みなさんこんにちは、シンの木工家ラジオ始まりました。この番組は、シンの木工家になりたい、家具屋の花太郎とアルバイトのこーぐちくんがお送りする木工バラエティです。こんにちは。
こんにちは。
最近、もやもやしてることがありまして。
はい、なんでしょう。
まあ、俺がいけないというか、これちょっと話したかもしれないですけど、知り合いが訪ねてきて。
あ、ここを?
ここを、誰かね。
あ、そうなんですね。
特定の誰かじゃなくて。
はい。
来て、キョロキョロキョローってして。
キョロキョロ?
キョロキョロキョローっとして。
工場を?
そう、工場をキョロキョロキョローっとして。
いや、なんかさ、コッパはないかなと思ってみたいな。
ああ。
コッパはありますよ。
うんうん。
なんかこれぐらいのまな板作れるぐらいの切れ端ないかなみたいな。
いや、なんかまな板作れるぐらいはないかもしれないですね。結構でかくなっちゃうんでみたいな。
っていう人もいるし、なんか違う人だと。
なんかこれぐらいの黒炭みたいなコッパはないかなみたいな。
いや、黒炭みたいなコッパはないかなみたいな。
黒炭ってやっぱり黒炭なんで。
やっぱり黒炭は黒炭しかないかなっていう。
っぽいやつがないんですよ。
返すんだけど、なんかもやもやしちゃってさ。
それはもやもやしますね。
いや、コウグチ君にさ、なんか財布が作れるぐらいのコード盤の切れ端ないかってさ、言われたとしたら、ちょっともやもやしない?
それはすごくもやもやしますね。
いや、なんか切れ端かコッパって決めるのは俺やねん。
そうですよね。財布作れるコード盤あったらそれ俺作ってるわっていう。
そう、作ってるわっていう、なんか頭の中でね。
確かにね。
俺が叫ぶ。
それはもやもやしますね。確かに。
もやっちゃうでしょ。
いや、でもうちだけかな。うちだけ来るのかな、コッパ欲しい人。
まあ、それはなんかありそうではありますけどね。
いや、別にさ、今度トンジル会やるから、ちょっと薪というかコッパを分けて欲しいって言うんだったら全然。
ああ、なるほどね。
全然大丈夫。そういうコッパならいっぱいありますよって。
なんかこれぐらいの表札作れるぐらいのコッパないかなみたいな。
はいはいはい。
もうコッパがね、特定のコッパなんだよ。
そうですね。
それは材料買ってくれって話ですね、確かに。
知り合いでお世話になっているから、何とも言えないんだけどね。
いろんな人がコッパと切れ端について誰か定義してくんねえかなと思って。
確かにね。もう何センチ以下としますみたいなコッパは。
うちの切れ端って、上げても捨ててもいいレベルって、5ミリ以下だから切れ端。
裂いた余りとか。
なかなかまな板作れるぐらいは出ないよね。
出ないですよね。
長さも花太郎工房だと20センチ以下ですよね。
そうだね、大体。
長くて20センチくらいですよね。
それ以上だとやっぱりもったいないコーナーに行っちゃうから。
20センチでもなんならもったいないコーナーに行ったりしますよね。
黒炭の人もさ、炎柱どうですって言ったの?黒っぽいから。
うんうんうん。
こういうんじゃないなみたいな。
それはもう黒炭買ってくれって話ですね。
それはもう黒炭買ってくれっていうかも。
炎柱で満足できないなら。
そう、黒炭買ってくれっていう。
ということで、今日本編行きたいと思うんですけど、
これ公開する時は6月ぐらいですかね。
そうですね、6月入ってるんじゃない。
あ、違うな、多分もうすぐですね。
クラフトヘアーの時ですね、23か4とか。
あの頃で。
だからもし新入りでね、家具屋さんとか入った子たち。
そろそろ現場借り出されるんじゃないかと思って。
4月に入社した子たちは。
そう。現場出てみっかつって。
でも現場っておっかないじゃないですか。
いやおっかないですね。
なんか現場って聞くだけで俺もう昔嫌だった。
爆発しないかなって思う。
現場嫌だなって。
で、思ってたぐらいなんですよ。
現場あんま好きじゃないっていうか。
現場あんまうまくこなせないから。
だから今日は木工家、新入の方に向けて、
花太郎がちょっと培ってきた現場の色ハートまではいけないですけど。
いいですね。
現場とは何ぞやっていうのをちょっとお伝えして、
あんまり明日の現場に失敗しないように。
なるほど。
ミスをしないようにちょっとしていただこうかなと思う回に。
いやそれ素晴らしいですね。
プロフェッショナル。現場の流儀。
最高ですね。
どっかで聞いたことあるけど。
いいですね。
ちょっと伏せていただいてやっていこうと思います。
いきましょう。
ではですね、まず現場っていうのは現場に行く前から始まってます。
