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  2. #045 MENTA開発者入江さん前編..
2024-01-23 18:17

#045 MENTA開発者入江さん前編 - 受託をやめて個人開発に全振り

- MENTA売却の経緯

- 受託開発をやめてMENTAを始めたきっかけ

- MENTAでのメンタリング単価が上がった理由

- 今やっている仕事

- プログラミングをやめる怖さ

- アウトソース先の選び方(中編に続く)


(2020年収録)


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・MENTA

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(堤のMENTAページ: https://menta.work/plan/2433 )


・入江さんTwitter

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・入江さんのYouTubeチャンネル

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・堤のTwitter

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・エンジニアと人生コミュニティ

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ソース: http://incompetech.com/music/royalty-free/index.html?isrc=USUAN1100223


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00:00
では、さっそく始めていきたいと思うんですが、自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。
自己紹介ですね。どこから話したらいいかな。
今、福岡にいまして、今38歳なんですけども、
元々というかずっとなんですけど、福岡でWebの制作会社で10年くらいやってまして、
そこからフリーランスで独立して、システムの自宅開発をまたやってて、
そこから法人化とかいろいろやりつつ、2018年からそういうのも辞めてしまって、
自分のサービスを作るということで、サービス専業という形でMENTAというオンラインのメンターサービスを作って、
今年か、つい最近はランサーズグループにジョインして、今に至るという感じです。
MENTAってサービスがすごい、プログラマー界隈では有名なサービスだと思うんですけど、
それがつい最近、ランサーズグループにジョインという形でおっしゃったけども、
買収というので、夢のある話かなと思って。
僕がそれですごいそのニュースを見てテンションが上がったのは、
ミリエさん、さっきの話の中にもあったけど、フリーランス、しかも結構スマホアプリをやられて、
僕と同じようにブログを書いて、その端に落として仕事を獲得するようなタイプに見えて、
似たようなタイプだというふうに思ったら、自宅を辞める宣言で、自分のサービスに全振りしますという。
あれよあれよと。2018年って結構最近だと思うんですけど、あれよあれよでも買収というので、すごい作成ストーリーだなとか。
そうですね。変換早かったですね、いろいろ。
2ヶ月間で話があってもらったみたいな。
そうですね、2ヶ月。しかも実際に会ったのは1回だけで、ほとんどオンラインでということで早かったですね。
このM&Aの話も、M&Aクラウドのインタビューが結構詳しくて。
もともとミリエさんが登録したんですね。
買収を期待してではないけど、シナジーのある他の会社と組んだ方が大きいことができそうだなと。
そうですね。記事にも書いてたんですけど、正直ですね、メンター自体すごく伸びてて、月の売り上げも数百万くらいあって、
という状況で、それ以上ユーザー数伸びなくても横ばいでも、個人で生きていく分には全く多すぎるぐらいの収入というか。
それはあったんですけど、それ以上に不安に感じたのはユーザー数がかなり増えていって、
ただM&Aというか開発自体は本当に数人ぐらいの小さいニーズでやってて、
その辺りがまずこれから増えていった時に耐えれるのかという不安と、
あとはここからせっかく作ってニーズがあるということが分かったので、
それをここから広めていくというか、マーケティングしてガンガンやっていくみたいなところがどうしても僕の方では足りないので、スキル的にも経験したことがないんで。
多分これをやってる間に競合というのは必ず出てくると思ってて、今からというかもう作ってるところもあると思うんですけど、
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多分出てくるんですよね。
で、そうなった時に資本力のない、別にどこか資金集めて何かやってるわけでもないので、
そうなった時に一気に負けてしまうんじゃないかというか、そういう危機感みたいなのがあって、
