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2022-09-07 54:17

魚のお仕事#5「漁師:銭本さん、須崎さん」新しい小規模漁業者の生き方

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魚食を支える方にお話を伺うコーナー「魚のお仕事」に、ついに漁師さんが登場!

趣味の釣りが高じて2016年から長崎県対馬へ移住し、「釣り漁」で生計を立てているお二人です。

直販やブルーツーリズム、研究コーディネートなど、従来の漁師さんとは異なる新しいビジネスにも挑戦されてるようで、その実態を詳しく伺いました。

フラットアワーの事業概要/研究コーディネートとは?/なぜ合同会社を作ったの?/漁師に誘われて不安は無かった?/どんな漁法で行ってる?/直販と漁協との兼ね合い/漁協の機能/直販の管理と営業は難しく無いのか?/チームでやってる/直販初期の品質クレーム/顧客の増やし方/初年度の売上100万円!?/船もらった/最初は賃貸/収益の目処がたった時期/漁師としての苦労/コロナの影響/狙ってメディアに露出してる?/当初テレビ取材を断ってた/漁師だけで食えてるのか?/漁師の醍醐味/今後やりたいこと/やらないこと/無理しない/ロールモデルはあるのか/他の漁師さんの魚も売る/顧客のことを考える/趣味と仕事の「釣り」の違い/魚を通して人を理解したい/漁業以外の収入比率/「田の浜」に根ざしていく/アーカイバルタグ付きのサバで大バズり/どこから融資をうけてる?/月ごとの収支計画はあるのか?/融資をうけるとき大変なこと/漁師が他社と協業をする難しさ

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【番組twitter】

魚食系ラジオ「JUNK FISH!」(@junk_fish3)

【出演者&twitter】

銭本さん(@KeiZenimoto

須崎さん

かにへー(@kanihey55)

※トーク内で情報を間違う場合がございます。ご指摘頂けますと嬉しいです。

00:02
ここは、長崎県津島の田の浜集落。
釣りもできる。
お、イナサバ釣れてるやん。
加工もできる。
めっちゃええやん。
美味しいご飯も食べれる。
お刺身食べ放題。
漁業インターンなら、
フラットワーオ!
来てやー。
カニ兵です。
魚と食を笑って楽しもうコンセプトに、今回も明るい魚食投稿をお送りします。
今回はですね、長崎県津島に漁業インターンとして来てまして、
この方々に、このコーナーで話を伺いたいと思います。
魚のお仕事、フラットアワー、ゼリモトさん、すざきさん。
このコーナーは、漁職の裾野を日々広げてくださっている方に話を伺うコーナーです。
今回のゲストは、長崎県津島でフラットアワーという会社を設立し、漁師をしているゼリモトさん、すざきさんです。
今回どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは、ゼリモトです。
こんにちは、すざきです。よろしくお願いします。
ゼリモトさんと、私は結構前から2019年ぐらいに初めてちょっとお会いして、
だから3年ぐらいの知人ではありますね。
そうですね。
3年前に、ゼリモトさんが地方創生のイベントのエンジンチューノの番外編で、
京橋でゼリモトさんの魚を食べる会というのが開催されて、
その時に僕はSNSを追っかけて、ゼリモトさんのご活動を追っていたんですよね。
だからちょっと一度お会いしたいというので、ぜひ私も参加させていただいて、応援させていただいて、
その後にイナサバとかも買わせていただいたら、えらい美味しいイナサバを取られているということで、
ありがとうございます。
その後転職相談とかも若干…
実話したりして…
偉そうなこと言いました。
いやいやいや、話せたらありがとうございました。
ということで、すざきさんは今回初めましてということで、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあ改めて、簡単ですけど、本日のゲストのご経歴をご紹介したいと思います。
お一人目、ゼリモトKさんは、1984年3月、大阪府福田市生まれ。
あ、水田ですね。
あ、ごめんなさい、水田市生まれ。
兵庫県赤獅子育ち、長崎大学水産学部卒業後、東京大学の大学院でウナ魚を研究。
その後1年間、地域創生関連事業のコンサルティング業務に従事。
1年後の2016年4月にすざきさんと津島へ移住し、フラッタワーを設立されたと。
もう一人、すざきひろかずさんは、1984年8月、大阪府大阪市生まれ。
お二人だから一個違いなんですよね。
ゼリモトさんの方がお一つ上ですね。
長崎大学水産学部卒業ということで大学は同じ。
すざきさんはその同大学で博士課程までを取得し、その後九州大学にて研究者として働き、
03:06
2016年4月にゼリモトさんと津島へ移住して、フラッタワーを設立されたということで。
お二人とも同じ水産学部で交流があったっていうか、部活同じだったとか何でしたっけ?
研究室が同じ。
そういう繋がりですか。先輩後輩で関わりがあって。
すざきさんが津島が実家が繋がりがあるんですよね。
そうですね。母方の田舎が津島でして。
小さい頃から夏休みによく来てて、釣りとかもしてました。
それがあったのもあって、津島で漁師やろうみたいな感じになったというのはあるんですか?
