2021-05-13 16:48

第12回『整骨院のスタッフの賃金アップに限界があり、キャリアビジョンを示すための良い方法はないでしょうか?』

第12回『整骨院を経営しています。スタッフの賃金アップに限界があり、キャリアビジョンを示せません。何か良い方法はないでしょうか?』というテーマで店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が熱く語ります。 


【ハイライト】 

・店舗ビジネスの事業の仕組み 

・店舗ビジネスならではの人件費問題 

・店舗ビジネスでのキャリアビジョン構築方法 

・成功する人間はどの分野でも活躍できる論 

・従業員に対するキャリア教育の重要性 


『多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所』のエピソードを文字起こしした版はこちらです。(株式会社常進パートナーズHPブログリンクにアクセスされます。)

https://johshin.co.jp/blog/7216


メインパーソナリティー: 

高木悠(株式会社常進パートナーズ代表取締役) 

「企業が高収益を生み出すための仕組み作りと社員が誇りを持って働ける環境作りをサポートすることで、店舗ビジネスの社会的地位の向上に貢献すること」を基本理念に、日々企業支援に尽力している。 

代表的な著書として、「21世紀型『のれん分け』ビジネスの教科書」(自由国民社)がある。


パーソナリティー/ナレーター: 

田村陽太(社会保険労務士) 


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


~お知らせ~ 

店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠が、「最速最短で年商30億・店舗数30超を実現する実証されたノウハウ」をコンセプトに、のれん分け制度構築、FC本部立ち上げ・立て直し、人事評価制度の整備など、飲食店、整体院、美容院等の様々な店舗ビジネスの「多店舗展開」を加速させるために重要な事を、社労士の田村陽太と対談形式で分かりやすくお話しするポッドキャスト・ラジオ番組です。毎週木曜日更新です!


番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

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【書籍案内】 

 本番組のメインパーソナリティの髙木悠がこの度出版した『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』のリンクはこちらです。  