それで最初からそういうシナジーのあるITをがっつり探してっていう感じじゃなくて、
とりあえず登録してみたら、ランスハザードさんとかがいて、ランスハザードも登録してるんだと思って、
そういえばかなり連携力があるというかイメージができたので、メンターで言うとメンターで学ぶっていうところと、
課題としてはメンターで学んだ人たちが、未経験から学んだ人がその後就職したいというゴールがあって、そこに結びつけれてなかったので、
そこを何か会社に入るっていうのと、フリーランスとしてランスハザードで仕事を獲得するっていうのに何か結びつけれたら、
すごく綺麗に流れができるなっていうのがピンときたっていうのがありました。
それはきっかけですね。
ピンときたアイディアを最初に提案として、最初のメッセージで書いてて、
で、向こうの代表もそれでビビッと来て、すぐに話をもらった。
早かったっていうことですね。
個人で生きていくには十分な収入は、安定収入はあるけど、
需要もあって、ポテンシャルを完全に生き出すにはもう一人は限界があるなっていうのと、
競合と出てきた時に、競合の話聞こうと思ってたんですよね。
デマンドエイを考える前からもそういうことを想定されていたって話なんですけど、
今回の買収でいけるということを確信させたっていうこのモデルが、
なので僕の知ってる中でもいつかそういうのを作っている動機があるし、
そういう中で今回のグループ入りである程度競合との勝ち筋みたいなのが見えたりしたんですか?
そうですね。まず競合自体はこれからもたくさん出てくると思うんですけど、
一番難しいのはプラットフォームっていうサービスなので、教える人と教えてもらうっていう人を集めるのがすごく難しくて、
機能的にはメンターより優れたものを作ったとしても、そこで集まるかというとそうでもないと思うんですよね。
先に印象として、例えばメンターだったらプログラミングを学ぶんだったらとりあえずメンターみたいなものが行き渡っていく率があるので、
まだまだだと思うんですけど、そういうのもいろいろ影響してくると思うのが一つなんですよね。
もう一つは、今から何をやっていくかという話はちょっとあんまり詳しいことは入れないので、
基本的には思ったのは、いろいろメンターやりながらいろんな新しい機能とか、もちろん競合というか似たようなサービスとかを見たりしてたんですけど、
やっぱりどこまで行ってもメンターっていうのはメンターという人がいて、教えてもらいたい人と教えたい人という人をマッチングさせて、
そこをいかにスムーズにさせるかというところがポイントになるんですけど、
そこの部分を改良していかないことには、いろんなものを付け加えたり、いろんな機能を付け加えてやっていくとブレてしまうなというのがあるんですよね。
なので、今はその辺のまだ全然使いにくい部分とかいろいろあるんですよね。
例えば日程調整しづらいとか、契約してる人のリストが見にくいとか、いろいろ問題あるんですけど、
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この辺のところをまずきっちり見直してやりたいなっていうのと、
そうです。ユーザー数も今もう2万人以上登録してもらってるんで、
その中でもメンターさん、一部の人気のメンターさん以外の人たち、契約されてない人たちがいるので、
そういう人たちいるけど、別にその人たちのスキルが劣ってるわけではなくて、
やっぱりどうしても日本、特に日本とかだとランキングの上位に集中するという傾向があるので、
そこをどうにかマッチングして契約を行き渡らせたいというか、満面なくというか、そういうのを作っていきたいなというふうに、
そこに集中していけば自然と選ばれる、残るサービスになるんじゃないかなと思ってます。
それは僕も後発参入組として、ランキングに入らないと露出があまりないから、
僕が始めたときは売上さんがツイートしてくれたから、それが露出になってたっていうのがあるけど、
やっぱ最初のボーナスが終わった後に、じゃあどうやって継続的に自分のページに来てもらうかっていうのは、
自分でしょっちゅう宣伝しても、自分で宣伝するのは、僕がそれが本業だったらいいけど、
本業じゃないところで、僕はキャリア相談してるから、こういうので自分の露出をどうやって増やそうかなっていうのは、
自然とそういうのを欲してる人に届くようなサービスになってたらすごくいいなとは思いますね。そこは楽しみです。
自宅辞めてメンターをやろうってなった時に、自宅開発もある程度起動に乗って、そんなに苦労せず、毎日めちゃくちゃ馬車馬のように働いてストレスに晒されなくても気持ちよく収入が入るようになってたのを一旦全部で、
あと他にも作りたいものがいろいろあるだろうに、メンターというコンセプトに前振りしようと決断したの。そこまでなんで確信を持ってたの?
確信は持っててなかったですね。それはずっと不安なんですけど、今も別に確信というか、自信も何もないんですけど、
あれですね、もともとフリーランスになったきっかけって、個人で作った趣味のアプリがドーンとヒットして、
自分でアプリ作ってそれがバーンと売れて、それで成形立てるんだったらいいなっていうのが最初きっかけだったんですね。フリーランスになったので。
