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2023-09-02 34:50

#95|バチバチってダサい?「コレクション」から考える洋服トーク。

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─[ INDEX ]───────

今回はミラノ、パリ、ニューヨーク、ロンドンで開催されるファッションウィークで披露されるコレクションについて。コレクションにてリリースしている奇抜なデザインの洋服は一体、何のために存在するのか?本当にかっこいい洋服の着こなしとはなんだろう。そんなあれこれを今夜もバックヤードからあなたのクローゼットへお届けします。


─[ Twitterにて感想をいただいた本田受信料さんの番組 ]───────

「勝手に"ドキュメント72時間 " をしゃべるラジオ 〜真夜中、コンビニの駐車場で〜」

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00:02
ここは、とある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
嫌い?
嫌い?
いや、店の奥から誰かの声が。
そう、今日も店主の岡崎が残業ガテラン。
ああでもない、こうでもないと、洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、SAF ONLYと書かれたその先にある狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
はい、じゃあ今週もお便りをいただいておりますので、読みますね。
埼玉県の森様から、こんにちは。初めてお便りさせていただきます。
ハイブランドのコレクションなどを見ていると、実際に着れるの?っていう奇抜なアイテムが多数登場します。
コレクションのモデルさんは別として、ぶっちゃけ全身同じブランドで固めている人を見てオシャレだと思ったことがありません。
デザイナーは全身着てほしいと思って作っているのでしょうか。
さらに以前、パリコレクションの動画を昔はよく見ていたとおっしゃっていましたが、見なくなった理由やどういった視点で見ていましたか。
またどんなところを見るべきだと思いますか。というお便りをいただいております。
ありがとうございます。
ちょっと分解しようか。
ハイブランドのコレクションなどを見ていると、実際に着れるの?という奇抜なアイテムが多数登場します。
コレクションのモデルさんは別として、別のブランドで固めている人を見てオシャレだと思ったことがありません。
デザイナーは全身着てほしいと思って作っているのでしょうか。
はい。これはぶっちゃけ言うと、思っていません。
これは思っていないんですね。
思っていない。これは100%思っていない。
そうなんですね。100%。
コレクションってどういうことかというと、結局デザイナーさんがコレクションテーマを作り上げて、一種のショーとして昇華しているという側面もあるからね。
そっちの方が強いから。
服を発表するだけじゃなくて。
自分の作品、例えばアートとかなり近いというか、アートとして昇華するというような見せ方というのもあるし、実験的なアプローチでメディアを引き付けるというかね。
話題にならなかったら売れていかないから。
03:02
そうですね。売れないとね。
そういうものも含めてコレクションやから。コレクションに出てくるアイテムが全てリアルクローズで着やすいアイテムっていうことはまずないし。
そうかそうか。
そんな奇抜なアイテムも使って全身着てほしいとは、未人も思ってない。
なるほどね。未人もないんですね。
ないないない。だから結局実際コレクションでは出とったけど、リリースはされんっていうようなコレクション用のピースっていうのもあるから。
もうそこしかないんですね。その時だけしか。
そう。そのイメージを固める上で必要になってくるだろうピースを作ってコレクションを完成させるっていうことがあったりするからね。
なるほどね。そういう感じなんですね。コレクションのショーって。
