1. BACKYARD TO CLOSET
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2025-02-15 37:46

#171|蕎麦屋の魅力「鴨とニシン」から考える洋服トーク

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─[ INDEX ]───────────

今回は、手打ちそば「まこ」オーナーのまこっちゃんに改めて蕎麦屋の魅力について存分に語ってもらいました。普段はあまり話さないまこっちゃんのこだわり部分など今夜もこのバックヤードからお届けします。

─[ EVENT ]───────────

江口洋品店・江口時計店 in SLOW&STEADY

「Timeless Treasures」

2025/02/01 (Sat) - 02/16日 (Sun)

-

─[ 江口洋品店・江口時計店 ]───────────

〒150-0046

東京都渋谷区松濤1丁目28−6

⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://eguchi-store.jp/⁠⁠⁠⁠⁠⁠

─[ SLOW&STEADY CLUB ]────

SLOW&STEADYが展開するメンバーシップ「SLOW&STEADY CLUB」では、この番組の収録後記や、洋服のキホンや道具にまつわるコラムなど、普段の着こなしにすぐ役立つ内容を、コンスタントにお届けしています。月額550円、あなたのご入会をお待ちしてます!

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OKAZAKI|⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://slow-and-steady.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

MAKO|⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.teuchisobamako.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

(c) BACKYARD TO CLOSET / SLOW&STEADY

00:02
ここはとある町にある小さなセレクトショップ、SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が、そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話に鼻を咲かせているのです。
フィッティングルームの更によく、スタッフオンリーと書かれたその先にある、狭くて小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
この前ね、取材があったんですよ。地元の徳島のタウン市の取材に来ていただいてね、お店に結構久々に取材を受けたんですけどね、ありがたいことにね。
結構今回久々だったんですけどね、取材来ていただいて。
なんかね、いつもはおすすめの商品とか、そんなのを紹介する、みたいな記事がね、だいたいなんですけど。
今回なんか、もうちょっと深掘りして、そばを通じてどうしたいか、みたいなとか。そば屋になったきっかけとか。
聞かれたの?
そんな感じのインタビューだったんですよ、今回ね。
えー。
なんかちょっと緊張しましたけどね。
しゃべれたの?
まあ、なんとか。雑誌なんでね。
あー、そっかそっか。
テレビとかじゃないんで。
あー、そっかそっか。
向こうがうまいこと多分、編集してくれるので。
普段こっちはあんまりそういうの語らんもんね。
そうですね。なかなか言葉にすることないですね。
まあでも直近で取材受けたんでしょ?
そうそうそうなんですよ。
しゃべったんでしょ?
しゃべりましたね、今回ね。
ってことはさ、今ならしゃべれるってことだよね?
今ならしゃべれる?
しゃべりたてホヤホヤってこと?
あー、そのそば屋のことですか?
うん。
ホヤホヤですね、今はね。
はい。
ちょっと2日前ぐらいだったんで。
あー、じゃあもうタイムリーに、ちょっと別の話しようかなと思っとったけど。
