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2020-07-27 38:26

小農ラジオ:第12回 小農の勝利・プロサバンナ計画の中断

2020年7月21日にプロサバンナ事業が中断となりました。https://bit.ly/2X0idSs 「プロサバンナ事業」をご存知でしょうか?日本のJICA(ジャイカ)がアフリカ・モザンビークで一大穀倉地帯を作ろうとし…
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はい、おはようございます。小農ラジオです。 今日はですね、まあ緊急特番的な感じなんですけども、ちょっとニュースを見ててですね
小農というワードが出てて、なんだなんだと、ちょっと気になって見ていたら、非常に興味深いニュースだったので、あの皆さんにもいろいろこうお伝えしたいなと思って
録音しています。
おいしい野菜と勇気を君に
今日もですね、ゲストに真央さんに出てもらっています。今日はよろしくお願いします。
こんにちは、また来ちゃいました。
ありがとうございます。
で、プロサバンナ計画っていうのが中止になったっていう話を今日したいと思うんですけども
小野さん、プロサバンナ計画って聞いたことありました?
全くないですね。で、高谷さんがプロサバンナ計画って知ってます?ってメッセージくださった時に、何の話ですかって。
いきなりでしたからね。
実は僕もね、プロサバンナ計画っていう名前は今回知ったんですよね。
前からニュースで、エステバンさんっていう方がJICAが協力しているプログラムを中止してほしいっていうことを
日本に言いに来たっていうのはね、なんかツイッターだったかニュースで見たことがあって
その時からね、え、なんでっていう思いがあったんですよ。
確かにわざわざね。
わざわざやってくれてるっていうか、やってあげてることに対して、それをやめてほしいって。
え、なんだその話はと思ってたら、つい一昨日なのかな。
中止が、このプロサバンナプログラムがまだ途中なんですけども、中止が決定したんですよ。
中止になってんですね。
それを見て、これは本当にエステバンさん一人が言ってたわけじゃなくて、
結局国も一緒になってやってたプログラムを止めるぐらいに声が上がったんだなと思って
ちょっと調べだして、今これから話そうかなと思っているところなんですね。
はい、中止になったことで逆に興味を読んでしまったっていう。
逆効果かもしれない。
このね、まずプロサバンナ計画っていうのは一体どういう話だったかっていうのを
ちょっと説明したいんですけど、僕なりに調べたことですね。
まずこれがプロサバンナ計画っていうのを行われた場所が、アフリカのモザンビークっていう国なんですけど
モザンビークっていうのは、アフリカの一番下は南アフリカ共和国で、その右上の国なんですね。
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もともとはですね、1964年から1975年頃はですね、それ以前がポルトガルの植民地だったんですよ。
64年から75年ぐらいにかけて、ポルトガルから独立するために結構ゴタゴタしてたんですけども、
1975年にポルトガルから実際独立しています。
結構最近ですね。
そう、最近なんですよ。これでもね、結局やっぱ独立した後もポルトガルの派閥の人とかと
いざこざ結構あって紛争は絶えないところで、そんなに結構貧しい国ではあるんですよね。
今回そのプロサバンナ計画っていうのが始まったんですけども、
この計画はですね、このプログラムは日本とブラジルとモザンビークの3国で
この熱帯農業をやって、モザンビークの貧困をなくそうっていうプログラムなんですけど、
日本のJICA、これはJICAというのはですね、ジャパンインターナショナルコーポレーションという組織なんですけども、
JICAが主導してやっているプログラム。
JICAってあれですよね、いわゆる海外青年協力隊とかやってるところですよね。
もともと技術的な協力をするような組織だったんですけども、何年か前からかなりODAっていって政府開発基金って言うんですか。
そうなんだ。
ODA的な動きもしてて、だから技術だけじゃなくて資金の方もやるっていうすごく大きい組織というかですね、
かなりいろんなことができる団体になっているんですよ、今は。
モザンビークは人口の75%くらいがまだ農家で、
農業国ですね。
農業国なんだけど、まだ冷静的なところがたくさんあるんですよ。
