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2025-05-03 51:20

#182|匿名という選択「マルタン・マルジェラ」から考える洋服トーク

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─[ INDEX ]───────────

今回は“沈黙のデザイナー”マルタン・マルジェラについて。
真骨頂とも言える再構築の先で生まれた名作タビブーツの話を中心に、匿名を貫いたその姿勢の裏にあった美学や葛藤、そしてマルジェラが問いかけた「ブランドとは何か?」という命題に、洋服屋と蕎麦屋の二人が向き合います。店を続けていくうえでの未来のビジョン、そんな現実と夢の話なども含めて今夜もこのバックヤードからお届けします。

**************************

あなたには、クローゼットにしまったままの思い出、ありませんか?大切な人との思い出の一着から、どうしても着ることができなくなった、ほろ苦い一着。あるいは、あの服があったから頑張れたこと、あの服を着るとつい思い出してしまう話、などなど。あなたのクローゼットで、ハンガーにかかったままの「服にまつわるエピソード」何でもお聞かせください。送り先は、お名前・ご住所・連絡先を明記のうえ、「メールフォーム」から。お便りをご紹介させていただいた方には、番組ノベルティを差し上げます!あなたのとっておきの「Story of Closet」をお待ちしています!


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OKAZAKI|⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://slow-and-steady.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

MAKO|⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.teuchisobamako.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

(c) BACKYARD TO CLOSET / SLOW&STEADY

00:02
ここは、とある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、
閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が…
そう、今日も店主のお敵が残業がてら。
ああでもない、こうでもないと、洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、
STAFF ONLYと書かれたその先にある、狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
ちょっと喋る前に、若干告知してもいいですか?
あ、告知がある。はい、お願いします。
僕、ノートでメンバーシップやってるんですよ。
うん、知ってると思うんですけど。
はい、やってますね。
そこでは、少し前に告知させてもらったんやけど、
Painted BlankのTEDという、長袖のTシャツ。
うん、ありましたね。
ロンTね。
去年、黒作って、
うん、めっちゃ着てる。
そう、ほんまにすぐに完売しちゃったんですけど、
そのアイテムの新色白が出まして、
で、黒も無かったんで、黒も作って、白黒でリリースなります。
いいですね。
で、メンバーシップ以外の一般のリリース販売開始っていうのが、
5月4日からの12時からになるので、
これ聞いた皆さん、よかったらPainted Blankのホームページ、
チェックしていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
はい、以上です。
これ着とったらかっこいいとか、
これ履いとったらかっこいいとか、
っていうアイテムって、
アイテムでね。
ある?
ま、ドテーバーみたいな感じですか?
これ、
そうそうそうそう。
なんだろう。
なんかかっこよく見えたり、
おしゃれに、
これ着てたり、これ着たりするとおしゃれに見えるみたいな。
はいはいはい、まあ、
ビンテージのレバイスとか、
デニムWXとか、
永久不滅のもんやね。
そうやね。
そういう感じの。
それはなんか、
おしゃれというより、
うわー、履いてるみたいな感じ。
そういうことか。
うん。
物としてインパクトがあって、
うん、なんだろうな。
物として、
これを着てたら、これを持ってたら、
03:01
おしゃれに見えるっていうアイテムって何なんだろうって考えたりして。
はいはいはいはい。
なんかあるかなって。
いや、個人個人ではあるじゃん。
うんうん。
でもこう、
誰しもが認める。
あー、そういうことね。
みたいな。
みんながこう見て。
ってなんかあるんかなって。
あー。
考えよってさ。
はいはいはいはいはい。
なんか出たんですか?
うーん、なんか、
それこそGリーバイスとか、
それこそゴローズとかさ。
あ、ゴローズね。
確かにそれはある。
なんか、
それはアメカジーとかをやってる、
ある種そういう人たちの中では、
やっぱり深刻化されるっていうか、
もう永遠不滅の、
はいはいはい。
なんだろう、
レギュラーアイテム。
うーん。
みたいな感じに消化されてて。
もうね。
うん。
じゃあ、
各ジャンルではそれぞれあるじゃん。
うーん。
やっぱりね、
そのフレンチのビンテージとかを、
うん。
例えば持ってる人であれば、
うん。
大好きな人であれば、
うん。
ブラックモールスキンから始まり、
あー、いいね。
モーターサイクルとか、
うーん。
コルプスジャケットとか、
はいはいはい。
なんかその、
そういうジャンルジャンルで、
うわ、それ着てる。
うーん。
みたいなのはあるけど、
うんうんうんうん。
なんなんだろうな。
それも超越して、
ええ。
あー。
そういえばちょうどいいのがあるかもしれない。
あのね、
何?
ちょっと話変わるかもしれないんですけど、
うん。
この前ね、
うん。
アマゾンプライム、
ちょっとなんかないかなと思って、
はいはいはい。
まあちょっと仕事、
最近ちょっと忙しくさせてもらっててね、
うん。
ちょっと疲れて、
まあ横になりながらね、
うん。
なんか見ようかなと思って、
はいはいはい。
まあプラ見よったらね、
うん。
マルジェラ?
