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こんにちは、志賀十五です。
今日も志賀十五の壺、やっていこうと思います。
今回のトークは、ある企画に参加したいと思います。
ラジオトークで番組をなさっている、元書店員2人のバックヤード放送局さんの企画で、
ハッシュタグ俺の本棚2021というのがあるんですね。
今回そちらに参加しようと思うんですが、どういった企画かというとですね、
その企画説明のトークのURLは詳細欄の方を貼っておこうと思うんで、そちら聞いていただきたいんですけど、
ざっくり言うと、自分が本屋さんだったとして、花を1本任されたと。
そうした時、自分だったら何を置くか考えようというね、そういうワクワクする妄想というかね、想像というか、そういった企画となっております。
企画に参加されているトーカーさんのトーク聞いてみたんですけど、なかなか面白いですね。
もしこれを聞いてくださっているラジオトーカーの方いらっしゃったら、ぜひこの企画参加してみてはいかがでしょうかといったことで。
自分だったら何を置くかなとね、僕も考えたわけですけど、
この番組が言語学の番組だから、やっぱり言語学の本を選ぶかなと思いますね。
別に言語学以外の本も読むんですけど、番組が番組なんでね、
せっかくだから言語学の本棚を作りたいなと思ったんですけど、
その中でも言語学の古典フェアみたいなのをね、ちょっとやってみたいかなと思います。
もちろん巷ではですね、とっつきやすい言語学の入門書とか、分かりやすく楽しく学べるものも多いんですけど、
そういったものって、あえて僕がここで紹介しなくてもいいものっていうか、自然と売れていくものだろうし、
やっぱりね、学問っていうのは古典がすべてっていうか、すべてとは言わないけど、古典から学ぶべきだっていうね、そういう心情というか考えがあるので、
言語学古典フェアみたいなものをするとしたら何を置くだろうかということで考えていきたいと思います。
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言語学という学問は他の学問に比べると比較的歴史は浅い方かもしれませんが、それでも古典的なものはあります。
それをすべてここで紹介するっていうのは、時間的にもちょっと厳しいとこがあるし、おそらく見落としとかもあると思うので、
マストでこの5冊は置きたいっていうのをね、今から紹介したいと思います。
1冊目はフェルディナンド・ソシュールの一般言語学講義ですね。
これ言語学やる人間だったらみんな読むような本ですね。
ここから言語学が始まったといっても過言ではないような、そういった1冊となっています。
2冊目はアンドレ・マルチネの一般言語学用理という本ですね。
これも1冊目と合わせてぜひ読んでいただきたい本ですね。
3冊目はブルーム・フィールドの言語と言われる本で、
これもアメリカの言語学の個典ですね。代表的な個典となっています。
4冊目はエドワード・サピアの言語。3冊目と同じタイトルですけど、エドワード・サピアの言語。
最後の1冊はオットー・イエスペルセンの文法の原理。
この5冊を押したいというか、本棚に並べたいと思いますね。
ただ問題はこの並べた時の絵面として、見た目としてちょっと不揃い感は否めないというか、
最後の2冊、エドワード・サピアの言語とイエスペルセンの文法の原理は文庫で出ているんですよね。
だからちょっとね、小じんまりしたところがあるので、見た目はちょっと不揃い感はありますね。
最後の5冊目のイエスペルセンの文法の原理は文庫の上中下と3冊に分けて書かれているものなので、
そういうのも合わせて考えると並べた時のレイアウトが難しいなぁとちょっと思いますが、
とりあえず内容で選んだっていうことでね。
言語学の古典といえば、ぱっと思いつくのはこの5冊で、他にもいっぱいあります、重要な書籍はあるんですけど、
僕だったらこの5冊はマストかなと思いますね。
もう一回言っとくと、フェルディナンド・ソシュールの一般言語学講義、アンドレ・マルティネの一般言語学用理、
ブルーミフィールドの言語、サピアの言語、イエスペルセンの文法の原理、
この5冊をとりあえず置いて、そこから色々付け足していくかなという感じですね。
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今紹介した5冊の書籍名は詳細欄に貼っておこうと思いますが、特にURLとかは貼らないでおこうかなと思います。
まあ単純に長ったらしくなっちゃうっていうのもあるんですけど、
おそらくこのトークを聞いて、この5冊の1冊でも読み始める人は一人もいないでしょうね。
これは嫌味で言ってるわけではなくて、現実的に考えた場合、まあありえないだろうなと思います。
まあそれはそれとしてっていうか、今回のトークは企画に参加するっていうのが第一のテーマで、
ここからは第二のテーマで、やはり古典を読まなきゃいけないっていうのが言いたいことですね。
僕が常々思ってることなんですけど、教養というものは、もし教養というものがあればですけど、
教養は活字というか本を通してしか身につかないと思ってるんですよね。
そして冒頭もちょっと言いましたけど、まずは古典を見ないことにはまあどうにもならんということですね。
ラジオトークでね番組なさっている花見さんも似たようなことをおっしゃってたんで、
ぜひ花見さんにもこの企画やってほしいんですけど、たぶんこのトークも聞いてくれてるんじゃないかなと思うんですけど、
まあそれは置いといてですね。
言語学に限らず教養というか学問を徹底的にやるんだったら、古典を見なきゃダメだと思うんですよね。
とっつけやすい本っていうのは山ほどあるし、日本は非常に恵まれた国なので母国語で読める本がバンバンバンバン出版されているわけですけど、
そういった本が100年後とか何百年か後に残っているかと言われるとまあそういったものは非常に少ないと思うんですよね。
古典というのは読み続けられているから、読み継がれているから古典なのであって、
まあ王道っていうことですよね。その王道を行くっていうのはね、ある意味で当然のことなわけですけど、
しかもそういった古典が日本語で読めるっていうのは本当にありがたいことだと思うんですよね。
今日ご紹介した本の中でも文庫になっているものもあるので、特に岩波文庫ですけど、文庫の素晴らしさっていうのをもっと感じるべきなんじゃないかなと思います。
今回俺の本棚2021の企画でご紹介した5冊は言語学の古典ということで縛りをつけましたけど、
もしそういう縛りがなかったとしても、僕は多分古典中心で選書するんじゃないかなと思いますね。
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ぜひこれを聞いてらっしゃるトーカーの皆さんもこの企画参加してみてはいかがでしょうか。
今回のトークはここまでということで、また次回お会いしましょう。ごきげんよう。