2024-10-09 56:43

#10「人の可能性を愛する」(株式会社Blanket 秋本 可愛②)

今回の語り手:株式会社Blanket 秋本 可愛

株式会社Blanket HP:⁠⁠⁠⁠⁠https://blan-ket.com/⁠

内容:原体験のない社会起業/生きているからには幸せになってほしい/人の可能性を愛す名前/子育ては人生の伏線回収/光を届ける人/お互いがケアできる職場/福祉職ならではの優しい気持ちの循環/わかってもらえることが嬉しい関係性/幸せになる未来をつくる/最高のお看取り/前向きに自分のプロセスを肯定できる人生/人は幸せであるべきを当たり前にしたい/頼ることを大事にする


ようこそsocial hive WAITING CAFE 点描の弧へ。

ここは東京文京区本郷三丁目駅の裏にある、小野田総合法律事務所併設シェアオフィス『social hive HONGO』のメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。

毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがふらっと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。

まるで世界の見え方がほんのちょっと、変わってしまうような。

※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。


聴き手 : ⁠⁠⁠⁠⁠⁠岡田壮麻(スタートアップ支援家)⁠⁠⁠⁠⁠⁠

常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表)

HP:⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://niila.info/index.html⁠⁠⁠⁠⁠⁠

制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか 

小野田総合法律事務所 : 

⁠⁠HP:⁠⁠⁠⁠https://www.ot-lawoffice.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠


X [Twitter] :⁠⁠⁠⁠⁠⁠ social hive HONGO(@socialhiveHONGO)⁠⁠⁠⁠⁠⁠

*ご感想は 「#点描の弧」 でお願いします。

BGM:zippy(作曲家。X [Twitter]:zippy@zippy_zippy_)

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Welcome to social hive WAITING CAFE Tenbyo no Ko.

This is the WAITING CAFE where members of "social hive HONGO," a shared office attached to Onoda Law Office, located behind Hongo 3-chome Station in Tokyo's Bunkyo Ward, stop by.

Every week at this time at WAITING CAFE, one of our members stops by to share an interesting story.

It may be a story that will change the way you see the world just a little bit.


サマリー

株式会社Blanketの秋本可愛さんは、自身の生い立ちや価値観について語り、人の可能性を愛することの重要性を考察しています。彼女は、育った環境が自信や自己肯定感に与える影響についても共有しています。また、秋本さんは、人々の働き方や組織の在り方についてのエピソードにおいて、オンラインコミュニティの重要性やビジョンを共有できる仲間を大切にする姿勢を強調しています。さらに、彼女は、人の可能性を信じ、対話を重視する文化を育んでいます。介護職のニーズに応じた支援の重要性について語りつつ、参加型コミュニティの大切さにも言及しています。秋本さんは、コミュニティの重要性や人の可能性についても語り、介護福祉の未来に関するビジョンを持ち、より幸せな社会を作るための思いを強調しています。介護の過程で人々が自己を愛し、コミュニティの価値を学んでいく様子が探られています。

