本日のご来店者は、前回に引き続き、スリール株式会社の堀江さんです。
女性活躍、多様性をつくっていくみたいなところの授業をされていく中での、いろんな難しさ、ソーシャルビジネスの難しさってあるかと思うんですけども、
これ15年やられてきてるということなんですけども、その中で堀江さんが感じてきてる難しさとか、そのあたりの話って聞いてみてもいいですか。
ありがとうございます。やっぱり難しい部分っていうのは、社会を変えていきながらビジネスにしてるっていう。
この頃がすごく難しくて、最初はそれこそ2010年、15年前に立ち上げたときは、女性活躍もDIも家庭教育もなかった時代だったと思うんですけど、
それがいかにこれから必要なのかってことを伝えていくっていうことがすごく重要で、
なので私は内閣府の委員だったりとか、子ども家庭長の委員だったりとかもさせていただいて、あどぼかしい活動というか、というのを常にしているんですけれども、
どういうことをやってきたのかっていうところでいくと、例えばその両立不安白書というものを実は作ったんですが、
女性たちが仕事と子育ての両立っていうのを実はする前の段階から二者卓一になってるみたいなことを数値化したもので、
若い女性たちにアンケートを取ったんですね。で、92.7%が仕事と子育ての両立に不安があるっていうことを答えていて、
その不安だけが原因で働くことを優先して子どもを諦めた経験があるっていう人が半数。
で、子どもを優先して働くことを諦めたことがあるという人が半数いたんですよ。
本当に二者卓一になっていたんですね。
それは女性たちの中では結構もやもや28歳ぐらいから30歳まで結婚しなきゃいけないし、子どもも欲しいし、でも転職するんだったら今28歳ぐらいしかないかなみたいなふうにもやもや思っていたものを、
今まではその言葉で伝えていっても1時間半以上かかってたのを数字でボンボンボンっていうふうに出すことによって、やっぱり早期にやっぱり考えていくことが必要だよねっていうところも、
これもちょっと政策に入っていったりですとかしていたっていうのもありますよね。
あとは今女性活躍ってすごくとかDIとかって、ちょっとトランプ政権があるのでいろいろまた波がありますけれども、だいぶマーケットになってきてるんですよね。
それは何でかっていうとESG投資の流れだったりとか、国が日本企業を買ってもらうための取り組みとしてコンプリートガバナンスコードというのを2021年に改定しまして、
それが外国人とか女性だったりとか、あとは中度採用者の中核人材の投与っていうところをちゃんと目標設定しなさいよっていうのはプライム市場の企業に行ったんですね。
そっからようやく企業がお金を出すようになっていった。
それプラス前から少子化になることは分かってたにも関わらず、ESGへの少子化っていうところが歌われ、そこで経営デザインの教育っていうのを学童期からやるように。
ライフキャリアですね。ライフキャリアの教育。学童期からやるようにとか、子どもとのふりあい体験をするようにっていうのが子ども家体育っていうですね、子ども家庭長の方針に乗ったことによって今都道府県がどんどんそういったライフデザイン教育とか、
体験教育っていうのを広げていってる。予算をつけるようになっているっていうことがようやく今来ているんですけれども、そういう社会を変えるための取り組みもしながら、現場もしながらお金も稼がなきゃいけないみたいなところがやっぱり難しい。
そのあたりはやっぱり社会企業がやられたりとか、目指そうとしている方っていうのは直面するところだと思うんですけど、この15年間取り組めるっていうのはまずすごいなっていうところと、大変なこといっぱいあったと思うんですけど、どうやって乗り越えたのかとか、時代がまだ来てない状況でその活動を続けるにあたってどういうふうにやってきたのかとか、気になるかどうかなと思ったんですけど。
マインド面と実践面みたいなところがあるんですけど、マインド面でどう乗り越えるのかって、やっぱり行き通りと変化の兆しなんですよね。やっぱり常に社会は変わってないじゃんみたいな、やっぱりリゾートする社会が高すぎるので、まだこんなことが起こって、いろんなね、今のガバナンスの話、富士山の話とかもありますし、
子供たちがやっぱり傷ついてるのとかを見ると、やっぱり社会変わってないじゃんっていうことの行き通りを感じながら、でもやっぱり変化の兆しってのはもちろん個人個人の、それこそ学生だった子たちが、これを受けたことによって自分たちが人生切り開いてるとか、子供がいっぱいできたとかって話が聞いたりとか、それこそ卒業生の子供とかがテレビ入れる、ゴッドタレントとかに出たりとか、そういう結構活躍をしてるの。
あの辺りにするとか、あとやっぱり企業をね、もうやっぱり先進的な企業がやっぱりあるので、クボスブートキャンプとかも2015年からリクルートさんと一緒に共同開発したんですけど、先進的な気づいてるところは、やっぱり一緒に手を組んでやってくれているので、やっぱり行き通りとやっぱりやったことでの変化だったりとかが、やっぱりここに繋がってるっていう。