はいはい。
僕も聞きたいわ。
そば屋のことですか?
そば屋のことっていうか、そば屋を通して、まこちゃんが何をやりたいのかとか。
あー、はいはいはいはい。
ちょっといろいろ聞きたいです。
ほんまですか?
ええ。いいですか?
もちろん、何でも。
いいですか?
何でも聞いてください。
そばの歴史みたいなんて。
歴史ね。
うん。なんかやっぱ聞きたいよね。
歴史ね。僕もやっぱりそば屋始める前はね、いろいろ勉強して。
03:03
あー、そうなんじゃ。
ある程度、まあそんなに詳しくはないかもしれないですけど。
そば屋が今のそば屋となったのって。
はいはいはいはい。
どれぐらい前からあるの?そば屋は。
そば屋?店屋としてですか?
うん。
まあ多分、そのお店として広まったのは多分江戸前ぐらいと思うんですけどね。
はいはいはいはい。
そもそもなんか、そばの身自体は日本の歴史で奈良時代ぐらいから栽培されたらしくて。
ってことはそばはあったってこと?
そばはもう食べられてたみたいですね。
へー。そんな昔から?
昔から。
ほー。
けどまあ、今みたいな細い麺みたいなんじゃなくて、
まあほんと米みたいな使い方でお粥にしたりとか。
なるほど。
まあそういう食べ方をしよったらしいんですけどね。
五穀米的な。
五穀米みたいな。
なるほどなるほど。
そうそうそう。
へー、そうなんじゃ。
なんか比較的ね、そばは荒れた土地でもね、育てやすいので。
あ、そうなの?
まあある程度のあるはあると思うんですけど、
なんていうんですかね、日本全国どこでも作られるみたいな感じですね。
でも美味しい身、美味しくない身、有名な身ってあるじゃん。
ありますね。
うん。
その味の差ってのは好みってこと?
まあそうですね、やっぱり好みによってはあると思うんですけど。
そもそもどういうそばの身がいいとかってのはあるの?
いいそばの身ですか?
まあなんていうんですかね、新そばってあるじゃないですか。
新米みたいな感じで、その時に採れた最初のそばはすごい色も鮮やかで、
緑なんですよね、皮を剥いた状態の身が。
あ、そうなの?
はい。
緑なの?
皮を剥く前は真っ黒の皮に覆われてるんですけど、
それを一皮、硬い外側を剥いたら、緑の綺麗なね、
緑がかった綺麗な身が出てくるんですよ、中から。
え、その新そばだけ?
まあ新そばの時期が一番綺麗に出てるんですよね。
まあ新しいっていうのがね。
あ、そうなの。
で、水分も多くて。
どんどん乾燥していくってこと?
そうですね、お米と一緒で本当に。
1年に1回収穫があって。
あ、そうかそうか。
お米もだんだん細いになっていくっていうのと一緒で。
そうかそうか。
だから甘みとかそういうので、やっぱり言い悪いっていうのはあるけどもってことね。
そうですね。
まあなんかほんで、新しい新そばの時期は緑の色の、やっぱりおそばもちょっと緑がかったおそばになったりするんで。
全然新そばの時期に何回も食べたけど緑って感じたことないけど。
06:01
まあ本当に微妙な差なんでね。
毎日売ってたらやっぱり新そばの時期やなっていうのが分かるんですよ。
まじか。
香りは強いなっていうのはなんとなく感じた気がするけど。
もうなんかそば打ちも全然違いますけどね。
打ち方が?
なんていうんですかね、水分量とかがね、やっぱり全然変わるんですよ。新そばになると。
そうなるとどうなるの?
新そばになると、やっぱり水分が多いんで、すごいもっちりとした食感というか、手触りというかね、になって。
ってことは、そのつなぎみたいな。
え、まこちゃんつなぎ入れてないっけ?
つなぎ入ってますね。
そのつなぎの量も減らすってこと?
いや、つなぎの量は変わらないですね。水分の量が変わるって感じですね。入れる量が。
あ、水の足す量が変わるってこと?
あ、そうかそうか。
そうなんですよ。
じゃあ、奈良時代からあって。
奈良時代からあって。
で、そばになったのは江戸時代で?
そうですね。江戸時代ぐらいと、諸説ありますけど、そのぐらいに江戸で流行りだしたんです。
なんかこれもね、そもそもは江戸でもうどんとかが主流だったらしいんですよ。
庶民が食べる。
これを江戸でおそばを広めようぜ、みたいなムーブメントが多分あったみたいな。
そばムーブメントだった?
そばムーブメントが。
まじ?
今でいうご当地グルメを広めようぜ、みたいな。
あ、そういうこと。
