2025-08-01 46:44

EXTRA4 「大熊充のソーシャルビジネスがなぜ本質的で、本物かについて①」(ゲスト:うきはの宝株式会社 代表取締役 大熊 充)

ゲスト:うきはの宝株式会社 代表取締役 大熊 充

https://ukihanotakara.com/about/


内容:おばあちゃんたちへの恩返し(バイク事故での長期入院と社会復帰)/高齢者向け事業のための広義のデザイン/高齢者が活躍できる地域社会の設計/自分の中での課題感とそこに追いついた社会の変化/送迎ボランティアから始まった現場主義/徹底的な高齢者ヒアリングで発見した現場の生データ/75歳以上の世代が持つ知財や文化を残すためのビジネスの立ち上げ/食の事業とメディア事業(ばあちゃん新聞)/ばあちゃん喫茶4店舗展開中/ばあちゃんの学校(甲子園、フェスなどのイベント事業)/多世代型協働/継続が生んだ社会の反響の変化/じいちゃんビジネスへの想い/じいちゃん特有の難しさ/カメラマン大熊充の尋常なさ/地域でのつながりの再考と再興/記憶の中のじいちゃんばあちゃんの言葉/「死にたい」と「ありがとう」/高齢者を包摂した持続可能な社会のために(医療福祉だけじゃない、ビジネスという選択肢を)/過去のルールを疑う/世代が離れているからこそ生まれる新たな関係性


ようこそsocial hive WAITING CAFE 点描の弧へ。

ここは東京文京区本郷三丁目駅の裏にある、小野田総合法律事務所併設シェアオフィス『social hive HONGO』のメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。

毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。

まるで世界の見え方がほんのちょっと、変わってしまうような。

※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。


聴き手 :⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表)

HP:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://niila.info/index.html⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか 

小野田総合法律事務所 : 

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠HP:⁠⁠⁠⁠https://www.ot-lawoffice.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


X [Twitter] :⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ social hive HONGO(@socialhiveHONGO)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

*ご感想は 「#点描の弧」 でお願いします。

BGM:zippy(作曲家。X [Twitter]:zippy@zippy_zippy_)

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Welcome to social hive WAITING CAFE Tenbyo no Ko.

This is the WAITING CAFE where members of "social hive HONGO," a shared office attached to Onoda Law Office, located behind Hongo 3-chome Station in Tokyo's Bunkyo Ward, stop by.

Every week at this time at WAITING CAFE, one of our members stops by to share an interesting story.

It may be a story that will change the way you see the world just a little bit.

サマリー

大熊充さんが代表を務めるうきはの宝株式会社は、高齢者が活躍できる「ばあちゃんビジネス」を展開し、地域の高齢者の生活を支えながら伝統的な知恵や食文化の継承に取り組んでいます。彼は自身の経験を通じて、高齢者の社会貢献を促進し、ビジネスを通じて生きがいを提供する重要性を語ります。 大熊充さんは、地域の高齢者と共に働くプロジェクトを通じて、シニアの能力を生かし、活用する新しい形のビジネスモデルについて話しています。特に、ばあちゃん喫茶やばあちゃんの学校など、地域交流や多世代協力を促進する施策について詳しく紹介しています。 大熊充さんは、地域コミュニティの重要性と高齢者の役割について語り、昔のような人間関係の大切さを再認識しています。そして、高齢者が社会での役割を持つことが、自身の生きがいや社会全体に良い影響を与えると確信しています。このエピソードでは、うきはの宝株式会社を通じてソーシャルビジネスの本質や多様性について考察されています。

