寝るときの奇跡と靴下
最近すごい寒いじゃないですか。寝るときに靴下を履いて寝たんですけど、朝起きたら両足ともつま先のところでキープされてて、こういうことを小さな奇跡って呼ぶのかなって思いました。
そぼろげ 二色丼ラジオ
改めまして、こんにちは。この番組は、1週間のちょうど真ん中、木曜日の正午にお届けしているひとりがたりのポッドキャストです。
ライターで、ものづくり工房の管理人である浅野が、仕事のことや遊びのこと、真面目なことや変わったことなど、毎回2つのトピックについて取り上げ、二色丼のように味わっていく番組です。
なんか、靴下履いたまま寝るとすごい体温が上がって、寝るときはいいんだけど、起きるとちょっと暑いなって思うことがあるんで、ちょっと半分ぐらい脱いで寝るみたいなことがあるんですけど、
なんかね、その状態でキープされてて、おお、よくも耐えたなっていう、その暑すぎもせず寒すぎもせずっていうことで、耐えられてよかったなと思いました。
寝るとき用の靴下とかね、あったらちょっと需要がある気もするんですけど、なんか探してみてもいいかもしれないです。
それでは行ってみたいと思います。
ちょっと更新の頻度が空いてしまったんですけど、12月の最初の週かな、埼玉国際芸術祭に遊びに行ってきました。
これは面白いらしいよと人から聞いてはいたんですけど、ちょうど友人に誘われたので、エイヤと最終日に駆け込みで行ってきました。
これが何かというとですね、まあ埼玉の大宮を中心に、
きちんとしたいろんな作家さんが世界中から集まって、街の中でいろいろ出展したりとかやるみたいなイベントなんですけど、
すげー面白かったです。先に感想を言うと、何が面白いかというと、そのメインとなっている会場が、もともと市民会館みたいな場所だったんですね。
で、建って、もう多分30年とか40年とか経って、いわゆる平成とか昭和っぽいなーみたいな、箱物みたいな建物なんですけど、
そこがもう閉鎖されて、しばらく使われてないみたいな、ある種まあ壊されるまでは言ってないけど、
なんか壊される時を待ってるみたいな状況で、そこをメインの会場にして、いろいろな作品とかを展示してるみたいな場所だったんですね。
で、そこの会場の作りがすげー面白くて、いろんな作家さんの作品がまあ会場のあちこちに展示してあるんですけど、
なんかその会場自体をもうしつらえている人たち、会場自体のディレクションがめちゃめちゃ効いていて、アートチームの目という人たちがやってるみたいなんですけど、
なんかもうその古い建物なんで、ある種壊してもいいというか、
内装をバコバコにいじって大丈夫、ここに仕切りをつけて、マジックメラーみたいにして、内側から見えるにしてもいいみたいな、そういうもう建物ごと作り変えるみたいな工夫がめちゃめちゃあって、
建物自体が古いんで、ここに新しい看板とかをボーンとやっても、逆に浮いちゃうと思うんですね。
で、その浮かないように、昔からここにありましたよみたいな、いわゆるレトロっぽい加工とか看板みたいなやつがあちこちに置いてあって、
で、その汚し技術というか、
これ本当に最近作ったものなのか、昔からあるものなのかみたいな、境目がすげーわかんないんですよ。
その展示物として置いてあるのか、それともただただ前からただ置いてあるだけのものなのかの判別がつかない。
で、かつそういうところの見せ方もめちゃめちゃ上手くて、なんかこの建物の中に透明な壁とかをビャーって張って、
普通の部屋なんだけど、手前は見れるけどこの壁の奥にはいけないみたいなことになることによって、
普通の部屋なんだけど、なんか作品としてというか、
そして見るみたいな仕掛けがめちゃめちゃできてるんですね。
で、これはどうなんだ?ただ古いだけの建物なんだけど、なんかあるんじゃないかみたいなことに興味をそそられながら、
その市民会館を回遊するみたいな作りになっていて、
それ自体そういうフェティッシュというか、ちょっといいなみたいな感じる部分があるのに加えて、
さらにその街ぐるみでのイベントにするための仕掛けみたいなやつがあって、
なんかその目の人たちがスケーパーっていう人たちをあらかじめ募集してたんですね。
で、スケーパーって、
スケープっていう街の風景とか光景みたいな意味だと思うんですけど、
それをそのアートイベント中に作り上げる人を募集しますみたいなやつで、
ただ、会期中に清掃員の人のフリをして落ち葉をきれいにまとめるとか、
ちょっと変わった形にするとか、
なんか意味ありげなところに物を仕込んでおくとか、
一般の人が美術館の風景として馴染むみたいなことをやってるんですね。
それももちろん名札をつけてるわけじゃないし、
めちゃめちゃわかりやすく、
やってるわけでもないので、
なんかあの人ちょっと動き変だけど、
これって本当に変な人なのかな?