うん。
あるじゃないですか、
ブランドのマルジェラ。
マルタンマルジェラ。
映画?
映画、そうそうそう。
うん。
ドキュメンタリー映画みたいなの見つけて、
うん。
それ見たんすよ。
えー。
見ました?
見ました。
見てます見てます。
見てます?
うん。
見てます。
結構前やけどね、見た。
あー、ほんまですか。
うん。
最近見つけた。
2回ぐらい見たよ。
あーマジで?
うん。
面白かったよ。
面白かった?
面白かったよ。
うん。
それで言うたら、
この旅ブーツ。
あー。
あれこそそういう唯一無二で、もう。
俺めっちゃいいドスしたんちゃう?今。
そうなんすよ。
めちゃくちゃ今ビビッときてね。
なあ。
ちょうどタイムリーに見たんで、めっちゃいい。
確かに旅ブーツ。
あれこそほんとにね。
なんか、あれ履いてる女性を見ると、
うん。
てか、まあ今までね、洋服好きって言ってる女性っていうかね、
アパレル時代の先輩しかり、
友達しかり、知り合った女の子しかりね。
うん。
オシャレな子で、洋服好きで、旅ブーツ嫌いっていう人聞いたことないもんね。
06:01
聞いたことないね。
てか、履いてるよね広角率で。
ほんとにね。足元見たらこう割れてる先がね。
割れてますよね。
割れてる旅の。
割れてる率高い。
割れてる率高い。
ははは。
確かに。
あの攻撃力半端ないことないですか。
めっちゃわかる。
ね。
確かに。
あれは、そのアイテムを履いてたら、
オシャレというか、服好きなんだろうなって思ってしまう強さがある。
強さあるよね。
ある。
たとえ上下スウェットだったとしても。
狙って着てるんかなって思うもんね。
ほんとにね。あえてそれを着てるんやなってオシャレな人なんやってなるもんね。
俺、メンズで想像してたけど。
レディースは結構あるかもね。
逆にね。レディースやったら。
確かにね。
特にあの旅ブーツはね。あれなんなんすかね。旅ブーツ。
ははは。
もともとちょっとマルジェラの話するけど。
うん。
映画見たんでしょ。
映画見たっす。
どうだったんですか。
なんだろうな。めちゃめちゃイタンジだったんすね。
あのマルタン・マルジェラっていう人物が。
そうやね。イタンジというか反モードっていうかね。
を掲げてるデザイナーだよね。
すごい衝撃を与えたみたいなね。ファッション界に。
マルジェラが初めてコレクションしたのが1989年とか。
うんうん。なんかそんなんでしたね。
結局ね。今までパリのコレクションショーって言ったら綺麗な場所でね。やるのが当たり前だったけど廃墟でやってね。
なんかすごいとこでやってましたね。
そう。で、廃墟で。最初は映画館だったのかな。
あ、なんかね。劇場みたいなとこ。
その次のコレクションが廃墟かなんかでやってて。
で、その旅ブーツの裏に真っ赤のペンキね。付けて。
で、その旅ブーツの足跡が会場全体に散りばめられるっていう。
すごい演出やね。
ね。
知らんかったんですけど、旅ブーツってもうマルジェラのが一番最初の作品だったんですよね。
うんうん。
で、その旅ブーツの裏に真っ赤のペンキね。付けて。
で、その旅ブーツの足跡が会場全体に散りばめられるっていう。
マルジェラのが一番最初の時からあったんですね。
そうそうそうそう。
あれはもともと日本好きというかね。
まあそれこそカークゴレイさん。
はいはい。ギャルソンだね。
山本洋司さんの黒の衝撃って言われるコレクションがね。
1982年かな。
うーん。
あれを見てやっぱり感銘を受けてっていう流れがあるから。
ちょうどおかちゃん生まれた年ですか。
僕が生まれた年です。
やばい年ですね。
僕が生まれた年に黒の衝撃が。
09:01
黒の衝撃が走った。その時まさひろ生まれ落ちたんですね。
そうです。黒の衝撃とともに僕が。
ともに。
そうですそうですそうです。
すごい年だったんですね。その年は。
そうなんです。
伝説になる。
伝説の年ですよ。
だから日本。
たぶん2人のデザイナーさんが起こした衝撃っていうかね。
アンチパリみたいな。
パリ自体を。
パリのコレクションに対してちょっとカウンターかましたっていう。
日本に旅行行った時なのかな。旅を見て。
それを再構築して。
それこそスクロールアップアンドビルドっていうのがやっぱりマルジェラの新骨頂っていうかね。
やっぱり古いものとか不要なもの。安いもの。
高い素材使わんかったデザインを。
言ってました。
それを再構築っていう意味では、
もうあのシューズこそマルジェラを象徴するようなアイテムだね。
本当にね、マイコンになってますよね。
結構不評だったらしいけどね最初。
最初はね。
親指と他の足の指が分断されてるじゃん。
なんで割るの。
気持ち悪いみたいな。
インパクトは確かにあるけど。
っていう声もすごい多い中で、
徐々にセレブリティって言われる人たちが目をつけて吐き始めて。
どんどんどんどん浸透していくっていうね。
最初は何でも賛否両論がね。
そうですよね。
今までと全然違うことをしてるから、
やっぱりいろいろ賛否はあったんよね。
そうなんですね。
だから元々、顔出さんで有名じゃん。
それね、初めて知ったんですよ。
この映画見て。
普通にインタビューとかも答えとんかなと今まで思ったら、
顔出し全然してなくて。
映画でも顔は出てくるしね。
あの映画も2009年に引退するよね。
ちょうど20年で。
引退っていうか、その引退もバルジェラン表明してないでしょ。
そんな感じで言ってましたね。
だからもうスーッといなくなったっていう。
それは本当にいろいろあるんやけど。
スタッフたちにも大して辞めるって言ってなかったらしいからね。
最後に語ってましたね。映画の中でね。
なんかあったっけ?