00:07
ようこそ、socialhive WAITING CAFE 点描の孤~。
ここは東京文京区、HONGO3丁目駅の裏にある法律事務所併設シェアオフィス、socialhiveHONGOのメンバーが立ち寄るWAITING CAFEです。
毎週この時間のWAITING CAFEは、決まってメンバーの誰かがフラッと立ち寄って面白い話をしてくださるんです。
まるで世界の見え方がほんのちょっと変わってしまうような、そんな話が聞こえてくるかもしれません。
socialhive WAITING CAFE 点描の孤~、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
秋本可愛の背景
本日のご来店者は、前回に引き続き株式会社Blanketの秋本さんです。
人としての土台みたいな。
そうですね。秋本さんという人は、一体どんな人なんだろうっていうのが聞いてる人にとって、
じゃあそのよく言う企業家、社会企業家とか、学生から始めたことで起業して、すごく有名になっていて、それは秋本さんだからできたんだよとか、秋本さんにしかできないんだよって、それはそうなんだけど、
でも、本当にそうなのかどうかっていうのは、ここは一旦お話聞いてみないとわかんない。
もちろん、同じ人になる必要は誰しもなくて、自分のままでいいんだけど。
そうですね。
なんかどういう観点からお話するのがいいかなと、悩みながら話すんですけど。
なんかよく、例えば社会企業家とかでフューチャーされる人って、強烈な減体験があって、そこを乗り越えたからこその事業ストーリーみたいなのがよく出てくると思うんですけど、なんか私ないんですよね。
それで言うと、ぬくぬく育ってきて、本当におじいちゃんおばあちゃん、私が大学生のときって、おじいちゃんおばあちゃんみんな妖怪部でもないってぐらい元気に過ごしていたので、なんかその家族としての強烈な減体験とか、当時なくて、でもなんか、たぶんすごく愛されて育ってきていて、おじいちゃんおばあちゃんもそうだし、お母さんとお父さんもそうだし、
そう、だからこそ現場の現状を目の当たりにしたときに、嫌だなって思ったっていうのはあるなと思って。
具体的にはどんな感じで嫌だなと思った?
やっぱり自分が生きてることを肯定できないっていう状態を、特に私が、私のいとこが二十歳になったりとかもしてたから、
生きたかった人がいるんだけど、一方ですごく長生きしてる人たちは、早く死にたいって言ってるって、なんだよって思ったりもして、
生きるってことはすごく尊いことだなって思ってるからこそ、生きてるからにはみんな幸せになってほしいみたいな、そういう価値観みたいなのはあるのかもしれないですね。
名前と自己認識
これ、すごく大事なとこもある気がする。
生きてる人はみんな幸せになってほしい。
っていう感覚ですか?
あと、私、名前がめちゃくちゃ珍しい。
いい名前ですよね。
かわいいって書いて、かわいいって、やばいじゃないですか。
めっちゃ愛されてる感じがするよね。
この名前、学生の頃とかって、自己紹介ちょっと恥ずかしいみたいなときもあったんですよ。
ポジティブじゃないと自己紹介できないぐらいの名前をいただいたんですけど。
テンションが必要。
この名前で本当に心から良かったなって思えた瞬間があって、それは自分で人の可能性を愛すっていう名前なんだなって。
実際そうなんですか?
実際は、親からは初めての待望の女の子で、かわいい、かわいい、かわいい、かわいい、ってなってて、かわいいでいいじゃんってなってたんですよ。
すごーい。
よくだから、若いをあらわすね、そういうのとかって言われるじゃないですか。
でも、単純に見た目とか、そういうかわいいみたいな話とかじゃなくて、自分自身が生タイをあらわすのであれば、人の可能性を愛せる、そんな人でありたいなって思って。
一つだから名前が、自分の中では、あり方の指針みたいなふうには、なってるかもしれないですね。強烈すぎる名前をいただいたことで。
なるほど。
いい、いい、いいエピソードだし。私が秋元さんとお話したのは、たぶん2年くらい前。
あ、秋元さん、ツイッターで見る秋元さんだって感じだった。
知ってくれてた。
うれしい。でもその時に思ったのは、いわゆるメディアで見る秋元さんの印象と、実際に見る秋元さんの印象に変わりがなかったんですよね。
これは別にリップサービスじゃなくて、要するに例えば写真を撮るときに光を当てられているとして、それの効果でキラキラ見えるのか、それともその人が持っているものでキラキラ見えるのかって、きっと見た目って、私の視覚情報では違うと思ったんですけど、見たまんまだなと思ったんですね。
よかった。
だから、そのキラキラっていうのは、いわゆるSNSのキラキラっていう意味ではなくて、人間としてのキラキラって感じ。
へえ。
だから光があるっていうのは、たぶん可愛がられて育ってる人ってすぐわかるんですよ。
なんていうんだろう、これはちょっとうまく言えないんだけど、光輝いてるんですよね。
やっぱり自信があるっていうこともそうだし、わかりやすい言葉で言うと自己肯定感が高い。
で、それって一昼夜で手に入れることができない価値観なのかな、ベースになってるもので。
そうですね。これはでもやっぱり親に感謝ですよね。
そう、そう、そう。
根拠のない自信というか、満たされてる感覚とか、すごく思います。
なんかあと、最近やっぱり子供ができてから余計に思うようになったというか、
なんかこの前SNSでたまたま流れてきて、子育てって壮大な人生の伏線回収だっていうふうに言ってる人がいて、
いやもうほんとそうだな。
伏線回収ってどういうことですか、もうちょっとわかってない。
毎日愛おしすぎるんですよね、今私は子供が。
で、何でもしてあげたくなるし、もうとにかくもうずっと時間があるって許すならもうずっとハグハグしてるみたいな感じなんですけど、
なんかでもその時の記憶って、私はもちろん自分がゼロ歳の頃の記憶とかないんですけど、
お母さんにとって私はこんなにも愛おしい存在だったのかもしれないとか、
お母さんにこういうふうにしてきてもらったんだな、だから今こうやっていいものあるんだなっていうことを、