それともなんかその企画として、
スケーパーとしてなんかやってるのかな?
みたいなことがあるっていう前提で、
全部の会場が動いてるんですね。
で、そうなると、
なんか本当にさっき言った、
ただでさえ建物の新しい古いの境目がわかんない、
その汚しの技術とか、
なんか壁をコンクリの内っ端にしてるけど、
そこの模倣というか、
技法というかもすごい上手くて、
その夢かうつつかわかんないみたいな会場で、
なのにさらにそこに演者なのか、
観客なのかわかんない人たちが、
うごめいているっていう状況がなんかすごくて、
なんか見るものすべてが楽しいというか、
疑ってかかるし、
結局それが最後まで正解かどうかが公開されてないんですよ。
一応その会場の中に、
そのスケーパー研究所ってやつがあって、
そこには訪れた人たちが、
あれちょっと見たんですけど、
すごいちょっとスケーパーっぽかったです、
みたいなことが、
もうわんさかと積み重なっているみたいな、
いろんな人のメモとか写真とかが載ってるみたいな、
部屋があったんです。
そこ以外はもう、
あれじゃね?これかもね?みたいな、
そういうことだけを持ち帰るっていう、
すごい体験ができて、
作品一個一個もそうなんだけど、
その場所にいたことの記憶が、
なんかこれまでのイベントの中でも、
すごい深く根付いたなっていう気がして、
なんかその、
よくアートは問題提起で、
デザインは課題解決だみたいな話がされたり、
することもあると思うんですけど、
なんかまさにその、
問題提起ってほどじゃないけど、
あれは何だったんだろうっていう、
すごいわからなさを抱えたまま、
持ち帰れたことが、
めちゃめちゃすごい、
あそこでしか味わえなかった経験だなと思って、
何事も説明されるんじゃなくて、
そこに参加して、
もやもや、
もやもやというか、
気持ちのいいもやもやを抱えて帰ってきたって感じですね。
で、
多分さらに、
そこにスケーパーとして参加した街の人とかっていうのは、
誰にも言わないけど、
私はあの時に、
ああいうことをして人を戸惑わせたとか、
ちょっと楽しい風景を作ったっていう、
やってやったぜ感みたいな、
なんかその、
参加したことによる喜びっていうのを抱えられたと思うんですよね。
そういう形で、
街中のイベントに関われるって、
すげえ楽しいことだろうし、
なんかそれを、
誰もが、
違和感を感じないレベルまで、
作り上げたっていう、
その展示のクオリティの高さ、
みたいなやつが、
びんびんに感じられて、
ちょっとこれは、
ほんと、
たまたま最終日に行けたんで、
めちゃめちゃ良かったです。
ちょっと終わってから話すのもあれなんですけど、
いやーすごい興奮しましたね。
で、なんか、
旧市民会館の活用
それを見た時にちょっと思い出した、
イベント、
イベントがあって、
旧市民会館を見合ったやつは、
もう使われなくなるっていうので、
なんかそういう、
ある種、
壊されるもの、
使われないものだからこそ、
あそこまで好きなことができるんだろうなーって思って、
僕が、
中学か高校の頃に、
えっと、
在日フランス大使館が取り壊されるってことが決まって、
そこで、
じゃあその最後にもう、
展示をやろうっていう、
なんかノーマンズランドっていう企画の展示があったんですね。
で、
たまたま通ってた学校から近かったこともあって、
あまり何を求めてたわけでもなく行ったんですけど、
そこがすーごい面白かった記憶があって、
大使館ってそもそも普通、
なんか用事がないといけない場所じゃないですか、
そこに入れることだけでも楽しいのに、
壊されるっていうもんだから、
なんかめちゃめちゃ落書きというか、
壁に作品を展示したりとか、
ぐっちゃぐちゃな部屋を作ったりとか、
なんだっけ、
なんかちっちゃい部屋に、
ガチャ本とか、
なんか人のツイートみたいなやつを印刷して、
