2021-08-16 14:58

第39回『トータルエステサロンを経営しています。人材教育に1年以上かかることが悩みです。教育期間を短縮するために提供サービスを絞り込むべきでしょうか。』

第39回『トータルエステサロンを経営しています。人材教育に1年以上かかることが悩みです。教育期間を短縮するために提供サービスを絞り込むべきでしょうか。』というテーマで店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が熱く語ります。


【ハイライト】

・店舗運営で人材教育に時間がかかることの弊害

・人材教育に時間がかかる業態とは?

・提供サービスを絞り込むべき理由

・人の能力に依存する業界だからこそ工夫すべき所

・顧客ファーストvs会社ファースト


『多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所』のエピソードを文字起こしした版はこちらです。(株式会社常進パートナーズHPブログリンクにアクセスされます。)

https://johshin.co.jp/blog/7263


メインパーソナリティー:      

高木悠(株式会社常進パートナーズ代表取締役)      

「企業が高収益を生み出すための仕組み作りと社員が誇りを持って働ける環境作りをサポートすることで、店舗ビジネスの社会的地位の向上に貢献すること」を基本理念に、日々企業支援に尽力している。      

代表的な著書として、『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』(自由国民社)がある。      


パーソナリティー/ナレーター:      

田村陽太(社会保険労務士)  


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


~お知らせ~      

店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が、「最速最短で年商30億・店舗数30超を実現する実証されたノウハウ」をコンセプトに、のれん分け制度構築、FC本部立ち上げ・立て直し、人事評価制度の整備など、飲食店、整体院、美容院等の様々な店舗ビジネスの「多店舗展開」を加速させるために重要な事を、社労士の田村陽太と対談形式で分かりやすくお話しするポッドキャスト・ラジオ番組です。毎週木曜日更新です!     


【書籍案内】  

 本番組のメインパーソナリティの髙木悠がこの度出版した『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』のリンクはこちらです。   

『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』 (発売日:2021年7/9(金))  