うん、言ってました。
それだけは残念だったんだけど、みたいな。
で、なんか白い髪に書いてたんじゃない?
書いてました。
サンキューなんとかなんとかなんとかって書いてましたね。
それくらいスッと引退して。
で、その引退から10年経った時にリリースされたのがあの映画で。
12:03
ああ、そういうことね。10年後だね、ちょうど。
それは10年経ったから過去のものとして自分のことを語れるっていうことで、
バルジェラン自身がナレーションして喋ってて。
もともと人前に出るのが苦手とか、やっぱり繊細な部分は持ち合わせだったけど、
その顔を出さんっていうことで、モデルさんの顔隠したのもそうなんだけどね。
はいはい、なんか布でね、ランウェイの。
やっぱ洋服自体が語るべきであるっていうね。
誰が作ったとか、どこのブランドであるっていうことじゃなくて、
クリエイションした成果物を持って、ご評価してほしいっていうね。
ものを見てっていう。
だからタグもつけてなかったじゃん。
はいはい、真っ白のタグでね。
あの四隅をピッピッと止めて。
もうね、バルジェランがあれやっても、そういうことをしたら、
バルジェランの思想を継いだデザイナーなんだって言われるぐらいのアイコンになったじゃん。
あれよりあの四隅のステッチがタグになったからね。
今や代表もね、あれでバルジェランってわかるぐらい。
やっぱりすごいデザイナーさんだよね。
思想がだいぶ反映されてる。
なるべくしてなったデザイナーやけどね。
そういうことですね。
映画でメモ帳か何かに貼ってたじゃん。
人形の絵描いたり。
ちっちゃいバービー人形みたいなのに服作ったりさ。
言ってました。
おばあちゃんが仕立て屋さん、仕立て人だったから、
その端材使って、自分であれこれ作ってっていうのを幼少期からやってたから、
やっぱり自分自身で明確にファッションデザイナーになるっていうのを公言してたからね。
ちっちゃい頃から。
周りの親が引くぐらいヨタって言ってました。
やっぱりそういうきらびやかな世界に対して憧れを持ってて。
で、どこだったっけ、セントマーチンじゃないな。
あそこよ。
セントマーチン。
アントワープ。
ベルギー。
アントワープ行って、そこで日本人のデザイナーさんに影響を受けつつ、
プラスジャンポール・ゴルチェのショーを見て、
結局感銘を受けてアシスタントになったっていうね。
経歴がね。
アントワープってあれですよね、フランクリーダー。
アントワープ出てきた。聞いたことある。
15:02
フランクリーダーと全く同じ思想でも全然違うけど、
フランクもパリでやってて、そのサイクルに疲れてドイツに帰ったじゃん。
自分のやりたいことを純度高くやりたいっていうことがあったから、今の形になってるっていうこともあって。
デザイナーとしての立ち位置は似てるようなところがあるなって思った。
日本が好きっていうのもあるし。
マルジェラの場合は会社としてすごい大きくなるからね。
強化されて大きくなっていく中で資金力をつけるためにエルメスのデザイナーだったりとかさ。
エルメスで7年くらいやってるから。
その後ディーゼルの会社の参加に入った。
だからあれも結局業績が上がっていくにつれて、やっぱり回していく資金力っていうのが必要になってくるから、
そういう意味でやっぱり誰かの参加につかないと難しかったっていうね。
その当時からも人気があって認められてて。
だからこそエルメスと組んだりとか。
もちろんもちろん。
でもやっぱり資金的には苦しいんですね。
そんだけ有名であっても。
規模拡大していくってことはそれなりにキャッシュが必要だから。
やっぱりそういう意味では保険じゃないけどね。
なんかやっぱりそういうのが必要になってくるよね。
大きくなればなるほどリスクも大きくなってくる。
大きいし必要になる金も大きくなってくるから。
希望感が。
それもあるんだよね。
これはもう完全に僕の想像というか。
映画でも少し言ってたかもしれんけど。
誰かの参加に入ることで。
自分のブランドではあるけど。
自分が100%ハンドリングできるわけじゃないっていう環境になる。
今までとはちょっと変わりますよね。
そうなった時にきっとマルジェラはやり尽くしたっていうのもあるんだろうけど。
やっぱり疲れたんじゃないかな。
そういうサイクルに。
自分の表現を100%できないっていう。
自分が作った洋服に縛られていくっていうか。
だから旅ブーツもそうやけど。
評価されたアイテムがあって。
18:00
人気のアイテムがあればあるほど。
やっぱり世の中のニーズってそこに向かうから。
そういうのを作ってほしい。
勝手にイメージが作られていって。
マルジェラってもともと安定したところから脱却したり。