ノリが。
ノリが新しく。江戸時代に。
江戸時代に。
で、それで広がったってこと?
で、江戸で人気が出だしたみたいな。
あ、そうなんだ。
で、江戸を代表する食べ物になった。
イメージとしては、クラシックなそば屋さんになればなるほど、そばとお酒みたいな。
そばが食べる前にちょっと一品少し頼んで、お酒を引っ掛けて最後にそばを食べて帰るっていうのが、
池上翔太郎さんも言ってましたけど、そば屋の流儀みたいな。
粋な食べ方みたいな。
みたいなイメージあるよね。
あれもなんかね、そば前って言うんですけど。
そば前。
はい、この。
板前みたいなもん?
いや、ちょっと違う。
違う。
あの、おそばができる前に食べるみたいな。
そば前って言うんですか?
そうそう、そばの前に食べるからそば前みたいな。
じゃあそば前を、そばが来る前に、まこっちゃんの店行ってね。
そば前でじゃあこれくださいと。
お酒くださいと。
で、締めにそば食べるっていうのが、本来一番まこっちゃんが嬉しい形。
まあ、なんかそういう人が、そういうお客さんが来られたらもう嬉しいなって思いますね。
もちろんおそばだけも全然。
もちろん大丈夫。
それが正解ではないけども、通になったらそういう食べ方になるという。
なんか僕が東京でそういうね、おそば屋さん見た時に、あ、こういう文化なんじゃと思って。
09:05
東京でのおそば屋さんっていうものは。
で、うちのお店でもそんなに大層のものはできないですけど。
まああるもんね。
そうですね、ちょっとしたいっぴんあるんで。
まあそういう食べ方もできたらいいなっていうぐらいの感じでね。
じゃあそば屋さんって、日清ね。
日清そば。
日清そばだったり、日清だけをそば前として提供するお店もあるじゃん。
はい、うちもあります。
あるじゃんまこっちゃんも。
そばとともに鴨。
鴨もありますね。
鴨南蛮とかね。
あれなんでそばは日清と鴨なの?
あれはね、これも諸説はあるんですけど。
鴨の方はね、さっきのムーブメントがあるって言ってたじゃないですか。
そばムーブメントね。
ムーブメントが。
これがある程度浸透しだすとどうなります?
やっぱりこう。
流行るよね。
流行りましたね。
数も多くなってくる。
多くなってくる。
そうなるとまた差別化を図る店が出てくる。
当時はね、今みたいに鶏肉とかね、鶏とかそういうのじゃなくて鴨が一般的だったんで。
鴨を合わせたらどうかなっていう店がね、あるんですよ。
ニューウェーブが来たよね。
ニューウェーブを起こす店が日本橋にあったんですよ。
ささやっていうね。
詳しい。
発祥の店が。
さすがそば屋。
日本橋ささやさん。
もう今ないみたいなんですけどね。
が発祥なの?
と言われてますけどね。
もう何番を初めて出したみたいな。
じゃあニシンは?
ニシンはね、これ場所変わってね、京都なんですけど。
京都なんだよ。
京都で、これも北海道か京都みたいなのがあるんですけど。
北海道でニシンが取れるんでそもそも。
なるほどね。
産地としてね。
なのでそっちでも発祥と言われるんですけど。
京都の松葉っていうお店があるんですよ。
今もあるの?
これは今もあるんですよ。
おそば屋さん。
南座でしたっけね。
京都南座の近くにあって。
でここの、京都自体が山に囲まれた土地で海がないじゃないですか。
都が。
昔か。
昔都が。
物が集まる物流の拠点みたいな感じだって。
けど海産物ってなかなか新鮮な状態では運んでこれない。
山やしね。
山やし、陸地やし。
で、ニシンを加工した磨きニシンっていうのがあって。
ひものみたいなね。
あーなるほど、ちょっと乾燥させた。
乾燥させた。
でそれに甘く味付けにつけたものがあって。
ニシンの。
これは元々京都で食べられてたらしいんですけど、そういう食べ物。
12:03
健常するようなものだったらしくてニシン自体が。
なるほどね。
これでこれとそばを合わせたらどうかっていう。
またニューウェーブが。
そば屋が出てきて。
乗せてみたところ。
うまかったと。
うまかったと。
この甘辛いニシンがそばのつゆに合うと。
じゃあそれが鴨にしろニシンにしろ、言ったら一店舗の発案なわけで。
何々笹谷さんと松葉さんのオリジナルメニューだったわけじゃん。
最初はね。
言ったら。
でそれをパクり始めて、言葉悪いけど今に至るってこと?
そうですね、どんどん広まってっていうことで。
途中でなんか鮭とか。