ばあちゃんビジネスの背景
ようこそ、socialhive WAITING CAFE 点描の弧~。
ここは東京文京区、HONGO3丁目駅の裏にある法律事務所併設シェアオフィス、socialhiveHONGOのメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。
毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かが、ふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。
まるで世界の見え方がほんのちょっと変わってしまうような、そんな話が聞こえてくるかもしれません。
socialhive WAITING CAFE 点描の弧~ 新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常
今回のゲストは、うきはの宝株式会社代表取締役の大熊充さんです。
全3回でお送りする初回は、対談の前の雑談としてカフェマスターの渡し岡田と、カフェの常連である和賀さんから大熊さんのお話を伺いました。
はい、じゃあ今日はですね、年賞1億円目標バーチャンビジネスという書籍のですね、著者の大熊さんに、大熊光さんに来ていただいております。
大熊さん、よろしくお願いします。
はい、こんにちは。よろしくお願いします。うきはの宝株式会社代表取締役の大熊光です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。和賀さんとは旧来のお友達と聞いておりますが。
何年前ですかね?
2年ぐらいになるかな。
あー、2年前でどちらで出会ったんですか?
銀座ですよね。
あ、おしゃれなところで。
おしゃれなところなんだけれども、お互い勉強、経営の勉強の、はい、ゼミで一緒に勉強してた同期の中ですよね。
はい。
なんかじゃあ、企業仲間みたいな感じですかね。
あ、そうですね。
はい。
今日ここで会うっていうのが、すごいなんか、いいですね、またね。
そうですね、ほんとご縁を感じるというか、まあ、来て、なんでっていうか、なんでいたみたいな。
はい、まあ、ちょっと事前にお名前は、はい、ちょっとわかってたので、はい、把握はしてましたけど、びっくりです。
じゃあ、びっくりの今日の会話ということで、はい、じゃあ、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
じゃあ、大熊さんはですね、なんか普段なんかどういったことを今されてらっしゃるんですか?
そうですね、僕は福岡県浮橋という、割とっていうかもう仮想地域ですね、山々に囲まれた中山間地で、
会社の周りは高齢者ばかりで、もう高齢化率60%ぐらいを超えてるような地区で、そこを本社にして、会社自体も高齢化イコール、子供たち、超少子高齢化って状態ですので、
保育園が子供いなくて廃園になったところを本社にして、ばあちゃんビジネスという、75歳以上のおばあちゃんたちが働く会社っていうのを展開しております。
じゃあ、働いてる方がみなさん、75歳以上の。
はい、75というか、もう平均が83ぐらいになったかな。
じゃあ、もうみなさんバリバリ働かれてるんですか?
そうですね、バリバリ働いてます。
なんかどういうきっかけでそれを始められたんですか?
そうですね、ちょっと長くなるかもしれないんだけれども、
僕自身がですね、ちょっと3つの要素というか方向からあるんですけれども、
まず1つが、一番大きな要素としては、僕が20代の頃バイク事故を起こして、かなり長期入院、4年近く入院してたんですけれども、
その時同じく入院してたおばあちゃんたちから支えられて、僕は社会復帰してきてるので、
この恩を返したいっていうのが、おばあちゃんという属性にですね、返していきたいっていうのが、まず強い思いの1つと、
もう1つは、そもそも僕、我流で勝手にやり始めたんですけれども、デザイナーというかデザインをなりわえにもともとしてたんですけれども、
僕中卒で結局就職できずに、勝手に最初から企業家というか、勝手に自分で事業をやってるっていうような形でして、
で、もちろん一生懸命、我流ではあるんですけれども、デザイン、広告、勉強してきて、実践してきてですね、
これをもちろん当然商業デザインでしたので、企業さんとか団体さんの発展のためにサポートしていく裏方で、そういった形をやってきたんだけれども、
もっと目に見えた形で、今現在も以前も、やっぱり高齢者の方々がですね、困ってたりとか、結構これから先もちょっとこの高齢化による問題とかっていうような形で言われてるので、
何かおじいちゃんも含めてですけど、おじいちゃんおばあちゃんたち高齢者に対してですね、私たちが一生懸命やってきたデザインで、それはもう表層的なビジュアルのデザインだけじゃなくて、
設計だったり、そういう意味でのデザインで、おじいちゃんおばあちゃんたちが前向きにやっていけるような事業デザインで作っていけないかなってところが2つ目ですね。
3つ目何だったっけな。3つってたからかに言って、3つ目を忘れて。
そうですね、すいません。確かに3つ目はもう取ってつけたわけじゃないんですけれども、たまたま僕おばあちゃんたちが高齢者の方々がやっぱり社会でですね、地域とか社会で活躍していくような世界観の方がいいんじゃないかってずいぶん前から、
8年ぐらい前から言ってるんですけど、当時はそういう世の中で、コロナ前ですけれども、そういう世の中ではなくて、結構どっちかというと高齢者を働かせる気かとか不謹慎だとか、いろいろ批判があったんだけど、僕の中では逆に言うと確信を持って、やっぱりおばあちゃん、そしておじいちゃんたちが仕事、働くを通じてですね、