壊したり。
再構築したりっていうのがやっぱり根っこにある部分だから。
これは壊していいけどこれはダメみたいなものが会社として決まっていくと。
やっぱり息苦しくなったんじゃないかな。
やっぱりスポンサーとかで利権とか絡んできたらね。
ビジネスマンにならないかんじゃん。
ビジネスデザイナーっていうか。
そういうことね。
なりきれんかったって言ってもすごいブランドだから。
十分本当に成功されてるけど。
やっぱり疲れたんかなって思って。
そういう環境が息苦しくてね。
20年ってすごいけどね。
20年ね。
20年やっぱり本当にパリを牽引したというかね。
ブランド自体まだあるしね。
もちろんもちろん。あるよ。
マルジェラね。
ジョン・ガリアーノになってからさらに評価されたりしてるし。
すごいね。
すごいよ。やっぱりね。
ほんまに多分ファッションデザイナーであり続けたかったんだろうね。
現場で降りたいっていう。
自分は本当に作りたかったんじゃない。自分の手で。
そうかそうか。
そんなこと言ってましたね。
そんな気がするよね。
確かに確かに。
面白いですね。
ブランド自体は知ってるけどそこまで深掘って調べたり見たことなかったんで。
ただ本当におしゃれな人が持ってるブランドみたいなイメージだけ知ってたんですけど。
勝手にイメージでね。思ってたんやけど。
タビブーツの話で言うと、もともとマルジェラって肩、ショルダーの部分とシューズが一番大事だって言ってなかった?
言ってました言ってました。
それは結構有名な話なんだけど。
肩と足、靴ね。
靴が何かを大事にするデザイナー。
だからそういう意味では、タビって本当に人間の足に近いというかね。
やっぱりそういう構造を持って地面を踏むことで、顔隠したところも全部繋がっていくんやけど。
21:00
自分で考えなさいっていうね。
洋服を持って自分の足で歩いて自分で考えなさいっていうのを強くやっぱり物を通して訴えたかったような気がします。
全部押し付けるんではなくて。
そう。僕らも主役は自分であるっていうことは言ってるじゃん。
いつもね。
洋服に引っ張られるんじゃなくて、洋服を引っ張るっていうのはあくまで衣類って自分たちを補助してくれる。
あくまでね。
あくまでっていうものだから、それは本当にすごいわかるなって思う。
81年の衝撃やからって。
81年の衝撃な。確かに確かに。だから俺黒最近多いんだ。
そういうことか。
違うわ。81年生まれの人みんな黒着とるって思ったら大間違いじゃん。
衝撃。黒の衝撃。
でもそれで考えるとやっぱり日本人デザイナー二人が起こした衝撃ってすごかったんだよね。
そういうことですよね。マルジェラに限らずね。いろんな人が言ってますもんね。
もちろんもちろん。すごい今までのパリのコレクションっていうのに大きな亀裂を入れたのはあの二人だよね。
亀裂をね。逆にその以前のコレクションってどういうのが主流だったの?
だから派手。
あ、派手ね。
派手、綺麗、美しい。綺麗で美しいでしょ。きらびやかで。だから本当に80年代ってカラフルだよね。
ああそうか。
でも本当に女性は女性らしく。
ああそういうことね。
みたいなね。作り込まれた美しさ。
ああなるほど。作った。
っていうのがパリに凝縮されてたのよ。
ギャルソンがやった、もう破れてると思うんですよ。それこそマルジェラがビニール袋を使ってウィンドレス作ったり。
もう軍用の何だっけ。
ソックス縫い合わせてね。
解体してね。とかもうありえへん。
ああそういうことね。
もうどれくらいありえへんかもう僕はわからんくらいありえへん。
まあ時代もね。時代も時代で。
まあ言ったらそばにマヨネーズをかけて食べるぐらいありえへんと思う。
この野郎ってなりますよね。
なる。それぐらいの、もっとちゃうか。
そういうことね。
そばにチョコレートいくぐらい。
お前ってなりますよね。
そうそうそう。お前ってなってたと思う。
はあ。それは賛否両論あるわね。
そう。
そういうことか。
ありえへん。
ありえへんことを。
その組み合わせあかんやん。その生地あかんやん。
そうかそうか。もうほんとに邪道の。
24:02
そう。だからそれをもうバチンって壊すから。壊したから。
そばでたとえてくれたらめっちゃわかりやすかった今。
いやいや。俺こっつ怒られる逆に怒られるっちゃうかなと思ってたけど。
そば業界から。
いやまあでもそれで、たとえばそばにマヨネーズかけてめっちゃおいしかったっていう。
何もかもがおいしいっていう声が多すぎて。
それが当たり前になってしまうっていう現象が起こったっていう。
そういうことね。それがタビブーツってことね。
そういうことです。
はあ。
いやなかなか勇気いると思う。