https://amzn.to/3vic8il   


・のれん分けに興味がある方   

・今後の店舗展開のあり方を模索している方 

は是非ともお読みください。   


 番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

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多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所
この番組は株式会社上進パートナーズの提供でお送りいたします。
店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が、最速・最短で年賞30億、店舗数30兆を実現する実証されたノウハウをコンセプトに、
奴隷分け制度構築、FC本部立ち上げ、建て直し、人事評価制度の整備など、飲食店、生誕院、美容院などの様々な店舗ビジネスの
多店舗展開を加速させるために重要なことを対談形式でわかりやすくお話しする番組です。
こんにちは。パーソナリティの田村陽太です。配信第39回目となりました。本番組のメインパーソナリティをご紹介します。
店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、髙木さん。
はい。
今日もやっていきましょう。
はい。
今日の質問はこちらとなっております。
トータルエステサロンを経営しています。人材教育に1年以上かかることが悩みです。教育期間を短縮するために、提供サービスを絞り込むべきでしょうか?という質問なんですけども。
なるほど。
トータルエステサロンということは、ボディだったりフェイシャルだったり、いろんなサロンをしているんですよね。
はい。
どうしたらいいんでしょうか。
なるほど。
はい。
これはなかなか難しいご質問ですね。
そうなんですか。
これね、多店舗展開をこれからしていくっていうことを前提とした場合、やっぱりこの人材教育に時間がかかるっていうのは、そういう業態を店舗展開していくのって難しいんですよね。
というのは、だって1店舗作るのに、まずそこに送り込む人材教育に1年かかるって言ってるわけじゃないですか。
はい。
しかもエステで働いてる人とか、辞めることも当然あるわけですよね。
そしたらこの1年間やり直しじゃないですか。
ああ、そうですね。
だから、やっぱりその人材教育に1年かかるっていう状態だと、店舗を増やしていきづらいし、店舗が仮に増えたとしても、やっぱり離職のリスクがあるわけですから、やっぱり店舗運営の難易度って上がってきてしまうと思うんですよ。
だからこれから多店舗展開を目指していくっていうことであると、今この人材教育に1年以上かかってると。
これはやっぱり教育機関を短縮していかざるを得ないと思うんですよね。
そうですね。これ、トータルエステサロンっていうのはなんでこんな1年以上もかかっちゃうんですか、人材教育は。
やっぱりいろんな部位、私もエステのことってあんまり詳しくわかんないんですけど、顔をやったりだとか、上半身をやったりとか下半身をやったりで、これ全部違うわけじゃないですか。
03:12
だからそこに対して、やっぱり効果を生みための施術の技術を身につけるとなると、やっぱりいろんな部分を学ばなきゃいけないし経験も失わなきゃいけないですよね。
だけど最近だったら、例えばヘッドスパとかあるわけじゃないですか。ヘッドスパサロンだったら、頭の部分だけできればいいわけじゃないですか。
ヘッドスパサロンとかね、そこが3ヶ月だけで済むんだとしても、足あったり体あったり、そこを全部覚えていったらやっぱりその分だけ時間かかっちゃうわけですよね。
だからそこがやっぱりこのトータルエステって難しい部分だと思うんですよ。
なのでこれから店舗展開をしていこうって考えたときには、やっぱりその教育期間を減らすために、短くしていくために、このサービスを絞り込んでいく。
ということは選択肢の一つには私はなるんじゃないかなと思います。
あ、なるほど。
ただ、気をつけなきゃいけない部分があって、結局そのサービスを絞り込んだ結果、お店の魅力が失われてしまうようなケースもあるわけですよ。
ああ、確かにそうですね。
全部できるからお客さんが来てる、選んでくれているっていうような店舗だとすると、サービスを絞り込んで、じゃあ頭だけにしようとかね、体だけにしようとかってなってしまったら、お客さんが来なくなってしまうリスクもあるじゃないですか。
そうですね、トータルエステですね。
だからそうやって店舗の魅力が失われてしまうんだとすると、これは本末戦闘になるじゃないですか。
ああ、そうですね。
だからこれはトータルエステサロンを経営しているこのサロンの強みがどこにあるのか、ここはよくよく考える必要があるかなと思いますけどね。
ああ、なるほど。その強みというのは自分たちで考えるべきものなんですけど、トータルエステサロンという業態で強みがあるんですか?
トータルエステサロンといっても、ここの施術に強いエステサロンとかだとすると、それ以外の部分っていうのは簡略化してもいいかもしれないじゃないですか。
ああ、はいはい。
だからそのヘッドスパの部分がめちゃくちゃ強いって言うんだったら、他の部分はなくしちゃっても魅力は残るかもしれないですね。
ああ、そうですね。
だけどそうではなくて、やっぱりこう、一箇所に行って全部やってもらえるっていうところに、やっぱりトータルエステって魅力があって。
で、やっぱりそこがお客さんの選ぶ決め手になっているとかってなると、これはそのサービス絞り込んだらお客さんが離れてしまうリスクってあるじゃないですか。
06:02
ああ、そうですね。
だからそこはやっぱり運営しているトータルエステサロンのコンセプト次第ですよね。
引い出るものを作っていくとそっちの方に注力できるから、他のトータルエステって言ってもそこまで教育かけずに、まんべんなくできるように教育すれば回りますよね、お店がね。
そうそうそう。だから他の部分に強み、特定の部分に強みがあるんであれば、そこに特化したサロンを作ってみて、そこで売上がそこそこ立つんであれば、
今後の展開っていうのはそっちのサロンで展開していくと、人材教育なんかも1年もかからなくなるでしょうし、いいかもしれないですよね。
なるほど。1個質問したいんですけど、フェイシャルエステとかボディエスとかって、部位が違うことによってコリとかポイントが違うじゃないですか、ほぐすポイントっていうか。
これって完全になんていうんですか、たぶんそういう身体の神秘的にコリを押したらなんとかなるみたいなのあると思うんですけど、人に委ねられるじゃないですか、このコリをほぐすためにはこうしたらいいっていうのは人のスキルによって絞られていくじゃないですか。
こうやって教育ってどんなふうにしてやっていくと思うんですか、会社側として教育の方法というか。難しいと思うんですけど。
