2025-04-02 38:09

#34「ITの民主化」(株式会社ふえん 安藤 昭太②)

今回の語り手:株式会社ふえん 安藤 昭太

HP :⁠https://fuenn.co.jp/⁠


内容:ごく一部の属性の人たちがシステム全体を作っているという現状への疑問/与えられたものを使うのではなく自分たちが使いたいものを作るという世界へ/自分だけでなく自分と近い人たちのために作るアプリとその経済圏/人間の多様性とITの民主化/社会課題解決とDX / 体で覚える・失敗を信じる/フラットな世界


ようこそsocial hive WAITING CAFE 点描の弧へ。

ここは東京文京区本郷三丁目駅の裏にある、小野田総合法律事務所併設シェアオフィス『social hive HONGO』のメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。

毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。

まるで世界の見え方がほんのちょっと、変わってしまうような。

※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。


聴き手 :⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表)

HP:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://niila.info/index.html⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか 

小野田総合法律事務所 : 

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BGM:zippy(作曲家。X [Twitter]:zippy@zippy_zippy_)

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Welcome to social hive WAITING CAFE Tenbyo no Ko.

This is the WAITING CAFE where members of "social hive HONGO," a shared office attached to Onoda Law Office, located behind Hongo 3-chome Station in Tokyo's Bunkyo Ward, stop by.

Every week at this time at WAITING CAFE, one of our members stops by to share an interesting story.

It may be a story that will change the way you see the world just a little bit.

サマリー

安藤氏は、ITの民主化に関する対話の中で、テクノロジーがもたらす革新や、誰もがアプリを作成できる時代の到来について説明しています。また、NPO向けに行ったIT支援の経験を通して、技術の進展が社会課題の解決につながる可能性を強調しています。ITの民主化においては、ノーコード思考が重要視されており、業務における主体性の向上や効率化が期待されています。経験を通じて得た身体的なスキルとデジタルツールの組み合わせが新しい働き方を生み出し、協力し合う文化が醸成されています。このエピソードでは、ITの民主化と新しいビジョンが人間性に着目する重要性について語られており、特に身体性やノーコードの進化が人間関係や職業環境に与える影響が探求されています。

