それでは早速いきましょう。
ということで今回ゲストに来ていただきました。
あ、ごめんなさい、呼び方決めてなかったらオッキーさん?
オッキーでいいと思います。
はい、わかりました。
じゃあオッキーさんにですね、ゲストに来ていただきました。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
じゃあですね、まず簡単な自己紹介お願いできますか。
はい、改めまして株式会社FAクラフト代表のオッキー森と申します。
SNSではオッキーと呼ばれることが多いので、
今回は支部長さんとの中でもね、オッキー支部長と呼ばせていただいているので、
はい、オッキーでお願いします。
はい、お願いします。
はい、自己紹介としましては、そうですね。
生まれは岡山県、育ちも岡山県で18歳まで育ちまして、
工業高校の出身なんですけど、工業高校で電機を専攻して就職したのは、
最初に就職したのが愛知県の自動車部品メーカーですね。
はい、自動車部品メーカーで主に設備保全と言われる機械の修理をする仕事を6年ほどやっておりました。
その後3年ぐらいですね、ITウェブの業界でベンチャー企業での経験を経て、
2022年10月に今やっているFAクラフトという会社を設立いたしました。
というような背景と言いますか、ざっくりこんな感じですかね。
だからあれですよね、一言で言ったら社長さんですよね。
はい、肩書きは。
いやすごいな、若くして起業して、だってあれですもんね、個人事業主とかじゃないですもんね、もう社長っていうことでいいですもんね。
そうですね、はい。
今はいくつでしたっけ。
29になりました。
29、まだ20代ですよ皆さん。
いえいえ。
ということでそんなものづくり業界の新生ですね、オッキーさんに今日は来ていただきました。
ちょっとね、ねほりはほりいろいろと聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
まずなんですけど、オッキーさんと僕が知り合ったきっかけを僕からちょっと語りたいなと思ってて、最初に連絡取ったのっていつか覚えてます、ちなみに。
えっとですね、たぶん2022年の10月か11月ぐらいじゃないですかね。
さすが、いいですね、あのね、8月ぐらい。
8月なんですね、8月だったんだ。
確か、そのぐらいにオッキーさんがSNSに登場し始めたんですよ。
で、すごい生きがいいっていう、ちょっと言い方が語弊があるかもしれないんですけど、すごいいろんな人と絡んでいて。
で、なんかオキモリさんがやってることを僕がSNSで、たぶんリポストしたのかな、なんか紹介するかなんかして、その時にお礼のDMみたいなやつが来て、
で、もともとね、オッキーさんのこと気になってたんで、ちょっとZoomとかで話しませんかって、僕の方から声かけてからの繋がりなんで。
そんなこともありましたね。
そう、2022年の8月。
8月。
はい、だからもうそれから2年以上経っております。
その時だってあれですよね、27歳とか26歳とか。
そうですね、はい。
若い。
いやもうね、でも30手前というところで、そういう若くして、ものづくり系のですね、今事業をやられていて起業しているオキモリさん、オッキーさんですね。
来ていただいて、ちょっとそのねバックボーンとかをちょっと掘り下げていきたいなと思ってます。
自己紹介の中でも、いろいろとちょっと自分の老いたち、話していただきましたけど、工業高校の電気科出身。
で、そこからメーカーに入ったっていう感じですか。
そうです。
ちなみに工業高校では電気を専攻して、専攻というか電気科。
そうですね、電気科という学科で3年間過ごさせてもらってまして、主に電気って結構幅の広い言葉だなと思うんですけど、身近なところで行くと、例えば電気工事ですよね。
街を見るといろんなところに電信柱が建っているわけですけど、どういうところで電気が作られて、どういう過程を経て一般過程まで電気が届くのかみたいなところであったりとか、ちょっと公共の施設のほうに目を向けると、例えばエレベーターとかエスカレーターとかも、ああいうものっていわゆる機械で動いているものなので、機械で動くってなると当然電気の力が必要になってくるものが多いので、どういう理屈で動いているのかとか、そういうところですかね。
その電気化を経て、自動車部品メーカーに入られたと。そのまま就職したっていう感じですかね。
そうですね。
それはなんか伝送部品みたいな、だからワイヤーハーネスとかそういう感じの仕事?
