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2025-03-12 30:10

【実践者に聴く】AIコンサルタントがAIを使って人生観が劇変した話【ゲスト:AIコンサルタント・倉嶌洋輔さん/ライター・石臥薫子】[#034]

【実践者に訊く】

リスキリングやキャリアづくりの実践家をお招きし、社会人の学びのコツなどについて幅広く聴いていきます。


<今回の内容>

  • 「問い体質」になるには?
  • 人間はどうするべきか?
  • 休むことも大切
  • AIコンサルを始めて変わった生活
  • AIによる教育現場の変化

<出演>

桜井陽(NIKKEIリスキリング編集長)

石臥薫子(ライター)

倉嶌洋輔さん(AIコンサルタント)


<関連記事>

⁠https://reskill.nikkei.com/article/DGXZQOLM155CF0V10C23A5000000/⁠


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サマリー

AIコンサルタントの倉島洋介さんは、生成AIとその影響について語り、業務時間の短縮から生まれる新たな時間の使い方や、人間にとっての重要な問いについて考察しています。また、デジタルとアナログの情報収集方法に触れ、自己成長に必要な時間の確保の重要性を強調しています。倉島洋介さんは自身の生活観や価値観がAIの導入によって変化した体験を語ります。さらに、教育のあり方についてもAIの影響を踏まえた将来の展望を話し合います。倉島洋介さんはAIを活用した教育の可能性や個人のモチベーションの重要性についても語り、特に好きなことを見つけて発信していくことが新時代における成長に繋がると強調しています。