自分の子育て体験を通じて、すごくこう実感させてもらっている感覚があって。
確かにリマインドっていうか、リメンバーっていうかね。
そう、記憶にはないんだけど、なんかそれが、あ、こんなに愛情を注いでもらってたんだっていうのを知れて、
なんてありがたいんだとか幸せなんだっていうのをお腹が思ってる。
幸せをまた追体験してる、ありがたさをさらに感じてるというか。
そうですね。
なんか映画2回目見てる感じですね。
そうでもそうかもしれない。
これわかるな、わかるなみたいな。
さっきおっしゃってた、原点エピソードが結構壮大なものが必要だったりしてっていうのは、私もなんとなく感じてて、
なぜやるのかとかどうしてやるのかっていった時に、その強烈などっちかっていうとネガティブなエピソードが正直注目される。
そうですよね。映えるエピソードって言ったら、もちろんそれはすごく失礼なことかもしれないです。本人に対してもですね。
でもなんか結構例えば取材の時とかでも求め聞かれるけど、いやうちの幸せみたいな感じだったり。
もちろん大人になってから介護がとかってもちろんありますけど、当時はやっぱりなかったので。
ないことに対してのオープンにできなさっていうのは、それは別に桶本さんのせいではなくて、社会の環境的な目線っていうか視点だと、福祉とか介護に関するちょっとした色眼鏡みたいな感じもしてて。
それがやっぱりないって言い切れるのが私自身もそうなんですけど、悲しいエピソードが自分の中にないとかすごく可愛がられて愛情いっぱいに育てられたっていうことの原点がある人もない人も両方極端な話じゃなくて、
いろんなバリエーションとかグラデーションがあってもいいんだろうなーって聞いてて、思いましたね。
それ上に多分眩しさみたいなのは隠しようがないのかもしれないですね。
隠しようがない。
隠しようがないってことですよね。
だからもうそのままもっともっと。
確かに確かに。
行っちゃってほしい感じがする。
だからね、やっぱり多分私が、これは私の伝え方のまだまだ不十分さとかもいろいろあったと思うんですけど、
正義感が強かったり幸せであった方がいいとか、魅力がある方にフォーカスを当てがちだったりとかするところが、
やっぱり福祉の現場、本当に毎日支えてる人たちからすると、現場知らないよねが、
そっちのね。
そんなこと言ったってみたいなこととか、やっぱり言われることはあったりもしましたけど、
でもそれを言うのもやっぱりリアルだなと思いながら。
秋元さんにちょっと聞いてみたいんですけど、
そういう感じで生きてきた秋元さんは、秋元さんを自分自身をどう捉えてるのかっていうと、
どう捉えてるかっていうところで、ごめんなさい、もう一個聞くこと忘れちゃいました。
どう捉えてるか?
どう捉えてるかっていうところはちょっと一個聞いてみたいなって。
自分を?
自分が自分をどう捉えてるか。
見てるか。
自分という人間を自分はどう捉えてるか。
どう捉えてるか。
あとは、そう思い出しました。
生きる上で、これは大事にしたいっていうこと、なんかあれ、聞いてみたい。
大切にしてること。
どう捉えてるかか。
でもなんか、そうやって聞かれると、まだまだだな、みたいな気持ちはすごくたくさんあって、
掲げてるビジョンが大きいけど、自分の現在地は、まだまだ自分が作りたい社会に対しての貢献度合いとか、みたいなのは全然満足してないので、
もっと頑張れよって捉えてるかもしれない。
私もっと頑張れよなんですね、この状況でまだ。
いや、そうですね、全然満足してないですね。
その差分ってどういう差分なのか。
社会貢献への思い
でもやっぱり、私たちは全ての人が希望を語れる社会っていうのをビジョンに掲げている中で、
今、私たちが関わってるお客さんのところとかは少しずつ良くなってたりとかするなっていうのを感じつつも、
やっぱり現場から聞こえてくる声とか、
例えばニュースとかで出てくる介護の悲しい事件とか、みたいなのはやっぱり同じこの国の中でどこかに起こってるっていうのが日常だったりするので、
まだまだやっぱり届いてないなっていうのも思いますし。
でも今聞いてて思ったのは、熊本さんは多分光の先駆者っていうかさ、
光の先駆者。
光を届ける人って感じがするんだよね。
だからさっき言ってた、そうは言っても現場の人はそんなきれい事じゃ済まないってことを言うと。
それは別に秋元さんの事業の中でそういう面がないわけでもちろんないけど、
そういう人たちはそこを見ないで言っている。
だから人は見たいように見るってよく言うじゃないですか。
でもまさにその人にとってもきっともしかしたら秋元さんが眩しくて、
秋元さんの言っていることは分かるんだけど受け入れられないし、
自分に受け入れる余裕がなかったりするだけなんだろうけど、
働き方と幸せ
別にどっちもみんな見てるんですよね、きっとね。
いいところ悪いところ、間のところ。間のところの方が実は大きいんだろうけど。
なのでその声自体を否定的に受け止めてはなくて、
どちらかというと、そういうふうに言わざるを得ない現場があるっていうことを、
そういう声から知れるっていうことも思ってますし、
一方で私がやらないといけないなって思っているのは、
そういう声を例えば届けたとしてやりたい人が増えるかと言われると、
いややりたくないよってなるから、
やっぱり価値届けていくっていう役割は必要だなって思っていますし、
それをやる以上は入った人たちが、
何らか私たちがやるアクションで興味持って入った人たちが、
幸せに働き続けられるかどうかっていうところも、
やっぱり見ていかないとなってのは思っているのはありますね。
幸せに働くってことに気づける人と気づけない人って多分いるかと思うんですけど、
そこのあたりの差分とか、
まず何からやったらそこにたどり着けるんだろうって、
そのプロセスを体験されていると思うんですけど、
そのあたりってどう感じますか?
差分、そうですね。
差分か。
1個はやっぱり立場によっても難しいとは思うんですけど、
全ての人が基本的にはその環境を作っている人だと思うので、
