1. BACKYARD TO CLOSET
  2. #8|洋服選びの人それぞれ
2021-11-27 23:23

#8|洋服選びの人それぞれ

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SLOW&STEADY Podcast [Backyard To Closet] by OKAZAKI / SAKU / YOHEI

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ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、
閉店間際、今はBGMだけが響いています。
確かに、確かに、洋服屋さんは何人?6人か?
店の奥から誰かの声が、
そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、
ああでもない、こうでもないと、
洋服話に花を咲かせているのです。
フィッティングルームの更に奥、
SAF ONLYと書かれたその先にある、狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
これだ!みたいな、あるじゃないですか、おのおのに、こう見て、お客さんでもバーっと見て、
これやな、今季は、みたいな、おるじゃないですか。
だいたいみんなかぶるけどな。
そうですね、やっぱかぶるっすね。
あれは、何基準なんだろうなっていう。
洋服の何を見とんだろうな、みんなっていうのが。
そういうふうになんか、結構前にしゃべったビビビと一緒じゃんっていう。
ああ、確かに。
そうですね。
でもこれの、ちょいと細かい、細分化バージョンで。
そうそう、そのビビビって。
洋服を見るときにってこと?
洋服を見るときに何を、
ああ、そうです。
ああ、なるほど。
洋服を見るときにまず何を基準に見るかっていう。
ああ、そうです、そうです、そうです。
で、さらくさんは、記事。
はい。記事見るな。
記事。
見た目も、見た目というか風合いじゃないけど、
特にフランクの冬とかやと、
ウールっていう広い国でもなんか違う。
これもウールな、これもウール、なんて言うんでしょうね。
ウールっていう、中にも細分化された記事の風あれがあって、
そういうのを見るのが元々好きやったんで。
記事屋さんで働きたいっていう。
名古屋まで行きましょう。
記事なんだろうなって。
で、なぜかうちで働く。
どぐれで帰ってきた。
要因は?
こんな質問してあれなんですけど、
僕が割に考えた結果、
なんかもうほんまに、どって、ばって。
どうした?
いっぺんに見て、ピキンってなったやつは。
いや、どうしたどうした。
どって見て。
こればって見て、ピキって。
もう音なんよ、これ。
みんな音で聞いてる。
これってなったやつが、
その要因が作者の場合は記事じゃないですか。
僕はそれぞれ色々、服によってちゃうんですよ。
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ズル。
答えがないってことね。
俺だって全部が全部記事じゃないけど、
あえて言うだらし記事って言ってるだけで、
形だって見るけど。
服結構今までのこれだと思った服、
平均とったら全部ばらけてる感じ。
作は記事、弁当ですけど。
俺別に形見てないわけじゃなくて、
要因として決めるときに記事を軸に。
一番重きを置いてるのは記事という。
でもきっと、
それぞれって傭兵も言うけど、
なんかあるんじゃないかと思う。
なんかこう、やっぱりここだけは譲れみたいなとこって、
例えば記事なのか、形なのか、色なのかってあるけど、
ちゃんと深掘りしていくと。
深掘りしていった方がいいかもしれないですね。
確かに傭兵は何が欲しいか、
俺もちょっとよくわからんうちは若干あるけどね。
でもそれは俺も思う。
それ欲しいんじゃっていうのを
一番感じるかもしれない、身近な人やったら。
真後ろからバットで叩かれたみたいな、
発言したりするもんな、たまに。
発言と繋がってます。
繋がるんじゃん。
物の選び方も結構自由やな。
自由っていうか、傭兵のルールがあるんだろうなっていう感じは。