やっぱり輝いていくとか、人に必要とされるとか、ありがとうが生まれるってのは非常にいいことだって、それは僕はやっぱり当事者であるおばあちゃんたちをよく見てきた、一緒に働いてきたので確信を持ってたんですけれども、世の中が急激に求め始めてきたと。
8年前からやってはいるんだけれども、ここ2年ぐらいで急激に世の中が求めているような気がしてですね、僕の中では課題感としては高齢者が抱えているところの課題感を強く感じてたんだけれども、世の中が遅れてやはりその課題感を依然よりかは強く感じてるのかなと、反響がやはりかなり違ってきてますので。
そういった中であまり社会課題をっていうのを一面には言ってはいないんだけれども、実質その高齢者の方々がやっぱり生きがいを失っているっていうのは僕は大きな課題だと思ってますので、そこにチャレンジしてるっていうのが3つ目ですかね。
なるほど。
高齢者と地域のつながり
はい。
じゃあそれらを含めて今の事業につながっているってことなんですね。
そうですね。
この大きくはですね、細かくはまたいろいろありますけれども、この3つが大きいですかね。
入院生活で励まされたみたいなところと、デザインみたいなところをご自身で力として持っているところを生かしていきたいみたいな、もっと広い抗議の意味ですよね、デザイン。
そうですね。設計だったり課題解決だったり。
もっと良い世の中を描いた方が良いって思いで、この3つでやられてると。
そうですね。
高齢者の方が活躍するような。
はい。そこはもう狙ってこの3つを最初からというよりかは、この3つ、これがあるからこそ多分まだ続けられてるとか、うまく回ってるかどうかは別ですけれども、この3つが非常に僕の中では歯車として回ってるかなと思ってます。
なるほど。どう感じる、現場の状況とかっていうのはどう感じられてらっしゃるんですか、今の思い持つような。
もともとですね、いきなりこのばあちゃんが働く会社っていうのを立ち上げたわけではなくて、当初は非営利で、ボランティアで地域のおじいちゃんおばあちゃんたちのお困り事を解決しようってことで、当時もうすでに言われてたのが、運転免許を田舎で返還すると移動ができなくて、買い物行けない。
いわゆる交通弱者とか難民とかっていうような言葉がもうすでに出てて、そこはもうちょっとうちの田舎でも本当に移動できなくて困ってるっていう高齢者が多かったので、最初はジーバーっていうおじいちゃんおばあちゃんたちを無料送迎するようなボランティアを展開しておりました。
その中で、1年8ヶ月くらいやったのかな。相当数やってきたんですけれども、その中でコミュニケーションとっていく中で、僕が課題感に感じたのは、やっぱり買い物連れていくんだけれども、国民年金の今受給だけでは結構生活が苦しいっていう現状と、
1週間のうちに大隈君と初めて人間と話したっていうレベル、孤立しちゃってる。そういったところに何かできないかなと。特にお金って言われて、どのくらいじゃあおばあちゃんたち足りないんだっていう話をしていくと、結構な人数ヒアリングしたんですけれども、月に国民年金だとあと2、3万あれば生活が結構楽になるって、かなり多くの方がおっしゃって。
僕もかなりシンプルに2、3万かと思って、もちろんお金を僕が配ることはできないんだけれども、2、3万くらいやったら働いたら稼げるくないって。当時も僕も経営者だったので、だったら一緒に働くかって言って、わりとシンプルに。
もちろんそのプロセスの前では、ソーシャルデザインとかソーシャルビジネスとかって興味があって学んでましたので、それがちょうど組み合わさって、よし、このおばあちゃんが働く会社をやろうっていう形になりましたね。
なるほど。じゃあ現場を見て、足りない金額を聞いて、これくらいだったら一緒にやっていけるんじゃないかっていうところからの出発なんですね。
そうですね。僕は結局今もそうですけど、かなり現場主義なところはありますかね。もちろんデータとかも見ますけれども、自分が直接的に、特に当事者の声を寄り添うってあんま僕使わないんですけれども、徹底的に当事者の方と話し込むってのはやりますね。
なるほど。 っていうのが、本音とか状況って上っ面のだけじゃやっぱり来れないと思ってて、結構人数も3000人近くヒアリングしてるんですけど、ちょっと異常な数字ですけれども、それはちょっとライフワークにしながら。
バーチャンビジネスをやるありきで進めたというよりかは、なんか自分の中でできることはないのかって、もっと前から考えてたんですよ。何かできないかと。実はなんか今すごい勢いでやってるねって言われてるけど、もともと20代からこんな勢いあったらもっと出るよねっていう。
結構おっさんになってずっともやもやしてた期間も結構あって、なんかしたい、してあげたいとか、なんか自分が役に立ちたいとか思ってたけど全然、多分実力も伴ってなかったんだと思います。でもいろんなことがうまく絡み合って立ち上がったって形ですかね。
じゃあなんかその期間を得て今いろいろ揃った上ですごく走り出せてるって感じなんですかね。
自信があります。本人たちがだってこう言ったんだもんってのがあるので、ひょっとすると国のデータよりかは僕の方がかなり精度の高いものを持ってるかもしれないですね。
すごい、なんかもう生きたデータベースというか現場の声というか、もしかしたら一番知ってる方なのかもしれないですね、現場の。
食文化の継承とメディア展開
そうですね、今もうすでにその時からすると8年近く経ってもうライフワークで相当やってますので、企業前が3000人ですけど、もう今数万人単位で今もやってるのでライフワークですね。もちろん死ぬことに繋がりますし、多分その高齢者の割と踏み込んだ本音とインサイトだったりそういうのは結構僕は持ってる方だと自信はありますね。
行動から出るこの自信っていうのがすごく出られてるようなお話を聞いて感じましたね。