プレゼンテーションだったり、多数のメディアだったり、そういう関係者が来る中での見せ方っていうのをショーとして昇華させるためのピースも多く含まれるってこと。
だから奇抜なものもあったりっていう。
もちろんそういう側面の方が強いよね。
そうかそうか。そういう感じなんですね。
だから思ってない。
思ってない。
これ多分コレクションに出てくる洋服を全身着てっていうことなのか、でもおしゃれだと思ったことがありませんって回答から。
そうですね。
日常生活においてその奇抜なデザインを含めて全身同じブランドで固めていくっていうことがカッコいいのかってことだろ。
そういうことですよね。思ったことがないと。森さんはね。
森さんはカッコ悪いと思ってるね。
そういうことですね。
長谷川君はどう思いますか。
そうですね。僕自身は結構いろいろ混ぜていきたいなと思うんで、バチバチに全身決めてるっていうのはあまり得意ではないかな。
マコッちゃんはね。
僕は。
どう思ってんのそれ。
どう思ってる。
どう思ってんの。
そうですね。
こういう話に関してはバシッと言った方がいい。
バシッと言っていこう。
そうですね。好きじゃないかな。
好きじゃない。森さんと同じ。
そうですね。同じ意見ですね。
なるほどね。
これ岡崎さんは。
こっからの発言に関してはスロー&ステディ岡崎ではないです。ただの岡崎として発言すると。
一個人としてね。
嫌いです。
好きじゃないどころかもう嫌い。
嫌いです。
なるほどね。嫌いなんですね。
嫌いというのも語弊があるけど、好きなブランドがあるのは素晴らしいことやし、好きなブランドを全身着たいっていうのも悪くないけど、新作とか新しい形、新しいモデルとかを追い求めてとか、そのシーズンごとのテーマみたいなのに乗っかって全身着るっていうのは嫌いです。
06:14
もう常にこう新しいものでバチバチに上下に付けてみたいな。
で、なんかこのブランド大好きですって言おうような人って一定数おるやん。
おりそうですよね。
うちに来る人は比較的少ないけど。
そうですね。
もちろんそういう人はいないと世の中回っていかんからね。
まあそんだけ購入もされてるわけですからね、洋服。
でもかっこいいって思ったことないよね絶対みんな。
めちゃくちゃ言い切った。
森さんだけちゃう。ある一定の洋服好きは知ってる。
なるほどなるほど、洋服好きの中では。
でもね、昨日よく着てくれてる常連さんとまさにそれに近い話をしてて。
タイムリーな。
その人が今季のフランク上下で着てたのよ。
それめっちゃかっこよかったよ。
だからなんかアイテムにもよると思うよね。
例えばフランクとかはそもそもヴィンテージ生地着てるから使ってたりするから
なんかバチバチにならんというか。
確かにね。
あの白のそこにあるリネンのパンツに売り切れてしまったけどストライプのジャケットね。
ありましたね。
ネイビーのね。あれ着てたのよ。
だって普通にかっこいいやん。
かっこいいですね。
だからなんかバチバチのバチバチはちゃんと説明すべきやなこれ。
バチバチのバチバチを。
なんかワンシーズンごとにシルエットが違うとかスタイルが違うとかっていうのを
なんかもう今季は俺これとかなんかもう全身そのタイムリーなイメージをまといすぎてるってことだと思うよこれ。
そういうことですね。
まといすぎてたらダサいよね。
まあそうですね。
まああれですよね本当にこの。
抜きどころないやんっていう。
本当にね。
まあこのほんまにあのそのブランドのルックからこうそのままコピーするみたいな感じ。
もうね。
それは言い方。
だから僕あの店頭でその前もってルックとかそういうなんていうんだろうスワッチみたいな資料みたいなのをなるべくお客さんに見せんようにしてるのよ。
それはそういうことなんよね。
確かにあんま見たことないですね。
だからこんなの入るよあんなの入るよってしたら予約も取れるしいいんだろうけどそれをしたらもうなんかねなんていうんだろうな。
かっこ悪い服の買い方になってしまうというか。
09:00
なるほど。
なんかとりあえずここに来た時に考えてほしいっていうか自分のフィルター使ってそれが一番やりたくて。