はあ。ほんまにね。
だってまあ、なんだろうな。僕友達でもないし、しゃべったこともないし。
ただ、やっぱり25年間洋服やってて、物作ってる人としゃべる機会って多いじゃん。
あ、そうかそうか。
海外のファッションデザイナーでいうと、フランクしか俺しゃべったことないけど。
でもフランクにしても、なんかどことなく本当に子供っぽい表情もするけど、
すっごい繊細な一面、繊細なんだろうなこの人っていう仕草もするわけさ。
だからそのみんながみんなじゃないけど、やっぱりそうやってもともとそんな繊細なマインドを持った人がさ、
こう世の中にたてつくってねって、相当な労力ないよね。
確かにね。想像できないぐらいの可愛い理由でしょうね。
そりゃNGっていうか出たないわな。
あーそういうことね。つながってきたね。
既存体制と全然違うことをするデザイナーやからこそ、本当にこう風当たりってきつかっただろうしね。
すごいあの、それこそ賛否を起こした。
子供と一緒に、なんかなかった?子供が出てショーに。
ランゲーでね。
あのどっかの駐車場か、地元の人たちもいて。
なんか手拍子したり。
子供がわーって走り回って。
走り回ってね。
で、あれをなんかやることで、その商業に子供を使ったみたいなことを言われて、めっちゃ叩かれたね。
なんかもちろん絶賛の声もあったけど。だから最初、バルジェラってちょこちょこ顔出してたよ。
あーそうなんですね。
なんかそんなこと言われたら、言われ続けたら一定ね。
そりゃ出たないわな。
ほうやね。でなんか、いらん質問する記者もいるしみたいな話もしてましたね。
いやまあそりゃそうだよ。
別に聞かんでもええやんみたいなことを。
好きなこと言えるじゃん。
はいはいはいはい。評価する方もね。評論家とかはね。
27:01
いやまあだってそれで言えば、今の芸能界、スポーツ選手のインタビューとか結構あるじゃん。
なんでそれ聞いたみたいなのあるじゃん。
あるね。今でもね。
なんかごっついやらしいこと言うじゃん。
なんかなんでそんな言うんだろうって。
でもそれでこう、例えばその場で殴りつけるわけにいかんし。
そりゃね。ほんとにね。
だから大変だと思うよ。有名になればなるほどね。
そういうことっすよね。
そんな人があの映画ではインタビューこう答えてて。
やっぱりあの映画自体もすごい衝撃な映画だったんですかね。
もちろんもちろん。だってマルジェラが本人がこう誰でも聞けるような場所で喋るっていうか。
もうほとんどの人声すら知らんし。
ああそんな感じだったね。ほんとに。
だから何語るんだって。
そうかそうか。
って僕は思った。
なるほどね。
だからすごい興味深かったしね。
アトリエやしね本人の。
そうだったっけ。
確かインタビューの場所は。
あれは本当に歴史的な事件だったような気がする。
あの映画。
20年出てないからね。
まるまる20年ではないにしても落ち着いた。
ちょっとこう過去と向き合えるようになったんじゃないかなと思う。
なんかちょうどそのタイミングで展覧会したみたいな内容もありましたよね。
フランスでね。
全コレクション展みたいな。
僕の友達の建築家がいて。
徳島帰ってきて言うんやけど。
自分が作った作品ってやっぱり洋服と同じでクライアントがいて。
だから洋服で言うとオートクチュールだよね。
その人のための作品になるじゃん。
大体の場合ね。
だからその人のニーズにある程度合わす。
でも自分のデザインっていうこともあるじゃん。
それをうまくミックスして1個の建物を作るわけやけど。
そこにはどれくらいの予算があるのかとか。
例えば自分と全く趣味が合わないっていうことも起こってくるよね。
自分が作ったものやけど100%大好きって言えるかって言ったらそうじゃないっていうか。
見たくなくなる。
あえて目を逸らしたくなる。
例えば時間が経っていって、今だったら僕こうする。
30:01
あの時こうやっとったらよかった。
そんな気持ちにもなるじゃん。
だからそうなってくると建物を見たくないって言ってて。
それに近いと思う。
同じ気持ちじゃないから。
確かに通ずるものがね。
20年も一線走ってきて。
完全燃焼できとったらそうじゃないかもしれないけど。
でもマルジェラと一緒にやってた。
ブティックがやってる女の人と一緒に始めたでしょあれって。
らしいですね。一番最初2人で始めたってね。
その女の人もパートナーもさ。
ディーゼルが買収するか選価のあたりで1回抜けて。
それもやっぱり同じで。
有名になればなるほど自分のやりたいことができなくなる。
昔の2人で始めた頃のマルジェラじゃなくなるっていうね。
全然違うものになったんでしょうね。
それはね、福にかかわらず全部のこと。
