多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所、この番組は株式会社上進パートナーズの提供でお送りいたします。
こんにちは、パーソナリティの田村陽太です。配信第104回目となりました。本番組のメインパーソナリティをご紹介します。
店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠さんです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
髙木さん、今日も頑張っていきましょう。 はい、お願いします。
はい、本日のテーマはこちらとなっております。 成果を出す店長に必要な資質や能力を教えてください、ということなんですけども。
はい。 やっぱこれはね、成果を出す店長っていうのはどのお店にも必要ですから、重要なことだと思います。教えてください。
はい。成果を出す店長に必要な資質や能力ですね。 はい、そうですね。
これね、実際私店長だったじゃないですか。 ああ、そうですよね。
で、初めはもうめちゃくちゃダメな店長だったわけですよ。 ああ、おっしゃってましたね。
そう、もうアルバイトスタッフ18人に責められるみたいな。 ダメダメですね。
どうしようもないやつだったんですけど、どっかのタイミングで気づきがあって、そっからね、もうガラッと変わったんですよ。
あ、そうなんですね。 で、そっから結果が出るようになってったんですよね。
で、その時に僕が気がついたことが、実は一番店長にとって大切だなと思ってるんですけど。
何でしょう。 何かって言ったら、もう覚悟なんですよね。
覚悟。 そう、だから店舗で起きること、いろんな問題起きるじゃないですか。
で、基本的に店長一人じゃどうしようもない問題とか、店長のせいじゃない問題とか、いろいろ起きるわけですよ。
それ、例えば高木さんが店長だった時に具体的にどんなことがありました?
例えば、私が責められたお話ってあったじゃないですか。 はい、ありましたね。
僕自身はお店の成果を出すために、一生懸命に頑張ってるつもりなわけですよ。
だけど、アルバイトスタッフから見たら、もう全然頑張ってないみたいなこと言われるわけですよ。
やる気がないみたいなね。 でも頑張ってるんですよ、僕からしたら。
で、その時に私のマインドがどうなってたかって言ったら、いやいや勝手なこと言いやがってと。
俺はこんなに頑張ってるのに、だって休んでもないしね。
一番早く来て一番遅くまで働いてるわけじゃないですか。
それでも高木さんはそんなことやってたんですね、店長でも。
そうそう、頑張ってるからね。 頑張ってたんですね。
だけど、何かこうやってないとかさ、僕から見たら全然サボってるやつとかに言われるわけですよ。
で、その時にさ、やっぱり僕が感じたことって、いやいやいやつって。
お前よくそんなこと言えんねと。お前の方がよっぽどやってねえよみたいな、そんなスタンスだったわけですよ。
お前は言われたくねえみたいな。
で、その結果どうなってたかって言ったら、スタッフが最悪で、俺はもうついてないと。
会社が何でもかんでも面倒を見て、
そういうのを助けてあげるみたいなことはしない方がいいですよね。
なるほど。もう1個質問なんですけど、
極度に面倒を見ない方がいいみたいな話があったと思うんですけど、
本部の店長に対する姿勢っていうのは、
ある程度放置みたいな感じがいいんですか?
それともちょっと距離を置いて、
ちょこちょこ店長に話を聞きに行くとか、面談しに行くみたいな。
どういう姿勢で本部はあったらいいんですか?店長に対して。
放置はしない方がいいと思うんですよ。
そうなると折れちゃったりしたら大変じゃないですか。
寄り添ってあげるべきだとは思うんですよ。
ただ、ぶらしちゃいけないのは、
問題解決の主体者はあなたであるっていうことだと思うんですよね。
結局起きてることは全てもうあなたの責任だし、
あなたが解決しなければいけない問題。
それを本部からマネージャーとかが来て、
解決してあげてあったりしてたら、
その人の存在価値なんですかって話じゃないですか。
そうですね。
そういうところはちゃんと教えてあげなきゃいけないと思うし、
そこは僕はぶらしちゃいけないポイントだと思うんですよ。
確かにそうですよね。店の長ですから。
いる意味っていうのは何なのかっていうのは、
自分自身で問わせるっていうのはすごい大事ですよね。
これもリーダーには絶対必要なポイントじゃないですか。
誰かのせいにするんではなくて、
自分がそういう苦しい状況の中で何ができるか考えて、
だからこう行動する。
そういう姿勢があるから、
結局最初にネガティブなことを言ってた人だって、
だんだんついてくるようになったりとかってすると思うんですよ。
ずっと環境のせいとかにしてる人に誰もついていかないじゃないですか。
まあそうですよね。
だから店長とかってすごく大変な仕事なんですよね。
だからそれは会社が助けてあげて、
じゃあ店長の仕事がちゃんとできるようになるかって言ったら、
僕はそうじゃないと思うんですよね。
だからある程度その店長から見たらね、
この環境は結構厳しいよっていう状況とかだったとしても、
そこで仕事を任せて厳しい状況の中で、
あなたにできることは何ですかっていうのを問い続けるみたいなね。
そういう姿勢がいいんじゃないですか。
そうですね。ありがとうございます。
もう一個質問したいんですけど、
先ほど高木さん、入社前までは店長ってこんな仕事じゃなかったみたいな、
すごい思いのギャップっていうのがあったじゃないですか。
入社前から店長さんって覚悟を持つ触手なんだよっていうのが分かっていれば、
そこらへんってスムーズに入社していくのかなって思うんですけど、
入社前に店長になるべき人がどんなことの能力を持っていれば、
スムーズにいくって思いますか。
まあだから今お話ししたのことですよね。
