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  2. #105 誰でもわかる空圧・油圧..
2024-09-07 39:09

#105 誰でもわかる空圧・油圧の基礎の基礎【科学系ポッドキャストの日】

科学系ポッドキャストの日

今月のテーマ『あつあつ』


ものづくりとあつ、あつ、圧・・・!!

圧力で機械を動かす、空圧・油圧の技術について

誰にでもわかるように解説します!!


ホスト番組:英語でサイエンスしナイト

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↓参考記事『誰でもわかる空圧の基礎の基礎』↓

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サマリー

第105回のエピソードでは、空圧と油圧の基本が説明され、圧力が機械をどのように動かすのかが探求されています。特に、日常生活での空気や油の圧力を利用した技術に触れ、それらの重要性が理解されています。空圧と油圧の基本的な原理が説明され、空圧の安価で安全な利点と、油圧の圧倒的なパワーを提供する仕組みが明らかにされ、両者の特徴や用途について詳しく語られています。また、空圧と油圧の技術がさまざまな産業機械で活用されており、そのシンプルさや最新の動向についても触れられています。さらに、カーボンニュートラルの影響で電動アクチュエーターの需要が高まっている理由が説明されています。このエピソードでは、ポッドキャストウィークエンドとジムトフという二つのイベントの詳細や、技術ブログや音声配信の活動についても語られています。

空圧と油圧の説明
【ものづくりのラジオ】
どうも、しぶちょーです。
ものづくりのラジオは、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、
ものづくりに関するトピックをザックバランに語るポッドキャストです。
この番組は、東大阪機械製業の提供でお送りします。
今回は、科学系ポッドキャストの日という企画に参加させてもらっています。
この企画は、科学系ポッドキャスターが集まって、毎月10日あたりに、
共通のテーマについて、それぞれの専門分野の視点で語るという取り組みです。
毎月この企画の共通テーマを決めるホスト番組があるんですけど、
今月のホスト番組は、英語でサイエンス・シナイトさんです。
略して、エーサイ・ナイトさんですね。
そんなエーサイ・ナイトさんは、日本でサイエンス・ライティング教師になった元研究者と、
なかなか帰国できない帰国子女2人による、ほぼ英語、時々日本語の大体サイエンスなゆるゆるポッドキャストということです。
そんな英語でサイエンス・シナイトさんが挙げた9月のテーマがこちら。
アツアツとなっております。
まだ暑い今日この頃、現象としての暑や熱の不思議、思わず暑くなっちゃう話、
暑を感じた話などなどの出来事を語ってくださいというテーマでございます。
なので今日は、暑とものづくりのお話です。
いろいろね、どういうテーマで喋ろうかなって考えたんですけど、
今日はシンプルに機械にまつわる要素技術のお話をしたいと思います。
暑と言ったらね、やっぱ圧力でしょう。
ということで、機械と圧力、といえば油圧、空圧ですよね。
空気の圧力の力、油の圧力の力で機械を動かしてやろうというね技術があります。
これはね、非常に広く使われている技術でして、
皆さんの身近でもね、実は圧力で動いているものっていっぱいあるんですよ。
身の回りを見るとね、圧々なんです。
今日はね、そんな圧力のすごさ、そして具体的にどういう技術なのかってことを
誰にでも分かりやすく喋っていきたいと思います。
というわけで、今日のテーマはこちら。
誰でも分かる、空圧油圧の基礎の基礎、科学系ポッドキャストの日です。
空圧の身近な例
それでは早速いきましょう。
世の中にはですね、様々な機械があります。
その様々な機械たちは、人の生活を豊かにするためにせかせかと働いてくれているわけです。
じゃあ皆さん、そういった機械がどういうエネルギーで動いているかっていうのを意識したことってありますか?
