00:01
ご当地ソーメン、それぞれいろんな 全国にあるんですけど、その前にですね
ソーメンって大きく分けて2つあるんです。 一つは手延べソーメン
もう一つは機械麺ですね。 手延べソーメンというのはですね、職人さんが手で伸ばして
伸ばして作る 人力でやるね、手延べソーメンです。一方機械麺、機械の機械式ソーメンというのは
これはもう機械でね、小麦のそういう板のようなものを切り出して、細かくこう
切り出していくというような 機械式で作るソーメンなんですね。これはすごく大量生産されて
流通していきます。 今回その全国のご当地ソーメンというのは
手延べソーメンのことでございます。 全国に
結構実はあるんです。 一番有名なのは皆さんご存知、伊母の糸、これ兵庫県ですね。
番州ソーメンとも言います。 歴史的に言うともう400年以上の歴史がありましてね
豊臣秀吉公がですね 姫路城に入った時にこんな美味しいものは
我々だけじゃなくて皆さん一般のものも食べなさいっていう風にして 元々はそういった貴族文化
でしたから 宮中の料理ですよね
それが一般開放されて一般の人も食べるようになったというふうに言われております。 そして奈良県は私の故郷
朝倉市、三和そうめんですね。これは非常に細くてコシがあって 他のそうめんとはかなり喉越しの感じが違うと思います。
歴史的には1200年あると言われてまして
もう 天皇陛下の
宮中の料理の本当
なんていうんですか
今でいう高質ご用達の最高級のそうめんだと 言われておりますね。はいそして
香川県の小戸島そうめんですね これ小戸島そうめんってね実はゴマ油を使って作られています
そうめんというのは小麦、水、油、塩でございますが植物製のですね
植物由来の油を普段普通は使うんですが 手延べそうめんの場合はね
03:00
それが小戸島そうめんの場合はゴマ油を使う 小戸島行かれたことある人ならわかると思うんですがフェリーでね
小戸島の港に着きますとゴマ油の 工場の
煙突なんかが見えてですねもう降り立ったらゴマ油の匂いがプンプンすると 小戸島そうめんの製麺所もたくさんあるんですね200以上あるんじゃないでしょうか
小戸島そうめんの製麺所は今90ぐらいだいぶ少なくなってきたと 一番大きいのはやっぱりこれイボの糸ですね
400以上の製麺所があると言われています
そうめんのね 文化っていうか製麺所はですね非常にこれ
変わった 文化でございましてね組合の文化なんです
その組合員に入っている製麺所がそのイボの糸ならイボの糸のブランドの小麦水アブラシを決められたものを使って決められた基準のものを作って
そのそうめん組合に収めてそれに見合った収入を得ると これそうめん業界だいたいそういうふうになってるんですよね
でそのご当地のそうめん組合に入っている 製麺所で入ってない製麺所さんもあるんです
その製麺所さんはね独自の自分ところのオリジナルのね そうめんで勝負して自分ところで
ネットで販売したり 一般の流通したりとかっていうそういう独自路線
これビールとかウイスキーでも一緒でしょ
それはビールだと サントリーとかキリンとかアサヒとかありますけど
そうじゃないクラフトビールもあったりしますよね ウイスキーだとサントリー山崎とか
ありますけどイチローズモルトもあるじゃないですか まあそういうふうにして実はあの
細分化されています 全国にたくさんの製麺所があります長崎は島原そうめんです
島原もね200件以上あるんじゃないでしょうか
非常に歴史あります 今言った井戸の井と宮そうめん小土島そうめんそして
長崎島原そうめん そして徳島の半田そうめんつのもありますねこれ非常に太い
本来ならばもうこれそうめんじゃなくて檜だよっていうぐらい太い 半田そうめんってありますここはねやっぱり瀬戸内の文化でどんどんこう伝わって
いったと言われています 歴史的に言いますと350年ぐらい前でしょうか
江戸時代ですね
その伊勢の
06:00
伊勢神宮まで行く伊勢参りっていうのがありました これも全国みんながこう歩いて伊勢の参りに行くわけですよね
そういうのが娯楽の一つとしてありました そして
奈良県の桜井市この宮そうめんの聖地でございますが その桜井っていうのが私の生まれたところが宿間町だったんですね
だからそこに泊まって桜井に泊まってお伊勢街道っていうのがずーっと伊勢まで 伸びておりますそこをずーっと歩いて3日4日歩いていく
らしいですね そしてその時に
奈良県桜井市で 宮そうめんを食べてそして向こうに着いたら
今度は伊勢うどんっていうのがあるんですよ伊勢うどんは宮そうめんと真逆 ぶよぶよでコシがなくって太い麺ですね
で甘いタレだけで食べると で噂になったらしいんです向こうに着いてね
いろんな人が交流しますあの桜井で宮そうめんちの食べたかと あの細いのうまいなとコシがあって
そして伊勢に着いたらうわこの伊勢うどんってなんだこの ぶよぶよのこれはっていう風に細いのと太いので
