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2025-09-13 05:42

リズム練習250 from Radiotalk

サマリー

リズム練習の重要性や日本的リズム感の特徴について、ポピュラー音楽との違い、そして独自の体験を通じて考察しています。

リズムの練習と体験
ありがとうございます。リズムの練習をしていきます。
はい、ちょっと本を読んでいきます。
は、でスタートする方角。
先の一拍目のアップビートを忘れて平然としていられるのも、やはり僕らが日本的リズム感を深くその体質に刻みつけられているからなのでしょう。
意識できるところは変われるけど、無意識にやってしまう部分は、思わず僕ららしいリズム感がぽっかり顔をのどかせます。
ところでずいぶん前のことになりますが、ある三味線の押出さんに呼ばれて、方角の方々に中に混じってドラムを叩いたことがありました。
そこで参ったのが曲のカウントです。
洋楽だったらまず間違いなくワン、ツー、スリー、フォーとカウントがあって曲に入るのですが、方角にはこれがない。
押上さんがいきなりハッと入っちゃうんです。これにはどうしてもついていけなかった。
そこで押上さんに泣きつきました。
僕はポピュラー音楽の人間なのでハッじゃ曲に入れないし、それにどんなテンポでやるとも見当がつかない。
ひとつカウントを出してもらえないでしょう。
今思えば洋楽リズムと全く違う、全くそのアプローチや異なる方角を自分のペースに強引に引き寄せてしまおうとする大胆不適さに思わず責めんてしまいました。
無知とは恐ろしいものです。
それでも優しい押上さんは、はいはい、じゃあカウントを入れましょうね、とやってくれるのですが、
すると今度はそれまできちっと一拍目を出していた僕以外の皆さんがボロボロの状態になってしまう。
やっぱり方角はハッ出なきゃいけないと痛感したものです。
でも考えてみると洋楽のバンドをやっている人たちのこのハッはさほど無縁なものでもないんですよ。
仲間の演奏に慣れてくると結構ハッに近いもの。せーので奥を合わせて演奏できてしまう。
ダウンビート的リズム感というのは言ってみれば呼吸とかその場を支配している間に合わせていくと考えられなくもありません。
だから、慣れてくればそれなりに合ってくる。そうすれば今度はアップビートがなくなってしまいます。
僕は日本人的なダウンビートの方法論は間違いだとか、洋楽リズムに比べて劣るものだという考えは全くありませんし、
包みかざさず言えば、むしろ僕、今ではダウンビート的リズムの方に強い関心を持っているドラマーの一人なんです。
しかし、それでは本性と狙いとは違ってきます。はい、ここまでにしましょう。
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