それでは早速行きましょう。
もうそしたら。
もう始めちゃっていいですか?
はい、よろしくお願いします。
ごめんなさい、よろしくお願いします。
今日私からですね、ものづくりって面白いですよという話をさせていただきたいと思います。
まず、ちょっと待ってくださいね。
そうですね、まず私が誰なのかというところを自己紹介させていただきます。
名前は八津悠也と言います。
本業はですね、山崎マザックっていう工作機械メーカー、
知ってるよって方いらっしゃいますか?
ありがとうございます。
そうですね、美濃川茂市に工場あるんですけど、
そこでエンジニアをやってまして、
FAソリューション本部というところで工作機械を開発しています。
これマシニングセンターですね、と呼ばれる機械とか、
そのメカ的な部分を設計したり、
あと一応AIエンジニアもやってるんで、
AIのシステム、工作機械に追加する新しい機能とかの開発とか、
そういうところを仕事として手掛けています。
今日私、今支部長っていうふうに呼ばれてきましたけど、
実は副業というかですね、個人活動としてもう一ついろいろやってまして、
それがこの支部長っていう発信活動のですね、
いわゆるあまりインフルエンサーと自分では言ってないんですけど、
インフルエンサー的な活動をやってます。
これではものづくり系の情報発信っていうのをやってて、
皆さんの今持っているパンフレットの中にちょっとロゴ書いてあると思うんですけど、
支部長技術研究所っていう技術ブログですね、
機械設計のこと書いてあったりとか、ものづくりの技術を解説しているブログであったり、
あと音声配信っていって、ポッドキャストっていうなんかラジオみたいなものですね、
ウェブのラジオみたいなのでものづくりの話をしてたりと、
そういう活動をやってます。
そんなのずっとやってたらですね、いろんな方から声をかけていただけるようになって、
去年ちょっと本を出版しました。
今日持ってきてますんで、学校に寄付させていただくので、
ぜひとも回し読みしていただいて、
誰でも分かるようなネジとか、
締結の部品だって設計するんだよっていうところも解説している本ですね。
あとテクノプラザものづくり支援センターっていう川上賀原市にある施設知ってるよって人いますか?
そこそこいます。ありがとうございます。
そこの一応広報大使みたいなのにも任命していただいてまして、
その施設をより良くしていくっていうところで、義父県に協力しているという形になります。
あとはAI系のイベントを企画したりとか登壇したりとか、そういうことをやってるんで、
いろいろざったにやってるんですけど、とにかく支部長ってひらがなで検索してもらえれば、
なんとなく私の活動出てきますんで、もし興味があればですね、
授業終わった後でも検索していただければなと思います。
私の経歴ですね、実は結構皆さんと近いような経歴を持ってまして、
私は工業高校出身なんですよ。静岡工業高等学校、もうないんですけど、
これ私が卒業した瞬間に潰れちゃったんですけど、
ここで機械化っていうところにいました。
本当にこういう溶接やったりとか、鋳造やったりとか、
まさに皆さんがやってるようなことに近い実習ですね。
旋盤とかもそうですけど、そういうのをやっていて、
私の学校は9割ぐらい就職する学校だったんですけど、
私はもうちょっとものづくりを学びたいなと思って進学しまして、
明星大学ですね、たぶんこの学校からも明星大学行く方っていらっしゃいますよね。
機械システム工学科というところで4年勉強して、
山崎マザックという会社に入ってます。
なのでロールモデルとしては、この道をたどる人、
工業高校から明星、山崎マザックっていう人、いなくはないと思うんでね、
結構皆さんの未来像じゃないですけど、
キャリアとかには近いのかなと個人的には思っています。
ちょっと本題に入る前に、一応会社の紹介をさせてください。
今日山崎マザックの人間として来てるわけじゃなくて、
UQ取ってきてるんですけど、一応行くだったら会社の紹介してこいっていう風に
会社から言われてるんで、ちょっと紹介します。
マザックはですね、工作機械の総合メーカーとなります。