リスキリングの概念
聴くNIKKEIリスキリング
はい、こんにちは。NIKKEIリスキリング編集長の桜井洋です。
この番組は、変わりたい組織と成長したいビジネスパーソンをガイドする
NIKKEIリスキリングに掲載した記事を深掘りしたり、
ビジネスパーソンの学びに役立つ話をお届けしたりするポッドキャストです。
編集チームのメンバーやゲストの方と、ちょっと横道にもそれながら、
ビジネスに役立つ楽しいリスキリング情報を提供いたします。
今回は、リスキリングやキャリア作りの実践家をゲストにお招きし、
社会人の学びのコツなどについて幅広く聞いていく
実践者に効くシリーズをお届けいたします。
ゲストはAIコンサルタントの倉島洋介さんです。
倉島さんの取材記事を執筆したライターの石臥薫子さんと一緒に、
前編に引き続き後編もお話を伺います。
後編ではですね、時間についてのお話が飛び出しました。
生成AIによって業務時間の短縮が実現できますけれども、
余った時間をさらに仕事につぎ込みすぎると生活に支障をきたしかねません。
AI時代ならではの時間の使い方とはどのようなものでしょうか。
さらにAIを離れて好きなことを育てる時間こそがこれから大切になりそうです。
倉島さんの体験も交えて伺いました。ではどうぞ。
では後半も引き続き、コースアナタントの倉島洋介さん、
ライターの石臥薫子さんとお話をしていきたいと思います。
前半で、生成AIを使いこなすにはどうしたらいいか、
自分のセンスのようなお話を少し最後の方ちょっと出てきましたけれども、
後半ではその辺り深掘りしたいなと思って。
やっぱり本当にかなりのことができるようになってきていて、
1年前2年前と比べても、人間どうするんだっていうところが、
本当に切実かつリアルな問いになってきたなと思ってるんですよね。
なので後半は、AI時代の人間のセンス、アナログが必要なのか?
みたいな話をしていきたいと思うんですけど。
なんとなく僕の方が話題提供というか問題提起というか、
今ここに日経新聞の紙があるんですけど、
どんどんどんどん僕紙に回帰してまして、
ウェブの編集長をやりつつですよ、
AIの話を倉島さんに聞きながらですよ、
紙じゃないかって最近戻ってるって、
何なんだって感じなんですけど。
今日1月27日なんですけど、日経新聞の右上に、
勝ち組モロッコ、車生産の物流ハブって、それだけの見出しなんですよね。
こういうのを見て、想像力を膨らませるのがすごく最近好きで、
勝ち組モロッコ、じゃあ負け組どこなの?とか、
車生産の物流ハブ、モロッコって確か北アフリカだけど、
車以外にも物流のハブとして機能してるの?ここは?とか、
あるいは別のところが機能してるの?とか、
そもそもなんで?とか、いくらでも疑問浮かぶじゃないですか。
そういう疑問をたくさん持った上で、
チャットGPT大先生にお越しいただいて、
北アフリカでこれから物流拠点を日経新聞やめて立ち上げようと思うんだけど、
どうしたらいい?みたいな。
そんなことを多分聞いたりするんですね。
そうするとまたキキとして教えてくれるじゃないですか、GPT大先生が。
って感じで遊んでるんですけど。
でもこれって最初の問いって、アナログの中でぐちゃぐちゃしてながら生まれてきたわけであって、
最初の問いってどうやって生まれるようにするか、
問い体質にどうやってなっていくかとか、その辺りを倉島さんに伺いたいなと。
やっぱり問題が何かっていうのを突き詰めて考えるってことは結構重要で、
その後深掘るじゃないですか。
深掘るっていうのはAIがかなり高速にやってくれるんで、
深掘った結果これ問題じゃないなってこともあるわけですよね。
なのでそのサイクルを高速に回せるようになったっていう捉え方もできると思います。
なのでこれ目的にしたときにどういうアウトプットになるのかっていうのをどんどん試していって、
自分はこの目的を最初に定義すればよかったんだっていうのがわかるじゃないですか、
PDCAを回していくと。
なのでそのセンスが磨きやすくなったなっていうのは思いますね。
センスが磨きやすくなった。
はい。
そこいろいろ図書館に行っていろいろ調べて、
こういうことなんだ、あれでも目的がちょっとずれてたみたいなことをするとすごい時間がロスしているわけですけど、
そこを数分でできるようになったわけなんで、
なのでその意味ではかなりセンスが磨きやすい時代になったなっていうのは感じますね。
センスが磨きやすい時代になったなと。
でもその最初の問いですよね。
最初の問いがないと磨くための道場に入れないじゃないですか。
AI JET GPT 道場に。
JET GPT 道場に入るととんでもない短期間で磨かれていくと。
その前のところですよね。
人間って結局どうすればいいんだっけってよく言われますけど、
だんだんそれがリアルに見えてきたなっていう気がしていて、
人間どうしたらいいんですかね。