僕がすざきより1年早く津島に移住して、ここで書いてあるコンサルティング会社っていうのは津島にある会社で、
僕が最初に先に入って、1年間そのコンサルの仕事をして、
すざきを誘って、移住2年目にすざきと立ち上げたっていう感じなんで、
僕は特に津島にゆかりがあるわけではないんですけど、ここがいいということで。
もうだいぶ腰をでも下ろしてやっていこうみたいな感じに見えます。
今回、魚のお仕事ということで、フラットアウのお二人に聞きたいことっていうのは、
小規模な漁師さんの新しい生き方とか儲け方っていうのがどういうものなのかなっていうのを伺いたくて、
というのも、漁師さん年々減ってるじゃないですか。
それって漁師さんで稼ぐのも結構しんどいかなっていうところも一面としてあると思うんですよね。
みちゃみちゃあると思うんです。
でもそんな大変なところに、結構お二人大学院とかも出られて、
研究、知的労働とかもやれる道もある中で、
あえて漁師さんに飛び込んだっていうのはすごい気になっているところで、
それでしかも6年間今までやられてて、どんどん設備投資もしてるみたいな感じの印象があるので、
成功している方々と思って。
そこら辺の実態含めて、結構リスナーの方で漁師になりたいなっていう人もいたりはするので、
そういう方に響くようなことを聞きたいなと思ってます。
なので最初フラッタワーのお二人の今の仕事内容をざっくり聞いて、
特に聞きたいのが収益の部分とか漁師さんの苦労だったり、新しく漁師さんになっての苦労だったり、
あとは楽しいことも聞きたいなと思ってます。
じゃあちょっとご用意させていただいた質問を順繰りにさせていただきますと、
そもそもフラッタワーっていうちょっと変わった名前で会社をやられてますけど、
本業が漁師さんにはなるんですよね。
そうですね。
根本の話ですけど。
漁業を行って生産をするというのが事業の根幹というか。
06:04
代表が銭本さん。
鈴崎さんが経理研の役員でやられて、
社員がもう一人松井さんですか。
私もさっき挨拶させていただいた方が今年6月に入られて。
7月ですね。
7月ですか。
社員さんは3人でやって、パートさんも何人かいたり。
パートさんが2名。
よく来てくれるパートさんが2名と時々来てくれる方が1名。
会社としてやってるってことですよね。
そうですね。
事業としては主に3つプラスアルファみたいなところを伺ってるんですけど。
先ほどご説明したように魚を獲るっていうことをまず大事にしてて、
もう一つ大事にしてるのは獲った魚を一般的に漁師は漁業共同組合という漁業って呼ばれるところですね。
そこに水揚げをしておしまいなのですが、
自分たちはそれを顔の見える人に売っていきたいっていう気持ちが強くて、
それで直販を事業としてやってます。
なるほど。獲って直販もやってる。
そうですね。
漁協への出荷もやってるってことですね。
行ってます。
あとは津島に来てくださった方に津島の海の豊かさを体験してもらうためのブルーツーリズムみたいなことを行ったりとかですね。
ちょっと観光に近いようなことを。
それは船に乗せて一緒に漁を行こうぜみたいな、そういう感じのツアー?
漁業もやってますし、こういう漁村での僕たちの生活そのものを一緒に体験してもらうみたいなことだったりですね。
なるほど。僕が今漁業インターンでやらせてもらってる一緒に獲れた魚を、
ゼリモンさんが獲ってきた魚を一緒に調理して食べようとかそういうのも含めて。
そういうこともあります。
なるほどなるほど。
あとは僕も須崎も研究、水産の研究をしていたっていうこともあったんですね。
この津島をフィールドに研究したいという研究者の方と現場をつなぐような研究のコーディネートみたいなお仕事も一部してます。
その研究者の方が津島をフィールドにして研究したいっていうのが結構ポロポロあるんですか案件としては。
そうですね。そういうパターンと日々漁獲される魚を研究のサンプルとして使いたいっていう場合に。
魚関係の研究者の方。生物的な研究者の方。
その研究者の要望にかなうようなサンプルを自分たちで調達したり、一部仕入れたりそういうことを行ってます。
主にその3つの授業ってプラスアルファで私が今やらせていただいているような漁業インターンというのも積極的に受け入れている感じですよね。
ありがとうございます。
最初漁師さんになろうっていう時に、普通は個人事業主としてちょっとやってみようかなというところから始める人結構多いと思うんですけど、
フラットアワー、合同会社フラットアワーという会社を作った背景どういうところにあるんですか。
09:05
そうですね、自分としては研究者をしている時に、日本の漁業が衰退していってるっていう問題がいろいろなデータを見て明らか。
自分も須崎もそうなんですけど、海が好き、釣りが好きっていうところから水産の世界に入ったのに、
その海がどんどん良くない方向に行ってるっていうことに危機感を覚えて、
それをよくポジティブに変えられる何かしたいなって思ったんですよね。
それで漁業現場に飛び込んだわけですけど、最初個人事業主でやってもいいかなと思ったんですが、
持続可能にこの海を良い状態を持続させていくためには、いろんな人を巻き込んだりとか、教育の分野に行ったりすることも大事なんじゃないかなと思って。
なるほど。単純に最初から漁師として魚を取って販売するだけじゃなくて、他の関わり、いろんな人を巻き込んだ何かをやりたいっていう。
ちょっと抽象度高いですけど。
そうなった時にやっぱり何か看板があった方がやりやすいんじゃないかということです。
確かに漁師銭元っていうよりはフラットアワーという会社の銭元ですって言われた方がコンタクト取りやすい部分はあるかもしれない。
最初、もし一人でやるなら個人事業主しかなかったと思うんですけど、
須崎とやりたいっていう気持ちがあって、声をかけたら一緒にやろうっていうことになったんで、
じゃあ会社にしようって。
須崎さん不安じゃなかったですか?漁師か釣り好きだけど漁師かみたいな。
そうですね。やっぱり不安はあったんですけれども、
小さい頃から津島に来てて豊かな海だっていうのを知ってたのと、
あとかつ実際に移住する前に1年前ぐらいに船釣りをした時にですね、
糸も簡単にでっかい10キロぐらいのブリが釣れちゃったんですよね。
これぐらい釣れるんだったら漁師としてやっていけるのちゃうかなっていう。
津島という漁場はめちゃくちゃいい漁場かもしれない。
そうですね。
釣っていけるぐらいはできるんじゃないかって、最低限でも生きていけるんじゃないかっていうところがあって、
来たっていう感じです。
なるほどなるほど。
根底としては結構ポジティブなマインドもありつつ、
そういう試しにやってみたら思った以上にいけるそうだみたいな感触を得たんですね。
今考えればだいぶ楽観的。
新しいことを始めるに関差はめちゃくちゃ大事ではありますよね。
なるほど。
そういう背景で会社を作られたと。
実際に漁師になられてどんな漁法を今やってるんでしたっけ?