お客さんの時から思うやったけど。
ああ、本当ですか。
なんかあんまりあるよね。
これ持ってるからこれと組み合わそうみたいな感じでもないよね。
これにビビッときたから行くんかなってイメージがある。
それはありますね。
そうやな、後先は考えて物を買うタイプじゃないもんね。
そうですね。
いやいや、僕もそうやし。
僕もどっちかっていうと傭兵タイプ。
あのパンツに合わせたい件、これを買うっていう買い方もたまにあるけど、
あんまりそうやって全体のバランス考えて洋服は買わんかな。
でもお客さんとかは真逆でちゃんと順番は決めてあげたいなとは思うけど、
僕自身は結構傭兵に近い。
記事とかじゃないって。
記事。
いやいや。
なんかターン。こういうのを買いたいターンみたいな。
共に言ってますね。今この感じ来たいんよなみたいなおっしゃってるイメージがあるし。
いやもうズルそうなアレですか。
まだいいよ。
ごめんごめん。僕もズルいよね。
いや俺だってそんな別に。
そうだけど。
むずいけど。
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そういう意味では自分の中でこういうスタイルかっこいいなっていうのが結構年々コロコロ変わらんけど、
元々好きだったスタイルはちょっとずつ変化はしていくわけよ。
昔はガッツリ雨かじっていうのからよく好きになった時は結構イメージとしてカラフルな。
チェックのネルシャツに軍パンにインナーのTシャツもプリント物着てみたいなイメージだったけど、
それがどんどんそぎ落とされて今はこんな感じで着たいなっていう。
全体像に洋服をパズルみたいに当て込んでいくイメージ。
そこに自分の好きなスタイルにはまりそうな洋服っていうかを買うイメージ。
それはまあって言っても自分でセレクトして入れてるから難しいけど。
全部好きやけど。
深井さんの場合そうなってくる。
他で洋服をガンガン買った経験があんまないけん。難しいけどな。
後先考えてなさそうって二人に言われて。
洋服に限ってかもしれないです。こんな衝動的に。
かもしれない。
洋服だけかも。
そうかも。
ああと思った。
そうかもな。他のことって結構計画ねって。
結構こなすイメージあるもんね。
ちゃんと値段と相談してみたいな。
ほんまやな。
たぶんめちゃめちゃ洋服好き。
あるけどいいことや。
洋服においてはパッションみたいな。
ガッギッビッみたいな。
それが本来持つ傭兵の感性で勝負しようになるなきっと。
それがすごいよな。
その感性をぶつけるのが洋服。唯一洋服って感じ。
いい答えにまとまった。かっこいい答えにまとまったやん。
でも左右さんも筆箱も記事で選ぶ。
何か記事…
言ったことないわ。
ちょっとバカにしとるやろ。
筆箱も記事で選ぶ。
選んだことないっすよ。僕筆箱しかもゴムの…
逆に洋服以外は素材重要視するの?
そうそう。
例えば弁当箱の材質とか。
これ前岡崎さんに誕生日にプレゼントしたやつとか。
アルミのやつね。
あれはちょっと…
アルミの素材感が好きだった?
素材感というか、機能性に行くときは機能性みたいな。
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機能性を重視するものだったら。
岡崎さんとかよく弁当箱忘れるから。
あのアルミのやつとかが金とかを繁殖しにくいアルミなんですよ。
なるほどね。
そういうのを含めて素材選びをしてたんですよ。
そういう意味では素材なんですね。
全方位的に素材が好きってこと?
そういうのと結構カードル高いんですけど。
例えば食べ物も舌に入れた瞬間の肌触りが一番。
僕食べ物は全くない。そういうのは。
ないんじゃない?
でも岡崎さんはサラダに絶対ドレッシングかけんの?
かけんですね。
それって…
それはあるじゃない?
僕寿司も醤油かけんですね。
肌触り。
ほんまじゃ。
この前かけてなかったよな。
素材を楽しむってこと?
そうっすね。
俺は別にいかない。
素材の人じゃないですか。
素材の人って。
別にめんどくさいからとかじゃ本当にないんですよ。
ドレッシングかけんのとかも醤油かけんのとかも。
醤油とか、たとえばましてやわさびなんて寿司にかけるやつはもうナンセンスだってこと?