なんて大きな問いだ。
そうですね。
まず投げ込みが必要と思うんですよね。
外界の。
なので今ここにインケーションもありますけど、
それを見て自分が考えを巡らせるっていう時間がまず必要で、
それが紙僕もすごくいいなと思っていて、
実はデジタルのiPadとかは書き込めるようになっているんですけど、
実はバリアがあってですね。
好きなところに書き込めないとか。
UXでいうと紙のほうが高いと思います。
かつちょっと指を動かせば動画を見れたりですね。
いろんな通知が入ってきたりするんで、
実はデジタルっていうのは集中してフォーカスして情報収集するので
あんま向かないなっていうのは僕も結構思っているので、
紙の例えば新聞とか雑誌で情報収集するっていうのは、
すごく理にかなっているなっていうことだと思います。
そこでいろいろな情報を網にしていくと、
自分の経験と外の情報が新結合して疑問が生まれるわけですね。
あるいは興味が生まれるわけですね。
なのでまずは外からの投げ込みが情報として必要で、
そこで調べ物だったりアイディエーションができてくるわけなので、
そこの時間が確保できていますかっていうのが結構今問われていて、
GPTとかうまく使うと仕事の時間を圧縮できるわけですよ。
この余った時間でそういった今までできなかった
外の情報の吸収だったり収集っていうところをやると、
そこの問いの立てる機会が増えるわけなので、
そのことを意識してやっていくっていうのは非常に大事だなと思います。
自己成長のための問い
何かありますか?
話は関係ないかもしれないんですけど、
以前、なぜ働いていると本が読めなくなるのかみたいなね、
本のことが日経の記事で話題になったりとか、
水垣さんが書いた記事になりましたけど、
なんかやっぱり気が散りやすいじゃないですか、今。
で、本は読めないけどスマホは見れるみたいなことが今起きちゃってるんですけど、
逆に30分なら30分でいいので本を読もうとか、
自分で自分と約束するというかね、予定を入れちゃうみたいなふうにして、
その時間はデジタルのものを触らないとか、
そういうふうに逆にしないと、
何か調べ物をしようとしてもネットでやっていると、
どんどんいろんな情報が入ってきて、どんどん気が散っていって、
最初何やろうとしてたんだっけってなっちゃうので、
あえてそういうふうに時間を作るっていうことは、
倉島さんご自身も意識してやってますか?
はい、そこは意識してやってるんですけど、
30分本を読むみたいなことはやってるんですけど、
ただ、僕の場合は読んでいるとですね、いろいろ心結合してきて、
あれ、これこうなっているのかな、どうなっているのかなってなって、
必ず脱線して調べ物行ってしまうので、
なかなか30分ずっと本を読み続けるっていうことが、
逆に難しいというのはあるんですが、
一応そういうのは自分に課してはいますね。
いや、なんかですね、非デジタルの時間をどう確保するかっていうところが、
実はこのAI時代にひょっとすると決定的な差を生み出す何かかもしれないですね。
全く関係ないんですが、
コルビジェという建築家がいてですね、
20世紀の三大建築家の一人なんですけど、
この人がある日ですね、昔都市を眺めていて、
公園と緑が少ないじゃないかと、平家が広がってたらしいんですよ。
それを垂直に統合して、周りを緑化しようみたいなことを考えてですね。
で、ユニテッドアビタシオンという集合住宅を作ったんですよ。
その中には郵便局とか幼稚園とかみんな詰め込まれていて、
1階もピロティという柱になっていて、向こう側が1階は見えるという形にしてたんですね。
これがですね、結局どうなったかというと、今大手町見てもそうですけど、
垂直統合した建物がたくさん密集してですね、空まで見えづらくなってしまっていて、
なので、AIを使うと空き時間がいっぱい本来できるんですけど、
そこにまた仕事を詰め込んでしまうとストレスフルな状態になってしまうので、
そこはちょっと気をつけたほうがいいなというふうに思っていて、
なのでよく点引き貯金とかですね、時間を点引きして時間割り作るといいですよとかってありますけど、
まずは空き時間作った上で、そこを何に使うのか。
家族と過ごすとか、トレーニングするとか、リスキリングするとか、
そこを点引き的にですね、設計した上でGPTを使いこなしていくというのもすごく大事だなというふうには最近思っていて、
僕がちょっと去年失態をしまして、メガベンチャーのコンサルをしながら、
自動車会社の全社員7万人が受ける教材を2つ作りながら、日経ビジネススクールの講座を2つやってたんですよ。
これは3つの重い玉をAIがあるから動かせたんですけど、体調崩しまして、
体情方針っていうですね、頭のですね、なってしまって、ちょっとここに今残ってますけど、倒れてですね、
これがまさにユニテッドアビタションがたくさん立っちゃったんだなと思ったんですよ。
