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ここは、とある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&steady。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
Little girl, don't you understand? I wanna be your lover, man, all by myself.
いや、店の奥は誰かの声か。
そう、今日も天使の岡崎が産業ガテラ。ああでもない、こうでもないと、洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、SAF ONLYと書かれたその先にある狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
はい、今日はね、いつもゲストとかスタッフの傭兵とか、基本二人とかで喋ってるんですけど、
ちょっと傭兵もバタバタしてたりとかして、伝えたいこともたくさんあったので、今日はちょっと一人で喋ってみようかなと思ってます。
まずはじめに、先月末に発売させていただいたPainted Blank、オリジナルブランドの新作のKERRYっていうタートルニットなんですけど、
おかげさまでね、もう結構数少なくなってきたんですけど、やっぱり未だに洗濯とか首元どうしたらいいですかっていう質問もあって、
それについてちょっと先にお答えしようかなと思ってるんですけど、
ニットって基本的に風に当てて普段のケアっていうのが一番大切なんですよね。
水で洗うとかクリーニングを出すっていうのを回数っていうのは本当に少なくて大丈夫で、
風に当てて、外から帰ったら埃を取って湿気のないクローゼットに入れるっていうのが大事なんですけど、
いきなりクローゼットに入れちゃうと埃がついたままになっちゃうんで、その医療害虫っていう虫食いの原因にもなるんで、
しっかり風に当てて埃を取って、できれば一日クローゼットに入れずに外に置いておくっていうのが僕がやってる方法ですね。
自宅で本当は洗ってほしいんですけど、やっぱり基本的に縮みが強い素材なんで、
やっぱり家で洗うとちょっと怖いっていう方の方が圧倒的に多いと思うんで、
そういう場合はもう一年に一回クリーニングに出すっていうので十分大丈夫です。
匂いとかどうすんのとかっていうこともあるんですけど、匂いとかもスプレー、ナチュラルなファブリックミストみたいなのとか、
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そういうのもたくさんあったりするんで、そういうので対応していただけたらと思うんですよ。
もともと生きてる動物の毛を使わせていただいてる製品なんで、ガンガンガンガンクリーニングで熱を当ててしまうと、
見た目はきれいに整うかもしれないんですけど、やっぱり素材の質感って弱くなるっていうかね、
死んじゃうとまでは言わないんですけど、やっぱり弱くなるんで、
できるだけそういうクリーニングとかにあまりデリケート、カビになりすぎないようにっていうことをお伝えしておきます。
一番大事なのはブラッシング、ホコリを取る作業、風に当てる作業、直射日光に当てすぎないっていうのが一番大事です。
それだけ守っていただけたら、そもそも素材がすごい良い素材なので、強い素材というかね、生命力のある素材なんで、
ちょっとは外じゃね、雨に濡れるとかもね、全然減っちゃらなんで、ズブズブに濡れちゃったらあれですけど、
もうしっかり乾かしていただきたいんですけど、そんなに気にしなくて全然大丈夫なんでね、
とりあえず買っていただいた方も含めて、ガンガン着てくださいっていうのが一番ですね。
はい、そんな感じですかね。
あと首元はタートルなんで、真ん中でバキッて折って着る方多いと思うんですけど、
その半分に折っても着てたらズレてくるんですよ。
それも気にしたくていいんですけど、やっぱ気持ち悪いなっていう方は、
特に今回のニットかなりふんわりしてるんで、ズレてきやすいんで、
そういう場合は真ん中に折った状態で折り目の部分にスチームを当ててあげて、
上から少し押し込んであげるっていうかね、意外と形キープしやすいんで、試してみてください。
スチームってすごい良いんで、だからクリーニングを2回3回ってやるんであればね、
コートも含めて、そういう方ってコートもたくさん豆にクリーニング出すんですけど、
だったらもう本当に数千円、1万円以下でリファールとかいいスチームをたくさん売ってるんで、
スチームアイロン1台買って自宅でケアするっていうのも一つの手かなと。
スチームって洗濯したのと同じようなメッキン作用とかね、
素材の質感を健康に保つっていう意味ではすごい良い道具なんで、
ぜひ使っていただきたいなって思います。
こんな感じですかね。
これポッドキャストで話をし始めて1年ぐらい経つんですけど、
実は開業当初からウェブ担当とかで支えてくれてた渋ちゃんっていう友達がいるんですけど、
彼がやってるトッキンマッシュっていう番組、ファンでもあるんですけどずっと聞いてて、
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今すごいポッドキャスト界では本当に有名になったんですけど、
