別に職人って呼ばれたくないわけじゃなくて、
まだまだなんか自分程度が職人っていうのはちょっとおこがましいなみたいな感じするんですよ。
いや、そうなんですよ。
ただ多分一般の人から言ったら職人って言ってくれたほうが分かりやすいんですよね。
ラベルとして。
はいはいはいはい。
そうなんですよね。そこがややこしいんですよ。
そこがややこしいんですよね。
だから木工家っていうその認知度が、この名前の認知度が少なすぎるから、
木工家って言って、ん?ん?どういうこと?みたいなクエスチョンがつくから、
僕は結構人によって自分の肩書きを変えますね。
おー、例えばどんな風に?
だから職人ですって、僕は自分のこと職人って全く覚えてないんですけど、
取材受けたときとかに、職人ですよねって言われたら、
あ、はいそうですって言っちゃってる。
そ、そうなの?
そうそう。
あの、そのほうがややこしくないよね。
そう、ややこしくなくて、そこのめんどくさい説明省けるから。
そうそうそうそう。
その人とのコミュニケーションにおいて、そこは別に重要じゃないっていうときは、
その人の認識しやすいラベルで認識してもらうようにしてます、僕は。
そうだよね。だから、木工家っていう肩書きが、今ふわっとしてますからね、割と。
そうなんですよね。
だから職人とか家具職人とか、木工作家的なといったほうが、
そうですね。
割と共通認識によるところが。
そうですね。
だからコウグチ君は割と木工作家的な生き方ですよね。
僕はどっちかというと、そう、作家的な感じですね。
職人的な仕事は全然乗り気にならない。
たぶんね、そもそもそこだと思うんですよ。
向き不向きというか、その人がもともと持っているものというか。
そうそうそう。
だから僕もたまに、これ作ってほしいんだけど、みたいなの言われて、
人によってはざっくりした図面みたいなのがあったりするんですけど、
全然やる気にならない、正直。
それはどういうふうにやる気に持っていくのか、
それともどういうときがコウグチ君にとってやる気が出るときなのか。
やる気が出るのはやっぱり自分でデザインしたもの?
じゃないとやる気にならないですね、基本的には。
僕ね、全く逆なんですよ。
なんか自分で考えてくださいって言われると、
ものすごいもやもやした心から始まるんですよ。
いや、それね、そうなんですよ。
だからね、そこ難しいとこで、オーダーメイドの家具、
その人が職人的なのか作家的なのかを見極める線になるんじゃないかなっていう、
結構のね、判断基準になるんじゃないかなと思ってて、
それはオーダーメイドで作ってください、
ただしお任せですみたいに言われたときに、
自分の作りたいものに行くか、
お客さんの家の寸法とか、家の中にあるものとか内装とか見て、
寸法から決めてく人か、世界観から決めてく人かみたいな感じ。
僕はなので、そっちから言うと寸法で、
まあとりあえず現場見に行かなきゃという。
今の説明の仕方とちょっと違うな。
そしたらみんな寸法から決める気がするな。
なんていうのかな。
なんていうか、僕としては制約があったほうがすごくやりやすいっていう風に言いますね。
でもね、それで言うと僕も制約があったほうがやりやすいんだよな。
なんていうのか、なんかちょっと違うんだよな。
ただしお任せですじゃなくて、オーダーメイドで家具を作るときに、
僕も制約が少なすぎるとやりにくいんだよな。
なんて言ったらいいのかな。
これはちょっと違ったかもしれない。
でも僕はオーダーメイドだって言われれば、
自分の好きなディテールとの組み合わせとか、
機能的なこととか、あと金物の寸法で追っていくので、
たぶん別に今世界にない全く新しいものはできないですよ。
だけど組み合わせでいろいろ決めて、今ある、俺これ好きだなみたいな。
っていうのでいろいろ組み合わせて決めていくんだけど、
たぶん何か、コウグチ君のアプローチ方法はそれじゃないと思うんだよね。
いやでもね、僕もそれです。
あーじゃあ違いが出せられました。
僕の言い方が違った気がする。
オーダーメイドはやっぱ違った。
一個の線引きじゃなかった。
なんだろうな。
オーダーメイドってぶっちゃけ割に合わないじゃないですか。
考えてる時間からするとね。
そうそう。で、割に合わないなって僕も思ったんですよ。
で割に合わないから選択肢としては、図面があってこれ作ってだったら割と早くできるじゃないですか。
自分が考えることよりも手を動かすことの方がすぐ明確に見つかるじゃないですか。
ここここここって。
僕はそっちに行かなくて、
だったら自分の定番商品をあってこれが好きな人に買ってもらおうっていう思考になったんですよ。
そこだそこが判断基準かも。
そこだね判断基準。
オーダーメイドやってみて、なんか自分合わねえなって思った時に、