00:07
ようこそ、socialhive WAITING CAFE 点描の弧~。
ここは東京文京区、HONGO3丁目駅の裏にある法律事務所併設シェアオフィス、socialhiveHONGOのメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。
毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かが、ふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。
まるで世界の見え方がほんのちょっと変わってしまうような、そんな話が聞こえてくるかもしれません。
socialhive WAITING CAFE点描の弧ス新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
本日のご来店者は、前回に引き続き株式会社ふえんの安藤さんです。
ITの民主化の概念
安藤さん、事業を進められていく中で、ITの民主化みたいな言葉を使われてたりとかしたかと思うんですけど、それとも具体的にどういうような言葉なんでしょうか。
僕結構民主化っていうのを使っていて、特にテクノロジー、IT、AIの民主化みたいなのを使っていて、
これ民主化って、もともと多分アメリカのシビライゼーションだった、デモクラタイゼーションみたいな単語から来てるのかなっていうのを思うんですけど、
AIの民主化みたいな文脈で言うんですけど、これまでって全人口の、国によってちょっとずつ違うんですけど、全人口の0.0何パーセントしかがエンジニアだったんです。
いわゆるプログラミングをかけてアプリシステムが作れるので、0.1パーとか0.1パー以内ぐらい全人口のうちいなくて、日本でも今1億2千万人いる中で数十万人とかなんですよね、
ITエンジニアと呼ばれる人たちが。世界で見ると、その0.1パーセントの中で白人の人が、ちゃんとした数字覚えてないんですけど、が7割、6割だったから。これが白人。
で、さらに男性がその中に7割みたいな感じなので、の人たちが世界のITを全部作ってる感じになってくると、要はシリコンバレーのアメリカ白人のエンジニアの人たちが世界を作ってるみたいな状態になって、今までいた。
残りの人たちはもうそれを与えられて使うだけだった状態。で、これが民主的じゃないよねっていう言い方をしたときに、じゃあ民主化ってどういう状態だっけっていうと、エンジニアが今までやっていたことを自分たちもできるようになる。
既得権益じゃないようにするとか、自分たちで今まで使わされていた、与えられていた、我慢して使っていたものを自分たちで作れるようになるっていうのを、ITの民主化っていう言い方をしていて。
それはまさにノーコードだったりCCAIとかノーコードが浸透してきた今の時代だから、それが実現できるというか。で、それ実現できて何がいいかっていうと、バイアスがかかってないというか、自分が作りたいものを作れるってシリコンバレーの人たちのバイアスがかからないというか。
いわゆるGoogleとか、実際バイアスかかってるんですけど、GoogleとかFacebook使ってるしなんですけど、そうじゃない、例えば自分たちの業務だったり、自分たちの個人の生活の中だと、さっきの主観みたいのがあると思うんですけど、それぞれ一人一人の生活ってそれぞれ全然違うと思うんですよ。
似てるところもあれば違うところもあって、じゃあ例えば買い物行くのに毎回ちゃんとメモしないと忘れますっていう事象がある場合に、その忘れ方とか、じゃあどうやってメモするといいかとかって個別によって全然違う。
で、何を言いたいかというと、今までは一部のエンジニアしか作れなかったので、要は一個のアプリ作るのにものすごくお金がかかってたんですよね。だから一部の人しか作れない、作られてるものを使うしかないみたいな。
事だったのが自分たちで作れるようになるってなると、もちろん自分用のアプリを作るっていうのもあるんですけど、例えばその自分と特徴、特性、志向だったりが近い人向けに作るっていうのができるようになるんですね。
そうすると100人200人がものすごい刺さるアプリみたいなのができてきた時に、その200人が100円ずつ出すだけで月に2万円収益になれば経済的にも成立するよねみたいな。
っていう感じになってくるっていうのがあるので、ものすごい人間の多様性に合わせたアプリケーションが増殖する感じになっていくっていうのが、僕が持ってるITの民主化でそれを実現したいっていうのが、今の会社でもITの民主化っていうのを結構ビジョンに掲げてやってるんですけど、そういうコンセプトというか。