やっぱり感覚があるからこそ続けられる。ただそれを現場だけでやってたら社会は変わらないので、いかに意思決定層に入っていくのかってことはすごく重要で、それの意思決定層っていうのは、例えば国のやっぱり委員になっていくとか、そういうところにちゃんとデータとして提言をしていくみたいなことが必要だったりとか、
そういった大手の企業さんと一緒にこうやっていけながら世論を動かしていくだったりとか、そういったこともやっぱりやっていかなきゃいけないので、常にあっちゃこっちゃ考えてるところもありましたよね。やっぱり世の中の変化を本当にして、この人と組んでこのイベントをやってっていう、めちゃめちゃ空中戦をやりながら、現場でやっぱり目の前の人を変えていく、一人一人変えていくっていう作業をやりながらっていう感じですかね。
なんかもう具体と抽象、すごい行き来しながら日々どっちでも戦ってるみたいな感じ。
でも全然現場やってますもんね、まだ。逆にゼロイチだけやらせてもらってる部分はすごいあるというか、そういった国の委員とかと、新しく何か行政取り組みやっていくとか、うちではまだ今までやってなかったものをやっていくっていうのはやっぱり私の仕事みたいな感じで、機材運べていったりとかしますし。
本当に現場ですね。
すっげーガラガラしてる。
全然しますし。
この変えていくみたいなところの取り組みとかなんか、まがさん聞いてみていかがですか。
いやだからソーシャルビジネスって、自分自身がそれをやってますっていうのに、私は今やっと立ち上げて5年経って、やっと言えるようになったっていうのも、やっぱり最初はやっぱり理解されないっていうか、別にいいじゃんっていうか、頑張ってって堀江さんが周りに言われたのとたぶん似ているかもしれなくて、別にそうだけどさ、みたいな。
だから、メンタルヘルスっていう領域で、私が叶えたいことと、たぶん世の中の流れとか、誰と組むかとか、そういうあたりは非常に私も生き生きしながらやってて、すごく授業をね、長くやってる先輩として堀江さんのお話を聞いてて。
やっぱり一番難しいのが、このやっていきたいことってすごく抽象的なんですよね。私も学生の時からずっと堀江さんの熱い気持ちわかるけど、何言ってるかわかんない。ずっと言われてきて、新卒入っても。でもそれがすごい悔しかったんですよね。どうやったら伝わるんだろうっていうので、伝え方を結構磨いていったのはすごくあって、今でもすごく難しさを感じるんですけど、
やっぱり私たちが本当にやっていきたい抽象的なことって、それぞれの人から見ると違う言語なんですよね。
例えば、そこのジレンマすごくある。本当は別に誰もが自分らしいバーカリング実現なんですけど、学生にやりたかったら、行政に対して言うときは少子化対策っていうところですか、お金は出ないし、授業は広げられないんですね。そこを起点とした形じゃないとなかなか難しい。
でもやっぱり、誰か変な人がやるぐらいだったら自分たちがやったほうがいいから、そのワードでちゃんと注目されるようになっていくとか、本当は別にダイバーシティ全ての人がって思ってるけれども、女性活躍って言わないと、今は日本の企業はやっぱりまだ理解をしていない。
ダイバーシティの第一歩しか見てないっていうところがあるので、そこでまずは今も伝え続ける。だけどもちろん考えとしてはもっと上というか、概念としては上なんですけど、もちろんそれを伝え続けてもいいんですけど、そうするとやっぱりわかってる人しかわかってくれないみたいなふうになっていくと、実際世の中変わらないというか、イノベーション理論で13.6%ぐらいのイノベーターっていうすごい先進的な人と、
アーリーアダプターっていう人たちをやっぱり取り込んで13.6%を巻き込めないと、やっぱりマジョリティにはならないってやっぱり言われているので、いかにそことも一緒に組んでいきながら先進的なところとも一緒にやっていくのかっていうこのバランスが難しいけど、やっていかなきゃいけないところだなと思いながらやってます。
仲間づくり、その伝え方と、いかに刺さる言葉でその人たちに伝えていくか、この抽象的なものを具体的にしつつっていうところを行き来してるんですね。
だから学生たちとかにもやっぱり、今どういう状況なのとか、今の話聞いてどう思ったとかっていうのは、もちろんやっぱり必ずフィードバックをもらって、
特に例えば企業向けだと女性活躍っていうのも、やっぱりその段階、企業さんの段階によっても捉え方もやっぱり変わってくる。
これからやりますみたいな企業さんもいれば、もうそれはもう古いんでみたいな感じの企業さんもいたりっていうのも全然あったりしますし、
やっぱり世代によっても、大学・世代教育のところもやっぱりどこが大事っぽいなポイントかっていうのはやっぱり変わってくるので、
常にやっぱり生き物だなっていうふうには思いますよね。
またコロナがあるとまた変わったりとか。
けっこうじゃあそこの現場でやっぱり聞いたりとか、こう対話していくのもけっこう大事なポイントなんですかね。
そうですね。だからこそ私はけっこう現場に行きたいタイプというか、もちろん経営者なので離れていくこともあるんですけど、
やっぱりどっかのタイミング、特に新しいことをやるときには、できるだけ現場に行って声を聞くっていうことからやってるなと思いますね。
なんか聞くときのコツとか、どういう聞き方とかっていうのはされてますか?
