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こんにちは、志賀十五です。今日も志賀十五の壺、やっていこうと思います。
今回のトークはお便り回答会っていうことになりそうです。
まずは1通目、KJさんからいただきました。ギフトと一緒にいただきました。ありがとうございます。
1周年おめでとうございます。
200回くらいから聞き始めたので、おすすめの中でアメトーク会は聞いてないかなと思いましたが、ちゃんと聞いてました。
他にフォローしている番組は笑える系が多いのですが、志賀さんの番組は面白さの質が違って関心のあまり思わず唸ってしまいます。
これからも質の高い収録を期待してますということでね。KJさんどうもありがとうございます。
KJさんは200回くらいから聞いてくださっているってことですけど、どうなんだろうな。どういう人が多いんだろうな。
ずっと聞いてくださっている方もいるかもしれないし、この間1周年ですからね、1年ずっと追ってくださっている方もいるかもしれないし、
あるいは最近聞き始めたとか、もっと言うとね、このトークが初めて聞くトークだって方もいらっしゃると思うんですけど、
いずれにせよ聞いてくださっているというのはありがたいことでございます。
このアメトーク会はね、確かにおすすめするだけあって、自分でもうまくしゃべれたなと思っているものでございます。
日本語のアクセントについての話なんですよね。
まだ聞いてない方いらっしゃったらリンク貼っておこうと思うので、そちらも聞いていただけたらと思います。
あとは、笑える系が多いっていうことですけど、特にラジオトークの中はそういうトークが多いんじゃないかなと思いますね。
そういうトークというかそういう番組ですかね。
いわゆるエンタメ系っていうかな、そういうのが多いし、運営さんとしてもそういうのをプッシュしようっていう感じなんだと思うんですよね。
僕はもうそういう能力が欠けているので、仕方ないから別の方向から面白い番組を作ろうと思っているわけですけど、
興味、関心を引き起こすというか、好奇心をくすぐるようなね、そういう面白い番組をね、心がけようとしているところでございます。
というわけで、KJさんお便りどうもありがとうございました。
2通目のお便りはパンナイさんからいただきました。
シガさんこんにちは。先日YouTubeでアイヌの民族音楽のお祭りの配信があったのですが、私の個人的印象では音楽のタイプ的にモンゴルとかオーストラリアとか狩猟民族系の音楽に類似すると思いました。
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もしかしたら動物の鳴き声とかの影響もあるのかもしれません。単なる想像ですが。
言葉も最初は鳴き声みたいなシンプルなものからだんだん複雑に体系化されていったのでしょうか。そんな話がもしあればお聞きしたいなと思い筆を取った次第です。
1周年おめでとうございます。これからも影ながら応援しています。ということでパンナイさんどうもありがとうございます。
影ながらと言わずね、日向でも応援していただけたらと思うんですけど。
言語の起源の話については過去にお話ししているものがあって、シャープ213に言語の起源というタブーというトークがあるので、詳細欄リンク貼っておくのでそちら聞いていただけたらと思います。
そちらでもお話ししていると思うんですけど、言語の起源についてはわからないと言えばわからないですよね。
当然諸説あるわけですけど、僕自身としてもどうでもいいと言えばどうでもいいんですよね。
興味ないと言えば興味ないんですけど、考えたって仕方がないというか、いろんな説がある中でそれぞれ納得はできるけど、どうとでも言えるよなとか思っちゃったりするんですよね。
そういうふうに考えている研究者の方も多いと思います。言語の起源についてはあんまり興味ないという方が多いと思います。
なので、パンナイさんがおっしゃっている鳴き声みたいなのからだんだん派生していったと言われたらそうなのかもしれないですけど、わからないねという感じですね。
ただ、動物の鳴き声と人間の言語との間にはものすごい隔たりがあると思います。
こちらも関連トークがあって、シャープ257ですね。こちらもリンク貼っておくので聞いていただけたらと思うんですけど、
まず人間というのは言葉を話す専用の器官というのを持っているわけではないんですね。
あるとしたら生体だけで、人間というのは生体以外にも唇とか鼻の鼻垢とか歯とか歯茎とか舌とかこういったものを駆使して話しているわけですよね。
こういった器官というのは別に言語を話す専用のものではありません。
それぞれ別の役割があるところを曲がりしているという感じですよね。
唇とか歯とか歯茎っていうのは当然食事を摂取するためのものだし、鼻垢っていうのは息をするためのものだし、
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こういうふうに人間は生体以外の器官を駆使するという点で、動物の鳴き声とは違うと言えると思うんですよね。複雑な発話ができるようになっているということです。
動物の鳴き声と人間の言語との間にはもう一つ大きな隔たりがあって、それは二重分節性と言われるものです。
簡単な例で言うと、見たっていう日本語がありますよね。見た。
これは分解しようと思えばすることができて、見と他に分けることができます。
見っていうのは動詞の互換ですよね。見るという意味を表していて、他の方は過去を表しているということですよね。
こういうふうに人間の発話っていうのは意味のある単位に分けることができます。
単語一つでそれ以上分けられないという場合もありますけど、例えば本とかね。
これは本当に分けられるわけではないんですが、ひとまずこれが一次分節と言われるものなんですね。
二重分節っていうぐらいなんで、もう一回分けることができて、それは音の単位に分けることができるということです。
見と他って仮名で書くと分かりづらいですけど、真と母音の連続で考えると、mitaという要素に分解することができます。
音の単位が4つあるということですね。これが第二次分節と言われるものです。
こういうふうに人間の発話は2回に分けて分けることができるというのが一つ大きな特徴なんですね。
他の動物の鳴き声にはこういった特徴はないはずです、おそらく。
例えば犬がワンと言ったときに、そのワンっていうのを何か意味のある単位に分解できるか、おそらく難しいんじゃないかなと思いますね。
そのワンっていう発話とある特定の意味が1対1で対応してるんじゃないかなと思います。
で、この二次分節性で重要なことは、シャープ257の方でも言ってると思うんですけど、
第二次分節で取り出された音自体には意味がないということです。
さっき言ったmitaだとm-i-t-a、それぞれの音自体には意味がないんですね。
これは人間の言語の非常に重要な特徴なんですが、詳しくは関連トークのシャープ257を聞いていただけたらと思います。
というわけで、人間の言語も鳴き声みたいなものから派生したのかもしれませんけど、
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それは分からないし、僕自身はやっぱり鳴き声と言語との間にはかなり大きな壁があると思っています。
というわけで、今回はお便り回答会ということになりました。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ではまた次回お会いしましょう。ごきげんよう。