そこに立てるかどうかっていうのは絶対あるなと思っていて、
どうしても消費者になっちゃうというか、
上のリーダーのせいとか、代表のせいとか、
もちろん代表の責任とかリーダーの責任とかあるんですけど、
やっぱり現場って本当にちょっとしたこと、
コミュニケーションが多い現場だったりするので、
職員の在り方一つで本当に良くなっていくなっていうのは思っていて、
それをすごい感じるのは、
オンラインコミュニティのメンバーが本当にすごいなって思ってるんですけど、
もちろんオンラインコミュニティっていう同じ職場でもなくて、
利害関係もないからできるとかもあるのかもしれないですけど、
年齢とか職種とか全く関係なくかなりフラットに、
お互いがお互いを思うコミュニケーションを現場の人たちでやっていて、
普段利用者さんに対してはできてるってことが、
職員同士になるとできないみたいなことって現場起きてるのかなって思うんですけど、
それができる環境さえ作れば、
本当はもっとお互いがケアし合える良い職場ってできるんだろうなみたいなのは、
ちょっと質問ずれちゃうかもしれないですけど、感じてて、
ってぐらいめちゃくちゃ優しい人が多いんですよね。
人のことを思える人たちというか。
気づけないじゃないですか、
自分がそこの環境の働きかけられる一つの要因というか、
職場みたいなものになれるっていう実感というか、
感覚があるかないかでそこの働き方か動き方が変わる気がします。聞いてて。
コミュニケーションと組織
そうですね。
本当に現場の人たちから持ってるので、
例えばうちの会社の話にちょっとなるんですけど、
この前初めてエンゲージメイトサーベイみたいなので、
うちの会社の状態を一回見えるかしようと思ってやってみたんですよね。
人間関係とかめちゃくちゃプラスに出て、
もちろんチーム間の連携のところとかがちょっと低かったりとか、
課題も何個かあって、
それを全部開示してどうしていくみたいな話の場をみんなで設けたら、
いろんなアイディアとか私にはない視点をすごくたくさんもらって、
新しい取り組みが生まれたりとか、
出社日ちょっと増やそうよみたいな話にメンバーからなったりとか、
組織が良くなるきっかけをみんなが作ってくれてる感覚がすごくあって、
リーダーとか代表って自分が頑張らなきゃみたいな、
強いとは思うんですけど、
私は積極的に頼らせていただくみたいな感じのスタイルで、
わりとやってるかなとは思います。
結構頼るってことを大事にしてる。
頼ることを大事にしてますね。
それこそ小野田先生とかに、
ひとたらしだよねって言われる。
めちゃくちゃ言われるかもしれないです、ひとたらし。
でもそれはわりと昔からですよね。
昔から。
多分自然にできてる。
ひとたらしはどうひとたらしになっていくんですか?
どうしてそうなってるんですか?秋元さんは。
でもやっぱ自分ができることってすっごい少なくて、
そもそも学生独立しちゃったからほとんど何も知らないし、
力もないみたいな感じだったので、
聞くこととか頼ることをしないとどうにもならないみたいな感じは、
やっぱりあって、
今のうちの会社も、それこそ組織の支援やってますけど、
もう私以上に、私以上にっていうか、
私、学卒なんで別にそこの専門性やってきたわけではないので、
そういう意味で言うと専門職がたくさんいるので、
もういろいろ教えていただいてるというか。
ね。
ちょっと全然違う話にしちゃいましたね。
チームのリーダーシップみたいな、リーダーのあり方みたいな話になっちゃった。
いやいや、全然。会社が介護リーダーズから始まって、
今、ブランケットっていう奇跡っていうか、12年の中で、
どうやって変化してきたのかなって。
例えば会社の規模っていう意味では、職員、スタッフの変化とか、
人が増えていくことによるものなのか、また違う場面で、
中本さんがぶつかってきた、大なり小なりの壁はあったの、山というかね。
そのあたりを教えてもらいたいなと思って。
すごいことです。
えっと、一周ですね。
そう。12周年、何しようと。
えっとだな、みたいな。
それまでのさまざまなエピソードを語り尽くせないとは思うんですけど。
変化の中ででもやっぱ大きかったのは、それこそやっぱり一人で始めて、
で、うちの今取締役の野沢っていうメンバーが入ってくれた時が、
多分すごく大きな混ざりだったので。
何年目の時ですか?
それが何年目だろう。
出会ったのは、独立して2年目の時に、介護リーダーズで出会ってるんですよ。
来てくれて、参加者として。
そうなんですね。
で、そこから、介護リーダーズの運営メンバーとして関わってくれてたんですよね、プロモノで。
それじゃあ、介護職?
野沢はもともと大手の採用担当で、採用のそれこそ責任者とかまでやって、
年間新卒だけで500ぐらい取ってるようなところを作ってきた人間で、
なので本当に介護の領域の採用って言ったら、もうプロ中のプロみたいな感じだったんですよね。
で、彼の経験と、あと彼のビジョンとか、私たちのやりたいことに対する思いの共感とか、
あとその人となりも含めて、2番目に入ってもらう人としては、もう彼しかいないって思ってたので、
ずっと言ってましたね。
いつ入ってくれますか?みたいな。
そこはひとたらしが。
ちょこちょこずっと言っていて、彼のタイミングもあって参画をしてくれたんですけど、
やっぱり今まで介護レーダーとかイベントとかやってましたけど、
そこから例えば、組織の支援の相談が来たときに、私だとやりきれなくて、
そこで本当に彼の人事領域の専門性が加わったことによって、
今のコアの介護HRっていう、私たちの介護の領域の人事室にやっていくっていう、
コアの事業の最初立ち上げになったっていうところが大きかったなって思います。
彼がいなかったら、今の会社はもうないですね。
仲間の重要性
それは何年目ぐらいのときだったんですか?
でも、4年目とか5年目とか、それぐらいのときだと思います。
立ち上げた当時というか、介護リーダーズを始めた当時、
今のみたいな人事とか採用のあたりをやろうっていうイメージはあったんですか?
いや、なかった。最初は。
最初は本当にユニティ運営を始めながら、
