2025-12-13 36:25

Vol.131 生産と消費にある情報の非対称性を埋める、共存のため新たなルールづくり- 銭本 慧さん(合同会社フラットアワー)

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サマリー

フラットアワーの銭本さんは、生産と消費の間に存在する情報の非対称性を解消するために、新たなルールの提案を行っています。漁業の直販や地域との関係構築、持続可能な漁業の重要性についての議論が展開されています。このエピソードでは、銭本さんが漁村でのツーリズム事業とその持続可能性について語ります。また、海洋問題として海ゴミや磯焼けの深刻さにも触れ、解決策を模索しています。生産と消費の情報非対称性に関する新たなルールづくりの議論が進められており、特に漁業の例を通して、変化に対応するための情報共有の重要性が強調されています。

フラットアワーの取り組み
自然と生きるを考える 自然資本論〜
この番組は、森で働くことを愛する高橋 &が、マーケティングやデザイン視点を持ちながら、森、海、里など自然資本を巡る話を面白おかしくしていく番組です。
はい、北杢の高橋です。 山戸はのくだです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
前回に引き続きまして、今回も海の話ということで、フラットアワーの銭本さんに入っていただきます。お願いします。
よろしくお願いします。 前回、前編もすごく面白いというか、やっぱりあまり知らない世界の話でワクワクするなぁと思いつつ、
やっぱり似ている部分もいっぱいあるし、共通する部分も多くて、すごいシンパシーがめちゃめちゃあるんですよね、本当に。
創業時期も同じだし、やっぱり小さな取り組みから大きな取り組みというか、大きな社会の変化に向けて乗り換えも含めて可能な選択肢を作っていこうみたいな、
大きいところをガッとやろうみたいな感じじゃなくて、さっきのちっちゃい植物プランクトンの循環が結構インパクトはありますよみたいな話があった。
数がまとまれば。 そうそうそう。 いや、マジでそうだなって。そっち側にしかちょっと希望が見えだすようになって。 いや、本当そうだよね。
ある中で、いやーすごい良いなと思うんですけど、ちょっともう少しフラットアワーの話も聞いていけたらと思うので。
前半はどっちかというとあれですね、一本ずりの話を聞いてきてっていう感じで、ちょろっとツーリズムとか研修の話も出てましたけど、
なんかその全体として今どんなバランス感でTSUSHIMAやってらっしゃるんですか。
地域との关系構築
事業としてはその漁業直販っていうところと、ブルーツーリズムインターンみたいなお客様に対してコンテンツを提供するみたいな仕事と、
あと僕も一緒に創業した須崎も元研究者で、TSUSHIMAをフィールドに研究をしたいっていう、研究者と地域をつなぐようなコーディネート業みたいなのもしてまして、
その辺を1対1対1ぐらいでやってるっていうような感じですかね。
そんな感じのいいバラってやってらっしゃるんですね。
じゃあ今そのツーリズムとか企業研修とかが割と結構いろんな方が来てくださってるんですね。
そうですね。単純に釣りが好きな人たちっていうのが半分くらい来てて、
半分ぐらいがこの漁村作りだったり、地域おこしだったり、持続可能な漁業みたいな、弊社が発信している情報とか文脈に興味があって来られる方っていう感じですかね。
じゃあ真似したいみたいな方々も少しは出てきてるっていう形ですか。
そうですね。インターンでエントリーされる方の中に漁師の方がいたりして、
フラットタワーの取り組みをある程度体感して、自分たちの浜でそれを一部実装しようみたいな形での取り組みっていうのは出てきてますね。
