植物園の魅力
【自然の推しを語るラジオ】、このポッドキャストは、自然界で好きなものをしているものについて語っていく番組です。よろしくお願いします。
早いものでこの番組を3回目ということで、収録のやり方は少しずつ分かってきたところもありますが、まだまだクオリティを上げていきたいなというふうに思っています。
引き続きよろしくお願いします。 今回のテーマは植物園でございます。
植物園って聞いて、皆さんよく行きますかね? 動物園とか水族館に行く人は、家族連れとかカップルで多いと思うんですよ。
でも植物園って、わざわざ行く施設っていう認識があんまりないんじゃないかなと思っています。 僕は全国のいろんな植物園に行くぐらい植物園に行くのが好きなんですけど、植物園に来る人の年代として年配の方がお散歩に来ていたりとか、
若い世代の女性が友達と花を見に来ているっていうことが多いのかなと思っています。 ただ個人的には植物園はもっといろんな人に楽しんでもらえるポテンシャルがあるんじゃないかなと思っているので、
今回は植物園の好きなポイントについて語っていこうと思っています。 まず僕が植物園ですごいいいなぁと思っているのは観光地として面白いっていうところですね。
場所にもよるんですけど、植物園というのはただ植物をいっぱい集めたところというわけじゃなくて、植物をきれいに見せるっていうことにこだわっている施設で、建物も含めて面白い場所だと思っています。
例えば淡路島にある淡路夢舞台っていう植物園があるんですけど、ここは植物がすごいだけじゃなくって建物がかっこいいんですよね。
有名な建築家の安藤忠夫さんが設計した建物になるんですが、コンクリート打ちっぱなしでダンジョンみたいな建物がめちゃくちゃ面白いんですよね。
そこに屋外では見られないような色とりどりのきれいな植物が立体的に配置されていて、植物のきれいさが一層際立つようないい感じの空間になってました。
植物だけを楽しむんじゃなくて、植物を含む空間をアートとして堪能するっていう感じで、旅行の目的地にしてもいいような場所だと思います。
あともう一つ観光地としてオススメな場所は、愛知県にある東山植物園ですね。
この植物園の音質は、現存する日本最古の音質で、宮殿のような形をしていて、建造物としてもすごい綺麗なんですよね。
ガラスでできた大型の建物って音質以外はあんまりないんじゃないかと思うんですが、歴史ある珍しい建物を見るっていう意味でも行ってみると面白いんじゃないかなと思います。
このように植物にそんなに詳しくなくても楽しめるので、植物園は観光地としてもオススメです。
ただ植物園は観光地的な意味としても面白いですけど、やっぱり一番の楽しみ方は、いろんな植物を見比べることができるっていうことだと思うんですよね。
例えば京都の不立植物園には、たくさんの桜が植えてある桜の品種見本園があるんですけど、本当にいろんな種類の桜があるんですよね。
もちろん日本の代表的な品種のソメイヨシノもあるんですけど、その他にも少しマイナーな種類の桜の大島桜であったり、京都のフの花であるシダレ桜や花が下に向いて咲いているカンヒ桜っていう沖縄の桜などいろんな桜の種類100種類、100品種程度見られるみたいですね。
普段桜にそこまで興味がない自分でもいろんな種類を見比べてみると、このソメイヨシノってこういう特徴があるんだなぁとか、実際に他の品種と比べてみることによって、より植物の特徴に詳しくなれるっていうのが面白いポイントですね。
あとはサボテンや植柱植物、熱帯植物とかいろんなジャンルの植物がそれぞれの種類ごとにたくさん並んでいるので、同じ系統の植物の中でも種類ごとの特徴を比較できるっていうのが面白いなぁと思っています。
なので自分の推している好きな植物がある人は、その植物をより詳しくなるために植物園に来て実際に見比べてみるっていうのもいいんじゃないかなと思います。
植物園はたまに企画展をやっていて、よくあるのがサボテン展とかコケ展みたいなものがやっているんですけど、自分が好きな植物のイベントを調べてみると割とやっていることがあるので、一度調べてみてはどうでしょうか。
さてここまで植物園に行くと楽しいよっていうお話をしてきたんですけど、植物園の役割は観光のためだけではないんですよね。
植物園の役割
例えば貴重な植物を保全する役割があったり、生物多様性の教育に使われていたりと研究施設としても存在しているところもあります。
例えば、茨城県の筑波実験植物園は国立科学博物館の施設になるんですけど、園内を歩いていると水路がたくさんあるんですが、この水路に縦札があって、
実験中水属性について調査を行っていますみたいなことが書いてあって、園内で実際に研究をされているみたいなんですよね。
その研究成果の一部が展示されていたりはしたんですけれども、サイエンスが好きな人にとっても好奇心が満たせるたまらない施設なんじゃないかなと思います。
以上のようにですね、植物園は観光士としても植物をいろいろ見比べたりする場所としても、サイエンスに親しむ場所としても面白いんじゃないかなと思っています。
僕が調べたところ、日本には植物園が小規模なものを含めて200以上あるというふうに言われているので、身近にある植物園に行って楽しんでみてはいかがでしょうか。
以上、自然の推しを語るラジオ植物園についてでした。 お聞きいただきありがとうございます。