このITの民主化、今まで限られた人が作ってたものを誰でも作れるようになって、今まで解決されなかった課題がもうみんなで解決でき始めるようになるみたいな。
そうです。
それをITの民主化といって、それをどんどん推し進めるっていうところを、ウィンさんではビジョンとして掲げられてる。
そうですね。
そうですね。
これ多分この流れで今まで話してなかったのが、僕、ソーシャルファイブ本校に入るの。
NPO向けのIT支援の経験
それが独立した後1社目の会社で、そこではNPO、NGO向けのIT支援っていうのにかなり特化してやってたんですよ。
それは会社員時代で、前のエピソードかな、話したと思うんですけど、サラリーマン時代にいろんなNPOで応募でボランティアしたのが仕事になったみたいなところで立ち上がった会社で、そのときにすごい難しいなと思ったのが、目の前にある課題。
NPOの人たちが前線で解決しようとしている課題のうち、テクノロジーで解決できるものってそこそこあるよねっていうのを、IT職から見ると思うんですけど、ちょうど多分5年前とかだとノーコードもない、生成アイもないので、
その解決策を作る、解決策として1個のスマホアプリがあったら解決するよっていうものがあった場合に、このアプリ作るのに500万イセンもかかりませんって感じになると、そこに行けないみたいなのが結構あって。
そこでじっくじったら思いをしたというか、難しいなっていう。実際うちの会社としてもマネタイズがなかなかできない分、事業にもなかなかなっていかないし、でも目の前の課題がたくさんあって、このクライアントになるNPOのうちの人たちと話を聞くと、どうにかしたい、もどかしいみたいなところが元々あって。
それで今の会社になっていて、それがノーコードとか生成アイで解決できるようになってきたので、今まさにここに民主化っていうふうな言い方をして、より個別化された課題問題、社会の問題もそうですし個人の問題もそうですけど、に対してうまくフィットするアプリだったりっていうのを作っていけるようにしたいっていうところがあります。
社会課題に取り組む方にとって、DXとかをすることがすごくその課題を押し進めることが感じられた、実際の現場を見ていて。
そうですね。前の話なんですけど、NPOに鴨の橋プロジェクトっていう、当時国際協力、今もですけど、国際協力のNGOがあって、
インドの売られてしまった女性たちを、いわゆる売買巡の生産業に入っている人たちをレスキューして地元に戻す。それをインドでやるんですけど、インドってめっちゃ広いじゃないですか。
州ごとに警察が違うので、誘拐された場所と自宅が違うというか、なった時に、じゃあこのAさんはここの州警察のプロファイルのAさんと別の州警察のプロファイルのAさんは一緒なのかみたいな。
それしないと、レスキューしただけだと状況は解決されてなくて、犯人が逮捕されて罰を受けるっていうところまでやらないといけないと、裁判に出ないといけないし。
ちゃんと心のケアもそうだし、金銭的なケアもいろいろあると思うんですけど、その人っていうのがわからないと始まらないっていうので、データベースを一緒に作ったことがあって、実際それがすごい活用をされていき、
僕が作ったところがどこまで貢献できたかっていうのはあるんですけど、結果カルテ情報みたいなところをもとに、インドの政府にちゃんと法律を変えてくださいみたいなところの提言までできて変わりつつあるみたいな話があって、
結構そこが僕一つ大きな、今民主化だったりITを信じるみたいなところの一つの転機というかポイントだなと思うんですけど、っていうのが多分そうですね、一つストーリーとしてある。
ちゃんとデータベースからそれに貢献した、それがDXの力によって成し得たみたいな経験だったんですか。
そうですね。民主化の話ですけど、若さん聞いてみていかがですか。
最初の方でおっしゃってたアプリ作るのに500万、1000万かかるとか、あとそれをしたいんだけれど資本がないからできないっていう社会課題とか社会起業してる人たちの課題があるっていうのは本当に私自身はそっち側の人間だからよくわかるなっていうのと、
一方で濃厚度っていうのはいつぐらいから一般的になったんですかっていう素朴な疑問があって。
ここ5年とかかなと思います。
やっぱりごく最近の。
そうですね。それより前でも濃厚度的なものはあったんですけど、その概念として濃厚度っていうエリアを作って推進しましょうって世界的になったのが5年前ぐらい。