モザンビークの北部の方に、中良海路っていうのかな、確か。
川の両岸ですごく平野が広がっているところがあって、そこが1400万ヘクタールという広大な面積なんですよ。
1400万ヘクタールって言ったら、日本の高地面積の大体3倍くらいあるんですけども、
これを国土地帯にしようっていう計画が今回のプロサバンナ計画だったんですよ。
これだけ聞くとね、貧しい農家を日本のJICAが助けるために立ち上がったっていうような感じで。
良い話。
よくある話だし、JICAっていうのはそういうことをしている団体だというふうに僕も思ってたから。
それはね、このコスタ・エステバンさんという人はですね、
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アフリカから4回も日本に来て、このプログラムやめてくれって言ってるんですよ。
4回?アフリカから来てるんですよね。
アフリカから。
めっちゃ遠いし。
40時間とかかかってるでしょ、たぶん。
直行便なさそうじゃないですか。
エステバンさんという人はですね、これを言うには農家でこれに賛成してる人はいない。
住民主権が脅かされているということを主張してるんですね。
だから農家は賛成していないって。
農家のためにやってるのに。
賛成していないっていうふうに言うんですよ。
じゃあなぜっていう。
これがなんでなんだろうなと思ったんですけども、
ちょっとそれをなんでかっていうのを知るためにはですね、
モザンビークの農家がどうやって、
ちょっと後ろで猫が大騒ぎ。
猫だったんだ。
猫がすげえ騒ぎ。
モザンビークではですね、
10年間耕作すると生涯自分の土地になるっていう法律というかですね、決まりがあって、
日本でも根田永年紙財法ってあるじゃないですか。
根田って田んぼを耕すってことなんだけど、
田んぼを耕したら永久にそれはその人のものになるっていう法律。
あれいつだ、何時代だろう。
根田永年紙財法っていうのがね、その昔あったんですよね。
なんか歴史で習いましたよね。
歌もあるんだけど、根田永年紙財法。
未だにまだそんな感じなんですよ。
だからあんまりガチガチじゃないんでしょうね。
なんとなく敷地は広大にあって、
農地についてもずっとそこに住んでて耕して、
自分たちで野菜作ったりしてるような場所だったら、
あんたの土地でいいやみたいな感じの。
そういう許さない。
あれですね、きっと開墾してほしいんでしょうね、むしろね。
開墾、その権利をあげるから開墾してくれた方がいいみたいな感じなんでしょう。
ちなみに根田永年紙財法、奈良時代ですね。
奈良時代ですかね。
その頃の日本は確かにスカスカですよね。
奈良時代並みですよね。
そのぐらいスカスカで耕してくれよっていう話なんでしょうね。
そこに日本とかモザンビック政府がいて、
いつまでもそんな生産性の低い農業やってると貧しいままだぞって言って、
こういうのはどうだみたいな感じで話を持ってたと思うんですけども、
ここで問題だったのが、
農家に対して実際にそこの説明があんまりちゃんとなされてなかったみたいなんですよ。
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きちっとされないままに、
一大プログラムですから、
ちょこちょこ虫食いみたいに、
じゃあここは誰が土地だからそのまま手つけないでおこうというわけにはいかなくて、
全部一気に大きな機械でバーっとやっちゃうわけじゃないですか。
だから特に説明はなくて、
ともかくこの土地を供出してくれれば、
そこで採れた大豆は日本の商社が全部買うからという、
投資的なような説明はあったんだけども、
地元に対してのしっかりした説明がなされてなかったんですよね。
それが一番の問題だと思うんですけども。
大豆なんですね。
そうそう大豆なんです。
でね、なんで大豆かっていう話がですね、
もうちょっとというかだいぶ遡って背景があるんですよ。
まずですね、すごい明治時代ぐらいまで遡るんですけども。
日本の明治時代ですか?
なんでこのJICAっていうものが始まったかって言ったんですよ。
これだけだという理由ではないんですけども。
明治時代に日本は不国共兵って言って、
産業とかを盛り上げて、
どんどん国力を上げていこうっていう背景があった中で、
大豆の持久率ってどんどん下がってたんですよね。
産業の方にどんどんお金もいくし。
大豆の持久率その頃20%ぐらいまで下がっちゃったんですよ。
日本の持久率ってことですか?