でもそっちはお金にならなかったので、
いろいろすることを業界団体の事務局業務とか、いろいろ仕事をいただきながら、
ある意味フリーランスみたいな働き方をしながらやってたんですけど、
介護リーダーズを始めて、やっぱり職場の課題にも手を入れていきたいって思いが、
現場の人たちの声から見えてきたので、
そうなってきたときに、やっぱり専門性が必要だなってなって、
そういう仲間を迎え入れていこうという方針になってきたっていう感じです。
なるほど。スキルの面とか、力みたいなところでお話されたんですけど、
秋元さんが一緒に働いてみたいなっていう人は、どういう人が働いてみたいっていう人?
一緒に働きたい人か。
一旦スキルを置いといて、人としてどういう人が一緒に協働していきたいって思います。
でもやっぱり、ブランケットはすごく仲間を大切にし合うチームだなと思っているので、
そういった仲間を大切にし合える人かどうかとか、
あとやっぱり介護の領域で、私たちのビジョンに何らか共感するとか、
接続する思いがあるかどうかはやっぱり重要だなと思います。
接続する、どんな思いですか?その接続する思いって。
例えばやっぱり家族の介護で、何らか思いが課題意識を持っていたりとか、
そういう人もいますし、介護業界でずっとやってきていて、
一社でやるってことじゃなくて、より業界をよくしていきたいみたいな思いもあったりとか、
そうですね、そういった部分は必ず見ています。
あとはでもなんか、すごい感覚的な話になっちゃうんですけど、
本当に会って、この人と一緒にやりたいなみたいなのってあるじゃないですか。
フィーリング。
そう、それ。
言語化しろって話になって。
直感的なもの、フィーリング。
それはやっぱりありますよね、雰囲気とか含めて。
逆にでもそれで失敗したっていうこともあったりします?
フィーリングで失敗したこともあります。
それだけじゃないですね。
いやいや、でもそうですよね。
でもフィーリングってあります?
ありますね、なんか一緒にやりたいなっていう思いが。
じゃあ直感的に動くみたいなことも、秋元さんやる方なんですね。
直感的に、私割と直感的な感じで、
でも必ずうちの取締役も、私も取締役も、欲しいってならないと採用は絶対しない。
なんならちょっとこれからは、他のメンバーもそこの意思決定に関わってもらいたいなと思ってますね。
今何人ぐらいいるんですか?
今10人。
これからもやっぱり組織は拡大していきたい?
そうですね、ちょっとずつ増えていけたらなとは思います。
なんか組織を運営していく中で大事にしたいことってあります?
組織っていうことに対して。
組織運営で大事にしたいこと。
対話の重要性
でも最近それこそ私たちバリューを作ったんですけど、そこに紐づいてくるかなとは思ってるんですけど、
やっぱり一緒に働く上で関係性であったりとか、同じ価値観共有できるかすごく大事だなと思ってるので、
メンバーとの対話の時間というか、私は結構そういうヒントをいただくことが多かったり、
私自身が代表なんですけど、絶対こっちに進めば未来絶対良くなるみたいなのって、描ききれない時代でもあるなと思ってて、
もちろん意思決定はするんですけど、みんなの声を聞きながらやっていきたいみたいなのは価値観としてはあるかもしれない。
それじゃあ遅いよとか言われそうですけど、いろいろあると思うんですけど。
結構対話を大事にしていきたい。
そうですね、対話を大事にしていきたいですね。声を聞くこともそうですし。
ソーシャルハイブ、ウェイティングカフェ、天秤の子、新しい当たり前をデザインする実践者たちの日常。
先ほど拡大していくってお話もありましたけど、組織拡大をしていきたいのはどういう理由からですか?
私たちの事業って、ある意味介護の現場とかと似てて、労働集落型というか、人の数で支援できる数がある程度決まって、
その支援できる数が増えれば増えるほど、一定の人材確保とか、良い組織作りで貢献できるっていうモデルになってるっていうところもあるので、
すっごい急拡大とかするわけではないんですけど、やっぱり今の体制では届ききれないお客さんもいらっしゃるなっていうのはすごく思っているので、
なのでちょっとペースはあれなんですけど、じわじわと大きくしていけたらいいなとは思っているっていうのはありますね。
労働集落的というか、やっぱり人がいないとできない仕事が。
そうですね、研修とかコンサルとかなので、どうしてもやっぱり人ありきのビジネスで、何らかそのウェブサービスでチャリンチャリン入ってくるみたいな、そんなのができたらいいんですけどね。
夫のようにはいかないですね。
そうなんですよね。
逆に私知らないんで教えてほしいんですけど、競合他社みたいなことってこれまでいたんですか?今もいたりします?
なんか、どんぴしゃここが競合だなっていう感じではないんですけど、もちろん例えば人事コンサルをやってらっしゃる企業っていっぱいありますし、
あと例えば私たちは自治体とかと一緒に介護のPRをやっていくってなったら広告代理店さんとかは、
そうか。
訪問の時は戦う相手だったりするので、仕事ごとに重なる部分はあったりしますね。
でも意外に介護職っていうことにフォーカスしてるところはあんまりない?
一個介護の新卒の合同説明会とかも福祉に特化してやってくださってるところあるんですけど、そこは競合ってよりかは、
より良いパートナーというか、一緒に業界盛り上げていきたい仲間っていう感じの意識を持っているので、
もちろんちょっと被るところはあるんですけど、むしろ私たち合同説明会とかそういう人集めるみたいなところはやってないので。
でも12年やってきた中で、そういう人が逆に言うと増えてないっていうことも言える?
でもやっぱりコンサルタントとかいると思いますけどね。介護とかに特化して個人でやってらっしゃる人とか。
例えばウェブサイトを制作するとかだと別に私たちだけじゃなく、いっぱいプレイヤーがいますし。
でも現場の声が入ってくる環境があって、それを専門職ではない人たちで次につなげていくっていう、
なんて言うんだろう、声の流れ?みたいなのがすごく特徴だし。