めちゃめちゃ貼り付けるみたいなやつがあったりとかして、
お部屋みたいなものをあえて作ってますとか、
埼玉国際芸術祭の場所とドキュメント二重民立日本おもひで探訪の番組
階段の部屋の底の倉庫の中に、
一個だけ展示があるみたいな、
そういう建物を丸ごと自由に使ってるみたいなところの、
自由さがあったのがすげーよかったなと思ったんですよね。
取り壊される建物とかっても、
まあそれは必然的にというか、
社会的な流れとか経済的な事情とかがあって、
しゃーないと思うんですけど、
なんかそれをただただ黙って見過ごすというか、
なくなっちゃったねーって終わるんじゃなくて、
最後にそのお祭りとしてバーンとぶち上げることによって、
いいお別れができるみたいな、
そういう祝祭性があるのがすごい印象に残ってて、
なんかそこで、
そこがちょっと今回の埼玉国際芸術祭のやつと、
そのノーマンズランドの中でちょっと繋がった部分があるなというふうに感じました。
で、もうちょっと前に見たテレビ番組で、
NHK総合のドキュメント二重民立日本おもひで探訪ってやつがあって、
何かっていうと、
なんかほんといわゆる夜あの眠い時にNHKとかつけてると、
田舎の街を探訪して楽しいなーみたいな、
その名産の食べ物を食べてみたいな、
よくやってるじゃないですか。
なんかあんな雰囲気でその有名人の人が、
街の人と交流してご飯を食べてみたいなことやるんですけど、
なんかちょっとずつ違和感があるんですよ。
この辺はもう花粉がないからねーとか言ってんだけど、
その登場してる子供はちょっと目をかゆそうにしてるとか、
街のお祭りで獅子舞とかやるんだけど、
なんかどうもぎこちないみたいな動きがあって、
その変な違和感を感じながら番組を見ていくと、
中盤でその旅人の人が街の外に出ていくんですけど、
その出ていく途中で、
この村はもう廃村していますっていう記念碑みたいなやつを見つけて、
なんだこれは?
ってなってからが本番みたいな番組だったんですよ。
ちょっとこれも公開されたのがだいぶ前なんで、
ネタバレ的にはなってしまうんですけど、
何かっていうと、
その十数年前とかにも廃村になった村を舞台に、
そこにもともと住んでた人たちによって、
そのテレビ番組を演出するっていうすごい構造だったんですね。
もう全然その村には人は住んでないんだけど、
当時のことを思い出して、
名産の料理を作ったりとか、
昔から残ってたお祭りの道具を引っ張り出して、
そこで楽譜とか、
そこで音楽、
音楽とか踊りを思い出しながら踊る、
演じるっていうことになっていて、
それは確かにちょっとぎこちなくなるようなって感じなんですけど、
でもそれをやることによって、
参加した人とかも久々に来たけど、
やっぱこういう形で記録に残るんだったら嬉しいわとか、
これでお別れができるねみたいなことを言っていて、
人口が減っていなくなって、
別のところに住まざるを得ないみたいな状況にもなるんだけど、
なんかやっぱ気になる部分っていうのはどうしてもあると思っていて、
実際その廃村になった村にも、
何人か手入れをする人っていうのはいて、
月に何回か行って掃除をしたりして、
綺麗な状態を保つっていうふうなことをやっていて、
完全に打ち捨てられてない状態を保ちながらも、
別にそこで何かが起こるってわけじゃないっていうような状態だったみたいなんですね。
まあ言わなければ誰も気づかないような状況があるんだけど、
それをそういうドキュメンタリー、
言ってしまえばフェイクドキュメンタリーみたいな形で見せつける、
その番組の構造がめちゃめちゃすごいなと思って、
どうやって話を通した、
ある種演出を皆さんにやってもらいたいですみたいな、
なんだろうな、
ある種嘘の風景というか、
かつてそこにあっただろうみたいな光景を、
そこに住んでた本人たちが演じるみたいな情景になっているのが、
すごい見たことがない感じの映像で、
すごい印象に残りました。