意識高いですね。
集合は基本10分前です。
なんならもう新しい現場とかだったら、僕はもう30分前に着くように。
そうなんですね。結構早い。
昔結構遅刻がちだったんだけど、いいことないから。
遅刻するとね、いいことないですよね。
30分前に基本新しい現場。
普通の現場でも10分前くらいには着くようにしてます。
早く着きすぎちゃったなと思って、近くのコンビニに行ったら、
仲間が1時間前に来てたりとか。
早っ。
早えなと思って。
1時間前は早いですね。
30分前の30分前から来てたから。
そういうことですね。
だから遅刻するとスタートも良くないし、印象も良くないので、
基本的にはもう10分前に行くようにしてください。
なるほど。
でですね、これは新入りは確認しないと思うんですけど、
キーボックスの番号はできれば前日までに把握しといてください。
なるほど。
でも現場行ってキーボックスの前でさ、やべえ担当さん電話出ないみたいな。
はいはい。
ていうかまずキーボックスの場所がどこか分からないとか。
そうですよね。
になっちゃうとあたふたしちゃうので。
だからもう担当さんにLINEでも何でも番号聞いといて、
行くとこれまた安心。
それは確かに。
安心です。
これでもね、多分キーボックスって言って分かる人ね、ほとんどね、いないと思う。
本当ですか。
我々の業種の人じゃないと分かんないと思います。
一般の人は絶対分かんないと思います。
キーボックスって、キーを入れるためのボックスで何桁の番号でカチャッと箱が開くタイプ。
で、中に鍵を入れておくってことですね。
そう、なんか形としてはでっかい南京錠みたいな。
そうですね。
そういう感じかな。
多分そもそも何でキーボックスが出てくるのかよく分かんなくて、
あれなんですよ、現場に行くと、例えば新築のお家の工事がありますってなると、
我々家具職人が入るのって結構もう完成しきってるような感じで。
そう、後ろなんですね。
だから玄関の扉とかがついて、全部施錠されてるんですよね。
毎日毎日。
誰もいない。
そう、だから職人さんとかが出入りするときに、いなくなっちゃうタイミングであらかじめ鍵をかけるんですよね、職人さんが。
なので、じゃあ昨日まで電気屋さん入ってました、今日から鍵屋さん入りますってなったときに、
鍵がどこにあって何番の暗証番号で開くのかっていうのを教えてもらわないと現場に入れない。
そう、入れないんですよ。
で、その都度担当者が来るのも呼ぶのも大変だし。
そうですよね。
向こうも鍵開けるために来たくないので、現場にはキーボックスってものがあってやり取りできるようになっていると。
ということですね。
暗号さえわかっていれば、ということですね。
だから今日はね、そんな専門用語が飛び交うので、ちくいちこうぐちくんがフォロー入れていきたいと思います。
で、上履き。
はい。
上履きはこれは必ず。
そうですね、上履きは必要ですね。
必要です。
お家の中に入るのでね。
大工のケンさんでもいいし。
ケンさんっていうね、商品名の靴があるんですよね。
パチクロックスでもいいので、何らかを持っていかないと、ほこりを引き連れて靴下が汚くなっちゃうので。
これ、車に置いておいてもいいかもしれないですね。
そうですね。
俺は車に置いてます。
それを現場に忘れてきたりするけど。
そう、現場に忘れたりね、工場に忘れたりしがちなので、入れっぱなしがいいかもしれないですね。
ワークマンに行けば。
そうそう、数百円で買えるので。
揃いますので。
とりあえず入ってればいいから、新入りは。
なるほど。
大体電気屋さんと話がね、
やっぱ誰もいない時じゃないとできないですよねっていうこともあります。
ありますね。
でですね、花太郎は早昼して戻ってきたら、
大工さんが昼寝に入っちゃって。
住宅の現場で。
早くやって早く終わらせて帰ろうと思ったけど、
30分大工さんの昼寝姿を見てるっていう外から。
っていうこともあったので、
必ずしも早昼に行ったからといって、
早く作業を始められるっていうわけではない。
ではないってことですね。
ではないです。
現場はね、みんなの足並みがなかなか揃わないから。
そうなんですよ。
繁華街とかでお店がたくさんあるときはいいんですけど、
ちょっと田舎で全然振られ続きのときあるんですよ。
3カ所とか4カ所、やってないみたいな。
そういうことか。
やってないとか終わっちゃってるとか。
で、回らない寿司屋に入らなきゃいけないことがあって。
現場の小汚い格好で。
そう、小汚い。
大丈夫ですか?って言って。
でさ、お寿司屋さんの大将も入ってくると思ってないから、