一番ね、身近な機械で言ったら、おそらく車でしょうけど、
あれはね、ガソリンとか、場合によっては電気で動いてますし、
身近ではなくてもね、やっぱり機械って言ったらロボットというイメージあると思うんですけど、
ロボットは何で動いてるかって言ったら、大体電気とかで動いてそうですよね。
まあそのあたりはね、おおむねイメージ通りです。
ただ、今日のテーマは圧なんですね。
電気でもガソリンでもなく、圧力で動く機械、機構があるんです。
それが空圧、油圧という技術です。
空圧っていうのは、空気の圧力って書いてね、空圧です。
その名の通り、我々の身近にある空気、これをギュッと圧縮して、圧力を高めて、
その力を機械に使っちゃいましょうよという技術です。
もう一つ、油圧。
圧力で動く機械ってなんなんって思うかもしれないんですけど、
すごくね、やっぱ身近に使われている技術です。
じゃあどういうものが空圧、油圧で動いているかっていうのを見ていきましょう。
まずはですね、空圧。
一番身近なのはね、やっぱこれです。
まずはですね、空圧。
一番身近なのはね、やっぱこれです。
聞き覚えありますよね、この音。
電車の自動ドアでございます。
あとね、バスなんかも同じなんですけど、
このドアの開閉っていうのは、空気の圧力で行っているんですね。
明らかにさっき言った通り、空気の圧縮で行っているんですね。
あとね、バスなんかも同じなんですけど、
このドアの開閉っていうのは、空気の圧力で行っているんですね。
明らかにさ、プシューって言ってるでしょ。
こういうイメージありますよね、なんか電車のドアとかバスのドアって
なんかプシューって言ってんなっていう印象あると思います。
あれまさに空気が排気されている音なんですね。
空気で動いている証拠なんですよ。
じゃあもう一つ、空気で動く身近なものがあります。
それもね、ちょっとまず音を聞いてみましょう。
何なのか分かりますかね。
かんだかい音なんでね、ちょっと気をつけて聞いてみてください。
これ何の音か分かりました皆さん。
もしかしたら、嫌な思い出がね、甦ったって方もいるかもしれないんですけど、
そうですね、排車さんの音です。
我々の虫歯を削ってくれるさ、ドリルあるでしょ。
あのドリルって実はね、空気の力で回転させてるんですよ。
エアタービンって言って、空気を高圧で噴射することで
タービンっていうのをね、高速回転させて、それでドリルを回してるんですね。
そして我々の歯をそれで削ってくれてると。
実はこんなところにも空気の圧力の力っていうのが使われているわけです。
ぜひとも皆さんね、電車に乗るときとか、排車行ってね、歯を削るとき、
それどころじゃないかもしれないんだけど、意識して音を聞いてみてください。
これがね、空気の圧なんですけど、次は油の圧の油圧についてちょっと見ていきましょう。
これもやっぱ身近にいろいろ使われてるんですよ。
さっきのね、空圧のような音はないんですけど、
皆さん普段から使っているであろう油圧というものがあります。
それが何かって言ったら、車のブレーキですね。
これまさにね、油を使って動かしてるんですよ。
皆さん普段車乗るときって減速しようと思ったり、止まろうと思ったときってブレーキ踏みますよね。
ほとんど何も意識せずに踏んでると思います。
それはいいんですよ。それはいいんですけど、せっかくの機会なんでね、
このラジオを聞いた人はブレーキに思いを馳せてほしいんですよ。
私がね、面白いなーって思うのは、ブレーキってさ、踏むと車止まるじゃん。
それは当たり前でしょ。止まらなきゃ困るし。
皆さんね、ブレーキを止まるためのスイッチとか何かだと勘違いしてませんか?
ブレーキを踏めば車が止まるような動きをする。
そういう仕組みだと思ってません?
これね、間違っちゃいないです。そういう仕組みなんですけど、
ただね、持っておいてほしい視点っていうのがあって、
それは、車を止めてるのは、皆さんがブレーキを踏む足先の力だよっていうことです。
ブレーキを踏むとね、その先にある油に力がかかるんですよ。
そこで圧力が発生して、それが油を伝わってタイヤについているブレーキのピストンっていうものがあるんですけど、
それを押して、さらにブレーキパッドを押してね、ブレーキがかかるっていう仕組みなの。
だからなんかスイッチポチで止まりましたっていう感じじゃないんですよ。
我々は高速で移動する1トン以上ある鉄の塊を、自分の足先の力一つで止めてしまっているということですよ。
特別に別の動力があるわけじゃなくて、
自分自身のペダルを踏む力を油圧によって変換して車を止めてるわけ。
これが油圧なんですよ。
圧力の基本と応用
そう思うとさ、俺の足先すごくないって思わない?
自分の足先の力やばいなって思うでしょ?
思わないですか?
