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2020-02-27 11:52

#11 黒澤映画で好きな3本! from Radiotalk

#落ち着きある #ひとり語り #邦画 #映画
テーマ「黒澤映画」
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こんにちは、志賀十五です。毎回テーマを一つ決めて、それに沿ってトークしています。
今回のテーマは、黒澤映画です。
僕は割と映画が好きで、世の東西問わず気になったものは割と見ている方ですけど、
そんな映画オタクというほど、マニアックでもありません。
黒澤映画は何度か見たことがあるし、好きな映画も多くあります。
映画に限らずですけど、僕のポリシーとして、文学にしろ、映画にしろ、
音楽や絵画の芸術にしろ、そういったものは古典と言われるものから当たるべきだというか、
スタートはそこじゃなくていいと思うんですけど、
よいどんで古典から始めなくてもいいと思うけど、
どっかのタイミングで必ず触れなきゃいけないものじゃないかなと思います。
それは好みだどうだっていう前に、映画はまだ歴史が浅いですけど、
文学であれ哲学であれ、ものによっては千年以上生きながられているものがあるわけですけど、
そんだけ長い間人々に親しまれてここまで、この現代まで生き続けているということの意味をしっかり感じるためにも、
そういうことを考えるとやっぱり古典というのは避けて通れないと思います。
こんなこと言ったらあれですけど、例えば今流行っている具体的な名前とか控えますけど、
流行っている何でも音楽でも文学でもいいですけど、映画でも、
それが今後100年残るかっていうと、そんなに100年後の教科書に載るようなものってまあないと思うんですよ。
全然ないと思うんですよ。
それよりも、100年、数百年、千年以上生き残っているものがなぜそれだけ生き残っているかというと、
普遍的であるっていうのもあると思うし、
それだけ現代のそういった芸術の礎になっているっていうのもあると思うし、
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あるいはターニングポイントでそれ以降大きく歴史が変わったっていうこともいろんな意味があると思うんですけど、
いずれにせよ古典として親しまれているものには必ずそれだけの理由があると思うので、
そして現代の芸術においても必ず何か関わりがあるというか影響があるものなので、
まず本物というかオリジナルというかそういったものをやっぱり見るべきではないかと思います。
そういった意味で黒沢映画は何本か見たことがあるんですけど、
僕は映画だとSFとか割と何も考えずに見れるような映画も好きですね。
ただその上でちゃんと筋、脚本がしっかりしているような映画が好きなので、
子供の時とかスターウォーズとかバックトゥーザフューチャーとかインディジョンズとか
そういったまさにエンタメ作品というのが好きでした。
黒沢映画で好きなのは、
ラショウモンと生きると、
あとまだだよ、
まだだよだよだよ、
ウジラ百犬の話ですけど、黒沢監督の遺作となった作品ですけど、
その3つが割と好きですかね。
一本でも黒沢映画を見れば、
いかに今の日本の映画というのが、
素人が言うのもなんですけども、いかにダメかというのが、
でも素人の目でも目にもわかるぐらいだなというのがあるので、
ぜひ黒沢映画を一本でも見ていただきたいと思います。
見たことがない方は。
ちょっと長いというのはありますね、全体的に黒沢映画は。
ちょっと長いというのはあるんですけど、
でもそれでもやっぱりレベルが違うなというのが、
素人でもよくわかります。
その中でも生きるがやっぱり一番好きですかね。
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見たことある方もいらっしゃると思いますけど、
がんを宣告された市役所の職員が、
残り僅かな命をどう使うべきかということに思い悩んで、
最後は公園を作るのに奮闘するという、
そういったあらすじになっています。
全体、作品を全体を通して寂しい話ではありますね。
寂しさが全体を通してある作品ではありますけど、
だからこそ美しいところがよくわかるというか、
ぜひ一度見ていただければいいと思うんですけど、
映像の撮り方なんかもね、
黒沢映画から始まったようなものもあるとか、
僕は全然素人なんでわからないですけど、
っていうのもあるようですね。
そういった意味では、そういった視点で、
羅生門とか見ると面白いかなと思います。
羅生門は特に雨のシーンとかかなり豪快で、
なかなか圧倒されるようなシーンもあったりします。
羅生門は高校生の時、教科書で国語でやったと思うんですけど、
でも実は映画の羅生門は、舞台が羅生門だけであって、
話の中身は矢部の中という別の小説なんですね。
なので原作としては芥川龍之介の羅生門と、
矢部の中を2つ合わせたような感じになっています。
さらに元を言うと、確か今昔物語集から撮っているんだと思うんですけど、
芥川龍之介って割とそういうことをしてるんですね。
古典作品からを現代風にアレンジするということをやっています。
映画羅生門にしろ、芥川の小説の矢部の中にしろ、
かなりテーマは普遍的ではありますね。
面白いです。
一言で言うと、真実は一つではないというか、
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こんなんと真逆かよみたいな感じですけど、
人間というのは見たいように見て、聞きたいように聞いて、
というような生き方しかできないというようなことが一つ浅いところで
そういうテーマがあると思うんですよ。
そういう意味ではちょっと仏教的な風味というか、
そういうのも感じられる作品ではあります。
なのでぜひこれもおすすめですね。
あとマーダダヨというのは岡山出身の内田百軒という作家の
繁盛というかもうかなり老年になってからの話をまとめている映画になります。
こちらの作品もラショモンと同じくかなり雨が印象的な
演出をしているようなところがありますね。
こちらの作品はかなり静かに見られる作品なので、
ぜひゆっくり過ごしたいときに見ていただけるといいと思います。
黒山映画というとどうしても幼神坊とか七人の侍とかが思い浮かぶんですけど、
七人の侍忘れちゃったんで涙だけど、
なのでちょっと今度また機会があったら見直そうと思っています。
世の中毎年毎年何本も映画が公開されているので、
どう考えても一生のうちで全てを見るなんてことはできないので、
そういう意味では古典をはじめとしていいもの、あるいはいいとされているものから
順番に見ていくのがいいんじゃないかと思います。
といった意味で今回は黒沢映画の中でも僕の好きな3本、
生きる、らしょうもん、そしてまだだよの3本、
紹介というほど紹介にもなっていませんけど、ご紹介いたしました。
機会がありましたらぜひ見てみてください。
それではまた次回。ごきげんよう。
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