『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』

https://amzn.to/3vic8il  

・のれん分けに興味がある方  

・今後の店舗展開のあり方を模索している方 は是非ともお読みください。  


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多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所
この番組は株式会社上進パートナーズの提供でお送りいたします。
店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠が、最速・最短で年賞30億、店舗数30兆を実現する実証されたノウハウをコンセプトに、
奴隷分け制度構築、FC本部立ち上げ、建て直し、人事評価制度の整備など、飲食店、生誕院、美容院などの様々な店舗ビジネスの多店舗展開を加速させるために重要なことを対談形式で分かりやすくお話しする番組です。
こんにちは。パーソナリティの田村陽太です。配信第12回目となりました。本番組のメインパーソナリティをご紹介します。
店舗ビジネス専門コンサルタントの高木悠さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、高木さん。本日も元気にやっていきたいと思うんですけども。
はい。
今日は質問はこちらとなっております。
生骨院を経営しております。スタッフの賃金アップに限界があり、キャリアビジョンが示せません。何か良い方法はないでしょうか?という質問なんですけども。
はい。
お答えいただけますでしょうか。
なるほど。
はい。
これ、生骨院を経営されている方からの質問になるんですけど。
そうですね。
その賃金アップに限界がある、キャリアビジョンを示せないとかっていうのは、生骨院だけではなくて、テープコンビジネス全般に共通している課題かなと思いますね。
結構よくある質問なんですね、これは。
例えば、似たような商売でいくと、美容室なんかもそうですよね。
髪切る美容室ですか。
はい。
はい。
それ以外にも、エステとかもそうでしょうし、飲食店なんかも同じなんじゃないですかね。
なるほど。
社員の方1人当たりが生み出す売り上げとか、粗利益がそんなに多くないビジネスなので、生骨院でいうと、たぶん月当たりの、1人当たりの売り上げっていうのが80万円とかいくと、結構半上点なんですよ。
なるほど。目安があるんだよね、やっぱりそういうのが。
だからまあね、そこから払える給料っていうと、多分多くて半分?
田村さんは詳しいと思いますけど、社会保険の負担とかもあるわけじゃないですか。
ありますね、お給料に対しての負担。高いですよ、やっぱり。
03:01
それを含めてたぶん40万ぐらいになると思うんですよ。
なるほど。じゃあ結構いっぱいいっぱいですね、そしたらね。
そうそう、ここっていうのはやっぱり店舗ビジネスの全般的な課題になってきますよね。
じゃあこの質問者のスタッフの賃金アップに限界があるっていうのは、そういう背景からあるんですね。
このキャリアビジョンを示せませんっていう風に悩まれてるんですけど、これはどういうことなんでしょうか?業界的にあることなんですか?
キャリアビジョンっていうのはおそらく、社内の出世の道を言ってると思うんですね。
なるほど、はいはい。
当然その給料が増えていかないとかっていうのもあるんでしょうけど、
例えば生活員だと現場で働いてて、委員長とかになって、その後マネージャーとかになっていくわけじゃないですか。
広が店舗を統括していって。
だけどそのステップアップの道っていうのが本当に少ない。
これは当然のことで、これはさっきも話した通り、1人当たり飲み出す価値が限られてますから、
だから80万売ったら40万しか人件費に当てられないわけじゃないですか。
例えばマネージャーとかっていうのは直接的に治療しないわけですから、お金生まないわけですよ。
だから現場にいる人たちが1人80万売ったら、その80万の中から自分の人件費も出すし、マネージャーの人件費も出さなきゃいけないじゃないですか。
だからマネージャーとかっていうポジションがいっぱいあったら、みんなの給料がどんどん下がってしまうわけですよ。
だから当然ピラミッドの上の方のポジションっていうのは、少なければ少ないほど会社としては優秀というか収益性が高いわけですね。
なのでやっぱり展望ビジネスではこのキャリアビジョンを示すっていうのが非常に難しい。
無駄なポストを置いてしまうとその人件費が圧縮されちゃうってことですね。
人件費があるからどんどんどんどん現場に払うことができなくなりますよね。
なるほど。
でもそうやって生活員の経営者とかも、スタッフとかのお給料も払えないっていうところがあって、
そのキャリアマップとかキャリアビジョンっていうのを示したいってことなんですか?
そういうマネージャーさんとかを置けないっていう格好を抱えながら、どんな風にして、どういう風なのが理想なんですかね、経営者の方のキャリアビジョンっていうと。
その中でも、やっぱりその会社で働いていることで、社員の方が自分がいい人生を歩むことができるって思わないと、やっぱり人は辞めてしまうし、入っても来ないじゃないですか。
そうですね。
なんでそこをどうやって描いていくか、ここは考えていかなきゃいけないですね。
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そのために具体的な方法というと、どんなことがあるんでしょうか。
まず、店舗ビジネスの経営者もそうですし、従業員さんにもちゃんと伝えなければいけないことは、今お話しした、店舗ビジネスっていうのはそもそも一人当たりの生み出す価値っていうのが限られているから、
そんなにその社内の出世の道は、どこの会社でもそんなにたくさん用意できないですし、チームアップもできないわけですよ。
そういった現実があるっていうことを、まずはしっかりと共有していくことが必要ですよね。
会社側が従業員さんにそれ言っちゃっていいんですか。
それは会社の問題ではないんですよ。店舗ビジネス全体の特性としてそうなってるわけですよ。
売上げの仕組みとかのところでそれが影響してると。
その中で、やっぱり自分の人生をどうしていくのかっていうのをちゃんと考えていかなきゃいけないわけですね。
まずはそういう教育をちゃんとするっていうことなんじゃないですかね。
ちゃんと伝えていくっていうのが大事なんですね、従業員さんに。
もう一つ質問なんですけど、人件費とかお給与に限界がある中で、従業員さんがやる気を持って働いてもらうことが重要じゃないですか。
お金じゃないところって何が重要なんですか。
お金じゃないところ。
お金じゃないところで、この会社で働きたいとか生きがいだとか思ってくれるようなポイントってどういうのがあるんでしょうか。
正体院とか整骨院とかだと、結構治療に対してのこだわりがあるというか。
例えばお客さんにこういう、満足してほしいですね。
そういう治療を極めていきたいとかっていう方は結構多いですよね。
なので、そういったことを突き詰めていけるような道があってもいいんじゃないですかね。