強みにはなっている部分はあったなと思います。
参加型コミュニティの価値
もうそこに特化をしてて、そこの声をすぐにも聞けたりとか、一緒に例えばやる仲間たちがいるとか。
そこは他にはないですね。
なかなか多分そんなコミュニティを作っているところがないかなと思いますね。
一言でそれがユニークポイントですって言えばそれまでだけど、それは相当すごいことなんじゃないかなとは。
いわゆる社員じゃない仲間がいっぱいいるっていう。
心強さはすごくあるなと思います。
会社って言うとその利益とか売り上げとか、それはもちろん大事なんだけど、
それ以外にもやっぱりファンがいるっていうのが最初のスタートにあるかな。
12年とか、もうこの先も続いていくっていうイメージが持てるのかなって。
なんかこの前も福島の介護の小学生向けの謎解きイベントをやりながらっていうやつも、
私たちだけ全社員で行くわけにはいかないんで、コアなメンバーがいて、
あと当日の上は介護リーダーズのオンラインコミュニティメンバーとか、
つながりのある介護職たちに声かけて、一緒にやってくれる人たち募って一緒にやったりとか、
そういうのとかも本当にさせてもらっててありがたい仲間がいますね。
それがすごいですよね。
すごいですね。
人が増えてもちゃんと対話の機会を持ててるから、
そういう介護リーダーズの方とかも一緒に共同できてるんじゃないかなとか思ったりもしますけど。
どうなんですかね、介護リーダー。
でもオンラインコミュニティは本当に私が対話の機会を作ってるからとか、
何もそんなこと言えないぐらい、なんかコミュニティマネージャーのような人たちが、
ぽつぽつ、別にこれは何の設計をしてるとかでもなくですね、
ぽつぽつ現れて、新しい人が入ったら、
その人を一人だけコミュニティマネージャー、私たちが置いてるんですけど、
その人以外もすごくフォローしてくれたりとかしてて、
そうなんですよね。これは何なんですかね、
私職ならではの優しい好気持ちの従観みたいな。
そうですね。
人が好きっていうことと、
人に大事にされたら気持ちがいいだろうとか、
居心地がいいだろうみたいなことを実感してる人が多いのかな。
多分そういう自然発生的なお世話係みたいなのって、
なかなかできるコミュニティって少ないのかなという気がして、
やっぱりカリスマコミュニティだったり。
そうですね。
なんでオンラインコミュニティってワーって流行った時って、
カリスマがいて、その人の活動を応援する人たちみたいな。
頂点があって、支える人たちみたいなのが多分一般的なんだけど。
私はそんな存在になってないので。
でもそうしようと思えばそれは簡単って言ったら失礼だけど。
でも多分そういう設計とか抜きに、
多分本当に集まってるので、そういう思い。
人にも集まってるけれども、まずは思い。
とか場に集まってるとか、そこの中での関係性もあるのかなとか。
そうですね。
私が代表って知らない人もいると思います。
最近普通に入ってきた人とかで。
口コミとかで?
毎月5人、6人くらい入ってきたり。
もちろんそれ出て行ったりとかっていう感じもあるんですけど。
出入りは。
全員が私が代表ってことを知ってたりってわけでは多分ない。
すごいですね。
やっぱり緩やかに場にやっぱ人が自然と集まってきてるみたいな。
オンラインコミュニティはそうですね、本当にみんなが運営してくれてる。
すごいなって思うのが、毎月10本以上何らか場が開催されてるんですよ。
週2、3回何かイベントが行われてるんですか?
そうです。
昨日は東京でオフ会みたいなのがあって、
一昨日は新卒の子たちがもやもやを語る会みたいなのをオンライン上でやってくれてたりとか、
本当に緩やかな、ただおしゃべり会みたいなのもあるんですけど、
勉強会をこういうテーマでやりますみたいなのとか、
本当に10本多かったら13本ぐらい、2日に1回くらい何かやってて。
私1回も参加してないとこもあります、その月。
それはだからすごいですね。
自発的って言ったらあれだけど、多分そういうことなんでしょうね。
自発的に、そうです。
欲的な方が多いってのはもちろんあると思うんですけど、
お金を毎月払ってまでコミュニティに参加しようっていう意識とか、
スラックがベースなので、ある程度テキストコミュニケーションを当たり前にやれるっていうこととか、
あると思うんですけど。
すごい、コミュニティ自体が自立的な感じがしますね。
そこもしてあげるじゃない関係ができてる感じがすごいしました。
相当珍しいように。
そうなんですかね、でもそうですね。
あんまり効かないですよね、だってそれで長く続いてるっていうのは。
一旦そういう形で始めます、でもやっぱり、
だんだんね。
加速でいく。
そうそうそうそう。
介護レーダーズもでもやっぱり、もう11年とかやってると、
最初の頃って、わーって勢いよく集まったイベントとかしてやってましたけど、
特にコロナで、なんかその、私たちのイベントのカラーみたいなのが、
オンラインのイベントって、もうどこでも同じようなものが開催できちゃうみたいなのもやっぱりあったし、
そうですね、なかなかなので、
オンラインのイベントだけやっても、
特になんか最近とかってもうオンラインイベントに参加するっていうか、もうアーカイブで2倍速とかで見たいやみたいな感じもあるから。
そうですね、相変わらアーカイブ前提になってますね。
なのであんまりそういうところは、全然そこは私たちすごく人集めたりとかもう全然できてなくて、
ただオンラインコミュニティというコアなクローズドの輪は、非常に緩やかに盛り上がり続けてるっていう感じです。
コミュニティって一言で言ったり、あと今居場所とかサードプレースとかいろんな言い方がありますけど、
一言で言っても、そこが活性化って言ったらいいのかな、
そこがあり続けるっていう仕掛けとか仕組みとかってやたらに言われたりもするけど、
なんていうのか、そういうところじゃないところにありそうな気がして。
全員参加型ですって歌った瞬間そうじゃなくなっちゃったりとか。
確かに確かに。難しいですよね、案外がね。
それは相当すごいことなんじゃないかな。
