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2024-09-22 04:53

『風姿花伝』600年変わらない芸事の真髄

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フェスティナレンテ、この放送は、SWC、スロース、ウィズクリエイターズ、コミュニティメンバーのしらいがお送りします。よろしくお願いします。
はい、今日は、ノートの方に掲載した記事です。
タイトルは、風姿花伝600年変わらない芸事の真髄。
はい、内容を読んでいきます。
ぜやみの風姿花伝を読んでの、ちょっとした学びを共有したいと思います。
さくっと、面白かったところを共有しますと。
ちなみに、風姿花伝は、600年前くらいに書かれたらしいです。
600年前、すごいですね。
本書に、年齢に応じた稽古の仕方が書かれている部分があったのですが、
24、5歳について、このように書いてありました。
この時期は声も安定してきて、名人相手の芸比べに勝つこともある。
でもそれは珍しいがられて勝ったにすぎない。
しかし、それで観客も喝采し、自分も得意になる。
こういう時こそ、初心の賜物と認識すべきなのに、あたかも芸を極めたかのように思い上がり、
早くも見当違いの批評をしたり、名人ぶった芸をひけらかすなど何とも浅ましい。
芸比さん、辛辣です。
でも、このたまたま勢いに任せてやってしまったらうまくいっちゃって、
その後調子になるっていうのは、現代でも普通にある気がします。
この部分を読んで、600年前からここは変わってないのかと、すごく面白い部分でした。
そして、芸比さんはこんな風にも言っています。
人によっては、この一時を最後に消え失せてしまう。
これはあるある過ぎですよね。
現代でも普通に当てはまることだと思います。
で、じゃあどうすればいいのかっていうところなんですけども、
芸比さん曰く、たとえ人に褒められ名人に競い勝ったとしても、
今は珍しがられているだけだということを認識して、
こういう時こそ達人に細かく指導を受け、一層稽古に励むべきであるとのことです。
この部分、当たり前じゃんって思うかもしれないんですけど、
多くの人が納得するところではあります。
もう一つ興味深いと思ったところとしては、期待値コントロールの部分です。
芸比さんはこのように言っています。
さあ珍しいものを見せてもらいましょうと期待している観客の前では、
どんなに珍しい芸をしたところで、見ていた観客の目に珍しいという感覚が生まれるはずがない。
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油断している相手に素晴らしいものを見せるから感動が生まれる。
これもまた現代に通じる話で、いわゆる期待値コントロールのことですね。
この芸ごとを論理的に紐解いていくと、こういったところに行き着くのかという不変性みたいなものを感じました。
このことから考えると、よく友人同士の話とかで、
面白い話があるから聞いてよとかっていうのは言っちゃダメなんですね、期待値コントロールの観点から言うと。
最後になりますが、個人的に刺さった部分を威厄して載せておきます。
老いたことで若い時にできていたことができなくなったとしても、
その時々で気持ちを新たにして、その時にしかできない芸を極めていくのが良い。
艶見というと、歴史の教科書とかだと、脳を耐性させた人のようにたった一行で説明が終わってしまっている印象があります。
ですが、その著作・著作・風刺家伝に触れると、一行なんかじゃ収まらない学びがあるんだなということに気がつきました。
こうしてみると、知らないだけでまだまだ面白い人たちっていっぱいこの世の中に、また歴史上の人物とかでいるんだろうなというふうに思っています。
これが何かのお役に立てれば幸いです。
最後までお聞きくださった皆さんありがとうございます。
それでは皆さん、そろそろそろーす。
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