なるほど。自分の施術の技術っていうのを高めていくような仕事の与え方とか。そういうことですか。
そうですね。
なるほど。
結局、整骨院とかで働いていらっしゃる方って、やっぱり会社で働いてもなかなか先が見えないから。
自分で独立しようとか、他に転職しようとか、考え始めるわけですよ。
そうなんですね。
でもそれって、やっぱり一部分しか知らなくて、隣の世界がすごく青い芝生に見えていることが往々にしてあるんですよね。
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と言いますと。
例えば、よくあるんですけど、整骨院とかで働いてて、給料も上がらないし、先も見えないから、保険の営業マンになるとかね。
思い切りましたね。
そういう方って結構いるんですよ。
そうなんですか。
なんでかっていうと、保険の営業マンとして活躍されている方って収入も多いし、キラキラしてるわけじゃないですか。
表面だけ見るとすごくよく見えるわけですよ。
だけど実体どうなってるかっていうと、そういう人は本当に限られた一部だけで、ほとんどの人っていうのは、そもそも新規のお客さんが取れなくて困ってるわけじゃないですか。
そういう現実を知らないわけですよ。
なので、そういうところはちゃんと教育しなきゃいけないですよね。
そういうところってどういうふうに教育していくんですか?
それはよくキャリア教育っていうもんだと思うんですけど、結局自分たちの生活員とか生態以外の一般的な企業の状況とか。
例えば大企業に入ったら、それは頑張っていけばどんどん出世することって不可能じゃないと思うんですけど、優秀な人が集まってて。
競争って厳しいわけじゃないですか。
そうですね、出世も厳しいですよ。
その中で勝ち上がっていくためにはそれなりの苦労もしなきゃいけないですし、全然青い芝生じゃないわけですよ。
そういうことを知らずに行ってしまうと不幸になるじゃないですか。
そうですね。
だから成功するには成功するにはいいことがあるでしょうし、他の業界もそうですよね。いいこともあれば悪いこともあると。
そういう幅広い知識を会社でちゃんと伝える場っていうのを作っていって、この中で従業員さんそれぞれが自分はどういうキャリアを作っていくのかっていうのを、従業員さんに考えてもらうっていうのが大事なんじゃないですかね。
なるほど。今高木さんがおっしゃってたことを僕が合ってるか確認したいんですけど、経営者とか経営層っていうのが従業員さんに対して、うちの業界だけじゃなくて他の業界っていうのもこうやって大変なんだよっていうのを例として伝えていくみたいな感じじゃないですか、従業員さんに。
大変なんだよっていうことっていうよりは、基本的な考え方ですよね。
そういうふうに、生活員にしもそうですし、他の業種に行って大企業で働くとか、他の営業もやるとかなんでもいいんですけど、とにかく自分が望む未来を得るためには突き詰めて考えていくと、どこに行っても活躍できる人材になるとかないと思うんですよね。
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深いですね、それは。
だから目の前の仕事で本気で取り組んで、その中で結果が出せる人になれば、どこに行ったって活躍できると思うんですよ。
だからやっぱり生活員で働くことのメリット・デメリットもそうですし、転職することとか、あとは独立することとか、全部メリット・デメリットあるわけじゃないですか。
そういうのをちゃんと伝えた上で、あなたは何を目指すのかと。
ただ何を目指すにしたって、結局はその人はどこに行っても活躍できる能力をつけなければ、何やったって中途半端で終わるわけですよ。
だからそういうのをちゃんと伝えた上で、目指すビジョンに向けて、今何をするのかっていうのをちゃんと考えてもらえるような機会を提供していけば、モチベーションって変わってくると思うんですよね。
なるほど。そういう視点からキャリアビジョンを作っていくのが重要なんですね。
その中に会社が応援できることがあれば、この乗り分け制度とかっていうのは一つなわけですよ。
そこにつながるんですね。
独立をするっていう道の中で、生活委員で独立するっていうのはよくあるのは、自分一人でやるとか、自分と奥さんの二人体制でやるとか、そんな感じなんですけど。
そんなビジネスで独立したとしても、生活委員は施術をずっとやる、結構ハードな仕事じゃないですか。
そうですね、大変ですね。
10、60歳とかになっても、それ一人でできるかって言ったら難しいと思うんですよ。
だからそういった状況を踏まえて、独立支援の意味を込めて、人を雇用して経営者になるようなジャクソンの手分けシステムを用意してあげるから、こういったものでチャレンジしたらどうですか、みたいなのもキャリアビジョンを示すことが一つになるじゃないですか。
そういった従業員さんのニーズとか目指すところっていうのは、やっぱり経営者として引き出していって、適切なキャリアビジョンを提案していくみたいな感じなんですね。
そうですね、ちゃんとそこには教育しなきゃいけないですよね。
なるほど、今いいこと聞きましたね。
最近も美容院の経営者からお話を聞いてたんですけど、美容院でもよくあるのは、自分一人でできる規模で独立をする。だから美容院ってめちゃくちゃ数あるんですよね。
今そうなんですか?
美容院ってコンビニなんか日じゃないぐらい多いんですよ。
コンビニよりも多いんですか?
そうですよ、一人で何個もあるじゃないですか。
これはみんな美容師で働いてると給料も上がらないし、出世とかっていう道もあんまりないし、独立するしかないって言って、小さなお店で独立するんですよ。
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働いてたお店のお客さんをいっぱい連れてってやるわけですよ。
これ最初はいいんですよね、お客さんが来るし、スタッフが若ければ。
だけどスタッフがだんだん年取ってきたら、若い人の話とかについていけなくなって、どんどんお客さんがだんだん減ってったりして、最初がピークでだんだん減っていくような。
そういう現状なんですね。
それは、私は美容院を経営されてる会社が従業員さんに対して、そういったところも教育していく必要があるんじゃないかなと思うんですよね。そういう現実。
ああ、そういうことが将来20年後30年後あるよっていうのを言ってあげるってことですか?
だからそれを知った上で、それでもやるのか。それとも違う道を人を雇用して、自分が厳しくなったら代わりに人にやってもらえるような店にするのか。
それは結局は人が何を目指すかによるじゃないですか。
なので、本部はそれを正しく判断できるような情報をちゃんと提供していって、その中でサポートができるものがあるんであれば、そこに対してキャリアビジョンの一つとしてそういう選択肢を作ってあげる。
それは大事なんじゃないですかね。
いいこと聞きました。ありがとうございます。
生徒会員とか店舗ビジネスやってる経営者の方がどうやってキャリアビジョン見せせるかのいいヒントが今日得られたかなと思います。
たかくさん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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