総合っていうのは、皆さん工作機械ってご存知だと思うんですけど、
マシニングセンターとか、旋盤とか、あと五軸加工機っていうですね、
すごく複雑な部品を加工できるような機械とか、
あとレーザー加工機、こういうのを総合的に扱っているメーカーです。
1919年創業で、今、従業人が8700名ぐらいいます。
特徴的なのは、この8700名はほとんど海外にいます。
なのですごくグローバルな企業なんですね。
日本人が海外に行ってるっていうのもあるし、
海外で雇用された現地の方っていうのもすごく多くてですね、
機械自体も結構海外にいっぱい売れてるので、
本当にさっきのパイロットの方のお話じゃないですけど、
海外で働きたいよっていう人は非常にいい会社になってます。
グローバルで働けます。
工場は国内5拠点、海外6拠点、海外の方が多いですし、
皆さんご存知の通り、美濃鴨に工場がありますよという感じですね。
まさく何やってるのというと、
工作機械の研究、開発、販売、製造、納入、アフターケアまで
トータルでやってる会社です。
私はこの研究開発っていうところで、
新しい工作機械っていうのを作ってると、そういう仕事をしてます。
あと工作機械はやっぱり生産材っていってですね、
なかなか表に出てこない機械なんですけど、
工作機械が作った部品で機械が作って、
さらに機械が作られて、いろいろな便利なものができていくよ
っていうことで、非常に価値のある仕事になってます。
なかなか実習の中だとフライス板とか、
5軸加工具とか扱わないですよね。
5軸はないですね。
ないですよね。
5軸っていうものが扱えるようになると、
こういう例えば人工骨、これチタンとかで作られてる人工骨、
体に埋め込まれてるようなものも複雑な形で一発で削り出すと、
そういうこともできるので、非常に多岐にわたるような活用ができる機械
っていうのを作ってるのが、このまさくという会社です。
まさく気になる方はですね、
美濃鴨に工作機械博物館っていうのができました。
ここ行ったことあるよって方います?
意外といない。
学校とかで行かないですか?
行くときもあります。
ぜひ遊びに来てください。
ここに行くとうちの機械とか、歴史的な工作機械がいっぱい置いてますんで、
ぜひとも見ていただければなと思います。
地下工場っていってね、入り口はこの三角形になってて、
この地下にですね、地面に全部博物館が入ってますよって、
面白い建物になってます。
というところで、会社の紹介ここまでですね。
ここからが本題です。
皆さんにお伝えしたいことっていうのをお話しさせていただきます。
ちょっと考えてほしいというか、頭に浮かべるだけですけど、
この言葉、皆さん聞いたときどういう印象を思いますか?
仕事ですね。
仕事って聞いて、どういうイメージ湧きますかね?
皆さんの中には就職するっていう方多いと思うので、
多分1年後ですね、今2年生ですもんね。
1年後ちょっとに仕事、自分の仕事として働き出すという方多いと思うんですけど、
社会出るのめっちゃ楽しみだな、ワクワクするなっていうマインドの人って
そんなに多くないと思うんですよ。
皆さんちょっと社会出たらこんな感じなんじゃないかなってイメージしてる人いると思います。
上司にめっちゃ怒られるとか、現場で怒鳴られるとか、
深夜まで仕事して、ああ帰れないなとか、
あと帰ったら泥のように眠ると。
これをひたすら繰り返す、これが社会みたいなイメージを持ってる人がいると思うんですよね。
結構やっぱ社会人でもそういうふうに働いてる人実際にいます。
ちょっと前のニュースなんですけど、これ知ってます?
今日の仕事は楽しみですか?っていう看板が、
これ品川駅ですよ、東京の品川駅で出たんですよね。
これどうなったかっていうと、一瞬で炎上して1日でこの広告無くなったんですよ。
仕事が楽しいわけねえだろうと、怒る大人が多かったんですね。
で、これこんな広告出すなんてなんてひどい会社なんだみたいな感じで
バッシングを受けたっていうニュースがあったんですけど、
これは僕的にはすごい不思議だったんですよ。
なんで?みんな仕事楽しくないのかな?