色んな魚に変わってってもおかしいないじゃん。
おかしくはないですよね。
けどニシンなんだ。
ニシンですね。
残ったのはね。
色々試したんでしょうけどやっぱりニシンが一番になったんでしょうね。
そうな。
ちなみにうちのニシンそばの使ってるニシンも松葉のニシン使ってるんですよ。
オリジナルってこと?
ニシンの発祥の松葉さんはそのニシンを売ってんの?
今ね、お店もやってるんですよ松葉っていうおそば屋さんそのままあって。
別にそのニシンをメインでやってる会社でもあって。
じゃあもう発祥ですと。
うちはもうそばに使うニシンは発祥なんですと。
だから全国のそば屋さん使いなさいよと。
そういうことなんです。
なんて懐の広い。
これがまた美味しいんですよね。
確かにね。
まだまだ聞きたいことあるんやけど。
なんでそういうこと言わんのかな。
お店で。
お店でですか。
もうちょっとニシンの由来とかさ。
ちゃんと書いときゃいいのにさ。
ほんとですか。
能書きはいらないから。
いるだろ。
俺だって今現在ニシン頼まんけど。
ニシン頼もうって決めたもん。
ほんまですか。
美味しいですよ。
いや美味しいですよ。
書いとけよ。
マジか。
そんな歴史あるところからニシンを取り寄せてるんですね。
京都はそういうニシン業者が結構何点か。
そばに使うニシンといえば京都だぞと。
京都っていうイメージに今はなってますね。
じゃあ話ちょっと元に戻すけど。
なぜ北海道の。
まこっちゃんが使ってるホロミノリ。
ミーですか。
北海道産じゃん。
はいはい。うちの使ってるそばのミーは北海道のホロカナイというところから仕入れてるんですけど。
ホロカナイのホロミノリだろ。
15:01
お母ちゃん覚えてくれとんね。
覚えてます。
それは何か理由あるの。
これはねそば屋する前に結構いろいろ回んじゃったんですよねそば屋をね。
はいはいはい。
いろんな店を。
そこいろいろ回る中で結構ホロカナイさんっていうのを使ってるお店がちょいちょいあって。
美味しいなとやっぱり印象に残ってるのがそこだったんですよ。
ああそういうことね。
ホロカナイ。
じゃあいろんな名店行って使ってるとこも多いし自分も好きだし。
好きだし。
でまぁ店するんだったらこれ使いたいなってのが漠然とずっと記憶にあってね。
ああそういうことね。
それでまぁ実際やってみようかなと思ってホロカナイの方に聞いたらうちんとこだけで作ってるホロミノリっていうのがありますよみたいな。
どゆことどゆこと。
北海道のホロカナイのそばのJAみたいな専門でやってる業者さんがあってそこに問い合わせたら普通は普通にきたわせっていうね一般的な品種もあるんですけど。
それ聞いたことあるわ。
それと別にそこだけで作られてる。
じゃあちょっと珍しいというか。
そうそうそうホロカナイっていう品種のおそばがありますよっていう。
ホロミノリだろ。
それがホロミノリなんですよ。
じゃあそれ使ってみようかな。
ほなほな両方ちょっと仕入れてみて。
きたわせって。
きたわせと。
でこれをブレンドして使おうかなと思って今使ってるんですよね。
今はホロミノリだけじゃなくてきたわせも混ぜてるってこと?
もう両方使ってますね。
そうなんじゃ。
はいはいはい。
全然知らんかった。
書いてないですから。
全然知らんかったわ。
そういうことね。
そうそうそうそういうことなんですよ。
なるほどね。
そうなんか独特の甘みみたいなのがあって。
おいしいもんだって。
そうなんですよ。
気に入ってずっと使ってるんですけど。
なんかいろいろやっぱり意外とひょひょとしてるけどこだわってるんだね。
まあまあねできる限りのことはねしてるつもりですけどねやっぱりね。
おいしいすごいね。
で言ったらもこちゃん何年?
えーとね05年で6年目ですね。
でしょってなってくるとさ結構行列じゃん。
まあまあまあまあ。
であの先々さこれ聞いてる人も方かもしれんしそば屋やりたいっていう人絶対おるじゃん。
あーそば屋を自分でやりたいっていう。
やりたいっていう人って来たりせん?
そうですね。
なんか僕もそば家やってますみたいな人はねちょいちょいお見えになられますけどね。
あーそうなんだよ。
教えてくださいまではない?
そうですねそこまでまだはないですかね。
例えばそば屋さんってさまこちゃんもこう弟子入りまではいかんけど県内のすごい有名なお店で結構働いてたじゃん。
18:01