AIの影響と生活の変化
なので、これ半面教師にしていただきたくて、こなせちゃうんですが、ストレスというか負荷も3倍に、それ以上になりますので、
ちゃんとですね、その削減した時間で自分は何をするのかということを考えて、
なので今、ジムに行くとか本を読むとかっていうのも入れてるわけですけど、そういうふうにしたほうがQOLは上がると思います。
そのうちの1つのビルは、すいません、ちょっと大変かもしれないです。
非常に僕もやめてよかったなと思ってるんで、ありがとうございます。
こなせちゃうけど、生身の人間ですからね。そこは変わらないですもんね。
はい、変わらないです。
生身変わらないんですよね。
生身変わらないですね。
っていうところに気づかれた、この2年。
2年ですね。
クラシマさんの生活というか、根本的な考え方ですよね。
AIコンサルをやることによって、人間クラシマさんってどういう影響を受けて、どういうふうに変わっていきました?
そうですね。キャリア的な話ってことですか?
キャリア的にもそうですし、生活的にもどうかっていうところですよね。
生活的には、AIコンサルというよりはコロナの影響が大きいですけど、
移住を軽いざんにしてですね。
外出ると森みたいな状況なわけですよ。
なので、娘とカメラで写真撮るんですけど、娘も問いカメラがあって、
2人で写真撮りに散歩に行くみたいなことをわりとするようになって、
自然と触れるとか、散歩するみたいなところは、ここ数年では生まれたかなと思いますね。
そこでリフレッシュすることでバランスを取るみたいな。
そういうような生活は今送っていますね。
子供の教育とサバイバル力
かつ、娘を森保育という、山保育という園舎がなくてですね。
1日中外を走り回るという幼稚園があるんですけど、そこに入れたくて軽いざんに移住したというのがあるんですね。
それは、これからは座学でいろいろ学んでいっても、それはAIにはかなわないわけなんですよね。
なので、感性が非常に重要になってくるので、
木の登り方に答えとかないじゃないですか。
どの順番に行ってもいいし。
その発想力が身につくなと思って、その幼稚園に入れたんですね。
教室という閉鎖的な中で、限られた選択肢しかない空間にあまり置きたくないなと思って、そういう選択をしました。
3日後からニュージーランドに娘の留学で3ヶ月くらい行くんですけれども。
娘さんの留学で。
それは現地の公立学校に入れるというようなところで行くんですけど、
これは英語が必要だからというよりは、これからの時代、何が起きるか分からないので、
サバイバル力を身につけさせるというような目的で、英語喋れないんですけど、入れてですね。
一人で成長させるというようなところで。
まだお子さん小さいんですよね。
今、5歳ですね。
これが千と千尋の神隠しの千のようなイメージで、一人で投げ込まれるというか、
仲間というか味方を見つけて、成長して帰ってくるわけじゃないですか。
あれをやりたいなと思って行くというような感じですね。
AI時代。
AI時代にサバイバル力を身につけるべきだというように考えているので、
そこでコミュニケーション力も非常に磨かれると思うんですよね。
どういうふうに接しないといけないのかというところも、
味方が痛いのでサバイバルするしかないわけなので、
そういったところで無理にでも鍛えるというようなこともやろうとしていますね。
大学教育の再定義
つまりAIでは今おっしゃったような、
コミュニケーションが本当に死活問題になるような状況に置かれることはないということですよね。
先ほどから生身の人間という話が出ていますけど、
やっぱり生身を鍛えるという、そういうことになるんですかね。
重要なのはセンスと行動力だというのを結構お伝えしていて、
アイディアを絞り込んだり結合したりするじゃないですか。
それをそこで満足しても意味がなくて、
他の人に聞いてみたり、あるいは街頭でインタビューでもいいんですけど、
あるいは隣の部署に聞いてみたり、上司に聞いてみたりというような形で、
いろんな人の意見を伺って、アイディアとかをブラッシュアップしていかなければいけないわけですよね。
そこで問われるのは行動力になってくると思うんですよね。
今までは作業の時間がかなり長かったので、なかなか他の人の意見を伺えないとか、
というようなことがあったと思うんですけど、そこが今作業を圧縮できるので、
もっといろんな人の意見を聞いて、ブラッシュアップしましょうというようなスタンスではあります。
なので、大学教育が結構問われているかと思っていて、
レポートとかは機場の空論なので、そこはもう1週間ぐらいギュッとやってしまったんですね、AIと一緒に。
その機場の空論を検証する方に時間を費やして、それを評価するような体制にしないと、
この機場の空論を作るというところはもうAIが得意なわけなので、