仕事っていうのは僕的に言えばめちゃくちゃ楽しいです。
しかもものづくりの仕事っていうのは本当に楽しい。
なんで今日は皆さんちょっと仕事に関して不安あると思うんですよ。
働きだしてどうなるのかなと。その不安をちょっとでも払拭できるとか、
社会に出てものづくりすることが楽しいっていうのを伝えたいなと思って持ってきました。
今日のテーマはこちらですね。
ものづくりが面白すぎる件ということで、社会で役立つ工業高校パワーということで、
皆さんが学んでるってことがすごい貴重なことなんだよっていうのを自覚してもらいたいなという意味でお話しさせていただきます。
その前にちょっと具体的な話をする前に、もうちょっと抽象度の高い話をさせてください。
そもそも何で仕事をするんですかというお話です。
仕事それはお金稼ぐためですよとか、ご飯食べなきゃいけないからとか、いろいろ家族のためとか、
人から認められたいよ、金力が欲しい、いろんなことがあると思います。
これはこれでいいんですよ。
何のために仕事をするのかってなったら、お金食事家族とかいろいろあると思うんですけど、
楽しく仕事をするための人の視点ってもう一つあるんですね。
それは何のための仕事をするのかというところです。
この話よく語られるのが、イソップ童話の三人のレンガ職人っていう話があるんですね。
レンガ職人、レンガを積んで家を作っている人が3人いましたと、
その人にあなたはここで何をしてるんですかという話を問うとですね、
一人の人は私はレンガを積んでるんですよと、レンガを積むという作業をしてるんですよと、
すごくつまらそうに答えると。
もう一人はレンガを積んで壁を作ってお金をもらっているんだよと、
その人もやっぱりちょっとつまらそうだと。
一人すごくハキハキ働いている人は、歴史に残る大制度を作っているんだと答えたと。
同じ仕事をしているんですね、3人。
だけどこの最後の人っていうのはすごく輝いて、ワクワクして仕事をしてた。
これ何かというと、この人は何のための仕事をしているかというのをすごく意識しているんですね。
この2人はお金のためにとか、ただの作業とかそういう意識なんですけど、
やっぱり仕事の目的をしっかり持っているよという人が楽しく働けますという、
そのイソップ童話のお話なんですけど、
じゃあこれを皆さんが学んでいるようなものを作るというところに置き換えるとどうなるか。
それがこちらですね。
これは私の例ですけど、例えば私工作機械っていうのを作ってます。
じゃあ工作機械、何のために作っているのかという話です。
私は工作機械を作れって言われたから作っているわけではなくてですね、
工作機械ができれば、その機械から生み出された部品で、
車とか飛行機とかスマートフォン、こういうものが作られるんですね。
これが誰かの手に届いて、人の豊かな暮らしとか幸せを作るんですよと。
だから工作機械を作るっていうのはあくまでも手段で、
ものづくりを通して誰かの幸せを作るとか生活を豊かにするっていうことが、
これものづくりの本質なんですよ。
なんでこれを忘れなければ、皆さんはどこ行っても楽しくものづくりの仕事ができると思います。
逆に私が工作機械の部品を作るっていう作業をしてるんだと思ったら、
多分ものづくりつまんないです。
この暮らしとか幸せ、ものづくりっていうのは手段で、
ここを作ってるんだよっていうことをすごく意識してほしいなと思います。
ただ今皆さんがそれを意識できてないのは全然OKです。
なぜなら皆さんは今学ぶためのものづくりをしてます。
皆さんが実習で作ったもので、それで使って誰かが幸せになるかって言ったら別にそうじゃないですよね。
それはそういう目的で作ってないです。
皆さんがスキルを得るために、皆さん今ものづくりをしてる。
ただ一歩社会に出たらですよ。
これこそ1年ちょっと後には皆さんはこっちをやるんです。
人のためのものづくりっていうのを知らすと。
だからここの感覚を切り替えないと仕事が突然つまんなくなります。
だから絶対人のためのものづくり、ここがものづくりの目的なんだよっていうことを
ぜひともまず心にというか、頭の片隅に止めていただければなと思います。
ここからはちょっと具体的な話に入ってきます。
皆さん、ものづくりの仕事に就かない方ももしかしたらいるかもしれないんですけど、
皆さんが入っていくであろう日本のものづくりの世界って、今実際現状どうなっているかというお話です。
よくこの言葉は聞かないですか。
日本はものづくり大国ですよと。
日本のものづくりすごいんだと。
ジャパンアズナンバーワンだという話をよく聞くんですけど、これ本当か?
ということを疑ったことはあります?
結構テレビ見ると日本はものづくりすごいんだって言ってるんですけど、
ちょっと実は現実少し押され気味っていう事実がありますんで、それをまずお伝えしておきます。
ちょっと細かい図なんで、読ませるつもりでこれ貼ってないんで、雰囲気で見てもらえばいいんですけど、
これ世界の時価総額ランキング、会社の価値ですね。
のランキングが上からバーってなって、これ左側に書いてあるのは平成元年です。
私平成元年生まれなんで、私が生まれた年の時価総額ランキングと、これ平成31年。
だから平成最後のランキングです。
この色がちょっと塗られているのが日本企業なんですよ。
1989年の時は日本企業、世界の上位52、32社の日本企業が入ってたんですね。
時価総額ランキング。
日本めちゃくちゃ強いと。
その中には早々たるものづくり企業が入ってるんですよ。
ただそれが30年後ですね。
2019年どうなったかというと、1社だけです。
上位50。これどこかって言ったらトヨタ自動車だけなんですね。
だからだいぶ押されてると。
実は日本のものづくり結構苦戦してるということがあります。
それがなぜかというお話ちょっとしていきます。
じゃあ日本のものづくりなんでこんな強かったと。
日本は何が得意なのかといえばですね。
まずこれ、白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機って言われて、これ何て呼ばれてるか知ってます?