そこも結局人の感覚っていうのに委ねてしまうと、もうそれって会社の教育はもうコントロールできなくなるじゃないですか。
そうですね、はい。
だから、やっぱり会社が、うちの治療っていうのは、施術っていうのはこうあるべきだみたいな、やっぱりこうあり方をちゃんとマニュアルにする必要はありますよね。
そう、あります。それはどういうことですか。
うちのボディエステでいうと、まずどういう流れでサービス提供がなされていくのかっていう話と、
あとは、施術をするときに、どこをどういうふうにやっていくのかっていうことを、ちゃんと会社としてまず型を決めておかなきゃいけないですよね。
そこが例えば、当然そのお客様によって、それは状況も違うわけじゃないですか。
状況によって合わせていかないといけないですよねっていう話は、それは最もだと思うんですけど、
それ言い出したら、結局そのお客さんの状況に合わせて臨機応変に対応できるスタッフが育つまでテンポ展開できないですよねって話になるじゃないですか。
そうですね。
そうすると教育機関がすごい時間かかってしまうと思うんですよ。
だから、今回のご質問で言うと、まずサービスを絞り込んでも魅力が落ちないのであれば、
まずサービスをある程度絞り込むっていう選択肢はあるだろう。
でもサービスを絞り込んだところで、結局個人の感覚に全て委ねてると、結局人材教育って時間がかかるわけですよ。
09:05
そうですよね。
だから、うちのサービスの流れってのはこうなっているみたいな。
やっぱりそれはマニュアルみたいなものになると思うんですけど、そういったものをしっかりと固めて、
まずは個人のスキルとか感覚に依存せずとも最低限の70点か80点ぐらいですよね。
が取れる、まずこう仕組みを整えなきゃいけないですよね。
なるほど。そこがやっぱりマニュアル作りとかにも繋がってくるんですね。
70点80点取ったら、残りの20点30点を上げていかなきゃいけないってお話になると思うんですけど、
でもそもそも70点80点取れない人に、残りの20点だけ30点の教育しようと思っても、これ無理じゃないですか。
これがやっぱり店舗展開、多店舗展開をしていくってことを考えた場合には、
職人というか施術者のスキルとか経験に依存しない仕組みを作っていかないといけないですよってことですね。
なるほど。もう一個質問したいんですけども、
人に依存しないような仕組みっていうことは、会社が魅力的なサービスで作ってるよみたいな、
そういうところを作っていかなきゃいけないと思うんですけど、
会社のブランディングというか魅力を作っていくために重要なことってあるんですか。
人に依存しないようなというか、例えばお客さんが、
このマスターディッシュにお願いしたいから来るんじゃなくて、
あのお店に行ったらこういう自分になれるみたいな、
ビフォーアフターが分かるような会社の仕組みがあった方がお客さんは来るじゃないですか。
しかも人によって左右されなくなるじゃないですか。
会社の魅力というか、そういう振り方っていうんですかね。
どんなふうにしていったらいいかなって。
これは結局、まず作ったサービスがお客さんに受け入れられるかどうかなんていうのは、
もうこれやってみなきゃ分かんないじゃないですか。
基本的にお客さんに何か、
初めから何が欲しいですかって聞いても、
本質的に欲しいものっていうのはなかなか出てきにくいと思うんですよ。
だからまず仮説をちゃんと立てて、
こういうサービスだったらよそにもないし、
お客さんにも受け入れられるんじゃないかっていうものをまず作るじゃないですか。
これだったら、かつ技術がない人でも短期間に習得できて、
サービス提供できる。
まずそれでやってみるってことですよね。
やってみて、その時初めて、
そろそろ顧客の反応を確認して、
それが通用するものなのか通用しないものなのかっていうことをちゃんと検証して、
それをもとにまた振り返りをするわけですよね。
これを仮説を立てて実行して検証していくっていう、
この繰り返しをひたすら回していく。
先にしかいいサービスって生まれないんじゃないですかね。
12:02
なるほど。ありがとうございます。
時間も結構近づいてきたんですけども、
最後に人材教育の期間が1年以上かかって大変だっていう話があるんですけど、
高木さんが考える、こういうふうにしていったらもっと短くなるんじゃないかっていう、
最後のワンポイントアドバイスみたいな。
何かあれば教えていただけたら。
まず、サービス提供を絞り込むっていうのもそうなんですけど、
その前に、今提供しているサービス、
トータルテストなんでいろんなサービス提供されてるんだと思うんですけど、
一つずつのサービスっていうのが、
やっぱりシンプル化できないかってことですよね。
そこはやっぱり問いかけてみるべきなんじゃないかなと思いますよね。
100点じゃなかったとしても、70点80点ぐらいは取れるレベルに
簡素化、まずできないのかなと。
そこを踏まえて、それでも難しいってことであれば、
サービスを減らすっていう選択にもなってくるのかなと思うんですけど、
やっぱりサービスを減らすと売上低下のリスクっていうのは当然高まっていきますから、
そういった観点でもう一度見直してみていただけるといいのかなと思いますけどね。
なるほど、一個一個のサービスをシンプル化していくみたいなことですかね。
そうですね。そこを職人の技術が求められないような簡易的なもので、
かつその割にはお客さんの満足度が70点80点取れるっていうようなものにできたとしたら、
1年と言わず半年ぐらいにはなる可能性もあるわけじゃないですか。
そういったところのほうがリスクは少ないですよね。
なるほど。確かにそういうのは、接客の方法とか話し方とかそういうところにも生かされていくもんな。
サービスを簡素化する。必ず聞かなきゃいけない質問とか、こういうのも決めていくみたいな。
そうですね。サービスを提供していく上で、満足度に直結する肝となる部分ってやっぱりあると思うんですよ。
そこは守りながらも、だけど省いてもそこまで影響がないものとかっていうのも当然あったりするわけじゃないですか。
だからそこをもう一度見直して、やるべきものとこれを省いていいものっていうのをちゃんと整理していくっていうのが、
やっぱり店舗展開していくってなると、そういったことをどこかでやらなきゃいけないですね。
なるほど。その王者の方でサービスの内容整理整頓みたいなものもしていただけるんですか。
そうですね。だからその辺の魅力がどこにあるのかっていうのを意見交換しながら、そこを再構築していくようなお手伝いなんかもさせてもらってますね。
わかりました。ありがとうございます。本日は人材教育を短縮するためのポイントについてお話いただきました。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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