そうそう。
お豆腐も食べてられないと。
日本人の主食って言ったら炭水化物はやっぱ米じゃないですか。
タンパク質って言うと大豆ってすごい大事なタンパク源なんですよ。
猫ちゃんが。
味噌とか大豆製品ってすごい日本人、納豆とかものすごく多いですよね。
基本トラディショナルな日本料理っていうと大豆みたいなイメージありますね。
それが生産率20%ぐらいしかなくなっちゃってたんですよね。
それもあって、朝鮮とか中国とか日本が食味に近して、
そこで大豆を作って、その大豆を日本に輸出して賄ってたんですよ。
ですけども第二次世界大戦で日本は敗戦して、
この植民地を手放すことになりますよね。
それが1945年ぐらいなんですけど、
そこからはアメリカから大豆を輸入してたんですね。
いろんな国から輸入してたんだけど、アメリカには結構頼ってた。
なんですけど、その後アメリカにいたから
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アメリカの歴史なんかもいろいろ…
それはそうでもないんですよ。
ベトナム戦争でアメリカはだいぶ疲弊してしまってて、
1973年にニクソンショックとかドルショックって呼ばれてますけども、
そういうことが起きてですね、それまで1ドル350円という超…
すごいハイレートっていうか、超ドル高。
極平等条約。
お手そばを辞めることになって、それまで350円でしたからね。
その時に円の切り下げだけじゃなくて、
大豆の輸出をやめるってことも決まったんですよ。
アメリカからの?
日本はアメリカからの大豆をすごい頼りにしてたのに、いきなり
1973年に大豆の輸出やめますってなったから、
お豆腐とかすごい値段上がっちゃったりして、すごい混乱したんですね。
その時ですね、翌年の1974年にJICAは設立してるんですよ。
最初にですね、このJICAが一番最初に取り組んだ計画はですね、
これはブラジルなんです。
ブラジルのセラード開発事業っていうのが、JICAが一番最初に取り組んだ大きなプログラムだったんですよ。
それでさっき最初に日本、ブラジル、モザンビ行くの?ってブラジルが出てくるんですね。
なんでなんだろうなって思ったんですけど。
セラードっていうのはブラジルのサバナですね。
今回のプロサバナ計画もサバナですけども、
ブラジルのサバナがセラードって呼ばれてて、
セラードっていう地区じゃなくて、
セラードっていう地域というか、そういう自然の状態みたいなところをですね、
一大国争地帯にしようっていう計画だったんですね。
全く同じじゃないですか。
このセラードっていうのは、当時のメディアとかは不毛の地であると。
不毛の地を日本の技術で国争地帯にするっていう、すごい壮大な夢のある計画だったんですよ。
今ちょっと写真見てるんですけど、確かになんか、
元不毛の地をセラードの奇跡とか言われてるんですよね。
セラードの奇跡とかね、だいたい今いいように語られているんですけども、
実際、本当にセラードっていうのはどういうところだったかっていうと、
どうやらですね、確かにそんなに肥沃な土地ではなかったので、
農作物がガンガン作れるようなところではなかったんですけども、
長年にわたってそこに生える植物の根っこと土とのバランスが最終的にはある程度いい状態になって、
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豊かではないけども、そこにいる生命がしっかり育まれて、
ずっと大きな変化がなければそのまま延々と続いていくような土地だったみたいなんですよね。
元々こうなっていくんですか?