誰か一人がすごく旗を持って頑張ってるわけでもなさそうだし、
それでいてある程度ちゃんとお金を払って入る、クローズドのコミュニティに居続ける。
よくちょっと例えが違うかもしれないですけど、
私、職能団体に一応在籍はしてるんだけど、
よく若い人とかそれ以外の人にも、何のために入るのかとか、
お金を払ったら得られるものは何かみたいな質問を受ける。
そっか、人はお金を払うときに、得るものがなければ入らないんだって思うけど、
もちろんそういう、カイコリーダーズはそういう、いわゆる課金をして、
ちょっと推し活に近いのかもしれないけど、
なんか好きだから行く、払いたいから払うっていう、そっちの動機が非常にピュアっていうか、
職能団体はどっちかっていうと、それよりは情報収集だったりするけど、
自分が参加してる感覚を得やすいコミュニティって、少ないかも。
コミュニティの役割
与える、与えられる、ではないかも。
与えすぎないことはすごい意識してるというか、
てか割と最初から言ってて、私たちはこのスラックの場所と、
毎月1回の定例会はやります。
あとはみんなで作りましょうみたいなくらいの、
決まりはある。
過去のアーカイブとかをやるとか、そういう最低限のやっていくこととかはあるんですけど、
コミュニティなんで、私たちが提供するものでは、これ以上提供するものではありませんとか、
なので基本みんなで作っていくもの、メンバーが作っていくものっていう割とスタンスのもとを運営していて、
なので、例えば最初に入った人たちが馴染みやすいように、
初めて入った人の説明会の場とかはコンスタントにやろうねとかそういうのとかもあるんですけど、
それもなんか緩やかに既存のメンバーたちが関わって一緒にやってくれてたり、
そうですね、みたいな感じで、
でもやっぱりコミュニティマネージャーがすごくそこはうまくやってくれてるのもあると思うんですけど、
他のメンバーの強みを引き出したり、やりたいこととかを引き出しながら、
うまく挑戦できる機会を作っていけるというか、それはすごく上手だなと。
コミュニティから始まってる会社さんだと思うんですけど、
やっぱり秋元さんにとってコミュニティってどういうものって感じてる?
私自身が?
私自身がどう感じてるかか、
でもなんかすごく心強い存在というか、
緩やかに同じ思いを共有できる仲間っていう感覚で、
コミュニティ運営とかし始めたのも、やっぱり私自身も学びたかったとかもありますけど、
一人一人がやっぱりそこで何かを得て現場で持ち帰って実践をしていって、
変えていくっていうことが大事だなと思ってるので、
なので、コミュニティの中ではきっと学ぶとかもそうですし、
ちょっと背中を押される安心できる仲間とか、
挑戦する気持ちをもらえる仲間とか、
なんかそういうところがあるんじゃないかなと思ってるので、
なんか心強さみたいなのもあるのと、
あとはなんか私、今はやっぱりリアルな現場の課題感とか、
温度感に触れさせてもらえる存在というか。
生の声。
生の声は大きいですね。
あとそこに来た人がちょっと頑張るぞって気持ちで戻っていくきっかけになる場所みたいな感じですか。
そうですね。そんなにコミュニティは結構そういうところはあるかなと思います。
昨日の、ちょっとこれ全然ラジオ、パソコンの画面見せると。
介護福祉の未来
大丈夫です。
昨日飲み会の後のみんなのコメントで、
なんか仕事の話を聞いてもらえるっていうのもそうだけど、
分かってもらえるっていうのがなんとも嬉しかったとか、
在宅とか訪問系の話を聞いてもらえてすごく嬉しかったとか、
明日からまた頑張れるって書いて、いいねと思っていたというか。
人を支える人が自分も支えられるっていう感覚を得て、
また人を支える仕事ができるっていうこの、
なんていうか循環って言ったら変だけど、
相手にスポットライトを当てる仕事だけど、
今度はやっぱり家に帰ったら自分にスポットライトを当ててほしいみたいな。
そうですね。
思い持っている人たちは現場に同じ現場の仲間もいるんだけど、
話すのは利用者さんのことが基本多いので、
自分の思いの話なんかする時間はありますよとか感じだったりするのもあって、
なので仕事以外の時間で、ある意味本当に、
友達みたいな感じも多分ちょっとあると思うんですけど、
緩やかにつながって学び合えるし、励まし合える仲間みたいなのができてるかなと思います。
これでなんか最初始まったのが未来の話みたいなのだと思うんですけど、
木本さんが思い描く介護福祉の未来ってどういう未来を今描いてますか。
どういう未来。
なんか私、介護って長生きしたら、
大抵ついてくるというか、通っていくものだと思うんですよね。
それはいろんな人生のフェーズで、私は今だと孫としてだし、
そのうち自分の両親がさっきさっき長生きしてくれたら、
子供としてもあると思いますし、自分自身がっていう。
なので結構なんだかんだ人生の中では、割と要所要所に、
結構ロングスパンで介護って本当にあふれてくるものだと思ってるんですけど、
やっぱり今まだどうしてもできるだけ避けたいものとか、
通るんだけどそういうふうに捉えてしまっている状況があるので、
なんかその介護があってもそこそこ幸せだよねっていう、
人生を送れる人たちがどれだけ増えるかがすごい重要だなと思っているので、
私たちビジョンは全ての人が希望を語れる社会っていうのを掲げているんですけど、
もう一つ最近ちょっと整理をした言葉として、
ダブルビジョンとして私たちが見たい景色っていうところで、
介護は自分の年を世界を好きになっていくプロセスになるっていう言葉を掲げているんですけど、
私この言葉がめちゃくちゃ好きで、
介護って自分がすごい、例えば親の介護頑張りすぎてたりとか、
自分を犠牲にして介護やったりとかしちゃったら、
大変だ大変だってなって、やんなことになっちゃうと思うんですけど、
それこそ専門職を早い段階からうまく頼りながら、
ちゃんと自分の時間も大事にしながら、
親が例えば介護になった、何か介護が必要になっていくっていう状態を関わっていくって、
例えば親が認知症になったりとかしたとしても、
親が何が好きな人なんだっけとか、