聞き方?でもやっぱりその人、私すごい人のこと好きなんですよ。
伝わりますね。
だからすごくその人に興味を持ってしまうので、まずあなたが今どういう人なのかっていうところから聞くというか、
例えば講演会で企業さんの方が来たとしても、最初に私は名刺効果するんですね。最後じゃなくて最初に。
で、どういうきっかけで来てくださったんですか?とか、どういうお仕事されてるんですか?って聞くと、その人の今の現在地がわかるので、
じゃあ今日どういう話しようかなっていうのを、その人たちに合わせてというか、もちろん決まってるのであれなんですけど、こういう要素をちょっと入れてみようかなみたいなところですし、
終わった後は、なんかどう感じましたか?みたいな感じの、どうでしたかって普通にシンプルに聞きますね。
で、そこで気になったポイントがあれば深堀りしていくというか。
なんかちゃんと講演会も対話になってるんだなって思いました。
だからどういうふうに捉えてるのかなっていうのがやっぱ気になるというか、皆さん違う背景があるので、
この背景をもとに、こういうふうに感じたんだなっていうふうに思うと、また同じような背景の人がいたらこういうふうに話せばいいんだなっていうふうなのがわかるので、
常にこうデータ集めじゃないですけど。
相手を理解するって意味での数字なのかもしれないですね。
拾っていくみたいな。
勉強になります。
本当ですか?
染み入りますね。
そっか。
何者だろうって最近。
今日は中学生とか小学生とか、めっちゃ上の方に軽そうに話してるの。
全然違う言葉ですけど。
でも同じこと言ってるんですね。
そうなんでしょうね。
すごく難しく言う人、すごく柔らかく言う人。
でも私も学生に話すときも、支援者向けに話すときも同じ。
一緒ですよね。
そうなんですか。
本当に一緒なんです。
ちょっとだけは変えるけど、基本は何にも変えない。
言葉の、皆さんお化粧をしてるって感じなのかもしれないですね。
伝え方として、これだと伝わるみたいな。
化粧ではないかな。
やっぱり球体で、形っていろんな人の見え方から、見え方違うじゃないですか。
この人からは、こう見えてるだろうから、こういうふうに話すみたいな。
変わらないですね、これ自体。
相手がどういう言葉だったら、気に入ってくれるかなって、様子を見ながら話すと、ちょっとそれが、言葉がマッチしたりする感じ。
たぶんこの言葉だと違うかもとか、当てにいってる感じかな。
そうそう、当てにいくんですよね。ブスブス刺して、はい刺さった刺さったみたいな。
今回のお話で、堀江さんがずっとあきらめずに15年間やってきたみたいな話が出ましたけど、
こちら聞いてみていかがでしたか?
そうですね、なんかそれはすごい、私にとっては聞けてよかったなと思った話だったし、
ソーシャルハイブのメンバーの方たちは、きっとそういう体験をしてる人が多いからこそ、見えないけれども、そういうつながりみたいなのは感じる。
それがことさらに何かを生むわけじゃないんだけれども、安心感みたいなのはあるなっていうのと同時に、
15年それでもやり続けたっていうのは、やっぱりすごいなって思うし、
でもやっぱりいろんなこと考えたり感じたりしている中で、これが絶対に大事だって思うものを信じて進めてきた結果、
もちろん全部が全部当たってきたわけではないんだろうけど、
でもやっぱりやり続けるっていうのは、結構すごいし、先輩と思いました。
堀江さん先輩だと。
いやいや、ほんとだから、やっぱりそういう人たちの話を聞けるっていうのは、ありがたいことだなって。
確かに。諦めずにやり続けてきた人って、どういう人なんだろうって、まず一つの堀江さんのなんかあり方は聞けたかもしれないですね。
最初理解されなかったっていうところとかは、ほんとに、私もいまだにあるし、
でも分かってくれる人が増えていった、先に見えてる景色が堀江さんにははっきりとあって、
それをこう、例えば影響力を持つための行動をしていたり、後でも現場を忘れないようにしてたりっていうことのこう、
行ったり来たりっていうのをすごく共感できるし、やっぱりこのままやり続けていいんだなって思えるようなお話でしたね。
なんか勇気をもらいましたね。
本日のカフェの営業はここまでになります。
今回カフェに立ち寄ってくれたのは、スリール株式会社の堀江さんでした。
事業内容について興味のある方は、ぜひ概要欄からご確認ください。
概要欄からは、ソーシャルハイブ本郷を運営している小野田総合法律事務所のホームページもご覧いただくことができます。
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そして番組ではお便りを募集しています。
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明日はどんな自分をデザインしますか。
それではまたのご来店、お待ちしています。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子
新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常