ある意味、その状態では豊かな土地だったんですけども、
じゃあ牧草地帯にしようって言うと全然用具ないっていうことでですね、
やっぱりトウモロコシとか大豆を作ろうっていうのがセラード開発事業だったんで、
登場するのはもちろんね、風肥料と石灰ですね。
石灰っていうのはやっぱりpHがですね、おそらくpHが低かったんですよ。
アレチですもんね。
なので石灰ガンガン入れて風肥料たくさん入れて、
そしたらですね、果たしてこのトウモロコシとか大豆の生産は大成功したんですよ。
ブラジル版緑の革命って呼ばれるぐらいに、この開発事業は大成功して、
いろんなアグリビジネス企業とかが勃興したりとかして、
実際豊かになってですね、こういう成功体験があるんですね。
日本のこの在韓には。
最初のさっき話したように、そのタンパク源を得るのも、
それだけが目的の開発ではなかったと思うんですけども、
東日本国の技術支援というのもあったけども、
一つそのタンパク源を自国の中ではもう
まかないきれないタンパク源を海外から作るために、
日本の技術で開発するっていうような背景も、
おそらくこの在韓ができたところにはあったわけですよ。
ただですね、ブラジルっていうのは、
1985年ぐらいまで軍事独裁政権があって、
この時もセラードとか、そこに小農とか、
先住民とかがいたんですけども、
その声はおそらく無視されたであろうと。
結構花々しく大成功したっていうところだけがね、
だいたいセラード事業計画、開発事業で検索するとね、
そういう良いニュースがわーっとたくさん出てくる。
そうですね、なんか超成功例みたいな感じで、
今聞いたら奇跡みたいな話なんですね。
でもたぶん本当に奇跡みたいな、うまくいったんだと思うんですよ。
お金が結局入って、経済的に豊かになったら、
やっぱりそれは一つの成功ですよね。
わかりやすい。
たぶんずっと何も作ってないところで、
植物はそれでもそこに生えてたんで、
ちょっと農業の専門的な話になるんだけど、
腐食と呼ばれるですね、
有機物がたくさんあったところに化成肥料を入れると、
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最初めちゃくちゃうまくいくんですよね。
化成肥料が始まった当時、めちゃくちゃみんなすごい良くできて、
でもそれって土地の中の貯金がたくさんあったからできたんだけど、
今貯金使い果たしちゃって、
化成肥料入れてるのにできないみたいな感じになってるんだけど、
腐食という貯金が今はもうなくなってきてるから、
そういう厳しい状況になっちゃってるんだけど、
ブラジルの成功にはそういう背景もあって、
ただみんなすごい成功体験として、
そういう経験があるんですよ。
じゃあ結構腐食の貯金を使っちゃったんですね、そこで。
だから今セラードの国土使いが一体どういうことになってるかっていうのは、
ちょっと分かんないんですけど、今回のプロサバンナ計画っていうのは、
プロフォードさんも言ったように、日本、ブラジル、モザンビーク3国でっていう、
なぜここでブラジルっていうのは、結局ここの時にブラジルで成功した時に、
アグリビジネスが勃起してて、そこのノウハウをもって、
同じ熱帯での農業を成功させるっていうので、
ブラジルも一枚噛んでるみたいなところがあるんですよね。
結局このエステバーンさんが来て話してるように、
地元の農家は賛成してる人はいないって言って、
賛成してる人はいないっていうところを上げやすいんじゃないかは、
本当にゼロ人なのかみたいな話をしてるんだけど、
そこそこじゃないでしょって言って。
なんとなく言葉のあやとしてそういう言い方をしたのかもしれないけども、
最終的な結果を見ると、やっぱりしっくり返ったってことは、
もしかしたら多くの人が反対してたんじゃないかと思って、
すごいことだなと。こんな大きなプログラムを農家が、
しかも商農ですよ、多分。
商農が止めたっていうことが、
これはすごい事件だなと思って、
すごいびっくりしたんですけども。
はい、確かに。
そんなニュースなんです。
結局、何が…
JICAだって別に集脱してやるぞとか、
そんな悪い考えは全然なかったと思うし、
モザンビークの農家にとってもいいだろうと思って、
この事業を始めたと思うんだけども、
どこかで冒頭の掛け違いがあったままずっと進んできた結果、
最終的にこんなことになっちゃって、
みんながっかりしてると思うんですよね。
モザンビークの農家は中には、
この話いい話だからやろうって思う人も絶対いたと思うんですよ。
ゼロ人じゃないと思う。
だからそこで分断も起きたと思うんですよね、人々の。
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本当にすごい遺憾を残すようなことになってしまったんじゃないのかなと思うと。
