仕掛学の説明に入る前に、まずはですね世の中にどんな面白い仕掛けがあるのか、これを見ていきましょう。
例えば、世界一深いゴミ箱と呼ばれる仕掛けがあります。
これはねスウェーデンの公園に導入されたものなんですが、ざっくり言えば音が鳴るゴミ箱です。
見た目はね普通のゴミ箱なんだけど、このゴミ箱にはセンサーとスピーカーがついてまして、ゴミを入れると音が鳴るんですよ。
で鳴る音っていうのが何かっていうと、落下音です。
ちょっとね実際にゴミ箱にゴミを入れた時に鳴る音を聞いてみましょう。
いやこれはね世界一深いですよ。
あの落下音はねだいたい約7.5秒ぐらいなので、初速なしだと考えて計算するとこのゴミ箱の深さはですね約280メートルと。
これは世界一深いですよ。
でねこの音が鳴る仕掛けによって人はこのゴミ箱にゴミを捨てたくなるんです。
厳密に言うとこのゴミ箱に何かを入れたくなるんですね。
でゴミ箱なんで当然ゴミを入れるわけなんですが、なんとこの世界一深いゴミ箱は通常のゴミ箱に比べて2倍以上のゴミを集めることに成功したらしいです。
まさに仕掛けですよね。
他の事例も紹介しますと、これまたゴミ関係なんですけど、今度は不法登記をさせない仕掛けです。
その名もゴミ除けトリーというものです。
トリーっていうのはあの神社の入り口にあるあのトリーね。
不法登記が問題になっているような山奥に小さいトリーを建てるんですね。
もちろん本物のトリーではなくてダミーのトリーで高さ1メーターちょいのね腰下ぐらいのちっちゃいやつです。
でもこのちっちゃいトリーを建てるだけでなんとね不法登記が劇的に少なくなるんですね。
なぜなら、なんか罰が当たりそうだからです。
信仰が深くなかったとしても、やっぱり神聖なものを前にすると人は悪いことをしようとしなくなるんですね。
その真理をうまく利用した仕掛けっていうのがこのゴミ除けトリーというものです。
もう一つぐらい紹介しておくとピアノ階段という仕掛けがあります。
これはね階段をピアノに見立てた仕掛けで、階段を登っていくとその段に合わせてピアノの音が鳴るというものです。
これはね階段を登らせるための仕掛けなんですね。
こういう階段があるとエスカレーターとかエレベーターがその横にあったとしても、ちょっと階段で登ってみようかなとなりますよね。
よくさ、運動不足解消のために極力階段を使いましょうなんていうことがね言われてますけど、その言葉だけじゃなかなか階段で行こうかなっていうことにはならないんです。
こういう仕掛けがあると音が鳴ることでね、ちょっと階段で行ってみようかなと人の行動を変えさせるというそういう仕掛けとなっています。
と、まぁねあくまでも一例なんですけど、このようにですね世の中には様々な仕掛けがあるわけです。
そしてねそれらの仕掛けに共通して言えるのは、本人の意思によってつい行動を変えたくなる、そして行動を変えた結果問題が解決されるというものです。
本人にそのつもりがなくても、いつの間にか目的が達成される、それが仕掛けなんですね。
こういった世の中の事例を集めて体系的に整理して研究したのが仕掛け学なんです。
発起人は大阪大学の村松直博教授という方で、仕掛け学という学問を作ってですね研究をされています。
今回お話しする内容も村松教授の仕掛け学、人を動かすアイディアの作り方という本を参考にしてお話ししております。
仕掛けという言葉自体はね結構意味が広い言葉なんですけど、この仕掛け学においてどういうものを仕掛けと呼ぶのか、それをまず明確に定義しておきます。
仕掛け学ではFAD要件というものを満たしたものが仕掛けと呼ばれるんですね。
なんか急にアカデミックな感じ出てきましたよね。
FADっていうのはね、各要素の頭文字を取った当事語で、Fはフィアネス、公平性、Aはアトラクティブネス、誘引性、Dはデュアリーオブパーパス、目的の二重性、この3つでFADとなっています。
そしてこの3つの要素を満たすものが仕掛けと呼ばれるわけですね。
実はそんなに難しい話じゃないです。
まず公平性、これはね誰も不利益をこむらないよねということです。
さっき紹介した例のようにね、仕掛けって人を無意識に行動させて目的を達成するんですが、面白い反面ですね、結構強力で悪用したらね、詐欺とかにも使えちゃうわけです。