例えばマコちゃんの手打ちサーバーマコが
もうバカみたいに人気になって。
でも1店舗じゃ無理だと。
どんどんどんどん店舗増やすとか
例えばすっごいでっかい店舗にするとか
ってなってくるとやっぱり今のスタイルじゃ提供できんから
もう完全に無理やね。
無理じゃん。手打ちじゃなくなるっていうかね。
使わなあかんような。
別の人がサーバー売ったりね。
そう。ってなってくると
本来マコちゃんがやりたかったこととは
ちょっとずれてくるというか。
そうやね。これでめちゃくちゃ人気が出て
名前がね、全国的に有名になったとしてもね。
どんな気持ち?それ。
なんかだんだん確かにしんどくなっていきそうな気がするっすね。
するよね。
最初はやっぱり
最初の勢いは嬉しいと思うんですけど
自分の名前で大きくなっていってるっていうのを実感できたらね。
けどそうやね。僕がやりたいのは手打ちやしね。
だから機械で売った蕎麦でさ
例えばみんな食べてるわけよ。
それでやっぱり手打ち蕎麦マコの蕎麦が一番だねって
みんなに言われだしたら
いやいや。
そうやね。
いやいや前の方がうまいしってなる気がせん。
それはなるね。
これじゃないのにって思いながら。
33:02
なるよね。それと同じだと思う。
蕎麦で例えてくれたらめっちゃわかりやすい。
いやいやいや。言われたからそうやって言って。
そうなれへん。
いやなるね。
だからそこでさ。
いやまあビジネス。仕事は仕事やからって
割り切れる人が悪いわけじゃなくて
そういう人が大きくなるじゃん。
そうですね。
でも。てかその資産っていうかね。
お金と引き換えにさ
そういう気持ちになった場合
マコちゃんだったらどうする?
マコちゃんだったらどうなると思う?
自分自身が?
うん。
まあやっぱり何をするんでもね。
お金があるんとないんとだったらやっぱり
断然ある方ができることは確実に多いし。
もちろん。もちろんもちろん。
だから結局マコちゃんは
はい。
大きくなれってことで。
そうやね。
ちょっとどう考えてもそういう結論に至りそうな。
蕎麦ではね。
蕎麦ではね。なかなか。
蕎麦っていう業態では難しいかも。
だって天ぷらすらもしてないっていうか。
まあね。
まあけど大きくなりたいわけでもないし。
やっぱりこう自分の手の届く範囲の
お蕎麦が提供できたらいいかな。
マコちゃんもね。
お客さんの顔が見えてね。
はいはいはい。
そういうのがやっぱり楽しいし。
なるほどね。
難しい。
難しい。
おかちゃんは洋服。
僕は言われると思ってちょっと考えたけど。
僕は逆かな。
逆。
うん。
僕は逆。
なんだろう。
というと。
一生洋服やっていきたいし。
はいはいはい。
アパレル業界自体が飲食店よりもさらに
波の激しい中で
こだわってやっていきたいから
自分のやりたいことをやり続けたいからこそ
一旦大きくなりたいな。
一旦大きくね。
一旦というか大きくなりたい。
で、大きくなって
なんだろう。
そうやね。
こんなん違うかったって思わんように大きくなりたい。
そういうこと。
目物語やけどそれを実現できるためにはどうしたらいいかっていうことを考えてる。
具体的にやっぱり考えていった方がいいってことやね。
大きくなるためにもね。
だってやっぱりね。
36:00
いくら年関係ないって言ったってさ。
店頭に立てるリミットって僕はあるような気がするよ。
ほら自らが接客してっていう。
たとえばもこちゃんが60歳になって蕎麦を売っとっても
なんか様になるというか。
まあそうやね。
もちろん60歳で店頭立っとっても様にはなるんだろうけど
なんていうんだろうな。
来てくれてるお客さんとの対話で洋服を勧めてるっていうか。
対話で。
だから60歳のおじいちゃんが25歳の今のユウトくらいの子に洋服の話をしてもさ
ちょっとかけ離れすぎてない?
今の年齢よりはちょっとハードルが上がりそうだよね。さらに。
それは結構きつい。
あなたはわかるかもしれんけどっていうことが多くなりすぎて。
話聞いてもらえないような気がするよね。
やっぱりギャップがね。
だからどっかで立つ店頭って考えたときに
なんかいろいろ考えてかなあかんことがある。
そういうことね。
全く別じゃもんね。そうなってくるとね。仕事の向き合い方がね。
そう。僕はだから裏に引っ込んでやりたいことをやるというか
作りたいものを作ったり裏方に徹するというか
それはそんな遠くないと思うよ。
まだまだお客さんとの話もちゃんとできてるし
なんかあれやけどやっぱりね
今ユウトとかスタッフがいてくれるからさ
やっぱそいつらが僕の代わりに
しっかりやっていってもらうフェーズにはなってる。
確かにね。
年齢的にはユウトとかの方がお客さんと近い?