確かに。
何か大きな建設事業とかがあるときって、
例えば原子力発電所でもリニアモーターカーでも、
結局地元の人の反対っていうのは一定数絶対あって、
そこでいろんな運動が起こって、
やっぱり確かにそこで地元の人同士も対立したりとかして、
そこで後ですごい何十年も家族が、
例えば親戚だけど口聞かなくなったとか、
それって結局やろうとしてる側の説明不足っていうのは結構多かったりするんですよね。
説得に時間をかけるところがめんどくさがっちゃうっていうか、
そこで何かもう強引に進めようとすると、
結局よくわかんないって騙されてるんじゃないのっていうので、
どうなのどうなのどうなのっていうので、
そういう意外と深い傷を残すっていうのをしょっちゅう耳にしますよね。
誠実さにやっぱり欠けてしまったのかなと。
それってでもすごい一番大事なことじゃないですか。
説明したからって全員が納得はしないですよね、確かに。
やっぱりちゃんと説明した上で、
もしかしたらおじいちゃんとお父さんは納得しないけど、
息子はもう俺はこれしかないと思うって言ったらしょうがないなって。
もしかしたら納得するかもしれないし、
そこがすごく足りなかったのかなというふうに思いますね。
あと実際にどうだったんですかね。
これはモザンビークの人に一番利益のあることだったのか、
それとも実はそれに関わる何らかの事業、
例えば農業機械を売るところとか、
実はそういうところにほとんどのお金が行っちゃう仕組みで、
これを実際に始めちゃったら、
モザンビークの人たちはガンガン吸い上げられちゃって、
終わりだよっていうような話になっちゃうから、
激しく反対したんじゃないのかなって気がちょっとしますね。
いろいろなんとなく僕も予想で、
ここから先は本当に予想で、勝手な妄想で話をしてるんだけど、
今世界中いろんな国が景気は悪いんだけど、
良いものを知ってしまった今、
みんなもっと牛肉食べたいとかいう感じになってるじゃないですか。
国物を作る量とか面積っていうのはどんどん減っていって、
これから国物商売ってどんどん上がっていく可能性がある中で、
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日本はそれに向けた一手として、
モザンビークでの国争地帯にして、
日本の利益もかなり考えてたんじゃないのかなと思うんですよね。
でもそれでお金が払われれば幸せだったのかな。
何よりも幸せの定義っていうか、
あの人だって貧しくてかわいそうだから助けてあげようっていうのが、
すごい傲慢な考えであって、
僕らの思う貧しくてかわいそうが、
向こうの人たちにとっては本当にどうなのかっていうのは、
分かり知れないというか、価値観の違いっていうのがやっぱりありますよね。
まあいろんな国に行きましたけど、
そんなに悲惨なのかっていうと、そうとも言えないだろうっていう。
例えばインドなんかだと確かに都市部はスラム化して、
それはひどい、もう人間の暮らしじゃないなみたいな感じの人たちがいて胸が痛むけど、
田舎に行っちゃうとGDPとかでいうと果てしなくゼロに近くても、
実際には自分たちで野菜育てて、
その地域の中で案外ぐるぐる回ってる経済というか、小さい経済っていうのはあるかもしれないじゃないですか。
そうすると別にお金はないんだけど、現金は持ってないんだけど、
そんな苦労に困るとかでもなく、
本人たちはあんまりわかってないかもしれないけど、実はすごいいい景色のところに住んでたりとかして、
これ別に貧乏じゃないよねっていう、悲壮感とかそういうのはないよねっていう、シンプルなだけ。
豊かだと思ってると思うんですよ、本人たちは。
でもなんかこうすごいボロい家で暮らしてて、
人を汲みに行くのも、何キロ先のところまで汲みに行ってとか、
そういうのを僕らは貧しくてかわいそうだって思うかもしれないけど、
他の人たちは逆に、僕のところはすげえ田舎だけど、
街のゴミ持ってたところに住んでる人たちを見て、
こんな建物にいっぱい囲まれて、生き苦しいところでいてかわいそうだなって思ってるかもしれないし、
価値観って人それぞれ違うじゃないですか。
それを受け入れていくっていうのかな。
多様性っていうのは、そういうのを受け入れていくことなのかなというふうに今思いますね。
あと巨大な資本が入っていくことで、
そういうところに人たちの価値観がむしろ変えられてしまうっていうのもある気がするんですよね。
自分たちの知らなかった次元の豊かさがあるってことに気づいちゃうと、
あ、それ欲しいじゃんっていう。
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本当にインターネットとか知らなくてよかったことを知ってしまったら、
やっぱ知ったら欲しくなっちゃいますよね。
欲望には上限がない。