どこに行きたいと思ってるんだっけとか、
人生の最後でもう一回行きたい場所とか会いたい人って誰なんだっけとか、
意外と今の今だと知らないことをまた知り直したり、
関係性としては時間をたぶん過ごす時間増えるんで、
もう一回親と向き合っていく、
親を知っていくとか関係性作っていくプロセスだなって思っていて、
余裕があればそこってすごくもっとまた親が好きになれたりとか、
親との思い出の時間ができたりとか、
こんなふうに思って実は自分のこと育ってくれてたんだとかを知れたりとか、
そういうことにつながるなって思っていて、
だからこそ介護って捉え方とか関わり方とかすごい重要だなと思ってるんですけど、
それがわりと当たり前にできるような世の中を作っていきたいなって、
幸せになれる可能性があるなってすごく思ってるので、
人の可能性を愛する
そんな未来を作りたいなと思っています。
幸せになれる果てに介護がなっていく未来。
介護とかその先の死とかって、
私なんか前にホスピスがやってる夏祭りに行ったときに、
ここでお見取りしたおばあちゃんがその時のお見取りをした時のエピソードを話してくれたんですけど、
まあ聞いて最高だったのよみたいなテンションで、
当時のパートナーおじいちゃんがここでお世話になってる写真とかを見せながら語ってくれて、
本当にいい終わりを作れたっていうことに対して満足しているからこそ、
生きてる側が幸せに生きてるなっていうのをその人の話を聞きながら感じれて、
それを支えてきた専門職の価値をすごく感じましたし、
最高だったっていうお見取り。
言えないじゃないですか。
聞いたことないですね。
結構介護の先にある死っていうのは、
やっぱり死ぬってすごく悲しいとかネガティブなイメージもあると思うんですけど、
結構老衰とか人生を全うして亡くなっていくっていうところが、
介護によって幸せにできるっていうこともあるなって思いましたし、
そうやって本当に納得して見送れた家族はすごくいい、
前向きに自分の人生とかそれまでのプロセスを肯定できているなっていうのはすごく思ったんですよね。
だからこそ、そういう終わり方ができるんだってことも含めて、やっぱり知らないじゃないですか。
確かに。
そういったエピソードとかも含めてそうなんですけど、
介護ってまだまだその人のあり方とか関わり方とかによっては本当に幸せになれる可能性があるよなって思ってるので、
だからこそそういう人たちがどう増やせるかっていう環境を作っていきたいなと思ってる感じですかね。
素晴らしい。
そもそも秋元さん、なんで人を幸せにしたい欲求が強いんですか?
幸せであるべきだからじゃないですかね、みんな。
みんな幸せで。
生まれてきたからには。
生まれてきたからには、生きてるってこと自体が本当に素晴らしいことなので、
そういうふうに感じて、感じることが当たり前だよねって思えるぐらいに、
すごい愛情注がれてきたっていうのが最近だとは思いますね。
愛情から来てるんですね。
じゃあ和香さん、今日は秋元さんのコミュニティの話が結構すごかったなと思って聞いてましたけど、
どう感じましたか?コミュニティについてとか。
そうですね、コミュニティって本当に立ち上げるのはある意味勢いでやれちゃうかもしれないけれど、
継続したり、そしてそれが盛り上がっていくとか広がっていくっていうのはすごく、
実は一言ですごいって言ったらちょっと中でうまく伝えられないけれども、それ自体相当なことで、
しかも秋元さんが存在してるんだけど、そんなに存在させていない温度下っていうか、
いわゆるインフルエンサーとしてどーんとワントップですごくいるっていうよりは、
参加したい人が参加したい形で居続けられるっていうのは、
そういう設計がうまいなのか、それとも自然にそうなったのか両方かもしれないけど、
それにしてもなかなかないんじゃないかなと思うんですよね。
それはすごく聞いてて、何年やってるからすごいということではなくて、
さらにやっぱりそういうコミュニティなあり方の大きな新しい形って言ったら違うかもしれないけど、そんな気がしますね。
確かに。
専門性がないところからこういう新しい介護っていう世界に自分が入っていったってところで、
すごい頼ることを大事にするみたいなことをおっしゃってたと思うんですけど、
それをコミュニティで体現されてるっていうのがすごい僕の印象でしたね。
そうですね。やっぱり頼るって結構甘えるっていう言葉に置き換えちゃう人もいるんだけど、
そうではない感じ?
はい。
なんか、ともにっていう感じがします。
しますよね。
だからお名前もね、相当素敵な由来じゃないですか。
可能性を愛するなんてなかなかね、なかなかすごいと思うけど。
それを言うとちょっと多分、自己愛とかが強く聞こえたりするかもしれないけど、
それよりはもっとなんか可能性を愛した上に広がっていく世界みたいなのが、
多分、ブランケット、秋元さんの持っている可能性なのかもしれないなーって聞いてて思いました。
いい言葉でしたよね。可能性を愛する。
すごいですよね。なかなか言わない言葉かなと思った。
愛と介護のプロセス
愛するって言葉もなかなか言わないですよね、日本だと。
愛するって、好きとは言うけど、愛するって言葉はあんまり使わないかなって。日常的に。
そうですよね。海外の方だとよく聞きますけど、手掛けに愛してるよって言って出てくるみたいなのないですよね。
ない。はまないですよね。そんな気がしました。
あと、介護は自分世界を好きになっていくプロセスみたいなこともおっしゃってましたけど、
なんかそのプロセス自体もすごく大事にされてるんだなっていうのが、こういうコミュニティにも出てる気がしましたね。
そうですね。参加しやすいってことが参加し続けられる条件なのかもしれないですよね。
本当に学ぶことが多いなと思います。
これ面白いのは、ご本人はそんなそんなみたいな感じなのがすごい。
いやー、でも本当すごいと思う。
これがナチュラルなのがより面白いというか、なんかすごいなというか。
そうですね。
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