歴史とか学べば出てくるんですけど、これ三種の神器って呼ばれてるんですね。
日本はこの時代のものづくり非常に強かったです。
この時代どういう時代かというと、物がない時代。
つまり作れば作るだけ売れる時代ですね。
みんな持ってないですよ。冷蔵庫持ってません。うちにありません。
今だったらみんなそんな人いないですよね。
いたら本当に申し訳ないですけど、冷蔵庫持ってないって人がいないから冷蔵庫作ればその人が買ってくれると。
物がない時代っていうのは作れば売れるから、良いものを早く安く作る技術っていうのが非常に重要になってくると。
これが大量生産というものです。
だからいっぱい作る。品質の良いものを早く安く作るというところが日本すごく強くて。
この時代、物がない時代は物づくりで石鹸していったわけですね、世界を。
ただこれ有限なんですよ。
だって人の数有限だからいっぱい作ったらそれだけ行き届いちゃうんですね。
行き届いた後、世の中どうなるかというと、物があふれた世界になります。
だから例えばこれ、この冷蔵庫ね、すごい古い冷蔵庫ですよ。
これ今欲しいって人いないですよね。
じゃあ皆さんどうなったかっていうと、それぞれの価値が多様化するんですよ。
じゃあこれはスタイリッシュなデザインがいいなと。
ちょっとSNSで映えるこういう冷蔵庫、私は欲しいっていう人がいれば部屋で使えるですね。
ちっちゃい冷蔵庫、目の前さんも自分の部屋あると思うんですけど、
ここに夏とかちっちゃい冷蔵庫あるといいじゃないですか。
そういうのが欲しいよと。
ただ冷やすっていうだけじゃなくて、こういうバリエーションが必要になってくると。
これを機能で差別化という意味で多品種少量精査なんて言います。
多くの品種をちょっとずつ作って、いろいろな種類をとにかく増やして物を広げていこうという考え方ですね。
これが次この時代に来ました。
これも日本そこそこ得意だったんですよ。
ただですね、さっきも言ったように物売れば有限なんです。
物がまた行き渡りましたと。
そこが問題です。
今は物作りから事作りという時代になりつつあります。
さらに物があふれてですね、機能とか見た目では差別化できない時代になりました。
なので今差別化するために何をやっているかといったら、体験価値です。
これを事作りと言います。
例えば冷蔵庫ありますよね。
冷蔵庫って物を冷やして保管していくものですけど、
何のためにこれ冷やしているかといったら、食事を作るためですよね。
食事を作りたいからそこで物を冷やしているんだと。
じゃあ冷蔵庫に入っている食品のリストが表から見れて、
今入っているんだったらこういうこんだてできますよって勝手に冷蔵庫が言ってくれたら便利ですよね。
冷蔵庫の冷やすっていう機能だけじゃない体験価値っていうのを作る。
これを事作りと言うんですけど、ここが日本非常に苦手なんですね。
こういうのイノベーションとかって言いますけど、ここが作れずにどんどん、
さっき見せた企業の価値のランキングがどんどん下がっていくということが起きているわけです。
有名なマーケターの人はこういう言葉を残しています。
ドリルを買いに来た人が欲しいのはドリルではなく穴である。
これ意味わかりますかね。
ホームセンターとかにドリル買いに来た人がドリル欲しかったんだよってドリル買ってるわけじゃないです。
この人は穴が開きたくてドリルを買ってる。
だからこの穴っていうのがその人にとって何であるかっていうのを考えないと、
もうものづくりでは勝てないということになってきてるんです。
これ逆に言うとすごくチャンスなんですね。
今まで製造業の世界で戦っていける人っていうのは人というか組織だったんですよ。
たくさん早く安くものを作れる組織っていうのが強かったんですけど、
今はそういう価値の時代、だから穴を探す人が輝ける時代なので、
価値を作れる人っていうのが輝ける時代なんですね。
なので個人が活躍できる土壌がすごくできてきたということです。
なので皆さんは今学んでいることを生かして、そういう活躍の仕方ができるということですね。
さらにその追いかけとなっていることをちょっとお話しさせていただきます。
ここからちょっと話がガラッと変わります。
ものづくりの民主化、これも技術が進んですごく発達してきてるんですね。
これどういうことなのかちょっと説明しますけど、国民総ものづくり時代と。
これ私が勝手に言ってるだけですよ、本当にこういう言葉があるわけじゃないんですけど、
今までって作る技術とか技能がある人が形とかものを作れたんですよ。
だから限られた訓練をした人だけがものを作れるという時代だったんですけど、
今ですね、いろんなものが出てきて、便利なものが出てきて、
これからって使う技術を学んでいれば誰もがものを作ることができるんですね。
便利なツールの使い方さえわかっていれば、形ってもう誰でも作ることができるんですよ。
それの最たる例がこれらですね。
これ知ってますかね?