例えばアメリカのドラマとかで、実際にはそんなにお金持ちばかりたくさんいるわけじゃないんだけど、
でっかい家に住んでて、こんな生活あるんだって思って、
でもまだテレビとかで見てる分には離れてるわけですよ。
だけどその人たちが実際に自分のところにやってきて、それらしいものを再現し始めると、
例えばそういう西洋風の家を建てちゃうとか、
見ちゃうと、あ、それいいじゃんっていう。
自分もそれ欲しいっていうか、それに自分が本当は値するんだぐらいのところまで一気に引き上がっちゃって、
そこで今まで小さいところでそれなりにやってたのが、
一気にそのレベルまで自分はいかないよっていうメダリティーになったりとか。
その辺はすごい気をつけないと、本当は知らなくてもよかったし、
それで細っとしとけばいいのにっていう。
何度か見ましたね、自分も。
最初はすごいシンプルに、何もいらないよって、何かあげるよって言っても、
いらないいらないとか言ってた人が、1年2年西洋人の周りで付き合ってるうちにどんどん欲深くなっていって、
あれもこれも欲しいっていう風に変わっちゃう。
え、変わったね君みたいに。
なったっていうのを結構見ましたしね。
グローバルグローバルって言うけども、本当にグローバル化していくことが正しいのかって、
今そういう話よくあるけど、本当にそのローカルの中で全部今まで収まってたものがですよ。
大豆が船に乗って日本に行くんですよ。
その代わりにお金が入ってきて、お金で何かを買ってって、
資本主義というか、そういう貨幣経済の潮流に入れてあげるよみたいな作法が、
果たして本当に豊かさを生み出すのかなっていう感じがします。
確かに。資本主義っていう今の時点で発明されたシステムで結構ドミネートしていくっていうか、
そこに巻き込んで、一見このシステムすごいいいから入れてあげるよみたいな感じだけど、
本当に入らなきゃいけなかったのかなっていう。
そうなんですよね。
それに脳を突きつけた、その意見が本当に汲み取られて、実際中止になったっていうすごい事件だなと思って。
じゃあ日本はこれからどうしていくべきかっていうところを考えた時に、
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単純に大豆を作らなきゃいけない。
そんなに食うなら作れと。
だって前は100%だったわけで。
これいつからこんなに減っちゃったんで、今さらっと見たら。
今5%ないでしょ。
一応7%ですってなってますけど、わからないです。
数え方もありますよね。どういうメジャメントでやるか。
でも極めて少ないっていうことですよね。
でも7%ってね。
ほとんどないじゃないですか。
誰が逆に、どこから、それどこみたいな。
床畑の話だよっていうね。
大豆、海外もいいんだけど、日本で大豆をもっと効率よく生産できる方法を考えて、
国内の実給率を上げる方が現実的というか、
そしたら大豆農家も嬉しいし、
国産の大豆食べれたらいいなと思うし、
そっちじゃねえかと。
これ大豆の実給率がなんでこんなに低いんでしょうかね。
明治時代初期に20%だったって言うけど、
いつぐらいから輸入が実際始まったのか、
明治より前から大豆輸入してたとは思えないから、
いきなり政策的に。
鎖国してますしね。
不公平的な考えになってからガクンと減ってたんじゃないのかな。
だけど大豆って、もともとは日本のいわゆる古来種とかそういうのではないですよね。
日本の原産ではないですね。
これはどこだったか、中国。
いやちょっと原産国忘れちゃったな大豆は。
いやいやちょっと待ってください。
外来してきたんですよ。
でもそうは言ってもですね、
日本には縄文時代に存在したと思われる。
じゃあかなり昔からあるってことですよね。
日本で固定種というか、
いろいろ地方によってそれぞれいろいろ進化というか分化していったのが大豆で、
それぞれの土地で在来の種があったりしてて、
本当に大豆は面白いんですよね。
僕の住んでいる白川町黒川でも、
福鉄砲っていう名前の大豆があって、
それをみんなで作ってるんですよ。
その大豆は粒がすごく大きくて、
すごくおいしい豆で、
中鉄砲っていう品種があったのを、
福さんというおばあさんが選抜して、
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選抜というかずっと自分の好きなやつを選んで作っていって、
ここの黒川の土地にあったのが、
今は福鉄砲っていう名前になってるっていう話があるんですけど。
そんな感じでね、各地で大豆って進化していってるんで、
その土地にあった大豆っていうのがあったりもするんですよね。
いまだに有機農家だと、
聞いたことのないような品種の大豆を作ってる人がいっぱいいるんで、
そんなこと言いながら、僕今年大豆大失敗して。
そうなんですか?どう失敗するんですか?