僕はブレーキ踏むたびに思うんです。
でね、止まるたびにね、油圧ってすげえなって思います。
毎回思わなくてもいいんだけど、
皆さんもね、車で止まるたびに、油圧ってすげえって思ってください。
これを聞いた人は思わざるを得ない。
そういう印象を脳に刷り込みましたから。
という感じでね、実はこのように我々の生活の中でも知らず知らずに、
油圧というものを活用しているわけです。
設備装置自社で作りたいんだけど、制御屋さんいないんだよなぁ。
と、お困りの底のあなた。
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ちょっとした作業でも大歓迎。お気軽にご相談ください。
詳しくはこのポッドキャストの説明欄、東大阪機械制御のホームページをチェック。
ここからは具体的に空圧、油圧がどういう技術なのかということを説明していきます。
まずね、空圧から説明しますけど、
これさっきも言ったように、空気の圧力を使っていろいろと動かそうぜっていう技術です。
圧力を加えた空気を圧縮空気なんて言いますけど、これを活用するんですよね。
圧縮空気の身近な活用の例で言ったら、
自転車とか自動車のタイヤが一番わかりやすいです。
空気入れてたら一生懸命タイヤに空気入れるでしょ。
入れれば入れるほどタイヤはカチカチになるじゃないですか。
それは空気を圧縮してね、タイヤに詰め込んでいるからです。
圧力が高まって、すごくタイヤとして活用できるような形になってるわけ。
だから広い意味では、タイヤも空圧を利用した機器の一つになるんですけど、
今日お話しする空圧っていうのは、タイヤとは違って、
圧縮空気を溜めた状態で使うんじゃなくて、
溜めた空気を出して使うっていう技術のことです。
イメージで言えば、風船をへくらましておいてね、すごい大きく。
必要な時に口を開放してね、プシュって空気を出して使うというイメージです。
これはあくまでもイメージであって、分かりやすいために風船にたとえたんですけど、
実際には吹き出す空気の風を使うというよりは、空気が持っている圧力を使うんですね。
今さらなんですけど、圧力ってそもそもなんなん?という話なんですけど、
圧力ってのは、物体が面を押す働きのことです。
なんとなくですけど、中学とかの学校で習った記憶が蘇ってきませんか?
圧力、面を押す力、働き、みたいなね。
蘇ってこない場合はね、授業中に寝てた可能性があります。
そんなあなたはね、先生の圧に勝ったということです。
空圧ってのは、物体の面を空気の力で押していろいろなものを動かすという技術です。
この空気の圧力を使うと、本当にいろんな動きが実現できるんですけど、
一番オーソドックスなのは直線運動です。
エアシリンダーっていうね、専用の機械部品があるんですけど、
それを用いて、空気の圧力を直線運動に変換することができます。
エアシリンダーっていうのがどういうものかっていうとね、
例えば、竹の筒でできた水鉄砲ってあるじゃないですか。
ほぼあれです。わかりますかね?
細めの竹を一節分で切って、片側に小さい穴を開けて、
空圧の基礎
片方から布のついた棒みたいなのを突っ込んで、
引っ張って水を吸い上げて、棒を押し込んで水をピューって飛ばすやつ、
あるでしょ?そういうタイプの水鉄砲。
エアシリンダーのイメージってほぼあれです。
水鉄砲の場合は、棒を突っ込んで穴から水を飛ばしますけど、
エアシリンダーの場合は逆です。
穴から圧縮された空気を突っ込んで、圧力で棒を動かすんですよ。
そうすると、圧力で棒を動かすっていう直線運動に変換することができるわけ。
それがエアシリンダーの役割です。
さっき言った電車のドアって空気圧で開いてますよね、閉じてますよねって話も、
このエアシリンダーっていうのは使われてます。
ドアの上、実は分解すると筒みたいなやつが入ってて、
そこに空気を送り込んで棒を伸ばしたり縮めたりすることで、
ドアが開いたり閉じたりしてるわけ。
空気の圧力を力に変換するためには、本当にいろんな機器が必要で、
いろんな種類があるんですが、
基本的にはどれも空気の圧を与えて、面を押すことで何かを動かす、
そういう原理で動いてます。
こういう感じで空気を使って機械を動かすということが、
様々な箇所で行われてるんです。
ただここで一つね、疑問が思い浮かびませんか?