そうですね。私が最初に就職した会社では、大体これ言うとあの辺の会社かなっていうのがわかりそうなんですけど、自動車のブレーキだったりとか、その辺に関連する部品を作っている会社ですね。
なるほど。そこに入って、そこから何年ぐらい?
結局6年、6年と3ヶ月ぐらいですかね。
そこではどういう仕事を具体的にされてたんですか?
職種で言うと、設備保全っていうふうな職種になります。主に機械を修理する仕事ではあるんですが、例えば製造現場で日々生産している中で、ちょっと機械が動かなくなってしまった、トラブルが起きてしまったっていうときに、
一番に呼び出しを受けて、すぐ現場に駆けつけて、何が悪いのかを診断して、必要な修理を行うっていう、救命救急の機械版みたいなイメージですかね。
めっちゃわかりやすい。
ありがとうございます。そういった仕事を6年間ほどやっていました。
それはたまたまそうなったって感じですか?
たまたまですね。
もう直したくてしょうがないぞみたいな感じじゃなくて、入った中で保全に割り振られて。
そうですね。
生産現場の、まさに例えばブレーキを作っている会社であれば、ブレーキ部品を加工したりとか、そういうラインの保全?ラインの保全っていう感じ?
そうですね。生産ラインですね。
激戦っぽい。戦場ですよね。
そうですね。結構汗と油にまみれた保全時代だったかなとは思います。
なるほど。それを6年ぐらいやられていって、そこからまた違う道に?
そうですね。ちょうど25歳の時に、ちょうどコロナが流行り始める直前ぐらいのタイミングで、ちょっと自分で業務時間外にいろいろ世の中の情報だったりとか技術だったりとかに関心を向け始めた時に、
ウェブの技術、言ったらインターネットの力を使って何かサービスを作るっていうところに興味関心が向き始めて、ちょっと思い切って業界というか畑を変えてやってみたというか。
それはIT企業に転職したという感じ?
修理の仕事をしながら、独学でちょこちょこ勉強と言いますか、自分のパソコンの中で作ってたんですよ。
プログラミングみたいな。
そうです。プログラミングっておもろいなと思いながらいろいろやってて、これを仕事にちょっとしてみるのもありなんじゃないかっていうのを考え始めた時に、
ちょっととあるプログラミングの学習コミュニティみたいなところに入っていろいろ活動してたんですけど、
その時に転職活動してたんですけど、転職活動して内定までいただいて入る企業まで決まってたんですが、
内定承諾はまだしてない状態だったんですが、そのコミュニティを運営してる代表の方にちょっとお声掛けをいただいて、一緒に何か面白いことをやらないかっていうので、
会社員をしながら勉強してました。転職する予定だったんだけど、転職じゃなくて、知り合いと一緒に新しく会社を起こすみたいなことを実はやってました。
ああ、すごいね。
すごい複雑というか、すみません、説明が。
いやいやいや、すごい経路だなと思って。
保全の仕事をしながらプログラミングを勉強するっていうのもなかなかすごいなと思っていて、
たぶん保全の仕事をしてたら、保全でもやっぱ技能士ってあるじゃないですか、機械保全とか。ああいう勉強しようとか、保全をやろうっていうのじゃなくて、ITに意識が向いたきっかけとかってあるんですか。
そうですね、ありがとうございます。ちょうど社内で設備図面を電子化するプロジェクトっていうものが走っておりまして。
製造業DXのなんか。
そうですね、まだ当時2017年だったと思うんですけど。
まだまだその頃言葉ないですね。
そうですね、言葉がない時期に修理業務の傍らで電子化を推進するところの担当者に割り当てていただいて、実際に進めていく中で、
自分がそもそも図面をなぜ電子化するのかみたいなところって、設備保全の場面に関して言うと、修理でどこが悪いのか、何が悪いのかを必要なときに必ず図面を参照しますと。
ただその参照元の図面自体がなかなか現場で適切に管理されていなかったりですとか、探し回るのに時間がかかってしまって、修理の時間ロスが発生してしまうと。
図面を探すってなったときに、ここのシステムを見たら必要な図面がすぐにあることがわかるっていう状態を作るために始めたと言いますか。
実際に自分が取り組んで修理に行く中で、自分が電子化に取り組んでいるプロジェクトなんで、どこどこの設備の修理だったら、ここのシステムを検索したら必要な情報がすぐにあるっていうことがわかって、結果的に修理時間の短縮につながるっていうような経験をしたりとかして、それでインターネットというか、テクノロジーっておもろいなっていう。