麺の交流があったんでしょうね こういう時代がエロ時代ですよ
だから驚いたでしょうね皆さんその地域によって全然麺の文化が違うという 状況だったみたいですよ
ですから最初その 奈良県桜井市これもともとはもうルーツは中国から伝わってきて
そして 宮そうめんが作られそこから
瀬戸内にありますやっぱり 海のルートでね
番州そうめんそれが後々イボの糸っていうブランドになり そして小戸島にも瀬戸内通ってね小戸島に行きます
そして瀬戸内ずーっと越えて向こうに行くとこう長崎に行くわけですよね
ですから島原 この島原の乱っていうのがありましたけどこの島原の乱の当時も
島原の方々が小戸島にこう移り住んでですね
そして 小戸島
小戸島そうめん知るわけですよねそして小戸島から 長崎に行った方もいらっしゃると
でそこでまた島原そうめんっていうのをね作り始めたなんていう話もあります ですからこれね瀬戸内でこうぐるーっとそうめんの歴史がね
09:01
回っていったと で徳島のそうですよこれは半田そうめんって太いそうめんですが
僕が思うには
その三ヶそうめんもいぼの糸もね全部細いそうめんですが 徳島
まあ阿波踊りの聖地ですよねこの阿波の人たちはねやっぱりこう大らかでこうね 大きな気持ちの人が多いです
坂道英二さんみたいな感じでしょうか ほがらかなね大らかなというかその方々がねこの職人として細いやつをね
作るよりもねもうこんな細くしないでも太いので じゃないかと
いうようなことでねひょっとしたらもう太いまま いうふうに僕はなったんじゃないかななんて勝手に思っておりますが
まあそんないろんなそうめんが実はあるんですよね それ以外もですよ
佐賀県はね神崎そうめんって美味しいそうめんがあります そして熊本には南館そうめんつるめちゃめちゃ長いね
そうめんがあってこれ今 カンザえっと
南館そうめんもですねもうおじいさんおばあさんがねもう作ってるほんと 絶滅危惧種的なもう
生命状があって そこもね
全部手仕事もう機械なんかほぼ使ってなくてね 全部人力でやってるっていう南館そうめん長い長いそうめんがあります
南の関って書きますね 南館そうめんこれも美味しいですそして
富山県がね大門そうめんちね大門って書きます大きいもん ここもねあの
もう四角い麺を巻いて巻いて 巻いてこう最終的な四角い形にしてパッケージしてある
それをパリッと2つに割ってね 茹でて食べるっていうねこれも変わったパッケージ可愛いです
大門そうめんっていうのがありますね だから
東北にも実はあるんです宮城だと白石雲面 白石
雲面あったかい面と書くんですね これ何があったかいかというとですね白石雲面はまあその400年以上の歴史があります
そこの 白石雲面の生命状の
娘さんがお父様が非常に喉が悪く胃腸も悪かったということでそうめんね 長いそうめんじゃ食べにくいっていうことでね半分ぐらいのサイズ長さにして
そしてまあ胃腸に優しいっていう意味で 塩も使わないでね
やったとっていうのでこうハーフサイズのそうめんが出来上がったとそれはまあ お父さん思いの娘さんの気持ちがあったかかったんだ優しかったっていう
12:13
雲面雲面なんですねまあそんないい伝えも ありますけど
白石雲面はあれですね塩使ってないんじゃなくて油を使わなかったんですね 油を使わずに
作ったというそうめんでした 他にもですねあとは
そうめんで言うとね
沖縄もそうめんがありますけど沖縄特に文化変わってますよね そうめんチャンプルーですよ
これは本当不思議な文化で僕もあのそうめんチャンプルー誰が一体最初に作ったかと あのレシピを
ニラと油と
ツナ缶みたいな感じでシンプルですよね それをこう炒める
ささっと作ってですねもう毎日のように沖縄の方食べてます あの熱い国の
なのに冷たいめんつゆで食べないと チャンプルーにして食べるこのチャンプルーというのは何かって語源はですね
マレー語インドネシア語ですかね チャンプールって混ぜるって意味ですよね
だからまあいろんなものをミックスして混ぜて食べる でこれね実はまあそうめんチャンプルーって炒めるってイメージありますけどこれ炒めるんじゃ
なくて混ぜるんです 具を軽く炒めて茹でたそうめんをそこに入れて
もうフライパンの火は止めて 混ぜるだけ
ちょっとめんつゆなんかも入れてサッと混ぜるだけで実は痛めないんです 炒めるからくっついちゃってね
焦げちゃったりして食べにくくなっちゃいますけどこれはそうめんチャンプルー 実は痛めないっていうことがポイントでございますけど
まあ今言ったように相当種類あるでしょ ご当地そうめんぜひねこれ
あの ネットで見ていただければ今もう通販でたくさん
買えますから 夏になるとそうめんね
スーパーなんかにも百貨店なんかもたくさんあります ぜひそのご当地のこれ何件なのかな
そういうの ブランドを見ながらね
日本酒とかウイスキーとかビールとかのように 皆さんの好みのそうめんっていうのをねぜひ見つけていただきたいなと
今日はご当地そうめんの話でございました