なんでわざわざ空気の力使うのかっていうことですよね。
別に電気でよくね?っていうことです。
だってね、電気で物を動かせる技術ってもうあるじゃないですか。
皆さんご存知ですよね。モーターでございます。
電気流せば回るっていう部品があるのに、
なんでわざわざ空気の圧力使うのか。
非常に不思議ですよね。
まあそれは当然のことながら、空気圧、空圧には空圧の良さがあるんです。
何がいいのかっていうのをね、ちょっと紹介していきますけど。
まず一つ目ね、入手制ですね。
空気はどこにでもあるよ、ということです。
皆さん空気がなくて困ったことあります?
ああ、今日空気ないな、空気切らしてるわ、ちょっと買いに行かなきゃ、
トイレットペーパーみたいなことないでしょ?
空気は常に我々と共にあるわけよ。
そんな我々の身近な空気を媒介とした機器っていうのは、
それだけ必要なものが揃いやすいんで、安価に扱いやすいんですね。
モーターより安くなるということ。
といってもね、空気を圧縮するためには、
その圧縮するためのポンプを動かす必要があって、
そこに結局電気とかモーターの助けが必要なんだけど、
空圧のシステムというか、機器全体で見ると、
空気の圧力を伝えるための道具も、
空気が通せるホースが一本あればいいだけだし、
さっき言ったエアシリンダーとかも、
構造は比較的シンプルなんで、結構安いんですよ。
だから安価に、安く機械を動かしたいって時に、
非常にこの空圧っていうのは使えるんですね。
そしてもう一つ、空圧のメリットがあって、
それはね、漏れても安心ということ。
何かのトラブルでね、機械が壊れちゃうってことはやっぱあるんです。
もしその時に、電気とかだったらどうですか?
電気が漏れちゃう。漏電、怖いですよね。
それ触ったら痺れちゃうみたいな。
あとね、例えば油とかも漏れたらなんか嫌ですよね。
物によっちゃ引火するかもしれないし。
でも空気なら大丈夫じゃん。
そこら辺にあるんだから。
空気漏れてんなーって終わりですよ。
まぁ終わらないけどね、直さなきゃいけないんだけど、
比較的安全ですよね。
まぁ例えばね、さっきのドアの話に戻るけどさ、
電車のドアから油が垂れてきたら嫌じゃないですか。
それが服についたりしたらさ、問題になりますよね。
まぁ漏電なんてもってのほかですよ。
乗客がね、ドアに戻りかかって、痺れてたらやばいよね。
でも空気ならそういった問題がね、起こりにくいんですよ。
もっと言ったら、食品を製造する機械とかあるじゃん。
もしそこで油漏れとか起きたら、何が起こるか分かりますよね。
食品に油が混ざっちゃう。大問題でしょ。
その点、空気っていうのはね、クリーンなんですよ。
食材に混ざることがないから。
そういったね、リスク最小限に抑えられるんです。
だからそういう環境で使われる機械にも、
空圧っていうのはね、好んで使われます。
油圧の仕組み
続いて、油の圧、油圧のお話です。
油圧って一体どういうことなんだろうと。
実はね、これもさっき話した空圧とほぼ同じです。
油に圧力を加えて、その油を経由して面に圧力をかけることで、
力を発生させて物を動かします。
使う機器の形もだいたい一緒で、
これもね、またシリンダーなるものがあってさ、油圧シリンダーって言うんですけど、
さっき説明したのと同じように、竹筒の水鉄砲みたいなやつなんですよ。
形とかはほとんどエアシリンダーと一緒、原理も一緒です。
そこに油の圧力を加えて、シリンダーのロットって呼ばれる棒を動かして、
油の圧力を直線運動に変換します。
それが油圧というものの原理です。
空圧油圧も同じようなものなんです。
じゃあなんで同じようなものなのに、油圧と空圧で分かれてるんだ。
空圧だけで良くね?と思うかもしれないんですけど、
当然ですね、油圧にしかできないということがあります。
それがパワーです。パワー!