っていうのはどっちかっていうとそれは逆にも言えることだなと思ったんですけど、知らないそういうのを知らない人間からするとエンジニアの人にそういうものを作ってほしいっていうオーダーの仕方がわからないっていう、そもそもがあるかなっていうの。
逆に私がいた医療とか福祉の分野って先生にこういうこと聞いていいのかわからないっていう患者さんなり患者さんの家族がいる。
これって結構似てる問題だなって今聞いてて思って。
で、その良し悪しとか、なんていうか、お作法みたいなところに非常に心配するっていうのかな。
相談する側は相手に失礼があっちゃいけないって思ったり、あとは相手は専門職だったり、専門家だから失礼をしてはいけないみたいな。
なんか遠慮とか、もしくは我慢とか、あとはなんていうのかな、あとこっちがあんまり知らないということを知られたくないというのもあるかもしれないし。
なんかいろんなこう思いが手前にはお互いにあるのかなって。
でもノーコーズっていうことを例えば知ったときに、なんていうか、そういうものが一旦取り払われてフラットになる感じがするなって聞いてて思ったんですよね。
例えばそのITのことがわからない問題の一つに、自分でやったことがないからわからない、黙ると思っていて。
でも実際なんか遊びでもいいので、これコロナが始まったときに結構やったんですけど、コロナ始まったときに居酒屋さんが全部テイクアウトオンリーみたいな時期があったじゃないですか。
ありました。
テイクアウトのマップアプリ作りたいみたいなのがブログエリアから出てきて、それをほぼボランティアで作ったんですけど、一緒に作る中で飲食店の人たちも開発プロセスを学ぶみたいなのがあるんですよ。
こういう表示の仕方をするとUIが良くないよね、デザインが。注文する仕方が違うよね、写真はこう撮った方がいいよみたいなのを一通りやるっていうプロセスが体験できるのはノーコードの良さで。
それが実際最終的に自分が思ってた課題と解決できないかもしれないけど、やっぱり一旦自分で作ってみて、やっぱダメだったから誰かにお願いしようみたいな選択肢になるっていうのは良い部分だなっていうのは思いますね。
一度体験してみるみたいなところがあるとまたちょっと認識も変わりそうです。
そうですね、分かると分からないが分かるとか、楽しい楽しくないが分かるとか、失敗して学ぶとかいうのはすごいあるかなと思う。
IT業界の現状と共同学習
逆に言うと僕はIT職で、日々話をするお客さんって製造業で自動車部品作ってますとか、農業やってますとか、本当様々な人物流で倉庫やってますとか、なので僕はその人たちの業務全然知らないじゃないですか。
実際に伺えるときは本当に工場の中見せてもらったりとかするし、良いのは生成AIで聞けるっていうのがかなり精度高く聞けるので、その中で言葉をいくつかちゃんと概念的なのを覚えとけば、そこで質問ができるとかいう感じで、あたかもその業務知ってますみたいな感じで言って質問をすると、
知って、勉強はしてきたよっていう感じを出せば教えてくれるみたいなのはあるし、その逆でもそうじゃ、勉強してくれて聞いてくれてるのと、なんかウェルカムで回答できるというのは思うので。
SSAIとか知識的に学んでるっていうのと、あと実際に作る、身体勢っていう言い方をよくしてるんですけど、やっぱり漢字の書き取りみたいなもんで、漢字の書き取り自体に意味はないけど、やっぱこの書き順を覚えてることが良いというか。
なんか手順記憶、ちょっと医療職の人に教えてもらったんですけど、リハビリとかの人に教えてもらったんですけど、やっぱその身体勢、身体で覚えるっていうのは絶対あるし、絶対大事。
忘れない。
そうですね、いわゆる脳に行かない反射みたいなので、覚えるものってやっぱりあるからっていうので、僕らもアプリを作るプロセス大事みたいな言い方をしてますね、身体で覚える。
自転車に乗れるようになると、乗れないようになれないですよね。
近いです、近いです。
それが身体勢なんです。
身体勢、体で習ったことは取れない。
それが自転車ほど身体勢はないんだけど、やっぱマウスクリックして打って悩んで考えて失敗するみたいなのが、それって人間として残っているところだし、逆にそれをすごい大事にしないと、いわゆる今まで僕ら研修の業界だと、e-learning、動画で勉強しましょうとかいうの多いと思うんですけど、
なんか全部忘れるじゃないですか、e-learningで覚えたことって。
忘れる、快速にしちゃうし。
なんで忘れるんだっけっていうのはやっぱりやらないから。
今まではプログラミングを全部覚えないといけなかったから、3ヶ月がかかるんですよ、全部やろうと。