そうですね、その難しい話というよりかは、だってその当事者の人たちがこう言ったんだもんっていうのは結構思ってるかなとは思います。想像ではなくて。
なるほど。じゃあそういう声を聞いた上で、具体的に今どういうビジネスを展開されていらっしゃるんですか。
そうですね、もともとスタート時はおばあちゃんたちの昔ながらの味だったり、田舎料理、郷土料理、あとやっぱり残していきたいおばあちゃん方の、やっぱり手の込んだことをやってるんですよね。
今、日本というか世の中はいかに合理的かっていうような世の中に進んでるんですけれども、食もやはりそれ自体が別に間違ってるとかっては思ってはないんですけれども、やっぱり残していきたいものもあると。
今でいうとおばあちゃんたちがそれを受け継いできてる、例えば昭和の時代とか昭和のもっと前の時代、これ途切れるんですよ。その後がもう完全に断絶しちゃってて。
我々でいうところの75歳と80代の方々が持ってるものはもう次の世代には受け継がれてないですね。
特にそこの郷土料理とかそういったものっていうのはもう作れなくなってくる。本当にそれを失ってしまっていいんですかと、日本が生きてきた歴史だったり、知財ですよね。そういったのが一つあって、食をやってます。
もちろんやっぱ商売ですので、売れる商品売れない商品ありますけれども、やっぱ残していくって言っても、確かに文化っていう意味合いもあったり知財もあるんだけど、やっぱりビジネスは一つ僕の勝手な個人的な考えですけれども、
ビジネスっていうツールは循環だったり、そういったものに使えるものだから、当然残したいもの全部は残せられないんだけれども、ビジネスを使って少しでもおばあちゃんたちの知財を残していこうっていうのはありますね。
なので、商売やってるっていうような形になります。それが一つですね。食とか料理ですね。二つ目が、これも全く同じなんですけど、おばあちゃんたちが持つさらに価値観、人生観、知財を伝えていこう、残していこうということで、メディアを。
新しいビジネスモデルの紹介
メディアを。ばあちゃん新聞っていうのと、ばあちゃん新聞ウェブ版、あと全国じいちゃんばあちゃん図鑑っていう一般人のじいちゃんばあちゃんのウィキペディアみたいなのを始めております。もちろんちょっと滑っちゃったのが、最初紙媒体で全国に展開して、若い人たちに伝えたいっていう思いは強かったんだけれども、蓋開いてみると、すごい売れてるんですけど、読者がちょっとシニアっていうの。
ちょっとそこはミスったなと。まあでも今ウェブで展開してますので、若年層もしっかりリーチできてるなっていうところではあります。
食堂の授業、まあそのおばあちゃんたちの昔ながらの強度の能力を残していくっていう意味でのその食堂授業っていうところ。
あと2つありましたね。今は食堂という名前よりかは、ばあちゃん喫茶っていう喫茶店を。ばあちゃん喫茶時々じいちゃんっていう。
ちょっとばあちゃんビジネスってやってますけど、なんか男性を外してるとかおじいちゃんを外してるわけじゃなくて、単にやはりなかなかマッチがうまく。
じいちゃんたちもいるんだけれども、圧倒的におばあちゃんたちが多くて、うちは別に嫌々、働くのが嫌な人を働かせてるわけじゃないので、やっぱり働く意欲があってうちで来たいっていう方々を一緒に働いてますので。
まあそれがなかなかじいちゃんたちがいないし見つけられないってところは苦戦してて。なので時々じいちゃんで、今喫茶店を4店舗ですね。福岡県内。
それは食えがいも今コンサルティングとか。ちょっとまだフランチャイズの準備はできてないですけれども、教えたりとか。
われわれのばあちゃん喫茶店を他の地域に持ち込みたいっていうような方々からのご相談が今。
これは実質オープンしたのが先月からですので、その割にはすごい反響は大きいかなと思ってます。その喫茶店事業ともう一つが最後にばあちゃんの学校っていう。
これは学校とは言ってますけれども、お祭りイベントですね。ワンデーの。全国からおばあちゃんたちが集まりまして。全部もうつながってはいるんですけど、ばあちゃんの学校で学校に見立ててばあちゃん講師園とかばあちゃんフェスとかばあちゃんデザインショーとかそういった催しをやります。
講師園は全国のおばあちゃんたちが自慢の田舎料理とか手料理、郷土料理をコンテスト形式で競って、やはりわれわれも小規模事業者で、われわれのスピードと力がやっぱり足りないので、スポンサー、まあ簡単に言うと食品メーカーさんとコンテストで選ばれたおばあちゃんたちの食をつないでって商品化、流通、スポンサー企業にしていただいたり。
もしくはもうおばあちゃんたちも道の駅とかどこそこでちょっと売ってる商品とかもありますので、やはりリブランディングとか適正価格に。僕結構おばあちゃんたちが良いものを安く、おもてなしの精神ですよね。良いものを安く売る精神っていうのをすごい持ってらっしゃって、僕はちょっと良くないと思ってて。それで続けられなくなってきてるんですよね。お金が問題。
で、そのおもてなしの精神はわかるんだけど、やっぱりおばあちゃんたち、まあしょうがないんですけど、やっぱり勉強不足と世の中の流れがやはりなかなか敏感には察知できなくて、まあ昨今のこの物価高騰、仕入れが高騰しててもお客さんに悪いっつって価格を守り続ける。まあまあある種美学でしょうけど、続けられなくなんじゃんみたいな。
そういったところに我々のノウハウとか、そのスポンサー企業さんとのマッチングってところで残していくっていうのを活性化させようと、ばあちゃん甲子園ではしてます。
その他、やはり僕らはちょっと少し他と異質なのが、やっぱりどうしても高齢者を集めるってなると専門家とかその高齢者界隈というかそういう風になってしまうのを、うちはやっぱりまず一般の方々、子供からお母さんからおじさんからもうごちゃ混ぜにするっていうのと、そこにやっぱり企業をぶつけていくっていうところ。
