1. 志賀十五の壺【10分言語学】
  2. #545 キンシンソウカン:レヴ..
2023-05-09 10:42

#545 キンシンソウカン:レヴィ=ストロースの人類学 from Radiotalk

おたより
本編

関連エピソード
https://radiotalk.jp/talk/969918

主要参考文献
『構造人類学』 (レヴィ=ストロース、みすず書房)

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育
00:06
始まりました、志賀十五の壺。みなさんいかがお過ごしでしょうか。 ジキル博士とハイド氏です。
ギフトをいただいております。
ゆっこんこんさん、はしゅすさん、ふみつきちろるさん、みぃさん、すこやすみさん、えんどみたかさん、りょうすけさんから、
ラジオトークでね、ギフトをいただいております。 どうもありがとうございます。励みになります。
ギフトと合わせて、 メッセージっていうかね、お便りもいくつかいただいております。
ふみつきちろるさんから拝聴しました。 バスクチーズケーキおいしいですよね。が、甘いもの好きな人の言い方で和みました。
ということでね。 これはね、バスク語の話をした時の
あれですね、ご感想ということだと思います。 最近ね、バスクチーズケーキ
食べてないような気がするんですけどね。 はい、どうもありがとうございます。
それからすこやすみさん。 朝ライブ最近行けなくて悲しい。でも収録は欠かさず聞いてるよ。
いつもちょっと頭良くなった気分にさせてもらいます。 ありがとう。いい薬です。ということですこやすみさんどうもありがとうございます。
この朝ライブはね、ラジオトークでしか聞けないんですけど、 まあ朝7時からやってるんですよね。で、それで今やってるのは
オリンピックの歴史を振り返るみたいなことをやってて、 これがね結構面白いんですよ。
その年にどんな選手が活躍してたのかとか、 日本勢はどうだったのかっていうのもそうだし、
あるいは政治的な事情も関わってきたりとかね。 まあそういったオリンピックと絡めて歴史を学ぶみたいなことをやってますので、
興味のある方朝7時からやっておりますし、 アーカイブを残してますので、
これがねラジオトークでしか聞くことできないんですけど、 興味のある方はそちらで聞いていただけたらと思います。
そして凌介さんからもメッセージをいただいております。 おはようございます。ご報告ヒエログリフのロングスリーブ t シャツが連休中に届きました。
暑くて連休明けにもう着れないか着れないか、 秋までお預けかと思っていましたが、
今日のように風の強い日にはとても重宝します。 作ってくださってありがとうございましたということで、これはね番組オリジナルグッズの話ですね。
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こちらこそご購入いただいてありがとうございます。 スズリっていうサービスで番組の
t シャツ含めですねステッカーとかなんやら ございますので興味のある方は
このエピソードのね下の方の 下の方でいいのかな。概要欄に
オリジナルグッズのリンク毎回貼っておりますのでそちらから見ていただけたらと思います。 というわけでお便りとギフトどうもありがとうございます。
シャープ531で 結構最近のエピソードですけど
ジャンケンと構造主義 構造主義とジャンケンだったかなまぁちょっと順番あれですけどっていう
エピソード配信したんですよね そこでお話ししたのは構造主義っていうのは言語学から始まって
基本的な考え方としては なんというかなその全体に対して部分があるとか
個々の要素というかメンバーっていうのは否定的にしか定義できないとかね 関係の中で決まってくるみたいな話をしました
ジャンケンっていうのがまさにそういったものでグーっていうのはチョキとパーではない ものとかね
チョキっていうのはグーとパーではないものっていうふうに 他の要素との
対立の中で定義されるものであって さらに言うと関係的であるっていうことは
実体っていうのは全く問題にならないみたいな話もそこでしたんですよね グーチョキパーっていうのを
手の形で表そうが それを口で言ったとしても別にいいしカードであったって
ジャンケンというゲームの本質には全く関わってこないんですよね まだ聞いてない方は
概要欄リンク貼っておきますので エピソード遡っていただけたらすぐ聞けると思うんですが
まあそういった話をしたんですよね そういう構造主義的な考え方っていうのは
ソシュールという言語学者が元となっていると だから言語の音っていうのも構造主義的に
考えることができて アイウエオっていう日本語は5つの母音がありますけど
例えばイっていう母音は他の4つの母音と異なるっていうことが 大事なんですよね
そのイっていう音自体がどうのこうのっていうよりは 他のメンバーとの対立の中で決まってくると
そういうふうな言語の音の捉え方考え方を音韻論というふうに言います それに対して
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例えばイっていう母音の物理的な側面を研究するのが音声学という分野です この音韻論と音声学の違いの話も多分過去にやったことあると思うんですけど
この音韻論っていうのは非常に構造主義的な考えであるということができると思います 構造主義の集大成みたいな感じじゃないかなと思いますね
この構造主義的な考えを さらに
もっと別の分野にね応用するっていうことが ありました
代表的なのはレビストロースという人類学者で このレビストロースがやったのはそういう構造主義的な
あるいは音韻論的な考え方を 親族構造に当てはめたんですね
確かに親族っていうのも 父親っていうのは必ず
子供がいる存在だし 妻っていうのも普通は夫が想定されるとかね
なんというかな そういうふうに相対的に決まってくるものという意味では
構造主義的な考え方がマッチしそうな感じはするんですよね 親族というグループの中の自分の役割は
他のメンバーとの相対的な関係の中で決まってくるというわけですね ただね
そういうふうに構造主義的に考えられそうだなぁと思う反面 人間っていうのはやっぱり感情を持ってるっていうか
自分の意思で動いてるっていうかな そういう枠組みの中で役割が決められているって言われると
それってどうなんだろうという気もしないでもないんですよね 親族という体系や構造っていうのが
そのメンバーの意思とは関係ないところで決定してくるっていうような話なので もしかしたらちょっと納得できないようなとこもあるかもしれません
レビストロースは例えば 禁心相関が禁止されている
タブーになっていることも 構造主義的にこう説明してるんですよね
ものすごく簡単に言うと 自分のところの親族から
女性を 他の集団に与えることで
自分のところの集団に 新しい女性を妻として迎えるっていうそういう交換のシステムを成り立たせるために
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禁心婚っていうのは禁止されているっていう風な説明をしてるんですね この禁心相関がタブーになっているのは確かに生物学的にどうのこうのとかね
そういった説明もあるみたいなんですけど レビストロースはそうではなくて
女性を外の集団に与えて まあその見返りというかなお返しとして
妻を迎えるっていうような まあそういった考えなんですよね
でさっきも言ったようにね こういった構造主義的な考えっていうのはその人の人格とかね
感情みたいなものが全くなくなってて まあなくなってるっていうか考慮されていなくって
さらに女性を与えるみたいなね なんかものとして扱ってるんじゃないかみたいな批判も実際あったようです
ただ言語学で生まれた あるいは音韻論として生まれた構造主義的な考え方っていうのをさらに飛躍させたという点に
おいてね レビストロースっていうのは非常に偉大だし
おそらくね僕よりもっとうまく説明できる方も 方の方がね多いと思いますので気になる方は調べてみてください
それでは今回はここまでということでまた次回お会いいたしましょう お相手はシガ15でした
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