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おはようございます、しゅうへいです。このラジオでは、1年後のあなたが楽になるヒントを、1日1つ瀬戸内海の島からお届けしております。
はい、おはようございます。ということで収録をしてるんですけど、うちの猫の瀬戸さんが横で横向いて寝てますね。はい。
もう本当に仕事をしてようが関係なくね。まあでもこういう姿を見るとなんかリラックスするなと思うので、猫を飼ってよかったなという風に思います。
あと猫を飼うとね、猫の写真とか見ると生産性が上がるとか、実は猫は意外な効果があったりするんですよね。はい。
ということで今日の本題に入っていきましょう。今日はですね、研究でわかったポジティブ思考であると実は収入が減るという事実ということで、これを聞いてるあなたはポジティブですか?
なんかね、この僕の多分ラジオとかでも猫をポジティブでいこうとか、なんかその自分を認めようとか自分を愛そうとかね、ああいう話を多分してきてるので、
今日はもしかしたら僕もそういう風に話してきた内容とはちょっとこう異なるような話をするかもしれないんですけど、
まあ多分最後までっていうか途中まで聞けばそういうことかっていうのもわかると思うのでよかったらお付き合いいただけるといいかなという風に思います。
もしあなたが今ねちょっとしんどいなって思う中なんとか頑張って仕事に行ったりとか、お母さんお父さんをしてるとかね、頑張って先輩に追いつこうとしてるとかそういった状況だったらなおさら聞いてほしい内容です。
しんどいという状況を無理やりポジティブに変換しようとしたりとか、なんかこう自分はダメだと思ってはいけない。自分は素晴らしい人間なんだと。
成功している姿、よりもっとうまくいっている姿を想像してアファメーションと言ったりしますけど、アファメーションして想像してもっといい結果が訪れるはずだと。
思考は現実化するみたいな話もありますよね。そういったことをずっとやってるけど、あれとなんか人生が変わらない停滞してるなと思った人。
ちょっと今聞いてて振り返りながらね、ぜひ聞いてみてください。実はシンプルな結論。ポジティブ思考はものすごく有害であるということが研究でわかってます。
もちろんポジティブであることだけに関しては別にいいんです。ではなくて、無理やりポジティブさだけで解決しようとすると、それは何の益もなくむしろ逆に有害だということなんですね。
これ研究でわかっていることなんですけど、社会心理学者ガブリエル・エッティンゲンとドリス・マイヤーの研究です。
ポジティブ思考の学生とそうでない学生ではどんな違いが生じるかを調べたようです。
その研究ではですね、ポジティブ思考者、ポジティブに考える人ですよね。無理やりでもいいですけど、就職活動の量が少なく、エントリーシートを出したりする数が少なくて、得られた内定も少なく、結果的に収入も少なくなるということがわかったらしいです。
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これはちょっと驚きですよね。ポジティブに考えようとする人は手数が少ない。これは想像できますよね。
要するに、自分だったらアファメーションしようと、結構内定厳しい、今きついかもしれないけど内定が出ている自分を想像しようとなると、
これメンタリストダークさんも言ってたんですけど、こういうふうに自分がうまくいっている姿を想像すると、それを想像で満足してあんまり行動しなくなる、逆に働くということがあるらしいんです。
だからアファメーションってあんまり良くないらしいんです。もちろんいろんな状況があると思いますけど、アファメーションするだけでは難しいということは当たり前ですよね。
よくこのアファメーションの効果として、本当に僕冗談かなと思ったんだけど、面白いのが、
駐車場の空きスペース、イオンモールとかに行った時に、駐車場がいつも混んでるから、今日空いてるかな、みたいな。
ポジティブに、要するに駐車の空きが絶対にあるはずだ、みたいなことをポジティブに想像した方が空きが見つかりやすいっていうことを言う人がいたらしいんですよ、参加者の人でね。
そういうワークショップとかやったらしいんですけど。いや、そんなことないよ。絶対そんなことないでしょ。
ポジティブに空きがある、空きがあるって思うと駐車場のスペースが見つかるみたいな。それたまたまじゃんって思うんだけど、そういう人がいて、そういうワークショップで参加者の人にこういう問い方をしたらしいんですよ。
そういうアファメーションに対してね。空きがあると思ってなかった。空きがあると思ってない。混んでたと思ったのに駐車スペースを見つけたことがある人いますかって聞いたら、みんな手が挙がったらしいです。
つまり、空きがあるはずだと思っていた時ももちろんあるし、空きがあるか考えずに混雑してるかもなって思いつつ行っても空きはあったよねと。結局それあんまり関係ないんじゃないかっていうことなんですよね。