それがきっかけで、プログラム学ぼうみたいなモチベーションが上がって、もう保全、油にまみれた後にちょっとプログラムやろうみたいな感じで。
そうですね。 すごいな。
僕もともと結構理系寄りの人間じゃないんですよ。 え、でもね、工業高校の電気科行っておきながら。
そうですね、全然その真反対というか、なんで結構その修理の仕事を始めた当初は本当に苦労してというか、同じことを始めても一気に1から100までいける人と5までしか進めない自分みたいな感じで、あんまり向いてないんじゃないかみたいなことを思いながらやってたんですけど、
なんとか歯を食いしばってやっている中で現場の人からも信頼いただけると言いますか、大木守が来てくれたんだったらあとは任せて大丈夫だよなみたいな感じで言っていただいたことが、修理が苦手な自分でも一定それなりにやれるようになったんだったら、できないことはないんじゃないかって思えるようになって、
それで理系じゃないって言っておきながら、プログラミングだったりとかそういうところにちょっと手を伸ばしてやってみようっていうふうに思えたこともきっかけの一つだったかもしれないですね。
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ちょっと話をだいぶ戻しちゃいますけど、そもそも理系じゃないって話で工業高校を選んだ理由って何なんですか。
そうですね、結構保守的でして、電気って世の中からなくならないじゃないですか。
間違いないですね、なるほど。
っていうのを中産ながらに思いまして。
中産で、すごいな。
そうですね、結構保守的なと言いますか、食いっパグれることないよねっていう、もうそれだけでしたね。
確かに、情報通信ってすごくいろいろ発展するけども、根本的な電線に電気を流すとか、電力とかって確実になくならないですからね。
そうなんですよ、今の自分とは本当に真反対の性質というか、当時は。
確かに、今はもうバリバリ起業してってすごい飛び回ってるけど、その時は結構保守的というか、安定してるんだっていうところで。
リスク大好き人間なんで。
そうですよね、起業したらね、なかなか。
なるほど、ありがとうございます。もう一個ちょっとごめんなさい、話をまた先にというか、さっき話してくれた中で、
図面のIT化というか電子化に取り組むような業務を任せてもらったという話だったんですけど、
その中で、自分が電子化したものを使って保守するみたいな場面ってあったんですか。
そうですね、実際に修理する、そのシステムを使うのはやっぱり保全の人間なので、
自分自身がそのシステムを使って情報を容易に入手して業務を効率的に進めていくっていう場面は何度もありました。
それは結構珍しいなと思って。
そうですね。
仕組みを作る人というか、実装する人と使う人って割と企業と積み分けられてるじゃないですか。
そこにある種のギャップがあったりして、ちょっと痒いところに手が届かないなっていう場合があると思うんですけど、
そこで痛みというか、現場の実際を知ってる人間がちゃんと電子化して、それを使ってさらに保全するっていう、
それ一連経験できたの結構いいですね。
そうですね、やっぱり当時の上司の方がすごく、何て言うんですかね、
先見の目でもないですけど、意欲を持たれた方だったので。
ああ、なるほど。
助けと言いますか、ある程度風呂敷を広げていただいていたっていうところも大きいかなとは思うんですけど。
なるほど。ちなみにそのプロジェクトにアサインされたのは、何か自分で手を挙げたのか、たまたま偶然お煙やってみるみたいな。
そうですね、たまたま偶然だと思います。
ああ、なるほど。まあでもそのね、貪欲な姿勢がね、呼び寄せた可能性もあるから。
そうですね。
なるほど、ありがとうございます。
ちょっと話をさらに、ごめんなさい、ちょっとあっち行ったり来たりしてますけど。
で、実際に保全をやっていたところから、ITに興味を持ち、プログラミング勉強して、コミュニティに入っていろいろやっていく中で転職しようとしたときに誘われて、
企業に共同創業みたいな形で創業したと。それは形的にはスタートアップみたいなところですよね。
そうですね。
それが2020?