でその前かなんかはそば打ち教室行ってたよね。
淡路島行ってね。
行ってたよね。
初めて作ったまこちゃんのそば食べたけどそばになってなかったもんね。
太さもバラバラでね。
そこから一般的にちゃんとそばっぽいものそばになるまでってだいたいどれくらいかかるもん?修行っていうか練習して。
練習ね。
毎日打てたらねそれ早いとは思うんですけど。
あーそっかそっかそっか。
そもそも多分ね環境的にね毎日打てるような環境ってなかなか難しいと思うんですよね。
自宅ではなかなか。
自宅では週1回とかね僕も最初の方週1回自宅で練習したりとかっていうのをやってましたけどね。
それでもオープンギリギリまでけどちょっと不安でしかなかったですけどね。
毎日打つことがなかったんで。
あーそっかそっかそっかそっか。
それどれくらい?練習し始めてから。
まあけどね一番最初に打ってからオープンまで2年半くらいかかってて。
まあでもそんなに長くないよね。
まあそうですね。10年とかそんなんではない。
ないよね。
その間でも蕎麦屋さんにもバイト行ってたのか?
そうですそうです。働きながら。
そこでは打ってなかったってこと?
そこでは打ってないですね。
だけ自主練習だけ。
まあその師匠が打ってるの見たり?
そうですそうです。いろいろ教えてもらったりね。
ここはどうしてるとか。僕はこうなるんですけどどうしたらいいですかみたいなのをいろいろ聞きながら。
で帰って実践してみて。
コツ今も言ったらプロじゃん。お金をいただいて提供してるってことはプロじゃん。
蕎麦屋のプロが語る蕎麦屋打ちのコツ。
コツねコツこれもう一言で言ったらほんとね感覚でしかないんですけど。
だよな。
そうなんですよ。
確かに。
ひたすら練習ですかねやっぱりね。僕も5年経ちましたけどこの5年間ずっと試行錯誤。
ずっと修行じゃないですけど。
100点ってなかなか自分の中で出せるもんじゃないもんね。
はいはいはいそうなんですよ。
ずっと100点目指してやってるけども。
やっぱりねゴールはないというか。
そうよね一生やっぱり向き合っていかなあかんよね。
意外とね蕎麦打ちしてる時ってすごいムーなんですよ。
いつもムーやけど。
そんなはずは。
いつもムーに見えるけど。
ほんまですか。
余計にムーってこと?
もうほんとにね何だろう何も考えないというか。
もうその蕎麦と自分との対話ってこと?
21:00
そうですね。
なんかこういろいろ計算してこうするとか全く考えてなくて。
ほんとにもう体が動くままにこうやってるみたいな。
本能のままに。
本能のままに。
感覚のままに。
感覚のままに。
けどそういう時って逆にその普段ちょっとへこんでる時とかちょっとしんどい時とか。
精神的にね。
精神的にめちゃくちゃそばに出るんですよねやっぱりそれが。
なるほど。
なんか破れたり。
破れるって何?
薄くのすじゃないですか。
のすって言うの?
はい伸ばすののすって言うんですけど作業的に。
蕎麦をのすんだよな。
のす。
そののし作業の時とかはやっぱこうちょっと力の入れ加減で。
雑念が入ると。
雑念が入るとグッといってしまうとこうパラッて破れたり。
やっぱこうなんていうんですかねそういうのがあると心に乱れてると。
そばに出るんですよ。
逆に言えば蕎麦打ちを通して自分のメンタル測れるよね。
そうそうそういうことなんですよ。
ちょっとイライラしてるなと。
本当に鏡写し鏡のようにねそばに出るんですよ。
かっこいいこと言うな今日なんか。
いや語れって言うけどね。
いやいやいやいやいや。
語ろうと。
もっと語った方がいいって。
ほんまですか。
マジで。
マジで。
うん。
なるほどね。
そうそうそう。
そういうことですか。
そうなんですよ。
じゃあコツなどないと。
もうそうですね。
おのれを立していかなあかんっていうことですよね。
本当に。
おのれを立して練習あるの?みたいな。
練習あるの。
そういうことですね。
なるほどね。
そういうことなんだね。
そういうことですね。
うん。
コツと言えばまあ参考になるかわからないですけど。
うん。
なんかこうアートとか。
うん。
それこそ洋服とか。
うん。
なんかそういうのに触れてきたのはすごい良かったかなと思います。
関係あんのそれ。
なんか結構ね。
なんかそのお蕎麦を作る前にこう。
触る手が柔らかくなるの?
そういうこと。
いや柔らかくはならないですけど。
うん。
なんていうんですかね。