だからポジティブ思考とかアファメーションというのは実はブーメラン効果があって、要するに自分はポジティブだから内定が出るはずだ。いい会社に入れるはずだって思うということは逆にそうじゃない。内定が出ていないとかいい会社を見つけられてないという現実を認識する作業になってしまうんですよね。
だから要するにこのブーメラン効果、アファメーションとかポジティブのブーメラン効果、逆効果としてそういううまくいってない状態を認識してしまうということなんですよ。
その結果就職活動とかの量が少なくなったりとかして収入が低くなるというような研究結果があると。もちろんこれはポジティブな考え方をしてたら絶対に収入が下がるということじゃなくて、今回の学生の研究においてはということなんでそこは安心していただいたらいいと思いますよ。
ポジティブになるなっていう話じゃないんで。ただ、どんな辛い状況もポジティブ思考で全て乗り切れるアファメーションをしておけばいいっていうのは実はそれは逆効果になることの方が多いということです。
人生っていうのはこういうどうやって生きていくかってことを考えた時に、こういうふうに自分は何者なのか、自分はすごい人なんだ。自分はこんな使命があって生まれてきたはずだ。
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意味があって生まれてきてるはずだとか、自分というこの意識、みんなの評価みたいなものが僕も気になりますよ。すごく大事だって思うのはしょうがないんですよ。やっぱ自意識って絶対ありますからね。
自分がどう思われているか、理想の姿になりたい。でもこういうふうに理想の自分とか、自分は何者なのかとか、自分の自己肯定感ですよね。自分を愛すみたいなものがあればあるほどですね。
それが例えば、A地点とB地点だった時に、現実と理想、Aが現実でBが理想で、さっき言ったこういう自分だとか、こういう理想の自分になりたいとか、ポジティブな思考をする、アファーメーションするとなると、このB地点が思い浮かべるわけですよね。
でも何が起こっているかというと、それはA地点、現実、そうじゃない自分というものもあるわけですよ。このAとBというこの間をずっと行き来しないといけない。
揺り戻しパターンって実は、僕が今日参考にしている本の中には書いてます。自意識と作り出す思考という本なんですけど、気になる方は今日Amazonのリンクをチャプター1に付けておくので、Amazonで見ていただいたらいいんですけど、要するに自意識、あなたが何者かによって起こることが決まるのではなくて、
そういうふうに現実と理想を自分の中で作り出してしまって、その自意識みたいな高まる、自己肯定感が高まったら何か問題が解決するはずだって思ってしまってる。
だからその現実、上手くいってないんだけど、理想のことを想像しようと言って理想の方に行く。でも結局はその現実の方に引き戻される、揺り戻しって言ったりするんですけど、波が浜辺に来た時にザザーッと浜辺の上の方まで波が行きますよね。
じゃあ行った波はどうなるかというと引き戻されるわけですよ。まさに理想の方向に舵を切るんだけども、どうしても今の現実っていうのがあるからそっちにまた引き戻される。だから人生がちょっと良くなるんだけどもまた戻ったりするっていうことです。
その時の一つの原因としてポジティブであるとか、とにかくアファメーションして良いイメージを持っておこうっていうだけではどう考えても理想には到達できなくて、どちらかというと現実を強く認識する方に働いてしまうっていうことなんですよね。
だからさっき言ったA地点とB地点、現実と理想の間でちょっと行き来して揺り戻しをして、なかなか人生が変わらないっていうことが起こってしまうっていうのはこの本の中で書かれていて、なるほどなっていうふうに思ったんですよね。なので大事なのはあなたが何者なのかとか、自分の評価みたいなのが良いのか悪いのかっていうことをそもそも気にする必要がない。
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人によって感じ方によって変わるから、まさに仏教でいうと無我、諸法無我っていうのがあるんですけど、固定の自分なんてないよね、イメージとかないよね。自分という存在はあるけどイメージは常に変わるよねっていう、まさに諸法無我っていうものをこの自意識と作り出すし、この中で書かれていることなのかなっていうふうに思います。
なのでそこにこだわるのではなくて、自分は存在している。自分はこういうことを成し遂げたい。こういう暮らしがしたいっていうことをやる。それを具体的に行動する。自分が何者かどうかではなくて、アファメーションとかポジティブ思考ではなくて、具体的に行動するっていう、もうすごく至極マットな結論にたどり着いているということです。
ぜひ続きとか気になる方いたら本も読んでいただいたらいいかなというふうに思います。今日も聞いていただいてありがとうございました。また次回お会いしましょう。バイバイ。