でございますけども、油圧ってのはね、本当にもう中山筋肉なんですよ。
嘘ですね。中山筋肉ではないんです。
ただ油圧っていうのは、どの機械要素でも出せない圧倒的なパワーを出すことができるんですよ。
さっき言ったね、ブレーキの話もそうです。
我々の足先の力ですよ。微力ですよね。
それがなんと、車を止めるっていう力に変換されてしまうんです。
パワーですよ。
なんでそんな力を出せるのかというと、
それはね、油が非圧縮性流体だからです。
まあそのままですけどね。
圧縮できませんよっていうことなんですね、油ってのは。
空気っていうのはね、さっきも言ったように圧力を加えてギュッと圧縮していけるんですよ。
でもね、油、水もそうなんですけど、液体っていうのは圧縮できませんよね。
それ故に圧力を伝えるっていう能力もすごく高いんですよ。
詳しくは説明しません。
名前だけ思い出してもらえばいいんですけど、皆さんパスカルの原理って覚えてますか?
多分これもね、中学校とかで習ってますよ。
どういう原理かっていうと、密閉された容器の油に、水でもいいんですけど、
圧力を加えると油が触れている面全てに同一の圧力がかかりますよと。
こういうのをパスカルの原理と呼びます。
詳しくは図がないと説明しにくいんで説明しませんけど、省きますが、
このパスカルの原理を利用することによって、
なんと、いかようにも微小な力をものすごいパワーに増幅させることができちゃうんですね。
なんで?っていう人はね、ぜひともね、パスカルの原理で調べてみてください。
調べるのめんどくせえなという、横着なそこのあなた。
でももっと知りたいよっていうのであればね、おすすめのブログ記事あります。
支部長技術研究所っていう素晴らしいブログがあってですね、
そこに誰でもわかる油圧の基礎の基礎っていうさらに素晴らしい記事があってですね、
油圧基礎ってね、インターネット検索すると一番に出てくる、
あのGoogleに認められた記事でございます。
図もね、これでもかっていうくらいわかりやすくてね、非常に素晴らしい記事なんで、
概要欄にリンク貼っとくんでね、油圧の基礎気になるなっていう人はね、
ぜひともそこから読んでみてください。
いや誰が書いたのか知らないですけどね、世の中には素晴らしい記事があるんですね。
まあということで、口だけだとちょっと説明できないから、
まあとにかく油圧とはパワーだと思ってください。
すごいパワーが出るんです。
油圧で動いているものって言ったら、
まあ身近なものではないんですけど、すごく代表的なもので言えば、
ショベルカーとかの大型の銃器。
あれがまさにね、油圧のパワーなんですね。
ああいうのはモーター程度のパワーじゃね、全然動かせないんですよ。
必ずこう構造を見るとね、アームに油圧シリンダーっていうのが付いてます。
ものすごいパワーを発生させるためにはやっぱり油圧が欠かせないんです。
油圧の応用
あとさ、YouTubeとかでやたら動画でさ、
何かをプレスして潰すみたいな動画、結構流れてくることないですか?
ショート動画とかでもそうだけど。
もう何でもかんでもね、ぺっちゃんこにしちゃうみたいな、
まあちょっと悪臭みたいなのもあるんですけど、
そういう動画流行ってるじゃないですか。
今年だとさ、
AppleのiPadのCMで、
クラッシュっていうCMがあって、
あらゆるものがすべて押しつぶされて、
最後にiPadが出てくるみたいなCMがあったんですよ。
それだいぶ炎上したんですけど、
その炎上はさておき、
ああいう莫大な力が必要なプレス機、
あらゆるものを潰してしまうよ、
みたいな機械に対しても、
油圧っていうね、技術がふんだんに使われてます。
もう本当にね、
なんじゃこりゃっていうサイズの油圧シリンダーが、
ポーンって置いてあって、
それにまたとんでもねえっていう圧力を加えることで、
爆発的な力を出してるんですね。
油圧っていうのは本当にね、パワー系の技術なんですよ。
とんでもない力が出せます。
ただその代わり、ゆっくりなんですよ。
キビキビっていう感じで動かないんで、
じっくり大きな力を出す。
そういうのが得意です。
まさにモリモリマッチョな技術。
それが油圧なんです。
ちなみに今油圧の話しましたけど、
当然水圧という技術もあります。
それは油の代わりに水使うっていうだけなんですけど、
あんまり一般的には使われません。
水だと錆びるんでね、
いろいろと気を使います。
腐るしね。