なるほど。そういうふうにインターンで来られる漁師さんたちの課題感はどういったところにあるんですか。
やっぱり稼ぎとかを大量に漁獲するっていう方法だけだと、なかなか先細りしてしまうっていうふうな感覚がやっぱりあるっていう。
そうですね。あとは、その漁獲狙った魚がある一方で、混獲される、市場にそんなに市場価値がつかないような魚っていうのもたくさん獲れるんですが、
そういうものをちゃんと活用したいみたいな時に、市場に流すだけだと二足三毛になってしまうので、販路を開拓してそういうものをちゃんと稼ぎにつなぎたいっていうようなニーズもあると思います。
混獲っていうのは網とかで獲った時に一緒に獲れちゃうみたいなことですね。
そうですね。一本釣りの場合でも、例えばサバを狙ってたけどハガツオが釣れるとか、ハチビキが釣れるとかそういうことはあるので、一本釣りでもそういうことが起きます。
そうか。狙ったものだけ取れるわけでは当然ないですよね。それは。
それはそうです。
木じゃないからね。
切りたい木を切るわけですから。
そうですよね。でも本当に一本釣りで量が成り立つっていうのが、むしろ僕の中にはイメージが湧かないですもんね、その人が。
そうですよね。
釣りと垂らしてで産業になるのかっていうのは結構、ちゃんと値段がちゃんとつかないとダメだろうし。
逆にカツオの一本釣りとかの映像を見ると、「一本釣りなのか?」っていうぐらいの感覚がポソポソと出てるけど、あれ何だろうね。
むしろあれが一般に一本釣りって言った時の皆さんのイメージだとは思いますね。
そうですね。カツオの一本釣りって言葉が強いからありますけど、ゼニモンさんたちの一本釣りってのは普通にもうちょっとこう普通に釣りと垂らして狙いを。
で、来たり来なかったりっていう感じですよね。
手で釣ったり、竿で釣ったりするんですけど、竿で釣る時は皆さんがイメージする船での釣りみたいな感じだと思うんですけど、
表層まで浮いてきた魚を釣り上げる時には竿で釣るよりももう手で釣った方が手返しが良くて、漁獲量を稼げるので、もう竿を使わずに釣るっていうこともあります。
ちょっとどういうあれだったの?全然分かんない。
そうですよね。特に鯖を釣る時に手で釣るんですけど、仕掛けとしては一番下に重りがあって、で、糸がありますよね。
で、その間に等間隔ぐらいで5本ぐらい針がついているような仕掛けを垂らすんですよ。
で、水深150メートルぐらいの海域に行くんですが、夜になると鯖って浮いてきて、かつ巻き絵を巻くので、さらにその巻き絵に釣られて水深30メートルとか40メートルぐらいまで浮いてくるんですよね。
で、それを例えば竿で釣ると、なんていうんですかね、竿を上げてからその仕掛けを手に取るまでにちょっと段取りが悪いという感じがするんですよ。
そうすると、仕掛けを投入してからまた魚をキャッチして、仕掛けを投入するまでの一連の動作が、手で釣る時に比べて1分ぐらい手間取るので、
で、それを100回、200回と1回の総量で繰り返すことになると、
すごい。なるほど。
じゃあ結構釣れ、数も釣れるんですね、その魚種によっては。
そうですね。サバなんかをちゃんと船の下に群れをつけることができれば、うちで、そうですね、一晩で200匹とか300匹とか。
手で釣るっていうのは、なんか箱糸みたいな押し舞うでかい木の、なんていうんですか、箱糸ケースみたいなやつに糸が結んであってっていう。
そうです。そういうものを、で、漁具自体は収納はするんですけど、実際に釣る時には、その30メートルぐらいのところにもう漁群をつけたいので、
投入したら30メートルで止まるような場所に糸をくくっておいて、船とですね、でもうドボンと重りを入れたら30メートルのところで止まるようにするみたいな感じです。