そうですね。
うちとしては直販でつながっているお客さんがいますので、
12:03
やっぱりいい処理をしたものを喜んでもらいたいっていうところで、
きちんと捕った魚が処理できるペースの生産能力でやりたいっていうところから、
一本釣りにこだわってやっていて、
基本的には皆さんが想像するような竿で釣る釣り方だったりとか、
あとは一部サバ釣りなんかは手で糸をたぐって釣る釣り方。
それはハエ縄?
ハエ縄じゃなくて手釣りです。
手釣り?竿使わずに?
手で釣るやり方?
手痛くないですか?
太い糸を使っていて、
先の仕掛け自体は竿釣りと同じくらいの細さなんですけど、
手でたぐるところは割と太いロープ状のものですね。
じゃあその先にサバ釣りの場合ですと、
針がいくつもたくさんついているような?
そうですね。3本から5本ぐらい枝針が出ていて、
一番下に重りがあるっていうような。
リールでやるよりは早いですか?
浅いところに浮いてきた魚を手返しよく釣るには、
手釣りの方が竿よりも早いですね。
意外でしたね。
意外でしたね。原始的なやり方で。
一本釣りと手釣りが一応メインな漁法になる?
そうですね。あと一部、引き縄っていうトローリング漁ですね。
かつおでケンケン漁とかで聞いたことがありますね。
引っ張ってやるやり方でしたっけ?
あれも含めて針で漁獲するっていうことにこだわってますからね。
なるほど。それも直販事業を大事にしてるから、
そういう逆算してっていうところなんですね。
直販されてるっていう話がありましたけど、
漁師さんってなかなか漁協との兼ね合いとかそういうのもあったり、
そもそも忙しいから取るのも大変じゃないですか。
だから直販やるのって結構難しいなんて話をよく聞くんですけど、
今そのフラッタワーさんは事業としてそれを結構主軸にやられてるってことで、
なんで実現できてるんですかね。
そうですね。
漁協との兼ね合いとかいうところからまず伺ってもいいですか。
やはり最初は漁協を通さずに魚を売っているっていうことで、
他の漁師からフラッタワーは何を買ってなくて。
そういう時あったんですか?
やはり最初ちょっと騒々した時がある。
ただそれは漁協の中でそういうことをやる人が今までいなかったから、
ルール作りがしっかりできてなかったっていうところがあって、
なので理事たちの集まりの中でルール作りをしてもらって、
一部こちらも収めるものを収めてっていう形で今はさせてもらってるし、
仕入れとかもさせてもらえるような関係が、
今は構築できるようになってきましたね。
直販ってなると普通は漁師さん取ったら漁協に物を渡して、
15:04
漁協が市場に出して、漁協がその手数料で運営するみたいな仕組みじゃないですか。
その直販になると漁協には手数料を落とさないっていうことにはなるわけですかね。
一般的にっていうか普通はそうなんですけど、
それが直販の旨味というか。
やはり自分たちとしても魚を流すっていう機能だけじゃなくて、
漁協がないと漁業そのものができないんですね。
例えば箱を買うとか、漁具を買うとか、燃料を入れるとか、氷を買うとか。
いろんな機能が漁協にはあるので、
そういうものを利用させてもらってる以上は、
手数料のような形でお金を落とさないといけないと思っていて、
その売上の一部を漁協に収めるようにしています。
そうなんですね。
なるほど、そうだったんですか。
2つ目の難しさでいう時間がない。
直販するとお客さんの管理もしなきゃいけないし、
お客さんとやりとり、魚と向こうのニーズとマッチングしなきゃいけないし、
っていう手間が結構かかると思うんですけど、
その部分ってどうですか?
やはり初期には何もわからない状態から始めて、
お客さんにとっては全然期待外れのものを何度も送ってしまったことっていうのはあるんですけど、
そういうフィードバックに対してしっかりと考えて修正していった結果、
今は特にストレスなく回るようになっているのと、
やはりチームでやってるので、
誰かが漁に行って、誰かが直販してっていう。
漁に行く人間が何回も漁に出てると徐々に体力的にきつくなってくるので、
また陸と海を逆にしてっていうような形で回してます。
それも個人事業者で一人でやってるからじゃなくて、
会社でやってるからやれる仕組みっていう感じもすごくしますね。
その最初の頃のお客さんからのクレームというか、
そういう良くないよって話ってどういうところにあったんですかね?
そうですね、一つはですね、やはり低温でずっと輸送しないといけないんですけど、
それはそうですね、魚ですから。
それが僕たちとしてはチルド便で出してるんだから、
その間は常にチルドで届いてるだろうと思っても、
そこは場合によっては常温状態で多分数時間置かれてたりとか、
多分そういうことがあるんだと思うんですよね。
中に入ってる氷が全部溶けて魚がダメになってたみたいな話があったりとか。
そういうのがあれば、箱の中に詰める氷の量を多くしたり、
保冷剤を入れたり、いろいろな工夫をして改善していったって感じですね。
さっきこのラジオ外の話で、
18:01
津島内でもチルド流通が整備されてなかった時代が正直あったって話で、
その時は確かにそういうトラブルがあったけど、
いろいろそこも対話でチルド流通ができるようになったから、
今は結構チルド流通が担保されてる状態にも出現できてるっていうのがあるんですね。
お客さんの増やし方っていうのも難しくないですか?