建物も場所も村も、
そういう流れの中で暮らしが来ているし、
そことのいかにいいお別れをするかみたいなことが、
僕の心、
どこかにヒットしたんだろうなと思えたような、
そういう3つの出来事について紹介しました。
日本重秀機構については、
多分配信もやっていると思うので、
概要欄にリンクを貼っておきます。
ぜひちょっと見てみてください。
映画『パーフェクトデイズ』の鑑賞
2023年が終わりを迎えていて、
なんかね、ちょっとバタバタしてました。
バタバタしてましたっていうのもあれだけど、
バタバタしてました。
年末までにアップしたい原稿みたいなやつが結構重なって、
わーわーわーわー、
バタバタみたいな感じとか、
街のイベントとか、
ラボの準備とかっていうのが重なったりとかしてたんですけど、
で、久々にちょっとゆっくり時間が取れて、
見てきた映画があって、
それが役所工事主演の
パーフェクトデイズという映画です。
映画の監督はドイツの
ビム・ベンタースという人で、
ある種海外の監督の視点で、
東京の街を切り取ったみたいな映画なんですけど、
これも非常に良かったです。
これは劇場でやっているので、
ぜひ年末年始に見てほしいという感じなんですけど、
役所工事の日常の楽しみと心地よさ
ネタバレになるというか、
話のあらすじは、
それを言ったからとって、
あまり中身が変わる感じじゃないと思うので、
ちょっと、
まあそうかなと思うんですけど、
役所工事は、一人暮らしのおじさん
みたいな役で出てきます。
スカイツリーがちょっと近くに見えるみたいな、
ボロアパートに住んでいて、
1階に狭いキッチンと倉庫があって、
2階に2部屋あって、
で、トイレの清掃員をやっている役として
出てくるんですね。
毎朝起きて、トイレ清掃員の格好に着替えて、
缶コーヒーを買い、
車で出かけると。
で、まあ、言ってしまえばちょっと
冴えない中年男性みたいな
ポジションっぽい
描かれ方なんですけど、
なんかそのね、そのトイレ掃除の
所作の美しさとかが
めちゃめちゃかっこいいんですよね。
朝起きて、布団をたたんで、歯磨きをして
髭を剃って、玄関の前に並んでいる
道具をちゃっちゃっちゃっと集めてみたいな、
そのルーティーンがすごいかっこよくて、
自動車に乗って、
カセットテープを拭きながら、
トイレの掃除に行く。生活自体は、
言ってしまえばまあ、疾走というか、
なんかどこでお金使ってるんだろうみたいな感じで
描かれてるんですけど、まあその中でも
淡々と仕事をしながら、
で、もうその掃除するトイレは
めっちゃデザインされたトイレ。
なんかあの渋谷区とかにあるすごい建築家の
人たちがデザインしたかっこいいと
されるトイレみたいなやつを黙々と
掃除していくっていう、なんかそこの
暮らしの対比みたいなやつが、なんか皮肉っぽいな
みたいなことを見ながらハモってたんですけど、
仕事としてはすごい、まあ完全に
ルーティーンで淡々とやっていて、
でも役所工事はすごいつまんなそうじゃない
というか、その仕事の合間に
公園でサンドイッチを
食べながら空を見上げて、
木々の木漏れ日みたいなやつを
見てニッコリしたりとか、で、それで写真を
撮ったりとか。すごい綺麗だなと思ったのは
公衆トイレに入る道の天井に
街の人たちの
姿がちょっと反射して、はっきり
姿は見えないんだけど、赤いとか青いとか
服みたいなやつが光の塊みたいに
反射しているみたいなところを見上げて、
ここへも役所工事がいて、
ああ、そんなところが綺麗に見えるんだ
っていう、これは多分監督の視点
とかもあると思うんですけど、そういう
日常のちょっとした光景みたいなやつが
これでもかと詰め込まれているやつで、
あと、僕が住んでいる家から
めっちゃ一番近いとこの銭湯の
電気湯っていうところがあるんですけど、そこも
役所工事が毎日行く風呂として
紹介されていて、おお、近い!