めちゃめちゃ気抜いてさ、
孫とかが宿題してたりするんだよね。
その時は大谷の試合見てたのかなって。
あれ、大丈夫です、大丈夫ですって。
孫が2階に上がっていったりとか。
なんかさ、いつもよりは確実にちょっと高くはなりそうだなって。
だからコンビニとかもなかったんですよ。
すごい、そんなとこもあるんですね。
じゃあなんで回らない寿司屋があるかって話なんですよ。
なんですけども、そこ入って、
いくらぐらいになるのかなと思ってめちゃめちゃ怖かった時もありました。
それはちょっとドキドキですね。
メニューがないのか。
中にも外にも。
大将のお任せみたいな。
しかないんだ。
それ怖いな。
でもお店の佇まいからして上限はここなんじゃないかなみたいな。
2000円ぐらいで住むかなみたいな。
住むといいなみたいな感じはあります。
確かにそれぐらいで住みました。
よかったよかった。
でも現場が長引いちゃう時とかあるんですよ。
長引いた時にコインパーキーが止めてて、ちょっと置かれない時で
駐車場から車が出せなくなるっていうこともありました。
それはどうしたんですか結局。
いや、お館に。
お館はまだやってたんですよ。
よかったです。
多分11時とか。
俺は終わったから明日の準備しに早く帰るみたいな。
ちょっとすいませんみたいな。
お金貸してもらって。
そういうことがありましたね。
いい思いですね。
出せなくなっちゃうという。
午後になりました。
お昼から帰ってきて取り付け作業を手伝うと思うんですけども。
一応先輩が、多分取り付けとかになると思うんですけど
先輩が2人で持つくらいのものを持とうかなって言った時に酒回りして
持ちますって言えるともう今日はOKです。
今日はOKですね。
今日はOKです。
それは確かに。
すっごい大きいものとかを狭い通路で搬入しなきゃいけないってことがあるんですけども
これも仕入りの見せ場っすね。
見せ場なんですね。
見せ場なんですね。
何だろう、もうパワーしかないから。
新人の見せ場は基本パワーだと。
狭いの入ります。段差ありますとか。
これね、荷物の前後どっちかに着くっていうのもあるんですけども
結構前に着くとお互いに見つめ合って荷物運ばなきゃいけないので
後ろが見えないっていう。
ありますよね、そういう時。
で、巨大なものを運ぶ時、どっちも何も見えないっていう時が
ありますね。
目の前が家具っていう。
そうですよね。
背の高いものを二人で運ぶと足元全く見えない時がありますよね。
手を家具の角角にやって
左右の上と下の角にね。
体格にやってセンサーにして
電球イライラ棒って言っても分かんないよね、多分ね。
僕はギリギリ分かるけど。
ちょっとセンサーにしながら壁とか当てちゃうと大変なので。
すごい気遣う現場だったら現場用場っていうか
通路の用場も先にやって運ぶんですけども
そんなに住宅とかでやらない時は
いきなり入れちゃうことが
枠とか壁とか当てちゃうとすごい大変なので気をつけながら
これゆっくりでいいので、慌てずに。
で、段差ある時は段差あります。
段差ある時は段差あります。
段差あります。で、段差超えたら段差超えました。
言わないとね。
言わないといけないんですよ、心理は。
もし先頭だったら
後ろについても後ろも言わなきゃいけない。
段差超えました。抜けました。
で、角の時。曲がり角ありますと言わなきゃいけない。
見たら分かるとかじゃないんですよ。
見えないからね。
見りゃ分かるとかじゃなくて
声に出しながら2人で協力して持っていくので
曲がり角です。気をつけてくださいと。
そろそろそろっと抜けていくじゃん。
抜けた時は抜けましたと。かわしましたと。
かわしましたですね。
かわしましたと。
初手の場所まで重いものを持っていく。
で、いきなり離さないで。落としちゃうから。
そうですね。
そーっと置いて、まず片方。
長いものでも重いものでも片方置いて
で、手を抜く。
できれば下に角材とか置いておけるといいですね。
それが理想。
だから毛布とか事前に引いておいたりして。
で、置きます。置きますと。
いきなり手離すと先輩が手挟んじゃうので
そうですね。置きますって言わないとね。
ゆっくりこっちから手抜きますって言って。
声をその時も掛け合いながら置いてください。
で、まあそうすると今日の見せ場大半終わりかな。新入りは。
新入りはね、そのぐらいがちょうどいいかもしれないですね。
そう。3時とかになるとまた飲み物買いに行ってこいって言われるかもしれないですけど
なんだろうな。たぶん1日で終わる現場の場合
だいたいまあその後半に差し掛かってくると
もう使わない道具は片付けていく。