いや、だってわさびとかはあるじゃないですか。
もともと魚の臭みとかを取るために塗ってるっていうなんて言うでしょうね。
筋を発生させにくいとかもあるしね。
味以外にも理由があるじゃないですか。
醤油はそんなないと。
味を濃くするためにつけるものの感覚。
それは全国の醤油の職人さんが激怒する。
いやいや別に僕醤油が嫌いなわけじゃないですよ。
仙台からちぎった人。
醤油を使ってますけど。
刺身とかは特に醤油の味になっちゃうじゃないですか。
全体的に素材の人なんだよ。
僕とかが傭兵と違って生地って言ったのとかもそれなりに値段がするものだったりするじゃないですか。洋服とかも。
だから自分の中でちゃんとした理由が欲しかったんですよ。
自分が納得できる理由が欲しくて。
生地とかって一番自分の中で納得できる要素の一つであって。
生地が例えば名古屋の美術室で作られて職員が手織りでしたけんだけの値段がするって言われる方が僕は納得できる。
ここにあるものですもんね生地ってのは。
真逆やな。
真逆でもないんじゃないですか。
どうですか。
傭兵は生地とか形とか色とか全部複合的に見て感じて。
多分そのトータルとして自分のボーダーラインを超えてきたものに対して楽器みたいなことになるってこと。
それが生地割合が強いってことですね。
結局なんか言葉にしたらややこしいけど。
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多分二人とも同じじゃないか。
いいよ。
作はちょっとあれかもな。特別素材。素材なんかも分からんけどな。
岡崎さんは。
ターン。
ターンかな。でもやっぱりもの同じ。
例えばオリーブ。軍物ベースのオリーブのジャケットだったとしてもメーカーさんによってその緑の出し方って違うやん。
全然違う。
このアイテムはこの色で欲しいとか、このジャケットは裏地こうあって欲しいとかはあるよ。
好きなオリーブと嫌いなオリーブとかはある。
それで思い出したんですけど、この裏地こっちが良かったなみたいなんて僕全く思わんんですよ。
僕の知識不足というか。
もっとこうしとった方がいい。
それは今ある?
俺は全然ない。
そんなものある?今からちょっとあったら僕怖いわ。
僕20何年やって色んな洋服着てきて、これはこうだったら嬉しかったかなとかっていうのがようやくパラパラパラパラ出てきたぐらいのに。
今の段階ではないと思うよ。
それはなくて当然ちゃう。
この先5年6年真摯に洋服と向き合ったとて出てきにくいと思うよ。
僕もだって最近やもん。
だって各メーカーさんがこの形がベストと思って作ったものやし、そもそもそのメーカーさんが好きで取り扱いをさせてもらうわけやけん。
そこは信頼するやん。
この4年5年ぐらいじゃない?
これがこの生地、この生地感よりもうちょっと肉が欲しかったなとか、もうちょっと薄い方が良かったなとかは最近や。
それをケチつけとるわけじゃ全然なくて。
僕が僕だったらとか、僕の好み100%で言うんだったらこうかなとかっていうのが出てきたっていうだけ。
別注とかを作るときはそういうののすり合わせだったりするんですか?
そうそう。まさにそう。
僕がメーカーさんに何かを頼んで作っていただくっていうときはそうあるべきかなと思ったのはやっぱ自分の意思、僕の意思をしっかり伝えること。
そのメーカーさんがもちろん提案してくれたものでそれいいっすねっていうパターンもあるけど、
でも大前提としてこうこうこういうものをこういう時期にこういう期時間でこういうものを細かく伝えるまず。
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でその中でメーカーさんが出してくれた答えの中からまたブラッシュアップしてじゃあこれだったらこっちがいいっすねとかっていうんで作られるっていう作る。
だって右に作ってくださいって掘り投げて、メーカーさんに任せて、それって別注じゃないやん。
しっかりやっぱりこう理由っていうか作りたい理由も含めてやっぱりしっかり伝えるのが誠意かなと思うよ。
なんか気づきじゃないけど僕だったらこうするなみたいなのが例えば2人何年か先で2人の中でふつうふつう出てきた時に傭兵別注みたいなのができたら面白いよね。
傭兵別注とかスルー&ステディー別注なんやけど傭兵企画とか作企画とか合格不合格のジャッジはかなり厳しいと思うけど。
だからもうなおさらこうこれかっこいいなと思ったらピーンときた瞬間にその理由は何なんだろうっていうのを向き合う時間。
なんか傭兵ってこういうちょっと精神的なことあれこれ結構こう答えが絶対そんなすぐに見つかないよなっていうことを永遠考えようよな。
めっちゃ考えてる。
なんかそのフィーリングで生きとるように見えてそういうことをめっちゃ考えよう。
答えが出るなんて結構空振りなんですけどね。
いや空振りじゃないよ絶対。
空振りじゃないですか。
いや考え続けたらなんかは出るよ。
答えがないことほどやっぱりこう考えるべきよ。
洋服やってほうじゃん。
そうですね。
今洋服って基本的に前も言ったけど軍服から発展してとかって言ったやん。