じゃあ巻き上げはもう本当にリアルに手や。引っ張り、引っ張り上げるんだ。なるほど。すげえ。すごいな。切れちゃわないんですね、それも。
そうですね。その幹糸って言いますけど、一番太い糸は、そんな引っ張ったぐらいでは切れないぐらいのもので、そこから出てる枝糸は少し細いものですけども、それでもちょっとやそっとでは切れない太さのものですね。
横輪とか大きな魚がかかることもあるので、それも回収できるように。
そうですよね。なんか、銭本さんが10年間やってきた中での業界の変化みたいなこととか、漁村に対する見え方、見られ方の変化って何か感じてますか。
そうですね。もう、創業当初から直販をし始めたときに、やはり何勝手なことをしてるんだという感じで。めちゃめちゃ。やっぱり、漁業共同組合にすべて魚を集約して市場流通に流すっていうのが慣習の中で。
かつ、漁業共同組合っていうのは、その手数料で成り立っている場所なので、そこをまたいで商売するとは何事かっていう感じになるんですけども。ただ、そういうルール自体がなかったので、ルール作ってほしいって。
こっちも、収めるものは収めるつもりはあるんだけど、ルールがないからどうしたらいいかわからないから、理事会にかけてほしいっていうことを言って、手数料のパーセンテージ決めてもらって直販のときのですね。
へー、なるほど。
それを収めるようにしてます。
えー、そうなんですね。
はい。
すごい。
結構、全国的に見ると、そういうところで直販が叩かれまくって訴訟になったりしてるっていうのもケースとしてはあって。
生産者が基本的には勝つんですけど、勝ち負けの問題じゃないというか、一緒に済んでいくという話なんで。
販路構築の挑戦
確かに。
やったほうがいいだろうし、弊社自身もやっぱり漁業共同組合がないと成り立たないっていうところもあるので、ちゃんとそこは成り立つものは収める必要があるだろうっていうところですね。
素晴らしいな。そういう意味では漁業の仕事って、中卸も含めて流通していくっていうのはわかりやすいと思うんですけど、日本の海においての漁業の役割ってどんな感じなんですか?
他だと漁師と接点のある部分としては、流通させる箱ですね。発泡スチロールの規格箱の手配だったり、船に積む重油の手配だったり、そういうのも漁協の仕事ですね。
じゃあ資材系は結構まとめて漁協さんから買わせてもらってるっていう形?
そうですね。漁具なんかも漁協回しで買うと、漁民は少し安く買えるみたいな制度があったりするんで。
漁民。農民に対しては漁民。
農協と漁協はかなり近いですね。似てる。資材もそうですもんね。
森の民はいないですね。
森民?森民か。いないですね。
そういうので、やっぱり数年は地域で新しいことをいきなりし始めたバタバタみたいなのがあったんですけど、
4年目5年目ぐらいからちょっとずつ地域にも馴染んで、フラットさんはああいう活動してるよねみたいなことが周知され、
やっぱりそういうところも、地域だと噂が広まるじゃないですか。
そこにおひれはひれついて、なんか全然違う話になったりするんで、
あれ起業してすぐだったと思いますけど、それからニュースレターを地域向けに月1配るみたいなことをし始めて、
情報をちゃんとダイレクトに届けないといかないという感じで、
ちゃんとポスティングしたり漁協とか郵便局とかですね、人が集まる場所に置かせてもらったりして、
それで弊社がどういうミッションでどういうことをやって、どういう理念で直販をしてるかみたいなところを理解してもらおうっていうことは結構務めましたね。
その階もあってやっぱり5年目6年目ぐらいから割と事業が、周りも含めて協力体制になってくれたみたいなところはあると思います。
確かにそういう関係性づくりめちゃ大事だと思うんですけど、なんか経営、ビジネスとしても最初から割と大丈夫だったんですか?