身体勢大事だけど、それもう修行じゃんみたいな感じになるから、だからノーコードの良さはそれもあります。
短い期間でいくと、僕らって長くても3ヶ月ぐらいで実際本当に業務で使えるアプリ作るみたいなのをやるんですけど。
今までは結構、一からその身体勢も込みで学ぼうとしたら、かなりの時間をかかっていたものをノーコードだとギュッと学べるみたいなの。
普通大学で4年間で覚えるものなので、いわゆるコンピュータサイエンス。
4年かからないと昔はできなかったもの。
だんだん技術が進化していって、僕だと会社入って1年とかでもう実際に現場に出るみたいな感じ。
あとノーコードが短くなっては来ています。それがノーコードだったりでギュッと短くなって、
そのビジネスとしても現実的な期間でちゃんと一定以上の推進体制を得られるところです。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
安藤さんのビジョンの中でノーコード思考みたいな考え方があったと思うんですけど、この思考ってその辺りも関係してくるものなんですか?
そうですね。今言った話がノーコード思考な感じです。
なんでノーコードを広めるじゃなくて、ノーコード思考を広めるのかというと、ノーコードってツールなので、
自転車が置かれている状態で乗り方を覚えて、自転車に乗れると歩いている時と違う視点を得られるじゃないですか。
ここのコンビニまで行けるとか、車が危ないとかっていうふうに、単に自転車に乗って前に進める以上のものがあると思うんですけど、
それでノーコードというかITでも言えて、ノーコードが使えますってなったら単純に操作を覚えて入力欄作れますみたいな以上のものができるようになって、
自分の今やっている仕事を振り返った時に、これは無理でできるよねとか、ここはもうちょっと事務作業だから自動的にやらせて、
私はその分窓口に出て話を聞く時間を増やそうとかっていうのが主体的に自分たちで考えられるようになるっていうのを広めたいというか、
のがあるのでその思考っていうのがついているところですね。
デジタルの中での自己の発見
自分たちでそれをインストールして考えられるようになっていくみたいな。
そうです。
これって結構、説明するとはーってなるんですけど、実際やってみないとはーってならないんですよね。
そのような過去の身体勢というか。
うちの研修のプログラムでやってたところで、最近話したんですけど、大人のキッザニアっていうコンセプトでやろうみたいな話をして、
なんでキッザニアっていう風にしてるかっていうと、普通の研修って全部お膳立てされてて、最後まで生きるみたいなプログラムが多いんですけど、
うちでやってるのって、最初から全部教えずに失敗して半日間やった作業をゼロになりますとかっていうのが、あえて作ってるみたいな。
そこに陥らないチームもあるんですけど、陥るチームもあって、それもあえて言わないっていうことをやっていて、
キッザニアもキッザニアってきれいに最後までいくようになってるんですけど、行かないパターンもあるんですよね。
そこはあまりに途中経過をコントロールしすぎるとキッザニア感が出ないので、結構みんなにやってって言いながらも、
最終的にうまくできたりうまくできなくても終わるみたいな感じの風になっていて。
たぶん子どもたちとしては思うところがあると思うんですよね。
お隣の子ができてたのに自分はできてないとか、うちの子もそうですけど、あの子の方が上手にできてたとか、私はできなかったから次回来るみたいなそういうのがあって。
大人もやっぱり本当にお膳立てされたところだと勉強って感じなんですけど、めちゃくちゃ失敗。
半日間全く何もなくなりましたみたいなゼロからスタートですってなるとめちゃくちゃへこむんですよね。
大人がめちゃくちゃへこむので。
あとはなんかちょっと文句言ってくるみたいな。
なんで先に言ってくんなかって言われるけど、すみませんって言うしかないみたいな。
いやでもゼロからやってくださいみたいな。
その方が絶対身につくし。
確かに確かに。
そう。
確かに。
っていうのはノンコードらしさではありますね。
プログラミングだとそこまでの失敗はやっぱり許容できないので研修期間中とか、なんかそういうことをやってますね。
なるほど。なんか困難とか課題に対する向き合い方も含まれているような。
そうそうそう。
思考法というか新体制というか。
そうですね。
そこを主体的に慣れるというか、結構その参加研修側、研修側もそうだし一緒に僕らが代わりに作りますっていうパターンもほぼ一緒に作ってるのであんまり変わらないんですけど、