もちろん行政とか、で別にもともとの高齢者の界隈の方々を外してるわけじゃなくて、ごちゃ混ぜにすると、どうしてもやっぱり専門的な専門職の人たちがどうしてもその高齢者とか高齢者の周りのビジネスってなるとそういう風になってきてたと、僕は全く別な業界から入ってきて思ってるので、やっぱりちょっとカオスな状態を作る。
今風に言えば多世代交流とかそういう形なんでしょうけれども、我々は多世代型共同って言って協力して働こうぜみたいなと、やっぱ高齢者、我々働くで稼ぐでお金使う方もつまり経済活動を高齢者も徹底持ちながら活発にやっていくことがやはりお金稼いで使う行為ってやっぱり我々もそうですけど、幸せの一つの要素だと思ってますので。
そういったのをばあちゃんの学校でより活発にやっていこうと。
で、やっぱ巻き込みやすいですよね。多社さん、大手企業も含めて巻き込んでってですね。今まではやっぱり自分たちで食作って一般のお客さんに食べてもらうっていうだけの事業で発展はさせてきたんだけど、やっぱり世の中に対しての問題提起としてはかなりちっちゃかったなと思ってて。
地域への反響と評価
今そういう形で、より加速度的に多社さんとかを巻き込みながらやってるという形です。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
なんかすごい勢いがあるような感じですけど、今反響というのはどういうような感じで出てるんですか?
そうですね。反響で言ったら、メディアがすごい取り扱ってくださるっていうのがありまして、連日。つまり我々にとって非常にメディアに取り扱ってもらうってことは一般の方々が見てくださってますので。
一般の方、特に当事者であるおばあちゃんおじいちゃんたちが、私もやれるかもとか。
やっぱり浮き輪の宝さんで働きたい。今までで言ったら1000とか2000の電話が多いんですけれども、テレビ見て私も近くに浮き輪の宝みたいなところがあったら働きたいんだとか。
ちょっと私たちが全国に完全に展開できてないのはちょっと心苦しいところはあるんですけれども、そういった反響が毎日のようにきますので。
あとは当事者以外は娘さん息子さんお孫さんからうちの母ちゃんとかうちのばあちゃんを働きに行ってもらえるといいんだけどみたいな感じの電話、メールが。
はい、反響がありますね。
まだそれだけやっぱりありがたいことに求められてるってことは実感してますかね。
特にここ2年ぐらいは。
ここ2年なんですね。
そうですね。最初は法令者を集めて働いてもらってお金を報酬を渡すなんて絶対におかしいと。
最後は印鑑か布団かなんか売りつける会社なんじゃないかって。
特に田舎でやってましたのでそんなはずがないと。
80歳とかそういう年齢の人集めて仕事をしてもらってお金を払うなんて。
絶対に裏があるってずっと言われて。
印鑑を売るんじゃないかみたいな。
ひどい話ですよね。
そういうふうに言われてきた時もあるってことですか。
かなり言われてました。当初は。
あと年寄りを強制労働させてるみたいな。
でもやっぱりやり続けることによってある種当たり前の。
あと働いてるおばあちゃんたちの声とかメディアに映ってるおばあちゃんたちの笑顔とか。
決して強制労働の形はないですからね。
そういうのでだんだん時間がかかりすぎましたけれども。
逆に言うと4年目くらいからはすごい評価が変わってきたのかなとは。
あんまりそういうこと言う人が。
次言われたのがやっぱり女性ばっかりでやってるけどおじいちゃんとかちょっと男性を外してるみたいな感じで言われる時もありましたけど。
男性シニアの取り組み
今日も言いました通り意識的に男性を外してるわけではないので。
おじいちゃんも別にばあちゃんビジネスやっておじいちゃんビジネスやるぞって。
ジェンダーの話もあるんですけど。
でもおじいちゃんとばあちゃんたちは特性違うんで。
それに合ったものにしないと。
言うのは簡単ですよね。
おじいちゃんも仕事作ってあげてとかって結構言われるんだけれども。
時間がかかるですね。
おじいちゃんに関して言ったら。
やっぱり高齢の男性ってのはそれなりどころか難しいですよ。
基本やっぱりやりたくない人に働けってのはできませんので。
民間の企業ですので。
やっぱり本人たちが自発的なところにマッチしていくっていう苦戦しております。
何かどういったところで苦戦されてるんですか。
やっぱプライドっすね。
まずもうたまたま僕一応リーダーじゃないですか経営者で。
やっぱりもう40歳30歳年下のリーダーの言うことを聞かなきゃいけないってのがやっぱ耐え難いってのはあると思いますね。
あと僕はもうおじいちゃんたちともずっと一緒にぶつかってきてますけど。
やっぱりですね過去にとらわれすぎてて。
今と未来を見れないっていうか特に今を楽しめないんですよね。
おばあちゃんたちも見てると。
おばあちゃんたちっていうか言うたら女性の人たちって結局みんなで集まってこういう目標に向かって楽しみながらその日その日を一生懸命やるっていうのは非常に向いてるって感じますね。
男性っていうかおじいちゃんですね。
高齢の男性の方はやっぱり過去どうだったかどうかにずっととらわれてて。
そこはねうまいことやらないとなとは思ってます。
全然諦めたわけではないので。
そこにも引き続き何か取り組んでいくっていう感じですね。
そうですね。じいちゃんビジネスももうやるって決めてるんで。
ちなみに僕ばあちゃん子じゃなくてじいちゃん子です。
よくばあちゃんになみなみならぬ思いとなんか特別な確かに恩があるんでありますけどそもそもじいちゃん好きですからね。
だからじいちゃん差別してるって言われるとすごい心苦しくて。
おじいちゃんもおばあちゃんも大好きってことですね。
そうですね。じいちゃんばあちゃん子です。