実際にね、人を騙すような仕掛けっていうのも世の中にはいっぱいあるわけですけど、そういう人を貶める仕掛けは、仕掛学上は仕掛けとは呼びませんよということです。
次、誘引性、これは行動が誘われるということです。
つまりはその人本人が強制されることなく、自分の選択で行動を起こすということです。
だからできることを制限させたりとか、強制的にその行動に変えさせる、こういうものは仕掛けの定義から外れるんですね。
最後、目的の二重性、これは仕掛ける側と仕掛けられる側で目的が異なりますよということです。
例えばさっき紹介した世界一深いゴミ箱の例で言ったらね、仕掛ける側っていうのはゴミ箱にゴミを捨ててほしい人たちです。
仕掛けられる側がゴミ箱にゴミを入れる理由は、ゴミを捨てたいからじゃなくて、音を聞きたくてゴミを入れてるんですね。
という具合で、実はお互いの目的っていうのがずれてるんですけど、問題っていうのが解決されると。
ここにギャップがあるっていうのが仕掛け学なんですよ。
これがすごくユニークで面白い部分だと思います。
結果的に問題が解決される、これが仕掛けということですね。
ここからちょっと入り組んだ話になりますが、仕掛けというものがどういう原理で人に作用しているのか、そこら辺の話をざっくりとしたいと思います。
仕掛け学では、世の中にある仕掛けを収集して、そこから各仕掛けに共通する要素を抽出して体系化してます。
いろんな仕掛けがあって、一見何の共通点もない、バラバラに見えるようなものなんですけど、実はどの仕掛けにも共通した項目っていうのがあるんです。
それを抜き出して体系化してるんですね。
分類的には結構細かく分かれていて、これを全部伝えるのは難しいんで、ざっくりとだけ説明します。
詳しく知りたいという方は、ぜひ仕掛け学の本を読んでください。
まずめっちゃ大まかなんですけど、仕掛けが効果を発揮する流れっていうのを説明します。
まず第一に、物理的トリガーというものがあります。
名前はすごく物々しいんですけど、意味としてはそのままで、物理的に人に作用するっていうものですね。
例えば、その仕掛け自体が目で見えたりとか、音が出たり、匂いがしたり、触った感じふわふわしたり、温かかったりと、そういう感じの物理的なものですね。
次に心理的トリガーというものがあって、物理的トリガーが影響した結果、自分の内面に何らかの変化があります。
そしてその心理的トリガーによって、行動の変化が起こると。
こういう順番で仕掛けっていうものは作用しています。
こうやって体型出せて言葉にすると結構小難しく聞こえるんですけど、これもまたそんなに難しいことじゃなくて、
例えばね、トイレの消便器の的、これを例に分解していくと、まず物理的トリガーっていうのは、言わずもがな的ですよね。
的に目が行くというのが物理的なトリガーです。
その結果、精神的トリガーとしては的に当てたいという、挑戦したいという気持ちが発生するわけです。
そして的に当たるように用を足すという、その人の行動が変化するという流れです。
世の中にあるどの仕掛けも基本的にはこういう形に分解できるんですね。
まず物理的なトリガーがあって、その後に精神的なトリガーがあって、そして人の行動が変化すると。
この仕掛け学の面白いところは、この物理的トリガーと精神的トリガーって具体的にどんなものがあるの?っていうのをめちゃくちゃ細かく分けてるんですよ。
仕掛け120個の事例を調査してまとめて、物理的トリガーと精神的トリガー合わせて16種類に分解されてます。
その世の中にあるすべての仕掛けは、その16種類のトリガーの組み合わせで説明できるんです。
だから仕掛け学を学ぶことで、面白い仕掛けを見た時にも、
へー、頭いい人いるな、すごいアイデアだなとただただ感心するのではなくてですね、仕掛けの要素を分解して理解するってことができるようになります。
そうなると当然ですけど、自分で仕掛けを作ろうってなった時も応用ができるんですよね。
まあそんなに簡単な話ではないんですけど、仕掛けられる側から仕掛ける側になることができるかもしれないという話です。
そうなるとね、なんかこう仕掛け学、勉強したくなりませんか?