ただフリーランスになってみると、やっぱりそれって難しいっていうのが出てきて、生きていかなきゃいけないから受諾で仕事を取らなきゃいけないってなっていって、
気がついたらそっちが上手くなっちゃって、仕事を取るっていうのが。それがずっと続いていくと、自分が本来やりたかったことではないけど、
それで収入というか成長は成り立っているんですよね。そういうふうにギャップというかアンバランスなものがずっと続いてて、
生活はできるけど、じゃあ満たされてるかって言われると、もうちょっと足りない。
別にずっと夜中まで働いてギリギリまでやってるわけでもなく、ある程度自分の自由な時間があって、そのペースでちゃんとお客さんもいてっていうのがあったんですけど、
なんかもう足りないっていうのがずっとあって、それがあまりにたまって2018年に1回1年やってみようっていうことでやったのがきっかけですね。
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もし2018年やってメンター作って失敗したら、貯金がなかったら戻ればいい。戻ればいいやと思ってたので。
でもその時作りたいものリストみたいなものがなんかあると思うんですけど、その時に数あるアイディアの中でメンターをまずやろうと思ったのは何ですか?
そうですね、それまず一番大きかったのがTwitterとかでこういうの作ろうと思ってますみたいなのを出したら、それがバーッといい意味が付いて、反響が良かったっていうのが大きいですね。
で、こんなにいるんだっていうのが逆にびっくりした。そこで全然無反応だったら違うことやってたかもしれないですね、途中で。
ある程度需要は感じてたんですか?
そうです。需要はあるんだと思って。しかもそこからDMで事前にテストユーザーとして登録してくれませんかって話をしたら、ほとんどの人が登録してくれて。
っていうのがあったので、これは少なくともその時登録してくれたのは教えたいっていうメンター側の人ですけど、ニーズはあるんだなっていうのが分かったので、何ヶ月間作るっていうのを専念できました。
メンターって知らないうちにちょっと状況が変わってたなと思って。なんか最初は単価が丸にも安いのではと思ったんですよね。
そのある程度、人に教えるほどのスキルセットがあって、このプログラマーがリリースしような中で、このスキルがある人に質問し放題にしてはだいぶ安い値段しかつかないなと思って。
でも高い値段つけたら別に売れないだろうなと思って。でもそしたら何となく、いつの間にか相場がプログラマー単価的なところに収束していってて、それって何かだんだん自然バランス的にそうなっていったのか、試作を打ったら変わったり、仕様目が変わるような出来事があったのか、あれって何なんですか?
一応こっちとしてもやった試作としては、プランを入力するところの入力例とかの単価を上げたりとか、デフォルトで入っているプレイスホルダーのところを単価を高め、適正価格じゃないかみたいなのを入れておいたりっていうのをやったのと、ただそれよりも大きかったのは自然発生的にっていうのは大きいんですけど、それはエンジニアのメンターがめちゃくちゃ増えていって、増えていった時にランキングっていうのが競争、人気ランキングの上の人たちがバーっと契約入ってくるわけなんですけど、
そうすると一人が抱えきれるメンティング数っていうのはある程度制限がかかってくるんで、ここで余裕が生まれて単価を上げていったんですよね、みんな。最初は何千円とかだったのが、それが数が入ってくると上げていかないともうカバーできなくなっちゃうんで、それでみんなが上げだして、それを見て他の人たちも、じゃあ相場今このぐらいなんだということでプランを作っていくじゃないですか。
ちゃんとそこの入口の着火マン的な施策もあったし、あとはユーザーが増えていって、そこにちゃんと市場が生まれて、市場の需要と供給の関係で自然にあるべきところに競争もしていたって。面白いですね。
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面白いのはそのエンジニアのカテゴリーとかだとそういう単価高めるんですけど、逆にメンターの中でもまだあまりいないところのカテゴリーとかだと単価がちょっと安めなんですよ。想像がないから。確かにね。単価が下がるパターンっていうのはやっぱりアイミツモリとかのパターンだと下がるんですよね。
一社員に対してみんなが提案するみたいな感じだと一番安いところみたいになっちゃうから。なんですけど、メンターの場合は基本的にはメンターを指名するっていう感じなので、ある程度自分の方で単価を決めていけるっていうのがありますね。単価の問題は難しいです。
単価自体はもちろん適正価格がいいんですけど、個人向けのサービスは個人が継続して払える金額っていうのを考えた時に、月数万円とか月5万とかを個人で毎月払えるのって相当の人だと思うんですよね。大変だと思うんですよ。個人でもないんで。
単価高いメンターの人は、そういう高額プランは1ヶ月2ヶ月でそのライフタイムバリューを考えて、その後の受け皿となる安いプランを用意してたりするんですね。