ただ水ってイメージとして、
油に比べたらシャビシャビじゃないですか。
だから空気に比べたら力は伝えやすいし、
油に比べたらスピードが出しやすいんです。
だからそういう愛の子というか、
空圧と油圧のいいとこ取りみたいなところで、
水圧っていう技術もあります。
私は正直水圧は使ったことないんで、
空圧と油圧の概要
詳しくはあんまりよくわかんないんですけど、
水に圧力をかけて機械を動かすっていう技術もあるんだよというお話です。
私が本業で開発している工作機械という産業機械においても、
空圧とか油圧っていうのはふんだんに使われています。
私もだいぶ空圧油圧には助けられてきましたし、
それを使った設計っていうのもかなり行ってきました。
身近な部分ではなくても、
ふだん目につかないようなそういう産業機械においても、
めちゃくちゃ使われている技術なんですね。
ただ技術っていうのは日進月歩で進化していっているので、
最近のトレンドっていうのを最後にちょっと紹介したいと思います。
最近は残念ながらアンチ空圧の流れがちょっとだけあるんですよ。
もう空圧使わないようにしようぜみたいな風潮がちょっとだけ漂っています。
というのは、電動アクチュエーターって呼ばれる機器がだいぶ増えてきたんですよ。
これは電動アクチュエーター、電動で動く機械要素部品なんですけど、
モーターとかも代表的なものですね。
そんなの昔からあっただろうって思うんですけど、
最近は空圧機器の置き換えとして使える電動アクチュエーターっていうものの
ラインナップがすごい増えてきたんですよ。
だからさっき言った空圧のエアシリンダーと同じサイズですよ。
コンパチですよ。
コンパチって言ってもわかんないかもしれないけど、
コンパチブルって言ってね。
置き換え簡単にできますよみたいなのをコンパチ品とか言うんですけど、
そういう感じでエアシリンダーのコンパチとして電動アクチュエーターがぶつけていくみたいな、
普通にそこのラインを取りに行ってるような電気で動く部品っていうのがすごく増えてきたんですね。
空圧にはね、これ油圧もそうなんですけど、
電動アクチュエーターの台頭
こうやって圧力を使った機器、実はできないことっていうのがあるんですよ。
それは何かって言ったら細かい制御です。
例えば10センチだけ動いてとか、5メーターパーセックの速さで動いてみたいな、
そういう位置の制御とか速度の制御っていうのが圧力機器だとできません。
圧力機器っていうのは本当に愛すべきシンプルさで、
与えられた圧力に従って全力で動くのみ。
そういうかわいい機械要素なんですよ。
だから例えばドアの開く距離をコントロールしたいと思っても無理なのね。
シリンダーがビューっと伸び切るか、どっかのストッパーに突き当たるまでちょっとつ猛進なんですよ。
そういうものなんですよね。
だからドアの開閉とかシンプルな動きに使うんですけど、
モーターで制御できた方がいいんじゃないかなっていう場合もあるんです。
最近はあらゆる機械が洗練されてきて、悪い言い方をしたら頭打ちになってきて、
そういう細かい部分をどんどん突き詰めていこうみたいな需要が高まってきてます。
例えばなんですけど、自動化された工場。
完全にロボットがいろんな段取り作業をしますよっていう工場があるとするじゃないですか。
機械にドアがついていて、ドアがビューっと開いてロボットがそこに材料を取り付けたり取り外したりとか、
そういう作業を自動で行ってどんどんどんどん物を作っていきますよという場合において、
その時、ロボットがドア開くの待ってる時間ってもったいないんですよね。
人間と違ってロボットには一時も休まずずっと働いてほしいんですよ。
1秒もロボットには休んでほしくないんです。
ちょっと厳しいんですけどね。ロボットはそういう宿命を背負ってるんです。
そうなると何がしたくなるかっていうと、
ドアをいちいち全開にする時間もったいないから、
必要な分だけ、その時の作業に必要な分だけドア開けばよくないっていう話になるんですね。
だからロボットがその作業をするのに必要な分だけドアがビューっと開けばいいんです。
そしたらドア開く時間って全開にしなくてもさ、ロボット作業できるから短縮できますよね。
ロボットがやりたい作業ごとにドアの開閉量ってものを最小にしてコントロールしたいよと、
そういう需要がだんだん出てくるわけ。
そういう細かい距離を制御するような動作って、
さっきも言ったように圧力を使った機器にはできないんですね。
