多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所、この番組は株式会社上進パートナーズの提供でお送りいたします。
こんにちは、パーソナリティの田村陽太です。配信第117回目となりました、本番組のメインパーソナリティをご紹介します。
店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠さんです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
高木さん、今日も頑張っていきましょう。 お願いします。
本日のテーマはこちらとなっております。
年上の技術者をマネジメントする際のポイントを教えてください、ということなんですけども、これは絶対あるあるですよね。
これはありますね。 店長とか社長さんが年下で、年上の技術者が雇用してるんだよなーとかっていうパターンが多いじゃないですか。
これね、飲食業、僕初心じゃないですか。 飲食業でね、よくあるのはやっぱりね、厨房の調理人?
技術者じゃないですか。やっぱり年配の方多いんですよ。 店長はね、若かったりするんですよ。
で、そういう人が年上の技術者をマネジメントするってね、皆さん悩んでますよね。
敬語は必須ですしね。あと人生経験とかも違いますしね。 その辺が。 そうなんですよね。
その辺とかはどうやってマネジメントしていくんでしょうか、たくさん。 これもね、難しい問題なんですけど、
まあでも、マネジメントの原理原則で考えたらいいと思うんですよ。 私がね、よく言うのは、結局その部下が
言うこと聞くかどうかって、役職が上だから言うこと聞くかって言ったら聞かないんですよね。 私もそうでしたけど、
店長がね、高木店長が言ってるって言っても、結局それだけでは言うこと聞かないわけですよ。
だから役職でマネジメントしようと思ってるのって、やっぱり限界があって。
でも別にね、年齢とかって僕はあんまり関係ないと思うんですよ。 ああ、そうなんですね。
だからね、マネジメントって別に年齢にするものでもないと思ってて。 当然ね、年上の人の方が年下の人をマネジメントするってのはやりやすいってのはあると思いますよ。
でもじゃあ年上だからマネジメントできるかって言ったら、必ずしもそうじゃないじゃないですか。 田村さんだって年上の人だけど言うこと聞きたくない人っていません?
いますね。僕だったらカムカっちゃうんで。違いますよ。 そういう人いるじゃないですか。
だから、役職とか年上でマネジメントをしようっていうふうな、もしくはそれがあればマネジメントできると思ってたら、それってそもそも大きな勘違いで、考え方を改めた方がいいと思うんですよ。
僕が常に言うのは、役職があるとか年齢が年上かとか、それ以前に、そもそもその人、部下ですよね、今回で言ったら。
まだね、その時店長だったのかな?ちょっと覚えてないんですけど。 そいつの最初の姿勢は結構ひどくて。
シンガポールで日本料理の店舗だったんですよ。 で、日本人が行くじゃないですか。
日本のこと一番知ってるじゃないですか。 日本人なんかそいつしかいなかったんですよ。 あと現地の人で、多分責任者っていうポジションで行ってるから、
みんなね、俺の言うこと聞くべきだと。 なぜなら俺は一番詳しいし、俺は責任者なんだから。
で、それってめちゃくちゃ正しいこと言ってますよね。 まあそうですよね。でも全然言うこと聞かなかったんですって。
現地のローカル社員が。 なんかね、あっちの方はそういう文化があるみたいで、後から入ってきて仕事も大してできないような奴は、
役所が上でも認めねえみたいなね。 なんかあるらしいんですよ。
で、なんかそれでね、もう結構愚痴まみれのだから電話を僕にかけてきた時があって。 シンカポールから? そう、で同じこと言ったんですよ。