2020年の10月ぐらいですね。
ああ、それはどういう事業だったんですか、ちなみにそのときは。
そのときは、ITウェブ界隈の人材の転職支援。
じゃあもう全然一旦製造業とは離れて、ITの方にガッと入っていく感じ。
そうですね。まあ転職支援といっても、いわゆる人材紹介とかそういうものではなくてですね、コミュニティの話を少し小出しにさせていただいたんですけども、
そのコミュニティでは、転職の準備のところをしっかり注力してやっていこうぜっていう。
エントリーとかそういう話。
そうですね、当時その2020年、19年、20年ぐらいって未経験からウェブの業界に転職するみたいな、ちょっとしたブームがありましてですね。
勉強はするんだけど、勉強してそのまますぐ企業に応募してしまうっていう、当たり前なんですけど、そういう人がたくさんいてですね。
ただ企業の人からすると、やっぱりその未経験の人に求めるものっていうのは技術力だけじゃなくて、やっぱりそれ以外の過去にどういう経験を積んできたかであったりだとか、人物面だったりとかいろんなところがあるんですけど、
そこのやっぱりアピールというか、準備がなかなかできていないまま転職活動でやっぱり苦戦される方が非常に多かったんですよね。
すごい勉強は頑張るんですよ。勉強頑張って未経験の割に技術力はそれなりにあるっていう方も多かったんですけど、その準備のところで機械損失と言いますか、なかなか転職活動がうまくいかないと。
なんかある意味ポートフォリオまで作らせるというか、そういう見せ方まで含めた転職準備みたいなイメージであってます?
そうですね。ものを作る、今の自分のプログラミングの技術でこういうものはできますと。
ただ、例えば職務経歴書だったりとか、面接での受け答えだったりだとか、そういうところの準備がなかなかできていない方が非常に多くいらっしゃったので、
技術力以外のところの転職準備みたいな、要は職務経歴書の添削だったりだとか、面接での受け答えだったりだとか、そういうふうなところを支援するっていうことを最初はやっていました。
結構具体なところを。
そうですね。
スタートアップしてITベンチャーに入る?
スタートアップとは言ったんですけど、途中からスタートアップ的な形を取り始めたっていうのが実は新しくて。
ごめんなさい、あんまり聞き取ること分かってないですけど、そういう場合があるんですか?