これはモーターしかできないんですよ。
だから電動アクチュエーター使っちゃおうかなとなるわけです。
でも別にドアが開く開かないって、
それで節約できる時間ってさ、
どんなに長く見積もっても1秒。
およそ1秒以下でしょ。
コンマ2秒とかコンマ3秒その作業が短くなるよみたいな、
そのぐらいのちっちゃいちっちゃい改善なんです。
でも自動化する工場ってひたすらその作業を繰り返すんで、
1つのタスクでコンマ数秒短くなるだけでもとんでもないコストダウンだったり、
それこそ年間何百万という生産性の向上につながることがあるんです。
だからコンマ数秒ってなめちゃいけないんですよ。
そういうところを突き詰めていこうと思ったら、
空圧機器とか圧力機器が結構足引っ張ってくるの。
だからそういうところで電動アクチュエーターっていうのを使って、
動き最適化しようぜみたいなのが1個の流行りですね。
自動化にロボットが多く使われるようになってきたっていうのも要因の1つです。
あともう1つすごく大きい要因があって、
それ何かって言ったらカーボンニュートラルね。
消費電力においても電動アクチュエーターの方が有利なんだよっていう説があります。
カーボンニュートラルっていう文脈においてCO2削減しなきゃいけないよねっていう話になると、
製造業の分野では結構省エネしようぜみたいな流れになるわけ。
なるべく使う電気減らしてCO2削減につなげようみたいな、
そういうロジックが結構働くわけですね。
各社は省エネというところにすごく力を入れて取り組んでます。
その対策の1つとして最近よく言われるのが、
空圧使わずに電動アクチュエーターに置き換えようぜみたいな話が上がるんですよ。
空圧ってさっきも説明したように空気で動かすわけですから、
電気使わないんですけど圧縮空気を作るのに専用のポンプを回すからそこで電気使ってるんですよ。
そして一般的な工場の電気代の2割から3割は空圧のためのポンプを回すために必要な電力だと言われてます。
だから空圧って実はめっちゃ電気使ってるんですね。
そしてそもそもエネルギー効率がすごい悪いわけよ。
電気でコンプレッサーというもののモーターを回して圧縮空気を作ると、
そしてその圧縮した空気の圧力で物を動かすと、2回も力を変換してるんですよ。
だったら最初から電気で物を動かせばいいじゃんって感じですよね。
エネルギーっていうのは変換すればするほどどんどんロスしてきますから、
1回電気を空圧に変換して動きに変換するっていう流れをとっている時点で、
エネルギー効率的にはだいぶ空圧って不利なんです。
もともとは使い勝手が良くて安いっていうことで空圧がすごく使われてたんですけど、
電気モーターの技術の発展とか、世の中がカーボンニュートラルに向かい出したことによって、
実は今ちょっと空圧っていうのは減りつつあります。
最初電車のドア空気で開くんですよって言いましたけど、
実は最近の電車のドアってそんなに空気で開いてないことがあります。
プシューっていうイメージあるじゃないですか。
でもよくよく聞いてみると、プシューって言ってない電車めっちゃ多いんですよ。
実は電車のドアも電動に置き換わって言ってます。
是非ともそれも意識して見てみると面白いと思いますね。
油圧の方は特に電気では変えられないパワーがありますんで、
そこでアイデンティティを保ってるから何かに奪われるっていうことはないんですけど、
空圧の方は結構今立場が揺らいでるというか、
もちろん無くなることはないにしても、結構電動に置き換えよう勢と空圧のままでいい勢が争ってる感じです。
イベント参加の告知
争ってるというか、好みが分かれて置き換えようみたいな流れも割と出てきてる感じですね。
というわけで圧というテーマで話してきましたけど、
空圧、油圧、これはものづくりを支える圧力の技術です。
様々な部分に使われてますよというお話でございました。
そしてカーボンニュートラルの圧によって、圧っていうとちょっと印象が悪いんですけど、
必要なことなんですけど、そういう流れによって空圧っていうのが電動に押されつつあるとそんなお話でございました。
さっきもチラッと言いましたけど、空圧、油圧に関しては私のブログの方でもきっちり解説してますんで、
そのあたりもっと詳しく知りたいなという方、図を見てちょっと学びたいなという方は、
ブログ記事の方も読んでみてください。
誰でもわかるように記事書いてあります。