じゃあなんか食堂喫茶店メディア学校イベントみたいなところとあと商品化マッチングみたいなものといろんな競争巻き込んで授業作っていくみたいな。
そうですね。大きくは。
やられてるってことなんですけども、お友達の和賀さんですね、改めてやられてること聞いてみていかがでしたか?
それこそ出会った時がちょうど2年前で、この2年は友達というか直接の知り合いとして定期的にお会いすることもあったり、
でも圧倒的にSNSを更新するので、ものすごい大熊さんが100人ぐらいいるぐらいなスピード感で、
100人いらっしゃる?
たとえば、たとえばなら。すごいエネルギーでいろんなことを発信している一方で、
1年前にちょうど広島に同期で、学びの場の同期で、旅行で、同期会の合宿があって、
広島のお好み焼き屋さん行った時の、あの時が、おばあちゃんが1人でやってる、レジェンドのおばあちゃんがいて、
やってましたね。
もう80代でしたね。
で、もうこれ今年から1年で終わりにするんだっていう話があって、そこに連れてってくれた社長さん、
友達の社長さんとみんなで、そのお好み焼きを食べてる時に、ずっとインタビューしてて、
インタビューっていうか、ほんとにただ単におばあちゃん焼きながら、ずっと写真撮って、で、おばあちゃんの話を聞いてて、
そのシーンが、たぶん過去に何人も聞いてきたっていう、たまものなんだろうなって思うぐらい、
もうおばあちゃんと大熊さんの世界ができてて、さらに大熊さんの撮る写真って、すっごく人物画がね、なんか特別いいんですよね。
ありがとうございます。おばあちゃん撮る時だけはですね。
いやいやいや。
そんな限定的な。
おばあちゃん撮る時だけじゃなくて、人物を撮る時の、なんかね、大熊さんが撮ると違うんだよねって言って、
みんなその一泊二日の、一泊目あの牧場の友達のとこに、夜ご飯食べたときに、
人物を撮るだけなんだけど、すごく、なんていうんだろう、あったかいっていうかね、
なんかね、ただ写真、人物撮るときって、そんなに変わらないような気がするんだけど、
大熊さんが撮ると違うんだよな、っていうのはすごくあって、
だから、そのおばあちゃんを撮る、そのままなざしとか、思いとか、
あとそのインタビューしながら、しゃべってるんだけど、写真も撮れるみたいな。
すごいですね。
いやー。
いやーやっぱ、その時確か言われたんですけど、やっぱ、いきなり会ったおばあちゃんとの距離の詰め方が尋常じゃないって言われて、
ちょっとやっぱ、
尋常じゃないですよ。
詰め方。
変態って、変態って言われたらですね、いきなり会ったおばあちゃんと、ぐわっと近づくんで。
でも、写真撮ってるんですよね、いきなり。
あとお話を。
まあ、やはり、単純、仕事抜きにしても、やっぱ興味があるってのもありますかね。
いや、そう、仕事をしてるってじゃなくて、ほんとに、素の大熊さんで聞いてて、
でも、あっという間にこれ。
コンテンツ。
はい。
それがやっぱ、コンテンツにもなりますし、
まあ、ライフワークですよね。
じゃあ、ライフワークだから、仕事関係なく。
そうですね。
当然、移動中とかでも、東京でも全然やってますからね。
やり方はちょっと変えなきゃいけないんで。
確かに確かに。
不審がられるんで。
地域コミュニティの重要性
確かに確かに。
結構、どこでも、それはありますかね。
うん。
おばあちゃん、まあ、おじいちゃんもですけど。
そう、だから、たぶん、見え方としたら、悪く思えば、そうやって印鑑作らせるとか、なんかね、
そういうふうに見る人はいくらでも、たとえば、これからもっと有名になれば出てくるだろうけど、
ほんとの、素の大熊さんを知ってる一人の人間としては、
わあ、ほんとに好きなんだなって思うシーンが、一番印象的に。
まあ、そうっすね。
まあ、もうライフワークだから、何も感じないけど、まあ、楽しんでしょうね。
そう。
今、そうやって言われると、あ、すごい、僕自身も楽しんでるのかなとは思いましたね。
面白いですね。
なんかもう、すっごい、親戚の家に集まった人たちみたいな。
そうですね。
一つやっぱ、昭和の頃の、そういった他人の方、おじいちゃん、おばあちゃんとか、まあ、別に、近所のお兄ちゃんとお姉ちゃんでもいいですけど、
そういう、本来一月が長くてない方々も、なんか家族のようにっていうのは、一つやっぱ、でも僕そういう時代に生まれては来たんで、昭和の。
それもなくなっちゃったんですよね、この日本から。
田舎でもないっす。
やっぱもう、他人とはこう、あまり触れ合わないような形になってきてますので。
まあね、完全にいいとは、全てがいいとは言えないけれども、やっぱりそこちょっと戻していきたいなって。
いわゆる最近、コミュニティとか地域コミュニティとかってすごい叫ばれてるじゃないですか。
そんなこと叫ばなきゃいけない日本になっちゃったんだと思う。
昔は僕、あったと思ってます。そんなもん言わなくても。
既に家族とか学校以外のものが、知らない近所のじいちゃん、ばあちゃんのコミュニティの中に子供が入って、なんかたまに怒られたり、食い物もらったり、家あがらんねって言われたり。
それは別に、なんだろう、別に親も止めませんし、あそこでなんか学んだことも結構あったと思うんですよ。
今でもね、怒られたこと、知らない他人のじいちゃんから怒られたこととか、いまだに覚えてます。
それは僕が悪かったんですけど、なんか小学校低学年の時、友達になんか戦争ごっこっていうか石投げ合いをしてて、すっげえ、まあまあ今で言ったらもう確実におじいちゃんが叩かれますけど、殴られたんですよ。
でもそれは友達に目に当たったとき説明するぞと、そんなことをしたいのかみたいな感じで怒られた。
いまだに覚えてるんですよ。それはダメだと。
そのじいちゃんから教わったことがね、それも僕がダメだったんで。
あとは自分のばあちゃんですけど、これももう頭から外れない。
これもたぶんあると思うんですよね。