ちょっとね、この16種類を全部解説していくと超長くなっちゃうんで、
このものづくりのラジオでは、仕掛けの物理的トリガーについてちょっと深掘りして説明したいと思います。
いわば物理的な仕掛けそのものですね。
まあ仕掛けのインターフェースと言ってもいいかもしれないんですけど、
まあ仕掛けにおけるものづくりの部分です。
仕掛け学ではね、物理的トリガーをさらに2種類に分解してます。
それが、フィードバックとフィードフォワードです。
またなんかね、小難しい感じでアカデミックな感じしますよね。
そこにはドアなんてなくても、
ドアノブっぽいものがあれば、人は掴んで回すんですよ。
これが見ただけでその人の行動が変わるというフィードフォワードです。
今説明した例は、フィードフォワードの中でも、
何かに似ているという特徴を使ったアナロジーというものになります。
この他にもね、例えば、
めっちゃ望遠鏡っぽい筒がどっかから生えてたら、
ちょっと覗き込みたくなりますよね。
あとね、さっき例で出したね、トイレの的もそう。
的っぽいものが見えたら、狙いたくなるんです。
それは、そこまで生きてきた経験の中で、
それと似ているものを知っているからです。
経験的に知っているものと紐づけて、
その先の行動を決めるんですね。
これがアナロジーです。
フィードフォワードの中には実はもう一つあって、
それがね、アフォーダンスというものです。
これはアナロジーと似てるんだけど、
見ただけで使い方がわかるというものです。
アナロジーと違うのは、
事前の知識がなくても形から用途がわかるよと。
こういうものをアフォーダンスと言います。
例えばね、椅子ってあるじゃないですか。椅子ね、座るやつ。
もしも世の中にね、椅子というものを知らない人がいたとしても、
椅子を見たら、あ、これって腰かけられるなと。
腰をかけるものなんだなっていうのが形状から伝わります。
伝わるはずだと言われてます。
実際、椅子知らないっていう人いないんで。
これがね、アフォーダンスです。
結構ね、これ自分の子供を観察してるとね、
このアフォーダンスを見つけることができるんですよ。
子供たちってね、過去の経験がないから、
見るものがすべて初めてなわけです。
ただやっぱ形状から察してね、結構正しい使い方をするんですよ。
まあ子供の場合はね、だいぶ間違った破天荒な使い方もしますけど、
それもね、見た目から影響を受けて行動してるわけです。
まあこのようにね、アナロジーであっても、アフォーダンスであっても、
とにかく形状を見ることによって、人は行動を変えるんです。
これがね、物理的トリガーで言うところのフィードフォワードというものになります。
これはね、やっぱりものづくりに関わる技術者としては、
まあすごい面白い視点だなと思いますよね。
形っていうのはね、まあそれだけで人を動かす強力なトリガーになるんだよっていうのをね、
ぜひとも理解しておきましょう。
まあ仕掛け学すごく面白いんですけど、結局はなんかエンタメ系だよね。
製造業とか産業機械とか、まあそういうね、がっつりしたものづくりとは、
あまり関係ないよねと思ったならば、それはね、違います。
仕掛け学ね、めっちゃ使えると思うんですよね。
むしろもっとね、そっちに寄った方がいいんじゃないかとも思います。
ここからね、かなり私の独断と偏見になるんですけど、
みんなね、技術に頼りすぎなんですよ。
各有私も技術者なんで同じなんですけど、
それはいったんね、棚にあげさせてもらって語りますと、
技術で解決しようとしすぎなんですね。
視点を切り替えれば、実は技術だけじゃなくて、
仕掛けで解決できるってことあるんじゃないの?ということです。
結局大事なのはね、問題をどう捉えるか、どう課題設定するかなんです。
基本的に本質っていうのはそこで、技術も仕掛けも手段なんですね。
例えば、公園でゴミが散らかってますよという問題があるとするじゃないですか。
それを技術で解決しようとしたら、
公園用のゴミ掃除自動ロボットを開発しようなんてなる可能性もあるじゃないですか。
AMRとか使ってね。
全自動で公園を徘徊してゴミを掃除するロボット、
それを配置しましょうっていうことです。
まあそれも実現すればいいんですけど、
でも実は世界一深いゴミ箱みたいなチープな仕掛けでも、
その問題って解決できたりするわけですよ。
これはいささか極端な例ですけどね。
技術か仕掛けかとかそういう極端なことを言いたいわけではなくて、
仕掛けの視点をうまく使って、
技術と組み合わせれば結構面白いものできるんじゃないのかなって思いますよね。
技術の発展とか応用ってもちろん大事なんですけど、
やっぱね、それだけにとらわれてはいけないんです。
海外のことわざで、
ハンマーしか持っていなければ全てが釘のように見えるという言葉があります。
これなかなか深い言葉ですよね。
つまり視野が狭いと全てが同じ問題に見えてしまうということです。
まあ違う言い方をするとね、拡張バイアスとも言いますけど、
自分がそう思いたくなるように物事を理解してしまうということです。
言い換えれば、技術だけしか持ってないと、
全てが技術的課題に見えてしまうんですよ。
これはね、技術者の悪い癖だと思います。
仕掛け学の書籍の中でも紹介されているアメリカンジョークをね、
ここで一つ紹介しますが、
アメリカのNASAは宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだ時、