そうですね。最初は個人事業主が始めたオンラインのコミュニティがあって、そこに入らせていただいて、
そこから法人化して、より事業を加速させていくっていう中で、転職支援のこととかやってたんですけど、
転職支援のいわゆるITサービスとは全く関連のないところじゃないですか。
これをITの力でもっと加速させていけないかっていうところで、プロダクトサービスを作り始めるっていうことをしたんですよね。
そうなってきたときに資金調達が必要なんじゃないかみたいな話とかもあって、いわゆるスタートアップ的な道と言いますか。
ザベンチャーキャプチャルみたいなところに。 そうですね、そうですそうです。
え、それちなみにどういうITなんですか?ごめんなさい、あんまりそこ結論くれて。その事業はどうなったんですか?最終的に。
その事業は今も続いているんですけど、何度かピボットを繰り返して、今も続いてはいる。
じゃあその共同創業から一歩出て、自分のやりたいことで起業するっていう選択を多分取ったと思うんですけど、その時の話をなんかザックパラに聞きたいんですけど。
はい、ありがとうございます。そうですね、2年間ITベンチャーで走っていく中で、もともとそんなにその業界、ITとかスタートアップのことってあんまり知らなかったんですけど、
実際その業界で働くと、周りにはこんなこう、もともと自分が働いてた業界で、その業界の課題、問題を解決するために取り組んでいる経営者の方々、企業がたくさんいるんだなっていうことを知りまして。
で、もともと私がいた、それこそFAであり、設備保全である、その業界で取り組んでいるスタートアップ、経営者さんっていうところが、ちょっと思い当たる人がいなかったので。
で、自分もすごい苦労してきたと思うんですよ。結構現場で保全というかその技術に対して。
で、その苦労っていうのは、やっぱりそれだけ簡単じゃないんですね。奥が深くて、やっぱりFAだったりとか保全修理の技術っていうのは。
なんですけど、奥が深いし、で、その技術って世の中がこれからどういうふうに向かったとしても必要になるものだと思うんですよね。
で、その人たちが結構、これだけテクノロジーが発達している世の中において、外から見るとやっぱり非効率だなって思うところもあるし、
ここはもっとこういうふうになったら楽になるのになって思うことも自分の中ではあったので、そういった、もともといた業界の課題を今の自分の知識だったりとか、
それこそ2年間、3年間、テクノロジーの業界で働いてきたので、自分だったら解決できるんじゃないかなと思ってFAクラフトという会社を立ち上げた、そういう背景になりますかね。
なるほど。ちなみに、じゃあ立ち上げて俺は一人でやっていくぜってなった時に、その共同創業の人とはどういう話をしたんですか。
えっと、そうですね。僕、やっぱりこっちでやりたいですっていう、自分がもともといた業界のところで、自分でチャレンジしたいんですっていう話をしましたかね。
じゃあ、応援するよみたいな感じの。
そうですね。今でも定期的にコミュニケーションというか、Zoomして。
やりとりは通ってるんですね。それが2022年の8月とか、何月ぐらいですか。
ちょうど8月ぐらいに始めたってことですね。
いや、すごいな。一気に怒涛の展開ですよね、なかなか。
保全をやってた時に思ってた、一番保全の仕事やってて、うわ苦労したなっていう経験って何か1個あります?
これは乗り越えるの辛かったのは、その業務の内容に直接触れちゃうといろいろ問題になると思うんで、中小化してもらってもいいんですけど。
一番辛かったのは、初めての土曜日、休日ですよね。
休日出勤の夜勤で、一人で修理にハマり続けたことっていうのがあるんですけど。
平日とかだと、多分他の会社もそうだと思うんですけど、夜勤をするってなった時に、新人一人をポンと置いたりはしないんですよね、さすがに。
なんですけど土日とかになると、そんなに人、稼働してる設備も限られてるので、人数をちょっと削って人員配置するっていう感じなんですけど。
そこに、ちょっと修理でき始めたかなぐらいの自分が夜勤土曜日の夜に配置されまして、現場の機械の調子が悪いっていうので呼び出されていくんですけど。
もう全然原因がわからんと、何が悪いのかさっぱりわかんなくて。
それってメカも電気もPLCとかも全部見るんですか、トータルで。
一人でって言ったんですけど、機械と電気一人ずつっていう感じですね。
ただ機械のメンバーは別の修理でハマってたりすると、助けを呼ぶにもなかなか呼べなかったりですとか。
そうですね。で、自分は電気を専攻していた、専攻というか専門の部門として見ていたので、機械的なところ以外は全部呼ばれていくというか。
なるほど。保全って結構その休みの日とかでも呼ばれるとかそういうのあります?