津島にずっといるわけいなきゃいけないじゃないですか。
営業に東京とか消費地になかなか頻繁に行けるわけでもないですし。
特に営業したりすることは今までなくて、
01のところではですね、
僕が元に行った東京大学の海洋研究所っていうところの1階に浜っていうお寿司屋さんが入ってて、
大学に寿司屋が入ってるんですか?
いい大学ですね。
そこに大学院生の時僕はお客さんとしてよく行ってたんですよ。
大将と仲が良くて、
銭本が津島で漁師になったらしいなみたいな話になった時に取ってやるよって言われて、
送り始めたりとか、
あとは知り合いの方が学生時代にアルバイトしていた飲食店を紹介してくださったりとかっていうのが、
0から1にするところで、
あとは特にお客さんを増やす目的ではなかったんですけど、
自分たちはやっぱりこういう浜での生活っていうのをいろんな人に見てもらうことも大事じゃないかなと思って、
SNSの発信をやってて、
私もそれでずっと見てましたね。
そういうのを見たり、
お客さんが自分が持っているSNSのアカウントでフラッタワーの魚を取り上げてくれたりすると、
同業者の人たちがフォローしてるアカウントなんで、
友達、知人つながり。
そこからまた連絡があったりっていう形で増えてきてますからね。
なるほど。
これ聞いていいかわかんないですけど、今どれくらいの数のお客さんっている?
今ですね、月に1回以上の頻度のお店で20店舗ぐらいですかね。
そうですか。
ずっとコンスタントにありつつ、
自分たち稲鯖っていうブランドのマサバを主軸にやってるんですけど、
その時期だけサバの取引があるっていうお店も含めると30とか40近くあるかもしれないですね。
なるほど。ありがとうございます。
今は結構20人ぐらいのお客さんいるっておっしゃいましたけど、
ゼリモスさんが前話されてた何かの記事で、
漁師になられた2016年初年度は売上100万しかなかったみたいなのを見たことがありまして、
21:03
ちょっと言い過ぎました。
もうちょっとありました?その時期は。
もう少しありましたね。
これ直販の売上だけの話をしてると思うんですけど、
さっき須崎に確認したら直販だけでももうちょっとありました。
そうですか。でもそれが200あるかなぐらいの話。
全部の売上で400万とかぐらいはありました。
でもそれもお二人でですもんね。
そうですね。
一人でじゃなくて、そうすると接販するとじゃあ一人200万だみたいな。
でも売上ですからね。
ですよね。そっから経費が引いたらどうなんじゃみたいな感じ。
船とかだって最初投資するわけですよね。
船はですね、譲っていただきました。
どうしてですか。
僕が一年早く入ってコンサルやってたんですけど、
平日は仕事をして、
休日は漁師のコミュニティに入るみたいな目的で、
漁師の船に乗せてもらってみたいなことをしてたら、
いっそ余ってるからいいよって言われて、
ただやっぱりかなり古い船だったんで、
ちゃんと創業ができるようにいろいろ整えるのにはそれなりにお金がかかったっていうのがあってですね。
この今収録させていただいている番屋というか事務所とかはどうされたんですか。
ここはですね、空き家で最初はお借りしてたんですけど、
今はこの敷地内に加工場も作ったりするタイミングでですね、
買わせていただいて、今は僕たちの。
でも最初はそこまで固定費としてはかからずにここも使ってたんですか。
自分たちでも、もしかしたら失敗したら撤退する必要もあった。
最初はそれも考えてたんですか。
一応はありましたよね。
なので、最初は鎮対で。
最初はそうなったけど、もうここでやっていこうって腰を落ち着けた?
この家買ったりしたのってどのタイミングなんですか。
2年前。
だから4年とか。
4年目。
4年目、2020年。
自分としてはですね、もう2年目、起業して2年目ぐらいで、
お客さんのニーズに合う魚に仕立てていくには絶対に加工場が必要だと思った。
なるほどなるほど。
作りたいなっていうオーラをずっと須崎には出してたんですけど。
ゼリモスさんその時点でもう撤退っていうよりはもう攻めのマインドも全開だったんですか。
基本的に僕がアクセル踏んで、こっちがブレーキ踏んで。
須崎さんは経理ですもんね。
経理担当なんで、やっぱりコストとかデビリットをいろいろ考えた上で、
まだ早いんじゃないかっていう。
ゼリモスちょっと待てよ。
それどうやって押し切ったんですか。
押し切ってはないです。
24:01
いろいろ話し合った結果。
もうそろそろいいんじゃないかなっていうのを僕も思い出したタイミングぐらいで、
なるほど。
4年経ったら結構2020年ぐらいだったらまあまあ収益的にはいい感じになってきたんですか。
そうですね。あとはそのどういうところを頑張れば儲かるんだなみたいなのが感覚としてついてきたのがその頃だったんじゃないですかね。
あとその周囲への溶け込み方というか、
他者じゃなくて中の人だっていう認識がなんとなく受けられたなっていう感じを持てたのもその頃ですかね。
急に来たやつがやっぱり空き家を買ってなんかよくわからないことをやってるってなったらちょっと周りの不審感を買ってしまうので、
怖いでしょうね単純になんか。
まあ人となりをこう僕たちの人となりを知ってもらってある程度安心してもらったっていうのもありますね。
それぐらいの年月が経てば。
4年ですか。それが今4年ぐらいかかった。
そうですね。もうちょっと前から多分あの溶け込んでた。
2年ぐらい経ってちょっと溶け込んできて。
はい思ってましたけど。
まあその後2年ぐらい経ってよし加工を作ろうみたいな感じになったということですね。
ああなるほど。
今の話聞くとまあいろんな苦労大変だったとも思うんですけど、今結構順調にいってるかなと思うんですけど、
今日はやっぱ苦労ありますかね。
