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10月10日、昔は太鼓の日でしたね。
貴族の形成と歴史
トークの653回目、日本通史、貴族編ということでお話ししていきたいと思います。
貴族というのがですね、いつそもそもできたか。
貴族と豪族。
貴族と豪族。
これね、僕の中では、天皇を中心とした周りが貴族。
それ以外に力があるものを豪族という認識なんですけどね。
もともと豪族しかいなかったわけですよ。
豪族の中から力を持った人が、大和王朝というものを作ったわけですよ。
作ったというか、とりあえず豪族に争った形跡はどうもないみたいで。
話し合いで、だから上下関係、強力な上下関係は僕たちが思う以上になかったかもしれませんね。
大和朝廷とそれ以外で、中央集権にしたかったわけですよ。
なぜ中央集権にしたかったかというと、
公意的に見れば、外国、この当時の外国は中国、朝鮮だと思いますね。
だから明治維新とよく似てるんじゃないですかね。
明治維新も中央集権にしたい理由、外圧、海外列強から日本を守るという中で、
明治政府は中央集権にしてきたわけじゃないですか。
ただ、公意的じゃない見方をしていれば、外国から攻められるよと煽っておいて、権力を一つに集中させるという方法ですよね。
だから公意的に見ても、ちょっとうがった見方をしても、これ両方ありだと思うんですよ。両方ですよ。
明治維新を思い浮かべれば、
そうやって明治という中央集権にしてくれたおかげで、外国植民地になるのを防げたわけですからね。
ありがたいといえばありがたいですよね。
ただその反動として、特権回帰を作ってしまった。権力者というものを作ってしまったというのがありますよね。
だからこれね、やる人によるんじゃないですかね。
志が美しい人、吉田松陰さんみたいな、そういう人がやる分には問題ないと思うんだけど、
ちょっと邪心にまみれた人、私利私欲にまみれた人がやれば、むちゃくちゃになってしまいますよね。
だから今はその繰り返しなんです。中央集権があってバラバラとなって、また中央集権であって、
プロパガンダと天皇制
今は中央集権が強すぎるんですよ、日本がね。だからそれが今一度バラバラとなっていいのかなとは思いますね。
歴史の話だな、歴史の話。
中央集権にしたいわけですよ。
それで貴族、貴族の世界を作りたいわけですよ。
天皇制というのをうまく使ってですね、天皇はものすごく尊いもんですよ。
ただ天皇陛下には権力を持たさない。
けどものすごい尊いもんですよというモデルを作ったわけですよ。
それが今もそう続いてますよね。大したものですよね。
何度か天皇制というのがなくなる危機はあったとは思うんですけどね。
危機は未だに続いてますからね。
だからそれは不思議なことで、不思議なことでもないけどな。
天皇というものを持ってきて、これをものすごくものすごいものにして、
それを取り巻く。
人らが権力を持ってきた。それが貴族ですよね。
天皇陛下は天皇というものをものすごくものすごいものにしようと行ったことをどうしたかというと、
プロパガンダという手法を使ったわけですよ。
主なプロパガンダは古事記、日本書記だと思いますね。
一般的に言われているのは、日本書記は対外的、古事記は内的に、
国内的に書かれたと言われておりますね。
それらの書物をより親しまれるように文字という文化を発達させる必要があったんですよ。
だから古事記、日本書記、いくら立派なものを作ったとしても誰も読まなかった意味がないですね。
文字というものを発達させる必要があって、万葉集につながるわけですね。
万葉集というのはすごい書物らしいですよ。
何がすごいかというと、庶民から天皇まで、下っ端から頂点まで、
いろんな人が単価だけじゃないんですけど、いろんな文章を書いて、それを一冊にまとめたの。
今ちょっと僕も万葉集を勉強しているところではあるんですけどね。
文字というものに親しみを持つ。
教育と洗脳が一体化しているわけですよ。
日本書記、古事記、万葉集。
でもそれを悪いという、根直性という感じじゃないんですよね。
洗脳しやがって根直性。
そもそも貴族の起こりというのは、
藤原氏。
藤原氏というのは、どこから出てきたかというと、
結構昔から出てきているみたいなんですけど、表物体に出てきたのは大化の改新ですよね。
大化の改新で、藤原氏の初代藤原氏が天地天皇。
その当時は中野大江戸の王子と言われた人と手を組んでですね、パンと来たわけですよ。
その当時権力を持っていた蘇我氏をむちゃくちゃに打ちのめしたわけですよ。
と書かれているのが日本書記、古事記かな。
日本書記に書かれているのが大化の改新。
ところが、大化の改新、その日本書記を編纂したのは藤原氏ですからね。
藤原鎌足りの息子ですからね。
だから蘇我氏を大悪党に仕立てたわけですよ。
ただ、本当ですか?
いや本当かもしれないですよ。本当かもしれないけど。
ちょっとそれどうなんだろうと考えるのが普通だとは思うんですよね。
だから悪く言っているわけじゃないんです。だから悪く言っているわけじゃないんですよ。
だからプロパガンダしようとした、かなり大がかりなことですよね。
かなり大がかりなことで、かなりよくできた話だと思うんですよ。
日本書記、古事記って作って、文字という文化を広めようと思って万葉集みたいなの作ってみたり。
それは下下まで。下下まで天皇制を理解する必要があったわけですからね。
かなりよくできた仕組みで、貴族というものができてきた。
ただ天皇制というのは別に悪く言うわけじゃなくて、天皇制があったから僕たち国民が守られたわけですよ。
天皇には権力は何にもないんです。
ただ天皇の下に民というものがぶら下がっているわけです。
民は天皇のものなんですよ。
だから権力者が民に対して変なことをできない伝統ができてしまったわけですよ。
できてしまったというかなんですよ。
権力者は天皇があるから権力者になり得るわけで、
その天皇の下に民がいるということで、そっちもないがしろにできない。
そういう不思議な構図ができあがってしまったわけです。
だから僕たち日本は、わりと貧富の差もない歴史だったのかなと思っています。