だからもう本当にこう今年のテーマ今年のカラー今年のイメージみたいなのを一切排除したいわけ。
ああそういう意図があって。
僕はね。
結構普通のお店だったらあれなんですかそういうもうバンバン予約を取ってみたいな形があるんですか。
いやそりゃお店にもよるだろうけどやってるところが多いんじゃないかと。
そうなんですね。
うんと思うよ。
そっちの方が話早いというか。
まあまあまあね確かに。
もちろんお客さんも見せることはないよ見せることはないんやけどなんかそれで次のシーズンの買い物終わったみたいな。
ああなるほど。
なんかそうなってくると余剰がないしなんか出会いもなくなるっていうか出会えんくなるやん。
ああそうかそうか。
仮にいいなって思っても予約しとるからこれ買えんってなったらなんかつらいかなと思って。
ああそうですねそれはもったいないですね。
なんかリアルな店舗での買い物を本気で楽しんでもらおうと思ったらそこ見せん方が楽しいやん。
絶対楽しいですね僕は好き。
そこを高めていきたいよね。
ああそうかそうかそういう意味とかあってね。
いやもうちょっとこれ話ずれたけど。
ああすいません。
でパリコレクションの動画を昔はよく見てたと言ってましたが見なくなった理由どういったまたどうやって見たらいいかってことね。
そうですねお質問いただいて。
これはもう見方はいろいろ人それぞれだと思うんやけど僕はそのコレクションってさっきも言ったけどやっぱりこうショーとしての完成度だったり
それこそねギャルソンさんで小室ギャルソン・四字山本が黒の衝撃っていうね。
聞いたことあります黒の衝撃。
もう未だに語り継がれる有名なコレクションですけどだからあの1ブランドの1コレクションが世の中を大きく変える起点になったりするのよ。
そのブランドコレクションで。
そうそういうものもあってなんか昔はやっぱり今に比べてすっごいそれがあの感動ビックリするぐらい感動するようなコレクションがあったりとか
いやすごいなこのデザイナーさんって言うようなことってあったんよね。
そうなんかこう物語をもう緻密に緻密に作り込んでって
でプラス社会的に社会的な問題みたいな問題提起みたいなことも訴えかける部分も強くあって
でそこに流れる音楽も完璧に整合性が取れててとか今も当然そうなんだと思うけどなんか今は多様化っていうか
12:07
いろんなメディアがもう先出し先出しとかいろんな情報が入りすぎて結局昔みたいにコレクションで
このコレクションやばかったよねみたいなみんなが言い合うような状態っていうのがなくなってきとう気がするね。
そうなんですね。
なんかコレクション見て洋服を深掘って好きになるっていう人おらんのじゃないかな。
だからパリコレクションっていうのってもう一種のステータスやけどなんかこうやり昔ほど強くない気はするね。
影響とか。
確かにねSNSとかいっぱいありますもんね発信できる場所が。
全然世界線が違ってるっていうかね。
今はなんかイチインフルエンサーの発言の方が下手したらパリコレのなんかこうショーに出るより影響力あったりする。
よくないかもしれんけどねそういう全然よし悪し別として。
そういうのもあってなんとなくミンクなったね。
見てる時っていうのは今はその全くミンっていうかあの画像がバーってそれこそルックブックみたいな形で写真はバーって出るから。
なんかそこで全体のそのシルエットとか色合いとか形なんだろうまあそうよねそういうところを面で見るっていうか。
なるほど全体を見て。
そうコレクションって点で見るもんじゃないよ。
なるほど。
そのアイテムかっこいいなこのアイテムかっこいいなじゃなくて全体を1個の商品ショーとして見るっていうのが大事で。
なるほどね。
そこから抽出されるポイントちっちゃな種っていうか流行りの種って言われてる。
まあ色合いだったりとかサイズ感だったり着丈のバランスパンツの太さ肩幅の広さだったりね。
そういうことも含めてそういうのがこうなんか全部のトレンドっていうのが大体共通しているところって何個かあるのよ。
別のブランドでもこう。
そうだからそういうのが流行りにつながっていくってことね。
なるほどなるほどそれがこう流行を生み出して。