そうですね。やっぱり今社員がいてパートさんもいてっていう状況の中で死刑で連続この前もあったんですけど10日とか2週間とか全然寮に出れないということが。
そうですよね。僕は漁業品担任2日前に来てますけどまだ寮行けたのって初日の2回行けましたけどそれぐらいで行けないですもんその後。
そうなんですよね。そういう時でもやっぱりパートさんも生活があるんで。
そうですよね。
何か仕事を作ってっていう感じでやってると早く長ないかなと思って。
まああとは。
自然か。
そうですね。そういう死刑で寮に出れない時でも何かの授業で自然が稼げたらいいなっていうのは常に考えてますね。
コロナとかも結構しんどいんじゃないですか。直販やってたら特にまた。
そうですね。
飲食店休まれてたじゃないですか。
特に2020年なんか。
その時にまた加工が作ったのはなんかよりすごいなと思うんですけどアクセル踏んだのか。
ただですね。そこである程度高度な加工。3枚卸しとかまでですけど。
そういうことができることになったことによって個人のお客様が買うはず下がって。
そういうことですか。
個人の方も一時生産者を応援しようみたいな流れが。
特にコロナによって加速された部分はありますね。そういうのが。
それで個人の方が買い支えてくれたっていうところもありますし。
27:03
それに合う加工ができるようになったっていうタイミングがあったんで。
それが良かったと思います。
それができるのもSNSやメディアで結構このフラットワークさん取り上げられてるからこその
消費者としてはちょっと身近な漁師さんという存在だったからそれがあったっていうのはありそうですね。
そういうメディアとかに露出しようとかいうのは考えてやってたっていうのはあるんですか。
最初はですね。もうSNS一本で行こうと思ってたんですよ。
それはツイッター。すごいですね。
ツイッターでフェイスブックですか。
ツイッターもフェイスブックもそうだったんですけど。
発信しまくってリーチしようみたいな感じ。
テレビとか断ってたんですよね。
そうなんですか。なんでまた。楽じゃないですか。
マスメディアとかで取り上げられたと。
その認識があまりなくて。やっぱりなんて言うんですかね。
共通の知り合いとかが見えるじゃないですか。SNSだと。
そうするとその人の信頼みたいなのが担保できるかなと思ってて。
マスメディアに出ると不特定多数の方に見られて。
どう取り上げられるかもわかんないみたいな。
僕たちが取引したいと思ってない人からも問い合わせがあると結構辛いんじゃないかなと思いますね。
一方でSNSでリーチできるお客さんの限界っていうのも自分の発信力の問題かもしれないですけど。
一度そのテレビに取り上げられたときにやっぱりSNSではリーチできない人たちからの反響っていうのがあって
これはクロスメディアでやった方がいいかなって思い始めてラジオに出たりとかも最近はするようにしてます。
最初の頃はやっぱり生産体制も整ってないので急にお客さんに問い合わせをいただいても
魚がないっていう。
そっか迷惑かけちゃうかもしれないっていうのはありそうですね。
そういうこともあってっていうのもありました。
最初は徐々に知ってる人からつなげ広げていった方がいいだろうって思いました。
ありがとうございます。
複数の授業をやられててこれがあるから儲かってるとかって量だけで今増えてる状態ではあるんですか?
リソースをいろんな授業に振ってるんですけど、漁業にがっつりコミットしたらどうですかね。
まあ食ってはいけると思います。
ぐらいの生産能力には今はなってきてると思うんですね。
それすごいですね。
実はそれだけじゃ食えてないのかなって思っちゃってた部分があって
だからいろいろ研究者とのやつとかもやったりしてるのかなと思ってたんですけど
初期はそういう側面はありましたけど
徐々に生産の能力もついてきて
最近はもし他の授業がこけても漁師でいけるかなっていう気はちょっとしてくるぐらいの自信がついてきました。
ちょっと毛色が違う質問なんですけど
漁師やっててよかったなみたいなそういうことってあったりしますか?
30:05
やっぱりその漁に出るときに自分なりにいろんな仮説を持っていくんですね。
今日は何潮でこういう潮が流れるだろうからこっち側でみたいなとか
それがハマって大漁した時とかすごく充実感がありますし
それを持ち帰ってお客さんに案内して待ってましたみたいな反応が来たらそれはそれでいい。
それは漁師としての体験ではないかもしれないですけど
漁師の授業としては醍醐味ですね。
なるほど。
単純に魚がすごい狙った魚が取れてそれはそれで嬉しいし
それでお客さんがまた喜んでくれるっていうのが
素朴な嬉しさが繋がっていくっていうところは楽しみなのかもしれないですね。
多分沿岸漁業者、小規模な漁業者の方だったら分かると思うんですけど
自分が狙っているポイントにうまく仕掛けを流せないと本当に取れないんで
潮を読んで風を読んで船を流して仕掛けをそこに当てれて
魚からの漁針があった時はやっぱり漁師だって感じですね。
なるほど。ありがとうございます。
銭本さんと須貝さんって会社やるぞってなった時にこういうこともやりたいなってホワワンってしたらあったと思うんですけど
そのうちの何割ぐらい今できてるなぁみたいなのってあります?
やっぱりその一緒にやろうってなった時には
そういう持続可能な漁業に貢献できるようなことしようっていう
ふわっとしたベクトルはあったんですけど解像度が高くなかったんで
やっていく中で解像度が高まってきて
そこを埋めていってるっていう感じなんで
3割?
今漁師もやって直販もやってで加工までも踏み込んで
結構もうなんか徐々に漁師が広げていくことを拡大してるなっていう印象はあるんですけど
これやり足りてないなみたいな
隙間みたいな何割ぐらいだったかな
どうですか?