Arduino、マイコン、マイコン好きって人います?
制御系、意外とあんまりやんない。
ラズベリーパイとか、そういう1万円もしないですね。
2000円とか3000円で買えるこういうマイコンで簡単に通信ができたりとか、
ものを動かしたりするわけですよ。
その動かすもの、3Dプリンター、これで簡単に形が作れるんですね。
削り方とか気にせなくても、3Dモデルがあれば大体の形は3Dプリンターで作れます。
確か学校にも3Dプリンターありますよね。
授業の中でも習われている。
あまり使わないといけないです。
ぜひとも使ってください。
もう3Dモデルがあれば形が作れちゃう。
じゃあ3Dモデルどうやって作るの?というと、
フリーのソフトウェアですよ。
もうCAD、3D CADも実は無料で使えるものであったり、
パソコンのスペックを対して要求しない、
ブラウザーだけで動いちゃうものであったりとか、
いろいろあるんですね。
こういうものを組み合わせれば、
実は誰でも使い方さえ調べれば、
ものが作れる時代が来ているんです。
こういうものが揃ってきたことで、
今どういうブームが起こっているかというと、
メーカーズムーブメントというのが起こっています。
メーカーですね。
メーカーというのは何かといったら、
例えば自動車メーカーというものづくり企業もメーカーと言うんですけど、
そっちのメーカーではなくて、
個人でものづくりをする人たちをメーカーと呼ぶ文化があります。
こういう人たちがやっぱり、
ものづくりが民主化したことによって急激に増えてきているんですよ。
ちなみにこれ私ですね。
そういうイベントいろいろあります。
メーカーフェア東京。
これ一番でっかいやつで、
これは私去年も自分のものづくりで出展したんですけど、
多分ここら辺に映っています。
近いところで言うと、
これ去年の11月かな。
大垣ミニメーカーフェアっていうのがあったんですけど、
これ行ったよって人います?
これあるの知ってたよって人います?
意外といないですね。
大垣のソフトピアジャパンっていう場所があるんですけど、
多分駅の近くなのかな。
そこでこの大垣ミニメーカーフェアって言ってですね、
岐阜とか愛知県の自分でものづくりをする人たちが、
私の話は以上です。
こんだけいろいろ話してますけど、
なんとなく私がすげえものづくりが好きで、
楽しく働いてるよっていうのが伝わったかなと思います。
今、私35で、今年36なんで、
かれこれ10年以上社会にいますけど、
楽しいですよ。
やっぱ社会、責任もありますけど、
それだけいろんな人にですね、
ものづくりで便利なものを届けられると、
それが今、会社っていう枠使わなくても、
個人でもできるっていう世界が来てるんで、
やっぱ作る技術を知っている皆さん、
すごく活躍できる社会になっていると思います。
なんでですね、そういう自信を持ってですね、
いろいろ真の選択あると思いますけど、
不安に思わずですね、
自信を持ってやっていっていただければと思いますんで、
私の話はこれで以上となります。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
やっぱ早かったですね。
そうですか、みんなの周りで楽しく仕事してる大人って、
どんだけいますかね。
え?
身の回りで楽しく仕事行っていますし、
今日も仕事ワクワクっていう人いましたね。
正直ね、少ないと思うんだよね。
それでも数少ない、ある意味仕事を楽しんでいる大人に
久々に会ったなという感じで元気をもらいました。
ちなみに最後の話で、
ゼロから1を生み出すというところで、
例えば高等高校の生徒さんだったなら、
課題研究という時間があったんじゃないかなと思うんですけど、
それは1年間通して自分の課題をやっていくという授業だったと思うんですけど、
ちなみに何かやられた記憶とかございますか。
いや、僕の学校、課題研究みたいなのなかったんですよ。
多分それが1000番3級の取得とか、
技能検定の方に振ってて、
ひたすら技能検定、このクラスでも受けます?