大丈夫じゃなかったですね。
そうだよね、販路作るの大変そうなイメージしかないもんね。
販路作るの大変なのと、やっぱり夜サバ取って朝加工して販売するみたいな、いつ寝るのみたいな感じ。
いやそうですよね。
だから須崎と2人でやってた時はめちゃめちゃブラックな労働環境だったんですけど、
あそこから社員が入ってくれて、パートさんが入ってくれてっていう中で、時間をずらしながら全部を成立させる手配をうまく回せるようになってからだいぶ楽になったかなという感じですね。
すごいな。やっぱり最初の難しさはもちろん寝れないみたいなのはありつつも、ネットだけで販売してくってそれはそれで大変だと思うんですけど、
だからやっぱり最初は販路獲得が一番ネックになるんですかね。
ただ僕、修士の学生の頃から、当時SNSなかったんでブログ図と書いてて、そこで結構PVが安定的に高いんですよ。
すごい。
だからある程度注目してもらうみたいなことはできるだろうなっていうのはあって、
漁村でのツーリズムの始まり
なんかあの銭本くんがなんかやるらしいということで。
っていうのと、僕大学院は東京大学の大気海洋研究所っていうところだったんですけど、この大気海洋研究所の1階に浜っていうお寿司屋さんがあって、僕が陰性だったり研究者だったときよくそこに行ってたんですよね。
で、そこの大将とも仲が良かったんですけど、銭本が両親になったらしいぞってなって、そこが最初のお客さんになってくれて。
すげー最高。
そこが結構SNSをうまく活用してるお店だったんで、そのSNSのフォロワーさんには大気海洋研究所の教授とか先生方もたくさんフォロワーがいて、銭本くんの魚仕入れましたみたいな感じになったらみんな食いに来るんですよ。
へー。
っていうところで、ゼロ、1にするとこはそういうラッキーもあったりして。
なるほど。
その後は下積みというか、下地がちゃんとあったんですね。
そうなんですよ。
ブログは釣り関係のブログっていうことですよね?
いえいえいえ。
違うのか。
全然、研究者時代の苦悩とか、申請書の書き方とか。
学信の書類の書き方とか、そんなの書いてました。
ビジネスと関係ないものだったんです、そこは。
ただそこにはアフィリエイトみたいなのつけて、ちょっとはお小遣いがもらえるぐらいの感じになってたんで。
すごくないですか。
最悪魚釣んのできんくても、インターネットでカチャカチャやっとけばとりあえず食っていけるかなみたいな、最終手段としての。
死にはしないというような感じだったんですね。
そういう素養がちゃんとあるんですね、すごいな。
じゃあそういう経験、ネット的経験とかもかなり活かしながら、最初のゼロイチのとこやって。
そこからツーリズムとかに移行するタイミングっていうのはどんな流れで。
そこでもですね、起業してから数年間はブログだったりフェイスブックみたいなのを活用しながら漁村生活を発信していってたら、
割といろんな人から問い合わせをもらって、
あとはやっぱりその前から釣り仲間だったり釣りのコミュニティには属してたので、いろんな人が釣りに来てくれてっていう状態はあったんですけども、
こんな玄海集落なんで親どもあんまりなかったりとか。
なのでこのコミカルみんなで雑魚寝して、日中は釣り行って、また帰ってきたら釣った魚で宴会してみたいなことをずっと繰り返して。
超楽しそうだな。
これちゃんと提供価値あるから、商品にしてやった方がいいよねっていうことになって、
そのブルーツリズムみたいなのをどんどん仕込んでいったって感じですかね。
でも遊びから始まってんですね。
海の環境問題とその影響
そうです。そのお客さんだった一人が社員として入ってくれて、
なので割と社員とお客さんの間がないような会社になりつつありますけども。
行きたいなそれ。夜宴会。
めちゃめちゃいいですよ。
何月がおすすめですか。
冬はやっぱり結構厳しいんですよ。北西風がすごく吹くので、死刑の方が多いんで。
冬以外は比較的どこもおすすめで、一番おすすめなのは8、9、10、11ですかね。
夏から秋にかけた。
夏、秋なんだ。
美味しいものが、海産物は特に多いですね。
8、9、10、11、森も忙しいんだよな。
そうですね。
逆に換算機というか、来やすいシーズンはいつなんですか。
僕の中では5、6、7ですね。
奥田さん換算機ある?