ずっと続けると難しいですもんね。3、4万とかみたいにね。そう思います。でもまあなんか時給1万円とか、その手数料引いて1万円ぐらいになるような選んでもちゃんと申し込みが来てるから。
そうですね。申し込みが来ますね。プログラミングスクールとかと比べたりするんで、相対的に安く見えたりするっていうのがあるかもしれないです。数十万円というのと数万円というので。
それは面白いですね。なんかこういう感じでユーザーが増えたら自然と需要と供給であるべき形になるっていう。
そうですね。そこは僕も初めて知ったというか、やってみながらやっぱり思うのは、プラットフォーム側としてコントロールできることってすごく少なくて、少ないんですよね。
もしまた新しくやるんだったら、最初に入ってもらうユーザーさんっていうのはかなり厳選して、モデルになるような人たちを連れてこないと、後に続く人たちのクオリティがばらげちゃうというかですね。
それが市場を作るというか、そのサービスの中の質を決めることになるんで、そこは気をつけないといけないなって思いました。
話が戻るようですけど、今って外集後はどういうお仕事をされてるんですか?
基本的に変わらないですよ。僕は一応ランスワーズの社員ではあるんですけど、社員だけど、今メンター株式会社っていう会社が運営してるんですけど、そのメンター株式会社の代表は僕なんですよね。
開発してる人たちもフリーランスでチームがあるんですけど、そこも変わらず。なので基本的にはやりたいようにやらせてもらってて、変わったことといえばですね、アギーがちょっと増えたりとか、一応その予定、スケジュールとか作りますね。
一応目標2ワークとかですね。
興味あるポイントが、2ヶ月前にプログラミングをやめたっていうことが書かれてる。
それ結構興味深いな。同じような発信するフリーランサーからスタートして、自宅を辞め、サービスに振り切り、そしてプログラミングを辞めっていうのが、いまだにずっと自宅ベースでやってるからすると、すごい先を行ってる感じがした。
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怖いですよね。
めちゃくちゃ怖いと思っちゃいます。
プログラミングって確かじゃないですか。コードを書いて動いたらお金がもらえるっていう、なんかわかりやすい成果が。
プログラミングだけで時給10万とかにはならないと思うんですけど、コードを書く時間の切り売りではそこまでいかなくて。
でも確かっていうことがあるから、それだから楽なんで。
そこを脱却して、サービスの育成を考えたり、データ分析して方向性を考えたり、自宅を売ったりしてますよね。
基本的には今週はこれをリリースしようとか決めたら、でもコードを書かないというふうになると、それを実際動かしてみて動作確認して、そこであら探しして、それをまた改善してっていうところに時間が結構取れるようになったんで、クオリティー上がっていくし、その後の検証にまで時間が取れるんで、全体としてみるといいんですよね。
個人的に今までコードを書かないっていうことをやろうと思ってたのは数年前くらいから思ってはいたんですけど、なかなか実行に移せなかったのはさっき言ったようなこともあるんですけど、プログラムの世界って本当に1年とか2年とか書かなくなっちゃうと、戻るのが結構きついんですよね。
僕も前iPhoneアプリとか作ってて、そういう人とかで書いてたんですけど、もうそれもやめちゃって、数年経つとそこに戻った時にアップデートされてることが半端なくて大変なんですよ、そこで持ってくるのが。
そういうのがあるんで、少しながらでもやっぱり手を動かしてタッチアップしておこうと思ってやってたんですけど、それをやめるっていうのはちょっと怖かったですね。
今は上手くメンターで触って、検証ポイント、改善ポイントを見つけてメンバーに指示してっていう。
その中身の作りを想像しながらすることもできるかもしれないけど、だんだんもうコードも把握できなくなってくると、その解像度が荒くなったりしないかみたいな不安とかないんですか?
ありますね。コードは書かないんですけど、レビューはたまにちょっと見るようにしてて、ちょっと大きめの変更とかは一応目を開いて大丈夫かなっていうのはちょっと見たりはします。
そのチェックはチェックして知的にできる部分を見つけたりするんですか?
そうですね。一応確認しますね。こういうパターンになった時大丈夫ですか?みたいなことは聞いたりとか、自分でコードを書き直したりとかはしないです。
でもそれぐらいの解像度でまだ見れるんですね?
そうですね。全部が全部見てるわけじゃないですけど、たまに気になったらちょっと見るぐらい。
フリーランスの頃からアウトソースがセキュリティされてたけど、そういう場合って基本的に自分よりできる人を選ぶんですか?
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それともある程度自分よりもジュニアな人を教えながら、自分より端値が低いからそのマージングが出るみたいな形でやるのか?
18:17

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