技能検定はうまく持っていると思いますね。
1000番のパカッとはまるやつあるじゃないですか。
いつも、昔からあるやつ、あれをひたすら作ってたっていう感じです。
あとあれですね、一応スターリングエンジンを作るって言って、
その加工はやってましたね。
1000番でですか。
1000番で、はい。
なかなか耐えがあれですね、必要だと思うんですね。
今、壁がって言ってみましたけども、
3Dプリンタという最終的なものができちゃうような時代でもあるじゃないですか。
そうするとその壁もなくなりやすいというか、
なくしやすい時代なのかなってちょっと思ったんですけど、
それでもやっぱり経験というのは必要?
必要になってきますね。
ちょっと深い話をすると、
やっぱり3Dプリンタって量産に向かないっていうのがあるんですよね。
じゃあ皆さんが使っているプラスチック部品って、
普段どういう技術で作られているかって言ったら射出成形というものです。
だから金型という型に樹脂を溶かして射出するんですね、圧力をかけて。
っていうのでパカッて開いたら製品になりますよっていう、
やっぱりそういう量産の仕方をすごくすると。
で、3Dプリンタでこれ作るべきではないよねって考えたら、
射出成形を考えた上での形を最初から作っておく必要があって、
それをしないと結局やり直しとかこれできないねと。
それもあくまでも一つの例ですけど、
そういうものがやっぱり無限にあるんですね、
ものを作っていくと。
これを見せて楽しんでもらうっていうだけだったら別に成り立つものを、
やっぱりものづくりってもっと広い人に伝えたいってなると、
最初からその視点を入れとかないとものが完成しないんですね。
それができるのがやっぱり、
自分も工業高校でものを作ってたっていう経験がすごく生きてくるので、
強い部分だなって思っているというところです。
工業高校でものづくりをするっていうことと、
大学行って知識を得るっていうことが、
レベル的に高校をかけ離れてるような感じがするんですけど、
今の話は両輪というか、そういう風なイメージで持っとればいいですかね。
そうですね、両輪であればいいですし、
結局工業高校で学んだことの知識がベースにあると、
大学で技術的なことを学ぶときの理解も早いです。
逆に普通高校から大学理系行って機械を学ぶと、
そこの記号設置っていうんですかね、
学んだことと知識が設置しないんでみんな、
早くふわって学んでっちゃうんですけど、
僕は、これはあのときにこれを作ったあれの話だと、
こういう理屈だったんだとか、
こういう理論だったんだとかわかるんで、
それで一気に理解が深まりましたね。
もし大学に行ってっていうことを考えてる人は、
頭でかちならず実習もすごく大事だよね。
そうですね、なかなか受験っていうのがあると、
勉強もする必要があるとは思うんですけど、
ちなみにどのくらいの割合なんですか、進学と就職。
大体3割くらい進学。
例年だと。
どうなるのか、まだ確定はしてないと思うので。
今からちょうど進路をみなさん選ぶ。
今2年生、だから今年の4月から3年生になるってことですね。
一番そわそわする時期ですね。
参考になることがたくさんあるような。
進路を考える上で、最後一言アドバイスいただけたら。
そうですね、いろいろ進学と就職って、
どっち選べばいいんだろうとか、
それで大きく人生変わっちゃうんじゃないかって思う人いると思うんですけど、
意外と就職しました。
4年後にしっかり勉強したいから大学行って、
もう一回就職しなすって人もいるんですよ。
この選択で全ての人生が決まるって思わなくていいと思います。
後からでも、いくらでも、
心と体さえ壊さなければ何とでもやり直しができるので、
そういう意味ではあまり気負いすぎることなく、
面白そうだなっていう部分を選べばいいと思います。
本当に就職失敗したいとか、受験失敗したら終わりだとか、
全然そういうことないので、
僕の知り合いでも高卒で結局就職して、
3年ぐらい働いて、
ちゃんと学びたいって言って大学入り直したっていう人もすごく多いですし、
その逆も大学じゃなくて、
このぐらいだったら就職しちゃえって言って、
途中で辞めて就職しちゃうって人もいるので、
その人たちは全然そういうフィールドで活躍してるんで、
あまり人生を背負ってるというか、
全てを決めるっていう意識でいなくて、
もっと気楽に選べばいいっていうのが私からのアドバイスですかね。