあ古典になりつつありますね。今から12年前の本なので。
でも古典だから故にやっぱ10年ぐらい経っても、今に通じることが書かれてるってことはすごいなんか説得力ありますよね。
そうですね、まさに。
っていうシェアという本があって、
あともう一個、いろいろ調べる中で参考になる本があって、このタイトルがですね、シェアリングエコノミー、そのまんまです。
モロですね。
絶対同じ名前の本、世界中で何冊もある気がするんですけど、今僕が出してる本はですね、著者アルン・スンドラ・ラジャンという方で、
インド人ですかそれは。
多分そうだと思いますね、おそらく名前的にね。
お馴染みのない名前ですからね。
ニューヨーク大学スターンスクール教授であり、シェアリングエコノミー研究第一人者って書いてます。
そうですね。
おそらくインド出身かインド系の研究者の方で、この本2016年かなに出てます。
一応なんか英文だからサブタイトルがついてて、メインタイトルがThe Sharing Economy、サブタイトルがThe End of Employment and the Rise of Crowd-Based Capitalismなので、
そう。
だからなんだ、雇用の終焉とクラウドベース、ここでクラウドはAWSとかのクラウドではなく人々の方ですね。
群衆というか。
群衆の方ですね。だから雇用の終わりと群衆ベースの資本主義の没効みたいな感じになると思うんですよ。
そうですね。
っていう観点で書かれた本なんですけど、この本もねすごい良い本でした。
はい。
なんかそのシェアリングエコノミー研究第一人者っていうのに恥じないというと、なんか僕上からですけど、すごいちゃんとした本だなと思ってて、
やっぱなんかその、まずさっき言った通りその2010年のシェアの時点ではシェアリングエコノミーって言葉はまだなかったわけだから、
このスンドラ・ラジャンさんが書いた2016年にはもうシェアリングエコノミーって言葉が、この本がきっかけではないような気はするんですけど、
多分もう結構出てきたってことですよね。もうちょっと前からあるんでしょうね。
はい。
で、この本、いろんなことが論じられてて、また今回のその後の方でちょっとこの本に触れるんですけど、
なんか1個、この本もですね、端末の方にシェアリングエコノミーの定義がこの本にも書いてあって、ちょっとこれを読み上げると、
日本語ですけどね、シェアリングエコノミーとはデジタル技術を基盤の一つとする経済社会の進化の一段階っていう言い方をしてるんですよ。
進化の一段階なんですね。進化途中ってことですかね。
そうですね、そうですね。まだ進化するってことだと思うんですけど、この定義結構僕面白いなって思ってて、
なんかそもそも、共有とか有給資産みたいな話すらもう出てなくて、デジタル技術っていうのはさっき言ったインターネットって通じると思うんですけど、
でもそれを一つとした経済とか社会の進化の段階だって言ってるのが面白い。
なるほど。
でも確かに僕この定義納得したのは、これなら相当入りますよね。
はい、確かに。確かに。
だなと思って、やっぱなんか、この方もすごく見てるものが広いなと思って、結構僕この定義面白いと思って。
確かに。
それを言ったら、かなり相当なものがシェアリングエコノミーに入る気がしましたけどね。
デジタル技術を基盤とするね、社会経済の進化の一段階なんで、それだけ言うとビットコインとかそういうのも一応シェアリングエコノミーの
なのかっていう気がして。
かなり広義ですね。
そうですね。この方にも一応ブロック式チェーン経済って話が出てくるんで、この人の中では含めてるんだと思うんですけど、
というわけで相当広義なんですけど、そんな定義も改めて見た上で、ということで僕が一応この本とかサイトとか色々見た中で、