あーそうですよね。
そう。のでそこは気の見せ用ですね。
これもう使わないですか?と。
特にでかいもの。かさばるものは。
これ使わないですか?なんですか?って言って。
あ、もういいよって言って。
インパクトとか最初に持って行っちゃダメだから。
ダメですね。
ダメだから。怒られっから。
そうですね。
なんかもうその作業終わったなーっていうものは
ちょっとずつちょっとずつ型しながら
反入口に近い場所とかに移動しながら
すると片付けがスムーズというか。
で終わった場所はまた剥くと。お掃除すると。
そうですね。
という感じで徐々に先輩たちはもう作業を続けてても
心理はちょっと片付けを視野に入れながら
なるほど。
長期スパンで考えていただいてっていう感じですかね。
そしたらここからは覚悟を決めなきゃいけないから
マスクして消毒して行きまして長野県に帰って
あれさ、東京とか海外とか行ったら何日か隔離しなきゃいけないとこあったじゃん。
あーそうだったかもしれないですね。
隔離部屋とかないから、はいイエス。仕事行きました。
言葉は隔離されてるから。
で、家に帰りました。
うちの中入らずに。
あ、ハイエス生活。
ハイエスの中で寝たり、ちょっと奥さんに食べ物を用意してもらって。
あ、そうだったんすか。
ハイエスでみたいな。
東京に農品行ったばっかりに。
農品行ってしばらくそんなことやってましたね。
そうだったんすか。うわそれきついな。
子供たちもさ、お父さん見えるのになんで入ってこないのかみたいな。
そうですよね。めちゃくちゃ不思議ですよね。
お父さんちょっと遠く行っちゃったから、ちょっとだけハイエスの中で。
で、みんなが夜寝静まった後に、家に入ってお風呂だけ借りて、またハイエスで寝るみたいな。
またハイエスで。
みたいなことをちょっとやってた時期があります。今で言えばね、これは笑い話ですけど。
笑い話ですけど。
当時はね、真剣にやってましたので。
そうですよね。
そんなこともありました。
いやーそれは、え、それ何日くらいやったんすか?5、6日?
もう3日4日やって、ちょっとしんどくて。もう症状出ないんだったらいいんじゃない?みたいな感じで、奥さんに解禁してもらいましたけど。
あーそうだったんですね。
そうそうそう。っていう感じのことがありました。
いやーそれはなかなかしんどいですね。
ハイエスしんどいね。車中泊ってしんどいなと思いましたね。
ね、なんかハイエスを車中泊仕様にね、改造する人たちもいっぱいいますけど。
そう、いっぱいいるけど。
あれ、花太郎さんの別にそうなってないですからね。
ただの荷台に寝てた。
ただの荷台に寝てただけです。
荷物用の毛布にくるまって寝てたっていう。
荷物用の毛布にね。
そう、背中痛いし。
そうですよね。
でも、もしかしたらこういう話、コロナ禍の話はもしかしていっぱいあるかもしれない。
いやー職人さんたち特有のね、コロナ禍エピソードはすごいありそう。
今、笑い話にできるんで、ちょっとメッセージ送っていただければ。
はいはい、確かにね。
まあみんなでね、今だから笑い飛ばそうみたいな。
いいかもしれない。
っていうのももしあればお待ちしております。
はい、ぜひ。
いやーこれで明日ちょうど現場だったっていう人がね、聞いてくれればいいですね。
確かにね。
はい。
これはもう、木工ナレッジめちゃくちゃ詰まってたんじゃないですか。
こういうのがナレッジ。
これナレッジじゃないですか。
これがナレッジね。
これ実は木工バラエティーという、皮をかぶった木工ナレッジ番組なんで。
実は。
確かに。
まあちょっと役に立たない回と役に立てる回が、
たまにね。
混在している。
たまにね。
というわけで、まあちょっとね、これね前々からやりたかったんですよ。
あ、そうなんですね。
そうそう、現場って僕すごい怖かったから、冒頭にも言ったけど、
すごいもう現場行く日も嫌でさ、何やったらいいかわかんないし、
なんか先輩たちはさ、自分で気づけよみたいな。
はい。
で、取り付けどんどんやってっちゃうし、
俺取り付けできねえしみたいな。
その家具作ってねえしわかんねえしみたいな感じだから、
仕事覚えたと思ってさ、
先輩が取り付けのビスをさ、やったはじからさ、
ビスキャップ、各種のキャップをつけてったりして、
いやまだやんなくていいからみたいな。
マジっすか、すいませんっつって。
また外すみたいな。
で、わかったと思っても、わかんないこともたくさんありますけど、
その都度先輩に聞いたり、
そうですね。
掃除して大きな声出してれば間違いありませんので、
みなさんも明日からの現場頑張ってほしいなと思います。
そうですね。