デジタル学習性無力感っていう名前を僕はつけてるんですけど。
これを読むの感じがする。
学術的にありそう。
今、学習性無力感はあるじゃないですか。
親だったり会社だったりからこういうふうにしなさいっていうふうに与えられてるだけで。
方式性の。
でも自分で反発しなくなるし、そういうものだと思ってやってしまうと反発するっていう意欲さえなくなるみたいなものがあるときに、そのデジタル版というか。
会社が今までこれを導入するからこれ使ってるみたいな。
この機器生産はこれですみたいな。
これはもうExcelでしか使えませんみたいな。
与えて与えてやってきてたので無力な感じに感じてるけど。
そういうところで実際自分たちで自由にアプリ作っていいですよ。
自分たちで改善していいですよってなると結構そこは変わるんですよね。
主体性も出てくるし、全然違う部門、部署とかと自然発生的にやりとりが発生するとか。
コミュニティができて教える人が出てくるとかっていうのが変わってくるので。
そこを主体的に慣れるというか、仕事の向き合い方というのは実際に起きてることです。
主体性とかがほとんど出てくる。
あさんここまで聞いてみていかがですか?
シンプルに多分人の能力を拡張するという言い方が良くないですけど。
隠されたものが浮かび上がってくるみたいな作りになってるのかもしれないなと思ってて。
与えられたものをうまく使うってことがゼだった世界観から。
そうじゃなくて、うまくいくかもしれないし、いかないかもしれないよっていう前提があると、
人ってやっぱり協力しないとできないし、
人がいろんな能力を実は持っていたんだってことに、
お互いが気づいて、自然に役割分担が新しく生まれるんじゃないかなって聞いてて思った。
そうですね。
何かそういうのを捉え方で言うと、
僕らIT職とかエンジニア側からすると、基本ITの人たちって人間を信じないんですよ。
なぜならITは100%だし、間違わないけど人間間違うから、いかに人間が間違わないようにするかとか、
人間が間違った時にも大丈夫な方に移行できるかとかっていう感覚です。
僕はずっと仕事してきてるんですけど、
ノーコードとかSCIに出会うと、人を信じるみたいな。
人間大事みたいなのが出てきて、
おっしゃる通り協力をする。
与えられたものだけじゃなくて協力をしていくってITを信じる部分だし、
僕も研修していく中で、今まではこれやってくださいって教えていたものがちょっと失敗しても信じるみたいな。
みんな多分ちゃんとできるからやりましょうみたいな感じになるっていうのはありますね。
僕はそれまで今までなかったので、誰かを基本なんか人を高数として捉えるっていう。
すごいデジタルな文化。
基本そういう文化で会社員っていうか、その富士通だけに関わらず、
ゼネコンとかも多分そうだし、大きなプロジェクトをやるところって、
基本はどこに何人人がいてどういうふうに動くから、スケジュールがこういうふうになっていてスタートできますみたいな感じでいくと、
だんだんそこの人間の部分を遮障するというか、だんだん人格をないものとして考えるっていうのがある。
だからIT業界にメンタルやむ人が多いみたいな感じで、まさにそうなんですよね。
だから自分ポアとかセルフケアみたいな研修一回も受けてないので、
他の会社とかスタートアップベンチャーとか結構あるじゃないですか。
セルフアウェアネスとかそういうのいっぱいあると思うんですけど、
ITはないので、だからセキュリティー、それこそ酔っ払ったまま電車に乗るときはパソコンを会社に置いていけとか、
本当に人間がバカであるっていう前提で、いろんな仕組みが出来上がっている。
なるほど。
セキュリティーはこうだから、このアプリ絶対入れないといけないし、何時以降開いたらどうみたいな、パソコン開いたらどうみたいな。
それぞれでも一つ正しいというか、最終的に僕らは社会インフラを作ってる仕事なので、
あんまり主体性出して、
自由とかね。
人間性とビジョンの重要性
そう、プログラム改ざんできないような、勝手に講座から自分の講座に移すみたいなことができるので、
それはそれでやっぱり大規模になると難しいと思うんですけど、そういう被害は出てくる。
お話聞いてみて思ったのが、いろんなビジョンの根本に人を信じるとか、人間性に着目した何かがあるというか、
それが土台にあっての、この濃厚投資法とか、ITの西かなのかなというのを聞いてて感じました。
そうですね。僕もちょっと人は好きで、人を信じるっていうのは、まだ現在進行形で頑張ってる感じです。