この長雨で腐っちゃいましたね。
発芽する前に豆が土の中で。
そうなんだ。
大豆はなかなかね、こんなこと言って、
最初の話とかちょっと変わってきちゃうけど、
日本の商品は大豆で結構苦しんでる。
だからやっぱり外国でやってるんじゃないか。
それは違う。
それは何とか頑張ってね、
僕ももうちょっと技術を上げていかなきゃならないんだけど、
プロサーバンが中心になったっていうことについて、
これから先それに対してどういう反応が出てくるのかっていうのをね、
僕はちょっと見ていきたいんですよね。
そうですね、ウォッチですね。
ファクトチェックっていうか、
面白い話なんだけど、
これちょっと調べたら、
YouTubeのコメント欄とかが荒れてるところが割とあるんですよね。
そうすると、
中国から金もらって騒いでいる農家がいて、
そっち?はい。
そんな恐ろしい。
でもあの国は。
そんな話あんのかってちょっと思いながらも。
そうですね、ファクトチェックで難しいのが、
陰謀論に入っていっちゃうと危険ですよね。
陰謀論なのか、
それって結局わかんないんですよ。
今の時点で巧妙に隠されているのかもしれないし。
僕は本当に、
何かが言って今回の中止になったと思いたいし、
まあそうだろうって思ってるんだけども、
そういうふうにやっぱり穿った見方というか、
陰謀論を出す人がいたりして、
そうするとやっぱり結構それにいいねがいっぱいついたりしてて、
そういうふうに思ってる人もたくさんいて、
なんか日本情けねえなみたいな感じの風潮にもなってるんですよね。
はい。
それね、陰謀論って危険なのは、
陰謀論だから否定できないじゃないですか。
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その証明できない。
なかったとも言えないし、あるとも言えないし。
そう思ってる人は絶対にそうだと思ってるから、
それを持論を引っ込めることはないじゃないですか。
そこででも議論を始めちゃったら、
もう、空想の世界みたいになっちゃうから。
そう、空想はつかないんですよね。
ただまあ確かに今の時点でボトムラインとしては、
少なくともこのモザンビークの地元の農家が嫌だとNOを言ったわけで、
その理由がね、誰かに扇動されてたかもしれないけど、
でもそれに乗るに足る理由があったんでしょうね。
そうですね。
だから今回は素直にですね、この性能の人たちの努力と、
あと日本でもね、結構たくさんの人がこれを止めるために
いろいろ動いてたみたいなんですけども、
いろんな人が動いた結果で、
本当にこれが良かったことであってほしいなと思います。
ということで、なんかもう話がつきませんけども。
いつまででもやってられるからね。
ちょっとホットな話題で皆さんにもね、
届いてほしいなと思ったんで急に話しましたけども、
最後になりますが、情報にはですね、間違いや偏りがあることがございますが、
昇能ラジオでは責任を一切取りませんので、
取れないっていうね。
取れませんので、皆さんもいろいろ考える機会になればなと思っています。
ということで、この辺で終わりますけど、いいですか?
いいと思います。
急な呼び出しですみませんでした。どうも。
いえいえ。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
次回はですね、本編じゃないけど、ファーマーズイングリッシュの方も近々放送予定なんで、またよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい、じゃあどうもありがとうございました。
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