そうそうそうだからそういうのをユニクロさんとかファストファッションとか言われるところがいち早く取り入れてもう最短で商品化するわけよ。
なるほど。
そういうことね。
それでファストファッション。
ファストファッション早いってことね。
そうそう早いめっちゃ早いよって。
早いよって。
そうそうそう。
なるほどなるほど。
だから見るべきっていうのはその面でね全体的なイメージとしてちょっと俯瞰してみるっていうぐらいの感じの方がコレクションは面白い。
15:01
本当に一つのショーとして見るぐらいの感じの方が。
僕はね。
実際よくがっつり自分で作ってるとかそういう人だったら細かいディティールとかしっかり見るんだろうね。
また別ですね見方がね。
僕はどっちかっていうと面で見てたかな。
なるほどそういう見方なんですねコレクションって。
そうそうそうそうそうそういうことです。
なるほど。
まこっちゃんはガチガチ来てる人はダサいと思ってるそうです。
ダサいだんだんキツーなってきてますけどね言葉が。
確かにおかしいな。
いやいやいやみんなそんな思ってるでしょ。
まあそうですねまあ服が好きだからこそ思いますけどねやっぱりなんかね。
何なんだろうなあの何かになりたいとかその前進こうバチッて来てしまうしまってしまう。
しまってしまいますね。
あの一定数の方達っていうのは何が起こってるのかなっていう感じがあるよね。
そうですねまあ服が好きというよりも誰かが着てるから同じの着たいとか。
まあまあ例えばねけどね木村拓哉さんが着たいつって髪型髪型美容師さんがうまいこと案外とってくれるかもしれんけど。
あの服はそのまんまやから。
そうですね。
まあなんか木村拓風の髪型にして木村拓が着てた洋服全身着て何やってんのって感じ。
まあね。
けどそれってガチでモテると思ってやってるでしょ。
あーそうかまあ木村拓イコールモテるみたいなイメージですもんね。
だからおしゃれになりたいってよりかは木村拓哉さんになりたいってことだよね。
そういうことですね。木村拓哉になったらモテるやんっていう。
ルックブックをそのまま着る人っていうのは僕はマネキンを頭の先から足の先まで買う人と同じ行動でしょ。
なるほどね確かにねそういうことですね。
手っ取り早くおしゃれになると思ってるでしょ。
まあもう揃うし全身揃っておしゃれになれるやんみたいな。
言っとくわ。間違ってるわ。
あのなマネキンに着せるって僕過去ずっとやってきてますけど。
服屋長いですからね。
あのマネキンに着せるってどういうもの着せてるか知ってる?
えなんか暗黙のルールみたいな。
在庫が多いやつ着せる。
そういうことか。なるほどね。
騙されんなよ。
だから在庫が多いやつを中心にかっこよくコーディネートしてるから確かにかっこよくはあるよね。
うまく整ってるかもしんないけどお店の糸が7割ぐらい入ってるから。
そうかそういう本心が裏にあるんですね。
18:01
めちゃくちゃあるから。
それを全部買うってことは、
マネキン使ってガンガン売ってるってことは比較的うちみたいな店じゃないやん。
そうですねマネキンないですもんね。
そういうことで言えばめちゃくちゃ人と被る可能性があるコーディネートを買ってしまってるってことや。
頭の先から足の先まで同じ人が作られてる可能性が大いにある。
量産されてます。
それは良くないとは思うんやけども、
うちとかは選択肢狭いからそれもお客さんに昨日言われたんやけど、
全部被るやんと。
あーそうか。
例えばペインティットブランク上下で着たらニットとパンツしかないからさ。
絶対被るやんって。
多いですもんね。
それに対して岡崎さんどう思いますって言われたわけ。
僕はそれに関して言えば言い訳がましく聞こえるかもしれんけど、
当然店の僕の側からしたらこれは嬉しいことやね。
どんな店でおったとしても嬉しいことやね。
でも一個だけ違うのは、
僕が作ってる洋服っていうのは天然素材だったりとか、
着用によってある程度形が自分の体に馴染んでいくわけよ。
そうなってくると、
上下同じ格好の人が例えばお店に10人来ても、
かぶってるのはかぶってるんだけど、
全然違った雰囲気に見えてるのよ俺は。
そういうことか。
だから自分のブランドだけを擁護する。
自分の作ってる洋服とか、