綺麗な形にこう丸にしたりするんですよね。
こう手で押しつぶす。
マコちゃんしてるよな。
はいはいはい。
何回か見たことある。
あ本当ですか。
うん。
ああいうのもやっぱりこう綺麗な丸っていうのがなかなかできないんですよね。
やっぱり。
あ、なるほど。
力の入れかけが。
はいはいはいはい。
そのなんていうんですか美的こう見た目が。
美的見た目。
美的センス。
美的センスがやっぱこう。
問われると。
いるなと思いますね。
えー。
なんとなくね。
この厚さとかもこう。
なるほどね。
見た目にやっぱ綺麗と味にも影響しますからね。
やっぱりそこら辺は通ずるものがあるんだね。
通ずるものが。
はあ。
まあ実際そばやか。
僕のことあだこだ毎日喋る。
毎日喋る。
喋らせていただいて。
ああ確かに。
それがめちゃくちゃ生きてるなと思いますね。
へえ。
そのうちにね。
そういう感覚がね。
じゃあまあ逆に間接的に僕はそばやの修行に協力してるってことだよね。
24:04
もう間違いないですね。
ああ。
もかちゃんのおかげ。
まあでもね。
あのー。
まこっちゃんのお店にもう10人以上のね。
はいはいはい。
東京からの著名人行ってますからね。
ああ。
デザイナーさん。
そうですね。
エグスさんも行ってましたからね。
この間の時計のイベントの時にね。
でもみんな一応にめちゃくちゃうまいって言うもんね。
いやありがたいことにね。
だからね。
うん。
あのー。
もっと語ろう。
もっと語らなダメだって。
語っていきましょうかね。
うん。
そんなこう知る人と知るみたいなことは。
ニシンの話は。
はいはいはい。
今すぐでもちゃんとポップ作った方がいい。
ポップをね。
店にね。
絶対作った方がいいって。
確かに確かに。
ニシンの歴史と。
はいはいはい。
ともにそのニシンそばを作り上げた。
うんうんうん。
そのお店のなんていう名前。
松葉ですか。
松葉さんのニシンをうちは使わせていただいてますっていう。
それだけあれば。
もうね。
ニシンそば売れるから。
いやそりゃそうですよね。
うん。
売れると思う。
やっぱ商品説明大事だわ。
大事ですね。
大事ですよ。
そうですよね。
じゃあさ。
はい。
まあ北海道のね。
うん。
ホロミノリと。
はいはい。
着たわせ。
着たわせかね。
ブレンドしてさ。
はい。
まあいろいろいろいろまあこうだこだわってやってるわけですよねあなたは。
そうですね。
じゃあそば屋さんになぜなりたかった。
なぜなりたかった。
うん。
そばの魅力は何。
魅力はね。
うん。
まあそれもさっき言った洋服とかね。
あのアートとかそういうのが好きだったっていうのに通ずるかもしれないんですけど。
うん。
やっぱりそういうの見てたら職人さんっているじゃないですか。
各ジャンルにね。
各ジャンルにまあものづくりにしても絵描きにしても。
まあもともとそういうのにちょっと憧れがあって。
そもそも。
はいはいはいはい。
職人ってなんかかっこいいなと。
まあ職人っていうのはやっぱりゼロから1を生み出すということね。
うんうんうん。
手でね。
うん。
手で1から作り上げるっていうのが。
まあもともとずっと漠然と好きだって。
はいはいはい。
っていうのがもともとあって。
うん。
で、まあ何だろうな。
まあ飲食業ではずっとおったんですよね。
そもそも。
うん。
まあ高校生の時からずっと飲食店でバイトしてて。
はいはい。
大学の時もピザ屋でずっとバイトしてて。
うん。
大学行くよりもピザ屋で居るほうが長かったぐらいなんで。
言ってましたよね。
そうなんですよ。
言ってましたよね。
うん。
で、それ2つが結びついたのが蕎麦だったんですよね。
ピザと?
ピザというかこの飲食っていうものと職人っていう。
あーなるほど。
ものが結びついた時に出てきたのが蕎麦っていう。
27:01
なるほど。
ものだったっていうのがね1番ですかね。
これだと。
これかと。
はい。
僕が大好きな職人。
はい。
憧れてた職人の、何だ?職人っぽさもあるし。
あるし。
自分がずっとやってきた飲食。
飲食だったらできるもの。
っていうのが蕎麦だったと。
蕎麦だったらできるんじゃないかなと。
はあ。
はあ。
職人憧れの蕎麦屋さんってことね。
そう、そういうことですね。そもそもが。
これ初めて聞いたけどね。
ははは。
何ですか。
仲良く付き合いですけども。
ははは。
なるほど。
