音節の基本とアクセント
以前のエピソードで、音節に軽いや重いがあるみたいな話をしました。
軽音節と重音節というのがあって、主に英語の話でしたが、
英語において、軽音節というのは短母音で終わる、短い母音で終わる音節のことであって、
重音節というのは反対に、長母音、長い母音ないし、二重母音を持っている音節、または、死音で終わる音節のことです。
そもそも音節とは何なのかという話は、その関連エピソードのね、
シャープ831でお話ししていますので、ぜひそちらから聞いていただけたらと思います。
この音節軽い思い、軽音節重音節というのが、英語のアクセントに関わっていて、
強制ですね。どこを強く読むか、ストレスを置くかというのに関わっていて、
重音節があれば、そこに強制が置かれるんですね、端的に言えば。
つまり、長母音、二重母音、あるいは死音で終わる音節、ここに強制が置かれるということです。
しかし、重音節であっても、特にその死音で終わる音節、死んで終わる重音節であっても、
その音節末の死音、こうだと言われる死音が無視されちゃって、
重音節なのに軽音節扱いになることがあるみたいな話を、そのシャープ831でやったんですよね。
確か例に挙げたのがバッスルというパニッシュでしたけど、
パニッシュというのは、パっていう第一音節とニッシュという第二音節からなっていて、
ニッシュというのは死音母音死音という死音で終わる音節ですので、定義上これは重音節ということになるんですが、
この最後のシュという死音が無視されて、軽音節扱いとなって、
軽音節と軽音節という組み合わせの二音節の単語は、
つまり重音節を持たない単語は後ろから二つ目の音節にアクセントを置くという規則があるので、
パニッシュは第一音節に矩性を置いてパニッシュとなるとパニーシュにはならないんですね。
この音節末シーンを無視するという現象について今日はさらに深掘りしていこうと思います。
動詞と名詞の違い
BGMです。
始まりました4月15日のツボ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。ニール・アムストロングです。
そもそもこの死音母音死音みたいになった時の最後のシーン、コーダーのシーンが何で無視されるかということですよね。
ちょっとかわいそうな気もしますけど、
専門的にはこれは音律外とか言われて、アクセント強制を置くときに関係ないというふうに考えられるんですね。
それで結局扱いとしては軽音節になることがあるということなんですが、
この音節末のシーンが無視されるときに、そのコーダーのシーン全部が無視されるのか、あるいは本当に最後のシーンだけ無視されるのかっていう2つパターンがあるんですね。
で、これが品詞に関わっていて、まずは動詞のパターンから見ていきます。
動詞の場合、無視されるのは本当の最後のシーンだけです。
一番最後のコーダーの中でも一番最後のシーンだけ無視されます。
例えば、参加するというattendという動詞があります。
これは二音節からなる動詞で、第一音節がa、二音節目がtendとなっていて、コーダーのシーンはローマ字で書けばndですね。
nudeという2つのシーンが含まれています。
これはコーダーにシーンを持っている音節末にシーンがあるので重音節で、最後のシーンだけ無視されるので、
nudeのdoの方だけ、dの方だけ無視されます。
そうなるとnewは残っているので、結局これは重音節のままなんですね。
ですので第二音節は重音節のままなので、強制もその第二音節に置かれてattendという風になります。
これはさっきのバッスルのpunishと違って、punishはシーンはしゅというね、一個しかなかったので、それが無視されてしまうと、
コーダー、音節末にシーンはもう残っていません。
その結果、軽音節となって第一音節に強制が移ります。
動詞の場合は無視されるのはコーダーの最後のシーンだけなので、その結果軽音節になって強制が置かれなくなるパターン、punishみたいなパターンもあれば、
複数コーダーにシーンがあって、最後は無視されたとしても結局重音節として残って、そこに強制が、ストレスが置かれるパターンと、
2つあり得るということなんですね。
さて、動詞の場合はコーダーの本当に最後のシーン1個だけ無視されるということでしたが、
名詞の場合だと、コーダーのシーン全部が無視されることになります。
例えばバランスという英語、バランスというのは第一音節に強制が置かれます。
これを音節ごとに考えてみると、第一音節はバ、第二音節がランスとなります。
ランスというのはシーンで終わっているコーダーを持っている重音節です。
ただ、コーダーのシーンは無視されるわけですが、これが動詞だったらバランスのコーダーの2つのシーン、
ヌとスのうち最後のスだけ無視されるので、ヌはNは残ることになります。
ですので、第二音節は結局重音節なので、そっちに強制が置かれるんですが、
名詞の場合はコーダーのヌもスもNもSも両方無視されちゃうので、
そうなると、コーダーにシーンを持たない軽音節ということになり、強制は第一音節に来てバランスというふうになるんですね。
つまり、名詞はコーダーのシーン丸ごと無視されますが、動詞はコーダーの最後のシーンだけ無視されると。
その結果、重音節になるか軽音節になるかというのが、動詞と名詞で微妙に違ってくるんですね。
名前動語の理解
このことがよくわかるのは、名前動語という現象です。
これはね、受験生の皆さんだったらぜひ覚えてほしいものですけど、
名前、つまり名詞は前、動語、動詞は後ろということで、
これは強制アクセントの位置が、名詞だったら前、動詞だったら後に来がちだということで、
要は、同じ単語であっても、名詞でも動詞でも使うことが英語ではあるんですよね。
例えばインサルトという単語は、これは侮辱するという動詞でも使うし、侮辱という名詞で使うこともあります。
ただ、名詞として使うか動詞として使うかによって、アクセントの位置が変わります。
それが名前動語で、侮辱という名詞で使うんだったら、
インサルトという風に頭に、第一音節に強制が来て、動詞として侮辱するという風に使うんだったら、
インサルトという風に後ろに、動語、後ろに強制が来ます。
このインサルトを例にちょっと考えてみると、音節構造としては、第一音節はイン、第二音節はサルトとなります。
第二音節のコーダ、音節末にはルート2という2つシーンがあります。
名詞の場合は、このコーダのシーン全部が無視されるので、結局、軽音節プラス軽音節の単語となって、第一音節に強制が来ると。
一方、動詞の場合はルート2の2の方だけ無視されるので、第二音節はルーというコーダを持った音節となる、すなわちこれは重音節です。
ですので、第二音節の重音節に強制が置かれて、インサルトとなるんですね。
このように、名前同語という風に、丸書きすればいいんですけど、名詞は前、動詞は後ろにアクセント。
理屈としては、その無視されるシーンが、名詞だったら全部、動詞だったら最後1個だけ。
こういう風な規則というか、理屈がその背景にはあるんだということも知っていていいんではないかと思います。
なかなか面白いんですよね。音節には軽いと思いがあって、そのコーダ、音節末のシーンが無視されることによって、軽音節になることもあれば、重音節のまま残ることもあって、
そのせいで強制の位置が変わるわけですが、そのシーンの無視のされ方というのが品詞によって異なるというお話でございました。
それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。ぜひ関連エピソード、シャープ831も聞いてください。
番組フォローまだの方はよろしくお願いいたします。お相手はシガ15でした。
またねー。