春の静寂と魅力
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、1日8分で600年分の知恵をポケットに、をコンセプトに、
吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で5点チャージしていこうという教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて、今日は第43段を見ていきましょう。
早速、現代語訳からです。
南面の格子は全部下ろされ、淋しげな佇まい。
その異質、東向きのスマドがほどよく開き、
破れた巣垂れの隙間から見えたのは、
二十歳ほどの端正な若者が、
淡い春光の中で落ち着いた表情を浮かべ、
机に広げた手紙を静かに読み、
ふけている姿。
一体誰なのか、ぜひ尋ねてみたいと思った。
ということですね。
いや、尋ねろやと思ったんですが、どうなんですかね。
だってこれ、家の奥深く足踏み入れてんのに、
二十歳の若者見て、
あれって誰なんだろうな、ちょっと尋ねてみたいなって。
尋ねりゃいいのにな。
ダメなのかな。
庭に入っていったのに、
え、ダメなのかな。
ごめんください、言えばいいだけな気がしますが、
要点三つです。
春の静寂が、人物の魅力を日は立たせる。
古びた佇まいが、一瞬の光景をドラマチックに。
見知らぬ人への興味が、好奇心を刺激する。
現代への視差、なぜ今も刺さるのか。
SNSのストーリーで一瞬映るシルエットに、
心を惹かれる感覚に通じる。
背景と光やシルエットが、人物をドラマチックに見せる演出は、
700年前も同じ。
日常&クリエイティブ応用ネタ
クリエイティブな日常の応用
ワンシーン撮影チャレンジ
オフィスや自宅で一瞬のライティングを狙い、
同僚や家族の自然な表情を切り取る。
ストーリーの一場面のような写真を撮ってみる。
静寂シーン観察
週に一度、公園や自社物価区の静かな夕暮れを訪れ、
その場にいる知らない人の動きを注意深く観察し、
感じたことをスケッチやメモに残す。
匿名レター
見知らぬ人の優しそうな雰囲気に惹かれたら、
ポストカードに一言
あなたの笑顔に勇気づけられましたと書き投函する。
返事はいらない思いを伝えるワーク
一個一個見ていきますか。
まずワンシーン撮影チャレンジ
これはオフィスや自宅、オフィスはダメでしょう。
コンプラが今厳しいから
盗撮になるんじゃないですか、普通に。
家族ですね、お子さんとかいる人は
子供の一瞬のニコッとした表情だったりを
切り取ると良いのではないかと思いますね。
子供なんて一瞬で大きくなっちゃいますからね。
子育てしたことない僕が言うんだから間違いないです。
静寂シーン観察
これもね、様子はあれか
公園や自社物価
静かな夕暮れは良さそうですが、
その場にいる知らない人の動きを注意深く観察
不審者ですよね。
たまに趣味人間観察っていう人がいるんですけど
あれは何ですか、本当ですか。
次に匿名レター
これはちょっとよくわからなかったな。
見知らぬ人の優しさの雰囲気に惹かれたら
ポストカードにあなたの笑顔に勇気付けられましたって書いて投函する。
こわ。
投函するだけでいいんだ。
だからもう相手に伝わらなくていいってことですよね。
結局帰ってくるっていう。
アテナがないから
自分に帰ってくるっていう感じ。
郵便局員さんの迷惑になるだけですね。
やめましょう。
ぜひ皆さんも日常&クリエイティブに応用してみてください。
今回はここまでとなります。
また明日お会いしましょう。さよなら。