生産技術とかだとね結構、なんかポンって急に会社に呼ばれるみたいな話よく聞くんですけど。
そうですね。なんかこれって結構会社によるのかなって最近は思うんですけど。
ある程度の規模感の会社であれば、休日にちょっと来てくれるかっていうような話はそんなにないし、少なくとも僕はなかったです。
ちょっと上の方はわかんないですけど。ただ実際に自分で会社を立ち上げて、いろんなそれこそ事業規模問わず業界問わずメンテナンスの仕事をされている方々の話を聞くと、
夜に機械が故障すると工場から近い人から電話がかかってくるみたいな話も聞いたりとかするので。
あーなんかね、SNSで見たことありますよね。なんか家が遠いっていうのが救いみたいな。
その電車で終電がある距離に住むと行けない理由になるけど、そのなんか歩いて行ける距離にいるとめっちゃ呼び出されるみたいな。
そういうのをね、SNSかなんか生産技術あるあるみたいな感じで見た気がする。
ありますよね。結構そういうネタを取り上げられてるYouTube。
うんとか、なんか本も出てましたよね。確か生産技術あるあるみたいな本。なんか出てた気がするな。なんかそれのネタかなんかわかんないけど。
そうですよね。まあそもそも保全部門がない会社さんだと、いわゆる生産技術と呼ばれる方々がそういうトラブルにも対応されることになるのかなとは思うので。
あ、そっか。保全部門がない会社ってのもあるのか。
そうですね。この保全を語るときにやっぱり結構、やっぱり皆さんそれぞれ働かれてる環境が違うので、なんか世界観がやっぱり同じ保全でも違うなって思うんですよ。
ああ、はいはいはい。
いわゆる、例えば量産系の自動車部品だったりとか、産業機械とか作ってる会社であれば、設備保全っていう部門の方がいて、それなりにこう機械の故障というかトラブルもあって突発対応があるというような感じだと思うんですけど。
例えば大規模なプラントだったりとか、価格系の工場とかだったりすると、そもそも突発故障自体が許されないというか、一つの故障がすごい大規模な損失につながってしまうので、業務で使ってる大半の時間は計画的な修理のための段取りだったりとか、なんでこう毎日修理に走り回ってますっていうような感じではないと思うんですよね、プラント系とかだと。
町工場とかに目を移すと、そもそも機械のメンテナンスだったりとか、生産技術の方がいらっしゃらない。
で、当然機械なんで故障、調子が悪くなるときもあるので、そういうときには、例えば工作機械のメーカーの方々を呼んで修理していただくっていうふうな話もあると思いますし。
同じ機械の修理メンテナンスをやっている方々でも置かれてる環境だったりとかによって、業務で使ってる時間とかその性質っていうのはちょっと違うんじゃないかなっていうのは、実際に自分で起業してから学んだことといいますか、気づいたことですかね。
おきもりさんすごい広い範囲でいろんな補全を見てるんで、いろんな視点があると思うんですけど、僕も工作機械メーカーの人間なんで、補全って言ったらやっぱ今言ったように、実際工作機械を買ってくださったお客さんに対して行う機械のメンテナンスっていう意味合いがすごい強いですね。
当然自社の工場の中で工作機械も作ってますけど、基本工作機械ってLINE流して作るもんじゃないから、一台一台作業者が組んでくるんですけど。
だからそこに別に設備はそんなにいらない。人とモジュールを組み立てる人がいればいいから。あんまり補全って概念がないんですよね。
当然、社内に機械はあってそれは補全するんですけど、というよりはもう本当にお客さんに対してサービス万が一体直すっていうのが、ザ補全っていうイメージなんで。
やっぱそのあたりでも視点が違うというか、見ているものが若干異なるかなっていうのはありますね。
そうですね。年間5000件ほどの突発的な呼び出しがあるっていうと、結構驚かれたりするんです。
年間5000件?だって1日に換算したら1日何回呼び出されてるんだっていう。
そうですね。故障というか現場で機械がちょっと動かない、思うように生産ができないっていう時に呼ばれて現場に行くんですけど、その呼び出しの回数が5000件ほどあって。
全部が全部故障かっていうとそうじゃないんですよね。思うように機械が動きません。
いろいろ話を聞いたりだとか、実際に機械の状態を見ていくと、単純に現場の人のちょっと段取りのミスだったりだとか、機械としては全然故障してないけど、その条件が揃っていなかっただけみたいな話とかもあるので、そういう意味でいくと日々いろんな生産活動をされている現場の方々はそんな感じですね。