そんな人を大量生産しても意味ないわけですよ。
その結果をどういうふうに検証してブラッシュアップしましたかというその過程こそが、
これから社会人に求められるわけですね。
なので、AIをどういうふうにその過程で使えましたかというのも含めて、
そこも含めて評価をするというような体制にすべきかなというふうに思っています。
石井さん、教育の関連の取材を長くされていますけれども、どうでしょうかね、今のお話。
つまり教育もきっとAIによって、AIがあることによって変わっていくだろうし、
そこが変わらないと社会も変わらないだろうし、
今、教育現場ではその辺りをどう受け止めたりとか、変わろうとしているのかとかって何かありますか。
ちょっと最近、教育現場の取材はしていないので、現状どうなっているかというのはなかなか私もビビッドにはお伝えできないんですけれども、
まだ教育現場でやっぱり先生方がどういうふうにこの生成AIと付き合っていけばいいのかみたいなのを模索しているという部分もあって、
親もどうしていいかまだ分からないという足踏み状態があるのかなというふうに思っていて、
そこはやっぱり学校現場が変わるのを待っているとなかなか変わらないので、それこそ行動して、
倉島さんのように親の方で行動するという勇気というか行動力というのが逆に今問われているのかなというふうに思います。
やっぱり既存の教育を受けさせている多くの親は受けさせているわけじゃないですか。
世の中がすごく変わっているということは自分のビジネスの現場でも分かっているし感じているんだけど、
今現在自分の子供が受けている既存の教育を全く否定することはやっぱりできなくて、
どのぐらい新しい時代に即した教育ができるかという振れ幅をどのぐらいにすればいいのかって結構多くの親は迷っているのかなと、
完全に否定して新しい方向にグッと行くのか、それこそ受験とか中学受験とか今もあるわけですよね。
それをどう考えるのかとか、なかなかバランスを今の時代に、これからの時代に合わせるということと、
今現在にどう適応するかというののバランスをどう取るのかというのをすごく多くの親御さんは迷っているのかと思って、
そこら辺は倉島さんはどう整理しているんですか。振り切るというのはなかなか勇気がいることですよね。
教育的結果がそんなにすぐ分からないので。
そうですね。結構言えることは、小中高大とあって、今大学の話しかしていないんですけど、
この学生の機関をどう捉えるかなんですけど、一応ホワイトカラーのビジネスパーソンを育てるという意味合いが大学はかなり強いので、
そういう意味では大学教育については、やっぱりAIを使ってどれくらいアウトプットが出せるのかというところを磨いていく場になるべきだと思っています。
小中高に関しては結構難しいなと思っていて、何のための教育かというところをもう一回再定義しないといけないのかなとは思っていて、
これからAIを使っていく人がどんどん増えていくわけなので、そこで情報拡散もかなり広がってしまうので、
ベーシックなリサーチの仕方とか意見を聞くというやり方は一定学んだほうがいいなというふうには思っていて、
結構面白いのが、アメリカの数学の学び方って、日本は暗記型ですけど、関数計算機というのを使うんですよね。
そこでテストではその道具を使って、かなりハイレベルな計算を計算機でやるらしいんですよ。
高校留学した友人が言っていたんですけど、向こうにいたら関数計算機でテストをやらされてびっくりしたと。
しかも日本よりハイレベルな計算だったみたいな話をしていて、多分そうなっていくと思うんですよ、日本も。
頭で生身だけでやるんだっていうんじゃなくて、生身プラス機械の力を借りて、
今まで量的にも質的にもできなかったことを短時間にやるっていうような形に、
おそらく国語とかも含めて海外ではなっていくと思うので、そこをどう設計するかっていうのはもちろん答えないわけですけど、
そこに設計に着手しないと取り残されるのではないかなというふうには思いますね。
今はやっぱり先生がAIを突き詰めて使っていないので、どこまでできるのか分かっていないっていう状況。
これはやっぱり発球っていうのもあると思うんですよね。発球かつ時間もかなり取られるので、
その中でAIを使ってみようっていう先生は少数になっているっていうのが一つあると思います。
寺島さん、先生向けに研修をされたらいいんじゃないですか。
そうですね。前も実は旧国立邸大の教授の方から話しかけられて、コワーキングスペースで。
学生がみんな先生AIというのを使っているらしいと。私は全然分からないと。
どうしたらいいのか、教授向けにやってくれないかみたいなのを言われて、もちろんですって話をしたんですけど、
やっぱり学生が使っている以上の使い方を教授側しないとダメだと思うんですよね。
そこも例えば、教授はお金があるんでO1プロを使ってですね、AIでその上を行くっていうのもありますし、