でその軍服の前の段階とかって貴族の人たちの洋服だったりそういうのが簡素化して軍物になってっていう流れやん。
で今現代において例えば普段着できるベストな。
必要か必要じゃないかって言ったら必要じゃないやん。
そうですね。
けど必要じゃないものって異様にかっこよく見えん。
なんかベストを着ることで全然他と差がついたりするやん。
ちょっとそれと近いものがあると思うんやけど。
なんかこう答えがないとか必要なものとかなんかこう考えても意味がないようなものに対して結構ものをしっかり考えていくっていうのは悪いことじゃないと思うよ。
他の人もみんな知られるわけじゃないですよね。
そうそうそう。
それでもありますね。
だって洋服だって必要なものを必要な枚数必要な時期に応じて買うものなんだろうけどそればっかりじゃ全くつまらんやん。
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はい。ベストみたいな。
なんか道具であって道具じゃないし。
やっぱり洋服まあそのいろいろ問題はあるにしろファッションでやっぱり趣向品とかそういうものでもあるし。
だけまあ考える余地の持った洋服ってかっこいいなって思うよ俺も。
なんでこれこうしたんかなあしたんかなって。
なんか答えがパンって出された洋服ってあんまり魅力的に映らんけん僕も。
でこういう意味ではなんか答えがないこと自分なりのこう持論をどんどんどんどん考えていったらいいんじゃないの。
ありがとうございます。
ありがとうございますって。
ありがとうございますって。
ほめられたかなと。
ほめられて。まあいいことなんちゃう。洋服のいいとこだと思う。
続きます。
でももう一歩言うとその考えようことをもうちょっともっともっとこういう仕事終わりの話じゃないけどどんどんどんどん僕らとか周りに言っていったらいいんじゃない。
確かにあんまり言わんよな。考えてる量がどんだけ考えてるのかわからんけど。
いやどうなんだろう。
そこもわからんじゃないですか。
意外と結構考えと不利もできる。
だから何とも言えんっていう。
まあね。けどそれってこうもったいないと思う。なんかこう考えとることを自分の中で止めとったらあれやけど。
まあまあ。
なんか外に出すことってなんか変化して。
確かに。
自分なりの答えを見つける子がスピードアップするかもしれない。
どんどん出してったらいいんじゃん。みんなにかみんなに言う必要はないけど。とは思うけどな。
出していく練習も。
そうやな。考えて考えて考え続けて一人でグーってなるとやっぱり良く腐ってくるやん。
うーん。
何を考えようかもわからん。
ああわからん。出さないわからん。
そうそうそう。それは大事かもよ。
僕最近なんかねこんなこと考えようんすけどね。だけでも。
ああそれだけでも。
それだけでも。
ああそう。了解です。
ああそうなん。でみんなに流されてもそれだけでも楽になるんじゃん。
ああ。
まあ今苦しいんではないだろうけど。
そうっすね。苦しくはないです。
いや苦しそうに見えるとかではないよ。
まあ癖だろうなきっと。なんかそういう考え方、いろいろこうあれこれ考える癖なんだと思うもんね。
なんかあれや。触れた遺憾領域がある感じがするよな。なんか考えてるんからなんかあんまりここは触ったらあかんみたいなのは。
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いや。
気使うとまでは言うかもよ。
ああちゃうんすか。
ちゃうんすか。
仲良しちゃうんかよ。
なんかひたしき仲間にも礼儀あり的ななんかなんでもっていうのはあるっすけどねやっぱ。
いやガサツでいいと思う。こう仕事のチームでやるんやから。なんかそこに関してはガサツでいこうだ。
ああはい。
なんかどんどんどんどん迷惑だろうがなんだろうがどんどんどんどん入ってって。どんどんどんどん作る。もう傭兵に聞いて。お互いがそうやってする方がきっと仕事はうまくいくし。
なんかあんまりこう相手のことを考えてそっとしとくみたいなのあるやん。僕それ要せんから。気になったらすぐ聞くし。そっちの方がいいと思うけどな。
なんか例えば全然仕事と関係ない。ほんまにプライベートで触ってあかんようなことに心を刷り込むのは違うよ。それただの攻撃やけど。
こと洋服のことに関しては最近どんなこと考えようがない。ってどんどんどんどん聞いていったらいいんじゃん。
それも仕事の一部っていうか。
そこはもうがさつで。お互いがどんどんどんどん踏み込んでいったらいいんじゃん。とは思いますけど。
確かに。
いっつも毎日やけど何の話しよったんかよ。
いやいや。
いっつもこうなる。
スロー&ステディプレゼンツ バックヤードトゥークローゼット
話はまだまだつきませんがそろそろ閉店のお時間です。
聞いた後クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。来週もあなたのご来店お待ちしております。
23:23

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