自分の売ってる商品だけを擁護してるわけじゃなくて、
結構こだわって体に馴染んでいくような着用とともに、
時間を味方にできるような洋服っていうのは、
人とかぶったとしても色落ち具合とか、
シワの入り具合とか全然違ってくるから、
それは俺アリやと思う。
時間を味方になるほど。
ヘミングウェイが言ってる。
ヘミングウェイの名言やから。
使いすぎて僕の言葉にしてる。
てっきりそうかと。
全然ヘミングウェイ。
でも良い言葉ですね。
だから全然表情が変わってくるし、
洋服っていうのは小物が、
アクセサリーがあったり、
シューズがあったり、
帽子があったり、
バッグがあったりね。
色んなものがあるから、
同じ洋服を着てても、
全然違った見せ方にはなるのよ。
そうですね。
でもその一家製の洋服に関しては、
がっつり被っちゃうと、
ちょっと恥ずかしいよな。
確かにね。
だから、
21:00
ブランドのイメージが色濃く出てるような、
毎シーズンね。
ブランドを頭の先から足の先まで着るってことは、
僕らがどこか滑稽に見えるのは、
やっぱそういうことだと思う。
何かに踊らされてる感。
そうですね。
確かにね。
時間を味方にしてないですよね。
時間を味方にしてないし、
何か洋服が自分より前に立ってる感じがする。
先に洋服がバンと着て、
その後に。
洋服のケツを追いかけてる雰囲気。
ちょっと待ってよって、
洋服を追っかける感じ。
じゃなくて、
待っとけよここに。
っていうのが洋服との付き合い。
なるほど。
ここで止まっとけ。
ここでいいからお前は。
ちょっとここで追ってくれ。
っていうのが、
自分の背中をそっと押してくれる。
味方になってくれるぐらいの位置で、
キープしとかんと、
ちょっとカッコ悪いよね。
なるほど。
確かにそういう意味では、
アイテッドブランクの服は、
そっと寄り添ってくれる感じはしますよね。
何にも余計なことしてないから。
余計なことっていうか。
もうほんまに先週も言ったかもしれないけど、
主役にならなくていいってやつだよ。
こいつらは。
こいつらは、
完全にクロコとして生まれてきてるのよ。
そうかそうか。
だから素晴らしいクロコだよ。
そうですね。
すっごい綺麗なアーチを描いて、
センタリング上げてくれるわけよ。
足、足元まで。
サッカーで言ってた。
ちゃんと止まってくれる足元に。
あとは触ったらもうゴールがある。
もうそれ以上いけへん。
ほんまにそれ以上イロケ出さん。
それ以上攻めることもないし。
だからそういう意図で作られた洋服っていうのは、
たとえ被ったとしても、
主張が少ない分、
全くプレイなものではないよ。
当然僕のフィルターが入ってるから。
うんうん。
でも、
そこまで表に出てこんっていう。
確かにね。
そんな気はするのよ。
着てる人によってちょっとずつ
差が出てきたりね。
僕結構このニットもパンツも、
最近着てくれたり履いてくれてる方が多いから、
店でよく見るけど、
全然違うのよ。
ロールアップの
仕方も違うし、
うちのスタッフ2人とも
めっちゃ着てるけど、
その2人でも全然違うのよ。
そうなんですね。
カワミの方は、
もうすでに3回ぐらい洗ってるのよ。
結構クターっとなってるのよ。
いい感じで。
上野の場合は、
もうガンガン着すぎて、
なんか、
ちょっと服つかれてないか。
っていうような感じになったの。
24:00
なるほどね。
面白いよね。
個性が見えて見えます。
つけて見えるね。
そういうアイテムに、
1個だけでも、
自分の好きなアイテム入れたらいいのよ。
そうかそうか。
やっぱ混ぜるってことよね。
そういうことですね。
結局。
同じブランドだったとしても、
新しいものじゃなくて、
3年前に買って、
いい感じにエイジングしたものを混ぜるとかね。
そうか。
こなれ感がね。
こなれ感ってなんやねん。
服屋さんみんなこなれこなれ言うけどって。
なんやねんってなったら、
もう手っ取り早く、
そのこなれを出すのは、
ヴィンテージだよ。
もうすでにね。
圧倒的に時代が超えてきてくる。
もうその古いものと新しいものを混ぜるのが、
最強のこなれなんよ。
なるほど。
もう正解ですね。
もうね、
それが一番。