それはね、でもそれって普通じゃないっつって。 別に日本人だから偉いとか、店長だから偉いとかって話じゃなくて、そもそもあなたの言うことをね、
聞きたいと思うかどうかっていう関係性がないから聞かないだけであって、 それって別に普通だよねって話をしたんですよ。
そしたらね、ガーンってなっちゃったらしいんですけどね。 いや、押し込みますよね。 だけど、でも僕が言ってることがもう最もだと。
で、私がその18人に詰められた時の話もしたんですよ。 ダメ店長が克服した時ですね。
でもそれね、何やったかっつったら、圧倒的なレベルで自分で背中を見せたら、別にそれしかやってないのに相手が変わったわけじゃないですか。
って言ったら、そいつはなんかこう感銘を受けたらしくて、
やりだしたんですよ。全く同じことを。 誰よりも声を出すとか。
誰よりも本気でサービスをやる。 今までは店長で責任者で自分が知ってるから、お前ら言うこと聞けみたいな上からの姿勢だったわけですよ。
でもね、自分がミステリーショッパーとかあるじゃないですか。 運命に調査員が来て、点数を何点とかで決めるやつですね。
あれも、だからもう俺が全部接客して、満点取ってやるみたいなマインドでやったんですって。
そしたら本当それがね半端じゃないレベルだったらしくて。 実際100点とかそれに近い点数を取ったらしいんですよ。
それがそのチェーンの中で本当すごい成果で表彰されるようなレベルだったんですって。
すごいですね。
したらもう3ヶ月か半年かちょっと忘れましたけど、そのぐらい経ってから話したら、もう店舗激変してるっていう話で。
何が起きたかって言ったら、やっぱりね、その姿勢が変わるから、あいつは半端じゃねえってなってきて、言うこと聞き出すんですよ。
ローカルの方も?
そうそう。
それで、言うこと聞かない人も当然いるんですよ。 だけどそういうのはね、やめていくの。
なるほど。
どうしても納得いかねえみたいな人はやめていくの。でもそれってしょうがないですよね。
しかもやめて叱るべき人だなと思うんですよ。
リーダーが圧倒的な成果を出して、姿勢で見せて、それでも納得いかねえんだとしたら、それはもう合わないからやめた方がいいと思うんですよね。
入れ替わっていって、めちゃくちゃいい店舗になっちゃった。すごくないですか?
いや、すごいですね。高木さん、あれじゃないですか、もう天使みたいなことですね。
高木さんの一言で劇的に変わったんですごいじゃないですか。
そうそう、ボランティアでやったんだけど。でもその人のことを見た時にね、役職がどうとか、年齢がどうとか、技術あるなしとか、そういう話じゃなくてね。
そもそもそんなことを理由に相手が言うこと聞かないとかって言ってたら、そのマインドが間違ってて。
そうじゃなくて、それはね、そもそも関係性ができてないんだよと。
だから関係性を作るためにあなたがどうすべきかっていうのを考えた方が良くて。それが一つが尊敬されるためにどうあるべきかですよね。
あとはもう一個が、やっぱり人と人となんで仲いいとかね、相手がこっちを好きみたいな関係性が作り出せれば、やっぱりマネジメントって有利に働くじゃないですか。
まあそうですね。
だからその人と人との関係性と、やっぱり尊敬される関係性っていうのをいかに創出するかっていうのを考えて行動につなげる。これだけですよ。
ありがとうございます。二つ目の人間関係のところのお話なんですけど、その年上の部下が店長さんを好きになるための自分のマインド的なところって何が重要になってるんですか?人間関係をうまく構築していくためのポイントってあるんですか?
テクニック論になりますけど、基本的にコミュニケーションってまず質と量が必要じゃないですか。だからまず量を確保するってところから僕が入った方がいいと思うんですね。
コミュニケーションで量を確保する、どういうことですか?