核の部分としては8割9割ぐらいはできてきてるじゃないですか
そこから肉付けをしっかりしていくっていうのはもちろんずっと続けることではありますけど
僕の中では8割9割ぐらいできてるなって思った時に
また次のチャレンジが降ってくるんですよ
今やりたいこととかある?
企業研修みたいな案件が依頼があったりとかしてですね
最近やっぱりSDGsとかの広まりによって
企業の中でいかに社会貢献していくかみたいなのを考えてらっしゃる企業があって
33:06
社員の研修をラッタワーでしたいとかですね
そういう研修が出てきて
そういう人たちに満足してもらいたいし
いろいろ考えてその会社の事業に役に立ててほしいとか
なるほど
最初言ってた色んな人を巻き込んだことをしたいっていうのをやろうとすると
確かに今漁師としてはすごい一本立ちしてるけど
他の人を巻き込む事業っていうのがこれからの挑戦になっていくのかなという気がすごくしますね
なるほどありがとうございます
結構真面目な話色々聞かせていただいて
そんな中で真面目な話引き続きあるんですけど
リスナーさんから質問をいただいてるんですね
それを取り上げさせていただこうかなと思います
一人目
リスナーさん中より相方のMCのなおたこさんから来てまして
二つ質問あります
一つ目が小規模な漁師さんの戦略としてやらないことは決めていますか?
例えば売り先を絞るとか
時間限られてますもんね
僕がやらないこと決めてるというよりは
結果的にですね直販って送料もお客様にもらってるので
それほど中抜きをした安い魚が来るというよりは
割高感感じられてる方多いと思っていて
なるほど送料比率も高くなるし
そうですね
ってなるとやっぱり客単価が低いお店
最初取引してても徐々に離れていって
結果的に単価の高いお店が残ってるかなっていう
なるほど
なんかこだわりがあるお店
なるほどそれはやらないことってよりは
結果的にそうなってるよねっていう感じですかね
だから売り先を絞ってるっていうことはあまりないんですけど
そうですか
少しずつやりたいことを年々積み上げていってる感じですかね
そうですね
いろんな事業をやってるから時間足りないみたいな感じかと思いきや
時間は常に足りない
足りないですか
そうおっしゃいますけど
漁業インターン期って思うのは
結構ゆったり生きてる感じもすごい感じではいて
どっか余裕感が常に漂うみたいな
不思議だなっていう
無理はしないっていうのはありますね
漁もですけどやっぱり
漕ける時には多分この辺にいる周りの漁師さん
誰よりも早く我らが休むっていう
そうですか
ある種それが持続的な水産業だよねっていう部分もあるかもしれないですね
36:01
自分たちを無理しないっていう
なるほどありがとうございます
二つ目
銭本さん時代が先駆者だと思いますが
ロールモデルはいますか水産以外でもってきてまして
誰かこう事業をやるにあたって参考にされてる方っていらっしゃいますか
そうですね
自分が生産して販売までする直販するっていう時には
あまり直販してる漁業者が少なくて
どちらかというと農業分野で
直販が上手くいってるっていうケースだったり
情報があったんで
農業者の直販の本とかはよく読んで参考にしましたね
こういうとこ参考になるとかってあります
顧客との接し方とかそういうとこですか
そうですね
全然どうしたらいいかなって思ってた時は
たくさんのお客さんに出さないといけないって勝手に思っちゃってたんですけど
そういう本を見てみると
やっぱり一人一人のお客さんと密につながって
高頻度に買ってもらえる工夫だったりとか
1回あたりの取引額が大きくなるような工夫をされてたりとか
っていうところで
なるほど
今までの話で触れてなかったですけど
あれすごい面白いなと思って
ゼルモスさんのところって
鹿肉だったり野菜だったり
前聞いたのが
津島で採れた草花とか飾り花になるようなものを
一緒に飲食店に入れてあげて出してるみたいなやつが
それめちゃくちゃユニークだし
総量考えたら合理的だなと思ったんですよね
あれもそういうの参考にして思いついたことなんですか
葉っぱビジネスみたいなのは他で成功してるのがあって
そんな感じであしらいになるようなものを
一緒に入れてたらいいかなと思ってやってた時期がありました
それ結構前ですけど見たことあって
反応が良くなかったんで
数ヶ月ぐらいでそれはやめました
そうなんですか
花とかは今やってないですね
あと鹿肉は自分たちでは食べたりしてるんですよ
津島にすごく有害長寿で鹿がいるので
ただお客さんに売る許可は持ってないので
そうなんですか
今後自分たちが加工をするところができたら
一緒に同婚したいなっていう話が
そうなんですね
すいません失礼しました
じゃあ一応魚は魚だけで今出してる感じ
ただやっぱり魚でも自分たちが漁獲したものと
他の漁業者が漁獲した別の魚と同婚するみたいな形で
より魅力的な鮮魚セットを作ろうっていうことはしてますね
漁協を通さずに直販してるだけじゃなく
漁協に属してる他の漁師さんから
さらに自分たちが魚を買って
39:02
それは確か話聞いた感じ漁協経由で買ってるみたいな話
言ってましたね
それでお客さんに
自分たちの直販のお客さんに出してあげてるみたいなのも
すごいですね直販の一個先行ったなみたいな感じありますね
そうですね
やっぱりそれもお客さんがどう思うかっていうところで
僕たちから単品で魚が届いても
結局お店では数種使うわけじゃないですか
そうですよね
他の魚はやっぱりじゃあ市場行くかとか
魚屋行くかっていうことになっちゃうと
やっぱり労力がさらにかかるんじゃないかなと
それよりは自分で使う魚はフラッターから
3種4種届くってなったら
行くコスト手間がかからないんじゃないかなと思って
そういうセットを作るようには心がけてますね
なるほどありがとうございます
直販さんへの答えになってますかね
お次がアメリカシアトリーを住まいの
Zonoさんという方から質問いただいてます
ありがとうございます