うん。でなんか若い子が熱量を持って年上の人に喋るというか
僕は昔からやってたことがあるから
それができるなんてことは絶対ないし。
そうか。
やっぱり圧を感じないようにこっちがどれだけ喋っても
やっぱり圧があるからさ。
今でも言われてるのに。
圧があるって。
今でもなんかちょっとこう若干言われたりするのに。
ね。そんな感じですよ。
なるほどなるほど。
今までこっちは全然考えん?
そうやね。次の段階っていうものがまだ見つかってないかな。
ああけどまた違うかもしれないね。
39:01
そうやね。
もっとまこっちゃんは僕より職人業態やもんね。
まあ現場であるからね。
毎日毎日側って。
湿度によって水の量変えて。
感覚でね。
日々やってるので。
もしなんか側をやりたいっていうね。
若い子が僕の前に現れたり。
どうすんのそれ。
教えてみたいなね。
例えば教えてさ。じゃあもう入らせてくださいと。
まこっちゃんのじゃあ身腕みたいな存在ができたとして。
言ったらそこそこ打てるよねっていう状態のレベルに達した時。
これは全然お店に出してもまこの味だわってなった時どうすんの。
いやもうその味もね。
うまいものが出せるってなったらもうお店でも出したいし。逆にね。
そうなった時まこっちゃんはじゃあ毎朝やってるそば打ちをやらなくなる。
けどやるかな。
やる。
そうやね。
任せず。
任せず。
2人でやるってこと?
うん。分担して。
そうしたら単純に量が打てるようになるんで。
はいはいはいはい。
営業時間伸ばしたりだとか。
あーそういうことか。
うんうんうん。
定休日をなしにして。
うんうんうん。
交代でね。
休むとか。
休むとか。
あーなるほど。
そういう広げ方はできるかなと思うんですけどね。
うんうんうん。はいはいはいはい。
仮にそういう子が自分でやりたいと。お店はね。
そうなっても別にいいかなと思います。
それはね、まこっちゃん自身もやってきたからね。
そうそうそう。そうなんです。
じゃあ逆にさ、その子がさ、手打ちそばまこ2号店作りましょうって言われたら?
2号店ね。
うん。
その子は十分まこの味を表現できる。
できると。
うん。ってなって、そこクリアしてます。
はいはいはい。
で、独立じゃなくて、まこさんと一緒にやりたいんですって。
おー。
だったらどうする?
2店舗別で営業するってことだよね。
うん。だってまぁ1店舗、まこちゃんのとこってさ、ある程度徳島でも西の方にあるじゃん。
はいはいはいはい。
だからそのエリアの方あたりの人とか、市内からわざわざ行ってる人もたくさんいるけど、やっぱり市内にあった方が、とか。
はいはいはい。
っていうね、そのリッチガールじゃん。
うんうんうん。
だから、例えば、市内で、もっともっと市内の人、それこそもっと南の人、とか、
今まこさんのまこを知らない人たちに、僕はまこの味を伝えていきたいんで、市内でやりたいんですけど、どうですか?
42:03
嬉しいね。
嬉しい。
そう言ってくれたら。
けど、自分でやったらとは思いますけどね。
おー、そうなん。
2号店じゃなくても、そんだけできるようになったら自分でしーって言ってる。
なんで?
なんか、なんだろうな。なんだろうな。なんか、その子にとってもその方がいいかなとは思うんですけどね。
自分自身でもうできるのに、僕の名前を称う理由がないというか。
出すんだ。
出す。うん。だったらもう自分のね、好きな名前で自分のやりたいように、あるでしょうしやっぱり。
いやけどもう、まこちゃんのマインドと、まこちゃんが大好きなやつ。
そんなんもう、僕のとこで修行したっていいっていう。
あー、そうなん。そこまで言ってもまこちゃんを出すんだね。
そうやね。
へー。
なんだろうな。ま、まこってもう完全に僕じゃないですか。
え。
名前屋なんでね。
え。
なんかそれをね、別の子がこうわざわざ、僕の名前でせんでもいいかなって思うところはあるかな。
けど、例えばその2店舗になったら、まあそばの量も仕入れる量もね。
はいはいはい。
多くなる。
うん。
ってなったら少し安くなったり。
はいはいはい。
こう、いろいろまあ売上としても。
はいはいはい。
まあ上がるじゃん。
まあメリットは大きいですよね。
大きいよね。
うんうんうん。
でもダメ。
まあね、まあその場合は多分名前を変えるとかね。そっちの店舗を。
へー。
名前じゃなくて別の名前でするとか。ってなったらまあやっぱり自分であったなって思ってしまうかもしれない。
ああなるほど。それ絶対僕とは違うね。
ああ思いますか。
やっぱり。
ああ。
男前屋だね。
いやーなんだろう。まあ器用じゃないんで、不器用なんでね。そんなに。
もちろん何回も言うけど、その生子ちゃんも全部織り込み済みだよ彼は。
あははははは。
全てを許してる。
全てを。
全て含めてまこっちゃんの味、まこっちゃんの人柄、もう店の作り方、考え方、何もかもが大好きなんですよ。
めっちゃ嬉しいね。
うん。でしょ。だから僕は別に自分でやるとかじゃなくて、まこっちゃんをもっと盛り立てていきたいんですっていう人よ。
それはもうね、こんな子がおったらもうありがたすぎてね。
ありがたいよね。