彼の番組でスポンサーを募集してて、
本当にお世話になったし、今東京拠点にしてすごい活躍されてるんで、
お店の仕事としては一旦お休みというかね、
アドバイスとかをたくさんいただいてるんですけど日々。
月切りっていうわけにもいかないんで、
そんな理由で今はね、本当に昔からの友達関係に戻ったって感じなんですけど、
その彼の番組のスポンサーをちょっとやってみようと思ってやり始めたんですよ。
もちろんすごい有名な番組なんでリスナーさんもたくさんいらっしゃって、
僕がやってる番組とは比べ物にならないぐらいトークも面白いんですけどね。
そこで僕が協賛する前に協賛してた、
2ヶ月周期とかサイクルがあって、
前にスポンサーしてましたっていうケアソクさんっていう靴下メーカーさんなんですけど、
その方がね、ラジオ聞きましたよって言って、
オリジナルのTシャツを通信販売で注文くれたんですけど、
注文きて文章でね、特勤マッシュ面白いですよねみたいな感じのやり取りをしたんですけど、
それもすごい普通のことかもしれないんですけど、
普通じゃないというか、新しい繋がり方だなと思って、
すごい嬉しくなってちょっと喋りたいんですけど、
そもそもケアソクさんで渋ちゃんの番組を聞いてて、
僕も知ったんですけど、予防科学っていうコンセプトを掲げてて、
フットヘルスウェアっていうか、
ドイツのビルケンとかとよく似た考え方というか、
もともとをたどると、
科学的なアプローチを使って、足が疲れやすいとか冷えやすいとか、
そういうことを予防していこうよっていう商品を開発されてるメーカーさんで、
僕もちょっと買ってみようかなと思ってるんですけど、
そういうこだわった商品を生み出されてる方が、
オリジナルブランドを買ってくれたっていうのがすごい嬉しくて、
今まで徳島でうちお店やってるんですけど、
ラジオのスポンサーとかラジオっていうのを通してじゃないと、
当然知り得なかった。
ケアソクさんもうちのことも知らないし、
もしかしたら僕も知らないままだったかもしれないし、
そういう意味ではすごいSNSのつながりとかって、
今まであんまり僕も分かってなかったんですけど、
ポッドキャストとか、
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ノートっていう文章コンテンツで記事書いたりとか真剣にやり始めて、
やっぱり実店舗とそんなに変わんないんだなっていうのをすごい感じてます、今。
情報の拡散とか伝えたいことを伝えるっていう意味で、
今までは本当に実店舗に結構こだわりがあって、
二の次だったんですよね、実際。
カメラマンとか入れて、
それこそ渋ちゃんとかにも協力してもらって、
力は入れてたつもりだったんですけど、
やっぱり実店舗の熱量を大事にしてたんですよ。
そういうのをずっと10年近くやってて、
ラジオ始めたりいろいろやって、
同じ熱量で届いてる人もいるんだなっていうか、
いいものはいいってしっかり認めてくれたりする人もやっぱり、
もちろんたくさんいて、
改めてSNSの発信の仕方とかを考えさせられてるんですよ、日々。
そんな話で、なんかオチはないんですけど、
嬉しいなっていうか、
本当にしっかり考え尽くされた靴下って感じで、
皆さんちょっとケア速って検索してくれたら出てくるので、
皆さん見ていただきたいんですけどね、
本当に素晴らしい靴下だと思います。
僕もまだ実際履いてないんで、分かんないんですけど、
僕が気になってるのはこのベーシックっていうか、
本当に普段履き用の靴下買ってみようかなと思ってるんですよね。
そんなに価格も手頃というか、
そんなに高くないので、
皆さん気になる方とかね、
本当に冷え性の方とかすごい良いかもしれないですね、これ。
うおのめとかタコができやすいとかいう方にもすごい良い。
疲れやすいとかね、そういう方にも良いみたいです。
だから本当にうちもね、
自分なりの良いものっていうか、
お店なりの良いものっていうのを今まで模索しながら、
ここまでやってきたんですけど、
それに近いというか、
自分たちがやりたい方向性とかコンセプトもしっかりしてて、
なんか考え尽くされた靴下ですね、きっと。
日本化がしっかり入ってやってるみたいな感じですね。
是非皆さん試してみてください。
今まさにサイトを見ながら喋らせていただいてるんですけど、
なんか良さそうですよ、本当に。
そんな感じですかね。
あとね、さっきのニットと少し話が通ずるんですけど、
昨日来られたお客さんでね、
すごい革靴が大好きっていう方が来られて、
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僕が書いたノートとかの記事とか、
前々からお店のことは知ってたんだけど、
インスタとかを見てたら、
うちとテイストが違うな、
うちっていうか、自分の着たい方向性とは違うかなと思って、
着てなかったんですけど、
知り合いにすごい勧められて、
インスタ見たらニットが出てて、
それこそケリーのニットが出てて、
どんなもんかって言って見に来てくれて、
かなり色んなアイテムを感動してくれて、
沢山お買い物していただいたんですけど、
その方が持ってるオールデンの靴を見てくださいって言って、
見せていただいて、
本当にピッカピカにメンテナンスされてたんですけど、