とかもうボロボロのものに、
めっちゃ高級素材のものを入れるとかね。
綺麗なものと、
わかりやすく言ったら、
綺麗なものと汚いもの。
古いものと新しいもの。
を混ぜる。
対極にあるようなもので。
それを上手く持ってくるっていうのが、
やっぱりオシャレな着こなし。
かっこいい着こなしの正解。
確かにね。
楽しいですもんね。
ではある。間違いなくね。
そうかそうか。
だからそれを、
自分なりに考えるやん。
これ新しいから古いもの入れようか。
って考えるからこそ、
人ってオシャレになるし、
センスも磨かれるわけで。
確かにね。
ご飯屋さん行ってさ、
まこちゃんのそば屋さん行って、
このそばのザラザラ感はやっぱこれ右から引いとんかな。
とか、
これ今日ちょっと太いな。
とか、
考えるから自分の舌も超えていくわけじゃん。
そうやね。
敏感に察知していくわけね。
けど、ルックブックマネキンとか、
ブランドが出した新作ばっかりを
追い求めてしまうと、
脳が止まるから。
もうただのコピペですもんね。
そう。だからそうなってくるとオシャレになりようがないね。
センスも磨かれんし。
もう思考が
そこで止まってしまってるわけですもんね。
それを、
お客さんが悪いんじゃなくて、
そういう販売の仕方をしてる
僕らが悪いのよ。
そういうことか。そうなるんだね。
だから僕は、
混ぜて着てくれってツッと言おうし。
確かにね。
合わせ方とか別に、
どうやって合わせたらいいですかって言われたら、
これとかこれとかいいけど、
自由にしてって言おうし。
けど太いパンツよりは細いパンツの方が
このトップスはいいよとか、
そういうことを言うけど、
ちょっとしたね。
だから、
なんだろうな。
やっぱりそういうことも含めて、
27:00
ハイブランドのあり方っていうのは
あるけど、
いろんな
洋服屋さんがいて、
いろんなブランドがあって、
考えることはさまざまやけど、
やっぱりね、
オシャレって思われるのには、
正解があって、
ちゃんと自分で考えて洋服を着る。
で、
自分の前に洋服を立たさない。
それは、
昔から言われ続けてる、
大前提の正解です。
それが大正解。
それができてなければ、
どんなに頑張ってもオシャレにはなれません。
言い切りましたね。
もうなれん。
もうわかった。
結論出ました。
特にやけど、
ちゃんと言ってかなあかん。
もうふわっとさせたら伝わらん。
そうかそうか。
もう言うとこは言うと。
何を守って守って。
何を自分、
何から守ってるんですかって言われそう。
ちょっとビビってる。
ビビってないぞ、俺は。
俺はビビらんぞ。
言うていかなあかん。
言わなあかん。
そんなんね。
だってね、
こんな時代にね、
洋服買ってる人たちが聞いてるんやからさ。
せっかく買うんやったら、
やっぱかっこよくなってほしいもん。
そうやね。やっぱ一番ね、
かっこいいのが一番ですからね。
だからもう考えてくれ。
まずそれが一歩やと。
もう考えて、
もうさっきも言った二通り。
新しいものと古いもの。
綺麗なものと汚いもの。
混ぜる。
混ぜる。
もうその二つを伝統に置きながら、
自分の好きなものを選んでくれ。
っていうことです。
楽しいしね、考えていくんがね。
だから昔から僕は雑誌を見るなっていうことを。
そうかそうか。
そこもそういうことですね。
雑誌見るぐらいだったら、
この人の着方かっこいいなっていう、
デザイナーさんなり、
エディターさんなり、
スタイリスト、誰でもいいけど、
この人のインスタグラムフォローして、
そのアイテムじゃなくて、
バランス見たほうがいい。
色合わせだったり。
白のTシャツに白のパンツ履いて、
真っ白やけど、
上からオリーブ着てヒゲ面だったら、
こんな男っぽいんか。
そういう見方ね。
真っ黒だったとしても、
首にバンダナ1個だけ巻いたらこんな感じになるか。
もうすでにオシャレやもんね。
その考え方が。
真っ黒でも、
このウールの黒と、
ナイロンの黒を混ぜたら、
こんな感じでメリハリつくんかとかね。
ちょっと面白いね。
そういう見方で見てください。
ワクワクするね。
ワクワクしていってくれ。
大事ですね。
そういうことです。
ありがとうございます。
で、あるやね。