なんか目の前に困ってる人がいたら、あのうちのばあちゃんがずっと言ってたんですけど、これちっちゃい時、幼稚園か小学校低学年の時。
目の前に困ってる人がいたならば、あなたが率先して助けなさいみたいなことをずっとばあちゃんが僕に言ってて、これもずっと心に残ってるんですよね。
そういう教えが先人たちの。
もちろん血のつながった祖父母もそうだけれども、他人のじいちゃんばあちゃんたちからも教わったことは結構多いにあるかなとは思ってます。
そういう言葉が結構お母さんの中に残ってたりするんですね。
そうですね。その他人のじいちゃんばあちゃんたちもある種、役割の一つだったと思うし、それなんかね、完全になくなっちゃったなぁと思って。
こんな、すごい田舎に住んでても思うんで。少しいいとこだけ戻したいですけどね。
そういうものがまたできたらいいなぁっていう感覚。
そうですね。やはり今風に言えばそういう地域のコミュニティとか多世代交流とかなんでしょうけれども、そんなかっこよく言わなくとも。
結構それがなくなったことによる問題とかも結構あると思いますけどね。現代の日本においてですね。
高齢者の社会的役割
頼る人がいないとか。やっぱね、特にママさん方はね、お育て中の親が遠く離れてたら、そこで行政にも頼れないってなると苦しみますもんね。
以前はね、他人の知らない人が子供を預かったりとか普通にありましたからね。
まあ、いい部分と悪い部分はもちろんありますけれども。僕はいい部分だけの前に戻したらどうかなと思いますけどね。
いい部分だけ今の社会に戻ってきたらまた社会も変わりそうですね。
ありがとうございます。じゃあそんな形でこの授業もやりつつ、思いも持ちつつということなんですけども、今後今の授業とかをどうしていきたいとかっていうのは今ありますか?
そうですね。今回このバーチャルビジネスっていう本出して、僕の中では確信持ってやってるし絶対必要だって思ってるから、
満を持してというか結構このタイミングで一つまとめて、これからというか今もこれからもおばあちゃんおじいちゃんたちが働くビジネスやっていくってことは、
僕がいいというか社会にとってもいいことだし、当事者のおじいちゃんおばあちゃんたちにとってもいいことだと確信持って発表したんだけれども、
意外と批判も生まれちゃって賛否あったので、そういう意味ではまだまだやっぱり、時の流れとともにそうなってくるってちょっと遅いんで、
強引にこじ開けようとは思ってます。さらに。僕は当たり前の話ですけど、民間の人間なので高齢者みんな働きなさいとは一言も言ってなくて、
働く意欲があったり、やっぱほんと実際リアルでおじいちゃんおばあちゃんたちやっぱ、僕は別に働いてるスタッフとだけ交流してるわけじゃなくて、
ありとあらゆるおじいちゃんおばあちゃんと交流してるので、日々することないって言って、もう死にたいとかっていう人たちもザラにいるんですよ。
やっぱそこにね、これはちょっと大きな問いは果たして全員が何か役割持たなければならないのかって言ったら、そうではないんだけど役割がないと、
まあ誰かのため、自分のためだけに生きれる人たちは言いちゃいいですけれども、そうじゃない人たちもいるので、誰かのためになってないと心を保てないとか、
特にね高齢の方々って自分のためだけに最後までちょっと全うできなくなってきてると思うんですよ。
誰かに必要とされたりありがとうって言われるのってもうかなり機会が減ってるので、
たぶん皆さん現役なので考えてもらうとやっぱお仕事を通じて結構ありがとうとか君頼りにしてるよって言われてる人が多いと思うんですよ。
でもやっぱ家庭で言えばやっぱ子育てももう終わってますし、孫育てももう終わってると、もうもはや各家族だから一緒には住んでないので、
やっぱり自分の必要性ってのがだんだんやっぱ年取るとしゃーないんですよ。社会との接点が減るから薄れてきて、
だんだん高齢者の方で打つ状態の方とか引きこもってる方が結構いるんですよ。果たしてそれをね批判するつもりはないけれども、
それを全部医療福祉に押し付ける社会ってまあもう破綻しますよね。財源もマンパワーも。
だから僕は医療福祉介護必要なインフラだとは当然思ってますけれども過剰にそこに高齢者を全部そこに任せとけばいいって、
はっきり言って持たないよと思ってます。なのでやっぱり社会としてもっと受け皿、僕は経済活動がいいかなと思ってて、
もちろん違う場でもいいですけど、居場所とか輝く場とか。ただ一つ選択肢として、経済活動は何がいいって僕らもそれでご飯食べてますんで。
おばあちゃんたちと共に働いて僕とかスタッフの若い子もそれでご飯食べてるっていう。
これはやっぱり持続性は高いかなと思ってます。補助金助成金もらって我々運営してるわけじゃないので。
それが結果一番こう続くというかサステナブルな形になる。
そうですね、今んとこですけど6年、法人化して6年、今んとこ続いてるってところは証明できたかな。
当然僕も含めて将来いつまでっていうのは分からないけれども、少なくとも持続してますよねってところは証明できてるかなとは思います。
医療福祉みたいな話も出てきましたけども、若さんこの辺りの話聞いていかがですか。
未来の社会保障の課題
そうですね、歳をとったからって必ずしも対象者になるわけじゃないし、別にその介護保険の40歳から介護保険の対象者だけど、
でも別にそれにならなくて、生涯を得る人はいっぱいいるわけだから、そういう関係性だけが人生の終わり方ではないんだろうなって思いますね。
一つの選択肢として、選べるんだったら選べるものが増えた方がいいっていうのは本当にまさにだなと思いますね。
元々国が描いてたそういう社会保障だったりね、もう随分時代流れると変わってるわけだから、やっぱり最低限していかなきゃいけないのに、
その議論をすると、僕もその議論してるつもりなんですよ、この事業を通じて問題提起して。果たして高齢者って全員引退して、余生を過ごすので本当に幸せに過ごしてますかっていう。