Vチップのバーガンディ。
シューズの左足の甲の部分が、
5ミリ四方くらいに艶がない部分があって、
ここの部分が買った時からずっとこんな感じなんですって言って、
どうなんですかねって言って、
これ美品ですよねって言われて、
もしかしたら作る過程で、
何か溶剤みたいなのが落ちたのかなっていうのも考えたんですけど、
そこまで顔料が落ちたかとか、
そういう感じでもなくて、
なかったっぽかったんで、
僕も専門家じゃないんで、
艶が出ない箇所の理由を細かく分析することは不可能なんですけど、
ただね、その方にも言って納得していただいた感じだったんですけど、
ニットもそうだし、革靴もそうなんですけど、
やっぱり元々生きている動物の素材で、
そのお客さんに伝えたのは、
実際その傷とか怪我とか、
その動物が怪我してたりとかしてたら、
分かりやすくその製品にも傷が入るんですけど、
打ち身とかね、
小さい時に怪我した部分とかっていうのは、
表面はつるっとしてたりとか加工してたりするから綺麗に見えるんですけど、
実際その製品になった時にちょっと沈むとかね、
そういうのは結構あったりするものなんですよ。
だからそういう部分も、
変化を楽しんでいこうぜっていう話で、
なんかやっぱ天然素材とかそういうものを使っている以上、
やっぱりその右左左右対称になる、
完全に対称になるってことはほぼ不可能なんで、
やっぱりそれを完全に同じような見え方にしようと思ったら、
それこそシューズで言ったら油性のその顔料みたいなんで、
上を塗りつぶさないとやっぱり難しいと思ってて、
だからなんか全体的にすごい良いことでもあるんですけど、
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神経質になりすぎるっていうのも、
良い部分でもあり良くない部分もあるなっていう話で、
明らかにね、おかしいぞっていう時は言うべきですけど、
本当に数ミリ単位の歪みだったり、
ちょっとその艶感の違いとかっていうのは、
やっぱり出てくるものとして、
使ってもいいんじゃないかなって思ったりしました。
その方結構やっぱ知識も豊富だったし、
洋服も詳しかったし、理解していただいたとは思うんですけど、
なんか僕の中ではね、本当にこう、
そういうことも含めて面白いっていうかね、
それこそ良い洋服の醍醐味なんじゃないかなっていうか、
機械で大量生産された洋服って、
基本的に全く同じものが大量に生産されるんで、
個体差ってほぼないんですよね。
スーツのハンドステッチもそうだし、
ニットの手編みもそうだし、
それこそシューズも手作り、
ハンドメイドのシューズだったりとかっていうことも全てそうなんですけど、
やっぱ対象じゃない、同じものなんだけど同じものじゃないっていうところが、
やっぱ魅力の一つなんじゃないかなって思ったりしました。
だってさ、
うち来年2月10周年なんですけど、
開業当初にね、
友達とか皆さんがくれた花を、
花とか観葉植物とかあるじゃないですか。
観葉植物は外で元気に生きてますし、
もちろんね、残念ながら枯れてしまったものもあるけど、
成果とかは、その時くれたやつとかは、
半分以上ドライフラワーとしてお店に今も飾ってたりとか、
見た目も成果とドライじゃ全然違うけど、
人の思いってそこにずっとあり続けるような気もして、
僕はドライも好きやし成果も好きなんですけど、
見た目が変わったりすることも含めて、
大切に使い続けたいなって思ったりしてて、
だからやっぱり形あるもの変化もするし、
同じものって意外となかったりするっていうことを頭に置いて、
洋服を楽しんだりしたら、
もっともっと面白いんじゃないかなって思ったりします。
お客さんによく言われるんですけど、
僕は異常にエイジングが早いらしくて、
ただ単に雑なんだと思うんですけど、
袖も平気で、どんなものでもロールアップするし、
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Tシャツとかも首が詰まってて気に入らなかったら伸ばすし、
裾も伸ばすし、
そうやって自分に合わせていくっていうのも面白いし、
そこを躊躇してて、結果形が自分にフィットしないから着なくなるんだったら、
自分なりに一手間二手間加える。
さっきのタートルのスチームじゃないけど、
なんか一手間加えることで今まで着なかったもの、
何かちょっと違うなって思うものが自分に突然フィットするっていうか、
ちっちゃい一手間でフィットしたりとかしてっていうのもあるんで、
なんかいろいろやってみたらいいんじゃないかなと思ってます。
だから綺麗に整えることが、
洗濯もそうなんですけど、
綺麗に整えることが全てではないというか、
そんな気がしましたっていう、
なんか2点3点4点しましたけど、
そんな感じですかね。
だからなんか新しい繋がり方の話と、
なんかありがたいな嬉しいなっていう話とか、
変化を楽しんでいこうぜっていう話です。
以上です。
来週からはね、
僕一人じゃなくて相方も一緒に喋ろうと思うんですけど、
たまにはね、
なんかこう一人で閉店後にこうやって喋るのもいいかなって、
ちょっと喋りながら今日思ったんで、
クオリティはさることながら、
たまにはちょっと一人喋りもしていこうと思うんで、
聞ける方は聞いてください。
そんな感じです。
はい、お疲れ様でした。