無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。
これではボールペンを持っていても役に立たない。
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、
10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ね、
ついに無重力でも上下逆さまでも水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、
どんな状況でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した。
一方ロシアは鉛筆を使った。
というねアメリカンジョークなんですけど、
これなかなかエッチの効いたジョークですよね。
まさにこのハンマーしか持っていなければ、
全てが釘のように見えるということわざそのものですね。
これはねあくまでもジョークなので事実ではないんですが、
技術にとらわれるということを封死したすごくよくできたジョークだと思います。
結局のところね実際にこういうふうな状態になっているっていうことはね多々あるんですよ。
それはね技術者に限らず専門性を持ったあらゆる分野の人がそういう傾向があると思います。
だからこそねやっぱ多面的に物事を見なければならないし、
そのためにね一つの視点として仕掛け学っていうのがね結構役立つと思うんですよ。
製造業とかものづくりにおいてもねこの仕掛けっていうのを活かせる場面ってめちゃくちゃあると思います。
もちろんねなかなか大きい部分に使えなくても小さい部分でね色々と使えると思うんですよね。
例えば結構ね面白いシールがあってさ、鳥の糞シールっていうのがあるんですよ。
今はね売ってないかもしれないけど一時期ねクラウドファンディングで結構話題になってました。
鳥の糞っていうのはね本当にあの車とかに垂らされてさイラッとするあの鳥の糞。
あの形をしためちゃくちゃリアルなシリンゴ音声のシールがあるんです。
これで何するかっていうとそのシールをね自転車のサドルに貼るんですよ。
そうするとなんと自転車の盗難防止になるんですね。
やっぱ鳥の糞イコール汚いってイメージあるじゃないですか。
だからサドルにね鳥の糞が落ちてる自転車を見るとネガティブなね心理的トリガーっていうのが働いて
泥棒が自転車を盗むのをやめるとそういう仕掛けです。
これ見た時ねあーめっちゃ面白い発想だなって思って製造業でもなんか同じ感じで取り入れられないかなと思って
私が思いついたのがね血しぶきのシールなんですよ。
製造業の現場ってやっぱ労働災害多発するんですね。
機械って危ないし巻き込まれるとねやっぱ命に関わるわけです。
だからね危険な箇所とか注意が必要な箇所にもうおどろおどろしい血しぶきのシールって貼っておけば
なんかね作業者もねそこで注意して作業するから労働災害の防止になるんじゃないかなと思ったんです。
がそんなものをね当然現場に貼ってたら製造業の現場を見た時に拷問室みたいになっちゃうんでダメですよね。
シンプルに怖いです。
一応入ってます。
ここで仕掛け学の勉強会やってるんですよ。
それこそこの仕掛け学の生みの親であるですね
村松教授を招いて講義をしてもらったりとかもしてるみたいです。
技術士の仲間がねそういう活動に参加してて
仕掛け学面白いよって教えてもらったんで
ちょっとね今回興味を持ってね本で勉強してみたっていう感じです。
でもねやっぱ本を読んだだけなんですけど
いいですね仕掛け学を知るとね
日常生活の中でも仕掛けを探したくなるし
見つけたらね要素を分解して
その仕掛けの原理っていうのを突き詰めたくなるんですよ。
多分こういうことを繰り返していくと
仕掛けっていうのがね自分自身でだんだん作れるようになっていくんじゃないかなと思います。
私もねエンジン屋の端くれとしてね物作りしてますんで
仕掛け学を使ってねいろいろと面白いもん作っていきたいなと思いますね。
今日お話した内容のもっと詳しい内容っていうのは書籍で読むことができます。
仕掛け学の本ってね何冊か出てまして
僕が読んだのは仕掛け学人を動かすアイデアの作り方という本です。
これね実は昨年続編も出てて
実践仕掛け学問題解決につながるアイデアの作り方という本も出てます。
両方とも買ってるんですけどまだね1冊目の方しか読んでないんですね。
この本のリンクはねポッドキャストの説明欄に貼っておくんで
興味のある人はぜひ読んでみてください。
ページ数としてはね200ページもないんで
結構2、3時間でねサラッと読めてしまいますんで結構ねおすすめです。
皆さんもねぜひともハンマー以外の道具として
仕掛け学もポケットの中に入れてみてはいかがでしょうか。
というわけで今回はここまで。
私は支部長技術研究所という技術ブログも運営してます。
周知更新を目標に更新してますのでそちらの方もぜひ覗いてみてください。
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10分ぐらいで聞けるものづくりの話してますんでぜひともそちらも聞いてください。
あとこのものづくりのラジオいいと思っていただけたらですね
番組のフォローまた各ポッドキャストアプリにて評価の方もよろしくお願いします。
というわけで支部長でした。
ではでは。