みたいなことに
気づいてすげえテンション上がったんですけど、
なんかね、その、ほんと
淡々としてるんですよ、その毎日の
行動が。仕事して、風呂行って、
たまにお酒飲みに行って、
家帰ってくるみたいな。で、寝る
ときは必ずも文庫本を
ちょっとずつ読み進めて、眠くなったら
寝落ちする。で、そういう、もうほとんど
一人で暮らしてる
状態で、でもなんかそういう
本を読んだりとか、お気に入りのカセット
テープを聞くだとか、あと
趣味があって、
ちっちゃい植物を育てて、公園とかで
小さな苗木を見つけて、
許可を取って、それを大事に持ち帰って、
一人で生活する中の充実感と限界
家3部屋しかないのに、
そのうちの1部屋は完全にその寛容植物
専用ゾーンにしてて、朝起きて
頑張って切り拭きとかしてるんですけど、
なんかそういうことの積み重ねによって、
一人で暮らしてるんだけど、すごいなんか
精神的に充実してるっぽく
見えるんですよね。
それがかっけえなというか、
仕事のまめさとか、生活の
所作の美しさみたいなやつの中に、
黙々としてるけど、満たされてるんだろうな
みたいなのが描かれ方が良くて、
これがパーフェクト感なのかな
みたいなことを思いながら見てました。
でもなんかやっぱね、
いろんな見方があると思うんですけど、
この一人で暮らしてる中でも、
やっぱり仕事をしてるとか、昔の親戚
みたいなところの
関わりはどうしても出てくるんですよね。
その中で、もちろん楽しいことも
あれば、逆に相手の都合で
めちゃめちゃ怒るというか、
乱されることもあって、
それを見て思ったのは、
この、なんだろうな、
精神的充足というか、
俺は俺で楽しくやってるけどね
っていう人と、
でもやっぱり人と出会うと楽しいし、
あるいは、
かき乱されることもあるよねっていう、
個人で暮らすことの良さと
限界みたいなやつをすごい見ながら
感じたんですよね。
映画『消える場所へのレクイエム』と生活のマラソン
多分それは僕の生活ともちょっと重なっていて、
まさに去年とかまでって、
完全に自営業というか、
一人暮らしで、フリーランスでみたいな、
自分で場所を持つこともなかったので、
まあ淡々と暮らして、淡々と、
たまに人に会うみたいな状況で、
それはそれで良かったんですけど、
今年になって自分で場所を持つようになって、
必然的に人と関わるようになって
喋ったりとか、大変なこともあるけどみたいな、
それを繰り返していくと、
なんかね、やっぱどっちも良さがあるというか、
なくてもいいんだけど、
会った方が楽しいし、その分疲れもするよね、
っていうことを感じて、
そこの割り切れなさみたいなやつが、
じわじわと全体通じて描かれているような気がして、
そこの、
俺はこうやって生きようとしてるんだけど、
やっぱり外的な要因があるよね、
みたいな、そのもちゃもちゃとした感情を、
役所工事の顔面がもう、
3つ4つぐらいの感情がぐちゃぐちゃになるみたいなシーンがあって、
そこがすげえ、
なんか、うおー、こんな顔ができるんだ、
役者ってすげえ、みたいな、
思った場面がありまして、
これはぜひ映像で見てほしいと、
思うんですけど、
映像としてもめちゃめちゃ美しい描かれ方とか、
素敵な音楽とか流れてて、
きてえだなと思うんですけど、
ちょうど僕の暮らしてる状況みたいなやつの、
今ここせえみたいなやつが加わったことで、
結構、ほとんど多分今年最後にはなると思うんですけど、
かなりグッと上位にランクインしたような、
映画だったかなというふうに思います。
ぜひ年末年始見てみていただけると、
いいんじゃないかなというふうに思います。
というわけで、12月28日公開分の、
音声を今撮ってるわけなんですけど、
なんかね、来週、来週じゃないや、
来年の目標はやっぱ、
ちょっとコンスタントに続けたいなって、
普通に思うんですよね。
なんか、今までって結構、
仕事の量をセーブしてこなかったというか、
お願いされたらやりますとか、
まあそれは嬉しいんでもちろんやるし、
ちゃんと食い口的にもやらなきゃいけないんですけど、
なんかそれのあまり、
自分のこう、ちょっとした日常的なこととか、
体力的なこととかを、
キープできなくなるみたいなことがちょいちょいあって、
じゃあちゃんと週に2日間休みますとか、
週に1回ポッドキャストを撮りますみたいな、
ちょっとそこの部分の、
このブロックみたいなやつをちょっと、
めがけてやってみるっていう、
その生活のマラソンみたいな、
そういうバランスもちょっと加味しながら、
ちょっと来年は暮らしていけたらいいな、
というようなことを思っております。
はい、そんな感じで、
また今後もお付き合いいただけると幸いです。
そぼろげに食とナジオは、
木曜日の正午に公開しています。
お便りフォームなども概要欄にありますので、
ぜひこの年末年始の空いた時間とかに、
感想とか要望とか伝えてくれると、
すごい嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
さよなら。