概要欄にリンク貼っておきますのでよろしくお願いします。
クロージングトークです。
告知です。
このものづくりのラジオとある音声配信系のイベントに参加することになりました。
それは何かというと、ポッドキャストウィークエンドっていうイベントです。
このイベントへの出展申し込み前にしてたんですけど、無事に抽選通りまして出展できることになりました。
まずポッドキャストウィークエンドがどんなイベントかっていう話からすると、東京下北沢で行われるポッドキャストのイベントです。
公式の案内そのまま読み上げますけど、
多様なジャンルで活躍するポッドキャスターが集まるマーケットイベントです。
全国のポッドキャスターが一堂に会し、それぞれが配信するポッドキャストプログラムの世界観を軸にしたオリジナルグッズ体験をブース出展していただくことで、
音声配信の枠を超えた出会いと交流の場を提供しますというイベントです。
今回で4回目の開催となるイベントらしいです。
ポッドキャストのイベントは基本的にトークライブが中心だったんですけど、
いろいろなバックグラウンドを持つ人がいるし、その人の配信内の本業と掛け合わせてグッズとかを売り買いする場を軸としたマーケットイベントとして開催してみようということで始まったイベントらしいんですけど、
実は去年は参加者として参加してまして、以前ポッドキャストでコラボさせていただいたタイセイタイムズのタイセイさんとか、
サイエントーク、サイエンマニアでおなじみのレインさん、そしてエマさんとお会いしました。
去年は行った時、いつかこういうイベント出展者側で参加したいなと思ってましたけどね、1年越しに無事に出展側になることができました。
イベントの詳細
私が参加する日っていうのは11月3日の日曜日なんでね、皆さん是非とも下北沢のボーナストラックっていう場所なんですけど遊びに来てください。
出展したはいいけどね、誰も来ないとかめっちゃ寂しいですから。
東京ね、もしも近くにいる人がいたらね、遊びに来てくれると嬉しいです。
そしてさっきも言ったけどね、これマーケットイベントなんですよね。
私の番組別にね、そんなオリジナルグッズあるわけじゃないんで、そこに合わせてね、売るグッズっていうのを考えなければならないんですよ。
で、実はもうね、やりたいことの構想っていうのはあるんですけど、またそれも進捗と合わせてこのものづくりのラジオでお話できたらいいなと思います。
せっかくものづくりなんでね、やっぱ私のものづくりと掛け合わせたグッズみたいなのを出せたらいいなと思ってます。
時間との兼ね合いなんだけどね、ちょっと頑張らなきゃいけないね。
11月3日日曜日、これがポッドキャストウィークエンドなんだけど、11月5日の火曜日からジムトフっていうね、2年に1度の日本最大級の工作機械の展示会っていうのはね、東京ビッグサイトであってさ。
確か5日間くらいかな、ジムトフ開催されてるんですけど、これも基本的に私出ずっぱりなんで。
この1週間はね、ずっと東京にいますね。
ポッドキャストウィークエンド来れなかった人もですね、ジムトフ遊びに来てくれると嬉しいです。
ジムトフの方はね、普通に本業でいるだけですけどね。
ぜひともね、お声掛けください。
というわけで今回はここまでとさせていただきます。
技術情報の発信
私は技術ブログ、支部長技術研究所を運営しております。
今日もね、おすすめのブログいくつか紹介しましたけど。
周知更新を目標に更新してますので、そちらもぜひ覗いてみてください。
また、XM毎日役立つ技術情報の発信を行っております。
朝7時20分、夕方18時20分に必ず投稿しておりますので、そちらもチェック。
よかったらフォローしていただけると嬉しいです。
あと、ものづくりの視点というボイシーでの音声配信やってます。
こちらは月曜日から金曜日までの週5で配信中です。
10分くらいで聞けるものづくりの話です。
ぜひどちらも聞いてください。
そしてここから重要ですよ。
ものづくりのラジオ、いいなぁと思っていただけた方はですね、
番組のフォロー、また各ポッドキャストアプリにて評価の方をよろしくお願いします。
これね、評価してもらえると非常に私のモチベーションが上がりますので、
ぜひともよろしくお願いします。
ということで、今日の話はここまで。
以上、しぶちょーでした。
ではでは。
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