テクニック的にもですね、学生よりもうまく使っておかないと全然評価できないと思うんですよ。
教育とAIの関係
その学生の本当の力とか、どういうふうにAIを使ったら実力が測れるかみたいなところは分からないので、全然使いこなさないと。
なので、やっぱり教育者がどれだけ今突き詰めて使いこなせるようになるかっていうところが結局子どもたちのAIのスキルにも直結して、
それがひいてはですね、将来の日本の国力の送りにもつながると思うので、結構大事だなと思っています。
教育に関して、教育現場での先生方のAI、先生AIの活用とかで、どこかの国が進んでいるとかそういうのがあるんですか?
それともどこの国も同じような状況なのか。
黒島さんはニュージーランドに先生AIと関係なく、お子さんのサバイバル力をつけるために行かれるということですけど、ニュージーランドそのあたりどうなのかとか、そういうことを調べられたりとか。
いや、そこは海外の教育はちょっと分からないんですけど、日本では既に使っている先生は使っていて、
例えば英語の先生が問題文の英文を作らせて、かつ間違っているあっているという選択肢も含めて問題を作って、
回答と解説を作るみたいなところまでを自動化して、そうすると生徒に向き合う時間が増えましたみたいなことを言っている人がいたりするんですね。
なので、一部の先生は日本でもかなり使いこなし始めているというようなところはいると思います。
教育の現場をどうやってAIを補助戦にして変わっていくかというところと、
そうですね。今、日本をモチベートという連載を始めたんですよ、日経リスキリングの中で。
渋谷教育学園、いわゆる渋々の学園長の田村先生、御年88歳の先生へのインタビュー記事を始めて、
なんで日本をモチベートというタイトルにしたかというと、AIをみんな使うようになったと、教育現場にもこれから入っていくでしょうと当然。
ただ、モチベーション枯渇していないかという問題意識で入ったんですね。
最後の問いになってきますけど、最終的にモチベーションというのを保っているか、あるいはモチベーションを枯渇させないような社会をどうやって作っていくかとか、
そっちのほうになってくる気がしていて、またビッグクエスチョンすぎてもうちょっと分解しろって話でしょうけど、
AI時代のモチベーションについて、倉島さんの話を聞いて締めたいなと思います。
個人のモチベーション
そうですね、自分の好きなことを見つけるということだと思いますね。
僕だと写真を撮るというのはすごい好きで、古典を開いたり、自分で撮った写真をコンテストに出してみて、
最近、ライカモノクロームフォトコンテストというところに入賞しまして、家宅になったんですよ。
どうですか?
ヒロクロ写真で。
先輩、教えてください。
ライカの先輩、そうだ。
そういうのをやるとすごい楽しいわけですよ。
自宅では何をしているかというと、大型の染料インク、顔料インクという2種類があるんですけど、染める系と塗る系ですね。
この顔料インクというプリンターの絵具と同じ成分なんですけど、大きいのを買って、それでどの紙がこの写真に合うかなとか言って、
ラスターとプラチナグレードと和紙で試してみるみたいなことをしているので、紙選びをしていたりするわけですね。
その時間がかけがえのない時間で。
超アナログです。
超アナログなんですけど。
なので、そこに僕は喜びも感じていて、もちろんAIを使って皆さんで議論をして、それが楽しいというのも一面あるんですけど、
自分がどこに楽しさがあるかというのをまず意識できるようになることというか、そこをまず内面を見ていただいて、
それを突き詰めると意外と発表していくと入場したり買ってくれる人が現れたりするので、
まずは好きなことを発信していって、それを育てていくというのがこれからの時代すごい大事だなと思いますし、
今までみたいに、すごい昔は企業選手とか言われていましたけど、その時代はだいぶ楽にはなってきているはずなんですよ、働き方によっては。
なので、そこのいかに手を抜くかというか、箇所分時間を増やすためには何ができるのかという、
そのハウとしてセセアを使っていただくとすごくいいかなと思いますね。
ありがとうございました。後半、時間どうするかとか、生身の人としてどうするかとか、好きなものを育てるかとか、そんなちょっとしっとりとしたお話になりましたね。
はい、どうもありがとうございました。では、後半ここまでにさせていただきます。
お相手、日経理スキリング編集長の桜井陽と、それぞれ。
日経理スキリング記者の石節、河口。
そして倉島陽介でした。どうもありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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