比較的まだ動きやすいなって思うのは5、6、7ぐらいですけど、でも全然9月、10月もいい季節に行きたいですね。
フラットワーサン行くぞツアー組みたいです。
自然資本論で、今年1月鎌倉あずくりをいちごユーザーでやったんですけど、次は釣りをみんなでしよう。
そうですね。
レンタルとかも当然やったことない人とか、来るから全部その辺の道具があるってことですね。
ご家族で来られるパターンとかもあるので、お父さんと息子は船釣りに行って、お母さんと妹は岸に残って、岸のスタッフと岸釣りするみたいな、そういうこともできるので。
その時って、ちょっと仕事の話に戻っちゃうんですけど、酒堂本当に取りに行くとのとツーリズムの日とかって、どうやって分けるんですか?
もう予約が入ったらその日はツーリズムみたいな感じにするんですか?
そうです。ただ、つい最近までそうだったんですけど、船を最近1艘増やしまして、2艘体制になったので、ツーリズムをしながら漁業も切らさないっていうことができるようになりました。
すごい。
そうですよね。確かに船がないとどうしようもないですもんね。
だったり、企業研修とかだとやっぱり10名から20名ぐらいの受け入れをするので、そうすると全員で漁業体験してみたいとかいう時にどうしても受け入れられなかったのが、2艘あることによってある程度の人数まで一度に受け入れることができるので、そういう目的もあってやや大きめの船を追加したって感じですね。
大きめの船なんですね。
2回りぐらい大きいのを。
2回り。
船、すごい高いイメージです。
そうだね。
高いですよ。
欲しいだよね、そこはね。
素晴らしいチャレンジャーだな。いいですね。
ラッタワーさんの話も含めて、結構バクっと色々聞いてきちゃったんですけど、何だろう、銭本さんが釣りが好きでっていうところから色んなことが始まってると思うんですけど、海における良い未来みたいなちょっとバクっとした話も聞けたらいいなと思ったんですけど、
海を今、銭本さんの視点から見たときに、どこら辺がこの辺むずいなとか困りごととしてすごい感じるなっていうところであったりするんですかね。
それはやっぱりありますね。一つはその磯焼けみたいな問題が深刻で、それに対する解決策が全然見えないなっていうところはあるのと、特に津島ひどいんですけど、海ゴミ。
海ゴミ。
漂着ゴミ。これが色んなゴミがあって、その由来がわからないものも多いんですけど、海外からもたくさん流れてくるし、国産のものもたくさんあるっていう状況なんですよね。
これ写真とか共有したりってしてもあんまり意味ないですかね。
でも見ながら喋れると。
見えますかね。
すごい量ですね。
津島の沿岸はみんなこんな感じだと。
これ今、漁民でクリーンアップする直前のビフォアの写真なんですけど、これを全部きれいにして1年後にはこの状態に戻ってるっていう。
ぐらいの量が。
流れてきちゃうんですね。
じゃあ撮っても撮ってもみたいな感じなんだ。
そうなんです。これをどうにかしたいなと思いつつ、出してる人とそれを回収してる人が不一致してるので、どうしたらいいかなっていう。
海のクリーンアップ的な話も結構増えてきてるとは思うんですけど、多少それはでもあんまり効果を実感するまでには全然規模がでかすぎて。
そうですね。こうやって人がアクセスできる場所についてはある程度きれいにできるんですけど、やっぱりそうじゃない場所にもどんどん溜まっていくので。
発泡スチロールなんか軽いんで、季節風が吹くとどんどん舞い上がって、山の中に入っていくんですよね。
山の中ももう発泡スチロールだらけになってて、大変な状況です。
なので、山もおそらくそういう影響もあって枯れていて、そうすると山からの栄養も海に流入しづらくなって、海がまた枯れてみたいなところはあると思いますね。
それは結構辛いけど、話は大きいですもんね。単純にどうこうとかっていうのは、自分たちで頑張ればどうこうとかっていうレベルの話じゃないですよね。