図面ありきの仕事に行くか、
じゃあもう自分があらかじめデザインしたものを人に選んでもらうか、
どっちかに行くのかなっていう気がした。
あのね、僕もその分岐点あったんですよ。
あったんだけど、ちょい何もないとこから自分で考えていろいろやっていくのは無理だなと。
無理って言っても向いてないなと思って。
でも半分ぐらいはなんか決めたいので、
自分で今まで注文もらって、形にしたものの中で良かったもの。
別に悪かったものがあるわけじゃないですけど。
なんかこれ自分好きだなみたいな。
考えてみてこれ好きだなみたいなものを定番にしていこうかなみたいな。
なるほどなるほど。
ちょっと逆説的ではあるんですけど。
でもそれは一個の手ですよね。
そうそう。
だから同じもこうやっててもみんな向き不向きとか不得意不得意でアプローチが違う。
ここの花太郎と小口の間だけでもだいぶ開きがあるので。
そうですね、開きがありますよね。
で、多分木工家って言われる人たちの中にも作家性が強い木工家さんもいるだろうし、
結構設計師さんとか建築家の人とかとタッグを組んで、
割とその人の意向に合わせて家具を納めたりする人とかも結構いますよね。
そうそうそう。
だから割と問題解決とかそっちのアプローチからやってこれ作れるかなっていう方が、
自分としては燃えるパターンかなっていうことはありますね。
そうですね。
で、多分木工家というのはなんとなく作家と職人の間に、
農家の人たちがやってるポッドキャストはあるんですよいっぱい
はい
でも木工ないなって思って全くないと思って
じゃあなんかこう僕らが木工系を広めたら木工系って言われるんですかね
多分読まれると思うし多分木工系の第一人者とか言われるんじゃないですか
わかんないけど
でも最優秀賞取っちゃったから多分そうなると思うんですけど
もっと木工系ポッドキャスト増えてくれてもいいと思うんですけどね
いやもっとなんか専門的になっててもいいですよねフラッシュ系とか無垢系とか
千番とかろくろ系とかね
あと伝統系とか
そうそう伝統系とかね
NC系でもいいですよ
NC系でもいい
確信でもすっごいうねうねしたもの作ってますから
宮台的なああいう伝統のやつからなんかこう木工系から細分化されていったら
もうそれだけでプレイリストが生まれるという
そうですね
話聞きたいし人の工房覗き見てる感覚というか
いいですよね
であれなんでしょ
俺にYouTubeでもいいですよみたいな話をしたでしょ
そう僕がしたわけじゃないけど花太郎さんが一緒にやってるもう一個の
あFMの方の
そうFMの方のづくらじあるじゃないですか
あれでほら花太郎さんが最初に菊池さんに相談した時に
今だったらYouTubeとかあるからそれでもいいんじゃないのって話を
あそうだそうだ
ね菊池さんがしてて
なんか工房の隅っこにカメラ定点でくっつけてそれを流しとけばいいんじゃない
そうそうそうそういうのもあって確かにそうなんですけど
当時はなんかやっぱその編集のコストが音声だけより映像も一緒の方が大変なので
確かに
っていうのとこっちの収録するのがハードルが動画ずつ一個上がる
はい
っていうのとあとはYouTubeだとこれオフラインで再生できないじゃないですかプレミアムじゃないと
もうここが貧乏な人多いので
もうね
課金してない人も多いだろうし工房はネット引いてない人
ここもそうですけど
はい
多いんじゃないかなと思って
もうねネット引いてないんですよね
そうそうだからポッドキャスターの方がオフラインで再生できるしきっといいだろうなって作業しながら聞く分には
YouTubeだとほら画面も再生してないと消えちゃうじゃないですか
消えちゃう
他のアプリにすると消えちゃうじゃないですか
はい
だしポッドキャスターの方がなんか相性良さそうかなと思って
そうだよねなんか映像がこうちらつくと気になるよね
ですよねですよね
そうそうそうルーター作業中とかに見れないもんね
見れない見れない
パーンって飛んでっちゃうから
どんどんあの携帯の上に記号なんかね降り積もってくから
そうそうそう
いやそうなんですよ
まぁあと神口くんがポッドキャスターやりましょうよって言って
僕はいいねやろうよって言ったんだよね
でそれでそのまま1年ぐらい放置しちゃった
そう放置してて
そうそう
花束さん忙しくてね
そうそう
で神口くんが練習用に自分でポッドキャスター配信し始めたんだよね
そうそう2022年ぐらいから実はね一人でこそこそ自主練してて
そうで神口くん自主練までしてるのに俺ほっとくのちょっといけないなと思って
でね友達から機械ちょっと4000で買って
買って始めたという
そうですね
のがきっかけではありますね
我々が様々な木工系ポッドキャスターを聞いてみたいというので