それで蕎麦教室行ってみようってなったのが最初のきっかけですかね。
懐かしいなあ。
お母ちゃんにはいろいろ相談載ってもらってましたからね。
いやいやいや懐かしいね。
じゃあさ。
はい。
これ最後にするわ。
大事な話ですよ。
はい。何でしょう。
あなたはさ、そのこだわりの蕎麦を通してさ。
はい。
何を伝えていきたいですか。
伝えていきたい。
うん。
伝えることね。
まあ何だろうなあ。
話終わってごめんよ。
いやいやいや。
まあ言ってる通り。
はい。
その昔さっきの江戸の話ね。
うんうん。
で言うとね。やっぱり今でもさ。
はい。
うどんと蕎麦って言ったら値段3倍ぐらい違うよね。
そうですね。
言ったら手軽に食べれるのはうどんじゃん。
はいはいはい今ね。
言ってもね。
うんうん。
やっぱりこうひとくくりにするつもりは全くないけども。
はいはいはい。
でも手軽に食べれるよね。コスパいいよねっていうのはやっぱりうどんになるね。
うんうんうん。
対してやっぱりちょっと構えて。
うんうんうん。
あの食べるっていうのが蕎麦なわけで。
まあけどね。
うん。
これも東京でそのお蕎麦をいっぱい食べた時に思ったんですけど。
うん。
東京のお蕎麦って意外とそんなに敷居が高くなかったというか。
あそうなの。
うん。
でも西洋とかだったら結構安くて。
あそうなんだ。
西洋だけだったりとか。
はいはいはいはい。
なんかまあこの関西と関東の文化の違いなんかなと思いましたけどね。
へー。
食文化の。
あそういうこと。じゃあうどんぐらいの価格で蕎麦が食べれるってこと?
まあやっぱりちょっと高いですけど。
あーはいはい。
それもそのねたぶん原材料が。
その昔はねたぶんお蕎麦が安かったと思うんですよ。
あ。
小麦とかよりもね。
あそうかそうかそうか。
あ蕎麦自体が。
じゃあ現状まあその原材料の関係で高くなってるけど。
そうそうそう。
もともとは同じぐらいだった。
同じようなものだったんじゃないかな。
あーそういうことね。
でさっき言ったようにうどんじゃなくて蕎麦を流行らそうぜってなったのが関東の江戸っこだったから東京はお蕎麦になったっていうだけで。
はいはいはいはいはい。
と思うんですよね。
あーなるほど。
でもさそれで言ったらさセルフうどんはあるけどセルフ蕎麦はないじゃん。
はいはい確かにね。
言ったら。
うんうん。
そのなんだろ100円200円で。
30:00
はいはいはいはい。
っていうよりかはちょっと藍染めのねこうしつらえたね。
はいはいはいはい。
のれくぐってなんかこうしっかり座って食べるっていうのが蕎麦屋さんのスタイルでもあったりするでしょ。
そうですね。
ああいうスタイルのうどん屋さんってあるんかもしれんけど。
うんうんうんうん。
ちょっと少ないじゃん。
そうですね蕎麦屋のイメージですよねそうなるとね。
だからやっぱりしっかりもともと同じようなものだったとしても今現状僕関東わかんないから関西のエリアではやっぱ蕎麦屋さんってこうちょっとこう粋というか。
そうですね。
イメージがあるのよね。
はいはいはいはい。
多分一般的にもそれがスタンダードだと思うけど。
うんそうですよね今ね。
やっぱそういうものをマコちゃんこれからずっとなりわいとしてやっていくんじゃん。
そうですね。
でだからこそ聞きたい最後に蕎麦の魅力よね。
魅力ね。
蕎麦を通して何を伝えたいかっていうことややこしいからこれやめるわ。
やめるやめるさっきの質問やめるわ。
やめて。
うん。蕎麦の魅力。
蕎麦の魅力はね。
うん。
まあ僕のお店の店名マコって言うんですけど。
ええ。
まあマコってのは僕の名前ですよね。
ええ。
マコットから来てるんですけど。
ええ。
まあそのぐらいやっぱ個性が出ると思うんですよね。
ほうほうほう。
その打つ人によっての。
ほう。
それがまあ何ですかね一番楽しいところかな。
だから当然使う実にもよって味は違う。
違う。
まあマコちゃんみたいにイシュースやっけ。
使ってクラシカルな状態。
実の状態からしっかり自分で。
店内でね。
店内ですべて行うっていうクラシカルな蕎麦屋さんじゃん。
はいあります。
でもまあそういう同じようなスタイルやっててもクラシカルはクラシカルだけど打つ人によって全然味が変わってくると。
全然違いますね。
ああ。
同じ原材料を使ってたとしても多分この好みの太さだったり。
はいはいはい。
このさっき言った乗す時の厚さだったり。