なんか仕組み的なね、話とか。
そうだね。
下流、そこ、なんだろう、それこそアメリカでそういう海のゴミを回収する結構壮大な船。
プロジェクトでやってるやつ。
それの映像とか見てる中で、加工でキャッチするっていうのをやろうとしてたりしますもんね、川のところで。
でもそういうのを本当に考えていかないと厳しいですよね、実際。
ただやっぱり、ああいうプロジェクトのイメージ図とか、テストでやっている映像は見て、視覚的にはできそうだなって思うんですけども、
実際に漁師をしてると、ものすごい湿気が来たときとか、たぶんその装置自体がめっちゃでかいゴミとして漂流することになる。
それぐらい自然の脅威を感じるので。
確かに。そうですよね、人の想像を遥かに超える力で。そうだよな。
湿気わかんないもんな正直。そもそも海なし、海が遠いところで育ってるのもあるし、湿気の時に海に近づこうってそもそも思ったことがないから、湿気の解像度が低い。
一般の方はそうだと思うんですけど、これは無理だなっていつも思います。
じゃあやっぱゼニモスさん的には、海でキャッチすることを考えるより、出ない方法を上流での解決が先かなと思いますね。
いいですね。まさにまさに。全部つながってるからな。
いやそうだよね。
椅子焼けはあれですよね、ウニとかが海藻を食べ尽くしちゃうっていう問題だと思うんですけど、そっちは。
そっちもいろいろやるんですよ。そういう食害が起きないようにフェンスを張ると、やっぱりフェンスの中は海藻が生えるんですよね。
で、生えたってことになるんですけど、それを全域に広げることが難しいのと、それもやっぱり湿気の時にフェンス崩壊するでみたいな話と。
一緒か。
メンテナンスのコストに対して、生えた海藻の経済価値が合うのかみたいなことで言うと、補助金がないと成り立たない施策レベルを超えないんですよね。
なるほど。
何だろう、例えば僕らだったら鹿の問題とかが近いと思うんですけど、漁師が減ってとか気候が変わって冬越せるようになってみたいなことでバランスが崩れちゃったみたいなイメージなんですけど、
その磯焼けの場合って何で昔からあったものが広がってるのか、何かしらの要因でそうなったんですか。
そうだよね、バランス崩れた要因がどこにあるのかみたいなね。
温暖化に伴う水温の上昇っていうのが直接的にも間接的にも効いてると思っていて、直接的な影響としてはその海藻が生活する上での適水温から外れてきているっていう問題。
海藻を食べる魚、アイゴとかイスズミが昔からいたんですけど、昔は津島周辺で越冬できなかったんで、南の海域まで回遊してたのが、冬場の水温も彼らが住める水温帯になってしまったことで、ずっと年中津島に入れるようになって、
年中バリバリ食べるんで減ってしまうっていうことが起きたんじゃないのかなというふうに思いますね。
その時に磯焼けしすぎて、ウニとかそういう、言ったら逆に次は餌がなくなってそいつらが減るターンみたいなのがありそうなんですけど、そうもいかないんですかね。
実際にアイゴイスズミについては減ってるかなと思います。
ウニは確かにそう減ってないんですけど、ウニはおそらくああいう目に見える海藻類だけじゃなくて、有節サンゴモっていうようなすごく小さなサンゴモみたいなのもバリバリ食べるので、そっちは多分まだ磯焼けせずにあるんですけど、人間が活用できる資源ではないという。
で、津島でマルトク水産っていう水産会社がそのイスズミとかを団子にして販売してるんですよ。ソースケっていう。
で、それが結構おいしくて普及し始めて、いよいよイスズミたくさん取ろうってなったときにイスズミがなかなか減ってしまって、確保するのがままならないみたいな。
めっちゃ面白い。
持続可能な解決策の模索
むず。
ここ数年そんな感じですね。
なるほど。被害抑えるためにと思ったら勝手に餌減って減ってたっていう。
これが水産物の難しいところです。