それは一緒にやってた研修の会社があるんですけど、同じ富士通のグループで、
彼らはずっと富士通の中にいるけど、研修をずっとやってきた、教育をずっとやってきた人たちで、
人を信じるスキルめっちゃ高いんですけど、一緒に仕事をして、人を信じるってすごいなみたいな、
いう感じのことは、今まさにまだ勉強中って感じですけど、人を好きっていうのは多分元々の気持ちとしてあって、
そこが上手く繋がって、今濃厚投資法で上手く繋がった上にテクノロジーが進化してくる、濃厚投資法が出始めたっていうのと、
上手くクロスオーバーするというか、重なってる部分で今の事業っていう感じですね。
じゃあその時代の流れとの接点もあるんだよね。
そうですね。テクノロジーの進化っていうのが大きいですね。
岡さん、今日の話で身体制みたいなお話がありましたけども、この辺りいかがですか?
専門職として働いていく中で、どうしても身体制の観点みたいなところは重きが置かれるんですけど、
一方で、ノーコードっていう新しい分野の、これまではなかったものができたりした時に、
今まですごく時間がかかってたものが短時間で得られるようになったっていう話を聞いてて、
私もその回復士業界に長くいればいるほど、知識とか身体制が高まると思う一方で、
最初から実はあるんじゃないかっていう、なんていうのかな、疑問というか仮説みたいなのを自分でもってて、
身体制っていうのは、経験から積み上がっていくものなのか、もしくは最初から持っているものなのか、どっちだろうなって思っているとこだったので、
今までは経験した人が長くやってればやってるほど、変な話、仕事が得られたり、
例えば、その業界で従事になれたりみたいなことがあったかもしれないけど、今後はむしろそうじゃなくて、
いかにそれらを柔軟に受け入れられるような自分であるか、みたいなところのほうが、
なあ、実りと言ったら変だけど、生きやすくなるのかな、なんていうのを聞いてて思って、
だから、新人さんと経験者で仕事に差があるのかなって、すごく最近支援職の話を聞いてて思うんですけど、
いやー、それは意外とわからないなって思ってて、成果とか見えないことが多いので、人と人の仕事って、何を成果にするかもわからないから、
だから、なんかこう、濃厚度とか、そういうところから見る身体性と、支援するとか、対人援助職から見る身体性っていうのの、
ちょっと共通項があるようなないような。
あるようなないような。
あるやないやどうだろうって、ちょっと考えさせられたし、考えたいなってちょっと思った点でしたね。
なんか、よりその方の人間性同士でフラットに付き合える世界になってくるんじゃないかなっていうのは。
ノーコードと身体性の進化
そうそう、思いましたよね。
今までは、それを、経験とかをちょっと職人技風に取得してる感じがどこかであって、
例えば、出し惜しみするみたいなことが起きてたんじゃないかなって思ってて、
資金が高いとか、あとは、それこそすごいリアルな言い方ですけど、お金を払えば教えてくれるみたいな世界観がすごい強かったけど、
そういうこと言っているとちょっと違うのかなっていうか、
シェアしていくことによって、結局お互いがウィンウィンになっていく、幸せになっていくっていう世界観なのかなって聞いてて思ったし、
私、それはすごく楽しいかなって思った。聞いてて思いましたね。
身体性も含めて民主化されていくのかもしれないですね。
誰でもそれにアクセスしやすくなるというか。
そう、そんな気がしますね。
本日のカフェの営業はここまでになります。
今回、カフェに立ち寄ってくれたのは、株式会社笛音の安藤さんでした。
事業内容について興味のある方は、ぜひ概要欄からご確認ください。
概要欄からは、ソーシャルハイブ本部を運営している小野田総合法律事務所のホームページもご覧いただくことができます。
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そして、番組ではお便りを募集しています。
概要欄のお便りフォームから、感想やご質問をお寄せください。
明日はどんな自分をデザインしますか。
それではまたのご来店、お待ちしています。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天霊の子。
新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
38:09

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