やっぱり自分の好きなものになると思うんですよね。
ああなるほど。
でこのお蕎麦屋さん行くとこのその作っている人のちょっと顔が見えるというか。
かっこいい。
ちょっと待って。
はい。
もう一回言って。
そのお蕎麦屋を食べることによってその作っている人の顔が浮かんでくるんですよね。
かっこいいな。
僕には見えるんですよ。
腹立つわ。
じゃあその面を。
はい。
面を眺めると面の裏側面を透けて。
はい。
なんだ。
その打った人の。
人のね人となりが。
人となりが見えてくるんだぞと。
33:01
ちょっと触れるような気がしますね。
それはもう完全に洋服と同じだね。
ああまあそうか。
ほんまやね。
確かにいつもお母ちゃんが。
洋服っていうかもうすべてのプロダクトに通ずるよね。
そうですね確かにね。
なるほどそれは楽しいね。
楽しいんですよね。
でそれを自らの手で生み出してるわけですから。
そうそうそう一からね。
初めて。
はい。
蕎麦屋さんって楽しそうって思う。
そうなんですか。
今日。
今日初めて思った。
そうそういうところですかね。
そういうことか。
魅力はね。
でこの前ちょうどね師匠のお店に食べに行ったんですよね。
久々にちょっとなかなか忙しくて一年以上ぐらいね行けてなくて。
めちゃくちゃうまかったですね。
うまかった?
ちょっとね毎回行くたびにちょっと衝撃を受けるんですけど。
なんだろうなメニューとか特にねそんなに変わってはないんですけど。
なんかもう毎回衝撃を受けてるんですよね。
うまいなって思って。
やっぱ勝ち負けじゃないけども全然こう別なのかもしれんけどやっぱ衝撃を受けるほどの蕎麦なんだね。
蕎麦がねなんだろうな本当に全く同じものなんだけど全然違うこう進化してる。
っていうのをねもう食べるたびに感じますけどね。
ちょっと忙しくて全然話とかできなかったんですけど。
じゃあやっぱ師匠は師匠ですごい人なんやね。
もうね進化が止まらないですね。
進化が止まらない。
いやいやいやわからんよまこっちゃんのことをさこれからどんどんまこっちゃんの蕎麦をね食べて蕎麦職人になろうって思ってる人がもうすでに生まれてるかもしれんじゃん。
そういう人からすると手打ち蕎麦のまこがまこの進化が止まってないって思ってると思うよ。
そういう方がね。
だってめっちゃ聞くよ。
本当ですか。
もうめちゃめちゃ聞くよ。
ありがとうございます。
うちのだってモデルしてるさ女の子奈美ちゃんね。
奈美ちゃんの周りはもう本当に大ファンだからねまこの蕎麦の。
あの蕎麦を食べずして徳島で蕎麦好きって言ったらあかんくらいの。
めちゃくちゃ褒めてくれてる。
結構強めのルールが敷かれるくらいまこっちゃんの蕎麦のファンやしね。
それはめちゃくちゃ嬉しいですね。
なるほどな。
すごい楽しかった今日。
本当ですか。
楽しかったよ。
全然喋らんもんだって。
そういうこと。
喋ってたら楽しいですね楽しかったりね。
だからね定期的にこういう会話儲けていかなあかんよね。
なるほどね。
そういうことです。
そういうことか。
最後は僕は締めてあげるけども。
締めてあげるって言うのもあれだけど。
僕は締めるけども。
36:00
そんなわけでね。
これ聴いてるリスナーさんね。
めっちゃ行ってるじゃんまこっちゃんのとこ。
ありがとうございます皆さん本当に。
僕のお店で協力していただいてるメーカーさんもね。
いつも。
本当にねどこに出しても。
どこに出してもっていう俺が言うことじゃない。
そんなね寡黙な男ですけども。
1から10までこだわってやってますので。
ぜひ行ってください。
ありがとうございます。
ぜひぜひお持ちしております。
それ考えたら僕の大好きなユーバーの話。
それはまた次回でしょ。
次回聞くわ。
次回聞きます。
一番聞きたかった。
次回ね。
次回です。
バックヤードトゥークローゼット。
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バックヤードトゥークローゼット
話はまだまだつきませんが、そろそろ閉店のお時間です。
聞いた後、クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店お待ちしております。
37:46

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