確かに。
でもそれって漁をやってる方々がどう思われてるのかわからないですけど、結局取れる海域とかが海水温の上昇とともに、漁種のパターンが北上してってるっていうか、っていう意味で言うと、
上の方っていうか、場所が変わってるだけだから取る漁種やっぱり変えないといけないっていう感じなのか、それとも今まで取れたやつはやっぱり取りたいよねっていう感覚なのか、その辺ってどうなんですか。
漁師によるんですけど、例えばイカを釣る漁師はイカに特化した船に仕立ててしまってるので、変更が難しい。
一方で我々みたいな一本釣り漁師は、そもそも四季折々来たものを取ってるような漁法なので、ある程度変化があってもそれに対応できるっていうのはあるんですよ。
なるほど。
漁師によって違うかな。
やっぱそこ、そうですよね。確かに。大量に同じもので稼ごうとすると、やっぱそこで不具合が生じてしまうというか何かあったときっていうのがあるんですね。
あとは、アカハタとかスジアラみたいに南方圏の魚が今、津島で取れるんですけど、今だいぶ価格も持ち直してきたんですが、そもそも取れてなかったので、仲買い仲卸もどう扱っていい魚かわかんなくて値段がつかないということが。
値段がつけられないのか。
なので、取れるけど取って流しても金にならんなみたいなことが漁師目線で見ると数年続きましたかね。
沖縄の方では価値付けがされている販路があるからいいけど、そこに対して津島では販路とかが売り先がそもそも確立されてないからそういうことが起こっているってことですか。
木も全く同じですわね。
そうだね。
もしくは、あれですよね、仲買い仲卸はある程度情報持ってるから、でも漁師からは安く買えるフェーズだから、安く買って高く売ってたのかもしれないんですけど。
見えないんだ。
いずれにしても、そういう生産現場と消費に近づくにつれての情報の非対称性みたいなのが激しいなと思ってて。
直販の可能性
だから、ちゃんと知識とか知恵が生産現場側でストックされる仕組みを作りたいと思ってて。
なるほど。
それでのエンドユーザーとつながっての直販っていうのはそういう側面があります。
めっちゃいいな。
すごいグッとくる話でしたというか、ゼリモンさんたちが目指しているところとそれに向けての歩み方がすごい誠実で、めちゃくちゃ魚食べたいなっていう。
注文できるんですか?
もちろんです。
ぜひちょっと書きたいな。
そうですね。だしやっぱり本当に僕らも山の問題を山だけで考えないみたいなことをテーマにしてやってきている中で、
長野も今高橋さんがいる群馬も海がないんですけど、海までつなげながら良い関係性の再構築みたいなことはやりたいなと思っているので、ぜひ引き続きいろいろお話できたら。
こちらこそです。
嬉しいです。
ちょっとあれですね。ぜひ津島ツアー。
そうだね。津島ツアーいいね。やっぱり森だけでとどまらず。
めちゃめちゃ海行きたいっす。
そうだよね。
夏行くか。
でもそれがハイシーズンで終わりますもんね。たぶんゼリモンさんたちはちょっと暇そうなときに行くように。
そうだね。5月から7月とかすごい良いと思います。
じゃあそのぐらいに行きましょう。
ですね。
いやでも課題感も含めて、そこに対するアプローチもやっぱり海も森もそうですけど規模がでかすぎてどこから手をつけていいかっていう話ではあるんですけど、それぞれに一歩ずつできることをやっていけたらいいなっていうのは改めて勇気をいただきました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、じゃあ今回はこんなところで終わりにしたいと思います。ゼリモンさんありがとうございました。
ありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう。
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