ありがたいありがたい。
まあちょっと考えてもいいかな。
あははははは。
そうなったらね。
なるほど。
うん。
だからそれがさっきも喋った、お店を持った人たちそれぞれのビジョン。
うんうんうん。
まこっちゃんのそのビジョンが考え方がすごい良く出た気がする。
ああ本当ですか。
うん。僕だったら100%OKっていう。
45:03
やってやって。
うん。やりやり。
やろうぜ。
一緒に組んでやるっていう。
そうそうそう。
じゃあデカなるじゃん。
確かにね。
そこでいやいやそれだけやれるんやから、一人でやれよって言えるのもかっこいいよね。
いやーなんだろうな。そこまでね僕は。
服で言ったら喫水のデザイナーだわ。
ああそうなんですか。
うん。
絶対それはまこっちゃんは。
マルジェラ派。
マルジェラ派だわ。自分の表現したいものがあって、店の名前も自分の名前やから。
お前は外でそれを背負わんでいいと思う。
そうやね。
うん。かっこいいじゃん。
言う抵抗もな。
僕マルジェラ派って。
マルジェラ派なんで。
まあじゃあ手打ち揃えばまこはもう生涯一点歩だね。
一点歩と思う。
間違いなく言えるけどスロー&ステディも一点歩だもん。
そうやね。
なんか昔、なんか昔ってか分からんよ。僕の場合は分からんわ。
もともと別に広げることが嫌じゃないけど、
うちの味、うちのスープ、だし、麺の味みたいなのがやっぱり表現100%できるのであれば全然広げてもいいっていうタイプだから。
でもそれがやっぱりそこに不安があるのであればやらない。
ああそういうことね。
やれないよね実際。
まあまあなかなか。
まあけど今実際言うと思うし。
そうやね。
やっぱり一人より二人おったら全然違うもんねやっぱりね。
そうやね。まあなんか考える幅は広くなったっていうかまあ広く考えなあかんようにはなるよね強制的に。
ああそういうことね。
なんかそれはもう僕とか言うと社員さん一人社員一人っていう中でやってるけど何百人で雇ってる社長さんってどうするんだろう。
マジで。
ちょっと全然想像できん。
だから多分そういうことなんよ。
ああそうかそうか。
何百人関わる何百人の人たちの生活。
そういうことか。
そういう事か。
自分が守ってるって思ったらやりたいことがやれないっていうことなんてもしかしたら噛み砕いて飲み込まないといけないっていうのは頭で分かってて。
でもやっぱりみんながここまで大きくしてくれたのはスタッフのおかげっていうのはあるからやっぱりそれをそれの人たちの生活がやりたいっていうことは分かってて。
自分の生活を守らなくちゃいけないっていうその葛藤。
48:02
そこは確かにね。
どっちがいいとかじゃないし。
だからやっぱりこう買収されてもう結構長いことやっぱり作り続けれたんだと思う。
そういうことか。
だと思うよ。
しみるね。
そういうこっちは。
だからそういう意味ではなんだろうアルバイトだろう社員だろうがね。
やっぱり一人でやるより何人かであった方がね。
なんかいろいろ考えなあかんことも増える代わりにやっぱり成長はできる。
できることも増えるし。
なんかあんな気がする。
最近結構真面目な話ばっかり。
ほんまやね。先週に引き続き。
じゃあ服勉強してる今。
勉強になってる。
映画見たりね。
それはあれじゃん。服好きやから。
服好きだったらやっぱり自然とそうやってインプットしたいなっていうタイミングもあるじゃん。
そうですね。ほんまにちょうどマルジェラみたいな。
それで言ったら近々クレイ見に行くもんね。
そうやそうや。今神戸でやってるんでね。
クレイ店パウルクレイ。
良さそう。めっちゃ楽しみなんやけど。
僕は好みか好みじゃないかで言うと、絵としてはあんまり好みじゃないんやけど。
あらま。
けど多分感じるものがある。
バウハウスの先生やし。
あそこら辺はそんな詳しくないけど、やっぱり目隠ししては通れないからね。
あそこの部分を。
見に行きましょう。
ちょっと感じなあかんわ。
ちょっと感じに行きましょう。
もうな。疲れとるよ。
もうオウム返し。感じなあかんわ感じましょう。
オウム返しもほとんどない。
ゴールデンウィークなんでねちょっとね。
おかげさまでちょっと忙しくて今ね。
そうそうそう。
オッケーオッケー。まあそんな感じで。
行きましょう。
バックヤードトゥークローゼット。この番組ではあなたの洋服に関するお悩み、何でも募集しています。
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最初から言いますね。
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スロー&ステディプレゼンツポッドキャストバックヤードトゥークローゼット。
話はまだまだつきませんがそろそろ閉店のお時間です。
51:00
聞いた後クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店お待ちしております。
ありがとうございました。
51:20

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