だから例えば3ヶ月に一遍個人面談やってるんだったら1ヶ月に一遍やった方がいいし、1ヶ月に一遍やるんだったら1週間に一遍やった方がいいし、まずその会話をする機会っていうのを増やしていく。
質っていうのは、やっぱりこう例えばミーティングで接するより1対1で接した方が質高いじゃないですか。
ああそうですね。
だから僕のおすすめは定期的に個人面談をするってことなんですよ。もしくは1対1でその会話をするシチュエーションっていうのを作っていく。
はいはい。
で、ただやっぱりコミュニケーションが苦手とかあるじゃないですか。
ああそうですよね、ありますよ絶対。
で、そこでテクニックを使うんだとしたら、やっぱりこう人ってどういう人に対して好感が持てるかって言ったら、やっぱりその自分がね興味関心があることに対して興味関心を持ってくれる人、これはね絶対好きなわけですよ。
はいはい。
だから例えば、河村さん趣味何ですか?
趣味サウナです。
サウナ?最近どんなサウナ行ったんですか?とか。
どんなサウナ行きました?
いやー最近はですね、めちゃくちゃ暑いんですけど浪流。
浪流?
浪流、熱気がすごいところがあって、もう体がすごいブワーって汗かくようなサウナで、もうねその後に入った水風呂がめちゃくちゃ気持ちいいサウナがあったんですよ。
それどうやって見つけたんですか?
そうですね、いや僕がいつも見てるサウナ行きたいっていうサウナのホームページがあるんですけど、そこにすごいおすすめっていうふうに書いてあったんで、ちょっと行ってみたんですよ。
ああそういうの見て行ってるんですね。
はいはい。
えーどれぐらいの頻度でサウナって行くものなんですか?
いやほんとこれがねすごいハマっちゃってね、本当に前までとかは1週間に1回行けたらいいんですけど、最近とか2日2日に1回とか3日に1回行けたらいいなーぐらいめっちゃハマってますね。
おーすごいですね。
はい。
まあちょっとこの辺で止めますけど、どうですか?みたいな自分が好きなことを聞かれていくと、なんかやっぱこう話したくなってきません?
いやそうなんですよ、ここまで話したいなっていうのがすごい沸き上がってくるので、それどんどん聞いてくれるんで、なんかいっぱい話したいことができて良いですね。
そうそうそう、だけど僕サウナに全く興味ないわけですよ。
いやいやそれ言っちゃダメでしょ。
いやいや今のはテクニックとしてやったわけで、だからあんまりねこういう小手先のテクニックって本質じゃないからあんまり話したくないんですけど、
苦手だったらやっぱ相手が興味あることをちゃんとその目の中で聞き出して、それにやっぱ自分も興味持つとかね、まあいろいろ聞いてたら興味出てくると思うんですよ。
あーはいはいはい。
そしたらまあやっぱ相手は絶対好感を持ってくれるはずなので、まあそこで人間関係作ってくれてもいいですよね。
あーそうですね。本当になんか人間関係を大事にすることも大事ですし、その自分自身が変わらなきゃいけない、その相手は変わらないからまず自分自身の行動を変えてくるっていう、
これがその相手にもバタフライエフェクトっていうんですか?相手にも変わっていくみたいなところに繋がっていくのかなっていうのを聞いてて思いましたね。
いやそうですよね。でもね逆に言うとね、もうそれしかないと思うんですよね。特殊上の技術者で、だって年齢も上だし、
医術も上だし、もう完全マウント取られちゃってるじゃないですか。
そうですね。
だからそれをねひっくり返すって、圧倒的なやっぱその行動を見せて、こいつはただ者じゃないなって思ってもらうしかね、僕ないと思うんですよ。
あー。
でもそこにやっぱ折れずにね、頑張ってほしいですよね。
ありがとうございます。最後1個だけ質問なんですけど、その自分の行動を変えることによって相手も変わっていくじゃないですか。
でもすぐは変わっていかないじゃないですか。やっぱ時間1ヶ月とか2ヶ月とか、それぐらいかかってくると思うんですよ。相手が自分のこと好きになってくるのって。
その間の辛抱する期間ってのはどのようにして乗り越えていったんですか?高木さんのご経験も踏まえて。どうしてたんですか?
あーでもね、時間がね、めちゃくちゃかかるかっていうと、これはね、そんなに実はかかんないですよ。