あと国ももう保障しきらなくなってきてますよね、社会保障という意味では。考え直さなきゃいけないんじゃないんですかっていうのを民間人の一人として、僕レベルでもわかるんで。
あとデータ見てたらやっぱこれ無理じゃないみたいなこの社会保障費、僕でも計算できるんで破綻しますよねっていう。
いろんなところ圧迫してるじゃないですか、介護の業界だって、医療だって、誰かがちょっと儲かってる、誰とは言わないけど誰かが儲かってるような構図があるのかもしれないけれども、まあおおよそ苦しんでますよね。
それはバランスが悪いと思うんですよ、社会の。それは前考えた時はすごい計算してよかったんだろうけど、時間とともに変わりますから、あと計算ミスっちゃったりしますので。
なので最低限した方がいい。それはもうじいちゃんばあちゃんたち巻き込んで。僕はやっぱ当事者の声、生の声を直接的にあれしてるんで、必ずしもじいちゃんばあちゃんたち全員保護されたいわけじゃないですね。
それは言えます。もちろん保護されたいとか保護されなきゃいけない状況の方がいるってのはわかってるので、多様な選択肢をやっぱり明示するべきじゃないかなと思ってます。
で、自分で選択していく。もちろん困っている人とか保護が必要な人、医療福祉が介護が必要な人にはやっぱり必要な人に必要なものがあるといいのになーと、なんか一律な、それ日本そんな感じなのかもしれないですけれども。
その多様性多様性とかって言ってるけど、多様に選ぶ選択肢ねえじゃんみたいな。
たしかに。自分たち選んでいくっていうことと、自分たちで作っていくことみたいなことを自分たちで再定義していくっていうところ。
そうですね。なんかルールを、とはいえなんか日本人ってルール守りたがるしあれだけど、僕はちょっとルール、そもそも過去のルールを少し疑ってるというか。
そればっか守ってて本当になんかみんな窮屈になってきてるだけじゃないみたいな。なのでルールが無法地帯って言ってるわけじゃなくて、やっぱり再定義ね、もう一度考えて。
何十年前のルールを言ってるんすかっていう。もう一回考え直しましょうっていうのは。
とか一つしかないっていうのもね。なんか公平性っていう不公平僕生まれてるような気がするんですけどね。みんな一律公平にって言っちゃってるけど、不公平じゃんみたいなのはなんかその高齢者と働くっていうところの部分だけでもよく感じますね。
言われはしますけれどもその世の中から、もちろん一般の方々から逆にこういう問題提起すると、逆にバランスが崩れる的なことは言われるけれども、そもそもバランス崩れてんじゃんみたいな。
わかりますかね。で、僕が正しいとか全然思ってないですけどね。なんかやっぱ最定義の議論したいなっていう。僕らも高齢者になりますんで。僕はいやっすね、今のような選択肢の中で。
まああんまり長く生きるかわからんと思ってるけど、まだすごく元気に生きてますからね。たぶんね、歳を取れば僕も高齢者になりますし。
上からみなさんがなるっていう話と、議論をしたいっていうお話でしたね。はい。
じゃあ、おばさん、今日のおばさんのお話聞いてみていかがでしたか。
はい。私自身は結構じいちゃん子だったんですよね。それこそ福岡にいたじいちゃんが大好きで結構よく会いに行ってたんですけど、
で、自分の息子たちを見てても、今すごい感じてるのは、息子が2人いるんですけど、2人とも、私の父は死んじゃったので、母だけなんですが、結構おばあちゃんと仲いいんですよね。
で、ばあちゃん子だったりもするんで、あと2人の息子それぞれになんかLINEしてたりとかして、親子関係よりもむしろばあちゃんには話してるみたいなこともあったりして、
なんかすごいなって思ってて、で、おばあちゃんを悲しませるようなことはしないみたいなルールが彼らにはあって、
で、私がそうなんだって言うと、いや、だめでしょ、そういうことしちゃうみたいな、怒られるみたいなのもあるので、
で、そういうちょっと間をはさむ人間関係みたいな、血のつながってる、つながってない、置いといても、世代が少し離れてるからこそ素直に聞ける、聞き取れるっていうか、っていう関係もあるのかなって、息子たちを見てて思って、
なんか、だからまあ多様性とかいろいろ言うけど、そもそも目の前の人間関係が狭くなっちゃってるような気もするし、あと特にコロナの影響は、今の10代の子たちの話を聞いてみてても、閉じてるっていうかな、
ソーシャルビジネスの多様性
特に自分たち世代とか親世代以外の人とは、親戚も含めて会うことが減ったり、観光総裁とかも直接、特にリアルにお葬式なんか家族層が増えましたよね、コロナになって、あれで会う機会がそもそもない、親戚筋と。
だから、そこら辺がなんか、なんていうのかな、いろんな人と話す、そもそも話すことが減ってるなっていうのはすごく感じてます。
実はその中で、意外といろんな多様性とかコミュニティとか。
あるんじゃないかなって。
いろんなこう、こんな人いるんだとか、面白いなとか。
もしかしたら、おくまさんの授業はそれを広げていく授業なのかもしれないですね。
そうですね。
自然とっていう感じかもしれない。
そう思います。
今回カフェに立ち寄ってくれたのは、ウキハの宝株式会社、代表取締役の大熊光さんでした。
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エンディングメッセージ
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子。
新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
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