質問
釣り好きが工事で一本釣り漁師になられたと聞いたことがありますが
趣味の船釣りと仕事の船釣りとの一番の違いは何か気になっています
あと小規模漁師の新しい生き方として
農業とか観光業とか複数の収入源の
組み合わせについて気になっています
大きく2つ来ていて
1つの趣味の船釣りと仕事の船釣りとの一番の違い
これ確かに僕も気になりますね
どういう違いがありますか
感覚というか実際の釣り自体も
やっぱり自分たちも釣りが好きっていうところから起業して
本当に趣味の釣りみたいな取り方から
今の漁業みたいな取り方に徐々にシフトしていったんですね
その中で感じるのは
最初は魚の活性が低い時に
どうやって魚の口を使わせるか
針にかけるかということを考えてたんですけど
それよりも漁師は魚がよく釣れる時に
いかに効率的に漁獲するかという方に特化していく
なるほど
365日全部薙ぎだったら出漁機会は多いですもんね
1日の中でも魚の活性が高い時と低い時があるんですよね
釣り具屋さんとか行ったら分かると思うんですけど
女子ルアーでもいろんな色があったりすると思うんですよ
あれは魚の活性が低い時にいろんな試行錯誤をして
釣り人が釣れる喜びを最大化させようと思って
商品開発されてると思うんですけど
漁師はもうそんなことはない
最初は僕たちもこの色が釣れるんじゃないかなとか
いろいろルアーを変えたりとかしてたんですけど
今はそういうことはなくてもう一つの仕掛けで
そうですか
じゃあ仕掛けは結構どんどんシンプルになっていった
シンプルになってかつ大きく太くなりましたね
42:01
かけた魚がしっかりとれるように
それよりも楽しみのとこで触れたような
どこのポイントはいつどのタイミングで攻めていくかみたいなところに
知恵を巡らすにシフトしてやった
それが違いな
面白いですねありがとうございます
高いルアーは買わなくなりました
そうですか
でもやっぱり趣味の釣りも今でもしたいんで
高いルアーが買えるように早くなりたい
そういうのを用意したら遊戯王の時とかは役立つかもしれないですね
あともう一つ新しい生き方としての
複数の収入源の組み合わせについて気になっています
というのは私も気になってはいて
今その漁師だけでも一本立ちできるように
ぐらいになってきているとはおっしゃってますけど
これは結構ざっくりな質問にはなるんですけど
どうですかねその会社の経営的には
そうですね経営的には漁業一本でもいいんですけど
やっぱり自分たちの根幹にあるものとして
人と関わってたいというか
人の理解をしたいというところがあるので
魚を通してですね
なのでなるべく人と関われるような事業を
漁業を軸にしつつ持ってたいという気持ちはあって
収入よりもそっちの若干知的好奇心に近い部分もかなりそっちの事業
そうですねまあそれが結果的に
収入にもつながればいいかなと思ってます
ぶっちゃけその収入についてちょっと聞くと
今漁師が一度としたら他の収入源って何ぐらいなんですか
どうですか漁師を10としましょうか
10にしましょうか
10とすると研究が2とか
まあ無視できない結構ありますね
農業とかはぶっちゃけゼロ
ゼロ
あそうなんですか
ゼロか何ならマイン
収入だけで考えたらマイナス
すざき米とか作ってるじゃないですかすざきさんお米
あれはまあ収益にはまだなってない
自分たちが
美味しかったですね僕食べたのたぶんすざき米
来てくれたお客さんに食べてもらうとか
それで内島を近く感じてもらうとか
そういう面では役に立ってるんですけど
単純に収益として考えたらゼロ
そういう感じなんですね
他のインターンとかそんなに別にあるわけじゃない
1もない感じなんですか
そうですねその他いろいろ含めて
それも1か2かぐらい
漁師さんですねすいません
今10って言ったのは漁業と直販と両方合わせた
そうですね両方を合わせて
もう1つ僕たちが収益にはならなくても
農業を捨てたくないところとしては
今住ましてもらってるこの田の浜っていう集落は
45:00
田の浜っていうぐらい田と浜
なるほど
農業と漁業の半農半業しているような集落で
でも見てもらったら分かるように
豪作放棄された土地が増えてきてるので
一部でも田んぼがちゃんと残るっていうことは
大事なんじゃないかなと思っていて
そういった意味でも地域に根差そうとしてる
っていうところはあるんですかね
そうですね
面白いなと思ったのはコンポストで
魚の粗を肥料にしてそれを農業に活かしてる
めちゃくちゃいいなと思いましたね
ありがとうございます
やってます
すいませんいいなと思いました
お次の質問あと2人から質問ありまして
次が東京にお住まいのしょうこさん
魚関係のイラスト描かれてる方ですね
ありがとうございます
ありがとうございます
アカデミックな取り組みに参加されていることがあれば教えてください
これあれですね
研究コーディネートがあると思うんですけど
ちょっと具体的にどういうことやってるか知りたいなっていう
いろいろやってるんですけど
最近面白いのはサバですね
自分たち一本釣りするので
生きたサバがもちろん取れるんですよね
そのサバにロガーって言って
チップを埋めてまたチップ入りで放流するんですよ
アーカイバルタグ
ツイッターでちょっとバズってたやつですね
その放流した魚がまた何かで漁獲された時に
そのタグを回収することができれば
放流してから再度捕獲されるまでの間の
その魚の行動のデータが取れるっていうものなんですけど
それ面白いですね普通に
それをやっていて
湘南のお魚屋さんが
こんなタグの入ってるサバが入りましたみたいに
ツイッターでつぶやいてくれたのを
僕がツイッター見てたら出てきて
多分僕が放流したやつですって思ったら
やたらバズりまして
バズってました
すごい取材の問い合わせがあって
それの研究元である水産研究所の方も
そういう機会に取り組みが周知されて
よかったっていうことで
あれじゃあもう分析されて
そのサバがどういう経緯で湘南に行ったか
みたいなの分かる?