30:00
コメントいただいたときね。
それちょっとまこっちゃん呼んでいただけますか。
前回コットンのね、
お話させていただいたとき。
あれについてのね、感想をいただいてますので、
読ませていただきます。
2通いただいてました。
まずは新潟県のT様から。
岡崎様、まこ様、こんにちは。
前回のコットンのお話、
とても勉強になりました。
そしてやはりショックでした。
今までよりも一層、
選び方から扱い方まで、
洋服を大切にする気持ちが持てました。
特にコットンの産地についてのお話は、
言いにくいこともあろうかと思いましたが、
洋服屋さんである岡崎さんから、
誠実にお伝えいただき、
とても感謝しています。
ありがとうございました。
夫にも話をしたら、
ちょうど着古して破れてしまったシャツを、
ゴミ箱から拾い上げていました。
綺麗に切って靴磨きとして、
最後まで使おうと思いますと。
いつも配信を楽しみにしています。
お忙しい中、
この暑さで参ってしまいそうですが、
どうぞご自愛ください。
というコメントですね。
ありがとうございます。
もう1件が、
前回紹介させていただいた
ホンダ受信料様からいただいています。
コットンについて話してくださり、
ありがとうございました。
フラッとつぶやいたのに、
取り上げていただき、
嬉しいし、めちゃくちゃ勉強になりました。
使い古して捨てようとしていたけど、
感謝を込めて、
最後まで別の道で使い倒しますと。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
2枚作ったぞ。
捨てられようとしていた洋服が。
結局、
さっきも言ったけど、
正直に言う、
僕はこれから、
正直に今まで言ってきたけど、
よくわからない感じの、
フワッとしたものは、
やっぱり良くないかなと思って。
コットンの話も、
ちょっと重いかなと思ったけど、
ちょっと伝えたくて伝えたら、
こうやってね、
コメントっていうか、
コメントをくれている方だけでもね、
2名の方が、
ゴミ箱から拾っていただいたのであればね、
本当に。
ありがたい限りです。
嬉しいです。
これは本当にね、
ちゃんとはっきり言ったからこそ、
伝えたからこそ伝わる。
絶対捨ててしまう時もあるし、
不要になる洋服が、
ゼロになることはまずないし、
ないけど、
まだいけんちゃう?とか、
だったらこれ雑巾にしようとか、
なんかそういう靴磨こうとか、
なんかそういう意識、
ちょっとストップ、
ブレーキかけるっていうだけで、
全然世の中変わってくると思うから。
本当にね、
ちょっとしたことでもね、
嬉しいです。
本当にね、ありがとうございます。
嬉しいメッセージいただきました。
33:00
もうね、
Tさんはね、定期的にコメントもいただいてて、
なるほど。
すごい感想もね、
ちょくちょくくれたり、
個人的にDMいただいたりしてるんです。
なるほどね。
本当にね、聞いてくださってて。
嬉しいです。
めちゃくちゃ嬉しいです。
真子様と呼んでいただいて嬉しいです。
また見たいって言ってたよ。
本当ですか。
ぜひね、新潟からとと遠いですけど。
遠そう。
だいぶ遠かった。
遊びに来てもらいたいね。
ぜひね、見ていただいて。
いつかね、
お会いできることを楽しみにしてます。
ありがとうございますね。
というところで、
番組では随時これを聞きのあなたからの
お便りをお待ちしております。
洋服に関する素朴な質問・疑問、
あるいは番組への感想など、
なんでも構いません。
お便りはすべて当エピソード概要欄から
お送りください。
スロー&ステディ・プロッドキャスト
バックヤード・トゥ・クロゼット
次回に続きます。
ありがとうございました。
スロー&ステディ・プレゼンツ・ポッドキャスト
バックヤード・トゥ・クロゼット
話はまだまだつきませんが、
そろそろ閉店のお時間です。
聞いた後、
スローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店、
お待ちしております。
34:50

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