まずは自責志向と言ってもいいんじゃないですか。
例えば僕も質問追加して質問したいんですけど、
入社前とかって社会人経験ないので、あんまり自責志向ってつけにくいじゃないですか。
そこらへんを入社前から自分の責任だとか自分で覚悟を持っていくみたいなのを
どうやって身につけていったらいいのかっていうワンポイントアドバイスってありますか。
どうなんでしょうね。
例えば部活とかで運動とかをずっと厳しくやってる人とかって持ってますよね。
はい。
結局ね、スポーツってもう自分次第みたいなところってあるじゃないですか。
そこって結局、社会人としての経験があるかどうかって僕は関係ないと思ってて、
その人がどういう教育を受けてきたかとか、
その中で何人に対して努力してたとか、
いろんな人がいるわけじゃないですか。
その中で運が良かった人っていうのはすでに問題を乗り越えて、
全ては自分次第だなって気が付いてる人もいるし、
そうじゃない人もいるわけじゃないですか。
ただね、私の中では絶対にどっかで苦しい思いをして、
それを乗り越えた人ってやっぱり自責志向を持ってるし、
そこから逃げた人っていうのは環境のせいとかにするんですよ。
絶対にどこかで乗り越えなきゃいけない、これ何でもいいんですよ。
運動でもいいし、勉強でもいいし、仕事でもいいわけですよ。
恋愛でもいいしと。
恋愛でもいいじゃないですか。
ただ、でもどこかで苦しい状況を乗り越えたから、
その時に初めて僕は気が付くものだと思ってて、
初めからそんな能力持ってる人なんていないと思うんですよ。
だからそういう店長を教育したいと思うんであれば、
そういう環境を提供していかないといけないと思うんですよね。
店長の業務ができればいいって言うんだったら話別ですよ。
それっぽく数値管理するとか、お店を決めた時間に開けて、
決めた時間に閉めるとかね。
そういうことができる店長を求めてるんだったらいいんだと思うんですけど、
リーダーとしてね、テンポでリーダーシップを発揮して、
スタッフがちゃんとその人についてきて、
どんどん業績を伸ばしていけるっていうのが理想的な店長だと思うんですよ。
そういう人を育成したいと思ったら、
やっぱりその本質的な部分ですよね。
テンポで起きたことは全て私の解決すべき問題であるっていう認識を
どう生ませるかっていうのがもう全てだと思いますよね。
そうですよね。高木さんの話聞いてて、
昔の戦国武将を思い出しました。
徳川将軍がいろんな全国に城を築かせたじゃないですか。
そこで何とか自分たちも将軍のために頑張って自分も出世するんだみたいな。
そういう気持ちを自分自身の覚悟を持たせるって大事だなと思いますね。
切られちゃうじゃないですか。頑張らなかったら、戦国武将って。
そこの辺の覚悟を持たせるっていうのをどうやってやっていくかっていうのがすごい分かりましたね。
逆に覚悟さえ持たせてしまえば、
もう他の能力って思ずとついていくわけですよ。
だって解決しなきゃいけないから。
だからまず姿勢がとにかく一番重要で、
その姿勢がある人ってもうだいたいすぐ結果が出るのか時間がかかるかっていうのは、
それは人によってありますけど、
だいたい結果出すんですよ。
例えば賢くて、数字に強いとかね。
そういう人でもそもそもその根本的な仕事の向き合い方がなってないとダメですよね。
そうですよね。
だいたい結果が出ないんですよ。
なので僕のオススメは厳しいね。
できない理由っていっぱいあるけど、
その中であなたにできることは何ですかっていうことを問い続けていくこと。
ちゃんと言うんですよ。売上がいきませんでしたと。
なんで売上がいかなかったの?って言ったら競合点ができたからと言うわけじゃないですか。
スタッフがいなかったからとかそうなんだと。
その中であなたが何か自分の力でコントロールできることってなかったんですかとか、
あなたが自分自身で状況を打破するためにできることって何がありますかみたいな話なわけです。
そういうの投げかけ続けられてたら相手も苦しくなってくるじゃないですか。
そうですね。
そういうマネジメントで教育されるといいんじゃないですか。
そうですね。店長といっても自分自身の成長であったりとか、
自分自身がこのお店を守っているんだみたいな、
そういうところって意識させないとそういう力覚悟というか意識は芽生えていかないので、
苦しい事業を乗り越えた田中さんだからこそ、そういうところがリスナーさんに伝わったんじゃないでしょうか。
僕が入ってた会社なんかだと企業化排出機関とか言ってて、
とにかくそれ言われたんですよ。
あなたは企業化になるんでしょうと、社長になるんでしょうと、
どうするのかあなた自分で考えなさいって。
休めないんですけどとかって言っても、
でも企業化は人がいなかったら休めないですよね。
それは自分でどうするか考えて行動してみたいなんですけどもね。
新卒の時からそんなコミュニケーションがずっと。
最初からそういう風潮というか空気だったら、
従業員さん自身もこういう会社だから自分が頑張らないとと思っていくのかもしれないですね。
でもそこで折れていく人っていうのがやっぱり大半なんですよ。
だけど、田村さんも独立してるからわかると思うんだけど、
結局世の中で活躍していこうと思ったら、そういう能力がないとやっていけないじゃないですか。
独立してもそうだし、会社でランクが上がっていっても結局そういうこと求められるでしょっていう話で。
そうですね。
だから一見厳しいんだけど、その人の人生を躊躇的に考えたら、
若い時にそういう苦労するのって決してマイナスじゃないじゃないですか。
そうですね。
それを今になってやるって嫌ですけど、早いうちに苦労を去っておいた方が僕はいいと思うんですよね。
そうですね。
今日は貴重なお話ありがとうございました。
本日は成果を出す店長に必要な資質や能力について教えていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。