分かりました
でも僕たちの漁獲した海域で放流したものが
津島周辺でウロウロしていて
津島周辺でまた漁獲をされて
水揚げされたものが湘南のお魚屋さんまで行って
市場流通とか色経緯して
なのでこの辺でずっと海域にいたんだ
そうだったんすか
48:00
それでいいサバだっていうことは
津島がいい漁場だんだっていう感じの証明にもなりますね
それはそれで一つの結果として面白いですね
他にも再度捕獲された場所としては
後藤沖だったり韓国の方で漁獲されたサバもいました
そっちにも行ってるっていうのもそれによって分かった
面白いですねありがとうございます
じゃあ最後もう一人
ちょっと時間が迫ってますけど
紹介したいと思います
東京都にお住まいのヤマキさん
金融系の会社のお勤めの方ですね
ありがとうございます
漁師さんに対して財務とか資金調達の金融名から
何か課題解決できないかとちょうど思っていて
質問4つあります
1つ目が周りの漁師さんを含めて
融資を受ける場合JF製作金融広庫
新金のどれが多いか
これから一つずつ行きましょうか
これはどれが多いんでしょう
これは周りの漁師さんのことはちょっと分からないんですけど
うちの場合だと製作金融広庫と
あと地方の銀行ですね
これなんか選んだ経緯みたいなのあるんですか
そうですね
商工会から紹介をいただいたのが
製作金融広庫さん
なるほど基本的にそういう経緯で
そうですね
あと地方銀行の方は
元々どうでしたっけ
雇用する時に
津島が国境離島だからだと思うんですけど
雇用拡充の補助金っていうのがあって
要はパートさんを雇う時にも補助を付けることができる
その時の補助金のつなぎ資金
っていうので
地方銀行の融資を受けることができて
その流れで地方銀行さんかなっていう話になった
なるほど詳しくありがとうございます
二つ目が月別の収支計画は作っているものなのか
お堅い質問が結構入ってますね
これは作っていないです
今年こんぐらい稼ぎたいみたいな年はあるんですか
年ごとの計画みたいな
そうですね
自分の中ではざっくりこの授業でこれぐらい
特に研究のコーディネートなんかは
研究者の予算によって受けれるかどうか変わってくるので
自分たちで頑張って変えられる部分としては
やっぱり漁業と直販というところは見て
自分なりの目標っていうのは持っていて
ただその10日とか2週間とか
いきなり死刑で出れないとかっていうことがあるので
なかなか具体的な計画作れないんですけど
サバのシーズンでこれぐらいとか
サバ以外のなかなか売上が立ちづらい時でも
他の漁業と組み合わせることで
これぐらいにはしたいなっていう
51:01
かなりざっくりとした目標っていうのはあります
一時産業の中でもまたそれが農家さんと違う
すごい漁師さんならではの難しみな感じもしますよね
そうですね
その中ではやっぱりいくつかの引き出しを持って
安定して毎月売上が立つようにしたいっていうような方向性は持ってます
いわゆる事業ポートホリオを分散させることで
うまく説明できるようにするっていう
なるほど
3つ目
勇者を受ける時に手間だなと思うことはありますか?
これありますか?
これはですね
やっぱり漁をしたいなっていう時に
今日は薙ぎだなっていう時に
たまたま担当者の方とお会いするアポを取ってしまったとか
急な変更向こうが受け入れてくれない
割と受けてはいただけるんですけど
やっぱりどうしても
漁師受けてもらうから難しいですね
そうですねそれもありますし
気象の面でも直前半では分からないっていう時もありますし
そういう予定も立ちづらい
漁によるっていう難しみがありますね
だから難しいところだと思いますけど
先ほどなるべく人と関わって事業を作りたいって言ってたんですけど
人とコラボするって事は
予定をスケジュール決めてやるじゃないですか
お互いに抑えないと社会人は
当たり前じゃないですか
それが漁業しながらやるのはものすごい難しいですね
そうですねこのポッドキャスト収録も今日決まりました
やってくるか今日できますかみたいな
本当にその時になったら
そのスケジュールの毎週間は式で
その日は薙ぎで
次の日からまた式があるみたいな時に
ずらせませんかとなかなか言えないですし
でも一緒に漁行って
先ほど見てもらったように
漁に出れたら10万15万の水あげになる
今日このスケジュールぶち切ったら10万15万になる
そうですねそこで天秤かけたら行きたいなっていう
漁業者がなかなか
例えば行政の人とか
いろんな企業とコラボすることの難しさっていうのは
そういうところにありますね
そうですねそれがこうやっぱ消費者から
接しづらい印象にもなってしまうのかなという気もしますね
なのでやっぱり自分たちがチームでやるっていうのも
僕がお客さんの対応してても
他のメンバーが漁に出れるっていう体制作れるっていうのは
チームでやるメリット
なるほどだからこそみんな銭本さんと話をできて
フラタワさんのイメージが具体化されていくみたいな
裏では社員が漁に出てくる
裏で須崎さんがめちゃくちゃ頑張ってるっていう
実態があったりするわけですね
そういうことです
なるほどよかったお二人に話を聞いて終わったな今回
ありがとうございました色々とご質問にお答えいただいて
ありがとうございます
54:00
結構時間延びて収録させていただいたんですが
今回一貫区切らせていただいて
次はちょっと緩い職の話中心なコーナーを
させていただきたいなと思います
鈴木よろしくお願いします
54:17

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